JPH11348701A - 産業車両の構造材及び産業車両 - Google Patents

産業車両の構造材及び産業車両

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JPH11348701A
JPH11348701A JP10157685A JP15768598A JPH11348701A JP H11348701 A JPH11348701 A JP H11348701A JP 10157685 A JP10157685 A JP 10157685A JP 15768598 A JP15768598 A JP 15768598A JP H11348701 A JPH11348701 A JP H11348701A
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vertical plane
welding
roof
industrial vehicle
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Yasuhiro Niwa
康裕 丹羽
Kazuya Ogawa
和也 小川
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根体を左右構造材に容易かつ確実に溶接可
能とし、しかも、屋根体に上方から加わる荷重が溶接部
だけに加わらないようにする。 【解決手段】 パイプ材を成形して形成する左側構造材
16には、屋根体19の左側端部20の端面20aが当
接する垂直平面部23と、該側端部20の下面に該垂直
平面部23から離間した位置で当接する支持部24とを
備えた凹状部22を設ける。左側構造材16には支持部
24から連続して垂直平面部23にほぼ平行に拡がるよ
うに形成した第1平面部25により内側面を形成し、該
第1平面部25から垂直平面部23に対しほぼ直交する
方向に拡がるように形成した第2平面部26により後側
面あるいは下側面を形成する。凹条部22に略対向する
位置には、垂直平面部23にほぼ平行な外側垂直平面部
28と該垂直平面部23にほぼ値する外側水平面部29
とを備えた外側凹条部27を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
の産業車両においてフロントピラー及びヘッドガードの
側枠を形成する構造材、及び、同構造材にてフロントピ
ラー及びヘッドガードの側枠が形成された産業車両に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】産業車両である、例えばカウンタバラン
ス型フォークリフトには、運転台の周りにフロントピラ
ー、リヤピラー及びヘッドガードからなるキャビンフレ
ームが設けられている。このようなフォークリフトに
は、左右の各フロントピラーとヘッドガードの左右側枠
を1本の構造材で一体形成し、左右側枠部の間に平板状
の屋根体を溶接固定してヘッドガードを形成したものが
ある。このような構造材は、パイプ材を成形して形成さ
れている。
【0003】構造材にて形成されるフロントピラーは、
十分な強度を備えるとともに同フロントピラーによって
遮られる視野範囲ができるだけ小さくなることが望まし
い。そこで、構造材として、例えば図8に示すように、
従来のように断面形状が単純な四角形状の構造材Pに代
えて、断面形状を異形断面とした構造材50が提案され
ている。この構造材50は車両右側のフロントピラーを
形成するものであって、車両の左右方向における内側で
かつ車両の前方あるいは上方となる側の隅部と、左右方
向における外側でかつ車両の後方あるいは下方となる側
の隅部とに、断面が三角形状に形成された凹条部51,
52がそれぞれ設けられている。尚、左側のフロントピ
ラーを形成する構造材は、構造材50と面対称な形状に
形成されている。そして、構造材50は、両凹条部5
1,52によって視線方向の投影面積を従来の断面四角
形状に構造材に対して小さくしながら、断面積を確保し
て曲げ強度を確保している。
【0004】又、この構造材50は、凹条部51によ
り、屋根体の位置決めと溶接作業を効率良く行うことが
できるようになっている。左右の構造材50によって形
成するヘッドガードの左右側枠に屋根体を溶接するに
は、通常、溶極式のアーク溶接の1つであるMAG溶接
(混合ガスアーク溶接)を用いている。MAG溶接は溶
極としてソリッドワイヤを使用するガスシールド・メタ
ルアーク溶接であって、図9(a)に示すように、左右
構造材50の凹条部51上においた屋根体53の上方か
ら溶接トーチTの溶極ワイヤWの先端を溶接部分に当て
るとともにシールドガスGで溶接部分を覆いながら屋根
体53の左右側端部を各凹条部51に溶接している。
