JP3307812B2 - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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JP3307812B2 JP29831195A JP29831195A JP3307812B2 JP 3307812 B2 JP3307812 B2 JP 3307812B2 JP 29831195 A JP29831195 A JP 29831195A JP 29831195 A JP29831195 A JP 29831195A JP 3307812 B2 JP3307812 B2 JP 3307812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,立体形状を有する
被溶接物を溶接するスポット溶接装置の改良に係り,従
来に較べて構造的に簡略されたスポット溶接装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなスポット溶接装置の従来の
一例が図2に示されている。この装置は立体構造物の例
としてトンネル部50を有する自動車のフロアパネル5
1を溶接するものである。このような溶接の場合,立体
形状を有するトンネル部50の溶接が問題であり,従来
例では,図示のように3個の溶接面52a,52b,5
2cの×印で示す溶接点をスポット溶接するために,上
記立体形状のトンネル部50の内面に沿った形状の固定
電極53を上記フロアパネル51の立体部内面に密に嵌
合させると共に,上記×で示す各溶接点に対向して溶接
電極53a,53b…53fを設け,各溶接電極53a
…と固定電極50間に順次溶接電流を流して溶接点をス
ポット溶接するようにしている。このような溶接装置を
マルチタイプのスポット溶接装置と呼んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマルチ溶
接装置では,図示のように立体形状に対応して溶接電極
53a,53b…を設けているので,溶接点の数だけ溶
接電極が必要でコスト高であると共に,車種に対応して
トンネル部50の形状が変化すると,その都度新たに溶
接電極を組み直した装置を更新しなければならないの
で,その意味でもコストの高い装置である。このような
点を改良するために2個の溶接電極をペアとして溶接電
流を流すシリーズタイプの溶接装置とすることも可能で
あり,これによって電極数が半分になる可能性もある
が,上記シリーズ溶接では2個の溶接点に直列に電流が
流れるので無効分流が大きく,例えば3枚重ねの溶接は
出来ないと言った問題点があった。従って,本発明が目
的とするところは,マルチタイプのスポット溶接装置に
おける部品点数の多さや,溶接対象物の形状の変化に伴
う装置形状の変化などの欠点のない構成とすることによ
り,コストの低下を図ると共に,例えば3枚重ねの溶接
をも可能とするスポット溶接装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,立体形状を有する被溶接物を溶接するスポ
ット溶接装置において,上記被溶接物の立体形状に沿っ
た形状をなし上記被溶接物に密に嵌合する固定電極と,
上記固定電極に電気的に接続され,上記被溶接物の立体
形状を構成する各溶接面と同じ方向の面或いは球面を具
備するピン側電極と,上記固定電極に対向し,被溶接物
を介して固定電極に押圧される固定側スポット電極と,
上記ピン側電極に対向し,溶接時に該ピン側電極に接触
するピン側スポット電極と,上記固定側スポット電極に
対して上記ピン側スポット電極を所定の指向角度を保っ
たまま相対的に進退駆動するアクチュエータと,上記固
定側スポット電極,ピン側スポット電極及びアクチュエ
ータをその手先に取り付けて一体的に移動させるロボッ
トとを具備してなるスポット溶接装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
を具体化した実施形態につき説明し,本発明の理解に供
する。尚,以下の実施形態は,本発明を自動車のフロア
パネルのトンネル部を溶接する装置に適用した一例であ
って,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施形態に係るスポット
溶接装置の概要を示す正面図である。図2に示す従来の
装置構造と共通の要素には同一の符号を使用し,その説
明を省略する。図1に示すように,このスポット溶接装
置1は,上記被溶接物であるフロアパネル51の立体状
のトンネル部50の内面形状に沿った形状をなし,上記
トンネル部50に密に嵌合する固定電極53と,上記固
定電極53に電気的に接続され,上記フロアパネル51
の立体形状を構成する各溶接面52a,52b,…52
eと同じ方向の面2a,2b,…2eを具備し,フロア
パネル51とは絶縁されているピン側電極3と,上記固
定電極53に対向し,被溶接物であるフロアパネル51
のトンネル部50を介して上記固定電極53に押圧され
る1個の固定側スポット電極6と,上記ピン側電極3に
対向し,溶接時に該ピン側電極3に接触する1個のピン
側スポット電極7と,上記固定側スポット電極6に対し
て上記ピン側スポット電極7を所定の指向角度を保った
まま相対的に進退駆動するアクチュエータ4,5a及び
5bと,上記固定側スポット電極6,ピン側スポット電
極7及びアクチュエータ4,5a,5bをその手先8に
取り付けて一体的に移動させるロボット9とを具備して
いる。
【0006】この例では上記固定側スポット電極6とピ
ン側スポット電極7とは,平行(相対角度0°)のアク
チュエータ4と5aに夫々取り付けられており,上記ア
クチュエータ5aは,上記アクチュエータ5aをアクチ
ュエータ4に対して平行度を保ったままその距離を変え
るネジローラ等のアクチュエータ5bに取り付けられて
いる。図中Mは上記アクチュエータ5bを駆動するモー
タ,TRは上記固定側スポット電極6及びピン側スポッ
ト電極7に接続された電源である。このような溶接装置
で上記立体的トンネル部50をスポット溶接する場合の
