JPH11254146A - スポット溶接ガン - Google Patents

スポット溶接ガン

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JPH11254146A
JPH11254146A JP10065081A JP6508198A JPH11254146A JP H11254146 A JPH11254146 A JP H11254146A JP 10065081 A JP10065081 A JP 10065081A JP 6508198 A JP6508198 A JP 6508198A JP H11254146 A JPH11254146 A JP H11254146A
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frame
arm
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stopper
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Seiichiro Otaka
誠一郎 大高
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MIURA KOGYO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スポット溶接ガン1の溶接姿勢を種々に変更す
ることができるようにする。 【解決手段】ガンアーム4,5を当接させるストッパ2
4をガンフレーム2に固定的に設けるのではなく、その
位置を変更することができるようにする。ストッパ24
は、ガンアーム4,5の支軸14にプレート21によっ
て回転自在に支持され、このプレート21は連結部材2
5によってガンフレーム2に連結されている。このガン
フレーム2と連結部材25との連結位置を変えることに
よってストッパ24の位置を変え、ガンアーム4,5の
ガンフレーム2に対する取付角度を変更するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接ガン
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12aに示すように、ロボット用のス
ポット溶接ガンaは、ロボットのアームbの先端に取り
付けられている。同図において、cは溶接トランスdと
共にアームbに取り付けられたコ字状のガンフレーム、
e,fは先端に電極チップが取り付けられた一対の導電
性を有するガンアーム、gはガンアームe,fを駆動す
る加圧シリンダである。ガンアームe,fはX型に組ま
れてガンフレームcの主軸hに回転自在に支持されてい
る。溶接トランスの2次側の電極は可動電束帯(オンス
銅板)i,jによってガンアームe,fに接続されてい
る。また、ガンフレームcにはガンストッパ(ロッド状
のもの)kが固定されていて、ガンアームe,fを相対
する電極チップの間隔が広がるように開いたときに該ガ
ンアームe,fの基端部を当接させるようになってい
る。
【0003】上記ガンアームe,fを当接させるガンス
トッパkがガンフレームcに固定されているということ
は、このガンフレームcに対するガンアームe,fの取
付角度が固定されているということである。このため、
溶接ガンaのとり得る溶接姿勢にも自ずと制約がある。
例えば、溶接ガンaを図12aに示す状態から図12b
に示す状態に変更することは、溶接ガンaを紙面上下方
向の軸まわりに180度回転させ、さらに紙面に垂直な
軸まわりに180度回転させることによって可能である
が、ワークwがその下側に配置された治具で保持される
ものであれば、通常は該治具がロボットのアームbや溶
接トランスdに干渉する。また、溶接ガンaを図12c
に示す状態にすることも、溶接ガンaがロボットのアー
ムbに干渉する等のために、実際にはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ロ
ボット用のあるいは定置式のスポット溶接ガンにおける
溶接ガンの溶接姿勢を種々に変更することができるよう
にするものである。この課題に対しては、上記ガンアー
ムの取付角度を変更することが考えられるが、可動電束
帯の可動範囲の制約により実際には難しい。また、上記
取付角度の異なる複数の溶接ガンを準備しておいて、ロ
ボットのアームに取り付けるべき溶接ガンを適宜交換す
ることが考えられるが、その交換に時間がかかるととも
に、設備の追加が必要になり、生産性が低くなる。本発
明はこのような問題を生ずることなく上記課題を解決す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガンストッパ
をガンフレームに対して固定的に設けるのではなく、そ
の位置を変更することができるようにして上記課題を解
決した。
【0006】すなわち、この出願の発明の一つは、重ね
合わせたワークを一対の電極チップによって挟持し、該
挟持部に電流及び加圧力を集中させることによってナゲ
ットを形成するX型のスポット溶接ガンであって、溶接
トランスと結合されるガンフレームと、上記ガンフレー
