JP2015107857A - ウインチ回転表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーフォール時の各ドラム11,21の回転方向と回転速度とを正しく報知できる装置を安価に実現する。【解決手段】クラッチ解除圧力検出センサ176,177で検出されるクラッチ解除圧に基づいてフリーフォール可能な状態になったと判断し、ドラム11,21の回転方向を巻き下げ方向であると判定する。これにより回転速度の検出が可能であるが、回転方向の検出ができない回転センサを各ドラム11,21に1つずつ設けることで、ドラム11,21の回転方向を正しく報知できる。【選択図】図2

Description

本発明は、ウインチ回転表示装置に関する。
ウインチドラムを有する作業機械では、ウインチドラムの回転状態をオペレータが把握するためにウインチ回転表示装置が設けられている。たとえば、ウインチドラムの回転状態を検出するために、回転センサで回転速度(回転数)を検出し、操作レバーの選択位置を検出するリミットスイッチによって操作レバーの操作方向、すなわちウインチドラムの回転方向を検出するように構成されたウインチのモニタ装置が知られている(特許文献1参照)。
実開平6−18383号公報
しかし、上述した特許文献に記載の装置では、操作レバーが操作されないとウインチドラムの回転方向が検出できない構成となっている。そのため、たとえばクレーンなどの作業機械に上述した特許文献に記載の装置を適用した場合には、フリーフォール時など、操作レバーの操作がされずにウインチドラムが回転する場合には対応できない。
(1) 請求項1の発明によるウインチ回転表示装置は、1基のウインチドラムの回転速度を検出する一つの回転速度検出部と、ウインチドラムを操作する操作レバーの操作方向を検出する操作方向検出部と、フリーフォールモードに設定されたか否かを判定するフリーフォールモード判定部と、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度と、操作方向検出部で検出した操作レバーの操作方向と、フリーフォールモード判定部で判定された判定結果とに基づいて、ウインチドラムの回転方向と回転速度を報知する報知装置とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のウインチ回転表示装置において、報知装置は、表示部を有し、表示部は、操作方向検出部で操作レバーが巻き上げ方向に操作されたことが検出されると、巻き上げ方向を示す表示を行うとともに、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度に基づいてウインチドラムの巻き上げ回転速度を示す表示を行い、表示部は、操作方向検出部で操作レバーが巻き下げ方向に操作されたことが検出されると、巻き下げ方向を示す表示を行うとともに、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度に基づいてウインチドラムの巻き下げ回転速度を示す表示を行い、表示部は、フリーフォールモード判定部でフリーフォールモードに設定されたことが検出されると、巻き下げ方向を示す表示を行うとともに、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度に基づいてウインチドラムの巻き下げ回転速度を示す表示を行うことを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載のウインチ回転表示装置において、表示部は、表示ディスプレイであり、画面上にウインチドラムを模したマークを表示するとともに、ウインチドラムが駆動されるとウインチドラムの回転方向を示す矢印を表示し、ウインチドラムが停止されると矢印を非表示とすることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載のウインチ回転表示装置において、表示ディスプレイは、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度に応じた周波数で矢印を点滅表示することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のウインチ回転表示装置において、起伏用ウインチドラムの回転速度を検出する一つの起伏ドラム回転速度検出部と、起伏ドラムを操作する起伏操作レバーの操作方向を検出する起伏操作方向検出部とをさらに備え、起伏ドラム回転速度検出部で検出した起伏ドラムの回転速度と、起伏操作方向検出部で検出した起伏操作レバーの操作方向とに基づいて、起伏用ウインチドラムの回転方向と回転速度を報知することを特徴とする。
本発明によれば、ウインチドラムを操作する操作レバーの操作方向と、フリーフォールモードに設定されたか否かの判定結果とに基づいてウインチドラムの回転方向を報知するように構成した。これにより、操作レバーの操作がされずにウインチドラムが回転する場合にも対応でき、回転方向を検出するための高価なセンサが不要となるので、コストダインに資する。
本発明が適用されるタワークレーンの構成を示す外観側面図である。 本実施の形態のタワークレーンの各ウインチドラムの駆動に係る構成を示す図である。 運転室における表示部およびモニタ装置の配設位置の一例について説明する図である。 表示部の正面図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。 モニタ装置の表示態様について説明する図である。
図1〜11を参照して、本発明によるウインチ回転表示装置の一実施の形態を説明する。図1は、本発明が適用されるタワークレーンの構成を示す外観側面図である。タワークレーンは、走行体111と、走行体111上に旋回可能に搭載される旋回体113と、旋回体113の先端部に回動可能に軸支されたブーム114およびブーム114の先端部に回動可能に軸支されたジブ115を有するフロントアタッチメント116とからなる。117はカウンタウエイトである。旋回体113には、運転室112が設けられている。