【0005】さらに、キャビンを設けたときに、構造材
50によって形成される枠体内にドアを凹条部52によ
って形成される拡開部内に収めることができるようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋根体53
を構造材50に溶接するには、図9(b)に示すよう
に、屋根体53の側端部の端面53aを、凹条部51の
垂直面部分54に溶接することが望ましい。これは、M
AG溶接時に、屋根体53の端面53aと凹条部51の
垂直面部分54にて形成される隅部に溶極ワイヤWの先
端を当てるとともに溶接部をシールドガスGでうまく覆
うことができ、被溶接面である端面53aと垂直面部分
54を効率良く確実に溶融することができるためであ
る。このような溶接を行えば、溶接欠陥部のない溶接を
容易に行うことができる。
【0007】ところが、パイプ材を成形した構造材50
の折り曲げ部には円弧部(R部)ができるため、凹条部
51内の垂直面部分54と水平面部分55との間にも円
弧部56が形成される。このため、屋根材53の側端の
端面53aを凹条部51の垂直面部分54に当接させる
と、図9(b)に示すように、屋根体53の端部下面5
3bが凹条部51の水平面部分55から浮いた状態とな
る。このように屋根体53の端部下面53bと凹条部5
1の水平面部分55との間にスキマがある状態で溶接す
ると、屋根体53に上方から加わる荷重を溶接部分だけ
で受ける状態となり、屋根体53に加わる大きな荷重に
対する強度が十分でなくなる。
【0008】そこで、図9(a)に示すように、屋根体
53を凹条部51の垂直面部分54から後退させてその
端面53aを円弧部56から逃がし、屋根体53の端部
下面53bを凹条部51の水平面部分55に溶接した構
造としたものがある。この溶接構造によれば、屋根体5
3に加わる荷重を、端部下面53bが溶接された水平面
部分55で受けることができ、屋根体53に上方から加
わる荷重に対する強度を大きくすることができる。
【0009】ところが、このような溶接を屋根体53の
上側から行う場合、溶接面である端部下面53bと水平
面部分55とで形成される隅部に溶極ワイヤWの先端を
当てるようにするには、溶接トーチTを立てた状態で溶
接しなければならない。この場合、溶接トーチTから溶
極ワイヤWの先端側に供給されるシールドガスGの一部
が垂直面部分54に邪魔されてうまく溶接部を覆うこと
ができず、端部下面53bと水平面部55とを効率良く
確実に溶融することが難しくなって溶接欠陥部が発生し
易い問題がある。
【0010】そこで、屋根体53の下側から溶接を行っ
て端部下面53bと水平面部分55とで形成される隅部
を溶接するようにすれば両溶接面を効率良く確実に溶融
することができる。しかしながら、このような溶接方法
では、キャビンフレームを逆さまに組み立てる状態で溶
接作業を行わなければならず、設備が大掛かりになる問
題がある。
【0011】又、別の問題として、構造材50の車両の
左右方向における内側面50aには、フロントプロテク
タ取付用のブラケットを溶接固定するが、同内側面50
aの殆どの部分が曲面で形成され平面部分が小さいた
め、同ブラケットを溶接固定する位置が制限され、ある
いは、ブラケット側の溶接部を内側面50aの曲面に合
わせて加工する必要があった。
【0012】さらに、別の問題として、フロントプロテ
クタ取付用のブラケットを溶接固定したり、あるいは、
前照灯等の補機類の取付用孔を加工するときには、構造
材50の後側面50bあるいは下側面(左右側枠の場
合)を基準にして位置決めあるいは加工を行っている。
ところが、後側面50b及び下側面が曲面で構成されて
いるため同後側面50bあるいは下側面を基準とし難
く、作業を効率的に行うことができない問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、断面が均一に形成さ
れた構造材により、フロントピラーと、ヘッドガードの
左右側枠が形成され、該左右側枠間に屋根体を溶接して
ヘッドガードを形成する構成において、前記屋根体を左
右構造材に容易かつ確実に溶接することができ、しか
も、屋根体に上方から加わる荷重を溶接部だけで受けな
いようにして同荷重に対する強度を大きくすることがで
きる産業車両の構造材、及び、上方からの荷重に対する
屋根体の取り付け強度が高い産業車両を提供することに
ある。
【0014】又、上記の目的に加えて、構造材に対する
フロントプロテクタ取付用ブラケットの溶接固定、各種
補機類のボルト固定用孔の加工を容易に行うことができ
る産業車両の構造材、及び、フロントプロテクタ、各種
補機器の機能を十分に発揮させることができる産業車両
を提供することにある。
【0015】又、上記の目的に加えて、視野範囲の低下
を防止しながら強度を向上させることができ、又、キャ
