JP2009279662A - スピンドルユニット及び切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転スピンドルに対する切削ブレードの交換時における切削ブレードの外れや破損を回避し、作業効率の向上を図れるようにする。
【解決手段】エアーシール溝217に連通し高圧エアー源24から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路218が、ロック装置23へ分岐する分岐経路219を有し、この分岐経路219の分岐点に切換えバルブ25を備えることで、回転スピンドル20に対する切削ブレード3の交換時には、切換えバルブ25を切換え制御して高圧エアー源24からエアーシール溝217側に供給されている高圧エアーを分岐経路219を介してロック装置23側に切換えることで、交換途中の切削ブレード3に対するエアーシール溝217からのエアー噴出を抑制するようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、スピンドルユニット及び切削装置に関するものである。
半導体ウエーハ等の被加工物を切削するダイシング装置等にあっては、エアースピンドルが装備されダイシング加工が遂行される。エアースピンドルは、例えば特許文献1,2中の従来例に示されるように、スピンドルハウジングの内部にラジアルエアーベアリング及びスラストエアーベアリングを介して回転軸となる回転スピンドルが配設されている。この回転スピンドルの先端部は、スピンドルハウジングから外部に突出しており、その突出先端部にフランジ部材を介して切削ブレードが着脱自在に装着される。そして、回転スピンドルの先端部に装着された切削ブレードによって、例えば半導体ウエーハ等の切削加工が遂行される。
この切削加工において生ずる切削屑、すなわちコンタミがスピンドルハウジングと回転スピンドルとの間に入り込まないように、スピンドルハウジングにはエアー供給経路が設けられ、このエアー供給経路をスピンドルハウジングの先端部の内周側に形成したリング状のエアーシール溝に接続し、高圧エアー源から高圧エアーを供給し、エアー供給経路およびエアーシール溝を介してスピンドルハウジング先端部と回転スピンドルとの隙間からエアーを外向きに噴出させることで、回転スピンドルの外周面にエアーシールを形成し、コンタミに侵入を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−46054号公報 特開2000−130438号公報
しかしながら、ハブレスタイプの薄い切削ブレードの交換作業時においては、エアーシール溝部分から噴出されるエアーの勢いにより、交換途中で回転スピンドルに固定されていない切削ブレードがフランジ部材から吹き飛ばされて外れてしまい、切削ブレードが破損したり、切削ブレードを所定の位置に装着しにくい等の問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転スピンドルに対する切削ブレードの交換時における切削ブレードの外れや破損を回避し、作業効率の向上を図れるスピンドルユニット及び切削装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるスピンドルユニットは、先端に切削ブレードを装着する回転スピンドルと、該回転スピンドルをラジアルエアーベアリング及びスラストエアーベアリングによって回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記回転スピンドルを回転駆動する回転駆動部と、前記ラジアルエアーベアリング及び前記スラストエアーベアリングに高圧エアーを供給する第1のエアー供給経路とを有するスピンドルユニットであって、前記スピンドルハウジングは、エアー圧で駆動するシャフトロックピンにより前記回転スピンドルの回転をロックするロック装置と、前記スピンドルハウジング先端部の内周側に設けられたエアーシール溝と、該エアーシール溝に連通し高圧エアー源から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路とを備え、前記第2のエアー供給経路は、前記ロック装置へ分岐する分岐経路を有し、該分岐経路の分岐点に切換えバルブを備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを先端に装着する回転スピンドルと、該回転スピンドルをラジアルエアーベアリング及びスラストエアーベアリングによって回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