旋回体113にはフロントウインチ10と、リヤウインチ20と、ブーム起伏ウインチ30とが搭載されている。フロントウインチ10を駆動するとフロントドラム11が回転してフロントロ一プ118が巻き取りまたは繰り出され、フロントロープ118を介してブーム先端部から吊り下げられた主フック120が昇降する。リヤウインチ20を駆動するとリヤドラム21が回転してリヤロープ119が巻き取りまたは繰り出され、リヤロープ119を介してジブ先端部から吊り下げられた補フック121が昇降する。ブーム起伏ウインチ30を駆動すると起伏ドラム31が回転して起伏ロ一プ118が巻き取りまたは繰り出され、ブーム114が起伏する。
図2は、本実施の形態のタワークレーンの各ウインチドラムの駆動に係る構成を示す図である。本実施の形態のタワークレーンは、メインポンプ101と、パイロットポンプ102と、フロントウインチ制御弁103と、リヤウインチ制御弁104と、ブーム起伏ウインチ制御弁105と、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106と、作動油タンク107とを備えている。本実施の形態のタワークレーンは、フロントウインチ操作レバー131と、リヤウインチ操作レバー132と、ブーム起伏ウインチ操作レバー133と、フロントウインチ用ブレーキペダル(フロントブレーキペダル)136と、リヤウインチ用ブレーキペダル(リヤブレーキペダル)137とを備えている。
本実施の形態のタワークレーンは、コントロールユニット140と、フロントウインチフリーフォールスイッチ(フロントフリースイッチ)141と、リヤウインチフリーフォールスイッチ(リヤフリースイッチ)142と、フロントウインチブレーキ踏み込み検出スイッチ(フロントペダル検出スイッチ)146と、リヤウインチブレーキ踏み込み検出スイッチ(リヤペダル検出スイッチ)147とを備えている。本実施の形態のタワークレーンは、表示部150と、モニタ装置180とを備えている。
フロントウインチ10は、上述したフロントドラム11と、フロントウインチモータ12と、クラッチ13と、ブレーキ14とを有している。リヤウインチ20は、上述したリヤドラム21と、リヤウインチモータ22と、クラッチ23と、ブレーキ24とを有している。ブーム起伏ウインチ30は、上述した起伏ドラム31と、ブーム起伏ウインチモータ32と、ブレーキ34とを有している。
フロントウインチ操作レバー131が巻き上げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、フロントウインチ制御弁103に供給される。これにより、フロントウインチ操作レバー131の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がフロントウインチ制御弁103を介してフロントウインチモータ12に供給されてフロントウインチモータ12が駆動される。その結果、フロントドラム11が巻き上げ方向に回動され、フロントロ一プ118が巻き上げられる(巻き取られる)。
同様に、フロントウインチ操作レバー131が巻き下げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、フロントウインチ制御弁103に供給される。これにより、フロントウインチ操作レバー131の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がフロントウインチ制御弁103を介してフロントウインチモータ12に供給されてフロントウインチモータ12が駆動される。その結果、フロントドラム11が巻き下げ方向に回動され、フロントロ一プ118が巻き下げられる(繰り出される)。
リヤウインチ操作レバー132が巻き上げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、リヤウインチ制御弁104に供給される。これにより、リヤウインチ操作レバー132の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がリヤウインチ制御弁104を介してリヤウインチモータ22に供給されてリヤウインチモータ22が駆動される。その結果、リヤドラム21が巻き上げ方向に回動され、リヤロ一プ119が巻き上げられる(巻き取られる)。
同様に、リヤウインチ操作レバー132が巻き下げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、リヤウインチ制御弁104に供給される。これにより、リヤウインチ操作レバー132の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がリヤウインチ制御弁104を介してリヤウインチモータ22に供給されてリヤウインチモータ22が駆動される。その結果、リヤドラム21が巻き下げ方向に回動され、リヤロ一プ119が巻き下げられる(繰り出される)。
ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き上げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、ブーム起伏ウインチ制御弁105に供給される。これにより、ブーム起伏ウインチ操作レバー133の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がブーム起伏ウインチ制御弁105を介してブーム起伏ウインチモータ32に供給されてブーム起伏ウインチモータ32が駆動される。その結果、起伏ドラム31が巻き上げ方向に回動され、起伏ロ一プ118が巻き上げられる(巻き取られる)。