動作を説明する。ここで,トンネル部50とピン側電極
3との相対的位置関係は既知である。例えば溶接面52
cの×で示す溶接点10についてスポット溶接する場
合,ロボット9を駆動して固定側スポット電極6を溶接
面52上の溶接点10に対向する位置に位置決めする。
その後アクチュエータ4により固定側スポット電極6を
進出させ,上記溶接点10に当接させる。次いでアクチ
ュエータ5bを駆動させてアクチュエータ5aの先端の
ピン側スポット電極7を上記溶接面52cと平行の面2
cに対向させ,アクチュエータ5aを駆動させてピン側
スポット電極7を上記面2cに当接させる。これにより
電源TR−固定側スポット電極6−フロアパネル51−
固定電極53−ピン側電極3−ピン側スポット電極7−
電源TRの閉回路が形成され,これに溶接電流を流すこ
とにより,上記溶接点10部のフロアパネル51がスポ
ット溶接される。
【0007】ロボット9を駆動して場所を変えると共
に,アクチュエータ5bを駆動して各溶接点毎にアクチ
ュエータ4とアクチュエータ5aの距離を変え,上記作
業を繰り返すことにより,次々と別の溶接点についての
スポット溶接を続行することができる。以上述べたよう
にこの装置では,固定電極53とピン側電極3が各1個
あれば全ての溶接点についのスポット溶接を行うことが
でき,更に立体形状が変更されても立体的溶接部の形状
に応じたピン側電極を作るだけで装置が構成されるの
で,装置が極めて簡略化できると共に,1個づつの溶接
点についてスポット溶接を行うので,1か所の溶接点に
ついて充分な溶接電流を与えることができ,3枚重ねの
溶接も充分に可能である。
【0008】
【実施例】前記ピン側電極3の先端形状を球形にするこ
とも可能である。この場合,任意の立体形状に対応でき
るので,立体形状が変化しても1個のピン側電極で対応
できるので,前記実施形態よりもさらにコストダウンす
ることが可能である。また上記実施形態では,アクチュ
エータ4及び5aを必要としたが,いずれかを省略し
て,省略した分の動きをロボットに行わせることも可能
である。また本発明は,上記した自動車のフロアパネル
のみでなく,種々の3次元的立体形状の被溶接物に適用
可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明に係わるスポット溶接装置は,上
記したごとく,立体形状を有する被溶接物を溶接するス
ポット溶接装置において,上記被溶接物の立体形状に沿
った形状をなし上記被溶接物に密に嵌合する固定電極
と,上記固定電極に電気的に接続され,上記被溶接物の
立体形状を構成する各溶接面と同じ方向の面を具備する
ピン側電極と,上記固定電極に対向し,被溶接物を介し
て固定電極に押圧される固定側スポット電極と,上記ピ
ン側電極に対向し,溶接時に該ピン側電極に接触するピ
ン側スポット電極と,上記固定側スポット電極に対して
上記ピン側スポット電極を所定の指向角度を保ったまま
相対的に進退駆動するアクチュエータと,上記固定側ス
ポット電極,ピン側スポット電極及びアクチュエータを
その手先に取り付けて一体的に移動させるロボットとを
具備してなるスポット溶接装置として構成されているの
で,固定電極とピン側電極が各1個あれば全ての溶接点
についのスポット溶接を行うことができ,更に立体形状
が変更されても固定電極の形状に応じたピン側電極を作
るだけで装置が構成されるので,装置が極めて簡略化で
きると共に,1個づつの溶接点についてスポット溶接を
行うので,1か所の溶接点について充分な溶接電流を与
えることができ,3枚重ねの溶接も充分に可能である。
またピン側電極の先端形状を球形に形成することより,
上記立体形状が変更されても,1個の共通のピン側電極
で対応することができ,さらにコストダウンを達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るスポット溶接装置
の正面図。
【図2】 従来のスポット溶接装置の正面図。
【符号の説明】
1…スポット溶接装置 2…面 3…ピン側電極 4,5a,5b…アク
チュエータ 6…固定側スポット電極 7…ピン側スポット電
極 8…手先 9…ロボット 50…トンネル部 51…フロアパネル 52…溶接面 53…固定電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体形状を有する被溶接物を溶接するス
    ポット溶接装置において, 上記被溶接物の立体形状に沿った形状をなし上記被溶接
    物に密に嵌合する固定電極と, 上記固定電極に電気的に接続され,上記被溶接物の立体
    形状を構成する各溶接面と同じ方向の面或いは球面を具
    備するピン側電極と, 上記固定電極に対向し,被溶接物を介して固定電極に押
    圧される固定側スポット電極と, 上記ピン側電極に対向し,溶接時に該ピン側電極に接触
    するピン側スポット電極と, 上記固定側スポット電極に対して上記ピン側スポット電
    極を所定の指向角度を保ったまま相対的に進退駆動する
    アクチュエータと, 上記固定側スポット電極,ピン側電極及びアクチュエー
    タをその手先に取り付けて一体的に移動させるロボット
    とを具備してなるスポット溶接装置。
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PL3366409T3 (pl) * 2017-02-23 2019-12-31 Comau S.P.A. Przegubowy robot przenoszący głowicę zgrzewająca do elektrycznego zgrzewania oporowego z elektrodami zlokalizowanymi po tej samej stronie; odpowiedni sposób zgrzewania elektrycznego oporowego komponentu do zgrzania

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