JP6248540B2 - クレーンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業状態と分解状態とに変形可能に構成されるクレーンの制御装置に関する。
従来より、作業状態と分解状態とに変形可能に構成されるクレーンがある。また、所定の場合にクレーンの動作を制限するものがある(例えば特許文献1、2など)。
特許文献1には、下部走行体に対する上部旋回体の旋回を制限する技術が記載されている。この文献には、「旋回角度が制限角度を超えたときに自動的に旋回停止機能が働くため、旋回体、ブーム等と障害物との衝突を確実に防止することができる。」と記載されている(同文献の第6ページ参照)。
特許文献2には、所定の場合にクレーンを運転不可能状態にする技術が記載されている。この技術では、クレーンの作業モードが自動判別され、作業モードが適切でなければ、クレーンが運転不可能状態になる(同文献の図11〜図14参照)。
実開平1−137990号公報 特開平9−208181号公報
特許文献1,2に記載の技術では、クレーンが分解状態の場合が想定されていない。そのため、クレーンが分解状態のときに不安全になるおそれがある。この問題の詳細は次の通りである。
上述したように、従来より、作業状態と分解状態とに変形可能に構成されるクレーンがある。組立作業中や分解作業中のクレーン(分解状態のクレーン)は、様々な状態を取り得る。様々な状態には、例えば、アタッチメントがある状態、アタッチメントがない状態、カウンタウェイトが全てある状態、カウンタウェイトが一部のみある状態、及び、カウンタウェイトがない状態などがある。これらの各状態ごとにクレーンの安定性が異なり、各状態ごとにクレーンの動作(走行や旋回)の可否が定められる。各状態と動作の可否との関係は、例えば取扱説明書などに記載されるが、複雑である。そのため、作業者の確認不足、見間違い、又は勘違い等が生じるおそれがある。そのため、作業者がクレーンを誤って動作させるおそれがある。その結果、例えばクレーンが転倒する等のおそれがある。
そこで本発明は、クレーンの組立作業及び分解作業の安全性を向上させることができる、クレーンの制御装置を提供することを目的とする。
本発明のクレーンの制御装置は、作業状態と分解状態とに変形可能に構成されるクレーンが備える。前記クレーンは、下部走行体と、前記下部走行体に対して旋回可能に搭載される上部本体と、前記上部本体に分解可能に取り付けられるカウンタウェイトと、前記上部本体に分解可能に取り付けられるアタッチメントと、を備える。前記制御装置は、前記クレーンの状態を検出する検出器と、前記クレーンを動作させるモータと、前記モータの動作を制御するコントローラと、を備える。前記検出器は、前記上部本体への前記カウンタウェイトの組立状態を検出するカウンタウェイト検出器と、前記上部本体への前記アタッチメントの組立状態を検出するアタッチメント検出器と、を備える。前記コントローラは、前記検出器の検出結果を、前記コントローラに予め設定された動作制限情報に照合することで、前記モータの動作の制限内容を決定する照合決定処理を行う。前記カウンタウェイト検出器の検出結果および前記アタッチメント検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられる。前記コントローラは、前記照合決定処理で決定された前記制限内容に基づいて、前記モータの動作を制限することで、前記下部走行体の走行または前記上部本体の旋回を制限する。
上記構成により、クレーンの組立作業及び分解作業の安全性を向上させることができる。
(a):作業状態のクレーンを示す図である。(b):分解状態のクレーンを示す図である。(c):図1(b)に示すカウンタウェイト23及び下部ブーム25aを備えない、分解状態のクレーンを示す図である。(d):図1(c)に示すクローラ13を備えない、分解状態のクレーンを示す図である。 図1(a)に示す第1実施形態のクレーン1の制御装置の回路図である。 図2に示す表示装置60を示す図である。 図2に示す制御装置30の動作のフローチャートである。 第2実施形態の図2相当図である。 第2実施形態の図3相当図である。 第2実施形態の図4相当図である。 第2実施形態の変形例の図7相当図である。 その他の変形例の図4相当図である。
(第1実施形態)
図1(a)〜図4を参照して、第1実施形態の制御装置30(図2参照)を備えるクレーン1(図1(a)参照)について説明する。
クレーン1は、図1(a)に示すブーム25(アタッチメント)(後述)等により、吊荷を吊り上げる作業(荷役作業)等を行う。クレーン1は、移動式クレーンであり、クローラクレーンであり、例えばラチスブームクローラクレーンである。クレーン1は、作業状態と分解状態とに変形可能に構成される(後述)。クレーン1は、下部走行体10と、上部旋回体20と、を備える。
下部走行体10は、地面Gに対してクレーン1を走行させる。以下、地面Gに対する下部走行体10の走行を、単に「下部走行体10の走行」ともいう。下部走行体10は、クローラ式である。図1(c)に示すように、下部走行体10は、カーボディ11と、クローラ13と、を備える。
カーボディ11は、上部旋回体20が取り付けられるフレームである。
クローラ13は、カーボディ11の左右に取り付けられる(合計2つ設けられる)。左右のクローラ13それぞれは、クローラフレーム13aと、シュー13bと、を備える。クローラフレーム13aは、カーボディ11に分解可能に取り付けられる。シュー13bは、クローラフレーム13aの周囲に取り付けられる、無限軌道である。
上部旋回体20は、図1(a)に示す下部走行体10に対して旋回可能である。上部旋回体20は、上部本体21と、カウンタウェイト23と、ブーム25と、を備える。上部旋回体20に関する方向を次のように定義する。カウンタウェイト23に対する運転室21a(後述)側を「前」とする。運転室21aに対するカウンタウェイト23側を「後」とする。
上部本体21は、下部走行体10に(カーボディ11に)対して旋回可能に搭載される(取り付けられる)。以下、下部走行体10に対する上部本体21の旋回を、単に「上部本体21の旋回」ともいう。上部本体21は、運転室21aを備える。運転室21aは、上部本体21の前部(例えば前端部)に配置される。
カウンタウェイト23は、クレーン1の吊上げ能力を上げるためのおもりである。カウンタウェイト23は、上部本体21に分解可能に取り付けられる。カウンタウェイト23は、上部本体21の後端部に取り付けられる。カウンタウェイト23は、複数の単位ウェイトにより構成される。複数の単位ウェイトは、積み上げられる。単位ウェイトは、例えば直方体状であり、例えば板状である。
ブーム25(アタッチメント)は、吊荷の吊り上げ等を行うための起伏部材である。ブーム25は、上部本体21に分解可能に取り付けられる(取り付け及び取り外し可能である)。ブーム25は、上部本体21の前端部に取り付けられる。ブーム25は、上部本体21に対して起伏(回動)可能である。ブーム25は、複数の単位ブームを備える。単位ブームには、下部ブーム25aと、先端側ブーム25b・25cと、を備える。