同様に、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き下げ方向に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油が、ブーム起伏ウインチ制御弁105に供給される。これにより、ブーム起伏ウインチ操作レバー133の操作量に応じてメインポンプ101からの圧油がブーム起伏ウインチ制御弁105を介してブーム起伏ウインチモータ32に供給されてブーム起伏ウインチモータ32が駆動される。その結果、起伏ドラム31が巻き下げ方向に回動され、起伏ロ一プ118が巻き下げられる(繰り出される)。
クラッチ13は、フロントウインチモータ12からフロントドラム11への動力伝達を許可/禁止するポジティブ型のクラッチであり、クラッチ23は、リヤウインチモータ22からリヤドラム21への動力伝達を許可/禁止するポジティブ型のクラッチである。クラッチ13は、パイロットポンプ102からのパイロット圧油が供給されると、フロントウインチモータ12からフロントドラム11への動力伝達を許可し、パイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給が絶たれると、フロントウインチモータ12からフロントドラム11への動力伝達を禁止する。同様に、クラッチ23は、パイロットポンプ102からのパイロット圧油が供給されると、リヤウインチモータ22からリヤドラム11への動力伝達を許可し、パイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給が絶たれると、リヤウインチモータ22からリヤドラム11への動力伝達を禁止する。
フロントウインチクラッチ解除用切替弁106は、クラッチ13へのパイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給を許可/禁止する切替弁であり、ソレノイド106aを有する。フロントウインチクラッチ解除用切替弁106は、コントロールユニット140からのクラッチ締結信号が入力されると、ソレノイド106aが励磁される。その結果、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106は、クラッチ13へのパイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給を許可する。これにより、クラッチ13が締結され、フロントウインチモータ12からフロントドラム11への動力伝達が許可される。
また、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106は、コントロールユニット140からのクラッチ解除信号が入力されると、ソレノイド106aが消磁される。その結果、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106は、クラッチ13へのパイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給を禁止する。これにより、クラッチ13が解除され、フロントウインチモータ12からフロントドラム11への動力伝達が禁止される。この状態で、ブレーキ14が解除されると、フロントドラム11が自由に回動できるようになるため、フロントウインチ10はフリーフォールを開始する。
なお、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106に相当する切替弁がリヤウインチ20にも設けられているが、説明の便宜上、詳細な説明を省略する。
ブレーキ14は、フロントブレーキペダル136の踏み込み操作によってフロントドラム11を制動するブレーキ装置であり、ブレーキ24は、リヤブレーキペダル137の踏み込み操作によってリヤドラム21を制動するブレーキ装置である。
コントロールユニット140は、タワークレーンの各部を制御するための制御装置である。コントロールユニット140には、フロントフリースイッチ141と、リヤフリースイッチ142と、フロントペダル検出スイッチ146と、リヤペダル検出スイッチ147と、表示部150とが接続されている。また、コントロールユニット140には、パイロット圧(操作圧)検出センサ161,162,163と、回転検出センサ171,172,173と、クラッチ解除圧力検出センサ176,177とが接続されている。
フロントフリースイッチ141は、フロントウインチ10の操作モードをフリーフォールモードに設定するための操作スイッチであり、リヤフリースイッチ142は、リヤウインチ20の操作モードをフリーフォールモードに設定するための操作スイッチである。フロントペダル検出スイッチ146は、フロントブレーキペダル136がフル踏み込み操作されたことを検出するスイッチであり、リヤペダル検出スイッチ147は、リヤブレーキペダル137がフル踏み込み操作されたことを検出するスイッチである。
表示部150は、各ウインチ10,20,30の動作状態、すなわち各ウインチドラム11,21,31の回転方向と回転速度を表示にて報知する報知装置(表示装置)である。表示部150の詳細については、後に詳述する。また、表示部150の代わりに、図2において破線で示したモニタ装置180が取り付けられる場合もある。モニタ装置180は、エンジン回転数や稼働時間、ブーム114やジブ115の起伏状態、吊り荷の状態、各ウインチ10,20,30の動作状態、モーメントリミッタの設定状態など、タワークレーンの各部の状態を表示する表示装置である。モニタ装置180における表示形態の詳細については、後に詳述する。
操作圧検出センサ161,162,163は、各操作レバー131,132,133から出力されるパイロット圧油の圧力を検出することで、各操作レバー131,132,133の操作方向を検出する圧力センサである。操作圧検出センサ161は、フロントウインチ操作レバー131が巻き上げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ161aと、フロントウインチ操作レバー131が巻き下げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ161bとを有する。
