JP2882244B2 - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JP2882244B2
JP2882244B2 JP5183001A JP18300193A JP2882244B2 JP 2882244 B2 JP2882244 B2 JP 2882244B2 JP 5183001 A JP5183001 A JP 5183001A JP 18300193 A JP18300193 A JP 18300193A JP 2882244 B2 JP2882244 B2 JP 2882244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的薄板からなる
溶接構造物を製造するに際して、被溶接物を位置決めし
て拘束すると共に、当該被溶接物にスポット溶接とアー
ク溶接を施すのに利用される溶接装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車の車体組立て工程
において、ボディサイドの組立てを行うに際しては、リ
ヤフェンダ,インナリヤフェンダ,アウタルーフレー
ル,インナルーフレール,フロントピラー,カウルサイ
ドなどの各パネルをクランプ装置を備えた多数のゲージ
ポストを用いてフィクスチャベース上に位置決めしたう
えでその位置にクランプし、スポット溶接ロボットおよ
びアーク溶接ロボットを用いて所定の箇所をそれぞれ溶
接するようにしていた。 なお、アーク溶接電源のアー
スケーブルはフィクスチャベースに接続されているの
で、ゲージポストのうちベアリング機構部を備えた切換
えポストには、当該ポストにアース電流が流れないよう
に絶縁プレートを設けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の溶接方法においては、スポット溶接ロボットが各ゲ
ージポストをかわしながらそれぞれの溶接箇所を溶接し
なければならないので作業性が良くないばかりか、スポ
ット溶接ロボットとアーク溶接ロボットとあいだで干渉
が生じるため、スポット溶接ロボットが近くの打点を溶
接したのちアーク溶接を行うようにしており、アーク溶
接ロボットに待ち時間が生じ、時間的ロスとなるという
問題点がある。 さらに、切換えポストを絶縁するため
に設ける絶縁プレートは、ベークライトなどからなるも
のであって、いずれも圧縮性があるためにゲージの精度
が劣化すると共に、アーク溶接時のアース電流の流れが
一定しないので溶接部位によって溶接品質がばらつくと
いう問題点があり、これら問題点の解消が、自動車の車
体組立て工程における作業能率上の、あるいは品質上の
課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、従来の溶接装置における上
記課題に着目してなされたものであって、ゲージポスト
の絶縁処理が不要で被溶接物の位置決め精度が高く、ア
ーク溶接部の品質のばらつきや、アーク溶接ロボットの
待ち時間がほとんど生じることなく円滑にスポット溶接
およびアーク溶接を行うことができる溶接装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる溶接装
置は、被溶接物にスポット溶接とアーク溶接を施すため
の溶接装置であって、前記被溶接物をベース上の所定位
置にクランプする複数のゲージポストと、前記被溶接物
の複数箇所にそれぞれスポット溶接を施すための複数の
スポットガンと、前記スポットガンの各電極にケーブル
を介してそれぞれ接続され、当該電極に通電するための
給電端子を備えると共に、前記複数のスポットガンの電
極の少なくともひとつにアーク溶接用電源のア−スケー
ブルを接続してなる構成としたことを特徴としており、
このような溶接装置の構成を前述した従来の課題を解決
するための手段としている。
【0006】
【発明の作用】この発明に係わる溶接装置においては、
スポットガンの電極のひとつにアーク溶接用電源のアー
スケーブルが接続されており、当該スポットガンによる
溶接を終えたのち電極を加圧したままの状態でアーク溶
接ロボットによるアーク溶接を行うことによって、アー
ク溶接時のアース電流が前記スポットガンによる溶接部
を介してアースケーブルに流れ、ゲージポストには電流
が流れなくなるのでゲージポストを絶縁処理する必要が
なく、ゲージ面の精度が向上することになる。また、こ
れによりアース電流経路が安定するのでアーク溶接部の
溶接品質にばらつきが発生しないようになる。
【0007】さらに、スポット溶接に際しては、スポッ
トガンによって溶接部を加圧したのち、給電端子を介し
て前記スポットガンの電極に給電がなされるので、当該
電極端子をアーク溶接ロボットから適当に離れた位置に
配設することによって、最初のスポット溶接によってア
ーク溶接電流のアース経路が確保されたのちは、スポッ
ト溶接とアーク溶接を並行して実施したとしてもアーク
溶接ロボットの動きが制限されるようなことがなくな
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて具体的に説
明する。
【0009】図1ないし図2は、この発明に係わる溶接
装置の一実施例を説明するものであって、図1は、自動
車の車体組立て工程において、ボディサイドの組立てを
行うための溶接装置の構造および被溶接物の拘束要領を
示す全体図である。
【0010】図において、溶接装置1は、ベース2上
に、この実施例では合計18基のゲージポスト3を備え
ており、これらゲージポスト3はそれぞれクランプ装置
を有し、被溶接物であるボディサイド4を構成するリヤ
フェンダ,ルーフレール,フロントピラーなどのパネル
を前記ベース2上に正確に位置決めし、その位置にクラ
ンプするようになっている。
【0011】また、当該溶接装置1は、前記ベース2上
に、この実施例では合計6基のスポットガン5ないし1
0を備えており、第1ないし第4のスポットガン5,
6,7,8によって前記ボディサイド4のリヤフェンダ
部分に、第5および第6のスポットガン9および10に
よってボディサイド4のサイドシルパネル部分に、それ
ぞれスポット溶接を施すように配設してある。