下部ブーム25aは、ブーム25を構成する単位ブームのうち、最も上部本体21側(基端側)の単位ブームである。下部ブーム25aは、上部本体21に取り付けられる。
先端側ブーム25b・25cは、下部ブーム25aよりも先端側の単位ブームである。先端側ブーム25bは、例えば、下部ブーム25aの先端部に連結される中間ブーム25bと、中間ブーム25bの先端部に連結される上部ブーム25cと、を備える。なお、先端側ブーム25b・25cを構成する単位ブームの数は、1や3以上でもよい。また、ブーム25の先端部に、ジブ(アタッチメント)やストラット(アタッチメント)等が取り付けられる場合もある(図示なし)。
(作業状態、分解状態)
上述したように、クレーン1は、作業状態と分解状態とに変形可能に構成される。
作業状態とは、図1(a)に示すように、クレーン1を構成する各部品が組み立てられた状態であり、通常の作業(荷役作業など)が可能なクレーン1の状態である。作業状態は、少なくとも、下部走行体10、上部本体21、カウンタウェイト23、及びブーム25が、互いに組み立てられた状態である。
分解状態とは、図1(b)〜図1(d)に示すように、作業状態のクレーン1(図1(a)参照)に対し、クレーン1を構成する部品の少なくとも一部が分解された状態である。分解状態は、クローラ13(図1(c)参照)、カウンタウェイト23(図1(b)参照)、及び、ブーム25(図1(a)参照)の少なくともいずれかが、カーボディ11や上部本体21から分解された状態である。分解状態には、例えば次のように様々な状態がある。図1(b)に示すように、分解状態には、下部走行体10と、ブーム25のうち下部ブーム25aのみと、カウンタウェイト23と、が上部本体21に取り付けられた状態がある。図1(c)に示すように、分解状態には、下部走行体10が上部本体21に取り付けられ、かつ、カウンタウェイト23(図1(a)参照)及びブーム25(同図参照)が上部旋回体20に取り付けられていない状態がある。図1(d)に示すように、分解状態には、カーボディ11が上部本体21に取り付けられ、かつ、クローラ13(図1(c)参照)がカーボディ11に取り付けられず(カーボディ11が地面Gに対してジャッキアップされ)、かつ、カウンタウェイト23(図1(a)参照)及びブーム25(同図参照)が上部本体21に取り付けられていない状態がある。また、分解状態には、カウンタウェイト23を構成する複数の単位ウェイトのうち、一部の単位ウェイトのみが上部本体21に取り付けられた状態がある(図示なし)。これらの様々な分解状態ごとに、上部本体21の旋回の制限内容(制限の有無等)や、下部走行体10の走行の制限内容が定められる(後述)。
制御装置30(図2参照)は、クレーン1の動作の制御を行う。制御装置30は、上部本体21の旋回の制御を行う。制御装置30は、上部本体21等に搭載される。図2に示すように、制御装置30は、メイン回路31〜37と、制御用油圧機器類41〜49と、電気機器類50〜70と、を備える。
メイン回路31〜37は、モータ33(後述)を駆動および制動するための回路である。メイン回路31〜37は、ポンプ31と、モータ33と、ブレーキ35と、コントロール弁37と、を備える。
ポンプ31は、油(作動油、圧油)を吐出する。ポンプ31の駆動源は、例えばエンジン(図示なし)である。ポンプ31の容量は可変である。ポンプ31の容量は、傾転角を変えることで変わる。
モータ33は、図1(a)に示すクレーン1を動作させるアクチュエータである。モータ33は、下部走行体10に対して上部本体21を旋回させるための旋回モータである。モータ33は、上部本体21に搭載される。図2に示すように、モータ33は、油圧モータであり、ポンプ31から油が供給されることで駆動する。
ブレーキ35は、モータ33の停止状態を保つために用いられる。ブレーキ35は、上部本体21(図1(a)参照)の旋回の停止状態を保つために用いられる。ブレーキ35は、モータ33の出力軸(駆動軸)に連結される。ブレーキ35は、ブレーキ35へのパイロット圧の入力の有無に応じて、ブレーキ動作(モータ33の停止状態を保つ動作)の有無(オン又はオフ)を切り替える。
コントロール弁37は、モータ33の動作を制御する。コントロール弁37は、ポンプ31からモータ33に流れる油の流量や方向を制御する(変える)。コントロール弁37は、上部本体21の旋回を制御する、旋回コントロール弁である。コントロール弁37は、コントロール弁37に入力されるリモコン圧(パイロット圧)に応じて、切替位置や開度を変えることで、上記制御を行う。コントロール弁37は、ポンプ31とモータ33との間(ポンプ31とモータ33とをつなぐ油路上)に設けられる。
制御用油圧機器類41〜49は、メイン回路31〜37の動作を制御するための油圧機器である。制御用油圧機器類41〜49は、ポンプ容量制御弁41と、ブレーキ制御弁45と、リモコン弁47と、リモコン圧制御弁49と、を備える。
ポンプ容量制御弁41は、ポンプ31の容量を制御する。ポンプ容量制御弁41は、ポンプ31の傾転角を制御する。ポンプ容量制御弁41は、例えば電磁比例弁である。例えば電磁比例弁である点は、リモコン圧制御弁49も同様である。電磁比例弁は、この電磁比例弁に入力される電気信号に応じて、制御対象を制御する。ポンプ容量制御弁41は、ポンプ容量制御弁41に入力される電気信号に応じて、ポンプ31の容量を変える。
ブレーキ制御弁45は、ブレーキ制御弁45に入力される電気信号(オン又はオフ)に応じて、ブレーキ35へのパイロット圧の出力の有無を切り替える。
リモコン弁47は、コントロール弁37を制御する。リモコン弁47は、クレーン1(図1(a)参照)の操作者に操作される操作レバーを備える。リモコン弁47は、操作レバーの操作方向および操作量に応じて(レバー操作に応じて)、コントロール弁37の切替位置および開度を変える。操作レバーの操作方向には、左旋回操作(一方側操作)と右旋回操作(他方側操作)とがある。リモコン弁47は、レバー操作に応じたリモコン圧をコントロール弁37に出力する。
リモコン圧制御弁49は、リモコン弁47からコントロール弁37に出力(供給)されるリモコン圧を制御(減圧)する。全開状態のリモコン圧制御弁49は、リモコン圧を減圧しない。全閉状態または絞られた状態のリモコン圧制御弁49は、リモコン圧を減圧する。リモコン圧制御弁49は、操作レバーの操作方向ごとに設けられる。リモコン圧制御弁49には、一方側操作(左旋回操作)用のリモコン圧制御弁49aと、他方側操作(右旋回操作)用のリモコン圧制御弁49bと、がある。
電気機器類50〜70は、メイン回路31〜37および制御用油圧機器類41〜49を制御する。電気機器類50〜70は、検出器50と、表示装置60と、コントローラ70と、を備える。
検出器50は、クレーン1(図1(a)参照)の状態を検出する。検出器50は、クレーン1の作業状態および分解状態を検出可能である。検出器50は、クレーン1が分解状態の場合、どのような分解状態であるかを検出可能である。検出器50には、クローラ検出器51と、カウンタウェイト検出器52と、ブーム検出器53(アタッチメント検出器)と、がある。