操作圧検出センサ162は、リヤウインチ操作レバー132が巻き上げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ162aと、リヤウインチ操作レバー132が巻き下げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ162bとを有する。操作圧検出センサ163は、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き上げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ163aと、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き下げ方向に操作されたことを検出する操作圧検出センサ163bとを有する。
回転検出センサ171は、フロントドラム11の回転速度を検出するセンサである。回転検出センサ172は、リヤドラム21の回転速度を検出するセンサである。回転検出センサ173は、起伏ドラム31の回転速度を検出するセンサである。なお、回転検出センサ171,172,173は、たとえば各ドラム11,21,31に設けられた凹凸部分の通過によってオンオフする近接スイッチである。近接スイッチは各ドラムにそれぞれひとつだけ装備されるため、回転検出センサ171,172,173では、各ドラム11,21,31の回転速度(回転数)を検出できるが、各ドラム11,21,31の回転方向は検出できない。
クラッチ解除圧力検出センサ176は、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106を介してクラッチ13に供給されるパイロット圧油の圧力(クラッチ解除圧)を検出するセンサである。クラッチ解除圧力検出センサ177についても、上述したクラッチ解除圧力検出センサ176と同じである。
図3は、運転室112における表示部150の配設位置の一例について説明する図である。なお、図3(a)は、運転室112の様子を示す側面図であり、図3(b)は、運転室112内の正面図である。図3(a),(b)に示すように、運転室112内には、運転席71が設けられている。運転席71に着座したオペレータから見て、たとえば左前方には、スイッチ等が設けられたパネルボックス72が配設されている。パネルボックス72の右側面には、表示部150がオペレータから視認可能に取り付けられている。また、上述したように、モニタ装置180が表示部150の代わりに取り付けられる場合もある。
−−−表示部150について−−−
図4は、表示部150の正面図である。表示部150は、フロントドラム回転状態表示ランプ151と、リヤドラム回転状態表示ランプ152と、起伏ドラム回転状態表示ランプ153とを備えている。フロントドラム回転状態表示ランプ151は、フロントドラム11が巻き上げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き上げ表示ランプ151aと、フロントドラム11が巻き下げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き下げ表示ランプ151bとを有する。
リヤドラム回転状態表示ランプ152は、リヤドラム21が巻き上げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き上げ表示ランプ152aと、リヤドラム21が巻き下げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き下げ表示ランプ152bとを有する。起伏ドラム回転状態表示ランプ153は、起伏ドラム31が巻き上げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き上げ表示ランプ153aと、起伏ドラム31が巻き下げ方向に回転した際に後述するように点滅する巻き下げ表示ランプ153bとを有する。
−−−各ランプ151,152,153の点灯態様(点滅態様)−−−
各ドラム11,21,31の回転速度が速くなるにつれ、各ドラムに取り付けられた近接スイッチのオンオフ動作が速くなるため、各ランプ151,152,153は、短い周期で点滅する。
−−−フリーフォール時の各ランプ151,152の点灯態様(点滅態様)−−−
コントロールユニット140は、フロントフリースイッチ141がオンされ、かつ、フロントブレーキペダル136のフル踏み込み操作がされたことがフロントペダル検出スイッチ146で検出されると、フロントウインチ10の動作モードをフリーフォールモードに設定するとともに、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106にクラッチ解除信号を出力する。その結果、ソレノイド106aが消磁され、フロントウインチクラッチ解除用切替弁106が、クラッチ13へのパイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給を禁止する。これにより、クラッチ13が解除される。オペレータがフロントブレーキペダル136の踏み込み量を減らしていくと、フロントロープ118を介してブーム先端部から吊り下げられた主フック120および主フック120で吊り下げられた荷の自重でフロントウインチ10がフリーフォールを開始する。
コントロールユニット140は、クラッチ解除圧力検出センサ176で検出されたクラッチ解除圧が所定の閾値を超えたと判断すると、フリーフォールモードになったと判断し、回転検出センサ171で検出したフロントドラム11の回転速度信号入力に対して巻き下げ表示ランプ151bが点滅するように制御する。なお、上記の閾値は、クラッチ13を解除するのに十分なクラッチ解除圧の値であり、たとえば、あらかじめコントロールユニット140の不図示のメモリに記憶されている。
