JPH03287465A - ステアリングホイール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、自動車等に装着されるステアリングホイー
ルに関し、さらに詳しくは、パイプ材をリング状に曲げ
た後、その両端部を抵抗溶接を利用して円環状に連結し
たリング部芯金を備えるステアリングホイールに関する
。

〈従来の技術とその課題〉 従来、ステアリングホイールのリング部芯金１を形成す
る場合には、第７図に示すように、鋼製のパイプ材１０
を略円環状に曲げた後、その両端部１０ａ・１０ｂを電
極Ｄ１・Ｄ２でそれぞれ挟持し、両端部１０ａ・１０ｂ
の端面を加圧しつつ当接させ、所定の電流を通電させて
フラッシュバット・アプセットバット等のバット溶接に
より接合させ、リング部芯金１を製造していた（特開昭
６３−１２３５７３号公報参照）。

しかし、従来のステアリングホイールのリング部芯金１
では、パイプ材１０の両端部１０ａ・１ｏｂをバット溶
接する際に、スパッタがパイプ材１０の中に飛ぶ場合が
あり、その状態で両端部１０ａ・１０ｂが接合されると
、ステアリングホイールの操作時に、リング部芯金１内
でスパッタにより異音が発生する虞れが生じ、不良品と
なってしまう。

この発明は、上述の課題を解決するものであり、溶接時
に発生するスパッタがリング部芯金内に封入されること
を防止して、不良品の発生を抑えて製造することができ
るステアリングホイールを提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 この発明に係るステアリングホイールは、パイプ材を曲
げ、その両端部の相互を抵抗溶接を利用することにより
円環状に連結したリング部芯金、を備えるステアリング
ホイールにおいて、前記パイプ材における両端部の端面
相互が当接されるととに、前記両端部にわたって連結材
が外装され、 該連結材が、前記パイプ材の両端部に対してそれぞれ抵
抗溶接されていることを特徴とする。

〈発明の作用・効果〉 この発明に係るステアリングホイールでは、リング状に
曲げたパイプ材における両端部の端面相互が当接され、
それらの両端部にわたって連結材が外装され、その連結
材がパイプ材の両端部にそれぞれ抵抗溶接により接合さ
れて、リング部芯金が形成されている。

すなわち、パイプ材の両端部の端面相互が抵抗溶接され
る訳では無く、パイプ材の両端部の端面相互が当接した
状態で、パイプ材の両端部におけるそれぞれの外周面と
連結材とが抵抗溶接されるため、スパッタが発生しても
、パイプ材の内部にそのスパッタが混入せず、内部にス
パッタが封入されずにリング部芯金が形成されることと
なる。

したがって、この発明に係るステアリングホイールでは
、抵抗溶接時に発生するスパッタがリング部芯金内に封
入されることを防止して、不良品の発生を抑えて製造す
ることができる。

〈実施例〉 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

実施例のステアリングホイールＷは、第２図に示すよう
に、リング部Ｒと、リング部Ｒの中央に配置されるボス
部Ｂと、ボス部Ｂから半径方向外方へ延びてボス部Ｂと
リング部Ｒとを連結する二本のスポーク部Ｓと、を備え
て構成されている。

リング部Ｒには、鋼製のパイプ材から形成されるリング
部芯金１１が配置されている。

ボス部Ｂには、図示しないステアリングシャフトと連結
されるｍ製のボス１４と、ボス１４に溶接される鋼板製
のボスプレート１５と、が配置されている。

各スポーク部Ｓには、鋼板製のスポーク部芯金１３が配
置されている。なお、実施例の場合には、左右のスポー
ク部芯金１３とボスプレート１５とが一体物から構成さ
れている。

また、リング部芯金１１の外周と、各スポーク部芯金１
３におけるリング部芯金１１側の部位の外周とには、軟
質ウレタン等の合成樹脂製の被覆層１６が形成されてい
る。

なお、符号１７は、ボス部Ｂの上部を覆うパッドである
。

そして、実施例のステアリングホイールＷではリング部
芯金１１は、第１・２図に示すように、パイプ材１０が
リング状に曲げられて、その両＃６部１０ａ・１０ｂが
鋼管製の連結材１２によって連結され・て、形成されて
いる。