ビンを設けたときにドアを構造材枠内に収容することが
できる産業車両の構造材、及び、キャビン周りの高い剛
性と広い視野とを両立させることができ、又、キャビン
の側面を平坦化して見栄えを向上させることができる産
業車両を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、断面が均一に形成された
構造材にて、フロントピラーと、ヘッドガードの左右側
枠が形成され、該各左右側枠に屋根体の左右端面を溶接
して前記ヘッドガードを形成する産業車両の構造材にお
いて、前記屋根体の左右側端部のほぼ垂直に配置される
前記左右端面が当接する垂直平面部と、該左右側端部の
下面が、該垂直平面部から離間した位置で当接する支持
部とを備えた凹条部を設けている。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記支持部から連続して前記垂直平面
部にほぼ平行に拡がるように形成された第1平面部によ
り内側面が形成され、該第1平面部から前記垂直平面部
に対しほぼ直交する方向に拡がるように形成された第2
平面部により後側面あるいは下側面が形成されている。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記垂直平面部にほぼ平
行な外側垂直平面部と、該外側垂直平面部にほぼ直交す
る外側水平面部とを備えた外側凹条部が、前記凹条部に
対して略対向する位置に設けられている。
【0019】請求項4に記載の発明は、産業車両は、請
求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の産業車両の構
造材にて、前記フロントピラーと、前記ヘッドガードの
左右側枠とが形成され、該左右側枠の前記垂直平面部に
前記屋根体の左右端面が溶接されるとともに、前記支持
部に該屋根体の左右側端部の下面が当接されている。
【0020】(作用)請求項1及び請求項4に記載の発
明によれば、構造材の垂直平面部と支持部との間に円弧
部があっても、左右端面がそれぞれ垂直平面部に当接し
た状態で左右各側端部がそれぞれ支持部によって支持さ
れる。左右構造材により形成するヘッドガードの左右側
枠に屋根体をMAG溶接で溶接固定するとき、屋根体の
上面と垂直平面部とで形成される隅部に溶接トーチの溶
極ワイヤの先端を当てると、溶接トーチから供給するシ
ールドガスによって溶接部がうまく覆われ、被溶接面で
ある各側端部の端面と垂直平面部とが効率良く確実に溶
接(融接)される。そして、左右の構造材に溶接固定さ
れた屋根体は、左右側端部の下面がそれぞれ各構造材の
支持部によって支持される。この構造材を使用した産業
車両においては、屋根体に上方から加わる荷重が、左右
両端面の溶接部と、左右両側端部の下面が当接する支持
部とにより支持される。
【0021】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、内側面が、
ほぼ垂直な状態で配置される第1平面部によって形成さ
れる。後側面あるいは下側面が、車両の左右方向に大き
く傾斜しない第2平面部によって形成される。従って、
内側面に溶接固定するフロントプロテクタ取付用のブラ
ケットを、その溶接部を曲面状に加工することなく溶接
固定することが可能となる。又、同ブラケットの固定位
置を内側面の広い範囲で選択することが可能となる。
又、前照灯、バックミラー等の補機類をボルト固定する
ための孔を、後側面を加工基準として構造材に容易に高
い位置精度で加工形成することが可能となる。この構造
材を使用した産業車両においては、ほぼ垂直に配置され
るフロントピラーの内側面に対し、フロントプロテクタ
取付用のブラケットがほぼ垂直に溶接固定される。又、
車両の左右方向に大きく傾斜しない状態で配置されるフ
ロントピラーの後側面あるいは左右側枠の下面を基準と
して前照灯、バックミラー等の補機類が高い取付精度で
固定される。
【0022】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加え
て、凹条部と外側凹条部とにより、従来の単なる断面四
角形状の構造材に対して、運転者の視線方向の投影面積
を大きくすることなく断面積を大きくして曲げ強度を大
きくすることが可能となる。又、車両の左右にそれぞれ
構造材によって形成される枠体内に、キャビンを構成す
るドアを収容するための拡開部を外側凹条部によって形
成することが可能となる。この構造材を使用した産業車
両においては、フロントピラー及び左右側枠は、運転者
の視線方向の投影面積を大きくすることなく断面積が大
きいので、視野の低下を招くことなくフロントピラー及
びヘッドガード周りの剛性が高くなる。又、フロントピ
ラー及び側枠により形成される枠体内にキャビンのドア
