JPH0644543Y2 - ナット溶接治具 - Google Patents

ナット溶接治具

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JPH0644543Y2
JPH0644543Y2 JP1988135735U JP13573588U JPH0644543Y2 JP H0644543 Y2 JPH0644543 Y2 JP H0644543Y2 JP 1988135735 U JP1988135735 U JP 1988135735U JP 13573588 U JP13573588 U JP 13573588U JP H0644543 Y2 JPH0644543 Y2 JP H0644543Y2
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JP
Japan
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nut
jig
floating electrode
work
welding
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JP1988135735U
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JPH0259885U (ja
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真 澤井
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プロジェクションナットをパネル等に溶接
するため利用されるナット溶接治具に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
自動車の車体を構成している鋼板製パネルにはプロジェ
クションナットが多数個溶接にて取付けられている。
従来、自動車用車体パネルなどのワークにプロジェクシ
ョンナットを溶接する場合、例えば第2図に示す如き溶
接装置が用いられている。この溶接装置は、始めにスポ
ット溶接機などの固定側電極(1)のナット収納凹部
(2)に図示のようにプロジェクションナット(3)を
上から嵌め込み、次いでプロジェクションナット(3)
にワーク(4)を載置させ予め穿ってあるボルト穴部
(5)とプロジェクションナット(3)の位置を合わせ
てセットした後、可動側電極(6)を下降させワーク
(4)に直接当てて加圧通電すると、プロジェクション
ナット(3)の突起部分(3a)に大電流が流れて溶融
し、プロジェクションナット(3)がワーク(4)に溶
接される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したように、固定側電極(1)のナット収納凹部
(2)にプロジェクションナット(3)を嵌め込むた
め、ナット(3)とワーク(4)を予め当接させた状態
でセットする必要があり、ワーク(4)をプロジェクシ
ョンナット(3)上に載置させるときの衝撃でプロジェ
クションナット(3)が固定側電極(1)のナット収納
凹部(2)から飛び出して、溶接ミスが生じる不具合が
あった。
特に、溶接面が傾斜している場合はプロジェクションナ
ットも傾斜した状態で保持する必要があり、ワークとの
接触時にナットが落下し易くなる。
この考案は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その
目的はワークセット時のプロジェクションナットの飛び
出しを防止するナット溶接治具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、段部を有する嵌挿
穴が所望の位置に形成された治具本体と、該治具本体の
嵌挿穴にスライド自在に嵌挿され、先端にナット収納凹
部を形成すると共に、外周に前記嵌挿穴の段部に掛合す
るフランジ部が形成された遊動電極と、該遊動電極のナ
ット収納凹部に突設された位置決めピンと、前記治具本
体に遊動電極を抜け止め保持するために固着された保持
板とからなり、ワークをセットした後に前記遊動電極を
可動させて当該遊動電極のナット収納凹部に収納される
ナットをワークへ当接させるものである。
〔作用〕
始めに遊動電極のナット収納凹部にプロジェクションナ
ットを位置決めピンに挿通させて嵌め込み、次いでプロ
ジェクションナットの上方に隙間を設けてワークをセッ
トし、この状態で通常のスポット溶接ガンの溶接チップ
で加圧挟持することによりプロジェクションナットをワ
ークに溶接するものである。
〔実施例〕
第1図はこの考案に係るナット溶接治具(10)の一実施
例を示したものである。
同図において、(11)は治具本体で、段部(12a)を有
する嵌挿穴(12)が所望の位置に形成される。(13)は
治具本体(11)の嵌挿穴(12)にスライド自在に嵌挿さ
れた遊動電極で、先端にナット収納凹部(14)を形成す
ると共に、外周の一部に嵌挿穴(12)の段部(12a)と
掛合するフランジ部(13a)が形成される。(15)は遊
動電極(13)のナット収納凹部(14)に絶縁材(16)を
介して突設させた位置決めピンで、プロジェクションナ
ット(17)を挿通できる大きさに形成されている。(1
8)は遊動電極(13)を抜け止め保持する保持板で、ビ
ス(19)により治具本体(11)に止着される。
上記構成において、この考案に係るナット溶接治具(1
0)によりプロジェクションナット(17)をワーク(2
0)に溶接するには、始めに遊動電極(13)のナット収
納凹部(14)にプロジェクションナット(17)を位置決
めピン(15)に挿通させて嵌め込み、次いでプロジェク
ションナット(17)の上方に図示するようにワーク(2
0)を隙間(l)を設けて支持して予め穿ってあるボル
ト穴部(21)とプロジェクションナット(17)の位置を
合わせてセットする。この後、周知の溶接ガンを用いて
その一対の溶接チップ(22)(23)でナット溶接治具
(10)及びワーク(20)を挟持加圧する。すると、溶接
チップ(22)で遊動電極(13)が押圧されて上方へスラ
イドしてプロジェクションナット(17)がワーク(20)
に当接する。そして、この状態で溶接チップ(22)(2
3)間に通電することによりワーク(20)とプロジェク
ションナット(17)とは突起部分(17a)で溶接され
る。この後、溶接チップ(22)(23)を解放すると、遊
動電極(13)は自重により元の位置に戻り、プロジェク
ションナット(17)が離れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案のナット溶接治具によれ
ばワークをプロジェクションナットから離した状態でセ
ットすることができるから、従来のようなワークセット
時のプロジェクションナットの飛び出しを防止すること
ができ、これにより溶接ミスが防げて作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るナット溶接治具の一実施例を示す
図面、第2図は従来のプロジェクションナットの溶接装
置を示す図面である。 (10)……ナット溶接治具、(11)……治具本体、 (12)……嵌挿穴、(13)……遊動電極、 (14)……ナット収納凹部、(15)……位置決めピン、 (16)……絶縁材、 (17)……プロジェクションナット、 (18)……保持板、(20)……ワーク、 (22)(23)……溶接チップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段部を有する嵌挿穴が所望の位置に形成さ
    れた治具本体と、 該治具本体の嵌挿穴にスライド自在に嵌挿され、先端に
    ナット収納凹部を形成するとともに、外周に前記嵌挿穴
    の段部に掛合するフランジ部が形成された遊動電極と、 該遊動電極のナット収納凹部に突設された位置決めピン
    と、 前記治具本体に遊動電極を抜け止めするために固着され
    た保持板とからなり、 ワークをセットした後に前記遊動電極を可動させて当該
    遊動電極のナット収納凹部に収納されるナットをワーク
    へ当接させることを特徴とするナット溶接治具
JP1988135735U 1988-10-17 1988-10-17 ナット溶接治具 Expired - Lifetime JPH0644543Y2 (ja)

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JP1988135735U JPH0644543Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 ナット溶接治具

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JPH0259885U JPH0259885U (ja) 1990-05-01
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ID=31395611

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136381U (ja) * 1984-08-06 1986-03-06 日産自動車株式会社 ナツト溶接治具
JPH0347749Y2 (ja) * 1985-05-02 1991-10-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0259885U (ja) 1990-05-01

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