クローラ検出器51は、図1(c)に示すカーボディ11に対するクローラ13の組立状態を検出する。クローラ検出器51は、カーボディ11へのクローラ13の取り付けの有無を検出する。クローラ検出器51は、左右のクローラ13同士の幅(組立状態)を検出してもよい(後述する「第1実施形態の変形例1」参照)。クローラ検出器51は、例えば、左右のクローラ13両方について取付の有無を検出する。また例えば、クローラ検出器51は、左右のクローラ13のうち一方のみについて取付の有無を検出してもよい(一方のクローラ13のみがカーボディ11に取り付けられた状態で上部本体21の旋回が行われることは通常ないため)。クローラ検出器51は、例えばカーボディ11へのクローラ13の取り付けの有無に応じて切り替わるスイッチ等である。
カウンタウェイト検出器52(図2参照)は、図1(a)に示す上部本体21へのカウンタウェイト23の組立状態を検出する。カウンタウェイト検出器52は、上部本体21に取り付けられたカウンタウェイト23の量(単位ウェイトの数)を検出する。カウンタウェイト検出器52は、各単位ウェイトそれぞれについて上部本体21への取り付けの有無を検出できるように構成される。カウンタウェイト検出器52は、複数設けられる。カウンタウェイト検出器52は、例えば、特開2012−096915、特開平8−217382、特開2006−315843等に記載の技術により、カウンタウェイト23の組立状態を検出可能である。例えば、カウンタウェイト検出器52は、カウンタウェイト23の質量や高さ(積み上げられた単位ウェイトの枚数)に応じて、出力する電気信号を変える。また例えば、カウンタウェイト検出器52は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグを利用したもの等である。
ブーム検出器53(アタッチメント検出器)(図2参照)は、上部本体21へのブーム25の組立状態を検出する。ブーム検出器53は、上部本体21へのブーム25(下部ブーム25a)の取り付けの有無を検出する。例えば、ブーム検出器53は、ブーム25の起伏角度を検出するブーム角度検出器を流用したものである。ブーム角度検出器は、クレーン1に通常常設されているものであり、例えばポテンショメータである。ブーム角度検出器は、上部本体21からブーム25を取り外すと断線状態となるので、ブーム25の上部本体21への取り付けの有無を検出可能である。なお、ブーム検出器53は、ブーム角度検出器とは別に設けられてもよい。また、「アタッチメント検出器」は、ブーム25への、ジブやストラット(図示なし)の取り付けの有無を検出してもよい。
表示装置60は、図3に示すように動作制限情報D(後述)を表示する。表示装置60は、クレーン1(図1(a)参照)の組立作業や分解作業を行う作業者(以下、「作業者」)に動作制限情報Dを伝達するために設けられる。図2に示す表示装置60は、例えば運転室21a(図1(a)参照)内に設けられる、ディスプレー(モニタ)である。
コントローラ70は、信号の入出力や演算(照合、判定など)を行う。コントローラ70は、モータ33の動作を制御する。コントローラ70には、検出器50が出力した検出結果(信号)が入力される。コントローラ70には、クローラ検出器51、カウンタウェイト検出器52、及びブーム検出器53、それぞれから組立状態の検出結果が入力される。コントローラ70は、ポンプ容量制御弁41、ブレーキ制御弁45、及び、リモコン圧制御弁49、それぞれに制御用の指令(信号)を出力する。コントローラ70は、表示装置60の出力(表示)を制御する。コントローラ70には、動作制限情報Dが予め記憶される(後述)。
(動作)
制御装置30の動作について説明する。以下、上述したクレーン1の構成要素(制御装置30を除く)については図1(a)〜図1(d)、制御装置30の各構成要素については図2、各ステップS11〜S60については図4を参照して説明する。制御装置30の動作の概略は次の通りである。まず、検出器50が検出を行う(S11)。そして、コントローラ70は、検出結果を動作制限情報Dに照合し(S12)、モータ33の動作の制限内容を決定する(S21〜S22)(照合決定処理)。コントローラ70は、照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容に基づいて、モータ33を通常通り動作させる(S31)、又は、モータ33の動作を制限する(S32、S33)。表示装置60は、図3に示す動作制限情報Dを表示する(S60)。次に、制御装置30の動作の詳細を説明する。
ステップS11では、クレーン1の組立状態が検出される。ステップS11では、クローラ検出器51、カウンタウェイト検出器52、及びブーム検出器53により、クローラ13(図1(c)参照)、カウンタウェイト23(図1(a)参照)、及びブーム25(下部ブーム25a)それぞれの組立状態が検出される。次にステップS12に進む。
ステップS12では、検出器50の検出結果が、動作制限情報D(図3参照)(図4における「メモリ内のパターン」)に照合される。この照合は、コントローラ70により行われる。コントローラ70により行われる点は、後述するステップS21及びS22の判定も同様である。図3に示すように、動作制限情報Dは、検出器50に検出される組立状態D1と、モータ33の動作の制限内容D2と、の関係が定められた情報(パターン)である。組立状態D1と制限内容D2との関係は、クレーン1が安全に動作できるように(転倒しないように)定められる。動作制限情報Dは、コントローラ70の内部のメモリに予め記憶される。動作制限情報Dに設定されるモータ33の動作の制限内容D2には、「可」(制限なくモータ33が動作可能)と、「低速のみ可」(条件付きでモータ33が動作可能)と、「不可」(モータ33が動作不可能)と、がある。ステップS11での検出およびステップS12での照合は、クレーン1の組立中および分解中、常に行われる。次にステップS21に進む。なお、ステップS21〜S33をステップS20とする。
ステップS21では、モータ33が動作可能か否かが判定(判断)される。ステップS21では、上部本体21が旋回可能か否かが判定される。モータ33が動作不可能(NO)の場合(図3に示す制限内容D2が「不可」の場合)、ステップS33に進む。モータ33が動作可能(YES)の場合(図3に示す制限内容D2が「可」又は「低速のみ可」の場合)、ステップS22に進む。
ステップS22では、モータ33の動作速度の制限が必要か否かが判定される。ステップS22では、上部本体21の旋回速度の制限が必要か否かが判定される。モータ33の動作速度の制限が不要(NO)である場合(図3に示す制限内容D2が「可」の場合)、ステップS31に進む。同制限が必要(NO)である場合(図3に示す制限内容D2が「低速のみ可」の場合)、ステップS32に進む。
ステップS31では、コントローラ70は、モータ33を通常通り(制限なく)動作可能とする。コントローラ70は、上部本体21を通常通り旋回可能とする。コントローラ70は、リモコン弁47の操作レバーのレバー操作に従って、モータ33を動作させる。具体的には、コントローラ70は、リモコン圧制御弁49を全開とする。コントローラ70は、ブレーキ制御弁45を介してブレーキ35を開放する。次に、ステップS60に進む。