記回転スピンドルを回転駆動する回転駆動部と、前記ラジアルエアーベアリング及び前記スラストエアーベアリングに高圧エアーを供給する第1のエアー供給経路とを有し、前記スピンドルハウジングが、エアー圧で駆動するシャフトロックピンにより前記回転スピンドルの回転をロックするロック装置と、前記スピンドルハウジング先端部の内周側に設けられたエアーシール溝と、該エアーシール溝に連通し高圧エアー源から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路とを備え、前記第2のエアー供給経路が、前記ロック装置へ分岐する分岐経路を有し、該分岐経路の分岐点に切換えバルブを備えるスピンドルユニットと、該スピンドルユニットに装着された切削ブレードとからなる切削手段と、前記回転スピンドルに対する前記切削ブレードの交換時には、前記高圧エアー源から前記第2のエアー供給経路により前記エアーシール溝側に供給されている高圧エアーを前記分岐経路を介して前記ロック装置側に切換えるように前記切換えバルブを切換え制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるスピンドルユニット及び切削装置は、エアーシール溝に連通し高圧エアー源から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路が、ロック装置へ分岐する分岐経路を有し、この分岐経路の分岐点に切換えバルブを備えるので、回転スピンドルに対する切削ブレードの交換時には、切換えバルブを切換え制御して高圧エアー源からエアーシール溝側に供給されている高圧エアーを分岐経路を介してロック装置側に切換えることで、交換途中の切削ブレードに対するエアーシール溝からのエアー噴出を抑制することができ、これにより、回転スピンドルに対する切削ブレードの交換時における切削ブレードの外れや破損を回避し、作業効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態であるスピンドルユニット及び切削装置について図面を参照して説明する。本発明は、実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
図1は、本実施の形態のスピンドルユニットを備える切削装置の一部の構成例を示す斜視図である。本実施の形態の切削装置1は、切削対象となるウエーハ等の被加工物を保持してX軸方向に移動可能なチャックテーブル10と、被加工物を切削する切削手段11と、チャックテーブル10をX軸方向に加工送りするX軸送り手段12と、切削手段11をY軸方向に割り出し送りするY軸送り手段13と、切削手段11をZ軸方向に切り込み送りするZ軸送り手段14とを備えている。
切削手段11は、スピンドルユニット2と、このスピンドルユニット2に装着されてチャックテーブル10に保持された被加工物を切削する切削ブレード3とを備えている。また、切削手段11には、被加工物の切削すべき位置を検出して切削ブレード3との位置合わせを行うためのアライメント手段15が固定され、アライメント手段15は切削手段11と連動する構成となっている。アライメント手段15は、切削ブレード3のX軸方向の延長線上に位置させて撮像部15aを備えており、撮像部15aが撮像した画像と予め記憶されている被加工物の画像のマッチングによって切削すべき位置を検出することができる。
また、X軸送り手段12、Y軸送り手段13及びZ軸送り手段14は、例えばボールネジとこのボールネジを回転させるパルスモータとを備え、それぞれ所望の方向に移動対象となるチャックテーブル10や切削手段11を移動させる周知構造のものであり、詳細説明は省略する。
次に、切削手段11中の切削ブレード3周りの構成について説明する。図2は、切削手段11の切削部付近の構成例を示す斜視図であり、図3は、その一部を分解して示す斜視図である。まず、本実施の形態で用いる切削ブレード3は、図3等に示すように、リング形状に形成された5〜300μm程度の薄いハブレスタイプのブレードである。また、切削手段11を構成するスピンドルユニット2は、Y軸方向の軸心を有する回転スピンドル20がスピンドルハウジング21によって回転可能に支持されるように構成されている。回転スピンドル20は、スピンドルハウジング21の前部側から突出して切削ブレード3が装着される先端部200と、この先端部200に形成されて固定ボルト32が螺合する雌ネジ201とを有する。切削ブレード3は、フランジ33によって両側より挟持された状態で、回転スピンドル20の先端部に装着される。
