JP3564006B2 - 帯状金属薄板の突き合せ接合装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主として、コイル状に巻き取られた帯状金属薄板(以下、ワークと呼ぶ)からリードフレーム等の各種部品を大量生産するプレスライン等に於いて利用されるものであり、ワークの末端部と始端部とをTIG溶接により突き合せ溶接する接合装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワークを連続的に供給し乍らリードフレーム等の部品を成形加工するプレスラインに於いては、プレス型内へのワークの挿入手数を省くため、繰り出し中のワークの終端部が近ずくと、ワークの供給を止めてその終端部へ、新たなワークの始端部を突き合せ溶接し、ワークをプレスラインへ連続的に供給するようにしている。
【0003】
ところで、上述の如きワークの突き合せ溶接に於いては、溶接部の機械的強度の確保だけでなく、溶接部の厚さや直線性等の点でも高精度が要求される。何故なら、溶接部の仕上げ精度が悪いと、プレス型に損傷を生じたり、溶接部を含んだ成形加工品の品質が極端に悪化するからである。
そのため、この種のワークの接合装置や接合方法については、各種の開発が行なわれ、また実用に供されている。
【0004】
図12乃至図16は、本願発明者が先きに特許第2899276号として公開したワークの突き合せ接合装置を示すものであり、図12乃至図16に於いて、a1 ・a2 はワーク、a1 ′・a2 ′は切断端部、tはワークの厚み、ωはワークの突き合せ部、Lは段差、GO は上部クランプ片の間隔、1はキヤビネット本体、1aは作業用テーブル、3は切断装置、4は溶接装置、5a・5bは上部クランプ、6a・6bはワーククランプ、7は圧延装置、8は操作スイッチ盤、9は操作パネル盤、10はキャスター、11はフットロック装置、12・13はケーブルリール、14は溶接用トーチ、15a・15bは下部クランプ、16a・16bは押えガイド板、17はセンター基準板、18はセンター押え板、20は電極棒、21はアーク、22a・22bはシリンダ、24はアークガイドねじである。
【0005】
図12乃至図16を参照して、ワークa1 ・a2 の突き合せ接合に際しては、先ずワークa1 の終端部及びワークa2 の先端部を切断装置3を用いて切断する。次に、ワークa1 の先端部をワーククランプ6a及び押えガイド板16aの下方へ通し、その切断端面をセンター基準板17の側面へ接当させた後、ワーククランプ6aによりワークa1 を固定する。同様に、ワークa2 の切断端面をセンター基準板17の他方の側面へ接当させたあと、ワーククランプ6bによりワークa2 を固定する。
【0006】
両ワークa1 ・a2 先端部のクランプが終れば、上部クランプ5a・5bを前方(即ち、下部クランプ15の上方位置)へ移動させ、その後、図15に示すように、センター押え板18を上部クランプ5a・5b間の隙間GO を通して上方より挿入し、センター基準板17の突出部17aをセンター押え板18の凹部18a内へ嵌合させ、ワーク切断端部a1 ′・a2 ′を下部クランプ15a・15b上へ押圧する。
【0007】
その後、センター押え板18を下方へ押えつつエアーシリンダ22a・22bによって下部クランプ15a・15bを上方へ移動させ、ワークa1 ・a2 及びセンター押え板18と一緒に、下部クランプ15a・15bをテーブル1aと同じ水平位置まで持ち上げる。
センター基準板17の下端部はキヤビネット本体1側へ固定されているため、下部クランプ15の上昇により、センター基準板17の突出部17aはワーク切断端部a1 ′・a2 ′の間隙から引き抜かれる。また、ワークa1 ・a2 の先端部は、テーブル1aと下部クランプ15a・15b上面との間に設けられた段差Lによって若干量だけ前方へ移動し、両切断端部a1 ′・a2 ′の端面同士が正確に突き合わさった状態で、上部クランプ5a・5bの先端部底面5a′・5b′と下部クランプ15a・15bの上面との間で緊密に固定される。尚、人手によって保持されていたセンター押え板18は、適宜に取り除きされる。
【0008】