がほぼ面一の状態で収容される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をフォークリフトの
構造材に具体化した一実施の形態を図1〜図5に従って
説明する。
【0024】図2は、カウンタバランス型のフォークリ
フト10を示している。フォークリフト10の車体中央
部には、着座式の運転台11が設けられている。運転台
11の周りには、左右フロントピラー12a,12b、
ヘッドガード13及び左右リヤピラー14a,14bが
設けられている。
【0025】図3に示すように、左側フロントピラー1
2aと、ヘッドガード13の左側枠15とは、1本の左
側構造材16にて一体で形成され、同様に、右側フロン
トピラー12bと右側枠17とは1本の右側構造材18
にて一体で形成されている。
【0026】図2に示すように、ヘッドガード13は、
左右側枠15,17に屋根体19が溶接固定されて形成
されている。屋根体19は、均一な肉厚の鋼板をプレス
加工して形成され、その左右側端部20,21がそれぞ
れ左右側枠15,17に溶接固定されている。屋根体1
9は、各端部20,21の端面が垂直面に形成されてい
る。
【0027】図1は左側構造材16の断面を示してい
る。左側構造材16は、均一な肉厚のパイプ材を成形し
て形成されている。本実施の形態では、左側構造材16
は、パイプ材から複数のローラによって段階的に成形す
るロール鍛造(ロールフォーミング)によって中空構造
材を形成し、この中空構造材を所定の長さに切断したも
のを曲げ加工して形成されている。左側構造材16は、
車両の左右方向における内側で、かつ車両の前方側ある
いは上方側にあたる隅部に凹条部22を備えている。凹
条部22は、水平に配置された屋根体19の左側端部2
0の端面20aの全面が当接する垂直平面部23と、該
左側端部20の下面に該垂直平面部23から離間した位
置で当接する支持部24とを備えている。
【0028】左側構造材16をロール鍛造するときに、
凹条部22内において垂直平面部23と支持部24との
間の折り曲げ部に形成される円弧部(R部)22aが形
成される。支持部24は、円弧部22aが該支持部24
よりも低い位置に配置されるように形成されている。
【0029】左側構造材16は、前記支持部24から連
続して前記垂直平面部23にほぼ平行に拡がるように形
成された第1平面部25によって内側面が形成され、該
第1平面部25から前記垂直平面部23に対しほぼ直交
するように形成された第2平面部26によって後側面あ
るいは下側面が形成されている。即ち、内側面は、車両
の左右方向における内側に面する位置にほぼ垂直状態で
配置される第1平面部25にて形成され、後側面あるい
は下側面は、車両の左右方向に大きく傾斜しない第2平
面部26にて形成されるようになっている。
【0030】又、左側構造材16には、凹条部22に対
して略対向する位置、即ち、車両の左右方向における外
側で、かつ、左側フロントピラー12a、左側枠15及
び左側リヤピラー14aにて形成される枠体の内側にあ
たる隅部に、外側凹条部27が設けられている。外側凹
条部27は、前記垂直平面部23にほぼ平行な外側垂直
平面部28と、該外側垂直平面部28にほぼ直交する外
側水平面部29とを備えている。
【0031】外側凹条部27は、図4に示すように、従
来の断面四角形状の構造材P(二点鎖線で図示)に対
し、運転者の左右の視線方向に対する投影面積を大きく
することなく断面積を大きくして曲げ強度を大きくする
ように形成されている。
【0032】又、外側凹条部27は、左右フロントピラ
ー12a,12b、ヘッドガード13及び左右リヤピラ
ー14a,14bにて形成される枠体を閉塞して形成す
るキャビンを設けたときに、図1に示すように、該キャ
ビンに備えられたドアDを、左側フロントピラー12
a、左側枠15及び左側リヤピラー14aによって形成
される枠体内に収容する拡開部を形成するようになって
いる。
【0033】又、右側構造材18は、左側構造材16と
左右で面対称となるように形成されており、左側構造材
16と同じ構成となっている。従って、以下、右側構造
材18についても左側構造材16と同じ符号を用いて説
明する。
【0034】次に、以上のように構成された産業車両の
構造材の作用について説明する。フォークリフト10の
組み立て時には、機台フレームの一部として組み立てら
れた左右構造材16,18の左右側枠15,17に対
し、屋根体19をMAG溶接により溶接固定する。屋根
体19を左右側枠15,17間に載置すると、左側端部
20が左側枠15の凹条部22に配置され、右側端部2
1が右側枠17の凹状部に配置される。このとき、屋根
体19の左側端部20は、その端面20aの全面が凹条
部22の垂直平面部23に当接した状態で、その下面が
