JP2000094187A - 流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法 - Google Patents

流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法

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JP2000094187A
JP2000094187A JP10284750A JP28475098A JP2000094187A JP 2000094187 A JP2000094187 A JP 2000094187A JP 10284750 A JP10284750 A JP 10284750A JP 28475098 A JP28475098 A JP 28475098A JP 2000094187 A JP2000094187 A JP 2000094187A
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JP
Japan
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sink
top plate
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JP10284750A
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English (en)
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Keisuke Yano
野 圭 祐 矢
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流し台のシンクに天板を溶接するに際し、天
板を仮付溶接することなく、位置決めする方法を提供す
ること 【解決手段】 シンクS内に中子Imを配備して固定し、
流し台のシンクSに天板Tをシーム溶接するとき、前記
中子ImにおけるシンクSの周壁内面に近接する適宜複数
箇所に、前記シンクS周壁内面に対し進退可能であり、
かつ、前記シンクSと天板Tを位置決めする位置で天板
Tのシンク穴Hsの端面に当接させて固定可能な位置決め
ピンを配し、シンクSに対する天板Tの位置を前記ピン
により決めて当該天板TをシンクSに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流し台のシンクに
天板をシーム溶接するに際し、天板を仮付溶接すること
なく、位置決めする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流し台のシンクに天板をシーム溶接する
場合、天板をシンクに対し位置決めしてから溶接するの
であるが、この位置決めを行う方法としては、基本的に
は仮付溶接する方法が多く採用されている。
【0003】しかしながら、従来の仮付溶接方法では、
一旦、仮付溶接した個所を再度シーム溶接して溶接の均
一性を図っているが、このシーム溶接を行うと、ピンホ
ールが発生したり、歪が生じ易く、それを防ぐには微妙
な電流調整が必要で、技術的に問題があるばかりでな
く、仮付溶接のための設備、作業者、作業時間が必要と
なり、コスト高の原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来技術に鑑み、流し台のシンクに天板を溶接するに際
し、天板を仮付溶接することなく、位置決めする方法を
提供することを、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明位置決め方法の構成は、シ
ンク内に中子を配備して固定し、流し台のシンクに天板
をシーム溶接するとき、前記中子におけるシンクの周壁
内面に近接する適宜複数箇所に、前記シンク周壁内面に
対し進退可能であり、かつ、前記シンクと天板を位置決
めする位置で天板のシンク穴の端面に当接させて固定可
能な位置決めピンを配し、シンクに対する天板の位置を
前記ピンにより決めて当該天板をシンクに固定すること
を特徴とするものであり、より具体的な本発明方法の構
成は、シンク内に中子を配備し固定し、流し台のシンク
に天板をシーム溶接するとき、前記中子における前記シ
ンクの周壁内面に近接する適宜複数箇所に、前記シンク
周壁内面に対して進退固定自在の位置決めピンの受入孔
を有する調整ベースを取付け、前記受入孔に位置決めピ
ンを挿入して該ピンの外周端面を位置決めすべき天板の
シンク穴の端面に当接できるようにセットしておき、前
記調整ベースの固定位置を調整して天板のシンクに対す
る位置決めを行うことを特徴とするものである。
【0006】しかして、上記における調整ベースは、ボ
ルトを挿入する長穴を1又は複数個設けると共に、中子
の裏面に前記ボルトに対応する雌ねじを設けたナットプ
レートを取付け、前記長孔の長さの範囲内においてその
固定位置を調整するようにすればよく、また、調整ベー
スの設置個所は中子の外周を臨んで適宜間隔を以て少な
くとも3箇所以上とする。上記において、長穴が1個の
場合、ボルトの頭に回転用のレバーを設けたものを使用
