JP6479572B2 - 旋回制御装置および作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回制御装置および作業機械に関する。
走行体に対して旋回可能な旋回体を備えるクレーンでは、旋回操作方法として、旋回操作レバーを中立位置に戻すとブレーキが掛かる中立ブレーキ方式と、旋回操作レバーを中立位置に戻すと慣性によって旋回体を旋回させる中立フリー方式とが存在する。中立フリー方式の旋回操作方法に対応し、かつ、旋回範囲の制限機能を備えたクレーンの旋回制御装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平4−7295号公報
上述した特許文献に記載のクレーンの旋回制御装置では、中立フリー方式の旋回操作方法に対応し、かつ、旋回範囲の制限機能を備えるために、高価な方向切替弁が必要である。
請求項1の発明による旋回制御装置は、油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの吐出油で駆動されて旋回体を旋回させる旋回油圧モータと、中立フリー位置を有し、前記油圧ポンプと前記旋回油圧モータとの間の油路に介挿される制御弁と、前記制御弁を操作して前記旋回油圧モータの回転速度と回転方向を制御するとともに、前記中立フリー位置にすることで、前記旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生せずに前記旋回体の慣性による回転を可能とさせる旋回操作装置と、前記旋回体の旋回状態を検出する旋回状態検出装置と、前記旋回体の旋回制限位置を設定する旋回制限位置設定装置と、前記旋回状態検出装置の検出結果に基づいて前記旋回体が前記旋回制限位置に近づく旋回状態であることが判定されているときは、前記制御弁が前記中立フリー位置にある状態であっても、前記旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生するよう前記制御弁を操作する制動用油圧装置と、前記制動用油圧装置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、中立フリー位置を有し、油圧ポンプと旋回油圧モータとの間の油路に介挿される制御弁を備え、旋回体が旋回制限位置に近づく旋回状態であることが判定されているときは、旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生するよう制御弁を操作するように構成した。これにより、中立フリー方式の旋回操作方法に対応し、かつ、旋回範囲の制限機能を備えるための高価な方向切替弁が不要となるので、旋回制御装置および作業機械をコストダウンできる。
第1の実施の形態の旋回制御装置を搭載した作業機械の一例であるクローラクレーンの外観を示す側面図である。 第1の実施の形態の旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。 作業範囲と減速範囲について説明する図である。 旋回範囲の制限機能が有効である場合の旋回位置と旋回速度との関係を示す図である。 第1の実施の形態の旋回範囲制限動作の処理についてのフローチャートである。 第2の実施の形態の旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。 変形例を示す図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜6を参照して、本発明による旋回制御装置および作業機械の第1の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態の旋回制御装置を搭載した作業機械の一例であるクローラクレーン(以下、クレーン)10の外観を示す側面図である。以下では、図示するように、図1の姿勢を基準にクレーン10の上下および前後方向を定義する。クレーン10は、走行体101と、旋回輪102を介して走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体103と、旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104とを有する。
走行体101は、トラックフレーム(不図示)と、トラックフレーム(不図示)の両側に設けられたサイドフレーム101aとを有し、サイドフレーム101aには無限軌道履帯101bが装着されている。旋回体103の前部には運転室107が設けられ、旋回体103の後部にはカウンタウエイト109が取り付けられている。
旋回体103には巻き上げ用のウインチドラムである巻上ドラム105と、ブーム起伏用のウインチドラムである起伏ドラム106とが搭載されている。巻上ドラム105には巻上ロープ105aが巻回され、巻上ドラム105の回転により巻上ロープ105aが巻き取られまたは繰り出され、フック108が昇降する。起伏ドラム106には起伏ロープ106aが巻回され、起伏ドラム106の駆動により起伏ロープ106aが巻き取られまたは繰り出され、ブーム104が起伏する。
図2は、本実施の形態の旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。この油圧回路は、油圧ポンプと旋回油圧モータとを中立フリー位置を有する制御弁で接続した中立フリー旋回油圧回路である。すなわち、この油圧回路は、不図示のエンジンにより駆動される油圧ポンプ11およびパイロットポンプ12と、作動油タンク16と、旋回操作用リモコン弁20と、旋回用コントロールバルブ30と、旋回装置40と、コントローラ13と、旋回状態検出装置14と、入出力装置15とを有する。また、この油圧回路は、電磁切替弁51,52,53と、電磁比例減圧弁54,55と、高圧選択シャトル弁56,57とを有する。