ムに設けられた支軸と、上記支軸に回転自在に支持され
各々の先端に上記電極チップが相対するように設けられ
る一対のガンアームと、上記両ガンアームを上記両電極
チップが接近・離隔するように駆動する駆動手段と、上
記支軸回りに配置され上記両ガンアームを上記両電極チ
ップが離隔するように駆動したときに当接させるストッ
パと、上記ストッパが取り付けられていて、上記支軸に
回転自在に支持されているとともに、上記ガンフレーム
に連結されることによって該ガンフレームとストッパと
の相対的な位置関係を固定するストッパブラケットとを
備え、上記ガンフレームとストッパブラケットとの連結
には、該ガンフレームとストッパとの位置関係を変更す
ることができるように、選択的に採用される複数の態様
が設けられていることを特徴とする。
【0007】このスポット溶接ガンの場合、ガンフレー
ムとストッパブラケットとの連結態様には複数あり、ガ
ンフレームに対するストッパブラケットの連結態様を変
えることによって、ガンフレームに対するストッパの位
置が変わる。一方、ガンアームはガンフレームの支軸に
回転自在に支持されているから、上記ストッパ位置に応
じてその位置を変えることができる。すなわち、ストッ
パ位置の変更によってガンアームのガンフレームに対す
る取付角度を変更することができる。
【0008】この出願の他の発明は、ロボットのアーム
に取り付けられ、重ね合わせたワークを一対の電極チッ
プによって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を集中さ
せることによってナゲットを形成するX型のロボット用
スポット溶接ガンであって、上記ロボットのアームに溶
接トランスと共に取り付けられ、且つ該溶接トランスの
2次側の一対の電極にそれぞれ電気的に接続された一対
の導電性を有するガンフレームと、上記両ガンフレーム
に渡された支軸と、上記支軸に回転自在に支持され各々
の先端に上記電極チップが相対するように設けられる一
対の導電性を有するガンアームと、上記両ガンアームを
上記両電極チップが接近・離隔するように駆動する駆動
手段と、上記支軸に回転自在に設けられた回転支持部材
と、上記回転支持部材に支持され上記両ガンアームを上
記両電極チップが離隔するように駆動したときに当接さ
せるストッパと、上記回転支持部材を上記両ガンフレー
ムの各々に連結し該回転支持部材に支持されたストッパ
とガンフレームとの相対的な位置関係を固定する一対の
導電性を有する連結部材と、上記両連結部材のうちの一
方と上記両ガンアームのうちの一方とを電気的に接続す
る導電部材と、上記両連結部材のうちの他方と上記両ガ
ンアームのうちの他方とを電気的に接続する導電部材と
を備え、上記溶接トランスの一方の電極から、一方のガ
ンフレーム、一方の連結部材、一方の導電部材及び一方
のガンアームを介して該ガンアーム先端の電極に至る通
電径路が構成されているとともに、上記溶接トランスの
他方の電極から、他方のガンフレーム、他方の連結部
材、他方の導電部材及び他方のガンアームを介して該ガ
ンアーム先端の電極に至る通電径路が構成されており、
上記互いに連結されるガンフレーム及び連結部材のうち
の少なくとも一方には、上記回転支持部材を上記支軸回
りに回転させて該ガンフレームと回転支持部材に支持さ
れたストッパとの位置関係を変更することができるよう
に、他方に対する連結点が2か所以上設けられているこ
とを特徴とする。
【0009】この発明において、ストッパは、回転支持
部材によって支軸に回転自在に持されているが、この回
転支持部材が連結部材によってガンフレームに連結され
ることによって、ガンフレームに対するストッパの位置
関係が固定される。そして、この発明の場合も、ガンフ
レームと連結部材との連結態様には複数あり、その連結
態様を変えることによって、ガンフレームに対するスト
ッパの位置が変わり、このストッパ位置の変更によって
ガンアームのガンフレームに対する取付角度が変更され
る。
【0010】また、この発明の場合、溶接トランスから
ガンフレーム、連結部材及び導電部材を介して各ガンア
ームの電極チップに給電されるようになっているが、ガ
ンアームの取付角度の変更は、ガンフレームと連結部材
との位置関係を変えることによって行なうから、連結部
材とガンアームとの相対的な位置関係は変わらず、導電
部材の配置ないしは長さを変更する必要はない。溶接ト
ランスとガンフレームとを導電部材によって別途接続す
る場合でも、この溶接トランスとガンフレームとの相対
的な位置は変化しないから、同様にこの導電部材を上記
取付角度の変更に伴って変える必要はない。
【0011】すなわち、ガンフレームと連結部材とは、
いずれも導電性を有し且つ各々が一対ずつ設けられてお
り、互いに連結されることによってその連結態様のいか
んを問わず給電経路を構成することができるから、ガン
アームの取付角度の変更は、ガンフレームと連結部材と
の連結態様の変更だけで対応することができる。
【0012】この出願のさらに他の発明は、重ね合わせ
たワークを一対の電極チップによって挟持し、該挟持部
に電流及び加圧力を集中させることによってナゲットを
形成するC型のスポット溶接ガンであって、溶接トラン