垂直平面部23から離間した位置で支持部24に支持さ
れる。同様に、屋根体19の右側端部21は、その端面
の全面が右側構造材18の凹条部の垂直平面部に当接し
た状態で、その下面が垂直平面部から離間した位置で支
持部に支持される。
【0035】この状態から、屋根体19を左右側枠1
5,17の各凹条部22に溶接固定する。このとき、左
側端部20の端面20aを、凹条部22の垂直平面部2
3に溶接し、右側端部21の端面を、右側構造材18の
凹条部22の垂直平面部23に溶接する。溶接をMAG
溶接で行う場合、図5に示すように、溶接トーチTの溶
極ワイヤWの先端を、屋根体19の上面と、凹条部22
の垂直平面部23にて形成された隅部に当てた状態で溶
接する。すると、溶接トーチTから溶極ワイヤWの先端
側に供給されるシールドガスGによって溶接部がうまく
覆われ、被溶接面である端部端面20aと垂直平面部2
3とが効率良く確実に溶接(融接)される。同様に、屋
根体19の右側端部21が、右側枠17の凹条部の垂直
平面部に溶接固定される。そして、左右構造材16,1
8にそれぞれ端部20,21が溶接固定された屋根体1
9は、左右各端部20,21の下面がそれぞれ支持部2
4によって支持される。
【0036】左側構造材16の内側面16aは、車両の
左右方向における内側にほぼ垂直な状態で配置された第
1平面部25にて形成される。又、左側構造材16のフ
ロントピラー12aにおける後側面16b(図1に図
示)と、左側枠15の下側面16cとは、車両の左右方
向に殆ど傾斜しない状態で配置される第2平面部26に
て形成される。従って、左右フロントピラー12a,1
2bの内側面16aに溶接固定するフロントプロテクタ
取付用のブラケットを、その溶接面を曲面状に加工する
ことなく左右構造材16,18に溶接固定することが可
能となる。又、同ブラケットの固定位置を内側面16a
内の広い範囲で選択することが可能となる。又、前照
灯、バックミラー等の補機類をボルト固定するための孔
を、左右フロントピラー12a,12bの後側面を加工
基準として左右構造材16,18に容易に高い位置精度
で加工形成することが可能となる。
【0037】又、図4に示すように、左右構造材16,
18は、対向する位置に設けられた凹条部22と外側凹
条部27とにより、運転者の視界方向の投影面積が従来
の断面四角形状の構造材とほぼ同じままで断面積が大き
くされている。従って、高い曲げ強度と広い視野とが両
立する。
【0038】又、外側凹条部27により、車両の左右に
それぞれ各構造材16,18によって形成される枠体内
に、キャビンを構成するドアを収容するための拡開部が
形成される。従って、キャビンの左右ドアが左右構造材
16,18及び左右リヤピラー14a,14bにて左右
にそれぞれ形成される枠体内に収容される。
【0039】以上詳述したように、本実施の形態の産業
車両の構造材によれば、以下の効果を得ることができ
る。 (1) 屋根体19の左右側端部20,21の端面が左
右構造材16,18の凹条部22の垂直平面部23に当
接した状態で、左右側端部20,21の下面が垂直平面
部23から離間した位置で支持部24に支持される。従
って、屋根体19の上方からのMAG溶接により各側端
部20,21の端面20aを垂直平面部23に容易かつ
確実に溶接(融接)することができ、屋根体19を左右
構造材16,18に容易かつ確実に溶接し、しかも、屋
根体に上方から加わる荷重を溶接部だけで受けないよう
にして同荷重に対する強度を大きくすることができる。
【0040】(2) 垂直平面部23と支持部24との
間の円弧部22aを大きくすることができるため、構造
材16,18の成形時に同円弧部に残る応力を小さくす
ることができる。従って、円弧部22aを十分に小さく
して凹条部の断面をほぼ直角状となるように構造材を成
形することにより、屋根体19の左側端部20の端面2
0aを凹条部の垂直平面部分に当接させるとともに左側
端部20の下面を水平平面部分に当接させるようにする
場合に比較して、構造材16,18を割れ難くすること
ができる。
【0041】(3) 第1平面部25が形成する内側面
16aに溶接固定するフロントプロテクタ取付用のブラ
ケットを、その溶接部を曲面状に加工することなく溶接
固定することが可能となる。又、同ブラケットの固定位
置を内側面16a内の広い範囲で選択することが可能と
なる。又、前照灯、バックミラー等の補機類をボルト固
定するための孔を、左右フロントピラー12a,12b
にそれぞれ第2平面部26が形成する後側面16bを加
工基準として左右構造材16,18に容易に高い位置精
度で加工形成することが可能となる。その結果、構造材
16,18に対するフロントプロテクタ用取付ブラケッ
トの溶接固定、前照灯、バックミラー等の各種補機用取
付孔の加工形成を容易に行うことができる。
