JP2020104226A - 電極端子挿入治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極端子を挿入口に容易に挿入できる電極端子挿入治具を提供すること。【解決手段】被加工物を切削する切削ブレードが先端に装着されるスピンドル22を回転自在に収容するスピンドルハウジング23の後端に形成された凹部23Cの底部23C1に形成され、該スピンドル22に連なるロータ26Aに接触する導通用の長尺な電極端子71が挿入される挿入口23Dに該電極端子71を挿入するための電極端子挿入治具100であって、凹部23Cの下側に挿入されて嵌合する突出部102と、この突出部102を含む電極端子挿入治具100の上面に電極端子71が載置され挿入口23Dに連通するガイド溝103とを有し、電極端子71がガイド溝103に沿って挿入口23Dに案内される。【選択図】図6

Description

本発明は、電極端子挿入治具に関する。
一般に、スピンドルの先端に切削ブレードを装着し、チャックテーブルに保持した被加工物を切削加工する切削装置が知られている。この種の切削装置は、被加工物への切り込み深さを制御するため、切削ブレードの下端がチャックテーブルに接触した位置を原点位置として検出する原点位置検出機構を備えている。この原点検出機構は、スピンドルを回転可能に支持するスピンドルハウジングの、該スピンドルの端面に対向する挿入口に電極端子を挿入し、回転する該スピンドルの端面に向かって押しつけることで電極端子とスピンドルとが摺動しつつ電気的に接続し、電極端子に接続されたリード線を原点検出回路に接続して構成される。このように構成された原点検出機構は、切削ブレードがチャックテーブルに接触すると、スピンドルを介して原点検出回路に電流が流れるため、この電流の流れを電流計によって検出し、この電流を検出した時点における切削ブレードの切り込み位置を原点位置に設定している(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2597808号公報
ところで、上記した電極端子は、スピンドルの端面と接触する先端のカーボンブラシ片と、このカーボンブラシ片に接続される長尺なコイルばねと、コイルばねに接続するリード線とからなっている。カーボンブラシ片は、コイルばねの付勢力によって、スピンドルの端面と摺動しているため、カーボンブラシ片の摩耗によって定期的な交換を要する。一方、コイルばねとカーボンブラシ片とを有する電極端子は形状を維持しにくく、スピンドルハウジングの端の凹部の底部に形成された挿入口に電極端子を挿入するには熟練を要し、工数がかかる問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電極端子を挿入口に容易に挿入できる電極端子挿入治具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被加工物を切削する切削ブレードが先端に装着されるスピンドルを回転自在に収容するスピンドルハウジングの後端に形成された凹部の底部に形成され、該スピンドルに接触する導通用の長尺な電極端子が挿入される挿入口に該電極端子を挿入するための電極端子挿入治具であって、先端が該凹部の下側に挿入されて嵌合し、該先端を含む上面に該電極端子が載置され該挿入口に連通するガイド溝を有し、該電極端子が該挿入口に案内されることを特徴とするものである。
本発明に係る電極端子挿入治具は、先端が凹部の下側に挿入されて嵌合し、先端を含む上面に電極端子が載置され挿入口に連通するガイド溝を有するため、電極端子を上面のガイド溝に載置し、先端をスピンドルハウジングの凹部に嵌合させることで、電極端子をガイド溝によって挿入口に案内することができ、電極端子を挿入口に容易に挿入することができる。
図1は、本実施形態に係る電極端子挿入治具が使用される切削ユニットを備えた切削装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、原点検出機構が設けられた切削ユニットの縦断面図である。 図3は、電極端子の構成例を示す斜視図である。 図4は、電極端子挿入治具を模式的に示す斜視図である。 図5は、スピンドルハウジングの凹部に電極端子挿入治具を連結した状態を示す図である。 図6は、電極端子挿入治具を使用して電極端子をスピンドルハウジングの挿入口に挿入する動作の説明図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