コントロールユニット140は、リヤフリースイッチ142がオンされ、かつ、リヤブレーキペダル137のフル踏み込み操作がされたことがリヤペダル検出スイッチ147で検出されると、リヤウインチ20の動作モードをフリーフォールモードに設定するとともに、不図示のリヤウインチクラッチ解除用切替弁にクラッチ解除信号を出力する。その結果、不図示のリヤウインチクラッチ解除用切替弁が、クラッチ23へのパイロットポンプ102からのパイロット圧油の供給を禁止する。これにより、クラッチ23が解除される。オペレータがリヤブレーキペダル137の踏み込み量を減らしていくと、リヤロープ119を介してジブ先端部から吊り下げられた補フック121および補フック121で吊り下げられた荷の自重でリヤウインチ20がフリーフォールを開始する。
コントロールユニット140は、クラッチ解除圧力検出センサ177で検出されたクラッチ解除圧が所定の閾値を超えたと判断すると、フリーフォールモードになったと判断し、回転検出センサ172で検出したリヤドラム21の回転速度信号入力に対して巻き下げ表示ランプ152bが点滅するように制御する。なお、上記の閾値は、クラッチ23を解除するのに十分なクラッチ解除圧の値であり、たとえば、あらかじめコントロールユニット140の不図示のメモリに記憶されている。
−−−モニタ装置180の表示態様について−−−
以下、図5〜11を参照して、モニタ装置180の表示態様について説明する。図5は、いずれのウインチ10,20,30も停止している場合における、モニタ装置180の画面(ディスプレイ)181に表示される画像181aの一例を示す図である。この画像181aには、タワークレーンを模したクレーンマーク182と、ブーム114やジブ115の角度、作業半径、吊り荷の高さや重量に関する情報等、タワークレーンでの作業状態を示す情報表示183等が表されている。
クレーンマーク182における、旋回体113に相当する部分(旋回体マーク182a)には、図示右方から順に、フロントウインチ10(フロントドラム11)を示すフロントウインチマーク191と、リヤウインチ20(リヤドラム21)を示すリヤウインチマーク192と、ブーム起伏ウインチ30(起伏ドラム31)を示すブーム起伏ウインチマーク193とが表示される。
図5〜11では、図示の便宜上、各ウインチマーク191,192,193の背景となる旋回体マーク182aを白抜きで描画しているが、本実施の形態では、たとえば青色で表示される。また、いずれのウインチ10,20,30も停止している場合には、各ウインチマーク191,192,193は、たとえば灰色で表示される。
たとえば、フロントウインチ操作レバー131が巻き上げ方向に操作されて、フロントドラム11が巻き上げ方向に回転した場合、図6に示すように、フロントウインチマーク191の上方に図示左側を指し示す矢印マーク(巻き上げマーク)196aが点滅表示される。この場合、たとえばフロントウインチマーク191は橙色で表示され、巻き上げマーク196aが黄色で点滅表示される。巻き上げマーク196aの点滅速度は、巻き上げ表示ランプ151aの場合と同様に、フロントドラム11の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、フロントウインチ操作レバー131が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ161aが検出し、フロントドラム11が回転したことを回転検出センサ171が検出すると、フロントウインチマーク191の表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、フロントウインチ操作レバー131が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ161aが検出すると、回転検出センサ171で検出したフロントドラム11の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き上げマーク196aの表示を制御する。
たとえば、フロントウインチ操作レバー131が巻き下げ方向に操作されて、フロントドラム11が巻き下げ方向に回転した場合、図7に示すように、フロントウインチマーク191の上方に図示右側を指し示す矢印マーク(巻き下げマーク)196bが点滅表示される。この場合、たとえばフロントウインチマーク191は橙色で表示され、巻き下げマーク196bが黄色で点滅表示される。巻き下げマーク196bの点滅速度は、巻き下げ表示ランプ151bの場合と同様に、フロントドラム11の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、フロントウインチ操作レバー131が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ161bが検出し、フロントドラム11が回転したことを回転検出センサ171が検出すると、フロントウインチマーク191表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、フロントウインチ操作レバー131が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ161bが検出すると、回転検出センサ171で検出したフロントドラム11の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き下げマーク196bの表示を制御する。