【0042】(4) 左右構造材16,18において、
略対向する位置に設けた凹条部22と外側凹条部27と
により、従来の単なる断面四角形状の構造材Pに対し
て、運転者の視線方向の投影面積を大きくすることなく
断面積を大きくして曲げ強度を大きくすることが可能に
なる。従って、高い曲げ剛性と広い視野とを両立するこ
とができる。
【0043】(5) 外側凹条部27によって、車両の
左右にそれぞれ構造材16,18によって形成される枠
体内に、キャビンを構成するドアDが収容するための拡
開部を形成することが可能となる。従って、キャビンの
ドアDを構造材16,18により形成される枠体内に収
容して、見栄えを向上することができる。
【0044】尚、実施の形態は上記実施の形態に限ら
ず、以下のように変更してもよい。 ○ 図6(a)に示すように、第1平面部25及び第2
平面部26を備えない構造材40とする。この場合に
も、屋根体19を構造材40に容易かつ確実に溶接する
ことができ、しかも、屋根体に上方から加わる荷重に対
する強度を大きくすることができる。又、高い曲げ剛性
と広い視野とを両立することができ、又、キャビンの左
右ドアを左右構造材16,18によりそれぞれ形成する
枠体内に収容することができる。
【0045】○ 図6(b)に示すように、凹条部22
を備え外側凹状部27を備えない構造材41とする。こ
の場合にも、屋根体19を構造材41に容易かつ確実に
溶接することができ、しかも、屋根体に上方から加わる
荷重に対する強度を大きくすることができる。又、構造
材41に対するフロントプロテクタ用取付ブラケットの
溶接固定、前照灯、バックミラー等の各種補機用取付孔
の加工形成を容易に行うことができる。
【0046】○ 図7に示すように、垂直平面部23と
支持部24との間を大きく窪ませることにより、屋根体
19に円弧部42が干渉しない形状とした構造材43と
する。この場合には、応力が加わる端面20aと垂直平
面部23との溶接部の近傍に半径の小さな円弧部が配置
されないようにして、パイプ材から構造材43を成形す
るときに応力が残留する円弧部の残留応力の大きさを抑
制するとともに、溶接部と離間させて円弧部が割れ難く
することができる。
【0047】○ 押し出し成形により形成した中空構造
材から形成する構造材とする。 ○ 中実体から形成した構造材とする。 ○ 板状の鋼材からプレス成形された屋根体19の代わ
りに、角柱状の鋼材を格子状に組み合わせた屋根材を備
えたフォークリフトに実施する。この場合にも、屋根体
を左右構造材16,18に容易かつ確実に溶接すること
ができ、しかも、屋根体に上方から加わる荷重に対する
強度を大きくすることができる。
【0048】○ 屋根体19を左右構造材16,18に
対してMAG溶接以外の溶極式のガスシールド・メタル
アーク溶接(融接)方法であるイナートガスアーク溶接
(MIG溶接)、炭酸ガスアーク溶接等で溶接する産業
車両に実施する。
【0049】○ フロントピラー12a,12bとヘッ
ドガード13の左右側枠15,17とを一体で形成する
構造材16,18に限らず、フロントピラーとヘッドガ
ードの左右側枠がそれぞれ同一の構造材から別々に形成
され、後で溶接されるフォークリフトに実施する。この
場合にも、屋根体を左右構造材に容易かつ確実に溶接す
ることができ、しかも、屋根体に上方から加わる荷重に
対する強度を大きくすることができる。
【0050】○ フォークリフトに限らず、トラクタシ
ョベル、ショベルローダ等の産業車両の運転台に設けら
れるキャビンフレームを構成する構造材に実施する。以
下、前記実施の形態から把握できる請求項以外の技術的
思想をその効果と共に記載する。
【0051】(1) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の産業車両の構造材において、構造材はパイプ
材からロール鍛造(ロールフォーミング)にて形成され
た。この構成では、既成のパイプ材から構造材を成形す
ることができ、安価に製造することができる。
【0052】(2) 請求項1に記載の産業車両の構造
材において、前記フロントピラーと側枠とは、前記構造
材にて一体で形成された。この構成によれば、キャビン
フレームの組み付け工数を、フロントピラーと側枠との
溶接の分だけ少なくすることができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜請求項4に記載の発明によれ
ば、屋根体を左右構造材に容易かつ確実に溶接すること
ができ、しかも、屋根体に上方から加わる荷重を溶接部
だけで受けないようにして強度を大きくすることができ
る。産業車両においては、上方から加わる荷重に対する
屋根体の取り付け強度を高くすることができる。