以下、本実施形態に係る電極端子挿入治具について説明する。図1は、本実施形態に係る電極端子挿入治具が使用される切削ユニットを備えた切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、原点検出機構が設けられた切削ユニットの縦断面図である。図3は、電極端子の構成例を示す斜視図である。切削装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対移動させることにより、チャックテーブル10上に保持された被加工物(不図示)を切削加工するものである。切削装置1は、チャックテーブル10と、切削ユニット20と、撮像ユニット30と、X軸移動ユニット40と、Y軸移動ユニット50と、Z軸移動ユニット60とを含んで構成されている。
被加工物は、切削加工される加工対象であり、特に限定されないが、例えば、シリコン、ヒ化ガリウム(GaAs)等を母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハ、セラミックス、ガラス、サファイア系の円板状の無機材料基板、金属や樹脂等の円板状の延性材料等を含む各種加工材料である。
チャックテーブル10は、図1に示すように、多孔性セラミックス等から形成された保持部11と、この保持部11が配置される枠体13と、この枠体13の周囲に配設された複数(例えば4個)のクランパ12とを備える。保持部11は、板状の被加工物をその裏面側から吸引することで保持する。クランパ12は、被加工物を支持する環状フレーム(不図示)を挟持する。枠体13は、例えば、ステンレス鋼等の導電性を有する金属材料で形成されている。また、チャックテーブル10は、保持部11の中心軸線を中心に回転可能に構成されており、切削ユニット20に対して、任意の回転角度に調整することができる。
切削ユニット20は、切削ブレード21と、スピンドル22(図2)と、スピンドルハウジング23と、切削液供給ノズル24とを含んでいる。スピンドルハウジング23内にはスピンドル22が収容され回転可能に支持されている。スピンドル22は、スピンドルハウジング23中に収容されたモータ26(図2)により回転駆動され、スピンドル22の先端側には切削ブレード21が着脱可能に装着されている。
切削ブレード21は、チャックテーブル10に保持された被加工物を切削する。切削ブレード21は、略リング形状の極薄の切削砥石である。切削液供給ノズル24は、切削ブレード21による被加工物の加工中に、被加工物の加工点へ切削液を供給する。
撮像ユニット30は、複数の画素からなり、チャックテーブル10に保持された被加工物を撮像し、画像を生成する。撮像ユニット30は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いたカメラ等であるが、これに限定されるものではない。
X軸移動ユニット40は、装置基台2上に搭載されて、チャックテーブル10を切削送り方向(X軸方向)に移動させるものである。切削送り方向(X軸方向)は、鉛直方向と直交する。X軸移動ユニット40は、X軸パルスモータ41と、X軸ボールねじ42と、一対のX軸ガイドレール43,43とを含んでいる。一対のX軸ガイドレール43,43上には、チャックテーブル10が載置され、このチャックテーブル10の下部にX軸ボールねじ42が螺合している。X軸移動ユニット40は、X軸パルスモータ41により発生した回転力によりX軸ボールねじ42を回転駆動させることで、チャックテーブル10を一対のX軸ガイドレール43,43に沿って、装置基台2に対してX軸方向に移動させる。
Y軸移動ユニット50は、装置基台2上に搭載されて、切削ブレード移動基台3及び切削ユニット20を割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させるものである。ここで、割り出し送り方向(Y軸方向)は、切削ブレード21の回転軸の軸方向であり、切削送り方向(X軸方向)及び鉛直方向とそれぞれ直交している。Y軸移動ユニット50は、Y軸パルスモータ51と、Y軸ボールねじ52と、一対のY軸ガイドレール53,53とを含んでいる。一対のY軸ガイドレール53,53上には、切削ユニット20が搭載される切削ブレード移動基台3が載置され、この切削ブレード移動基台3の下部にY軸ボールねじ52が螺合している。Y軸移動ユニット50は、Y軸パルスモータ51により発生した回転力によりY軸ボールねじ52を回転駆動させることで、切削ブレード移動基台3及び切削ユニット20をY軸ガイドレール53,53に沿って、装置基台2に対してY軸方向に移動させる。
