JPH05272637A - 油圧駆動車輌 - Google Patents

油圧駆動車輌

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Publication number
JPH05272637A
JPH05272637A JP18645891A JP18645891A JPH05272637A JP H05272637 A JPH05272637 A JP H05272637A JP 18645891 A JP18645891 A JP 18645891A JP 18645891 A JP18645891 A JP 18645891A JP H05272637 A JPH05272637 A JP H05272637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
speed change
oil passage
operation means
change operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP18645891A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Suzuki
貞緒 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速操作手段の中立時における静油圧トラン
スミッションの油圧モータの作動防止及び変速操作手段
の操作時における前記油圧モータの作動を確実に行い得
るようにすると共に、静油圧トランスミッションを構造
的に簡単で、安価に提供でき得るようにする。 【構成】 油圧ポンプ12と油圧モータ13とを高低圧油路
14,15 で閉回路状に接続して成る静油圧式トランスミッ
ション11を備え、該トランスミッション11を変速操作手
段37により変速操作可能とした油圧駆動車輌において、
前記変速操作手段37の操作を検出する検出手段38,39 を
備えると共に高低圧油路14,15 を短絡するバイパス油路
32を設け、このバイパス油路32に、変速操作手段37の非
操作時に該油路32を開通させ且つ操作時に前記検出手段
38,39 の検出によって該油路32を遮断する開閉弁33を介
装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静油圧トランスミッシ
ョンを備えたトラクタ等の油圧駆動車輌に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタには、可変容量形の油
圧ポンプと油圧モータとを高低圧油路で閉回路状に接続
して成る静油圧式トランスミッションを走行動力伝達系
に備えた油圧駆動型のものがある。この種のトラクタで
は、変速操作手段、例えば、ペダル、変速レバーを中立
位置から前後に操作すれば前進・後進の切換えができ、
しかも、無段階に変更できると共に、中立位置に戻せば
停止するので、操作が容易であり、かつ、任意の走行速
度が得られる利点がある。しかしながら、前記操作手段
の中立位置で油圧ポンプの圧油の吐出量を完全に零にす
ることが困難であり、変速操作手段を中立に戻しても、
完全に止まらない、或いは、駐車中に微速で移動したり
することがある。
【0003】そこで、高低圧油路の各々に、閉位置と開
位置とに切換えられ且つ絞りを有する2ポート2位置切
換弁から成る中立弁を接続し、各中立弁にドレン油路を
接続し、高低圧油路に大流量の圧油が流されているとき
には、中立弁が高低圧油路のパイロット圧により閉位置
に位置されてドレン油路を遮断し、高低圧油路に小流量
の圧油が流されているときには、中立弁がスプリングの
付勢力により開位置に切換えられて、中立時に油圧ポン
プから僅かに吐出される圧油を絞りを介してドレン油路
に逃がすことによって、油圧モータが作動しないように
したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、中立弁をスプリングの付勢力によって開位置に位
置させ、高低圧油路のパイロット圧によってスプリング
の付勢力に抗して閉位置に切換えるようになっているの
で、中立時に確実に油圧ポンプの吐出油をドレンさせ、
且つ、操作手段の操作時に、確実にドレン油路を遮断さ
せるように調整するのが難かしいものであり、中立弁が
確実に作動しない惧れのあるものであった。また、高低
圧油路の各々に中立弁を接続させるので、静油圧トラン
スミッションの構造が複雑となり、コストアップになっ
ている。
【0005】そこで本発明は、中立時に確実に油圧モー
タの作動を停止できると共に、静油圧トランスミッショ
ンの構造を簡素化してそのコストダウンを企図した油圧
駆動車輌を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、油圧ポンプ12と油圧モ
ータ13とを高低圧油路14,15 で閉回路状に接続して成る
静油圧式トランスミッション11を備え、該トランスミッ
ション11を変速操作手段37により変速操作可能とした油
圧駆動車輌において、前記変速操作手段37の操作を検出
する検出手段38,39 を備えると共に高低圧油路14,15 を
短絡するバイパス油路32を設け、このバイパス油路32
に、変速操作手段37の非操作時に該油路32を開通させ且
つ操作時に前記検出手段38,39 の検出によって該油路32
を遮断する開閉弁33を介装した点にある。
【0007】
【作用】変速操作手段37の非操作時には、開閉弁33は開
位置とされてバイパス油路32を開通し、高低圧油路14,1
5 を短絡させるので、油圧モータ13は作動しない。ま
た、変速操作手段37の操作時には、該操作を検出手段3
8,39 により検出して、開閉弁33が閉位置に切換えられ
てバイパス油路32が遮断され、油圧モータ13が作動す
る。したがって、変速操作手段37の操作の有無を検出し
て、バイパス油路32を開通或いは遮断するようにしてい
るので、油圧モータ13の作動及び作動防止が確実に行な
われる。また、開閉弁33は1個でよく、構造的に簡単で
あり、安価に提供できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、1 はトラクタ車体で、エンジン2
、クラッチハウジング3 、ミッションケース4 等から
成る。5 はボンネット、6 はハンドル、7 は運転席、8
はステップ、9 は前輪、10は後輪である。
【0009】前記ミッションケース4 には、図1に示す
ように、静油圧式トランスミッション(以下HSTとい
う)11が内有されている。このHST11は、例えば斜板
式の可変容量形油圧ポンプ12と斜板式の定容量形油圧モ
ータ13とを高低圧油路14,15によって、閉回路となるよ
うに接続して主構成されている。油圧ポンプ12はエンジ
ン2 により入力軸16を介して駆動され、該油圧ポンプ12
の斜板の角度によって、前記油路14,15 の一方が高圧
側、他方が低圧側となって、油圧モータ13が正逆転自在
で且つ変速自在に回転駆動され、該油圧モータ13の出力
軸17から走行系に動力が伝達される。
【0010】HSTにはエンジン2 により駆動されるチ