油圧ポンプ11は、後述する旋回装置40へ圧油を供給するポンプである。パイロットポンプ12は、パイロット圧油を供給するポンプである。旋回操作用リモコン弁20は、旋回体103の旋回操作を行うためのリモコン弁であり、旋回操作のための旋回操作レバー21と、旋回操作レバー21の操作に応じたパイロット圧を発生するパイロット弁22,23とを備える。旋回操作レバー21が一方に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁22から電磁切替弁52および高圧選択シャトル弁56を介して、後述するコントロールバルブ31のパイロットポートに供給される。同様に、旋回操作レバー21が他方に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁23から電磁切替弁53および高圧選択シャトル弁57を介して、コントロールバルブ31のパイロットポートに供給される。
旋回用コントロールバルブ30は、旋回装置40への圧油の流れを制御するコントロールバルブであり、中立フリー位置を有するコントロールバルブ31と、リリーフ弁32とが一体的に設けられている。コントロールバルブ31は、旋回装置40の後述する旋回油圧モータ41へ供給する油圧ポンプ11からの圧油の流れを制御する制御弁である。コントロールバルブ31には、後述する高圧選択シャトル弁56に接続されたパイロットポート31aと、後述する高圧選択シャトル弁57に接続されたパイロットポート31bとが設けられている。
パイロットポート31aにパイロット圧油が供給されると、コントロールバルブ31の切替位置がイ位置に切り替わる。パイロットポート31bにパイロット圧油が供給されると、コントロールバルブ31の切替位置がハ位置に切り替わる。パイロットポート31a,31bのいずれにもパイロット圧油が供給されない場合、コントロールバルブ31の切替位置が中立位置であるロ位置に切り替わる。
旋回用コントロールバルブ30は、コントロールバルブ31の切替位置がロ位置である場合に、旋回体103の慣性によって旋回油圧モータ41が回転できるように油路が構成されている。すなわち、旋回用コントロールバルブ30は、コントロールバルブ31がロ位置に切り替えられると、後述する両側管路45aと両側管路45bとが旋回用コントロールバルブ30の内部で連通するように構成されている汎用の制御弁である。リリーフ弁32は、旋回用コントロールバルブ30および旋回装置40へ作用する圧油の圧力の上限を定めるリリーフ弁である。
旋回装置40は、旋回体103を旋回させる駆動装置であり、旋回油圧モータ41と、遊星減速機構42と、ネガティブブレーキ43とを有する。旋回油圧モータ41は、旋回用コントロールバルブ30を介して供給される油圧ポンプ11からの圧油によって回転する油圧モータであり、油圧ポンプ11からの圧油を導く両側管路45a,45bが接続されている。遊星減速機構42は、旋回油圧モータ41の出力軸41sからの入力を減速させる減速機である。遊星減速機の出力軸は、ピニオン44に接続されている。
ネガティブブレーキ43は、旋回油圧モータ41の出力軸41sに制動力を与えるブレーキ装置であり、電磁切替弁51を介してパイロット圧油が供給されると、ブレーキを解除し、電磁切替弁51によってパイロット圧油が遮断されると、ブレーキを作動させる。ネガティブブレーキ43は、オペレータの手動操作によって作動/非作動が切り替えられる他、後述するように、旋回範囲制限動作が行われた際に自動的に作動する。
なお、旋回輪102(図1参照)は、略リング状に形成された内輪102aと、不図示の転動体を介して内輪102aの外周側に相対回転可能に設けられた不図示の外輪とを有する。内輪102aは走行体101から支持され、外輪は旋回体103から支持されている。内輪102aの内周面にはリングギヤ102bが形成され、ピニオン44はリングギヤ102bに噛合している。
電磁切替弁51は、上述したように、ネガティブレーキ43へパイロット圧油が供給されるのを許可または禁止する切替弁である。電磁切替弁52は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22からコントロールバルブ31のパイロットポート31aへのパイロット圧油の供給を許可または禁止する切替弁である。電磁切替弁53は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁23からコントロールバルブ31のパイロットポート31bへのパイロット圧油の供給を許可または禁止する切替弁である。各電磁切替弁51,52,53は、後述するコントローラ13からの切替信号によって位置が切り替えられる。
電磁比例減圧弁54は、パイロットポンプ12からのパイロット圧油を適宜減圧してコントロールバルブ31のパイロットポート31aに供給する減圧弁である。電磁比例減圧弁55は、パイロットポンプ12からのパイロット圧油を適宜減圧してコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給する減圧弁である。電磁比例減圧弁54,55の設定圧力は、コントローラ13からの制御信号によって任意の値に設定される。