Z軸移動ユニット60は、切削ブレード移動基台3に搭載されて、支持部4及び切削ユニット20を切り込み送り方向(Z軸方向)に移動させるものである。この切り込み送り方向(Z軸方向)は、鉛直方向であり、切削送り方向(X軸方向)及び割り出し送り方向(Y軸方向)にそれぞれ直交する。Z軸移動ユニット60は、切削ブレード移動基台3に設けられており、Z軸パルスモータ61と、Z軸ボールねじ(不図示)と、一対のZ軸ガイドレール63,63とを含んでいる。一対のZ軸ガイドレール63,63には、切削ユニット20が搭載される支持部4が連結されており、この支持部4にZ軸ボールねじが螺合している。Z軸移動ユニット60は、Z軸パルスモータ61により発生した回転力によりZ軸ボールねじを回転させることで、支持部4及び切削ユニット20をZ軸ガイドレール63に沿ってガイドしつつ、切削ブレード移動基台3に対してZ軸方向に移動させる。
上記した構成では、被加工物を保持したチャックテーブル10と切削ユニット20とを切削送り方向(X軸方向)、割り出し送り方向(Y軸方向)及び切り込み送り方向(Z軸方向)にそれぞれ相対的に移動させて被加工物に対する切削加工を行う。この場合、切削ブレード21の切り込み量を制御するために、切削ブレード21の基準となる高さ位置(原点位置)を予め切削装置1に設定しておく必要がある。このため、切削装置1は、図2に示すように、切削ブレード21の原点位置を検出するための原点検出機構70を切削ユニット20に備えている。
まず、図2を参照して、切削ユニット20の内部構造を説明する。上述のように、切削ユニット20は、スピンドル22と、このスピンドル22を収容するスピンドルハウジング23とを備える。スピンドル22は、導電性材料により略円柱状に形成されたスピンドル本体22Aと、スピンドル本体22Aの外周に円板状に径方向に突出して形成されたスラストプレート22Bとを備える。スピンドルハウジング23は筒状に形成され、軸方向に貫通する軸孔23Aを備えている。スピンドル22は、スピンドルハウジング23に形成された軸孔23Aに挿通して配設され、この軸孔23Aの内壁とスピンドル22との間に供給される高圧エアによって回転自在に支持される。
また、スピンドルハウジング23内には、スピンドル22を回転駆動するモータ26が収容されている。このモータ26は、導電性を有し、軸方向にスピンドル22と一体的に形成されるロータ26Aと、このロータ26Aの外周側においてスピンドルハウジング23に固定されたステータ26Bとを備えて構成される。ステータ26Bは、通電により磁界を発生させてロータ26Aを回転駆動する回転力を発生させ、切削ブレード21を回転駆動する。
スピンドルハウジング23は、少なくとも後端部23B(図2では右端部)が絶縁性の樹脂材で形成されている。この後端部23Bには、軸方向に窪んだ凹部23Cが形成され、この凹部23Cに原点検出機構70が設けられている。具体的には、原点検出機構70は、一対の電極端子71を備え、これら電極端子71は、スピンドルハウジング23の凹部23Cの底部23C1に形成された一対の挿入口23Dにそれぞれ挿入されている。この挿入口23Dは、スピンドルハウジング23内に収容されるモータ26のロータ26Aの端面26A1に対向する。
一対の電極端子71は、図2及び図3に示すように、ロータ26Aの端面26A1(スピンドル22)と接触する導通用のカーボンブラシ片72と、このカーボンブラシ片72に接続される長尺なコイルばね73と、このコイルばね73に接続される固定部材74とを備える。カーボンブラシ片72は、略円柱状に形成されてロータ26Aの端面26A1に対向して当接する当接面72Aを有する。コイルばね73は、いわゆる圧縮ばねであり、カーボンブラシ片72をロータ26Aの端面26A1に押し付ける方向に付勢する。コイルばね73は、導電性材料で形成されて、カーボンブラシ片72と固定部材74とを物理的及び電気的に連結する。固定部材74は、導電性材料を略円柱状に形成し、カーボンブラシ片72及びコイルばね73と共に挿入口23Dに挿入され、コイルばね73の付勢力によってカーボンブラシ片72をロータ26Aの端面26A1に押し付けた状態に保持する。本実施形態では、固定部材74は、円柱状の外周面に雄ねじ74A(固定部)が形成され、スクリュードライバ等の工具(不図示)を用いて挿入口23Dの内周面に形成される雌ねじ(不図示)に螺合して固定される。固定部材は上記した形状に限るものではなく、カーボンブラシ片72をロータ26Aの端面26A1に押し付けた状態に保持できれば他の形状としてもよい。