ステップS32では、コントローラ70は、条件付きでモータ33を動作可能とする。ステップS32では、コントローラ70は、条件付きで上部本体21を旋回可能とする。コントローラ70は、モータ33の動作速度の上限値を速度制限値(図4における「低速」)に制限する。この速度制限値は、0を超え、かつ、モータ33が取り得る動作速度の最大値よりも小さい。この速度制限値に関する値は、コントローラ70に予め設定される。制限内容D2に複数の「低速のみ可」がある場合、複数の「低速のみ可」の速度制限値は、例えば互いに等しい(組立状態D1(図3参照)にかかわらず一定値である)。また例えば、複数の「低速のみ可」の速度制限値は、互いに異なる値でもよい(組立状態D1(図3参照)に応じた異なる値でもよい)。
このステップS32での、モータ33の動作速度の速度制限値以下への制限は、次のように行われる。コントローラ70は、モータ33に供給される油の流量を所定流量以下に制限する。この所定流量以下への制限は、例えば次の[制限a]や[制限b]のように行われる。
[制限a]ポンプ31の吐出量が、所定吐出量に制限される。[a−1]例えば、コントローラ70は、ポンプ容量制御弁41を介して、ポンプ31の容量を所定容量に制限する。この所定容量は、コントローラ70に予め設定される。[a−2]また例えば、コントローラ70は、ポンプ31の駆動源であるエンジン(図示なし)の回転数を所定回転数に制限する。この所定回転数は、コントローラ70に予め設定される。
[制限b]コントローラ70は、リモコン圧制御弁49の開度を所定開度に制限することで、コントロール弁37の開度を制限する。この所定開度は、コントローラ70に予め設定される。
これらの[制限a]又は[制限b]が行われる場合、これらの制限が行われない場合に比べ、リモコン弁47のレバー操作量が同じでも、モータ33の動作速度が小さくなる(例えば30%等になる)。次に、ステップS60に進む。
ステップS33では、コントローラ70は、モータ33を動作不可能(動作速度を0)とする。ステップS33では、コントローラ70は、上部本体21を旋回不可能とする。コントローラ70は、リモコン圧制御弁49を全閉とする。また、コントローラ70は、ブレーキ制御弁45を介して、ブレーキ35を駆動する(ブレーキをかける)。次に、ステップS60に進む。
ステップS60では、図3に示すように、表示装置60が、動作制限情報Dを表示する。表示装置60は、表(一覧表)として、動作制限情報Dを表示する。
表示装置60は、動作制限情報Dの全部(全パターン)を表示する。表示装置60は、検出器50に検出される可能性がある組立状態D1を、全パターン表示する。表示装置60は、全パターンの組立状態D1に対応する、モータ33の動作の制限内容D2を、全パターン表示する。これにより、組立状態D1と制限内容D2との関係を作業者は一目で把握できる。その結果、例えば、組立状態D1をどう変化させれば、制限内容D2が「不可」から「可」になるか(又は「可」から「不可」になるか)、等を一目で把握できる。
表示装置60は、組立状態D1のうち、少なくとも、検出器50に実際に検出された組立状態D1a(第1組立状態)を表示する。また、表示装置60は、制限内容D2のうち、少なくとも、照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容D2a(組立状態D1aに対応する制限内容D2a)を表示する。
表示装置60は、実際に検出された組立状態D1a(第1組立状態)と、それ以外の組立状態(D1aを除くD1)(第2組立状態)と、を作業者が区別できるように表示を行う。表示装置60は、照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容D2aと、それ以外の制限内容D2と、を作業者が区別できるように表示を行う。具体的には例えば、表示装置60は、制限内容D2aに網掛けを行う。表示装置60は、制限内容D2aを表示する枠内の色を、制限内容D2a以外の制限内容D2を表示する枠内と異なる色にする。その結果、図3の表を見た作業者は、網掛けが行われた制限内容D2aだけでなく、組立状態D1aも把握できる。
なお、図3に示す一点鎖線および二点鎖線は、D1、D1a、D2、及びD2aが指し示す範囲を示すための線である。表示装置60は、これらの一点鎖線および二点鎖線を表示する必要はない。また、図3に示す例では、カウンタウェイト23(図1(a)参照)は、No.1、No.2、・・・、No.7、及びNo.8の8つの単位ウェイトで構成される。この例では、No.5及びNo.6の2つの単位ウェイトのうち一方のみが上部本体21に対して取り付けられた状態で、上部本体21が旋回することはない(例えば、これら2つの単位ウェイトは、上下に積み上げられるのではなく、上部本体21の前後方向や左右方向に並べて配置される)。そのため、表示装置60は組立状態D1として「No.1〜No.5」を表示していない(「No.1〜No.7」を表示していない理由も同様である)。
(効果1(発明1))
図2に示す制御装置30による効果を説明する(制御装置30以外のクレーン1の構成要素については図1(a)〜図1(d)、制御装置30の各構成要素については図2、各ステップS11〜S60については図4を参照)。
制御装置30は、作業状態(図1(a)参照)と分解状態(図1(b)〜図1(d)参照)とに変形可能に構成されるクレーン1が備えるものである。クレーン1は、下部走行体10と、下部走行体10に対して旋回可能に搭載される上部本体21と、上部本体21に分解可能に取り付けられるカウンタウェイト23と、上部本体21に分解可能に取り付けられるブーム25(アタッチメント)と、を備える。制御装置30は、クレーン1の状態を検出する検出器50と、クレーン1を動作させるモータ33と、モータ33の動作を制御するコントローラ70と、を備える。検出器50は、上部本体21へのカウンタウェイト23の組立状態を検出するカウンタウェイト検出器52と、上部本体21へのブーム25の組立状態を検出するブーム検出器53(アタッチメント検出器)と、を備える。
[構成1−1]コントローラ70は、照合決定処理(S12〜S22)を行う。照合決定処理は、検出器50の検出結果を、コントローラ70に予め設定された動作制限情報D(図3参照)に照合することで、モータ33の動作の制限内容D2a(図3参照)を決定する処理である。
[構成1−2]カウンタウェイト検出器52の検出結果およびブーム検出器53の検出結果は、照合決定処理(S12〜S22)に用いられる。
[構成1−3]コントローラ70は、照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容D2a(図3参照)に基づいて、モータ33の動作を制限することで、上部本体21の旋回を制限する。
