JPH11315919A - 装軌車両の停止状態保持装置 - Google Patents

装軌車両の停止状態保持装置

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JPH11315919A
JPH11315919A JP12052898A JP12052898A JPH11315919A JP H11315919 A JPH11315919 A JP H11315919A JP 12052898 A JP12052898 A JP 12052898A JP 12052898 A JP12052898 A JP 12052898A JP H11315919 A JPH11315919 A JP H11315919A
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JP
Japan
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hst
speed
low speed
crawler vehicle
tracked vehicle
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Pending
Application number
JP12052898A
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English (en)
Inventor
Seimitsu Kitano
誠満 北野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動操作無しで自動的に傾斜地で装軌車両を
停止させられる装軌車両の停止状態保持装置を提供す
る。 【解決手段】 装軌車両におけるキャブ内にHSTポン
プ3の押しのけ容積を無段階にコントロールするドライ
ビングコントロールペダル11と、HSTモータ4を低
速固定用電磁弁8を介して低速側と高速側との二段階に
変速・切換える変速スイッチ12とが並設される。前記
ドライビングコントロールペダル11のリンケージ13
にノーマルクローズタイプのリミットスイッチ14がブ
ラケット15等を介して連繋される。前記リミットスイ
ッチ14は、前記変速スイッチ12とその先の前記低速
固定用電磁弁8との間に回路接続され、装軌車両の停止
時には、電気回路を開き、前記HSTモータ4を自動的
に低速側に変速するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラキャリア
等の装軌車両の停止状態保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】装軌車両として、従来、HST(Hydro
Static Trancemission)方式のポンプ・モータで駆動さ
れると共にHSTモータが高速側又は低速側に変速可能
なものが知られている。
【0003】例えば、図3に示すように、エンジン1か
らの動力はダンパ2を介してHSTポンプ3に伝達さ
れ、このHSTポンプ3から吐出される油はHSTモー
タ4を駆動し、この動力が遊星歯車機構からなるファイ
ナルギヤ5を介してスプロケットに伝達されるものがあ
る。
【0004】そして、図4に示すように、制御油圧が前
後進切換弁6を介してレギュレータバルブ7に入り、H
STポンプ3の斜板(又は軸)3aを傾転させてHST
ポンプ3の押しのけ容積を変化させている。
【0005】また、図5に示すように、制御油圧が低速
(1速)固定用電磁弁8を介してレギュレータバルブ9
に入り、HSTモータ4の斜板(又は軸)4aを傾転さ
せてHSTモータ4の押しのけ容積を変化させている。
【0006】従って、HSTポンプ3の回転数(=エン
ジン回転数)及び押しのけ容積と、HSTモータ4の押
しのけ容積により、HSTモータ4の出力回転数が決ま
り、車速が決まることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな装軌車両においては、急な傾斜地にて停止した時、
HSTポンプ3及びHSTモータ4の内部漏れにより、
油圧ブレーキが効かず装軌車両がずり下がる場合があっ
た。これは、特に低速固定用電磁弁8を切り換える変速
スイッチがoff されてHSTモータ4が高速(2速)側
に変速・切換えられている場合には、スプロケット側か
らの回転力が増大してHSTポンプ3及びHSTモータ
4の内部漏れが増大することからより顕著になる。
【0008】このような場合、従来は、オペレータ等が
前後進切換弁6を切り換える前後進切換レバーを操作し
て装軌車両を逆走行方向へ駆動させることにより、装軌
車両のずれ下がりを防止していた。
【0009】ところが、前述したようにオペレータ等が
逆方向にレバーを操作することは、咄嗟の場合、その機
械(装軌車両)に十分慣れていない状況下では、まごつ
き、あわてたりして誤操作の原因になるという問題点が
あった。
【0010】そこで、本発明の目的は、手動操作無しで
自動的に傾斜地で装軌車両を停止させられる装軌車両の
停止状態保持装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る装軌車両の停止状態保持装置は、HST
方式のポンプ・モータで駆動されると共にHSTモータ
が高速側又は低速側に変速可能な装軌車両において、装
軌車両の停止状態を検出する車両停止検出手段を設け、
該車両停止検出手段の検出信号により前記HSTモータ
を低速側に変速することを特徴とする。
【0012】また、前記車両停止検出手段は、前記HS
Tポンプの押しのけ容積をコントロールするドライビン
グコントロールペダルがフリーの状態を検出するスイッ
チであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る装軌車両の停
止状態保持装置を実施例により図面を用いて詳細に説明
する。
【0014】[実施例] [構成]図1は本発明の一実施例を示す装軌車両におけ
る運転席周りの概略構成図、図2はHSTモータにおけ
る2速切換の電気・油圧回路図である。尚、これらの図
において図3乃至図5と同一部材には同一符号を付して
詳しい説明は省略する。
【0015】図1に示すように、装軌車両におけるキャ
ブ内のコラムブラケット10の側方に位置して、HST
ポンプ3(図3及び図4参照)の押しのけ容積を無段階
にコントロールするドライビングコントロールペダル1
1と、HSTモータ4を低速固定用電磁弁8を介して低
速(1速)側と高速(2速)側との二段階に変速・切換
える変速スイッチ12とが並設される。
【0016】そして、前記ドライビングコントロールペ
ダル11のリンケージ13(レバー13aとベルクラン
ク13bと引張りばね13c等からなる)に、装軌車両
の停止状態を検出する車両停止検出手段としてのリミッ