原点検出機構70は、電極端子71の固定部材74にそれぞれ接続されたリード線75により形成される原点検出回路76を備える。原点検出回路76において、一方の電極端子71は、固定部材74に接続されたリード線75により、電流計77、電源78、第1スイッチ79を介してチャックテーブル10の枠体13に接続されている。また、他方の電極端子71の固定部材74に接続されたリード線75は2つに分岐され、一方のリード線75は、第2スイッチ80を介して、電源78と第1スイッチ79との間に接続されている。他方のリード線75は、第3スイッチ81を介して、アースに接続(接地)されている。
まず、切削ブレード21の切り込み方向(Z軸方向)の基準と成る原点位置を検出する時以外には、第1スイッチ79、第2スイッチ80を開き、第3スイッチ81を閉じてスピンドル22(ロータ26A)、他方の電極端子71、第3スイッチ81とアースとを電気的に接続させ、スピンドル22をアースする。
一方、切削ブレード21の原点位置を検出するには、モータ26でスピンドル22を高速で回転させながら、原点検出回路76の第1スイッチ79と第3スイッチ81を開き、第2スイッチ80を閉じる。これにより、一対の電極端子71のカーボンブラシ片72がいずれもロータ26Aの端面26A1に正常に当接している場合には、一方の電極端子71からロータ26A、他方の電極端子71、第2スイッチ80、電源78、電流計77を通じて再び一方の電極端子71に戻る閉回路が形成される。このため、この閉回路に流れる電流を電流計77で検出することにより、各電極端子71の正常な動作を確認できる。
次に、第2スイッチ80、第3スイッチ81を開き、第1スイッチ79を閉じてから、Z軸移動ユニット60を駆動して切削ユニット20を下降させる。この時、切削ユニット20における切削ブレード21(切刃)がチャックテーブル10の枠体13に接触すると、切削ブレード21から枠体13、第1スイッチ79、電源78、電流計77、一方の電極端子71、スピンドル(ロータ26A)22を通じて、再び切削ブレード21に戻る閉回路が形成されるため、この閉回路に流れた電流を電流計77により検出できる。
これによって、電流計77で電流を検出した瞬間を切削ブレード21の切り込み方向(Z軸方向)の原点位置と定め、切削装置1の図示しないコントローラ中のZ軸方向の位置を0にリセットしてメモリに記憶する。その後、被加工物の切削は、この原点位置を基準として適正な量の切り込みで行うことができる。Z軸方向の原点位置の検出は、切削ブレード21の切刃の磨耗の程度を考慮して、定期的に又は任意に実施するようにする。
一方、上記した閉回路に流れた電流を電流計77で検出できなかった場合には、何れかの電極端子71のカーボンブラシ片72がロータ26Aの端面26A1に正常に当接していないと想定されるので、切削ブレード21の原点位置の検出の作業を中止し、原点検出機構70の補修を実施する。原点検出機構70の補修としては、例えば、カーボンブラシ片72が摩耗した場合には、この電極端子71を新品に交換する。ここで、コイルばね73とカーボンブラシ片72とを有する電極端子71は形状を維持しにくく、スピンドルハウジング23の凹部23Cの底部23C1に形成された挿入口23Dに電極端子71を挿入するには熟練を要し、工数がかかる問題がある。
次に、電極端子71を交換する際に使用する電極端子挿入治具について説明する。図4は、電極端子挿入治具を模式的に示す斜視図である。図5は、スピンドルハウジングの凹部に電極端子挿入治具を連結した状態を示す図である。電極端子挿入治具100は、上記したスピンドルハウジング23の凹部23Cの底部23C1に形成された挿入口23Dに電極端子71を挿入するためのものである。電極端子挿入治具100は、図4に示すように、矩形状(直方体状)をした本体部101と、この本体部101の短手方向の一側面101Bから側方に突出した突出部(先端)102とを備える。電極端子挿入治具100は、例えば、樹脂材料などによって一体的に形成される。
突出部102は、図4に示すように、上面102Aが平面となり、下面102Bが円弧状の曲面となる略半円柱状に形成される。突出部102の上面102Aは本体部101の上面101Aと面一に形成され、これら上面101A,102Aには、長手方向に沿って延びる二本のガイド溝103が形成されている。このガイド溝103は、上記した電極端子71(図3)が載置されて該電極端子71を挿入口23Dに案内する溝である。ガイド溝103、少なくとも長手方向の長さLは、電極端子71(カーボンブラシ片72、コイルばね73及び固定部材74)の平常時(付勢されていない状態)の長さよりも長く形成されている。