制御装置30は、上記[構成1−1]及び[構成1−2]を備える。よって、カウンタウェイト23及びブーム25の実際の組立状態D1a(図3参照)に基づいて、モータ33の動作の制限内容D2a(図3参照)が決定される。そして、上記[構成1−3]により、制限内容D2a(図3参照)に基づいてモータ33の動作が自動的に制限される。よって、組立状態D1(図3参照)に応じたモータ33の動作の制限内容D2(図3参照)を、作業者が表等を見て判断する必要がなく、また、作業者が記憶に基づいて判断する必要がない。よって、クレーン1の組立作業及び分解作業時に、作業者が誤ってクレーン1を(モータ33を)動作させることを防ぐことができる(作業者が誤って上部本体21を旋回させることを防ぐことができる)。よって、クレーン1の組立作業及び分解作業の安全性を向上させることができる。
(効果2(発明2))
図1(c)に示すように、下部走行体10は、上部本体21が取り付けられるカーボディ11と、カーボディ11に取り付けられるクローラ13と、を備える。図2に示す検出器50は、カーボディ11に対するクローラ13の組立状態を検出するクローラ検出器51を備える。
[構成2]クローラ検出器51の検出結果は、照合決定処理(S12〜S22)に用いられる。コントローラ70は、モータ33の動作を制限することで、上部本体21(図1(a)参照)の旋回を制限する。
上記[構成2]により、照合決定処理(S12〜S22)では、図1(a)に示すブーム25及びカウンタウェイト23の組立状態だけでなく、図1(c)に示すクローラ13の組立状態も用いられる。よって、クローラ13の組立状態が照合決定処理に用いられない場合に比べ、図2に示すモータ33の動作の制限(上部本体21の旋回の制限)を少なくできる。よって、クレーン1の組立作業及び分解作業を行いやすい(利便性を向上させることができる)。
この効果の詳細は次の通りである。仮に、クローラ13(図1(c)参照)の組立状態が照合決定処理(S12〜S22)に用いられないとする。すると、クローラ13の組立状態にかかわらず、図3の「クローラなし」に対応する制限内容D2が選択される必要がある。これは、クレーン1の転倒を防ぐためである。一方、図1(c)に示すクローラ13の組立状態が照合決定処理(S12〜S22)に用いられる場合、クローラ13がカーボディ11に取り付けられていれば、図3の「クローラ付」に対応する制限内容D2が選択される。その結果、モータ33の動作の制限を少なくできる。
(効果3(発明6))
[構成3]照合決定処理(S12〜S22)で決定される制限内容には、モータ33の動作速度の上限値を、0を超える所定値に制限することが含まれる。
上記[構成3]により、モータ33の動作の制限内容D2(図3参照)が、制限なし(図4のS31、図3の「可」)、及び、動作不可能(図4のS33、図3の「不可」)のみの場合に比べ、モータ33の動作の制限内容をより詳細に(適切に)設定できる。その結果、モータ33の動作の制限を少なくでき、組立作業及び分解作業を行いやすい(利便性を向上させることができる)。
(効果4(発明7))
制御装置30は、コントローラ70に制御される表示装置60を備える。
[構成4]表示装置60は、検出器50に検出された組立状態D1a(図3参照)と、照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容D2a(図3参照)と、を表示する。
上記[構成4]により、作業者は、組立状態D1a(図3参照)と制限内容D2a(図3参照)とを把握できる。よって、作業者がモータ33の動作の制限に戸惑うことを抑制できる。具体的には例えば、作業者がリモコン弁47の操作レバーを操作しているのに、モータ33が動作しない(又は低速でのみ動作する)ことに、作業者が戸惑うことを抑制できる。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態の変形例1について、上記第1実施形態との相違点を説明する。
上記第1実施形態では、図1(c)に示すクローラ13(クローラフレーム13a)は、カーボディ11に対して分解可能に取り付けられた。一方、第1実施形態の変形例1では、クレーン1の輸送時でも、クローラ13はカーボディ11に取り付けられたままである。また、左右のクローラ13の幅が可変である。
上記第1実施形態では、クローラ検出器51は、カーボディ11に対するクローラ13の取付の有無(組立状態)を検出した。一方、第1実施形態の変形例1では、クローラ検出器51は、左右のクローラ13の幅(組立状態)を検出する。以下、これらの相違点をさらに説明する。
クローラ13は、張出状態と縮小状態とに変形可能である。左右のクローラ13の幅は、可変である。張出状態のクローラ13は、カーボディ11から左右に張り出される(左右に突出する)。クレーン1が作業状態のとき(図1(a)参照)、クローラ13は張出状態とされる。縮小状態のクローラ13は、張出状態のクローラ13よりも幅(左右方向の幅)が狭い。クローラ13が縮小状態のとき、クレーン1は分解状態である。クレーン1が輸送されるとき、クローラ13は縮小状態とされる。これにより、下部走行体10を輸送するトレーラ(図示なし)から、クローラ13がはみ出ない。クローラ13が、張出状態であるか、縮小状態であるかは、クローラ検出器51によって検出される。
(動作)
上記第1実施形態では、カーボディ11に対するクローラ13の取付の有無が、照合決定処理(S12〜S22)に用いられた。また、カーボディ11に対するクローラ13の取付の有無が、組立状態D1として表示装置60に表示された(図3に示す「クローラ付」や「クローラなし」参照、図4のS60)。一方、第1実施形態の変形例1では、左右のクローラ13の幅が、照合決定処理(S12〜S22)に用いられる。また、左右のクローラ13の幅に関する内容(例えば「クローラ張出」や「クローラ縮小」等)が、組立状態D1として表示装置60に表示される(図示なし)。
(第1実施形態の変形例2)
第1実施形態の変形例2について、上記第1実施形態との相違点を説明する。
図2に示すように、第1実施形態の変形例2の制御装置30は、旋回角度検出器154を備える。旋回角度検出器154は、下部走行体10に対する上部本体21の旋回角度(以下「上部本体21の旋回角度」)を検出する。旋回角度検出器154の検出結果は、コントローラ70に入力される。コントローラ70は、上部本体21の旋回角度に応じて、モータ33の動作を制限する。
(動作)
旋回角度検出器154の検出結果は、照合決定処理(図4のS12〜S22)に用いられる。動作の詳細を図4を参照して説明する。
ステップS11では、上記第1実施形態で行われた検出に加えて、旋回角度検出器154(図2参照)により上部本体21の旋回角度の検出が行われる。
ステップS12では、上記第1実施形態で行われた照合に加えて、上部本体21の旋回角度が、動作制限情報D(図3参照)に照合される。動作制限情報Dには、上部本体21の旋回角度と、モータ33の動作の制限の内容と、の関係が定められる(図示なし)。制限内容D2(図3参照)として、第1実施形態の「低速のみ可」や「不可」に代えて(又は「低速のみ可」に加えて)、「α度以内のみ可」(上部本体21の旋回角度が所定角度範囲以内の場合のみモータ33が動作可能)が設定される(図示なし)。上記「α度」(所定角度範囲)は、具体的には例えば、「±30度」(右に30度〜左に30度)などである。但し、下部走行体10の前後の向きと上部本体21の前後の向きとが一致するときの旋回角度を0度とする。