ワーク切断端部a1 ′・a2 ′のクランプが終れば、次にスイッチ8の操作によって溶接装置4を作動させ、溶接用トーチ14を所定の位置まで自動的に下降させる。これにより、溶接用トーチ14のタングステン電極棒20の先端は、図16に示すようにアークガイドねじ24の頭部頂面近傍まで下降され、まず頭部頂面と電極棒20の先端間にアーク21が発生される。
アーク21が発生すると、電極棒20は所定の速度で矢印方向へ移動され、発生したアーク21はアークガイドねじ24のテーパー面24aを経過してワークの突き合せ部ωの端部へ引き継がれ、引き続き突き合せ部ωのTIG溶接が行なわれる。
【0009】
突き合せ部ωの他端(左端)まで溶接が完了すると、アーク21はストップされ、溶接装置4は上昇されたあと、原位置まで引き戻される。また、突き合せ部ωの溶接が終れば、突き合せ溶接部は圧延装置7の下方へ移動され、溶接部をローラによって圧延することにより、その厚みが均一にされたあと、当該突き合せ接合装置Aからフリーにされてプレス工程等へ送られて行く。
【0010】
上記特許第2899276号に係る金属薄板の突き合せ接合装置は、極薄のワークであっても両ワークa1 ・a2 の切断端面を簡単に、しかも正確に突き合わすことができ、部分的な重なりや間隙の全くない理想的な突き合せ接合部を溶接することになるため、高精度な溶接ができること、及び(2)発生したアーク21が、アークガイドねじ24のテーパー部24aを通してワークの突き合せ部ωの端部へ引き継がれるため、アーク21が不安定になったり、或いは溶接部ωの端部近傍に所謂溶け落ち等を生ずることが皆無になること等の優れた実用的効用を奏するものである。
【0011】
しかし、この特許第2899276号の突き合せ接合装置にも解決すべき多くの問題が残されている。
先ず第1の問題は、上部クランプ5a・5b間の間隙GO の調整の点である。
理想的な溶接を行なうためには、上部クランプ5a・5b間の間隙GO をワークaの厚さtに応じて適宜に調整する必要があり、一般にはワークの厚さtが大になれば間隙GO を広くし、また逆にワークの厚さtが小さくなれば、間隙GO を小さくする。例えば、ワークの厚さt=50μmの場合は間隙GO を0.6mmに、またt=0.1〜0.5mmの場合にはGO を1.0mm位いにするのが最適である。
【0012】
しかし、上部クランプ5a・5bの間隙GO を調整するためには、各クランプ5a・5bの固定ねじを一旦緩め、その後位置調整ねじの締め込み又は緩め戻しを行なって各クランプ5a・5bの位置を移動させ、最後に固定ねじを再締め込みする必要があり、手数がかかり過ぎるだけでなく、間隙GO を正確に調整するのが極めて難かしいと云う問題がある。
【0013】
第2の問題は、アークガイドねじ24の損耗の点である。アークガイドねじ24は銅又は銅合金により形成されている。そのため、アークスタート時の突入電流によってアークガイドねじ24の頭部中心部の外表面が損傷を受け易く、約20〜30回のアークスタート毎に取替えねばならなくなり、保守管理の手数や消耗品費が増大することになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記特許第2899276号の突き合せ接合装置に於ける上述の如き問題、即ち(1)上部クランプ5a・5bの間隙GO の調整に手数がかかるうえ、間隙GO の正確な調整が困難なこと、(2)アークガイドねじ24が損傷を受け易く、スタートアークが不安定になるうえ、ガイドねじ24の取替に手数がかかること等の問題を解決せんとするものであり、上部クランプ5a・5b間の間隙GO を所望の寸法に、バラツキを全く生ずることなしに正確に調整することができると共に、アークガイドねじ24を長期に亘って安定して使用できるようにした帯状金属薄板の突き合せ接合装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、帯状金属薄板を切断装置により切断し、切断端面同士を突き合せ固定すると共に、前記突き合せ部をTIG溶接装置により溶接するようにした接合装置に於いて、帯状金属薄板を載置する作業用テーブル1aを設けたキヤビネット本体1と、作業用テーブル1aの上方に間隔GO