スに結合されるガンフレームと、上記ガンフレームに設
けられた支軸と、上記支軸に回転自在に支持されC型ガ
ン本体と、上記ガン本体を上記ガンフレームに連結する
ことによって該ガン本体とガンフレームとの相対的な位
置関係を固定する連結部材とを備え、上記連結部材とガ
ンフレームとの連結には、上記ガン本体とガンフレーム
との位置関係を変更することができるように、選択的に
採用される複数の態様が設けられていることを特徴とす
る、このスポット溶接ガンの場合、ガンフレームと連結
部材との連結態様には複数あり、ガンフレームに対する
連結部材の連結態様を変えることによって、ガンフレー
ムに対するガン本体の取付角度が変わる。
【0013】この出願のさらに他の発明は、ロボットの
アームに取り付けられ、重ね合わせたワークを一対の電
極チップによって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を
集中させることによってナゲットを形成するC型のロボ
ット用スポット溶接ガンであって、上記ロボットのアー
ムに溶接トランスと共に取り付けられ、且つ該溶接トラ
ンスの2次側の一対の電極にそれぞれ電気的に接続され
た一対の導電性を有する固定ガンフレームと、上記両固
定ガンフレームに渡された支軸と、上記支軸に回転自在
に支持された可動ガンフレームと、上記可動ガンフレー
ムに支持されていて、先端に電極チップが設けられる導
電性を有するC型ガンアームと、導電性を有するピスト
ンロッドを備えていて、該ピストンロッドの先端に電極
チップが設けられ、該電極チップが上記C型ガンアーム
の電極チップに向かって進退するように上記可動ガンフ
レームに支持された加圧シリンダと、上記各固定ガンフ
レームと可動ガンフレームとを連結することによってこ
の固定及び可動の両ガンフレームの相対的な位置関係を
固定する一対の導電性を有する連結部材とを備え、上記
両連結部材のうちの一方と上記C型ガンアームとを電気
的に接続する導電部材と、上記両連結部材のうちの他方
と上記ピストンロッドとを電気的に接続する導電部材と
を備え、上記溶接トランスの一方の電極から、一方の固
定ガンフレーム、一方の連結部材、一方の導電部材及び
C型ガンアームを介して該ガンアーム先端の電極に至る
通電径路が構成されているとともに、上記溶接トランス
の他方の電極から、他方の固定ガンフレーム、他方の連
結部材、他方の導電部材及びピストンロッドを介して該
ピストンロッド先端の電極に至る通電径路が構成されて
おり、上記固定ガンフレームと連結部材との少なくとも
一方には、上記可動ガンフレームを上記支軸回りに回転
させて該固定ガンフレームと可動ガンフレームとの位置
関係を変更することができるように、他方に対する連結
点が2か所以上設けられていることを特徴とする。
【0014】この発明の場合、固定ガンフレームと連結
部材との連結態様には複数あり、その連結態様を変える
ことによって、固定ガンフレームに対する可動ガンフレ
ームの位置が変わり、この位置の変更によってC型ガン
アーム及び加圧シリンダの固定ガンフレームに対する取
付角度が変更される。
【0015】また、溶接トランスから各々独立したガン
フレーム、連結部材及び導電部材を介してC型ガンアー
ムの電極チップ又はピストンロッド先端の電極チップに
給電されるようになっており、上記取付角度が変わって
も、連結部材とC型ガンアーム又はピストンロッドとの
相対的な位置関係は変わらず、導電部材の配置ないしは
長さを変更する必要はない。
【0016】すなわち、固定ガンフレームと連結部材と
は、いずれも導電性を有し且つ各々が一対ずつ設けられ
ており、互いに連結されることによってその連結態様の
いかんを問わず給電経路を構成することができるから、
ガンアームの取付角度の変更は、固定ガンフレームと連
結部材との連結態様の変更だけで対応することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、X型ス
ポット溶接ガンのガンフレームに対するストッパブラケ
ットの連結態様を変えることによって、ガンアームの取
付角度を変更することができるようにし、また、C型ス
ポット溶接ガンのガンフレームと連結部材との連結態様
を変えることによって、ガン本体の取付角度を変更する
ことができるようにしたから、ロボット用の又は定置式
のスポット溶接ガンの溶接姿勢を種々に変更することが
でき、複雑な形状のワークについても1台のスポット溶
接ガンで必要な溶接を行なうことができるようになっ
て、生産性が向上する。
【0018】また、上記取付角度を変更するために互い
に連結されるガンフレームと連結部材とがいずれも導電
性を有し且つ各々が一対ずつ設けられ、各ガンフレーム
及び各連結部材が給電経路を担うようにしたものによれ
ば、当該取付角度の変更は、ガンフレームと連結部材と
の連結態様を変更するだけで対応することができ、生産
性の向上に有利になる。
【0019】
【発明の実施の形態】<実施形態1>図1に示すX型ス
ポット溶接ガン1において、2は第1ガンフレーム、3
は第2ガンフレーム、4は第1ガンアーム、5は第2ガ
ンアーム、6,7はガンアーム4,5の先端に相対する
