JPH11314885A - 建設機械の安全装置 - Google Patents

建設機械の安全装置

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JPH11314885A
JPH11314885A JP12221798A JP12221798A JPH11314885A JP H11314885 A JPH11314885 A JP H11314885A JP 12221798 A JP12221798 A JP 12221798A JP 12221798 A JP12221798 A JP 12221798A JP H11314885 A JPH11314885 A JP H11314885A
Authority
JP
Japan
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switch
brake
free
state
switched
Prior art date
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Pending
Application number
JP12221798A
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English (en)
Inventor
Tokuo Murate
徳夫 村手
Kimikazu Yamashita
公主 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Priority to JP12221798A priority Critical patent/JPH11314885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全かつ簡便に自由落下状態への切換ができる
とともに玉掛け作業者が自由落下状態であることを予め
簡便に確認できるようにした安全装置を提供する。 【解決手段】吊荷を自由落下状態に切り替える切換スイ
ッチ11をウインチドラムのブレーキペタルと係合する
ブレーキスイッチ18と連携させてブレーキが踏み込ま
れている場合にのみ切換可能とし、かつ、自由落下状態
であることを玉掛け作業者などに報知する表示器20を
機体正面部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動式クレーン
や杭打機などウインチを備えた建設機械の安全装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクレーンでは、人手によって吊荷
をクレーン吊具に着脱させる玉掛け作業があり、作業の
安全性を確保すべく、荷を降下させる場合は、ウインチ
ドラムが駆動モータに接続された動力降下状態で行なわ
れている。
【0003】一方、基礎工事等では、移動式クレーンに
ハンマグラブやクラムシェル等の作業具を装備して行う
掘削作業などがあり、これらはウインチドラムが自由の
状態、即ち自由落下状態で使用される。また、杭打機で
は補巻ウインチで吊持した杭を、主巻ウインチで吊持し
たハンマーで打ち込んでいるが、この場合、主巻ウイン
チと補巻ウインチの両方とも自由落下状態での使用とな
っている。
【0004】これまで、自由落下状態にできる機構を備
えたクレーンでは、吊荷が突然自由落下状態になること
を防止するため種々の機構が採られている(例えば特開
平8−12276)。また、運転室内に、自由落下状態
にあることを知らせる警告灯や警報器を設けて運転者に
注意を喚起したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、機構が複雑で高価なものとなっているばかりで
なく、種々の条件を満たさなければ自由落下状態になら
ないため、前記のように自由落下状態での作業が主とな
っている場合では、運転操作が繁雑になり作業効率が悪
いという欠点がある。また、警告灯や警報器による場合
はこれが頻繁に作動するので、運転者にとって精神衛生
上好ましくない。
【0006】当然ながら、クレーンの運転手と玉掛け作
業者とは意志の疎通を図りながら慎重に作業が行われて
いるが、意志の疎通を完全に図ることは難しく、玉掛け
作業者など機械回りでの作業者にとっては、常に不安が
ある。特に現在動力降下状態であるのか自由落下状態で
あるのかは玉掛け作業者等にとっては不明である場合が
多いので、常に緊張した状態での作業となっている。
【0007】そこで本発明は、安全かつ簡便に自由落下
状態への切換ができるとともに玉掛け作業者等が自由落
下状態であることを確認できる建設機械の安全装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、次の手段を採った。即ち、動力降下状
態と自由落下状態での荷下ろしができる建設機械におい
て、自由落下状態への切換操作に連動して開閉する開閉
器と、ウインチドラムのブレーキペタルの踏み込みを検
知するブレーキ検知器を設け、自由落下状態への切換を
該ブレーキ検知器がONのときのみ可能とするととも
に、自由落下状態であることを玉掛け作業者などに報知
する表示器を機体正面部に設けたことを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
例に基づいて説明する。基礎工事現場で使用される移動
式のクレーン10は、履帯を備えた下部走行体1に上部
旋回体2を旋回可能に設け、該上部旋回体2にブーム3
を起伏可能に設けるとともに主巻用ウインチ6、補巻用
ウインチ7、ブーム起伏用ウインチ8など複数のウイン
チを搭載している。5はハンマーグラブである。
【0010】ウインチドラムはクラッチを介して油圧モ
ータと連結されており、動力降下状態の荷役作業ではク
ラッチは接続された状態にあり、油圧モータへの送油量
を変化させることによって降下速度を変化させている。
そして、自由落下させる場合はクラッチを切断し、ウイ
ンチドラムを自由な状態にして吊荷の自重によって降下
させる。
【0011】この自由落下状態への切換操作は、吊荷の
昇降用の操作レバーとは別に設けた切換スイッチ11に
よっている。この切換スイッチ11をONに操作したと
きはウインチのクラッチは切断され、表示器20が点灯
し、自由落下状態であることを玉掛け作業者等機械回り