を設けて対向状に配設した上部クランプ5a・5bと、作業用テーブル1aの中央部に上・下動自在に且つ作業用テーブル1aと同一高さに支持可能に配設され、ワークaの進行方向と角度θで交叉する向きに二本の細幅のストッパーガイド溝23a・23bを並列状に有する下部クランプ15と、前記各ストッパーガイド溝23a・23b内に下部クランプ15の上面より僅かに頭部を上方へ突出させた状態で摺動自在に配設固定したストッパー26a・26bと、作業用テーブル1a上に上下動自在に設けられ、両ワークa1 ・a2 を作業用テーブル1a上へ保持固定するワーククランプ6a・6bと、前記ストッパーガイド溝23a・23bの中央線l2 の両側に位置して下部クランプ15上に配設され、両ワークa1 ・a2 の先端部近傍を下部クランプ15上へ押圧保持する押えガイド板16a・16bと、中央部に横幅Wの細幅状の溶接溝29が、また溶接溝29の両側に前記ストッパー26a・26bの頭部が嵌合する摺動溝30a・30bが夫々並行状に設けられ、前記下部クランプ15のストッパーガイド溝23a・23bの中央線l2 上で突き合せたワークaの両切断端部a1 ′・a2 ′の突き合せ部ωの上方に前記溶接溝29を位置させると共に、先端部を前記押えガイド板16a・16bの下方へ挿入させた状態でワークaの上部へ挿着したセッテイングプレート27と、下部クランプ15の帯状金属薄板a1 ・a2 の突き合せ部ωの溶接開始側の近傍に回転自在に挿着され、その頭部頂面上へTIG溶接装置4の電極棒20の先端部を位置せしめて溶接アーク21を発生させるアークガイドねじ24とを発明の基本構成とするものである。
【0016】
請求項2の発明は請求項1の発明に於いて、下部クランプ15のストッパーガイド溝23a・23bの中央線l2 とワークaの進行方向との交叉角θを約100〜110°としたものである。
【0017】
請求項3の発明は請求項1の発明に於いて、セッテイングプレート27の厚さを0.4〜0.8mmに、また溶接溝29の横幅Wを0.3〜5.0mmとするようにしたものである。
【0018】
請求項4の発明は請求項1の発明に於いて、セッテイングプレート27の溶接溝29の先端部にアークガイド25の外周面に嵌合する半円状の嵌合部31を設けるようにしたものである。
【0019】
請求項5の発明は請求項1の発明に於いて、アークガイド25を、円柱状の銅製本体25aの中心部に円柱状のタングステン材25bを備えた構成としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、本発明に係る突き合せ接合装置に於いて、前記図12乃至図16に示した接合装置の場合と同じ部位・部材には、これと同じ参照番号を使用するものとする。
本発明に係る帯状金属薄板の突き合せ接合装置の正面図は、先きに示した図12と同一であるため、当該図12を用いてその外形形状等を説明する。
また、図1は本発明の要部を示す縦断面図であり、図2は作業テーブル部分の平面図、図3はワークaをセットした状態を示す作業テーブル部分の平面図、図4はセッティングプレートを挿着した状態の作業テーブル部分の平面図、図5は溶接開示状態に於ける作業テーブル部分の平面図である。
【0021】
図12及び図1乃至図5を参照して、突き合せ接合装置Aは移動式の箱型に形成されており、作業用テーブル1aを設けたキヤビネット本体1の内部には、アルゴンガスボンベ及びその付属品、溶接用電源装置及びその制御装置、電源用ケーブルリール、後述する切断装置3や溶接装置4、圧延装置7等の駆動用モータ及び駆動用シリンダ、各駆動用モータや駆動用シリンダの制御装置等が格納されている。
【0022】
前記キヤビネット本体1の作業用テーブル1aの奥部には、切断装置3、溶接装置4及びワークの上部クランプ5a・5b等が前後方向へ移動自在に配設されている。また、テーブル1aの右側上方には圧延装置7が設けられており、更にワークの上部クランプ5a・5bの外方には、ワークランプ6a・6bが上・下動自在に設けられている。
【0023】