ように設けられた電極チップ、8はガンアーム3,4を
駆動する加圧シリンダ、9は溶接トランスである。この
スポット溶接ガン1は、ロボットのアーム11に支持さ
れている。ガンフレーム2,3及びガンアーム4,5は
導電材料によって形成されている。
【0020】ガンフレーム2,3は、図2に示すよう
に、いずれも略逆三角形のプレート状のものであって、
互いに相対するように設けられている。このガンフレー
ム2,3は、各々の上端に外側に張り出したフランジ2
a,3aを有し、この両フランジ2a,3aが溶接トラ
ンス9に結合されて、この溶接トランス9と共にロボッ
トアーム11に取り付けられている。また、このガンフ
レーム2,3の各々の上端には第1及び第2の各可動電
束帯(導電部材)12,13を配置するための切欠2
b,3bが形成され、両ガンフレーム2,3の下部には
支軸14が渡されている。この支軸14は絶縁ブッシュ
15を介してガンフレーム2,3に支持されている。
【0021】上記ガンアーム4,5は、基部材16,1
7にアーム部材18,19が結合されたものであり、電
極チップ6,7はアーム部材18,19の先端に取り付
けられている。基部材16,17は上記支軸14の中央
部にX型に組んで回転自在に支持されている。
【0022】すなわち、第1ガンアーム4の基部材16
は、中央部に支軸14が挿入される軸孔16aを有し、
斜め上方へ突出した前部上面にアーム部材18が取り付
けられ斜め下方へ突出した後部に加圧シリンダ8が取り
付けられるようになっている。そして、この基部材16
の中央部には第2ガンアーム5を組み付けるための組付
け孔16bが上記軸孔16aと直交するように形成さ
れ、前部の後端にはストッパ16cが取り付けられてい
る。
【0023】第2ガンアーム5の基部材17は、中央部
に支軸14が挿入される軸孔17aを有し、斜め下方へ
突出した前部下面にアーム部材19が取り付けられ前部
の後端には加圧シリンダ8のピストンロッドが連結され
るようになっている。そして、基部材17の中央部から
斜め上方へ突出した後部後端にストッパ17bが取り付
けられている。また、この第2ガンアーム5の基部材1
7は第1ガンアーム4の基部材16の組付け孔16bに
互いの軸孔16a,17aが合致するように嵌められ、
その状態で上記支軸14がこの軸孔16a,17aに挿
入されるものである。この組付けによって第2ガンアー
ム5のストッパ17bは上記第1ガンアーム4のストッ
パ16cに対向することになる。
【0024】上記ガンアーム4,5の基部材16,17
の両側では第1及び第2の各回転支持プレート21,2
2が支軸14に絶縁ブッシュ23を介して回転自在に支
持されている。この両回転支持プレート21,22には
両ガンアーム4,5を上記両電極チップ6,7が離隔す
るように駆動したときにそのストッパ16c,17bを
当接させるロッド状ガンストッパ24の両端が支持され
ている。
【0025】上記第1ガンフレーム2と第1回転支持プ
レート21とは「く」の字状の第1連結プレート25に
よって連結されており、上記第2ガンフレーム3と第2
回転支持プレート22とは同じく「く」の字状の第2連
結プレート26によって連結されており、この連結によ
ってガンストッパ24とガンフレーム2,3との相対的
な位置関係が固定されている。上記連結プレート25,
26は導電材料によって形成されている。
【0026】−給電経路について− 上記ガンフレーム2,3、ガンアーム4,5及び連結プ
レート25,26が導電材料によって形成されているの
は、これらの部材を利用して溶接トランス9から電極チ
ップ6,7に到る給電経路を形成するためである。ガン
フレーム2,3同士は互いに絶縁されており、この点は
ガンアーム4,5同士及び連結プレート25,26同士
も同様である。
【0027】すなわち、上記第1可動電束帯12は、図
3に示す溶接トランス9の一方の2次側電極27と第1
ガンフレーム2とを電気的に接続するものであり、上記
第2可動電束帯13は、溶接トランス9の他方の2次側
電極28と第2ガンフレーム3とを電気的に接続するも
のであり、いずれもL字状に形成されている。ガンアー
ム4,5と連結プレート25,26とは直接連結されて
いることによって互いに電気的に接続されている。ま
た、第2連結プレート26と第1ガンアーム4とはこの
両者に第3可動電束帯31を渡すことによって電気的に
接続され、第1連結プレート25と第2ガンアーム5と
はこの両者に第4可動電束帯32を渡すことによって電
気的に接続されている。
【0028】上記可動電束帯31,32の接続について
説明すると、図3に示すように、第1及び第2の各連結
プレート25,26の各々の内面には導電性ブラケット
33,34が内方へ突出するように結合され、また、第
1ガンアーム4のアーム部材18にも導電性ブラケット
35が結合されている。そして、上記第3可動電束帯3
1は第2連結プレート26の導電性ブラケット34と第
1ガンアーム4の導電性ブラケット35とを接続し、第
4可動電束帯32は第1連結プレート25の導電性ブラ
ケット34と第2ガンアーム5の基部材17の基端とを
接続している。
【0029】従って、上記溶接トランス9の一方の2次
側電極27から第1ガンアーム4の電極チップ6への給