高圧選択シャトル弁56は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22からのパイロット圧油、および、電磁比例減圧弁54からのパイロット圧油のうち、圧力が高い方のいずれかのパイロット圧油を選択してコントロールバルブ31のパイロットポート31aへ導くバルブである。同様に、高圧選択シャトル弁57は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁23からのパイロット圧油、および、電磁比例減圧弁55からのパイロット圧油のうち、圧力が高い方のいずれかのパイロット圧油を選択してコントロールバルブ31のパイロットポート31bへ導くバルブである。
コントローラ13は、電磁切替弁51,52,53や電磁比例減圧弁54,55、その他図示しない油圧回路上のクレーン10の各構成要素を制御する制御装置である。コントローラ13の制御内容については後述する。旋回状態検出装置14は、旋回体103の旋回位置、旋回方向、および旋回速度を検出する検出装置である。旋回状態検出装置14からの検出信号は、コントローラ13に入力される。
入出力装置15は、オペレータが各種情報を入力したり、クレーン10に関する各種の情報を表示したりするためのユーザインタフェースであり、たとえば、表示モニタと、ボタンやダイヤル等の入力装置とが用いられる。オペレータは、たとえば、ブーム104の長さなどのフロントアタッチメントに関する情報や、後述する旋回範囲の制限に関する情報などを入出力装置15を用いて入力する。入出力装置15の不図示の表示モニタには、ブームの起伏角度や吊荷の高さ、モーメントリミッタ機能に関する情報など、クレーン10に関する各種の情報が表示される。
なお、コントローラ13への各種入力信号、および、コントローラ13からの各種出力信号の説明については、本発明に係る信号の説明に留め、他の信号についての説明を省略する。
−−−旋回動作について−−−
本実施の形態の旋回制御装置は、旋回範囲の制限機能を備えている。すなわち、本実施の形態のクレーン10では、旋回体103の旋回操作時にブーム104等が鉄塔や一般構造物と接触しないようにするために旋回を制限する位置を設定し、旋回を制限する位置を超えないように自動的に減速して停止するように構成されている。なお、本実施の形態では、たとえば入出力装置15の表示モニタに表示された不図示のメニュー画面から、この旋回範囲の制限機能を有効にするか、無効にするかを選択できるように構成されている。
たとえば作業現場の状況に応じた旋回体103の旋回を制限する位置の情報をクレーン10のオペレータが入出力装置15から入力すると、入力された旋回を制限する位置の情報が、コントローラ13の不図示の記憶部で記憶される。たとえば、図3に示すように、図示反時計方向への旋回を旋回角度θ1で制限するものとする。このときの旋回角度θ1が旋回体103の旋回を制限する位置の情報であり、以下、旋回制限位置と呼ぶ。また、以下の説明では、走行体101に対する旋回体103の旋回方向についての相対角度である旋回角度(旋回位置)をθ3で表す。
コントローラ13は、旋回制限位置θ1が入力されると、減速開始位置θ2を算出する。減速開始位置θ2とは、旋回制限位置θ1に向かって旋回している旋回体103を本実施の形態における旋回範囲制限機能によって所定の減速時間で旋回制限位置θ1で停止させるために、旋回体103の減速を開始する位置である。減速開始位置θ2から旋回制限位置θ1までの範囲を減速範囲と呼ぶ。また、減速開始位置θ2に達していない範囲を作業範囲と呼ぶ。なお、図4に示すように、本実施の形態における旋回範囲制限機能によって減速範囲で減速する際には、加速度Grを一定に保ったまま減速する。
本実施の形態では、旋回速度Vθの高低に関わらず、減速時間があらかじめ定められた一定の時間であるので、加速度Grおよび減速開始位置θ2は、旋回速度Vθによって定まる。したがって、旋回速度Vθが高くなるほど、減速開始位置θ2が旋回制限位置θ1よりも離れる。
減速開始位置θ2を算出する演算は、旋回体103が減速開始位置θ2に到達するまでコントローラ13で繰り返し実行される。したがって、旋回操作レバー21の操作量が増えて旋回体103の旋回速度Vθが旋回の途中から上昇すると減速開始位置θ2が旋回体103側に移動する。旋回操作レバー21の操作量が少なくなって旋回速度Vθが旋回の途中から低下すると減速開始位置θ2が旋回制限位置θ1側に移動する。
本実施の形態の旋回制御装置は、具体的には、以下のように動作する。説明の便宜上、旋回範囲の制限機能が無効である場合について先に説明する。
(1) 旋回範囲の制限機能が無効である場合の旋回動作について
旋回範囲の制限機能が無効である場合、すなわち、旋回範囲を制限しない場合には、本実施の形態の旋回制御装置は、次の(1−1)〜(1−4)で説明するように各部を制御する。
(1−1) 旋回操作レバー21が操作されず、旋回体103が停止している場合
コントローラ13は、電磁切替弁52,53および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁する。
電磁切替弁52,53が消磁されるとパイロット弁22と高圧選択シャトル弁56とが接続され、パイロット弁23と高圧選択シャトル弁57とが接続されるが、旋回操作レバー21が操作されていなければ、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断される。また、電磁比例減圧弁54,55のソレノイドが消磁されると、電磁比例減圧弁54,55の二次圧がゼロとなる。そのため、コントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bにパイロット圧油が供給されず、コントロールバルブ31の切替位置が中立位置であるロ位置となる。