このリング部芯金１１の製造を具体的に述べれば、まず
、パイプ材１０をリング状に曲げ、その両１部１０　ａ
・１０ｂにわたって円筒状の連結材１２を外装する。

そして、両端部１０ａ・１０ｂの端面相互を当接させて
、第３図に示すような、割型２１・２２を備えるかしめ
装置２０に配置させ、割型２１・２２で連結材１２の外
周面を押圧するとともに、割型２１・２２と、パイプ材
１０とに抵抗溶接するための所定のｔ　流を通電させる
。すると、このかしめ装置２０の割型２１・２２が、そ
れぞれの凹部２１ａ・２２ａの内周面に、突条２１ｂ・
２２ｂを備えており、これらの突条２１ｂ・２２ｂによ
って、第４図に示すように、連結材１２とパイプ材１０
の両端部１０ａ・１０ｂとがかしめられるとともに、連
結材１２がそれぞれの両端部１０！１・１０ｂと抵抗溶
接され、リング部芯金１１が形成される。

その後、リング部芯金１１と各スポーク部芯金１３、ボ
ス１４とボスプレート１５、をそれぞれ抵抗溶接により
連結してステアリングホイール芯金Ｃを形成し、そのス
テアリングホイール芯金Ｃを、所定の成形型にセットし
、被覆層１６を形成する。そして、ボス部Ｂの上部に、
所定のホーンスイッチ機構等を介在させてバッド１７を
配置させるとともに、ボス部Ｂの下部に図示しないロア
カバーを配置させれば、実施例のステアリングホイール
Ｗを製造することができる。

このように製造されたステアリングホイールＷでは、リ
ング部芯金１１において、パイプ材１０の両端部１０ａ
・１０ｂの端面相互を抵抗溶接する訳では無く、パイプ
材１０の両端部１０ａ−１ｏｂの端面相互を当接させた
状態で、パイプ材１０の両端部１０ａ・１０ｂにおける
それぞれの外周面と連結材１２とを抵抗溶接するため、
スパッタが発生しても、パイプ材１０の内部にそのスパ
ッタが混入せず、内部にスパッタが封入されずにリング
部芯金１１を製造でき、既述の発明の作用・効果で述べ
たと同様な効果を奥する。

さらに、実施例のステアリングホイールＷではリング部
芯金１１の円環状に連結される態様がパイプ材１０の両
端部？Ｏａ・１０ｂと連結材１２との溶接と、両端部ｔ
Ｏａ・１０ｂと連結材１２とが共に抜は不能に凹凸状に
かしめられる態様とで、二重の態様で連結されているた
め、パイプ材１０の両端部１０ａ・１０ｂの連結強度を
向上させることができる。

なお、実施例では、リング部芯金１１の形成時、円筒状
の連結材１２を使用する場合を示したが、′ｓ６図に示
すように、凹部３ｊａ・３２ａの内周面に突条の無い割
型３１・３２からなるかしめ装置３０を使用する場合に
は、第５図に示すように、内周面に凸部４２ａ・４２ａ
を備えた略円筒状の連結材４２を使用するようにしても
良い。この場合には、かしめ装置３０でかしめる際、連
結材４２とパイプ材１０とに所定の電流を流して抵抗溶
接する。

また、実施例では、連結材１２とパイプ材１０の両端部
１０ａ・１０ｂとの全周に凹部を形成するようにかしめ
た場合を示したが、勿論、かしめ装置２０の割型２１・
２２の突条２１ｂ・２２ｂを断続的に形成し、連結材１
２やパイプ材ＩＯの両端部１０ａ・ｉｏｂを円周方向で
断続的にかしめるようにしても良い。

さらに、実施例では、連結材１２が円筒状のものを示し
たが、パイプ材１０の両端部１０ａ・１０ｂの円周方向
で複数に分割されている連結材を使用するようにしても
良い。

【図面の簡単な説明】 第１図は、この発明の一実施例を示すリング部の断面図
であり、第２図の１−１断面図、第２図は、同実施例の
平面図、 ３４３図は、同実施例のリング部芯金の製造に使用する
かしめ装置の斜視図、 第４図は、同実施例のリング部芯金を製造する工程を順
に示す図、 第５図は、他の形状の連結材を使用してリング部芯金を
製造する工程を順に示す図、 第６図は、第５図に示す工程で使用するかしめ装置の斜
視図、 第７図は、従来のリング部芯金の製造を示す図′である
。 １０・・・パイプ材、 １０ａ・１０ｂ−１部、 １１・・・リング部芯金、 １２・・・連結材、 Ｗ・・・ステアリングホイール。 特　　許　　出　　願 代 理

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 パイプ材を曲げ、その両端部の相互を抵抗溶接を利用す
   ることにより円環状に連結したリング部芯金、を備える
   ステアリングホィールにおいて、前記パイプ材における
   両端部の端面相互が当接されるとともに、前記両端部に
   わたつて連結材が外装され、 該連結材が、前記パイプ材の両端部に対してそれぞれ抵
   抗溶接されていることを特徴とするステアリングホィー
   ル。