電は、2次側電極27→第1可動電束帯12→第1ガン
フレーム2→第1連結プレート25→第3可動電束帯3
1→アーム部材18→電極チップ6、という経路で行な
われ、また、溶接トランス9の他方の2次側電極28か
ら第2ガンアーム5の電極チップ7への給電は、2次側
電極28→第2可動電束帯13→第2ガンフレーム3→
第2連結プレート26→第4可動電束帯32→基部材1
7→アーム部材19→電極チップ7、という経路で行な
われることになる。
【0030】−ガンアーム取付角度変更について− ガンフレーム2,3に対するガンアーム4,5の取付角
度は、ガンストッパ24の位置を変えることによって変
更することができる。
【0031】まず、ガンアーム4,5は、共に支軸14
に回転自在に支持されているが、加圧シリンダ8を作動
させて電極チップ6,7が離隔するようにガンアーム
4,5を駆動すると、この両ガンアーム4,5のストッ
パ16e,17bがガンストッパ24に当接してこれを
挟持することになる。この挟持によって、ガンアーム
4,5はガンフレーム2,3に対して不動の状態にな
る。つまり、ガンアーム4,5のガンストッパ24の位
置に応じた取付角度でガンフレーム2,3に固定された
状態になる。
【0032】そうして、本発明では、上記取付角度を適
宜変更することができるように、支軸14まわりにおけ
るガンストッパ24の位置をガンフレーム2,3と連結
プレート25,26との連結態様を変えることができる
ようにしている。すなわち、ガンフレーム2,3の各々
の上部には前後に離隔した2個所に連結プレート25,
26とねじ部材で結合するための第1連結孔36と第2
連結孔37が形成されている。一方、連結プレート2
5,26の各々にはその前後両端に離れた2個所にガン
フレーム2,3とねじ部材で結合するための第1連結孔
38と第2連結孔39が形成されている。また、連結プ
レート25,26の各々はその一端部が回転支持プレー
ト21,22の先端部に結合されている。
【0033】従って、図4にガンフレーム2,3を実線
で示すように該ガンフレーム2,3の第2連結孔37と
連結プレート25,26の第1連結孔38とを連結した
状態と、ガンフレーム2,3を2点鎖線で示すように該
ガンフレーム2,3の第1連結孔36と連結プレート2
5,26の第2連結孔39とを連結した状態とでは、ガ
ンフレーム2,3に対するガンアーム4,5の取付角度
が90度異なることになる。
【0034】すなわち、図5aに鎖線で示す状態は図4
に実線で示す状態に相当するが、ロボットアーム11は
そのままにして、上記取付角度の変更によって図5aに
実線で示すようにガンアーム2,3を下向きにすること
ができる。この状態においてロボットアーム11を駆動
してスポット溶接ガン1を紙面上下方向の軸まわりに1
80度回転させれば図5bに鎖線で示す状態になり、さ
らにロボットアーム11を駆動してスポット溶接ガン1
を紙面に垂直な軸まわりに90度回転させれば図5cに
実線で示す状態になる。この状態においてガンアーム
4,5の取付角度を元に戻せば図5cに鎖線で示す状態
になる。また、図5cに実線で示す状態から、ロボット
アーム11を駆動してスポット溶接ガン1を紙面左右方
向の軸まわりに180度回転させれば図5dに鎖線で示
す状態になる。また、図5bに鎖線で示す状態におい
て、ガンアーム4,5の取付角度を元に戻せば図5eに
鎖線で示す状態になる。
【0035】このように、ガンアーム4,5の取付角度
の変更によってワークの溶接を様々な方向から実行する
ことができるようになり、スポット溶接ガン1の利用範
囲が拡大する。
【0036】なお、ガンフレーム2,3の第1連結孔3
5と連結プレート25,26の第1連結孔38とを連結
するようにしてもガンアーム4,5の取付角度を変更す
ることができる。さらに、例えばガンフレーム2,3に
支軸14を中心とする円弧状の長孔を形成し、この長孔
の適宜の位置に連結プレート25,26の第1連結孔3
8を合致させてガンフレーム2,3と連結プレート2
5,26とを結合するようにすれば、当該取付角度を連
続的に変えることもできる。
【0037】<実施形態2>この実施形態については図
6乃至図11に示されており、C型スポット溶接ガン5
1に関する。52は第1固定ガンフレーム、53は第2
固定ガンフレーム、54は可動ガンフレーム、55は第
1連結部材、56は第2連結部材、57は導電性のC型
ガンアーム、58は加圧シリンダ、59は加圧シリンダ
58の導電性ピストンロッド、60は溶接トランスであ
る。固定ガンフレーム52,53は溶接トランス60と
共にロボットのアーム等に取り付けられるものである。
また、C型ガンアーム57の先端とピストンロッド59
の先端とには相対するように電極チップ6,7が取り付
けられている。
【0038】図8に示すように、固定ガンフレーム5
2,53は、縦部52a,53aと該縦部下端の横部5
2b,53bとを有するL字状のものであって、上部に
は横部52b,53bとは逆方向に突出した連結部52
c,53cを有し、導電材料によって形成されている。
この固定ガンフレーム52,53は、左右に間隔をおい
て並設され、各々の横部52b,53bを溶接トランス
