JPH06106359A - プロジェクション溶接方法 - Google Patents
プロジェクション溶接方法Info
- Publication number
- JPH06106359A JPH06106359A JP25645192A JP25645192A JPH06106359A JP H06106359 A JPH06106359 A JP H06106359A JP 25645192 A JP25645192 A JP 25645192A JP 25645192 A JP25645192 A JP 25645192A JP H06106359 A JPH06106359 A JP H06106359A
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- JP
- Japan
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- welding
- welded
- small
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- projections
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各電極プラテンに位置決め用のピンおよび同
ピンが嵌合する凹部を設けたり、被溶接物に前記ピンが
貫通する位置決め用の貫通孔を設けなくても、各被溶接
物を位置決めしながらプロジェクション溶接できるよう
にする。 【構成】 被溶接物２０，３０の各溶接面２１，３１に
それぞれ円錐形のプロジェクション２２，３２を一体形
成し、同プロジェクション２１，３１の頂部に円柱上の
小突起２２ａ，３２ａをそれぞれ一体形成する。一方、
各溶接面２１，３１には、小突起３２ａ，２２ａに対向
する位置にて、同小突起３２ａ，２２ａの外径にほぼ等
しい内径を有する小孔２３，３３を形成する。溶接にあ
たっては、溶接面２１，３１を対向させるとともに小突
起２２ａ，３２ａを小孔３３，２３内に嵌合させて、電
極プラテン４１，４２に通電して各溶接面２１，３１を
プロジェクション溶接する。
ピンが嵌合する凹部を設けたり、被溶接物に前記ピンが
貫通する位置決め用の貫通孔を設けなくても、各被溶接
物を位置決めしながらプロジェクション溶接できるよう
にする。 【構成】 被溶接物２０，３０の各溶接面２１，３１に
それぞれ円錐形のプロジェクション２２，３２を一体形
成し、同プロジェクション２１，３１の頂部に円柱上の
小突起２２ａ，３２ａをそれぞれ一体形成する。一方、
各溶接面２１，３１には、小突起３２ａ，２２ａに対向
する位置にて、同小突起３２ａ，２２ａの外径にほぼ等
しい内径を有する小孔２３，３３を形成する。溶接にあ
たっては、溶接面２１，３１を対向させるとともに小突
起２２ａ，３２ａを小孔３３，２３内に嵌合させて、電
極プラテン４１，４２に通電して各溶接面２１，３１を
プロジェクション溶接する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の被溶接物の各溶
接面を一方の溶接面に設けたプロジェクションにて溶接
するプロジェクション溶接方法に関する。
接面を一方の溶接面に設けたプロジェクションにて溶接
するプロジェクション溶接方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のプロジェクション溶接方法は、図
４に示すように、溶接面１１ａにプロジェクション１１
ｂを形成してなる被溶接物１１の溶接面１１ａと被溶接
物１２の溶接面１２ａを対向させ、電極プラテン１３，
１４により各溶接面１１ａ，１２ａを密着させながら、
両プラテン１３，１４間に電源１５から電流を流して各
溶接面１１ａ，１２ａをプロジェクション１１ｂにて溶
接するようにしている。そして、この溶接においては、
電極プラテン１４の先端面上に被溶接物１１，１２に設
けた貫通孔１１ｃ，１２ｂを貫通する位置決め用のピン
１４ａを一体的に形成するとともに、電極プラテン１３
の先端面上のピン１４ａと対向する位置にて凹部１３ａ
を形成し、溶接時にはピン１４ａを凹部１３ａに侵入さ
せることにより被溶接物１３，１４間の位置ずれを防止
するようにしている。
４に示すように、溶接面１１ａにプロジェクション１１
ｂを形成してなる被溶接物１１の溶接面１１ａと被溶接
物１２の溶接面１２ａを対向させ、電極プラテン１３，
１４により各溶接面１１ａ，１２ａを密着させながら、
両プラテン１３，１４間に電源１５から電流を流して各
溶接面１１ａ，１２ａをプロジェクション１１ｂにて溶
接するようにしている。そして、この溶接においては、
電極プラテン１４の先端面上に被溶接物１１，１２に設
けた貫通孔１１ｃ，１２ｂを貫通する位置決め用のピン
１４ａを一体的に形成するとともに、電極プラテン１３
の先端面上のピン１４ａと対向する位置にて凹部１３ａ
を形成し、溶接時にはピン１４ａを凹部１３ａに侵入さ
せることにより被溶接物１３，１４間の位置ずれを防止
するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では、被溶接物１１，１２が、それらの機能上貫通孔
１１ｃ，１２ｂを必要としない場合には、位置決めのた
めにわざわざ貫通孔１１ｃ，１２ｂを形成する必要があ
った。また、貫通孔１１ｃ，１２ｂの存在が被溶接物１
１，１２の機能を阻害する場合もあり、このような場合
には被溶接物１１，１２の位置決めをすることができな
かった。さらに、溶接時に貫通孔１１ｃ，１２ｂがピン