ここで、フランジ33は、例えばフランジアセンブリとして第1フランジ33a及び第2フランジ33bからなり、双方を組合せることによって切削ブレード3を両側より挟持する。第1フランジ33aには、フランジナット34と螺合するフランジ雄ネジ部33cが形成されている。また、第1フランジ33aには、回転スピンドル20の先端部200を途中まで挿通させる中心孔33dが形成されている。
そこで、回転スピンドル20に対する切削ブレード3の装着時には、第1フランジ33aの中心孔33dに回転スピンドル20の先端部200を挿通させる。この後、固定ボルト32を回転スピンドル20の雌ねじ部201に螺合させて締め付けることによって、第1フランジ33aを回転スピンドル20に取付ける。ついで、ハブレスタイプの切削ブレード3を第1フランジ33aに嵌合させ、さらに、第2フランジ33bを第1フランジ33aに嵌合させて切削ブレード3を挟み込む。さらに、フランジ34を第1フランジ33aのフランジ雄ねじ部33cに螺合させて締め付けることで、切削ブレード3は回転スピンドル20に装着固定される。
このようにして、切削ブレード3が回転スピンドル20の先端部に装着され、さらに図2に示すように、スピンドルハウジング21の端部にブレードカバー35を固定すると、切削ブレード3の上方がブレードカバー35によって覆われた状態となる。ブレードカバー35には、切削ブレード3と被加工物との接触部位に向けて切削水を吐出する一対の切削水ノズル36が配設されている。
なお、装着された切削ブレード3の交換時には、フランジナット34を緩めて第2フランジ33bを第1フランジ33aから外した状態で、着脱可能となった切削ブレード3を交換し、再度第2フランジ33bを装着してフランジナット34を締め付ければよい。
つづいて、切削ブレード3がこのように先端部に装着される回転スピンドル20を有するスピンドルユニット2の構成について説明する。図4は、スピンドルユニット2の構成例を示す縦断側面図である。まず、回転スピンドル20の前部側(切削ブレード3が装着される側)には、軸心方向に直交する平面を有する円板状のスラストプレート202が形成されている。また、回転スピンドル20の後部側には、ロータ22aが連結されており、ロータ22aとこのロータ22aを回転させるステータ22bとにより回転駆動部22が構成されている。回転駆動部22は、スピンドルハウジング21の内周面21aと後部壁21bとに囲まれたスピンドルユニット2の後部側の空間に位置している。
また、スピンドルハウジング21は、ほぼ円筒状に形成されており、スラストプレート202が収容される位置における内径は、スラストプレート202の外径に対応させて拡径されている。また、スピンドルハウジング21において、スラストプレート202の両平面に対面する位置には、スラストプレート202のそれぞれの平面に向けてエアーを噴出させる複数の噴出口からなり、回転スピンドル20をスラスト方向に支持するスラストエアーベアリング212が設けられている。
さらに、スピンドルハウジング21の内周面21a、すなわち回転スピンドル20の側面に対向する面には、回転スピンドル20の軸心に向けてエアーを噴出する複数の噴出口からなり、回転スピンドル20をラジアル方向に支持するラジアルエアーベアリング214が設けられている。
ここで、スラストエアーベアリング212及びラジアルエアーベアリング214は、スピンドルハウジング21の内部に形成された第1のエアー供給経路215を介してエアー供給口216に連通している。エアー供給口216は、高圧エアー供給用のチューブ等を介して図示しない高圧エアー源に接続されている。このようにして、高圧エアー源からの高圧エアーをエアー供給口216及び第1のエアー供給経路215を介してスラストエアーベアリング212及びラジアルエアーベアリング214に供給して噴出させることで、スピンドルハウジング21は、回転スピンドル20を非接触状態で回転可能に支持する。
なお、スピンドルハウジング21の後部壁21bには、スピンドルユニット2に連結され回転駆動部22に供給する電源線等からなるコード22cを通すための開口部21cが形成されている。
また、スピンドルハウジング21は、回転スピンドル20の回転を規制するロック装置23を備えている。このロック装置23は、例えば特開2004−235250号公報中に示されるロック装置と同一構成でよく、詳細構成は省略するが、回転スピンドル20の所定位置の同一円周上に形成された複数(例えば、3個)の係合穴203に係脱自在に係合するようにスピンドルハウジング21に設けられたシャフトロックピン231を備える。このシャフトロックピン231は、エアー圧でシャフトロックピン231を係合穴203に係合する方向に押圧させるエアーシリンダ構造とされている。また、ロック装置23は、シャフトロックピン231に対して係合穴203から離脱する方向に弾性力を付与する弾性部材であるコイルバネ232を備える。
