JPH08276276A - パイプとボスとの溶接装置及びそのボス - Google Patents

パイプとボスとの溶接装置及びそのボス

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JPH08276276A
JPH08276276A JP7879195A JP7879195A JPH08276276A JP H08276276 A JPH08276276 A JP H08276276A JP 7879195 A JP7879195 A JP 7879195A JP 7879195 A JP7879195 A JP 7879195A JP H08276276 A JPH08276276 A JP H08276276A
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JP
Japan
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boss
hole
welding
pipe
projection
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Application number
JP7879195A
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English (en)
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Akitsugu Yamada
晃嗣 山田
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Yamada Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamada Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプにボスをスポット溶接するものにおい
て、そのボスの溶接位置決めを容易かつ精度よく行な
う。 【構成】 ボス1の溶接側面の中央に突起1cを一体形
成し、外周部に溶接用の爪部1eを一体形成する。パイ
プ2におけるボス1を溶接する部粉には穴2bを形成す
る。突起1cを穴2bに挿入してボス1とパイプ2とを
スポット溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプとボスとの溶接装
置及びそのボスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図4に示すように、テーブ
ルの天板10に金属製の脚11、11を折畳み可能に備
える場合、金属製脚11、11と金属製枠12に金属製
ボス13、13を溶接固着して、この両ボス13、13
間にステー14を連結することがある。
【0003】そして、このような金属製脚11や金属製
枠12に金属製ボス13を溶接する方法として、図5に
示すように、金属製ボス13の溶接面側に突起13aを
一体形成し、下部電極14上に金属製脚11又は金属製
枠12を水平状態に載せ、その上面に上記の金属製ボス
13を所定位置に載せ、その上面に上部電極15を加圧
載置し、両電極14、15間に電流を通して突起13a
でスポット溶接するようにしたものがある。
【0004】また、図6に示すように、金属板16の所
定位置に穴16aを形成し、下部電極17に突起17a
を形成し、金属板16を、その穴16aに突起17を挿
通して下部電極17上に載置し、突起18aを形成した
金属製ナット18を上記突起17aに挿通して金属板1
6上に載置し、該ナット18の上面に上部電極19を加
圧載置し、両電極17、19間に電流を通して突起18
aでスポット溶接するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図5に示す溶接方
法においては、ボス13を手作業で位置決めする必要が
あることから、作業能率が悪い上に高い位置精度を得る
ことが困難である。また、自動機によってボスを位置決
め載置する場合にも、高位置精度を得ることは困難であ
る。
【0006】また、図6に示す溶接方法においては、穴
16aと突起17aとによりナット18の位置決めは容
易であるが、上記のような長尺のパイプ11の中央付近
にボス13を溶接する場合には、突起17aを有する下
部電極17を、長尺なパイプ11の中央付近までパイプ
内に挿入することはできないことから、この溶接方法は
使用できない。また、パイプの裏側に下部電極17を挿
入する穴を形成することも考えられるが、現実的ではな
い。更にこの場合は、ナットの如く、ネジ穴又は穴を有
するものに限られる。
【0007】そこで本発明はパイプの外面にボスを溶接
するに際し、ボスの位置決め作業が容易でかつその位置
精度も高い溶接装置とそのボスを提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するもので、請求項1記載の発明は、パイプにボスを
溶接するものにおいて、ボス(1)の溶接側面の中央に
突起(1c)を一体形成し、溶接側面の外周部に溶接用
の爪部(1e)を一体形成し、パイプ(2)におけるボ
スを溶接する部分には穴(2b)を形成し、上記突起
(1c)を上記穴(2b)に挿入して溶接することを特
徴とするパイプとボスとの溶接装置である。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の突起(1c)が、その基部が大径の円錐状であるパイ
プとボスとの溶接装置である。請求項3記載の発明は、
主体部(1a)における溶接側面の中央に突起(1c)
を一体形成し、溶接側面の外周部に溶接用の爪部(1
e)を一体形成したことを特徴とするボスである。
【0010】請求項4記載の発明は請求項2記載の突起
(1c)が、その基部が大径の円錐状であるボスであ
る。
【0011】
【作用】溶接に際しては、下部電極(3)上にパイプ
(2)を、その穴(2b)を上にして載置し、ボス
(1)の突起(1c)を上記穴(2b)に挿入してその
ボス(1)の溶接用の爪部(1e)をパイプ(2)上に
載置する。
【0012】そして、上部電極(4)でボス(1)を加
圧して両電極(3)(4)に電流を通し、爪部(1e)
でスポット溶接する。このとき、ボス(1)は、その突
起(1c)と穴(2b)との嵌合により、所定の位置に
セットされる。
【0013】また、長尺なパイプ(2)の端部から遠く
離れた位置にボス(1)を溶接する場合にも、位置決め
用の穴(2b)以外の穴加工等は必要とせず、単にパイ
プ(2)を下部電極(3)上に載置するのみでよい。