前記ワークaの上部クランプ5a・5bは、ワーク両端部a1 ′・a2 ′の上面側を保持するものであり、突き合せ部ωの溶接前にスイッチ盤8の操作により、テーブル1aの前方上方へ繰り出されてくる。
また、図1に示されているように、テーブル1aの中央部分には、下部クランプ15a・15bが、その上面を僅かにテーブル1aの上面より下方へ沈めた状態で上・下方向へ移動自在に配設されており、当該下部クランプ15a・15bを上方へ押し上げることにより、前記上部クランプ5a・5bと下部クランプ15a・15bとの間でワークの両端部a1 ′・a2 ′が保持固定される。
【0024】
前記切断装置3はワークa1 ・a2 の端部を直線状に切断するものであり、固定刃と可動刃とワーククランプ金具と切断テーブル等を備えており、切断装置3全体の前後方向への移動、可動刃の作動及びクランプ金具の作動等は、全て操作スイッチ盤8上のエアースイッチによって自動操作される。
尚、切断装置3はワークa1 ・a2 の切断時のみテーブル1a上へ引き出され、ワーク切断時以外はテーブル1a奥部へ押し込み格納されている。
【0025】
前記溶接装置4は所謂TIG溶接方式の溶接部であり、前記作動操作スイッチ盤8上のエアースイッチの操作により、溶接装置4の溶接用トーチ14の先端位置は自動的に設定位置に保持され、所定の速度で両ワークa1 ・a2 の両端面の突き合せラインωに沿って直線状に移動する。
尚、溶接装置4の構成及び作動、溶接機構等は全て公知であり、従ってここではその詳細な説明は省略する。
【0026】
前記圧延装置7は常時テーブル1aの右側部上に配設されており、受盤と圧延ローラとから構成されている。突き合せ部ωの溶接が完了すると、受盤上へ溶接部を位置せしめ、下方向への押圧力が加えられている圧延ローラを溶接部に沿って前後方向へ移動させることにより、溶接部を押圧してその厚みを均一にする。
【0027】
図1は、突き合せ接合装置Aの要部を示す縦断面図であり、図1及び図2に於いて、1aは作業用テーブル、5a・5bは銅製のワーク上部クランプ、6a・6bはワーククランプ、14は溶接用トーチ、15a・15bは銅製のワーク下部クランプ、16a・16bは鋼製の押えガイド板、17は薄鋼製のセンター基準板、19は作業用テーブル1aに穿設した四角状の孔部、20は電極棒、22a・22bはエアーシリンダ、25はアークガイド、26a・26bはストッパー、27はセッテイングプレートである。
【0028】
前記作業用テーブル1aはキヤビネット本体1の前面側の中間部に水平状に形成されている。また、作業用テーブル1aの中央部分には長方形状の孔部19が設けられており、この中に下部クランプ15a・15bが、エアーシリンダ22a・22bにより約3〜6mm程度のストロークで上・下動自在に配設されている。尚、本実施形態では下部クランプ15a・15bを分割しているが、これ等を一体として下部クランプ15としてもよいことは勿論である。
【0029】
前記上部クランプ5a・5bは銅材により形成されており、前述の通り前後方向へ水平移動自在に支持されている。即ち、両上部クランプ5a・5bの先端部は断面形状が三角状に形成されており、僅かな間隙GO を置いて対向状に配設した上部クランプの先端部底面5a′・5b′でもって、ワークa1 ・a2 の先端部上面を保持固定する。
尚、本実施例では、上部クランプ5a・5bは、上・下方向に移動せずに前後方向のみに水平移動をし、ワークa1 ・a2 のクランプ時に、スイッチ盤8の操作により前方の孔部19の上方位置まで移動され、水平姿勢で保持される。尚、上部クランプ5a・5bの下面は、テーブル1aの上面より後述するセッテイングプレート27の厚み分だけ高いレベルに保持されている。
【0030】
前記下部クランプ15a・15bは、銅材から成る厚板状の平盤体であり、前述の通りテーブル1aの中央部に設けた孔部19の内部に、上・下動自在に配設されている。即ち、下部クランプ15a・15bは、平常時(エアーシリンダの非作動時)には、その上面が図1に示す如く、作業用テーブル1aの上面よりも距離L=2〜4mm程度下方に位置するように配設保持されており、ワークa1 ・a2 のクランプ時には、エアーシリンダ22a・22bによりその上面が図1の位置から2〜4mm上方へ持ち上げられ、作業用テーブル1aの上面と水平な位置にまで上昇して、ワーク上部クランプ5a・5bとの間で、後述するセッテイングプレート27を介してワークa1 ・a2 の先端部を堅固に保持・固定する。