60の下面の2次側電極61,62に接続して該溶接ト
ランス60を保持している。また、固定ガンフレーム5
2,53の上端には支軸63が渡され、両固定ガンフレ
ーム52,53の中間において支軸63に可動ガンフレ
ーム54の上端が回転自在に支持されている。
【0039】可動ガンフレーム54は、縦部54aの上
端にブラケット54bを有し、下端にストッパ54cを
有し、中間にスプリング受け54dを有するものであ
り、ブラケット54b、ストッパ54c及びスプリング
受け54dは溶接トランス60とは反対側に突出してい
る。この上端のブラケット54bと下端のストッパ54
cには上下方向のガイドロッド54eがスプリング受け
54dを貫通するように渡されている。そして、この可
動ガンフレーム54の横部54bの下面にC型ガンアー
ム57の上端が固定され、ガイドロッド54eに加圧シ
リンダ58が上下動自在に且つバランススプリング64
によって弾性的に支持されている。
【0040】すなわち、加圧シリンダ58からは上下の
ブラケット58a,58bが側方へ突出していて、上ブ
ラケット58aは可動ガンフレーム54の上端のブラケ
ット54bとスプリング受け54dとの間でガイドロッ
ド54e摺動自在に嵌められ、下ブラケット58bはス
プリング受け54dと下端のストッパ54cとの間でガ
イドロッド54eに摺動自在に嵌められている。そし
て、上ブラケット58aとスプリング受け54dとの間
にバランススプリング64が圧縮状態で介装されてい
る。
【0041】また、加圧シリンダ58のピストンロッド
59の下端部にはストッパ65が固定されていて、この
ストッパ65は、ピストンロッド59を後退させたとき
に可動ガンフレーム54の下端のストッパ54cに下方
から当接するように形成されている。
【0042】第1連結部材55と第2連結部材56と
は、固定ガンフレーム52,53の両外側に配置されて
いる。第1連結部材55は、導電材料によって形成され
たものであって、縦プレート部55aの上端に固定側連
結部55b、その下側に可動側連結部55c、下端に電
束帯接続部55dを有する。固定側連結部55bは固定
ガンフレーム52に連結されるものであって、縦プレー
ト部55aより溶接トランス60側へ突出しており、そ
の基端部に第1連結孔55eが形成され、先端部に第2
連結孔55fが形成されている。可動側連結部55cは
可動ガンフレーム54に連結されるものであって、固定
側連結部55bとは固定ガンフレーム52の幅に相当す
る間隔をおいた内側の部位から溶接トランス60側に突
出している。
【0043】第2連結部材56は、同じく導電材料によ
って形成されたものであって、縦プレート部56aに第
1連結部材55のものと対称的に同様の固定側連結部5
6bと可動側連結部56cとが形成されているととも
に、固定側連結部56bを間において可動側連結部56
cの反対側に上方へ突出した電束帯接続部56dが形成
されている。固定側連結部56bには第1連結部材55
のものと同様の第1連結孔56eと第2連結孔56fと
が形成されている。
【0044】第1連結部材55の固定側連結部55b
は、その第1連結孔55eと第2連結孔55fとのうち
から選択された一方において第1固定ガンフレーム52
の連結部52cに連結されるものである。同様に第2連
結部材56の固定側連結部56bも、その第1連結孔5
6eと第2連結孔56fとのうちから選択された一方に
おいて第2固定ガンフレーム53の連結部53cに連結
されるものである。また、この第1及び第2の連結部材
55,56の可動側連結部55c,56cは可動ガンフ
レーム54の側面に両側から連結されるものである。
【0045】また、C型ガンアーム57の上端には導電
性ブラケット66が固定されていて、このブラケット6
6と第1連結部材55の電束帯接続部55dとが可動電
束帯67によって接続されている。一方、加圧シリンダ
58より上方へ突出したピストンロッド59の上端にも
導電性ブラケット68が固定されていて、このブラケッ
ト68と第2連結部材56の電束帯接続部56cとが可
動電束帯69によって接続されている。
【0046】−給電経路について− 従って、溶接トランス60の一方の2次側電極61から
電極チップ6に到る給電経路は、2次側電極61→第1
固定ガンフレーム52→第1連結部材55→C型ガンア
ーム57→電極チップ6、というものになる。また、他
方の2次側電極62から電極チップ7に到る給電経路
は、2次側電極62→第2固定ガンフレーム53→第2
連結部材56→加圧シリンダ58のピストンロッド59
→電極チップ7、というものになる。
【0047】−ガンアーム取付角度変更について− 固定ガンフレーム52,53に対するC型ガンアーム5
7の取付角度は、連結部材55,56の固定ガンフレー
ム52,53に対する連結点を変えることによって変更
することができる。
【0048】すなわち、図6は連結部材55,56の固
定側連結部55b,56bの基端側に形成された第1連
結孔55e,56eを固定ガンフレーム52,53の連
結部52c,53cに連結した状態を示す。このとき
は、電極チップ6,7の相対向する方向は固定ガンフレ
ーム52,53の縦部52a,53aと平行になる。つ