１４ａの外周面に密着してしまい、溶接後に貫通孔１１
ｃ，１２ｂをピン１４ａから外すのに困難であったり、
外すための格別の治具を必要としたりした。さらに、溶
接の都度、ピン１４ａと貫通孔１１ｂ，１２ｃの摩擦に
よりピン１４ａの外周面が摩耗して溶接機の耐久性が悪
くなるという問題があった。
法では、被溶接物１１，１２が、それらの機能上貫通孔
１１ｃ，１２ｂを必要としない場合には、位置決めのた
めにわざわざ貫通孔１１ｃ，１２ｂを形成する必要があ
った。また、貫通孔１１ｃ，１２ｂの存在が被溶接物１
１，１２の機能を阻害する場合もあり、このような場合
には被溶接物１１，１２の位置決めをすることができな
かった。さらに、溶接時に貫通孔１１ｃ，１２ｂがピン
１４ａの外周面に密着してしまい、溶接後に貫通孔１１
ｃ，１２ｂをピン１４ａから外すのに困難であったり、
外すための格別の治具を必要としたりした。さらに、溶
接の都度、ピン１４ａと貫通孔１１ｂ，１２ｃの摩擦に
よりピン１４ａの外周面が摩耗して溶接機の耐久性が悪
くなるという問題があった。
【０００４】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は前記従来の位置決め用のピンを廃
しても各被溶接物の位置決めをできるようにして、前記
各問題を解決したプロジェクション溶接方法を提供する
ものである。
たもので、その目的は前記従来の位置決め用のピンを廃
しても各被溶接物の位置決めをできるようにして、前記
各問題を解決したプロジェクション溶接方法を提供する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴は、一対の被溶接物の各溶接面を一方の
溶接面に設けたプロジェクションにて溶接するプロジェ
クション溶接方法において、プロジェクションの頂部に
小突起を設けるとともに、他方の溶接面の小突起に対応
する位置に小孔を設け、かつ溶接時に小突起を小孔に嵌
合させるようにしたことにある。
に本発明の特徴は、一対の被溶接物の各溶接面を一方の
溶接面に設けたプロジェクションにて溶接するプロジェ
クション溶接方法において、プロジェクションの頂部に
小突起を設けるとともに、他方の溶接面の小突起に対応
する位置に小孔を設け、かつ溶接時に小突起を小孔に嵌
合させるようにしたことにある。
【０００６】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、溶接時に、一方の被溶接物の溶接面上のプロジ
ェクション頂部に設けた小突起が他方の被溶接物の溶接
面に設けた小孔に嵌合されるので、各被溶接物が小突起
および小孔により位置決めされる。その結果、本発明に
よれば、電極プラテンに位置決め用のピンおよび凹部が
不要となるとともに、被溶接物に前記ピンが貫通する格
別の貫通孔を設けたりする必要がなくなる。これによ
り、これらの位置決め用のピン、凹部および貫通孔に起
因した上記従来の種々の問題を解決できる。
いては、溶接時に、一方の被溶接物の溶接面上のプロジ
ェクション頂部に設けた小突起が他方の被溶接物の溶接
面に設けた小孔に嵌合されるので、各被溶接物が小突起
および小孔により位置決めされる。その結果、本発明に
よれば、電極プラテンに位置決め用のピンおよび凹部が
不要となるとともに、被溶接物に前記ピンが貫通する格
別の貫通孔を設けたりする必要がなくなる。これによ
り、これらの位置決め用のピン、凹部および貫通孔に起
因した上記従来の種々の問題を解決できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図１は本発明により溶接される被溶接物２０，
３０の一方を斜視図により示しており、図２は両被溶接
物２０，３０を断面図により示している。
すると、図１は本発明により溶接される被溶接物２０，
３０の一方を斜視図により示しており、図２は両被溶接
物２０，３０を断面図により示している。
【０００８】被溶接物２０，３０の各溶接面２１，３１
にはそれぞれ円錐形のプロジェクション２２，３２が一
体形成されており、同プロジェクション２１，３１の頂
部には円柱上の小突起２２ａ，３２ａがそれぞれ一体形
成されている。また、各溶接面２１，３１には、小突起
３２ａ，２２ａに対向する位置にて、同小突起３２ａ，
２２ａの外径にほぼ等しい内径を有する小孔２３，３３
が形成されている。
にはそれぞれ円錐形のプロジェクション２２，３２が一
体形成されており、同プロジェクション２１，３１の頂
部には円柱上の小突起２２ａ，３２ａがそれぞれ一体形
成されている。また、各溶接面２１，３１には、小突起
３２ａ，２２ａに対向する位置にて、同小突起３２ａ，
２２ａの外径にほぼ等しい内径を有する小孔２３，３３
が形成されている。
【０００９】このような形成した被溶接物２０，３０の
溶接にあたっては、図３に示すように、溶接面２１，３
１を対向させるとともに小突起２２ａ，３２ａを小孔３
３，２３内に嵌合させて、電極プラテン４１，４２によ
り被溶接物２０，３０を押圧しながら両プラテン４１，
４２間に電源４３から電流を流す。これにより、プロジ
ェクション２２，３２に前記押圧力が集中するとともに
電流も集中し、小突起２２ａ，３２ａを含むプロジェク
ション２２，３２部分が溶解して両被溶接物２０，３０
は各溶接面２１，３１にてそれぞれ溶接される。
溶接にあたっては、図３に示すように、溶接面２１，３
１を対向させるとともに小突起２２ａ，３２ａを小孔３
３，２３内に嵌合させて、電極プラテン４１，４２によ
り被溶接物２０，３０を押圧しながら両プラテン４１，