尚、前記段差距離Lは、ワークa1 ・a2 の厚さtに応じて適宜に調整可能な構成となっている。
【0031】
前記下部クランプ15a・15bには、図2に示すように、ワークaの突き合せ部ωの両側に細幅状のストッパーガイド溝23a・23bが並列状に形成されており、このストッパーガイド溝23a・23b内に、図6及び図7に示すような構造のストッパー26a・26bが、セッテイングプレート27の厚み分だけ下部クランプ15a・15bの上面より頭部を上方へ突出させた状態で前後方向へ移動自在に挿入され、固定ねじ34の締込みにより固定されている。
【0032】
また、前記下部クランプ15a・15bの間には、図1に示すように、厚さ0.1〜0.3mm程度の薄鋼板より成るセンター基準板17が、その上端部17aを僅かに上方へ突出させた状態で配設されており、両下部クランプ15a・15bが上方へ持ち上げられた時には、下部クランプ15a・15bの内方へ引き込まれた状態となる。
【0033】
前記押えガイド板16a・16bは、厚さ2〜3mm程度の帯状の短鋼板であり、前記ストッパーガイド溝の中央線l2 の両側に位置して配設されている。当該押えガイド板16a・16bの基端部(後方)は下部クランプ15へ固定されており、その前端部の下面と下部クランプ15の上面との間は、図4に示すようにワークa 1 ・a 2 とその上方に重ねたセッティングプレート27の先端部とを挿入するための僅かな隙間となっている。尚、ワークa1 ・a2 の溶接に際しては、後述するように両ガイド板16a・16bの下方へワークa1 ・a2 の先端部が挿入され、その後ワーク切断端部a1 ′・a2 ′の細かな位置決めが行なわれる。また、ガイド板16a・16bにはそのスプリング性を高めるために長孔28が穿設されている。
【0034】
前記セッテイングプレート27は、上部クランプ5a・5bの間の間隙GO をワークaの板厚に応じて適宜に調整するために、下部クランプ15a・15b上に於いて突き合せされたワークaの上方と、上部クランプ5a・5bとの間に挿着されるものである。
図8及び図9は、セッティングプレート27の平面図及び側面図であり、SUS、BsBM又はCu等の厚さ0.4〜0.8mmの薄板から略四角状に形成されている。
即ち、当該セッテイングプレート27の中央部には横幅Wが0.3〜5mm程度の細幅状の溶接溝29が設けられており、また、当該溶接溝29の両側には、前記下部クランプ15a・15bのストッパーガイド溝23a・23b内に固定したストッパー26a・26bの頭部が嵌合する摺動溝30a・30bが穿設されている。
更に、前記溶接溝29の奥部(即ち、溶接開始点側)には、後述するアークガイド25の外周面に接当する嵌合部31が形成されている。
【0035】
前記溶接溝29の横幅Wはワークaの厚みtと関連付けられており、厚みt=50μmのときW=0.6mm、t=0.1〜0.2mmのときW=1.0mm、t=0.2〜0.5mmのときW=1.0mm、t=1mmのときW=5.0mmに夫々選定されている。
【0036】
尚、セッテイングプレート27の材質はワークの材質や溶接部の温度等によって適宜に選定され、溶接時の熱伝導を低くく押える必要のある場合にはステンレス鋼板が使用される。
また、図8に於ける嵌合部31の中心(即ち、挿着孔35の中心)O1 と溶接溝29の中心線l1 との間には、嵌合部31の内径φが12.0mmであって且つ溶接溝29の中心線l1 とワークaの進行方向との交叉角θが100°のとき、約1.2mmの偏位Dが設けられている。
何故なら、当該偏位Dを設けないと、両切断端部a1 ′・a2 ′の接合部の溶接開始側端部が、アークガイド25の外周面へ接線状に接触しないからである。
【0037】
前記アークガイド25は銅材により形成されており、図10及び図11に示す外径12mmφの銅製本体25aの中央部に円柱状のタングステン材25bを固着したものであり、上面側に取出し用孔25cが、また側面にタングステン材の固定用ねじ孔25dが設けられている。