この場合、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する2本の両側管路45a,45bが、旋回用コントロールバルブ30を介して互いに接続される。
(1−2) 旋回操作レバー21が操作された場合
上述した旋回体103の停止状態で、たとえば、パイロット弁22,23の二次圧力を不図示の圧力センサ等で検出することで旋回操作レバー21が操作されたと判断しても、コントローラ13は、電磁切替弁52,53および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
これにより、パイロット弁22と高圧選択シャトル弁56とが接続され、パイロット弁23と高圧選択シャトル弁57とが接続された状態が維持される。したがって、たとえば旋回操作レバー21が図2における図示右側に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁22から高圧選択シャトル弁56に供給される。また、たとえば旋回操作レバー21が図2における図示左側に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁23から高圧選択シャトル弁57に供給される。
電磁比例減圧弁54,55のソレノイドが消磁されたままであるので、電磁比例減圧弁54,55の二次圧がゼロであり、高圧選択シャトル弁56,57を介してパイロット弁22,23のいずれか一方からのパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bのいずれか一方に供給される。したがって、コントロールバルブ31の切替位置がイ位置またはハ位置に切り替わる。このときのコントロールバルブ31のスプールの移動量は、パイロットポート31a,31bに供給されるパイロット圧油の圧力に比例する。
これにより、油圧ポンプ11の圧油がコントロールバルブ31から両側管路45a,45bのいずれか一方を介して旋回油圧モータ41に供給され、旋回体103が旋回する。旋回油圧モータ41に供給された圧油は、両側管路45a,45bのいずれか他方およびコントロールバルブ31を介して作動油タンク16に戻る。
(1−3) 旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合
上述したように旋回操作レバー21が操作されて旋回体103が旋回しているときに旋回操作レバー21が中立位置に戻されると、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断される。また、コントローラ13は、電磁切替弁52,53および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
これにより、コントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bへのパイロット圧油の供給が遮断され、コントロールバルブ31の切替位置が中立位置であるロ位置となる。この場合、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する両側配管45aと両側管路45bとが、ロ位置にあるコントロールバルブ31を介して互いに接続される。また、ネガティブブレーキ43が解除されているため、旋回油圧モータ41が回転可能な状態となり、旋回体103は慣性によって旋回する。
(1−4) 旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合
旋回中の旋回体103を任意の位置で停止させる際には、いわゆる逆ノッチ操作と呼ばれる操作が行われる。逆ノッチ操作とは、具体的には、旋回体103が旋回している方向に対応する操作方向とは逆の方向へ旋回操作レバー21を操作することである。逆ノッチ操作が行われると、パイロット弁22,23のいずれか一方から供給していたパイロット圧油が絶たれ、パイロット弁22,23のいずれか他方からパイロット圧油が供給される。なお、逆ノッチ操作が行われても、コントローラ13は、電磁切替弁52,53および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
したがって、コントロールバルブ31のいずれか一方のパイロットポート31a,31bに供給されていたパイロット圧油が絶たれ、いずれか他方のパイロットポート31a,31bにパイロット圧油が供給される。これにより、コントロールバルブ31の切替位置がイ位置およびハ位置のいずれか一方からいずれか他方へと切り替わり、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する両側配管45a,45bが入れ替わる。そのため、両側配管45a,45bのうち、戻り側であった配管に圧油が供給されるので、旋回油圧モータ41に油圧ブレーキ力が作用し、旋回油圧モータ41を停止させる。
旋回油圧モータ41の停止時に旋回操作レバー21が中立位置に戻されると、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断されるので、旋回油圧モータ41は停止する。旋回油圧モータ41の停止後も逆ノッチ操作が継続されている場合には、旋回油圧モータ41が、逆方向に回転し始める。
(2) 旋回範囲の制限機能が有効である場合の旋回動作について
旋回範囲の制限機能が有効である場合、すなわち、旋回制限位置θ1で旋回範囲を制限する場合には、本実施の形態の旋回制御装置は、次の(2−1)〜(2−4)で説明するように各部を制御する。なお、以下の説明では、旋回制限位置θ1がクレーン10のオペレータによってあらかじめ入出力装置15から入力されていて、入力された旋回制限位置θ1が、コントローラ13の不図示の記憶部で記憶されているものとする。