このようなロック装置23は、エアー圧が作用していない場合には、シャフトロックピン231に対してはコイルバネ232からの弾性力のみが作用する。この場合、シャフトロックピン231は係合穴203に係合しないので、回転スピンドル20は回転が規制されず、自由に回転可能なアンロック状態となる。一方、ロック装置23は、エアー圧が作用する場合には、シャフトロックピン231に対してはコイルバネ232からの弾性力に抗して内方向への押圧力が作用する。これにより、シャフトロックピン231が係合穴203に係合することとなり、回転スピンドル20は回転不可能なロック状態となる。
また、スピンドルハウジング21の先端部の内周面21aには、エアーシール溝217が環状に形成されている。さらに、スピンドルハウジング21内には、このエアーシール溝217に連通する第2のエアー供給経路218が設けられている。この第2のエアー供給経路218は、スピンドルハウジング21内においてはエアーシール溝217部分からロック装置23近傍まで形成され、ロック装置23近傍にてスピンドルハウジング21外に引き出されて高圧エアー源24に連結されている。ここで、この第2のエアー供給経路218は、ロック装置23のシャフトロックピン231側へ分岐する分岐経路219を有し、分岐経路219の分岐点には切換えバルブ25を備えている。この切換えバルブ25は、高圧エアー源24からの高圧エアーを、第2のエアー供給経路218を介してエアーシール溝217側へ供給させるか、第2のエアー供給経路218及び分岐経路219を介してロック装置23側へ供給させるかを切換えるためのバルブである。切削装置1は、このような切換えバルブ25の切換え制御を行うための制御手段4を備える。
このような構成において、通常時にあっては、制御手段4は、図5に示すように高圧エアー源24に対して分岐経路219が遮断された状態となるように切換えバルブ25を切換え制御する。これにより、ロック装置23側には高圧エアーは供給されず、ロック装置23はアンロック状態となって、回転スピンドル20を回転自在な状態とする。一方、高圧エアー源24からの高圧エアーは、第2のエアー供給経路218を介してエアーシール溝217側へ供給される。よって、エアーシール溝217部分に供給された高圧エアーに基づき、先端部側においてスピンドルハウジング21と回転スピンドル20との隙間から図5中に矢印で示すようなエアーが噴出され、回転スピンドル21の先端部側の外周面にはエアーシールが形成されることとなる。よって、回転スピンドル20の回転に伴う切削ブレード3による切削加工時には、スピンドルハウジング21と回転スピンドル20との隙間からのコンタミの侵入が防止される。
一方、操作パネル等を通じて、ブレード交換モードに設定すると、制御手段4は、図6に示すように高圧エアー源24に対して分岐経路219側が連通する状態となるように切換えバルブ25を切換え制御する。これにより、ロック装置23のシャフトロックピン231に対して高圧エアーが供給され、エアーシール溝217側への高圧エアーの供給が遮断される。これにより、ロック装置23はシャフトロックピン231が一つの係合穴203に係合するロック状態となって、回転スピンドル20の回転をロックする。ブレード交換時には回転スピンドル20の回転がロックされることで、切削ブレード3の交換作業が容易となる。一方、エアーシール溝217側への高圧エアーの供給が遮断されることで、エアーシール溝217部分からの高圧エアーの噴出がなくなる。よって、切削ブレード3の交換作業において、フランジナット34を緩めて第2フランジ33bを第1フランジ33aから外した状態となり、切削ブレード3が着脱自在な不安定状態となっても、このような切削ブレード3に対してエアーシール溝217側から高圧エアーが吹き付けられることはない。よって、高圧エアーによる切削ブレード3の外れや破損を生ずることはない。また、高圧エアーに抗して切削ブレード3を押えながら作業を行う必要性もなくなり、切削ブレード3を確実に所望の位置に装着することができ、作業効率、取付け精度の向上を図ることができる。さらには、エアーシール溝217によるコンタミの侵入防止用とロック装置23のロック用とのそれぞれの機能を損なうことなく高圧エアー源24を共用しており、ユニットの小型コンパクト化に効果的である。
なお、ブレード交換時には、エアーシール溝217側に対する高圧エアーの供給が遮断されるが、回転スピンドル20とスピンドルハウジング21との間は密閉状態ではなく、エアーベアリング212,214からのエアーや、ロック装置23からの若干の漏れエアーが先端部側の隙間から外部に流れるため、コンタミ等の侵入は防止される。