当該アークガイド25は、下部クランプ15の両ワークa1 ・a2 の突き合せ部ωの溶接開始側の端部に設けた孔部35に回動可能に挿着されており、ボールを利用した係止機構(図示省略)により容易に上方へ飛び出すことがないように保持されている。尚、アークガイド25を取り出す際には、前記取出し用孔25cへ専用治具を嵌合させ、上方へ引き上げする。
また、当該アークガイド25の頭部は平面状に形成されており、その外周部にはテーパー面25aが設けられている。また、アークガイド25の高さH′はワークaの厚さtに応じて10.2〜10.8mmの間で適宜に選定される。
【0038】
例えば、ワークaの厚さtが0.2mmのときには、図16に示したように当該アークガイド25の頭部高さは、溶接用トーチ14を作動させて電極棒20を下降させたときに、頭部頂面と電極棒20先端との間の距離S1 が0.1〜0.2mmとなるように調整されており、また、アークガイド25の側面とワークa1 ・a2 との間の距離S2 は0.2〜0.3mmに、ワークa1 ・a2 と電極棒20先端との間の距離S3 は0.3〜0.7mmに夫々設定されている。
尚、前記各距離S1 、S2 、S3 の大きさは、ワークaの厚tによって適宜に調整されることは勿論である。
【0039】
前記ワーククランプ6a・6bはワークa1 ・a2 の切断端部a1 ′・a2 ′から60〜100mm程度の部分をテーブル1a上へ固定するものである。当該ワーククランプ6a・6bは図1に示す如くシリンダ32によって作動され、シリンダ32のピストンに押え爪体33が支持固定されている。
【0040】
次に、本発明に係る接合装置の作動について説明をする。
先ず、図2に示す如く、ワークaの横幅寸法に応じてストッパーガイド溝23a・23b内のストッパ26a・26bの位置を調整し、固定ねじ34によりこれを固定する。
次に、図3に示すようにワークaの両切断端部a1 ′・a2 ′を押えガイド板16a・16bの下方へ挿入してセンター基準板17の両端部へ接当させると共に、ワーククランプ6a・6bを作動させて、ワークaを固定する。
【0041】
その後、図4に示す如くセッティングプレート27を下部クランプ15a・15bの上方へ載置し、その摺動溝30a・30b内へ前記ストッパ26a・26bの頭部を嵌合させると共に、先端部の嵌合部31をアークガイド25の外周面へ接当させる。
【0042】
次に、図5に示すように溶接装置4を前方へ移動させ、下部クランプ15a・15bの上方に位置させたあと、下部クランプ15a・15bのシリンダ22a・22bを作動させ、下部クランプ15a・15bを上方へ移動させる(図1参照)。これにより、前記センター基準板17はワークaの両切断端部a1 ′・a2 ′の端面の間から抜き取られると共に、下部クランプ15と上部クランプ5a・5bとの間で、ワークaの両切断端部a1 ′・a2 ′の端面同士が接当した状態で挾着保持される。
【0043】
上記各操作によってワークa1 ・a2 の突き合せ溶接の準備が完了し、最後に突き合せ部ωをTIG溶接する。
尚、前記シリンダ22a・22bによって下部クランプ15a・15bを上方へ持ち上げる前に、図15に示すように上部クランプ5a・5bの間隔GO を通してセンター押え板18を垂直状に挿入し、当該センター押え板18の下端面により前記ワークaの両切断端部a1 ′・a2 ′を下部クランプ15側へ押圧し乍ら下部クランプ15を上方へ移動させ、前記センター基準板17を両切断端面の間から抜き取ると共に、下部クランプ15と上部クランプ5a・5bとの間で両切断端部a1 ′・a2 ′を挾着保持し、次に、前記押え板18を取り除きしたあと、ワークaの突き合せ部ωをTIG溶接により接合するようにしてもよいことは勿論である。
【0044】
TIG溶接に際しては、先ず、電極棒20の先端を図5に示す如くアークガイド25の中心部に設けたタングステン材25bに対向させ、当該タングステン材25bとの間で初期アークを発生させる。その後、電極棒20を所定の速度でワークaの突き合せ部ωに沿って移動させる。これにより、初期アーク21はアークガイド25のテーパー面を経て突き合せ部ωへ引き継がれ、所謂溶け落ちの無い優れた突き合せ溶接が行なわれる。