まり、図6において、電極チップ6,7は上下方向に対
向する。
【0049】これに対して、上記連結部材55,56の
固定側連結部55b,56bの先端側に形成された第2
連結孔55f,56fを固定ガンフレーム52,53の
連結部52c,53cに連結すると、図9に示すよう
に、固定ガンフレーム52,53の縦部52a,53a
と電極チップ6,7の相対向する方向とは直交した状態
になる。
【0050】−バランススプリング64について−図1
0に示すように、加圧シリンダ58のピストンロッド5
9を後退させると、このピストンロッド59のストッパ
65が可動ガンフレーム54のストッパ54cに当た
る。これにより、ピストンロッド59は後退できなくな
るから、加圧シリンダ58が、バランススプリング64
の付勢に抗して、下端のブラケット58bが当該ストッ
パ54cの上面に当接するまで下降することになる。
【0051】この状態でワークを電極チップ6,7間に
介在させて、ピストンロッド59を突出させると両電極
チップ6,7でワークが挾持され溶接が実行されること
になる。電極チップ6,7がワークを挾持した状態にな
ると、それによってピストンロッド59の下降が阻止さ
れるから、図11に示すように加圧シリンダ58が上昇
することになる。
【0052】従って、加圧シリンダ58自体のピストン
ロッド押出力をコントロールせずとも、加圧シリンダ5
8がバランススプリング64によって浮動支持されてい
るから、電極チップ6,7によるワークの挾持圧力が過
大になることが避けられ、スポット溶接を高速で繰り返
す場合に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のスポット溶接ガンの斜視図。
【図2】同スポット溶接ガンの一部省略した分解斜視
図。
【図3】同スポット溶接ガンの一部省略した背面図。
【図4】同スポット溶接ガンの側面図。
【図5】実施形態1のスポット溶接ガンの溶接姿勢を変
更した各例を示す側面図。
【図6】実施形態2のスポット溶接ガンの側面図。
【図7】同スポット溶接ガンの平面図。
【図8】同スポット溶接ガンの固定ガンフレーム、可動
ガンフレーム及び連結部材を示す分解斜視図。
【図9】同スポット溶接ガンの取付角度を変更した状態
を示す側面図。
【図10】同スポット溶接ガンの溶接前の状態を示す一
部省略した側面図。
【図11】同スポット溶接ガンの溶接時の状態を示す一
部省略した側面図。
【図12】従来のスポット溶接ガンの溶接姿勢を変更し
た各例を示す側面図。
【符号の説明】
1 X型スポット溶接ガン 2.3 ガンフレーム 4,5 ガンアーム 6,7 電極チップ 8,58 加圧シリンダ 9,60 溶接トランス 11 ロボットのアーム 12,13,31,32,67,69 可動電束帯(導
電部材) 14,63 支軸 21,22 回転支持プレート 24 ガンストッパ 25,26 連結プレート 35,36,37,38 連結孔 51 C型スポット溶接ガン 52,53 固定ガンフレーム 54 可動ガンフレーム 55,56 連結部材 55e,55f,56e,56f 連結孔 57 C型ガンアーム 59 ピストンロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね合わせたワークを一対の電極チップに
    よって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を集中させる
    ことによってナゲットを形成するX型のスポット溶接ガ
    ンであって、 溶接トランスと結合されるガンフレームと、 上記ガンフレームに設けられた支軸と、 上記支軸に回転自在に支持され各々の先端に上記電極チ
    ップが相対するように設けられる一対のガンアームと、 上記両ガンアームを上記両電極チップが接近・離隔する
    ように駆動する駆動手段と、 上記支軸回りに配置され上記両ガンアームを上記両電極
    チップが離隔するように駆動したときに当接させるスト
    ッパと、 上記ストッパが取り付けられていて、上記支軸に回転自
    在に支持されているとともに、上記ガンフレームに連結
    されることによって該ガンフレームとストッパとの相対
    的な位置関係を固定するストッパブラケットとを備え、 上記ガンフレームとストッパブラケットとの連結には、
    該ガンフレームとストッパとの位置関係を変更すること
    ができるように、選択的に採用される複数の態様が設け
    られていることを特徴とするスポット溶接ガン。
  2. 【請求項2】 ロボットのアームに取り付けられ、重ね
    合わせたワークを一対の電極チップによって挟持し、該
    挟持部に電流及び加圧力を集中させることによってナゲ
    ットを形成するX型のロボット用スポット溶接ガンであ
    って、 上記ロボットのアームに溶接トランスと共に取り付けら
    れ、且つ該溶接トランスの2次側の一対の電極にそれぞ
    れ電気的に接続された一対の導電性を有するガンフレー
    ムと、 上記両ガンフレームに渡された支軸と、 上記支軸に回転自在に支持され各々の先端に上記電極チ
    ップが相対するように設けられる一対の導電性を有する