電極端子挿入治具100は、図5に示すように、例えば、作業台110の上でスピンドルハウジング23と連結される。具体的には、突出部102は、スピンドルハウジング23の凹部23Cの下側に挿入されて該凹部23Cと嵌合する。二本のガイド溝103は、突出部102が凹部23Cと嵌合した際に挿入口23Dと連通する位置及び大きさに形成されている。図5に示すように、ガイド溝103の溝幅が挿入口23Dの直径と同等に形成され、ガイド溝103の溝底103Aが挿入口23Dの下縁23D1とほぼ面一になるように形成されている。
次に、電極端子71の交換動作について説明する。図6は、電極端子挿入治具を使用して電極端子をスピンドルハウジングの挿入口に挿入する動作の説明図である。交換前の古い電極端子71は、挿入口23Dから引き抜かれている。
図6に示すように、スピンドルハウジング23を例えば作業台110の上に載せる。この場合、切削ブレード21(図1)はスピンドル22から取り外されている。次に、スピンドルハウジング23の凹部23Cに電極端子挿入治具100の突出部102を挿入して、スピンドルハウジング23と電極端子挿入治具100とを連結する。この状態で、電極端子挿入治具100に形成された二本のガイド溝103にそれぞれ新しい電極端子71を載せる。
上述のように、二本のガイド溝103は、突出部102を凹部23Cに嵌合させた際に、挿入口23Dと連通する位置及び大きさに形成されているため、ガイド溝103に沿って電極端子71を挿入口23Dに向けて案内し、該挿入口23D内にカーボンブラシ片72、コイルばね73及び固定部材74を順次挿入する。固定部材74が挿入口23Dに挿入されると、工具を使用して該固定部材74を挿入口23Dに固定することで、カーボンブラシ片72はロータ26Aの端面26A1に押し付けた状態で保持される。
本実施形態では、電極端子挿入治具100は、スピンドルハウジング23の凹部23Cの下側に挿入されて嵌合する突出部102を備え、この突出部102を含む電極端子挿入治具100の上面101A、102Aに電極端子71が載置され挿入口23Dに連通するガイド溝103を有するため、ガイド溝103に沿って電極端子71を挿入口23Dに向けて案内することができる。このため、電極端子71がコイルばね73に接続されたカーボンブラシ片72を有して形状を維持しにくい構造であっても、該電極端子71を容易に挿入口23Dに挿入することができ、作業時間の大幅な低減(1台あたり約20分低減)を可能とした。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上記した実施形態では、電極端子挿入治具100は、本体部101側にガイド溝103の長手方向の後端(隔壁)を設けているが、これに限るものではなく、長手方向の後端を除去して長手方向に貫通したガイド溝としてもよい。この構成では、ガイド溝にスクリュードライバを沿わせつつ電極端子71を固定することができ、電極端子71の取付作業をより効率良く行うことができる。
1 切削装置
10 チャックテーブル
13 枠体
20 切削ユニット
21 切削ブレード
22 スピンドル
23 スピンドルハウジング
23A 軸孔
23B 後端部(後端)
23C 凹部
23C1 底部
23D 挿入口
26 モータ
26A ロータ(スピンドル)
26B ステータ
70 原点検出機構
71 電極端子
72 カーボンブラシ片
72A 当接面
73 コイルばね
74 固定部材
75 リード線
76 原点検出回路
100 電極端子挿入治具
101 本体部
101A 上面
102 突出部(先端)
102A 上面
103 ガイド溝

Claims (1)

  1. 被加工物を切削する切削ブレードが先端に装着されるスピンドルを回転自在に収容するスピンドルハウジングの後端に形成された凹部の底部に形成され、該スピンドルに接触する導通用の長尺な電極端子が挿入される挿入口に該電極端子を挿入するための電極端子挿入治具であって、
    先端が該凹部の下側に挿入されて嵌合し、該先端を含む上面に該電極端子が載置され該挿入口に連通するガイド溝を有し、
    該電極端子が該挿入口に案内されることを特徴とする電極端子挿入治具。
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