【0045】
前記アークガイド25は下部クランプ15上に設けたアークガイド挿着孔35内へ図16の場合と同様にその頭部を所定の寸法S1 だけ上方へ突出させた状態で挿着されており、アークガイド25のセッテイング位置を回動させることにより、頭頂部の全面が初期アークの移動通路として有効に活用される。
【0046】
また、下部クランプ15に設けたアークガイド体25の挿着孔35の中心位置O1 とセッテイングプレート27の溶接溝29の中心線l1 (即ち、両ストッパーガイド溝の中央線l2 )との間には、図8に示すように約1.2mmの偏位Dが設けられている。この偏位Dを設けることにより、アークガイド25の外径が12mmで、且つワークの突き合せ部ωの傾斜角θが100°〜110°のとき、突き合せ部ωの先端が丁度アークガイド25の外周面へ接線状に接当することになり、初期アーク21をより円滑にアークガイド25から突き合せ部ω上へ引き継ぎさせることができる。
【0047】
【発明の効果】
本願発明に於いては、ワークaの両切断端面の突き合せ部ωの上方に、中央部に所定の横幅Wの溶接溝29を備えると共にその両側に摺動溝30a・30bを並列状に形成して成る金属薄板製のセッテイングプレート27を挿着し、当該セッテイングプレート27を介して上部クランプ5a・5bと下部クランプ15a・15bとによって両ワークa1 ・a2 の突き合せ部ωを挾持する構成としている。
その結果、上部クランプ15a・15bの間隔GO が前記セッテイングプレート27の溶接溝29の横幅Wによって規制されることになり、従前の上部クランプ15a・15bの間隔GO を直接に調整する場合に比較して、TIG溶接に於ける上部クランプ間隔GO の調整が極めて容易となる。
【0048】
また、下部クランプ15a・15bにストッパーガイド溝23a・23bを設け、当該ストッパーガイド溝23a・23b内へ移動自在にストッパー26a・26bを固定すると共に、前記セッテイングプレート27の摺動溝30a・30bへ前記ストッパー26a・26bの頭部を嵌合させる構成としている。
その結果、セッテイングプレート27をワークaの突き合せ部ωの上方へ挿着するに際して、その位置規制を簡単に、しかも極めて正確に行なうことが可能となる。
【0049】
更に、本発明に於いては、初期アーク21を発生させるアークガイド25を、中心部にタングステン材25bを配設した構成としているため、アークガイド25の耐用年数が大幅に延伸され、半永久的使用が可能となる。
本発明は上述の通り優れた実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る突き合せ接合装置の要部を示す縦断面図である。
【図2】作業テーブル部分を示す平面概要図である。
【図3】作業テーブル上へワークをセットした状態を示す平面概要図である。
【図4】ワークの突き合せ部ωの上方へセッテイングプレートを挿着した状態を示す平面概要図である。
【図5】セッテイングプレート上へ上部クランプを移動させた状態を示す平面概要図である。
【図6】ストッパーの平面図である。
【図7】ストッパーの断面図である。
【図8】セッテイングプレートの平面図である。
【図9】セッテイングプレートの断面図である。
【図10】アークガイドの平面図である。
【図11】アークガイドの断面図である。
【図12】従前の突き合せ接合装置の正面図である。
【図13】突き合せ接合装置のワーク突き合せ部の平面概要図である。
【図14】突き合せ接合装置の要部を示す縦断面図である。
【図15】ワークの突き合せ部に於けるセンター押え板の挿着状態を示す拡大断面図である。
【図16】図13のイーイ視断面概要図である。
【符号の説明】