【0012】これら第1ないし第6のスポットガン5〜
10のそれぞれ両電極は、ケーブル5aないし10aを
介して第1ないし第6の給電端子11〜16にそれぞれ
接続されている。
【0013】これら給電端子11ないし16のうち、第
1の給電端子11は、図2に示すように上下2枚の金属
板11aおよび11bの間に絶縁体11cを介在させた
ものであって、前記金属板11a,11bは、ケーブル
5a,5aを介して前記第1のスポットガン5の両電極
にそれぞれ接続され、ボディサイド4の溶接打点を当該
スポットガン5の両電極によって加圧した状態におい
て、前記金属板11aおよび11bをスポット溶接ロボ
ットの両電極17,17で加圧し、給電することによっ
て前記溶接打点に通電させ、これによって当該打点の溶
接が実行されるようになっている。
【0014】他の給電端子12ないし16についても、
前記第1の給電端子11と同様の構造を有し、それぞれ
対応するスポットガン6ないし10の両電極に同様に接
続されており、これら第1ないし第6の給電端子11〜
16は、アーク溶接ロボット18の作動範囲外であっ
て、被溶接物であるボディサイド4から離れた位置にま
とめて配設され、これら給電端子自体や接続ケーブル、
さらには前記スポット溶接ロボットがアーク溶接ロボッ
ト18の動きを妨げないようにしてある。
【0015】さらに、前記6基のスポットガン5ないし
10のうちの第1のスポットガン5には、その一方の電
極に前記アーク溶接ロボット18の溶接用電源19のア
ースケーブル19aが接続されている。
【0016】以下に、上記構造を備えた溶接装置1を用
いて、ボディサイド4にスポット溶接とアーク溶接とを
施す過程について説明する。
【0017】まず、溶接装置1のゲージポスト3を利用
して、ボディサイド4を構成する個々のパネルをそれぞ
れ所定の位置に位置決めし、各ゲージポスト3に備えた
シリンダを作動させることによって、これらの各パネル
を所定の位置にクランプする。
【0018】次に、各スポットガン5ないし10の加圧
用シリンダを作動させ、各スポット溶接打点を各スポッ
トガンの電極によって加圧する。 この間に、スポット
溶接ロボットが第1の給電端子11にアプローチする。
【0019】次いで、スポット溶接ロボットの両電極1
7,17が前記第1の給電端子11の金属板11a,1
1bを溶接する要領で加圧し、給電することによって、
第1のスポットガン5の電極間に電流が流れ、当該部位
にスポット溶接が施される。なお、この間にアーク溶接
用ロボット18が図1中に矢印Aで示す所定のアーク溶
接箇所にアプローチしている。
【0020】そして、前記第1のスポットガン5による
溶接打点を加圧したままの状態において、アーク溶接用
ロボット18による4箇所のアーク溶接(プラグ溶接)
が開始される。 なお、このときの溶接電流は、前記第
1のスポットガン5による溶接打点から当該スポットガ
ン5の電極を経て、アーク溶接用電源19のアースケー
ブル19aに流れることになるので、アース電流経路が
安定しアーク溶接部の品質のばらつきが解消されると共
に、絶縁処理を施さなくてもゲージポスト3に溶接電流
が流れることがなくなるので、ゲージ面精度が向上し、
成品の寸法精度を高めることができるようになる。
【0021】この後、スポット溶接ロボットにより、第
2ないし第6の給電端子12〜16を加圧し、当該端子
12〜16に溶接を施す要領で給電を行い、第2ないし
第6のスポットガン6〜10によるスポット溶接を順次
実行すると共に、前記アーク溶接用ロボット18による
アーク溶接を行う。 このとき、スポット溶接ロボット
は、まとめて配設された各給電端子11ないし16を加
圧しながら順次給電して行くだけでよいので作業性が向
上すると共に、アーク溶接ロボットとの干渉もないので
スポット溶接とアーク溶接とを同時に行うことができ、
両溶接ロボットの稼働率が大幅に向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
溶接装置は、上記構成としたものであるから、アーク溶
接時のアース電流がスポット溶接部からスポットガンの
電極を介してアースケーブルに流れるので、安定な溶接
が可能となり、ゲージポストに絶縁処理を施す必要がな
くなることから、溶接品質および寸法精度が向上すると
共に、スポット溶接とアーク溶接とをほとんど並行させ
て行うことが可能になって、溶接時間の短縮ができると
いう優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる溶接装置の一実施例として自
動車のボディサイド組立て用の溶接装置の構造および被
溶接物の拘束状態を示す説明図である。
【図2】図1に示した溶接装置の給電端子の構造および
スポットガンとの接続状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 溶接装置 2 ベース 3 ゲージポスト 4 ボディサイド(被溶接物) 5,6,7,8,9,10 スポットガン 5a,6a,7a,8a,9a,10a ケーブル 11,12,13,14,15,16 給電端子 19 アーク溶接用電源 19a アースケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/32 B23K 9/00 501 B23K 11/11 530 B62D 65/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被溶接物にスポット溶接とアーク溶接を
    施すための溶接装置であって、 前記被溶接物をベース上の所定位置にクランプする複数
    のゲージポストと、 前記被溶接物の複数箇所にそれぞれスポット溶接を施す
    ための複数のスポットガンと、 前記スポットガンの各電極にケーブルを介してそれぞれ
    接続され、当該電極に通電するための給電端子を備える
    と共に、 前記複数のスポットガンの電極の少なくともひとつにア
    ーク溶接用電源のア−スケーブルを接続してなることを
    特徴とする溶接装置。
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