たとえば、リヤウインチ操作レバー132が巻き上げ方向に操作されて、リヤドラム21が巻き上げ方向に回転した場合、図8に示すように、リヤウインチマーク192の上方に図示左側を指し示す矢印マーク(巻き上げマーク)197aが点滅表示される。この場合、たとえばリヤウインチマーク192は橙色で表示され、巻き上げマーク197aが黄色で点滅表示される。巻き上げマーク197aの点滅速度は、巻き上げ表示ランプ152aの場合と同様に、リヤドラム21の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、リヤウインチ操作レバー132が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ162aが検出し、リヤドラム21が回転したことを回転検出センサ172が検出すると、リヤウインチマーク192の表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、リヤウインチ操作レバー132が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ162aが検出すると、回転検出センサ172で検出したリヤドラム21の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き上げマーク197aの表示を制御する。
たとえば、リヤウインチ操作レバー132が巻き下げ方向に操作されて、リヤドラム21が巻き下げ方向に回転した場合、図9に示すように、リヤウインチマーク192の上方に図示右側を指し示す矢印マーク(巻き下げマーク)197bが点滅表示される。この場合、たとえばリヤウインチマーク192は橙色で表示され、巻き下げマーク197bが黄色で点滅表示される。巻き下げマーク197bの点滅速度は、巻き下げ表示ランプ152bの場合と同様に、リヤドラム21の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、リヤウインチ操作レバー132が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ162bが検出し、リヤドラム21が回転したことを回転検出センサ172が検出すると、リヤウインチマーク192の表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、リヤウインチ操作レバー132が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ162bが検出すると、回転検出センサ171で検出したリヤドラム21の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き下げマーク197bの表示を制御する。
たとえば、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き上げ方向に操作されて、起伏ドラム31が巻き上げ方向に回転した場合、図10に示すように、ブーム起伏ウインチマーク193の上方に図示左側を指し示す矢印マーク(巻き上げマーク)198aが点滅表示される。この場合、たとえばブーム起伏ウインチマーク193は橙色で表示され、巻き上げマーク198aが黄色で点滅表示される。巻き上げマーク198aの点滅速度は、巻き上げ表示ランプ153aの場合と同様に、起伏ドラム31の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ163aが検出し、起伏ドラム31が回転したことを回転検出センサ173が検出すると、ブーム起伏ウインチマーク193の表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き上げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ163aが検出すると、回転検出センサ173で検出した起伏ドラム31の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き上げマーク198aの表示を制御する。
たとえば、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き下げ方向に操作されて、起伏ドラム31が巻き下げ方向に回転した場合、図11に示すように、ブーム起伏ウインチマーク193の上方に図示右側を指し示す矢印マーク(巻き下げマーク)198bが点滅表示される。この場合、たとえばブーム起伏ウインチマーク193は橙色で表示され、巻き下げマーク198bが黄色で点滅表示される。巻き下げマーク198bの点滅速度は、巻き下げ表示ランプ153bの場合と同様に、起伏ドラム31の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅する。
すなわち、コントロールユニット140は、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ163bが検出し、起伏ドラム31が回転したことを回転検出センサ173が検出すると、ブーム起伏ウインチマーク193の表示色を灰色から橙色となるように制御する。また、コントロールユニット140は、ブーム起伏ウインチ操作レバー133が巻き下げ方向に操作されたことを操作圧検出センサ163bが検出すると、回転検出センサ171で検出した起伏ドラム31の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き下げマーク198bの表示を制御する。
−−−フロントウインチ10でフリーフォールさせる場合−−−
