JPH03279073A

JPH03279073A - ステアリングホイール

Info

Publication number: JPH03279073A
Application number: JP8165290A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Fujita; 藤田　佳幸; Atsushi Nagata; 篤永田; Katsunobu Sakane; 坂根　勝信
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1990-03-29
Filing date: 1990-03-29
Publication date: 1991-12-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、自動車等に装着されるステアリングホイー
ルに関し、さらに詳しくは、スポーク部芯金とリング部
芯金とを抵抗溶接によって接合させているステアリング
ホイールに関する。

〈従来のに術とその課題〉従来、ステアリングホイールの各芯金を抵抗溶接により
接合することは、特開昭５９−８９２６５号公報等で知
られている。

そして、抵抗溶接を利用してスポーク部芯金とリング部
芯金とを接合する場合には、例えば、第１１・１２図に
示すように行なっていた。

すなわち、スポーク部芯金２の先端部位を水平方向に延
ばして溶接座３とし、その溶接座３に溶接用突起４を形
成し、溶接座３の上面側にリング部芯金１を圧接させて
通電して抵抗溶接を行っていた。

しかし、従来の溶接態様では、リング部芯金１を溶接座
３に配置させる際に、リング部芯金１が溶接座３上でず
れ易く、位置決め作業に手間取ることとなっていた。

この発明は、上述の課題を解決するものであり、スポー
ク部芯金とリング部芯金とを抵抗溶接によって接合させ
る場合、溶接時の位置決め作業を容易に行なうことがで
きるステアリングホイールを提供することを目的とする
。

く課題を解決するための手段〉この発明に係るステアリングホイールは、スポーク部芯
金に溶接用突起を備えた溶接座が形成され、該溶接座に
リング部芯金が抵抗溶接により接合されているステアリ
ングホイールであって、前記溶接用突起に、前記リング
部芯金の断面方向の外周面に略沿う形状として、抵抗溶
接時における前記リング部芯金の位置決め用の凹部が、
形成されていることを特徴とする。

〈発明の作用・効果〉この発明に係るステアリングホイールでは、スポーク部
芯金の溶接座の溶接用突起が、リング部芯金の断面方向
の外周面に略沿う形状として、抵抗溶接時におけるリン
グ部芯金の位置決め用の凹部を備えている。

そのため、スポーク部芯金の溶接座にリング部芯金を配
置させる際、溶接用突起の凹部内にリング部芯金を配置
させれば、リング部芯金が凹部に略嵌合される態様とな
って、容易に位置決めできる。

また、溶接時には、溶接座の溶接用突起をリング部芯金
の断面方向の外周面に対して複数箇所で接触させたり若
しくは線接触させることができて、溶接面積を広くする
ことができ、溶接強度を向上させることができる。

したがって、この発明に係るステアリングホイールでは
、スポーク部芯金とリング部芯金とを抵抗溶接によって
接合させる場合、溶接時の位置決め作業を容易に行なう
ことができ、また、溶接時には、溶接面積を広くするこ
とができて、溶接強度を向上させることができる。

〈実施例〉以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

実施例のステアリングホイールＷは、第３図に示すよう
に、リング部Ｒと、リング部Ｒの中央に配置されるボス
部Ｂと、ボス部Ｂから半径方向外方へ延びてボス部Ｂと
リング部Ｒとを連結する二本のスポーク部Ｓと、を備え
て構成されている。

リング部Ｒには、鋼管製のリング部芯金１１が配置され
ている。

ボス部Ｂは、図示しない車両のステアリングシャフトと
連結される鋼製のボス１６と、ボス１６に溶接される鋼
板製のボスプレート１７と、を備えて構成されている。

各スポーク部Ｓには、鋼板製のスポーク部芯金１２が配
置されている。なお、実施例の場合には、左右のスポー
ク部芯金１２・１２とボスプレート１７とが一体物から
構成されている。

リング部芯金１１の外周と、各スポーク部芯金１２にお
けるリング部芯金１１側の部位の外周とには１．軟買ウ
レタン等の合成樹脂製の被覆層１８が形成されている。

なお、符号１９は、ボス部Ｂの上部を覆うパッドである
。

そして、実施例のステアリングホイールＷでは、各スポ
ーク部芯金１２の先端に、第１・２図に示すように、水
平方向に延びる溶接座１３が形成されている。

これらの溶接座１３には、さらに、スポーク部芯金１２
の長手方向に沿い、リング部芯金１１の断面方向に沿っ
て延びる複数の溶接用突起１４が形成されている。これ
らの溶接用突起１４には、それぞれ、リング部芯金１１
の断面方向の外周面における下面側に略沿う形状の凹部
１５が形成されている。なお、実施例の場合には、各凹
部１５は、溶接用突起１４に、溶接座１３の上下を貫通
する貫通孔を穿設して形成されている。

したがって、実施例のステアリングホイールＷにおいて
、各スポーク部芯金１２の溶接座１３にリング部芯金１
１を抵抗溶接を利用して溶接する場合には、第４図に示
すように、各溶接座１３における溶接用突起１４の凹部
１５にリング部芯金１１を配電させれば、リング部芯金
１１が凹部１５に略嵌合される態様となって、容易に位
置決めできる。