トスイッチ14がブラケット15等を介して連繋され
る。
【0017】前記リミットスイッチ14は、ドライビン
グコントロールペダル11がフリーの状態(オペレータ
等が踏み込んでいない)下で、引張りばね13cにより
図中時計方向に回動付勢されたベルクランク13bの一
端部で押圧されてスイッチが入るように取り付けられて
いる。
【0018】また、このリミットスイッチ14は、ノー
マルクローズタイプでスイッチが入ると電気回路が開く
ようになっている。
【0019】図2に示すように、前記リミットスイッチ
14は、前記変速スイッチ12とその先の前記低速固定
用電磁弁8との間に回路接続され、装軌車両の停止時に
は、前記HSTモータ4を自動的に低速側に変速するよ
うになっている。尚、図2中15はチャージポンプで、
16はバッテリである。
【0020】[作用・効果]このように構成されるた
め、装軌車両の走行中は、ドライビングコントロールペ
ダル11が引張りばね13cの付勢力に抗してオペレー
タ等により踏み込まれ、前記リミットスイッチ14がベ
ルクランク13bの一端部と離れてスイッチが切れ、電
気回路が閉じられるため、前記低速固定用電磁弁8は変
速スイッチ12の切換操作に応動して切り換わり、従前
通りHSTモータ4が低速(1速)側或いは高速(2
速)側に変速・切換えられる。
【0021】一方、前記装軌車両の走行中に、前記変速
スイッチ12が低速側又は高速側の速度段のどちらに入
っていても、オペレータ等がドライビングコントロール
ペダル11から足を離して装軌車両を停止させた時は、
リミットスイッチ14のスイッチが入り、電気回路が開
かれて前記低速固定用電磁弁8がoff される(図2の状
態参照)。
【0022】これにより、チャージポンプ15からの制
御油圧が低速固定用電磁弁8を介してレギュレータバル
ブ9に常時供給されて、HSTモータ4が低速側に変速
・切換えられる。
【0023】この結果、急な傾斜地にて停止した時であ
っても、スプロケット側からの回転力が減少してHST
ポンプ3及びHSTモータ4の内部漏れが減少するの
で、油圧ブレーキが効くようになり、装軌車両の停止状
態が保持される。
【0024】このように本実施例では、手動によるレバ
ー操作等を行わずに自動的にHSTモータ4が低速側に
変速・切換えられるので、レバー操作の誤操作等が未然
に回避できる。
【0025】また、上記実施例では、車両停止検出手段
として、前記HSTポンプ3の押しのけ容積をコントロ
ールするドライビングコントロールペダル11がフリー
の状態を検出するリミットスイッチ14を用いたが、他
の方式で車両停止状態を検出するようにしても良い。
【0026】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、HST方式の
ポンプ・モータで駆動されると共にHSTモータが高速
側又は低速側に変速可能な装軌車両において、装軌車両
の停止状態を検出する車両停止検出手段を設け、該車両
停止検出手段の検出信号により前記HSTモータを低速
側に変速することを特徴とするので、急な傾斜地にて停
止した時であっても、スプロケット側からの回転力が減
少してHSTポンプ及びHSTモータの内部漏れが減少
するので、油圧ブレーキが効くようになり、装軌車両の
停止状態が保持される。また、手動によるレバー操作等
を行わずに自動的にHSTモータが低速側に変速・切換
えられるので、レバー操作の誤操作等が未然に回避でき
る。
【0028】請求項2の発明によれば、前記車両停止検
出手段は、前記HSTポンプの押しのけ容積をコントロ
ールするドライビングコントロールペダルがフリーの状
態を検出するスイッチであることを特徴とするので、装
軌車両の停止状態を簡単な回路構成で確実に検出してH
STモータを低速側に変速・切換えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装軌車両における運転
席周りの概略構成図である。
【図2】同じくHSTモータにおける2速切換の電気・
油圧回路図である。
【図3】HST方式のポンプ・モータで駆動される装軌
車両のパワートレインの説明図である。
【図4】HSTポンプにおける斜板(又は軸)制御部の
油圧回路図である。
【図5】HSTモータにおける斜板(又は軸)制御部の
油圧回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 ダンパー 3 HSTポンプ 4 HSTモータ 5 トランスファー 6 前後進切換弁 8 低速固定用電磁弁 11 ドライビングコントロールペダル 12 変速スイッチ 13 リンケージ 14 リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST方式のポンプ・モータで駆動され
    ると共にHSTモータが高速側又は低速側に変速可能な
    装軌車両において、装軌車両の停止状態を検出する車両
    停止検出手段を設け、該車両停止検出手段の検出信号に
    より前記HSTモータを低速側に変速することを特徴と
    する装軌車両の停止状態保持装置。
  2. 【請求項2】 前記車両停止検出手段は、前記ポンプの
    押しのけ容積をコントロールするドライビングコントロ
    ールペダルがフリーの状態を検出するスイッチであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の装軌車両の停止状態保持
    装置。
JP12052898A 1998-04-30 1998-04-30 装軌車両の停止状態保持装置 Pending JPH11315919A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235849A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 車速変更装置
JP2011001970A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の走行制御装置
WO2017221449A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 ヤンマー株式会社 建設機械
CN116754420A (zh) * 2023-08-21 2023-09-15 江苏万胜科技股份有限公司 一种用于车辆履带的多种特性检测装置及检测方法

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CN116754420B (zh) * 2023-08-21 2024-03-19 江苏万胜科技股份有限公司 一种用于车辆履带的多种特性检测装置及检测方法

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