もっとも、切換えバルブ25を可変バルブとし、通常時には、高圧エアー源24を第2のエアー供給経路218を介してエアーシール溝217側にのみ連通する状態とするが、ブレード交換時には、高圧エアー源24の高圧エアーの大半(例えば、7割以上)を分岐経路219を介してロック装置23側に供給させるが高圧エアー源24の高圧エアーの一部(例えば、3割以下)を第2のエアー供給経路218を介してエアーシール溝217側にも供給させるよう、分配させてもよい。これによれば、ブレード交換時においても、コンタミ等の侵入を積極的に防止することができる。要は、ブレード交換時においては、ロック装置23側でロックに必要なエアーが確保でき、エアーシール溝217側から交換途中の切削ブレード3に対して必要以上のエアーを吹き付けない状態を確保できればよい。
本発明の実施の形態のスピンドルユニットを備える切削装置の一部の構成例を示す斜視図である。 切削手段の切削部付近の構成例を示す斜視図である。 図2の一部を分解して示す斜視図である。 スピンドルユニットの構成例を示す縦断側面図である。 通常時のスピンドルユニットの状態例を示す縦断側面図である。 ブレード交換時のスピンドルユニットの状態例を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 切削装置
2 スピンドルユニット
3 切削ブレード
4 制御手段
10 チャックテーブル
11 切削手段
20 回転スピンドル
21 スピンドルハウジング
22 回転駆動部
23 ロック装置
24 高圧エアー源
25 切換えバルブ
212 スラストエアーベアリング
214 ラジアルエアーベアリング
215 第1のエアー供給経路
217 エアーシール溝
218 第2のエアー供給経路
219 分岐経路

Claims (2)

  1. 先端に切削ブレードを装着する回転スピンドルと、該回転スピンドルをラジアルエアーベアリング及びスラストエアーベアリングによって回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記回転スピンドルを回転駆動する回転駆動部と、前記ラジアルエアーベアリング及び前記スラストエアーベアリングに高圧エアーを供給する第1のエアー供給経路とを有するスピンドルユニットであって、
    前記スピンドルハウジングは、エアー圧で駆動するシャフトロックピンにより前記回転スピンドルの回転をロックするロック装置と、前記スピンドルハウジング先端部の内周側に設けられたエアーシール溝と、該エアーシール溝に連通し高圧エアー源から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路とを備え、
    前記第2のエアー供給経路は、前記ロック装置へ分岐する分岐経路を有し、
    該分岐経路の分岐点に切換えバルブを備えることを特徴とするスピンドルユニット。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを先端に装着する回転スピンドルと、該回転スピンドルをラジアルエアーベアリング及びスラストエアーベアリングによって回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記回転スピンドルを回転駆動する回転駆動部と、前記ラジアルエアーベアリング及び前記スラストエアーベアリングに高圧エアーを供給する第1のエアー供給経路とを有し、前記スピンドルハウジングが、エアー圧で駆動するシャフトロックピンにより前記回転スピンドルの回転をロックするロック装置と、前記スピンドルハウジング先端部の内周側に設けられたエアーシール溝と、該エアーシール溝に連通し高圧エアー源から高圧エアーが供給される第2のエアー供給経路とを備え、前記第2のエアー供給経路が、前記ロック装置へ分岐する分岐経路を有し、該分岐経路の分岐点に切換えバルブを備えるスピンドルユニットと、該スピンドルユニットに装着された切削ブレードとからなる切削手段と、
    前記回転スピンドルに対する前記切削ブレードの交換時には、前記高圧エアー源から前記第2のエアー供給経路により前記エアーシール溝側に供給されている高圧エアーを前記分岐経路を介して前記ロック装置側に切換えるように前記切換えバルブを切換え制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする切削装置。
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