フロントフリースイッチ141がオンされ、かつ、フロントブレーキペダル136のフル踏み込み操作がされたことがフロントペダル検出スイッチ146で検出されると、コントロールユニット140は、フロントウインチマーク191および巻き下げマーク196bの表示を次のように制御する。すなわち、クラッチ解除圧が所定の閾値を超えたことをクラッチ解除圧力検出センサ176で検出し、かつ、フロントドラム11が回転したことを回転検出センサ171が検出すると、コントロールユニット140は、フロントウインチマーク191表示色を灰色から橙色となるように制御する(図7参照)。また、コントロールユニット140は、クラッチ解除圧が所定の閾値を超えたことをクラッチ解除圧力検出センサ176で検出し、かつ、フロントドラム11が回転したことを回転検出センサ171が検出すると、フリーフォールモードになったと判断し、回転検出センサ171で検出したフロントドラム11の回転速度が速くなるにつれて短い周期で点滅するように巻き下げマーク196bの表示を制御する。
なお、リヤウインチ20でフリーフォールさせた際の、リヤウインチマーク192および巻き下げマーク197bの表示制御についてもフロントウインチ10でフリーフォールさせる場合と同じなので、詳細な説明は省略する。
なお、上記いずれの場合にも、コントロールユニット140は、回転検出センサ171,172,173によってドラム11,21,31が停止したことが検出されると、該当するドラム11,21,31についてのウインチマーク191,192,193の表示色を灰色に戻すように表示を制御する。また、コントロールユニット140は、回転検出センサ171,172,173によってドラム11,21,31が停止したことが検出されると、該当するドラム11,21,31についての巻き上げマーク196a,197a,198aまたは巻き下げマーク196b,197b,198bを非表示とするように表示を制御する。
上述した本実施の形態のタワークレーンでは、次の作用効果を奏する。
(1) 各ウインチ10,20,30のそれぞれに、各ドラム11,21,31の回転速度を検出する回転検出センサ171,172,173を、1基のドラムに付き1つずつ設けるように構成した。各操作レバー131,132,133の操作方向を検出する圧力センサとして操作圧検出センサ161,162,163を設けるように構成した。クラッチ解除圧力検出センサ176,177で検出されるクラッチ解除圧に基づいて、コントロールユニット140にてフリーフォール可能な状態になったか否かを判断するように構成した。
そして、回転検出センサ171,172,173で検出した各ドラム11,21,31の回転速度と、操作圧検出センサ161,162,163で検出した各操作レバー131,132,133の操作方向と、コントロールユニット140におけるフリーフォールの可否の判断結果とに基づいて、表示部150およびモニタ装置180各ドラム11,21,31の回転方向と回転速度とを報知するように構成した。
これにより、回転速度の検出が可能であるが、回転方向の検出ができない回転センサが1つだけであっても、操作レバー131,132,133の操作方向に基づいてドラム11,21,31の回転方向を判定できる。したがって、2つの回転センサを用いたり、回転方向と回転速度の双方を検出可能な高価な回転センサを用いたりすることなく、ドラム11,21,31の回転方向と回転速度を検出できるので、各ドラム11,21,31の回転方向と回転速度とを報知する装置を安価に構成できる。
さらに、クラッチ解除圧力検出センサ176,177で検出されるクラッチ解除圧に基づいてフリーフォール可能な状態になったと判断し、ドラム11,21の回転方向を巻き下げ方向であると判定することで、フリーフォール時に操作レバーの操作がされずにドラム11,21が回転する場合であっても、ドラム11,21の回転方向と回転速度とを正しく報知できる装置を安価に実現できる。
(2) 表示部150では、いずれのランプ151,152,153が点滅するかによって、いずれのドラム11,21,31がどちらの方向に回転しているのかを報知するように構成した。そして、ランプ151,152,153の点滅速度(点滅周期、点滅周波数)によってドラム11,21,31の回転速度を報知するように構成した。また、モニタ装置180では、各ウインチマーク191,192,193の表示色、巻き上げマーク196a,197a,198aおよび巻き下げマーク196b,197b,198bの点滅速度(点滅周期、点滅周波数)によってドラム11,21,31の回転方向および回転速度を報知するように構成した。これにより、ドラム11,21,31の回転方向をオペレータが容易に認識でき、ドラム11,21,31の回転速度をオペレータが直感的に理解し易くなるので、作業効率の向上に資する。
(3) モニタ装置180では、旋回体113に相当する旋回体マーク182aが含まれた、タワークレーンを模したクレーンマーク182を表示するように構成した。そして、ドラム11,21,31が回転すると、コントロールユニット140が、該当するドラム11,21,31についてのウインチマーク191,192,193の表示色を旋回体マーク182aの表示色に対して目立ちやすい色に変更するように構成した。また、ドラム11,21,31が回転すると、コントロールユニット140が、該当するドラム11,21,31についての巻き上げマーク196a,197a,198aまたは巻き下げマーク196b,197b,198bを点滅表示させるように構成した。これにより、モニタ装置180のディスプレイ181を見たオペレータが、回転しているドラムがどれであるか、また、回転方向がどちらであるのかを直感的に理解し易くなるので、作業効率が向上する。
(4) 起伏ドラム31についても回転方向および回転速度を報知するように構成したので、ブーム114の起伏の状態についてもオペレータが直感的に理解し易くなり、作業効率が向上する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、コントロールユニット140におけるフリーフォール可能な状態になったか否かの判断を、クラッチ解除圧力検出センサ176,177で検出されるクラッチ解除圧に基づくように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ウインチ10,20の動作モードがフリーフォールモードに設定されたことをもって、コントロールユニット140がフリーフォール可能な状態になったか否かを判断するように構成してもよい。また、たとえば、クラッチ解除信号の出力をもって、コントロールユニット140がフリーフォール可能な状態になったか否かを判断するように構成してもよい。