の作業者へ報知する。表示器20は玉掛け作業者が見や
すい位置である機体の正面の運転室下部に設けられてい
る。
【0012】この構成を図2でさらに説明する。図2は
電気系統を示す図であり、表示器20は切換スイッチ1
1とリレーボックス15を介して電源に接続されてい
る。 また、図示しないブレーキペタルには、踏み込む
とONになるブレーキスイッチ18が設けられており、
該切換スイッチ11に連動して開閉する開閉器12と接
続されている。したがって、切換スイッチ11を操作す
ると、クラッチの接続・切断が行なわれるとともに、表
示器20への電源の開閉が行われる。
【0013】ウインチドラムのリレーボックス15には
リレーRと係合して開閉するスイッチ16、17が収め
られており、それぞれ切換スイッチ11と開閉器12へ
接続されている。次にこのように構成した作用について
説明する。
【0014】まず、ブレーキペタルが踏み込まれるとブ
レーキ検知器18がONの状態となり、この状態で切換
スイッチ11を操作してONにするとウインチドラムの
クラッチが切断される。そして同時に開閉器12がON
の状態となるので、表示器20はA経路を経て通電され
点灯する。
【0015】一方,A経路が通電されることにより、リ
レーRがB経路を経て通電されてスイッチ16およびス
イッチ17がONの状態になる。これにより、C経路お
よびD経路に通電される。この状態で、ブレーキペタル
を緩めればウインチドラムは自由の状態になり、自由落
下状態での作業ができる。なお、ブレーキペタルを緩め
るとブレーキ検知器18はOFFの状態となり、A経路
には通電されなくなるが、C経路から通電されているの
で、表示器20は点灯し続ける。また、ブレーキペタル
を踏み込まない状態で切換スイッチ11を操作しても通
電されないので自由落下状態に切換えることはできな
い。
【0016】なお、上記実施形態例では移動式クレーン
で説明したが、前期したように杭打機にも同様に適用で
きるものである。
【0017】
【発明の効果】ウインチドラムのブレーキペタルが踏み
込まれた状態でのみ自由落下状態への切換を可能とする
とともに、この切換スイッチに連動して玉掛け作業者の
見やすい機体正面に表示器を設けたので、運転操作が簡
便で確実に自由落下状態への切換ができ、かつ玉掛け作
業者が動力降下状態か自由落下状態かを瞬時に判断で
き、安全な作業が効率よくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての移動式クレーンの
安全装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の安全装置の電気系統図である。
【図3】本実施形態の移動式クレーンの全体を示す側面
図である。
【符号の説明】
1…下部走行体 2…上部旋回体 3…ブーム 4…シーブ 5…ハンマグラブ 6…主巻用ウインチ 7…補巻用ウインチ 8…ブーム起伏用ウインチ 10…移動式クレーン 11…切換スイッチ 12…開閉器 15…リレーボックス 16、17…スイッ チ 18…ブレーキスイッチ 20…表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力降下状態と自由落下状態での荷下ろ
    しができる建設機械において、自由落下状態への切換操
    作に連動して開閉する開閉器と、ウインチドラムのブレ
    ーキペタルの踏み込みを検知するブレーキ検知器を設
    け、自由落下状態への切換を該ブレーキ検知器がONの
    ときのみ可能とするとともに、自由落下状態であること
    を玉掛け作業者などに報知する表示器を機体正面部に設
    けたことを特徴とする建設機械の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器は、機体正面の運転室下部に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の安全
    装置。
JP12221798A 1998-05-01 1998-05-01 建設機械の安全装置 Pending JPH11314885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12221798A JPH11314885A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 建設機械の安全装置

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JP12221798A JPH11314885A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 建設機械の安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11314885A true JPH11314885A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14830457

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JP12221798A Pending JPH11314885A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 建設機械の安全装置

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JP (1) JPH11314885A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015107857A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 日立住友重機械建機クレーン株式会社 ウインチ回転表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015107857A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 日立住友重機械建機クレーン株式会社 ウインチ回転表示装置

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