そして、スポーク部芯金１２の溶接座１３とリング部芯
金１１とを所定の電極Ｄ１・Ｄ２で加圧して挟持し、所
定の電流を通電させれば、各スポーク部芯金１２とリン
グ部芯金１１とを溶接することができる。

なお、別途、スポーク部芯金１２と一体的なボスプレー
ト１７に、ボス１６を抵抗溶接を利用して溶接させてお
く。

そして、各部芯金１１・１２・１６・１７が接合された
ステアリングホイール芯金Ｃを、所定の成形型にセット
し、被覆層１８を形成し、その後、ボス部Ｂの上部に、
所定のホーンスイッチ機構等を介在させてパッド１９を
配置させるとともに、ボス部Ｂの下部に図示しないロア
カバーを配置させれば、実施例のステアリングホイール
Ｗを製造することができる。

このようにして形成されたステアリングホイールＷでは
、各スポーク部芯金１２の溶接［１３における溶接用突
起１４の凹部１５の周縁を、リング部芯金１１の外周面
に対して、複数箇所で接触させたり、若しくは線接触さ
せることができて、溶接面積を広くすることができ、溶
接強度を向上させて溶接することができる。

なお、実施例では、溶接用突起１４に形成する凹部１５
として、貫通孔を穿設して形成したものを示したが、第
５・６図に示すように、リング部芯金１１を略嵌合でき
れば、溶接用突起２４を部分的に凹ませて形成するよう
な凹部２５としても良い。

また、実施例では、リング部芯金１１の断面方向の外周
面に略沿うように、溶接用突起１４を連続的に形成した
ものを示したが、第７・８図に示すように、溶接用突起
３４を断続的に形成した二つの凸部３４ａから構成し、
凸部３４８間を、リング部芯金１１を略嵌合させる凹部
３５としても良い。

さらに、実施例では、スポーク部芯金１２における溶接
座１３の上面にリング部芯金１１を配置させる場合を示
したが、第９・１０図に示すように、溶接座４３に下方
へ突出する凸部４４ａを二つ形成し、凸部４４ａ間を凹
部４５として、溶接座４３の下面側に溶接用突起４４を
形成し、溶接座４３の下面側にリング部芯金１１を溶接
するように構成しても良い、ちなみに、溶接座４３の下
面側でリング部芯金１１を溶接する場合には、溶接［４
３自体でリング部芯金１１の配置位置が隠れる態様とな
るため、凹部４５が形成されていない場合に比べて、溶
接時の位置決め作業を著しく円滑に行なうことができる
。

また、実施例では、スポーク部芯金１２として板状のも
の例示したが、丸棒をプレス加工して溶接座を形成して
、その溶接座に凹部な備えた溶接用突起を形°成しても
良い。

さらに、実施例では、リング部芯金１１として、鋼管製
のものを例示したが、中実のリング部芯金を使用しても
良い。

また、実施例のリング部芯金１１は、断面の外形形状を
円形としたものを示したが、リング部芯金の断面の外形
形状を楕円や多角形状として、その外周面に、スポーク
部芯金の溶接座のおける溶接用突起の凹部を略沿わせる
形状にしても良い。

さらに、実施例では、スポーク部芯金１２とボスプレー
ト１５とが一体的に形成されているものを示したが、勿
論、別体から構成されているものでも良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図であり、第３
図のｒ−ｒ部位の断面図、第２図は同実施例のスポーク部芯金の溶接座とリング部
芯金とを示す部分斜視図、 ′ｓ３図は同実施例の平面図、 ′ｆＳ４図は同実施例のスポーク部芯金の溶接座にリン
グ部芯金を溶接する態様を示す図、第５図は他の実施例
を示す部分断面図、第６図は第５図に示す実施例の、ス
ポーク部芯金の溶接座とリング部芯金とを示す部分斜視
図、第７図はさらに他の実施例を示す部分断面図、第８
図は第７図に示す実施例の、スポーク部芯金の溶接座と
リング部芯金とを示す部分斜視図、第９図はさらに他の
実施例を示す部分断面図、′ｓ１０図は第９図に示す実
施例の、スポーク部芯金の溶接座とリング部芯金とを示
す部分斜視図７４１１図は従来例を示す部分断面図、第
１２図は従来例のスポーク部芯金の溶接座とリング部芯
金とを示す部分斜視図である。１１・・・リング部芯金、１２・・・スポーク部芯金・１３・４３・・・溶接座、１４・２４・３４・４４・・・溶接用突起、１５・２５
・３５・４５・・・凹部、Ｗ・・・ステアリングホイール。特　　許　　出　　願　　人豊田合成株式会社第図第図第図【−” 第５図第図

Claims

【特許請求の範囲】スポーク部芯金に溶接用突起を備えた溶接座が形成され
、該溶接座にリング部芯金が抵抗溶接により接合されて
いるステアリングホイールであつて、前記溶接用突起に、前記リング部芯金の断面方向の外周
面に略沿う形状として、抵抗溶接時における前記リング
部芯金の位置決め用の凹部が、形成されていることを特
徴とするステアリングホイール。