ステップS21では、モータ33が動作可能か否かが判定される。下記の[条件A]を満たす場合、上記第1実施形態と異なる判定が行われる。下記の[条件A]かつ[条件B]を満たす場合、モータ33が動作可能(YES)と判断される。下記の[条件A]を満たし、[条件B]を満たさない場合、モータ33が動作不可能(NO)と判断される。
[条件A]照合決定処理(S12〜S22)で決定された制限内容D2aが、「α度以内のみ可」である。
[条件B]旋回角度検出器154に検出された(実際の)旋回角度が、α度以内(所定角度範囲以内)である。
ステップS60では、表示装置60は、第1実施形態の制限内容D2に代えて(又は加えて)、「α度以内のみ可」(例えば「±30度以内のみ可」)を表示する。なお、表示装置60は、旋回角度検出器154の検出結果を表示しない(表示してもよい)。
(効果5(発明3))
第1実施形態の変形例2の制御装置30による効果を説明する。
図2に示すように、検出器50は、下部走行体10に対する上部本体21の旋回角度を検出する旋回角度検出器154を備える。
[構成5]旋回角度検出器154の検出結果は、照合決定処理(図4のS12〜S22)に用いられる。コントローラ70は、モータ33の動作を制限することで、上部本体21の旋回を制限する。
上記[構成5]により、照合決定処理(S12〜S22)では、上部本体21の旋回角度が用いられる。よって、上部本体21の旋回角度が照合決定処理(図4のS12〜S22)に用いられない場合に比べ、モータ33の動作の制限(上部本体21の旋回の制限)を少なくできる。よって、クレーン1の組立作業及び分解作業を行いやすい(利便性を向上させることができる)。
(第2実施形態)
図5〜図7を参照して、第2実施形態の制御装置230について、第1実施形態の制御装置30(図2参照)との相違点を説明する。相違点は次の通りである。
図2に示す第1実施形態のモータ33は、図1(a)に示す上部本体21の旋回用であったが、図5に示す第2実施形態のモータ233は、図1(a)に示す下部走行体10の走行用である。
図2に示す第1実施形態の制御装置30は、ブレーキ35及びブレーキ制御弁45を備えたが、図5に示す第2実施形態の制御装置230はこれらを備えない。
図2に示す第1実施形態の制御装置30は、クローラ検出器51を備えたが、図5に示す第2実施形態の制御装置230は、クローラ検出器51を備える必要はない。また、制御装置230は、旋回角度検出器254と、操作方向検出器255と、傾斜検出器256と、を備える。
図2に示す第1実施形態のコントローラ70は、図1(a)に示す上部本体21の旋回を制御(制限)したが、図5に示す第2実施形態のコントローラ270は、図1(a)に示す下部走行体10の走行を制御(制限)する。
以下、上記相違点をさらに説明する。以下では、クレーン1の構成要素(制御装置230を除く)については図1(a)〜図1(c)を参照して説明する。
モータ233(図5参照)は、下部走行体10の走行用である。モータ233は、地面G(図1(a)参照)に対して下部走行体10を(クレーン1を)走行させる。モータ233は、クローラ13(図1(c)参照)を駆動する。モータ233は、クローラフレーム13a(図1(c)参照)に搭載される。
このモータ233と同様に、ポンプ31、コントロール弁37、及びリモコン弁47も、下部走行体10の走行用である。リモコン圧制御弁49aは、下部走行体10の前進側のリモコン圧を制御(減圧)する。さらに詳しくは、リモコン圧制御弁49aは、下部走行体10を前進させる操作がリモコン弁47により行われたときに、リモコン弁47からコントロール弁37に出力されるリモコン圧を制御する弁である。リモコン圧制御弁49bは、下部走行体10の後進側のリモコン圧を制御する。
旋回角度検出器254は、第1実施形態の変形例2の旋回角度検出器154(図2参照)と同様に、下部走行体10に対する上部本体21の旋回角度を検出する。旋回角度検出器254は、下部走行体10の前後の向きと上部本体21の前後の向きとが、同じ向きか逆向きかを検出する。上記「同じ向き」は、上部本体21の旋回角度が、右に90度未満、かつ、左に90度未満の場合である。但し、上述したように、下部走行体10の前後の向きと上部本体21の前後の向きとが一致するときの旋回角度を0度とする。上記「逆向き」は、上部本体21の旋回角度が、右に90度を超え、かつ、左に90度を超える場合である。旋回角度検出器254により上記「同じ向き」が検出された場合、下部走行体10の走行の向き(前進または後進)と、上部旋回体20の走行の向きと、が同じになる。旋回角度検出器254により上記「逆向き」が検出された場合、下部走行体10の走行の向きと、上部旋回体20の走行の向きと、が逆向きになる。以下では、上部本体21が前進することを(下部走行体10の走行の向きにかかわらず)「前進走行」とする。上部本体21が後進することを「後進走行」とする。
操作方向検出器255は、リモコン弁47の操作レバーの操作方向(下部走行体10の前進および後進)を検出する。操作方向検出器255は、2つの操作方向ごとに1つずつ(合計2つ)設けられる。操作方向検出器255は、リモコン弁47からコントロール弁37に出力されるリモコン圧を検出する。操作方向検出器255は、例えば、リモコン弁47とリモコン圧制御弁49との間に設けられる。操作方向検出器255には、下部走行体10を前進させる操作を検出する操作方向検出器255aと、下部走行体10を後進させる操作を検出する操作方向検出器255bと、がある。操作方向検出器255a・255bの検出結果と、旋回角度検出器254の検出結果と、により上部本体21の進行方向を検出できる。
傾斜検出器256は、クレーン1の傾斜角度(上部本体21の傾斜角度、下部走行体10の傾斜角度、地面G(図1(a)参照)の傾斜角度)を検出する。傾斜検出器256は、例えば上部本体21に取り付けられ、また例えば下部走行体10に取り付けられる。
コントローラ270には、旋回角度検出器254、操作方向検出器255、及び傾斜検出器256、それぞれから検出結果が常時入力される。
(動作)
第1実施形態の制御装置30(図2参照)の動作に対する、制御装置230の動作の相違点の概略は次の通りである。以下、制御装置230の各構成要素については図5、各ステップS211〜S260については図7を参照して説明する。まず、検出器50が検出を行う(S211)。そして、コントローラ270は、検出結果を動作制限情報Dに照合する(S212)。コントローラ270は、前進走行の制限の制御(S220(S221〜S233))と、後進走行の制限の制御(S240(S241〜S253))と、を行う。表示装置60は、動作制限情報Dを表示する(S260)。以下、制御装置230の動作について、第1実施形態の制御装置30(図2参照)の動作との相違点を図7を参照して説明する。