【0014】また、上記突起(1c)を基部が大径の円
錐状とし、穴(2b)の内径を突起(1c)の基部付近
の外径と同径に形成することにより、爪部(1e)の融
解によってボス(1)の主体部(1a)がパイプ(2)
側に移動すると、その突起(1c)の外周のテーパ面
(1d)と穴(2b)の内面との係合によって、ボス
(1)が誘導され、そのボス(1)の中心X−Xと穴
(2b)の中心Y−Yとが一致する。そのため、精度の
高い位置決めが行なえる。
【0015】
【実施例】次に図1乃至図3に示す本発明の実施例につ
いて説明する。1は金属製のボスで、短円柱状の主体部
1aの上部に他部品と連結する連結部1bが一体に形成
されている。また、主体部1aの溶接側である下面の中
央部には位置決め用の突起1cが一体形成されている。
該突起1cは、裁頭円錐形に形成され、外周面が先細状
のテーパ面1dに形成されている。また、下面の外周部
には、溶接用の爪部1eが適宜間隔を有して複数個一体
に突出形成されている。図の実施例では、3個形成され
ている。
【0016】2は金属製の角パイプで、上記ボス1を取
付ける側の壁2aには、ボス1を取付ける部分に位置し
て穴2bが表裏方向に貫通形成されている。該穴2bの
直径は、上記ボス1に形成した突起1cの基部付近の外
径に設定されている。
【0017】この穴2bは金型によるプレス抜きで形成
し、その穴位置の精度が高く確保されている。次に溶接
作業について説明する。
【0018】予め、金属製の角パイプ2の壁2aに、金
型によるプレス抜きで穴2bを所定位置に形成してお
く。そして上記穴2bが明いた角パイプ2を図1に示す
ように、穴2bを上にして下部電極3上に載置する。次
いでボス1の突起1cを上記を穴2bに挿入してボス1
の爪部1eを角パイプ2上に載置する。次いで、上記の
ボス1を、その上部から上部電極4で加圧して、両電極
3、4間に電流を通す。
【0019】これにより、ボス1の爪部1eと、該爪部
1eが当接する部分の角パイプが融解して、ボス1が角
パイプ2に溶融固着する。この溶融時において、作業者
又は自動機は単に突起1cを穴2bに入れるのみでよ
く、その作業が極めて容易であり、また爪部1eの融解
によってボス1の主体部1aが角パイプ2へ接近する
と、突起1cが穴2b内を進行し、その突起1cのテー
パ面1dと穴2bの内面との係合によりボス1は、その
中心X−Xが穴2bの中心Y−Yに合致するように誘導
され、溶接の完了時点では、突起1cの基部付近の外周
全面が穴2bの内周全面に当接して、ボス1の中心X−
Xと穴2bの中心Y−Yが一致する。
【0020】そのため、穴2bの位置を機械的に精度良
く形成することにより、ボス1も所定位置に高い位置精
度で溶接される。また、角パイプ2が長尺で、その端部
から遠く離れた位置にボス1を溶接する場合において
も、角パイプ2を、その溶接部分に下部電極3が位置す
るように設置すればよく、角パイプ2に穴2b以外の加
工を施すことなく溶接できる。
【0021】尚、上記のようにボス1を溶接した角パイ
プ2を、図4に示すようなテーブルの脚11や枠12と
して使用し、ボス1、1間にステー14を嵌合して備え
る。
【0022】尚、ボス1の連結部1bは、上記の実施例
の形状に限るものではなく、他部品の連結に合った形
状、構造に形成するものである。また本発明は、図4に
示すようなテーブルに限るものではなく、その他の部品
にボスを固着する場合に適用できることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、作業者又は自動機は、ボスの突起をパイ
プの穴に挿入するのみの簡単な作業で良く、しかもボス
の位置決めを精度良く行うことができ、溶接作業が容易
になる。更に長尺なパイプに、その端部から遠く離れた
位置にボスを溶接する場合でも、パイプに上記の穴以外
の加工を施すことなく、上記の方法による溶接が可能で
ある。
【0024】請求項2記載の発明によれば、ボスの位置
決めが一層精度よく行なえる。請求項3記載及び請求項
4記載の発明によれば、上記の効果を発揮するボスを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す溶接状態の縦断面図。
【図2】 本発明におけるボスとパイプを示す断面図。
【図3】 本発明のボスを示すもので(a)は側面図、
(b)は下面図、(c)は(b)のA−A線断面図。
【図4】 本発明のボスを使用して組立られた例を示す
テーブルの正面図。
【図5】 従来の溶接装置を示す側面図。
【図6】 従来の他の溶接装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…ボス 1a…主体部 1c…突起 1e…爪部 2
…パイプ 2b…穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプにボスを溶接するものにおいて、
    ボス(1)の溶接側面の中央に突起(1c)を一体形成
    し、溶接側面の外周部に溶接用の爪部(1e)を一体形
    成し、パイプ(2)におけるボスを溶接する部分には穴
    (2b)を形成し、上記突起(1c)を上記穴(2b)
    に挿入して溶接することを特徴とするパイプとボスとの
    溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の突起(1c)が、その基
    部が大径の円錐状であるパイプとボスとの溶接装置。
  3. 【請求項3】 主体部(1a)における溶接側面の中央
    に突起(1c)を一体形成し、溶接側面の外周部に溶接
    用の爪部(1e)を一体形成したことを特徴とするボ
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の突起(1c)が、その基
    部が大径の円錐状であるボス。
JP7879195A 1995-04-04 1995-04-04 パイプとボスとの溶接装置及びそのボス Pending JPH08276276A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110116663A (ko) * 2010-04-20 2011-10-26 현대자동차주식회사 간접식 편방향 스폿 용접 장치와 방법
CN104014972A (zh) * 2014-07-02 2014-09-03 中核(天津)科技发展有限公司 内支撑式定位点固焊装置
CN113579448A (zh) * 2021-07-30 2021-11-02 奇瑞汽车股份有限公司 凸焊定位机构

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