Aは突き合せ接合装置、a(a1 ・a2 )はワーク(帯状金属薄板)、a1 ・a2 はワークの切断端部、tはワークの板厚、ωはワークの突き合せ部、Lはテーブル1aと下部クランプ15間の段差、GO は上部クランプ片の間隔、θは交叉角、Wは溶接溝の横幅、l1 は溶接溝の中心線、l2 は両ストッパーガイド溝の中央線、H′はアークガイドの高さ、1はキヤビネット本体、1aは作業用テーブル、2は溶接用ガスボンベ、3は切断装置、4は溶接装置、5a・5bは上部クランプ、5a′・5b′は先端部底面、6a・6bはワーククランプ、7は圧延装置、8は作動操作スイッチ盤、9は操作パネル、10はキャスター、11はフットロック装置、12・13はケーブルリール、14は溶接用トーチ、15a・15bは下部クランプ、16a・16bは押えガイド板、17はセンター基準板、18はセンター押え板、19は作業テーブルの角状孔部、20は電極棒、21はアーク、22a・22bはエアーシリンダ、23a・23bはストッパーガイド溝、25はアークガイド、25aは銅製本体、25bはタングステン材、25cは取出し用孔、25dはタングステン材固定用ねじ孔、26a・26bはストッパー、27はセッテイングプレート、28は長孔、29は溶接溝、30a・30bは摺動溝、31は嵌合部、32はシリンダ、33は爪体、34はストッパー固定ねじ、35はアークガイドの挿着孔。
Claims (5)
- 帯状金属薄板を切断装置により切断し、切断端面同士を突き合せ固定すると共に、前記突き合せ部をTIG溶接装置により溶接するようにした接合装置に於いて、帯状金属薄板を載置する作業用テーブル(1a)を設けたキヤビネット本体(1)と、作業用テーブル(1a)の上方に間隔(GO )を設けて対向状に配設した上部クランプ(5a)・(5b)と、作業用テーブル(1a)の中央部に上・下動自在に且つ作業用テーブル(1a)と同一高さに支持可能に配設され、ワーク(a)の進行方向と角度θで交叉する向きに二本の細幅のストッパーガイド溝(23a)・(23b)を並列状に備えた下部クランプ(15)と,前記各ストッパーガイド溝(23a)・(23b)内に下部クランプ(15)の上面より僅かに頭部を上方へ突出させた状態で摺動自在に配設固定したストッパー(26a)・(26b)と、作業用テーブル(1a)上に上下動自在に設けられ、両ワーク(a1 )・(a2 )を作業用テーブル(1a)上へ保持固定するワーククランプ(6a)・(6b)と、前記ストッパーガイド溝(23a)・(23b)の中央線(l2 )の両側に位置して下部クランプ(15)上に配設され、両ワーク(a1 )・(a2 )の先端部近傍を下部クランプ(15)上へ押圧保持する押えガイド板(16a)・(16b)と、中央部に横幅(W)の細幅状の溶接溝(29)が、また溶接溝(29)の両側に前記ストッパー(26a)・(26b)の頭部が嵌合する摺動溝(30a)・(30b)が夫々並行状に設けられ、前記下部クランプ(15)のストッパーガイド溝(23a)・(23b)の中央線(l2 )上で突き合せたワーク(a)の両切断端部(a1 ′)・(a2 ′)の突き合せ部(ω)の上方に前記溶接溝(29)を位置させると共に、先端部を前記押えガイド板(16a)・(16b)の下方へ挿入させた状態でワーク(a)の上部へ挿着したセッティングプレート(27)と、下部クランプ(15)のワーク(a1 )・(a2 )の突き合せ部(ω)の溶接開始側の近傍に回転可能に挿着され、その頭部頂面上へTIG溶接装置(4)の電極棒(20)の先端部を位置せしめて溶接アーク(21)を発生させるアークガイド(25)とを具備したことを特徴とする帯状金属薄板の突き合せ接合装置。
- 下部クランプ(15)のストッパーガイド溝(23a)・(23b)の中央線(l2 )とワーク(a)の進行方向との交叉角θを約100〜110°とした請求項1に記載の帯状金属薄板の突き合せ接合装置。
- セッティングプレート(27)の厚さを0.4〜0.8mmに、また溶接溝(29)の横幅(W)を0.3〜5.0mmとするようにした請求項1に記載の帯状金属薄板の突き合せ接合装置。
- セッティングプレート(27)の溶接溝(29)の先端部にアークガイド(25)の外周面に嵌合する半円状の嵌合部(31)を設けるようにした請求項1に記載の帯状金属薄板の突き合せ接合装置。
- アークガイド(25)を、円柱状の銅製本体(25a)の中心部に円柱状のタングステン材(25b)を備えた構成とした請求項1に記載の帯状金属薄板の突き合せ接合装置。
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