ステップS211では、クレーン1の組立状態等が検出器50により検出される。ステップS211では、カウンタウェイト23及びブーム25の組立状態と、上部本体21の旋回角度と、クレーン1の傾斜角度と、が検出される。この検出は、カウンタウェイト検出器52、ブーム検出器53、旋回角度検出器254、及び傾斜検出器256により行われる。次にステップS212に進む。
ステップS212では、ステップS211で検出された検出結果が、動作制限情報D(図6参照)(図7における「メモリ内のパターン」)に照合される。図6に示すように、動作制限情報Dに設定される制限内容D2は、前進走行および後進走行それぞれについて設定される。制限内容D2には、「可」(制限なくモータ233が動作可能)と、「可(β度以下)」(条件付きでモータ233が動作可能」)と、「不可」(モータ233が動作不可能)と、がある。上記「可(β度以下)」の「β」として、クレーン1の傾斜角度の制限値(最大値)が設定される。次にステップS221に進む。なお、ステップS221〜S233を、ステップS220(前進走行の制限の制御)とする。
ステップS221では、前進走行が可能か否かが判定される。下記の[条件E]を満たす場合、上記第1実施形態のステップS21(図4参照)と異なる判定が行われる。下記の[条件E]かつ[条件F]を満たす場合、前進走行が可能(YES)であると判断され、ステップS231に進む。下記の[条件E]を満たし、[条件F]を満たさない場合、前進走行が不可能(NO)であると判断され、ステップS233に進む。
[条件E]照合決定処理(S212,S221)で決定された制限内容D2a(図6参照)が「可(β度以下)」である。
[条件F]傾斜検出器256に検出されたクレーン1の(実際の)傾斜角度が、β度以下である。
ステップS231では、コントローラ270は、モータ233の前進走行側の動作を可能とする。コントローラ270は、リモコン弁47の操作レバーによる前進走行の操作に従って、モータ233を動作させる。具体的には、旋回角度検出器254の検出結果が上記「同じ向き」の場合、コントローラ270は、リモコン圧制御弁49a(下部走行体10の前進側)を全開にする。旋回角度検出器254の検出結果が上記「逆向き」の場合、コントローラ270は、リモコン圧制御弁49b(下部走行体10の後進側)を全開にする。次に、ステップS241に進む。
ステップS233では、コントローラ270は、モータ233の前進走行側の動作を不可能とする。コントローラ270は、リモコン弁47の操作レバーによる前進走行の操作を無効とする。具体的には、旋回角度検出器254の検出結果が上記「同じ向き」の場合、コントローラ270は、リモコン圧制御弁49a(下部走行体10の前進側)を全閉にする。旋回角度検出器254の検出結果が上記「逆向き」の場合、コントローラ270は、リモコン圧制御弁49b(下部走行体10の後進側)を全閉にする。次に、ステップS241に進む。なお、ステップS241〜S253を、ステップS240(後進走行の制限の制御)とする。
ステップS241〜S253では、ステップS221〜S233で行われる前進走行に関する処理と同様に、後進走行に関する処理が行われる。なお、ステップS221とS241とが対応し、S231とS251とが対応し、S233とS253とが対応する。ステップS251やS253の次に、ステップS260に進む。なお、図6に例示した動作制限情報Dでは、後進走行時は、どの組立状態D1でも制限内容D2は「可」である。しかし、後進走行時に、制限内容D2が「不可」等になる場合もあり得る(図示なし)。
ステップS260では、表示装置60が、動作制限情報Dを表示する。表示装置60は、第1実施形態(図2参照)と同様に、カウンタウェイト検出器52及びブーム検出器53に検出された組立状態D1(組立状態D1aを含む)と、制限内容D2(制限内容D2aを含む)と、を表示する。なお、表示装置60は、旋回角度検出器254の検出結果(上部本体21の旋回角度)や、傾斜検出器256の検出結果(クレーン1の傾斜角度)を表示しない(表示してもよい)。
(効果6(発明4))
制御装置230による効果を説明する。
[構成6]検出器50は、下部走行体10に対する上部本体21の旋回角度を検出する旋回角度検出器254を備える。旋回角度検出器254の検出結果は、照合決定処理(特にS221,S241)に用いられる。コントローラ270は、モータ233の動作を制限することで、下部走行体10の走行を制限する。
下部走行体10が走行するときに、上部本体21が前に進む(前進走行)か後ろに進む(後進走行)かは、下部走行体10に対する上部本体21の旋回角度によって異なる。また、クレーン1の組立状態が同じでも、上部本体21が前進走行するか後進走行するかによって、クレーン1の安定性が異なる。そこで、上記[構成6]では、上部本体21の旋回角度が照合決定処理(特にS221,S241)に用いられる。よって、上部本体21の前進走行および後進走行それぞれについて(別々に)、モータ233の動作制限を行える。
(第2実施形態の変形例)
図8を参照して、第2実施形態の変形例について、上記第1,第2実施形態との相違点を説明する。
上記第1実施形態では、モータ33(図2参照)が「低速のみ可」(図3参照)に制限される場合があり、一方、上記第2実施形態では、モータ233(図5参照)が「低速のみ可」に制限される場合がなかった。しかし、第2実施形態の変形例では、モータ233が「低速のみ可」に制限される(図8のS322、S332、S342、及びS352)。以下、この相違点を図8を参照してさらに説明する(上記と同様、制御装置230以外のクレーン1の構成要素については図1(a)〜図1(d)、制御装置230の各構成要素については図5参照)。
ステップS221で前進走行可能(YES)の場合、ステップS322に進む。なお、ステップS221、S231、S233、S322、及びS332を、ステップS320とする。
ステップS322では、第1実施形態のステップS22(図4参照)と同様に、モータ233の動作速度の制限が必要(条件付きで動作可能)か、不要(制限なく動作可能)か、が判定される。ステップS322では、前進走行の走行速度の制限が必要か否かが判定される。コントローラ270の動作制限情報Dの制限内容D2には、第1実施形態と同様に、モータ233の動作が「低速のみ可」(図3参照)が含まれる。前進走行時にモータ233の動作速度の制限が必要(YES)である場合、ステップS332に進む。同制限が不要(NO)である場合、ステップS231に進み、コントローラ270はモータ233を制限なく前進走行可能とする。
ステップS332では、第1実施形態のステップS32(図4参照)と同様に、コントローラ270は、速度制限値(図8における「低速」)以下でのみモータ233を前進走行側に動作可能とする。コントローラ270は、リモコン弁47の操作レバーにより前進走行の操作があるときに、モータ233の動作速度の上限値を速度制限値に制限する。同操作がないときには、コントローラ270は、モータ233の動作速度の上限値を制限しなくてもよい(してもよい)。次に、ステップS241に進む。ステップS241で後進走行可能(YES)の場合、ステップS342に進む。なお、ステップS241、S251,S253,S342、及びS352を、ステップS340とする。