【0054】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、構造材に対するフロントプロテクタ取付用ブラケッ
トの溶接固定、各種補機類のボルト固定用孔の加工を容
易に行うことができる構造材とすることができる。産業
車両においては、フロントプロテクタ取付用ブラケッ
ト、各種補機類の取付精度が高く、各機能が十分に発揮
できるようにすることができる。
【0055】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、高い曲げ剛性と広い視野とを両立することができ、
又、キャビンのドアを構造材にて形成される枠体内に収
容可能な構造材とすることができる。産業車両において
は、フロントピラー及びヘッドガード周りの高い剛性
と、広い視野とを両立させることができる。又、キャビ
ンの側面を平坦化して見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フォークリフトの構造材の模式断面図。
【図2】 フォークリフトの概略斜視図。
【図3】 構造材の概略斜視図。
【図4】 (a)は運転台を示す模式平面図、(b)は
(a)におけるA部の拡大図。
【図5】 屋根体の溶接作業を示す一部断面模式図。
【図6】 (a),(b)は共に別例の構造材の模式断
面図。
【図7】 別例の構造材の模式断面図。
【図8】 従来例の構造材の模式断面図。
【図9】 (a),(b)は共に従来例の構造材の溶接
状態を示す一部断面模式図。
【符号の説明】
12a,12b…フロントピラー、13…ヘッドガー
ド、15…左側枠、16…左側構造材、16a…内側
面、16b…後側面、16c…下側面、17…右側枠、
18…右側構造材、19…屋根体、20…左側端部、2
0a…端面、21…右側端部、22…凹条部、23…垂
直平面部、24…支持部、25…第1平面部、26…第
2平面部、27…外側凹条部、28…外側垂直平面部、
29…外側水平面部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が均一に形成された構造材にて、フ
    ロントピラーと、ヘッドガードの左右側枠とが形成さ
    れ、該各左右側枠に屋根体の左右端面を溶接して前記ヘ
    ッドガードを形成する産業車両の構造材において、 前記屋根体の左右側端部の前記左右端面が当接する垂直
    平面部と、該左右側端部の下面が、該垂直平面部から離
    間した位置で当接する支持部とを備えた凹条部を設けた
    産業車両の構造材。
  2. 【請求項2】 前記支持部から連続して前記垂直平面部
    にほぼ平行に拡がるように形成された第1平面部により
    内側面が形成され、該第1平面部から前記垂直平面部に
    対しほぼ直交する方向に拡がるように形成された第2平
    面部により後側面あるいは下側面が形成された請求項1
    に記載の産業車両の構造材。
  3. 【請求項3】 前記垂直平面部にほぼ平行な外側垂直平
    面部と、該外側垂直平面部にほぼ直交する外側水平面部
    とを備えた外側凹条部が、前記凹条部に対して略対向す
    る位置に設けられた請求項1又は請求項2に記載の産業
    車両の構造材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載の産業車両の構造材にて、前記フロントピラーと、前
    記ヘッドガードの左右側枠とが形成され、該左右側枠の
    前記垂直平面部に前記屋根体の左右端面が溶接されると
    ともに、前記支持部に該屋根体の左右側端部の下面が当
    接された産業車両。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290103A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械のキャノピ構造
JP2006298237A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械のキャノピ構造
JP2008195346A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd キャブおよび作業機械
JP2008195347A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd キャブおよび作業機械
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KR20160121035A (ko) * 2015-04-09 2016-10-19 김학성 지게차의 운전석 보호커버와 운전석 프레임 구조

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