すると、ボルトの緊締,弛緩用の工具が不要になる。
【0007】一般に、流し台のシンクに天板をシーム溶
接する場合、シンク内に中子を固定するため、該中子の
外周上にシンクに当接される当接片を中子本体に対して
可動に設けると共に、この可動当接片に接続して設けた
突っ張り装置によってシンクにその内側から前記当接片
を押付けて中子を突っ張り支持することにより、シーム
溶接時にシンクに歪が生じないようにしているが、本発
明はその中子を利用して天板のシンクに対する位置決め
を行うようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は本発明を適用する流し台の天板、
図2は図1の天板のシンク穴にシーム溶接されるシン
ク、図3は前記シンクに装着される中子の一例の平面
図、図4は図3の中子のX−X線矢視図、図5は本発明
位置決めピン装置の一例の要部を示す平面図、図6は図
5のY−Y線矢視図である。
【0009】図1は本発明方法を適用する流し台天板T
の一例の斜視図で、Hsは天板Tに形成したシンク穴、f2
はその穴Hsの縁で、図2に例示したシンクSの開口部上
面の縁f1がこの天板Tの縁f2の下面に当接させられた状
態で両者T,Sのシーム溶接がなされる。
【0010】上記天板Tの縁f2とシンクSの縁f1のシー
ム溶接においては、シンクSが溶接時に加わる外力によ
って変形したり、或は、位置決めしてクランプした前記
両方の縁f1,f2が位置ずれを生じないように、一例とし
て図3,図4に例示する中子Imが使用されるので、以下
にこの中子Imの概要について述べる。
【0011】図3,図4に例示した中子Imは、シンクS
の中に収まる平面略長方形の基本フレームBfに、ここで
は4本の支持脚Lsを下向きに具備すると共に、前記フレ
ームBfの外側四周に、平面から視た外周面がシンクSの
平面から視た内周面に即した形状に整形された当接片TP
を具備して形成されている。ここで、基本フレームBfの
四周に配備される当接片TPは、前記フレームBfに対して
可動な可動当接片TP1,TP2と、前記フレームBfに固定さ
れて不動の当接片TP3,TP4とにより形成される。
【0012】上記の可動当接片TP1とTP2とは、シンクS
における一つの長辺と一つの短辺とに対峙するように、
基本フレームBf上に配置され、フレームBf内に設けた
リンク式の進退機能Cuにおける進退ロッドSLに連結され
て、基本フレームBfに取付けられている。このように形
成された中子Imは、一例として図4に示す態様で、天板
Tの下においてシンクSの内部に配置されるが、本発明
では上記のような中子Imに、図5,図6に例示する構成
の位置決めピン装置を設けることにより、本発明方法を
実施できるようにしたものであるので、以下に説明す
る。
【0013】図5,図6において、1はシンクS内に配
備した中子Imの当接片TPにおいて、前記シンクSの周壁
内面に近接する適宜数箇所、図3の例では、固定当接片
TP3,TP4の個所に凹設した欠所、1aはこの欠所1に連続
して凹設したガイド溝、2はこの溝1aと前記欠所1に収
嵌した調整ベース、21は該調整ベース2に2個ずつ2列
設けたボルト挿入用の長孔、22は同じく調整ベース2の
先端側において前記欠所1に位置付けて形成した位置決
めピンPの取付部、23は該取付部22の中央部に設けた位
置決めピンPの受入孔、3は中子1の裏面において、前
記ねじ挿入用の長孔21に対応する雌ねじ31を形成したナ
ットプレートで、調整ベース2は、前記4個の長孔21か
らボルト24を中子Imの当接片TPに設けた長穴25を貫通さ
せてナットプレート3の雌ねじ31に螺合させることによ
り中子Imに取付けるようになっている。
【0014】而して、本発明方法を実施するには、予
め、中子ImをシンクSとシンクSを載架固定する下部電
極に固定しておき、図6に示すように、位置決めピンP
の端面(図6の左側)に天板Tのシンク穴Hsの内端面が
当るようにセットした後、天板TとシンクSの位置関係
を、調整ベース2を固定しているボルト24を緩め、位置
決めピンPの端面の出づらを調整することにより、位置
決めする。上記のようにして天板TとシンクSの関係を
位置決めした後、この天板TとシンクSを、天板Tがシ
ンクSに対して動かないようにクランプし、位置決めピ
ンPを取り外してから、シーム溶接を行うのである。
【0015】なお、溶接に際して、上記における位置決
めピンPの取り外しを確実に行うようにするため、セン
サー等の検出手段を具えたピン置き台を中子Imの空きス
ペースなど形成(図示せず)しておき、ピンPが置かれ
たことを前記検出手段が検出したら溶接が起動し、ピン
Pが戻されていないことが前記センサー等の動作により
判別されたら溶接が起動しないように制御することによ
り、ピンPの抜き忘れを防止することができる。因み
に、ピンPがピンの受入孔23に挿されたままであると、
シーム溶接機の上部電極と当該ピンPが干渉してその電
極を損壊したり、シンクSや天板Tの縁部を変形させて
しまうおそれが多い。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述のとおりであって、流し
台のシンクに天板をシーム溶接するに際し、シンク内に