ステップS342及びS352では、ステップS322及びS332で行われる前進走行時のモータ233の動作速度の上限値の制限と同様に、後進走行時のモータ233の動作速度の上限値の制限が行われる。なお、ステップS342とS322とが対応し、ステップS352とS332とが対応する。ステップS352の次に、ステップS260に進み、図6に示すように、表示装置60による動作制限情報Dの表示が行われる。制限内容D2には、第1実施形態と同様に「低速のみ可」が表示される(図示なし)。
(他の変形例)
上記実施形態および上記変形例は、適宜組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。具体的には、上部本体21の旋回用のモータ33(図2参照)の制限の制御(図9のS20)と、下部走行体10の走行用のモータ233(図5参照)の制限の制御(図9のS220、S240)と、を両方行ってもよい。
この場合の制御装置30,230(図2及び図5参照)の動作は次の通りである。図9に示すように、ステップS411では、第1実施形態のステップS11(図4参照)及び第2実施形態のステップS211(図7,図8参照)で検出された組立状態等が全て検出される。次に、ステップS412では、ステップS411で検出された検出結果と、動作制限情報Dとが照合される。次に、第1実施形態のステップS20(図4参照)と、第2実施形態のステップS220,S240(図7参照)と、が行われる。なお、ステップS220,S240に代えて、第2実施形態の変形例のステップS320,S340(図8参照)が行われてもよい。次に、ステップS460では、図3に示す第1実施形態の表示内容(組立状態D1及び旋回の制限内容D2)と、図7に示す第2実施形態の表示内容(組立状態D1及び走行の制限内容D2)と、が表示装置60により表示される。表示装置60は、旋回に関する制限内容D2(図3参照)と、走行に関する制限内容D2(図7参照)と、を同時に表示してもよく、操作(ボタン操作やタッチ操作等)により切り替えて表示してもよい。
この場合、図2に示す旋回制御用の機器(メイン回路31〜37及び制御用油圧機器類41〜49)と、図5に示す走行制御用の機器(メイン回路31〜37及び制御用油圧機器類41〜49)と、が別々に設けられる。但し、図2及び図5に示すポンプ31及びポンプ容量制御弁41は、旋回制御用と走行制御用とで共通とされてもよい。
1 クレーン
10 下部走行体
11 カーボディ
13 クローラ
21 上部本体
23 カウンタウェイト
25 ブーム(アタッチメント)
30、230 制御装置
33、233 モータ
50 検出器
51 クローラ検出器
52 カウンタウェイト検出器
53 ブーム検出器(アタッチメント検出器)
60 表示装置
70、270 コントローラ
154、254 旋回角度検出器
256 傾斜検出器
D 動作条件情報
組立状態
D1a 組立状態(第1組立状態)
D2、D2a 制限内容

Claims (6)

  1. 作業状態と分解状態とに変形可能に構成されるクレーンの制御装置であって、
    前記クレーンは、
    下部走行体と、
    前記下部走行体に対して旋回可能に搭載される上部本体と、
    前記上部本体に分解可能に取り付けられるカウンタウェイトと、
    前記上部本体に分解可能に取り付けられるアタッチメントと、
    を備え、
    前記クレーンの状態を検出する検出器と、
    前記クレーンを動作させるモータと、
    前記モータの動作を制御するコントローラと、
    前記コントローラに制御される表示装置と、
    を備え、
    前記検出器は、
    前記上部本体への前記カウンタウェイトの組立状態を検出するカウンタウェイト検出器と、
    前記上部本体への前記アタッチメントの組立状態を検出するアタッチメント検出器と、
    を備え、
    前記コントローラは、前記検出器の検出結果を、前記コントローラに予め設定された動作制限情報に照合することで、前記モータの動作の制限内容を決定する照合決定処理を行い、
    前記カウンタウェイト検出器の検出結果および前記アタッチメント検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられ、
    前記コントローラは、前記照合決定処理で決定された制限内容に基づいて、前記モータの動作を制限することで、前記下部走行体の走行または前記上部本体の旋回を制限
    前記表示装置は、
    前記検出器に検出された組立状態である第1組立状態と、
    前記照合決定処理で決定された制限内容であって、前記第1組立状態に対応する制限内容と、
    前記第1組立状態以外の組立状態である第2組立状態と、
    前記第2組立状態に対応する制限内容と、
    を表示する、
    クレーンの制御装置。
  2. 前記下部走行体は、
    前記上部本体が取り付けられるカーボディと、
    前記カーボディに取り付けられるクローラと、
    を備え、
    前記検出器は、前記カーボディに対する前記クローラの組立状態を検出するクローラ検出器を備え、
    前記クローラ検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられ、
    前記コントローラは、前記モータの動作を制限することで、前記上部本体の旋回を制限する、
    請求項1に記載のクレーンの制御装置。
  3. 前記検出器は、前記下部走行体に対する前記上部本体の旋回角度を検出する旋回角度検出器を備え、
    前記旋回角度検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられ、
    前記コントローラは、前記モータの動作を制限することで、前記上部本体の旋回を制限する、
    請求項1または2に記載のクレーンの制御装置。
  4. 前記検出器は、前記下部走行体に対する前記上部本体の旋回角度を検出する旋回角度検出器を備え、
    前記旋回角度検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられ、
    前記コントローラは、前記モータの動作を制限することで、前記下部走行体の走行を制限する、
    請求項1〜3のいずれかに記載のクレーンの制御装置。
  5. 前記検出器は、前記クレーンの傾斜角度を検出する傾斜検出器を備え、
    前記傾斜検出器の検出結果は、前記照合決定処理に用いられ、
    前記コントローラは、前記モータの動作を制限することで、前記下部走行体の走行を制限する、
    請求項1〜4のいずれかに記載のクレーンの制御装置。
  6. 前記照合決定処理で決定される制限内容には、前記モータの動作速度の上限値を、0を超える速度制限値に制限することが含まれる、
    請求項1〜5のいずれかに記載のクレーンの制御装置。
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