４２間に電源４３から電流を流す。これにより、プロジ
ェクション２２，３２に前記押圧力が集中するとともに
電流も集中し、小突起２２ａ，３２ａを含むプロジェク
ション２２，３２部分が溶解して両被溶接物２０，３０
は各溶接面２１，３１にてそれぞれ溶接される。
【００１０】上記のように、被溶接物２０，３０がプロ
ジェクション溶接される際には、小突起２２ａ，３２ａ
が小孔３３，２３内に嵌合するので、被溶接物２０，３
０が確実に位置決めされた状態で溶接される。その結
果、上記実施例によれば、溶接機を構成する電極プラテ
ン４１，４２にピンおよび凹部などを格別に設ける必要
がなくなるとともに、被溶接物２０，３０に位置決めの
ための前記ピンが貫通する貫通孔を設ける必要がなくな
る。
ジェクション溶接される際には、小突起２２ａ，３２ａ
が小孔３３，２３内に嵌合するので、被溶接物２０，３
０が確実に位置決めされた状態で溶接される。その結
果、上記実施例によれば、溶接機を構成する電極プラテ
ン４１，４２にピンおよび凹部などを格別に設ける必要
がなくなるとともに、被溶接物２０，３０に位置決めの
ための前記ピンが貫通する貫通孔を設ける必要がなくな
る。
【図１】 本発明で用いられる被溶接物の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】 同被溶接物の断面図である。
【図３】 同被溶接物の溶接状態を示す断面図である。
【図４】 従来の被溶接物の溶接状態を示す断面図であ
る。
る。
２０，３０…被溶接物、２１，３１…溶接面、２２，３
２…プロジェクション、２２ａ，３２ａ…小突起、２
３，３３…小孔、４１，４２…電極プラテン。
２…プロジェクション、２２ａ，３２ａ…小突起、２
３，３３…小孔、４１，４２…電極プラテン。
Claims (1)
- 【請求項１】 一対の被溶接物の各溶接面を一方の溶接
面に設けたプロジェクションにて溶接するプロジェクシ
ョン溶接方法において、前記プロジェクションの頂部に
小突起を設けるとともに、前記他方の溶接面の前記小突
起に対応する位置に小孔を設け、かつ溶接時に前記小突
起を前記小孔に嵌合させるようにしたことを特徴とする
プロジェクション溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25645192A JPH06106359A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | プロジェクション溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25645192A JPH06106359A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | プロジェクション溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106359A true JPH06106359A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17292836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25645192A Pending JPH06106359A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | プロジェクション溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106359A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7246601B2 (en) | 2004-09-10 | 2007-07-24 | Denso Corporation | Common rail |
| CN100460662C (zh) * | 2004-09-10 | 2009-02-11 | 株式会社电装 | 共轨 |
| JP2017164771A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社日立ビルシステム | プロジェクション溶接方法 |
| KR102502587B1 (ko) * | 2022-11-22 | 2023-02-23 | 김민수 | 진공파이프 조립체 제조공법 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP25645192A patent/JPH06106359A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7246601B2 (en) | 2004-09-10 | 2007-07-24 | Denso Corporation | Common rail |
| CN100460662C (zh) * | 2004-09-10 | 2009-02-11 | 株式会社电装 | 共轨 |
| JP2017164771A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社日立ビルシステム | プロジェクション溶接方法 |
| KR102502587B1 (ko) * | 2022-11-22 | 2023-02-23 | 김민수 | 진공파이프 조립체 제조공법 |
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