    ガンアームと、 上記両ガンアームを上記両電極チップが接近・離隔する
    ように駆動する駆動手段と、 上記支軸に回転自在に設けられた回転支持部材と、 上記回転支持部材に支持され上記両ガンアームを上記両
    電極チップが離隔するように駆動したときに当接させる
    ストッパと、 上記回転支持部材を上記両ガンフレームの各々に連結し
    該回転支持部材に支持されたストッパとガンフレームと
    の相対的な位置関係を固定する一対の導電性を有する連
    結部材と、 上記両連結部材のうちの一方と上記両ガンアームのうち
    の一方とを電気的に接続する導電部材と、 上記両連結部材のうちの他方と上記両ガンアームのうち
    の他方とを電気的に接続する導電部材とを備え、 上記溶接トランスの一方の電極から、一方のガンフレー
    ム、一方の連結部材、一方の導電部材及び一方のガンア
    ームを介して該ガンアーム先端の電極に至る通電径路が
    構成されているとともに、上記溶接トランスの他方の電
    極から、他方のガンフレーム、他方の連結部材、他方の
    導電部材及び他方のガンアームを介して該ガンアーム先
    端の電極に至る通電径路が構成されており、 上記互いに連結されるガンフレーム及び連結部材のうち
    の少なくとも一方には、上記回転支持部材を上記支軸回
    りに回転させて該ガンフレームと回転支持部材に支持さ
    れたストッパとの位置関係を変更することができるよう
    に、他方に対する連結点が2か所以上設けられているこ
    とを特徴とするロボット用スポット溶接ガン。
  3. 【請求項3】 重ね合わせたワークを一対の電極チップ
    によって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を集中させ
    ることによってナゲットを形成するC型のスポット溶接
    ガンであって、 溶接トランスに結合されるガンフレームと、 上記ガンフレームに設けられた支軸と、 上記支軸に回転自在に支持されC型ガン本体と、 上記ガン本体を上記ガンフレームに連結することによっ
    て該ガン本体とガンフレームとの相対的な位置関係を固
    定する連結部材とを備え、 上記連結部材とガンフレームとの連結には、上記ガン本
    体とガンフレームとの位置関係を変更することができる
    ように、選択的に採用される複数の態様が設けられてい
    ることを特徴とするスポット溶接ガン。
  4. 【請求項4】 ロボットのアームに取り付けられ、重ね
    合わせたワークを一対の電極チップによって挟持し、該
    挟持部に電流及び加圧力を集中させることによってナゲ
    ットを形成するC型のロボット用スポット溶接ガンであ
    って、 上記ロボットのアームに溶接トランスと共に取り付けら
    れ、且つ該溶接トランスの2次側の一対の電極にそれぞ
    れ電気的に接続された一対の導電性を有する固定ガンフ
    レームと、 上記両固定ガンフレームに渡された支軸と、 上記支軸に回転自在に支持された可動ガンフレームと、 上記可動ガンフレームに支持されていて、先端に電極チ
    ップが設けられる導電性を有するC型ガンアームと、 導電性を有するピストンロッドを備えていて、該ピスト
    ンロッドの先端に電極チップが設けられ、該電極チップ
    が上記C型ガンアームの電極チップに向かって進退する
    ように上記可動ガンフレームに支持された加圧シリンダ
    と、 上記各固定ガンフレームと可動ガンフレームとを連結す
    ることによってこの固定及び可動の両ガンフレームの相
    対的な位置関係を固定する一対の導電性を有する連結部
    材とを備え、 上記両連結部材のうちの一方と上記C型ガンアームとを
    電気的に接続する導電部材と、 上記両連結部材のうちの他方と上記ピストンロッドとを
    電気的に接続する導電部材とを備え、 上記溶接トランスの一方の電極から、一方の固定ガンフ
    レーム、一方の連結部材、一方の導電部材及びC型ガン
    アームを介して該ガンアーム先端の電極に至る通電径路
    が構成されているとともに、上記溶接トランスの他方の
    電極から、他方の固定ガンフレーム、他方の連結部材、
    他方の導電部材及びピストンロッドを介して該ピストン
    ロッド先端の電極に至る通電径路が構成されており、 上記固定ガンフレームと連結部材との少なくとも一方に
    は、上記可動ガンフレームを上記支軸回りに回転させて
    該固定ガンフレームと可動ガンフレームとの位置関係を
    変更することができるように、他方に対する連結点が2
    か所以上設けられていることを特徴とするロボット用ス
    ポット溶接ガン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106513968A (zh) * 2016-12-26 2017-03-22 安徽瑞祥工业有限公司 一种自补偿焊接装置

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