ャージポンプ18からの油をチェック弁19,20 を介して油
路14,15 の低圧側にチャージするチャージ回路21を有す
る。22,23 は油路14,15 の高圧リリーフ弁で、24はチャ
ージ用リリーフ弁である。チャージポンプ18からの油の
余剰分はリリーフ弁24を介してドレン回路25に流され、
該ドレン回路25を流れる油は、オイルクーラ26を介して
直接、或いはリリーフ弁27を介してタンク28へ戻され
る。このドレン回路25には、前記オイルクーラ26を介さ
ずにタンク28へ油を流すバイパス油路29を有し、このバ
イパス油路29には、タンク28内の作動油の油温をセンサ
で検出し該油温が所定温度以上になるとコントローラ30
からの信号によってバイパス油路29を遮断する2位置切
換弁から成る電磁弁31が介装されている。
【0011】また、HSTには、高低圧油路14,15 を短
絡するバイパス油路32が設けられ、該バイパス油路32に
は2位置切換弁から成る開閉弁33が介装されている。こ
の開閉弁33はソレノイド34とバネ35とを有し、ソレノイ
ド34はコントローラ36に接続されている。このコントロ
ーラ36には、変速ペダル37の操作の有無を検出する検出
手段38,39 が接続されている。変速ペダル37は、油圧ポ
ンプ12の斜板角を制御するためのものであって、ステッ
プ8 にペダル軸40を介して枢支された前進用ペダル41と
後進用ペダル42とを備えている。これら前後進用ペダル
41,42 は、ペダル軸40に枢支されたアーム43,44 と、該
アーム43,44 に枢支された踏板45,46 とを備えて成る。
検出手段38,39 は接触式のスイッチから成り、各アーム
43,44 に取付けられ、踏板45,46 とアーム43,44 との間
には踏板45,46 が検出手段38,39に接触しないようにバ
ネ47,48 が介装されている。
【0012】前記構成において、変速ペダル37の前後進
用ペダル41,42 の非踏込時にあっては、開閉弁33はバネ
35で付勢されて開位置に位置されてバイパス油路32が開
通されていて、油圧ポンプ12から油が僅かに吐出されて
も油圧モータ13は作動しない。そして、前後進用ペダル
41,42 の何れか一方が踏込まれると、踏板45,46 が検出
手段38,39 に接触して変速ペダル37の操作が検出され、
コントローラ36からの信号によりソレノイド34が励磁さ
れて、バイパス油路32が遮断されて油圧モータ13が作動
して駆動輪が回転駆動される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、変速操作手段37の操作
の有無を検出して、静油圧トランスミッション11の高低
圧油路14,15 を短絡するバイパス油路32を開通或いは遮
断するようにしているので、油圧モータ13の作動或いは
作動防止が確実に行なわれ、また、開閉弁33は1個でよ
く、構造的に簡単であり、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】トラクタの側面図である。
【符号の説明】
11 静油圧トランスミッション 12 油圧ポンプ 13 油圧モータ 14 油路 15 油路 32 バイパス油路 33 開閉弁 37 変速ペダル (変速操作手段) 38 検出手段 39 検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ(12)と油圧モータ(13)とを高
    低圧油路(14)(15)で閉回路状に接続して成る静油圧式ト
    ランスミッション(11)を備え、該トランスミッション(1
    1)を変速操作手段(37)により変速操作可能とした油圧駆
    動車輌において、前記変速操作手段(37)の操作を検出す
    る検出手段(38)(39)を備えると共に高低圧油路(14)(15)
    を短絡するバイパス油路(32)を設け、このバイパス油路
    (32)に、変速操作手段(37)の非操作時に該油路(32)を開
    通させ且つ操作時に前記検出手段(38)(39)の検出によっ
    て該油路(32)を遮断する開閉弁(33)を介装したことを特
    徴とする油圧駆動車輌。
JP18645891A 1991-07-25 1991-07-25 油圧駆動車輌 Pending JPH05272637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18645891A JPH05272637A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 油圧駆動車輌

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JP18645891A JPH05272637A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 油圧駆動車輌

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JPH05272637A true JPH05272637A (ja) 1993-10-19

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ID=16188817

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JP18645891A Pending JPH05272637A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 油圧駆動車輌

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JP (1) JPH05272637A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050745A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧駆動式車輌
JP2007170612A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Kinba Denko Kk 流体圧伝動装置および機械
JP2008062691A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧駆動型作業車輌

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050745A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧駆動式車輌
JP2007170612A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Kinba Denko Kk 流体圧伝動装置および機械
JP2008062691A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧駆動型作業車輌

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