(2) 上述の説明では、各ランプ151,152,153の点灯色について特に言及していないが、たとえば、巻き上げ表示ランプと巻き下げ表示ランプとを異なる点灯色となるようにしてもよい。また、ランプ151,152,153毎に異なる点灯色となるようにしてもよい。
(3) 上述したモニタ装置180の表示態様は例示であり、本発明はこれに限定されない。各マークの形状や表示形態については、適宜変更してもよい。
(4) 上述の説明では、本発明を移動式のタワークレーンに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、固定的に設置されるクレーンなど、ウインチを備える各種の作業機械に適用してもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、1基のウインチドラムの回転速度を検出する一つの回転速度検出部と、ウインチドラムを操作する操作レバーの操作方向を検出する操作方向検出部と、フリーフォールモードに設定されたか否かを判定するフリーフォールモード判定部と、回転速度検出部で検出したウインチドラムの回転速度と、操作方向検出部で検出した操作レバーの操作方向と、フリーフォールモード判定部で判定された判定結果とに基づいて、ウインチドラムの回転方向と回転速度を報知する報知装置とを備えることを特徴とする各種構造のウインチ回転表示装置を含むものである。
10 フロントウインチ、11 フロントドラム、13,23 クラッチ、14,24 ブレーキ、20 リヤウインチ、21 リヤドラム、30 ブーム起伏ウインチ、31 起伏ドラム、106 フロントウインチクラッチ解除用切替弁、131 フロントウインチ操作レバー、132 リヤウインチ操作レバー、133 ブーム起伏ウインチ操作レバー、140 コントロールユニット、141 フロントウインチフリーフォールスイッチ(フロントフリースイッチ)、142 リヤウインチフリーフォールスイッチ(リヤフリースイッチ)、150 表示部、151,152,153 回転状態表示ランプ、161,162,163 パイロット圧(操作圧)検出センサ、171,172,173 回転検出センサ、176,177 クラッチ解除圧力検出センサ、180 モニタ装置、182 クレーンマーク、182a 旋回体マーク、191 フロントウインチマーク、192 リヤウインチマーク、193 ブーム起伏ウインチマーク、196a,197a,198a 矢印マーク(巻き上げマーク)、196b,197b,198b 矢印マーク(巻き下げマーク)

Claims (5)

  1. 1基のウインチドラムの回転速度を検出する一つの回転速度検出部と、
    前記ウインチドラムを操作する操作レバーの操作方向を検出する操作方向検出部と、
    フリーフォールモードに設定されたか否かを判定するフリーフォールモード判定部と、
    前記回転速度検出部で検出した前記ウインチドラムの回転速度と、前記操作方向検出部で検出した前記操作レバーの操作方向と、前記フリーフォールモード判定部で判定された判定結果とに基づいて、前記ウインチドラムの回転方向と回転速度を報知する報知装置とを備えることを特徴とするウインチ回転表示装置。
  2. 請求項1に記載のウインチ回転表示装置において、
    前記報知装置は、表示部を有し、
    前記表示部は、前記操作方向検出部で前記操作レバーが巻き上げ方向に操作されたことが検出されると、巻き上げ方向を示す表示を行うとともに、前記回転速度検出部で検出した前記ウインチドラムの回転速度に基づいて前記ウインチドラムの巻き上げ回転速度を示す表示を行い、
    前記表示部は、前記操作方向検出部で前記操作レバーが巻き下げ方向に操作されたことが検出されると、巻き下げ方向を示す表示を行うとともに、前記回転速度検出部で検出した前記ウインチドラムの回転速度に基づいて前記ウインチドラムの巻き下げ回転速度を示す表示を行い、
    前記表示部は、前記フリーフォールモード判定部で前記フリーフォールモードに設定されたことが検出されると、巻き下げ方向を示す表示を行うとともに、前記回転速度検出部で検出した前記ウインチドラムの回転速度に基づいて前記ウインチドラムの巻き下げ回転速度を示す表示を行うことを特徴とするウインチ回転表示装置。
  3. 請求項2に記載のウインチ回転表示装置において、
    前記表示部は、表示ディスプレイであり、画面上にウインチドラムを模したマークを表示するとともに、前記ウインチドラムが駆動されると前記ウインチドラムの回転方向を示す矢印を表示し、前記ウインチドラムが停止されると前記矢印を非表示とすることを特徴とするウインチ回転表示装置。
  4. 請求項3に記載のウインチ回転表示装置において、
    前記表示ディスプレイは、前記回転速度検出部で検出した前記ウインチドラムの回転速度に応じた周波数で前記矢印を点滅表示することを特徴とするウインチ回転表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のウインチ回転表示装置において、
    起伏用ウインチドラムの回転速度を検出する一つの起伏ドラム回転速度検出部と、
    前記起伏ドラムを操作する起伏操作レバーの操作方向を検出する起伏操作方向検出部とをさらに備え、
    前記起伏ドラム回転速度検出部で検出した前記起伏ドラムの回転速度と、前記起伏操作方向検出部で検出した前記起伏操作レバーの操作方向とに基づいて、前記起伏用ウインチドラムの回転方向と回転速度を報知することを特徴とするウインチ回転表示装置。
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