中子を配備し固定して、該中子の前記シンクに近接する
適宜複数箇所に、位置決めピンの受入孔を有すると共に
固定位置を可変にした調整ベースを取付け、前記受入孔
に位置決めピンを挿入して該ピンの端面に天板のシンク
穴の端面に当るようにセットし、前記調整ベースの固定
位置を調整して天板の位置決めを行うようにしたから、
天板の仮付溶接が不要となるので、本シーム溶接におけ
る電流の調整が容易となり、シーム溶接の品質を向上さ
せることができる。
【0017】また、簡易なピンの挿入や固定ボルトの緊
緩操作で天板の位置決めを行うことができるので、作業
者に熟練度を要求されないばかりでなく、上述のように
溶接による仮付工程が省かれるため、設備、作業人員、
時間のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する流し台の天板。
【図2】図1の天板のシンク穴にシーム溶接されるシン
ク。
【図3】前記シンクに装着される中子の一例の平面図。
【図4】図3の中子のX−X線矢視図。
【図5】本発明位置決めピン装置の一例の要部を示す平
面図。
【図6】図5のY−Y線矢視図。
【符号の説明】 T 天板 S シンク f1,f2 縁 Im 中子 Bf フレーム Ls 支持脚 Hs シンク穴 TP 当接片 TP1,TP2 可動の当接片 TP3,TP4 不動の当接片 1 欠所 1a ガイド溝 2 調整ベース 21 ねじ挿入用の長穴 22 取付部 3 ナットプレート 31 雌ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンク内に中子を配備して固定し、流し
    台のシンクに天板をシーム溶接するとき、前記中子にお
    けるシンクの周壁内面に近接する適宜複数箇所に、前記
    シンク周壁内面に対し進退可能であり、かつ、前記シン
    クと天板を位置決めする位置で天板のシンク穴の端面に
    当接させて固定可能な位置決めピンを配し、シンクに対
    する天板の位置を前記ピンにより決めて当該天板をシン
    クに固定することを特徴とする流し台シーム溶接におけ
    るシンクに対する天板の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法によりシンクに対する天
    板の位置決めをし、天板とシンクの固定が終了したら位
    置決めピンを抜いてシーム溶接を開始する請求項1の流
    し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め
    方法。
  3. 【請求項3】 シンク内に中子を配備し固定し、流し台
    のシンクに天板をシーム溶接するとき、前記中子におけ
    る前記シンクの周壁内面に近接する適宜複数箇所に、前
    記シンク周壁内面に対して進退固定自在の位置決めピン
    の受入孔を有する調整ベースを取付け、前記受入孔に位
    置決めピンを挿入して該ピンの外周端面を位置決めすべ
    き天板のシンク穴の端面に当接できるようにセットして
    おき、前記調整ベースの固定位置を調整して天板のシン
    クに対する位置決めを行うことを特徴とする流し台シー
    ム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法。
  4. 【請求項4】 調整ベースは、ボルトを挿入する長孔を
    1又は複数個設けると共に、中子の裏面に前記ボルトに
    対応する雌ねじを設けたナットプレートを取付け、前記
    長孔の長さの範囲内においてその固定位置を調整するよ
    うにした請求項3に記載の流し台シーム溶接におけるシ
    ンクに対する天板の位置決め方法。
  5. 【請求項5】 ピン受入孔を有する調整ベースは、中子
    の外周上にシンクの周壁内面に向けて進退固定可能にし
    て少なくとも3個設ける請求項3又は4のいずれかに記
    載の流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位
    置決め方法。
JP10284750A 1998-09-22 1998-09-22 流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法 Pending JP2000094187A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102909512A (zh) * 2012-11-13 2013-02-06 江苏海大印染机械有限公司 一种支架的焊接定位装置
CN103056573A (zh) * 2012-12-13 2013-04-24 长沙中联消防机械有限公司 伸缩油缸座的焊接固定工装及伸缩油缸座的定位方法
CN104227217A (zh) * 2014-08-28 2014-12-24 湖州佳士不锈钢制品有限公司 一种专用于不锈钢水槽焊接的电焊机
CN105382471A (zh) * 2015-12-14 2016-03-09 常州潘那威科焊接装备技术有限公司 两工位钢碗吊环机器人焊接系统

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