(2−1) 旋回操作レバー21が操作されず、旋回体103が停止している場合
旋回体103が停止している場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、旋回体103の停止状態が維持される。
(2−2) 旋回操作レバー21が操作された場合
旋回操作レバー21が操作されたときの旋回体103の旋回動作は、上述した減速開始位置θ2に到達したか否かによって異なる。
(2−2−1) 旋回体103の旋回位置が作業範囲内である場合
コントローラ13は、上述したように繰り返し算出される減速開始位置θ2と、旋回状態検出装置14で検出される旋回体103の旋回位置θ3から、減速開始位置θ2に到達したか否かを判断する。
減速開始位置θ2に到達していないと判断された場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、コントローラ13は、旋回操作レバー21の操作方向に応じた旋回方向に、旋回操作レバー21の操作量に応じて旋回速度で旋回体103が旋回するように各部を制御する。
(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
減速開始位置θ2に到達したと判断された場合、コントローラ13は、電磁切替弁52,53のいずれか一方のソレノイドを励磁し、いずれか他方を消磁したままとする。具体的には、たとえば旋回操作レバー21が図2における図示右側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁52のソレノイドを励磁して、パイロット弁22と高圧選択シャトル弁56とを結ぶ油路を遮断する。したがって、旋回操作レバー21が図2における図示右側に操作されても、パイロット弁22からのパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31aに供給されない。すなわち、この場合、旋回操作レバー21の図2における図示右側への操作が無効となる。
たとえば旋回操作レバー21が図2における図示左側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁53のソレノイドを励磁して、パイロット弁23と高圧選択シャトル弁57とを結ぶ油路を遮断する。したがって、旋回操作レバー21が図2における図示左側に操作されても、パイロット弁23からのパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給されない。すなわち、この場合、旋回操作レバー21の図2における図示左側への操作が無効となる。
また、コントローラ13は、上述した逆ノッチ操作が行われた場合と同様のパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bのいずれか一方に供給されるように、電磁比例減圧弁54,55のいずれか一方のソレノイドを励磁する。具体的には、たとえば旋回操作レバー21が図2における図示右側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁55のソレノイドを励磁して、電磁比例減圧弁55で減圧したパイロット圧油を高圧選択シャトル弁57を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給させる。
また、コントローラ13は、旋回体103が一定の加速度Grで減速するように、旋回状態検出装置14で検出した旋回速度Vθに基づいて、電磁比例減圧弁55のソレノイドに流す励磁電流をフィードバック制御する。
たとえば旋回操作レバー21が図2における図示左側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁54のソレノイドを励磁して、電磁比例減圧弁54で減圧したパイロット圧油を高圧選択シャトル弁56を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31aに供給させる。
また、コントローラ13は、旋回体103が一定の加速度Grで減速するように、旋回状態検出装置14で検出した旋回速度Vθに基づいて、電磁比例減圧弁54のソレノイドに流す励磁電流をフィードバック制御する。
すなわち、旋回体103の旋回位置θ3が減速開始位置θ2に到達した後には、電磁比例減圧弁54,55からのパイロット圧油が、高圧選択シャトル弁56,57を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bに供給される。
このようなコントローラ13の制御によって、旋回制限位置θ1に向かって旋回するように旋回操作レバー21が操作されたままであっても、旋回体103は旋回制限位置θ1で自動的に停止する。
なお、上述したように、減速開始位置θ2に到達したと判断された場合、コントローラ13は、電磁切替弁52,53のいずれか他方のソレノイドは消磁したままとする。したがって、オペレータによる逆ノッチ操作は有効となる。すなわち、たとえば、逆ノッチ操作前に旋回操作レバー21が図2における図示右側に操作されていた場合には、上述したように、電磁比例減圧弁55で減圧したパイロット圧油が高圧選択シャトル弁57を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給される。
この場合、電磁比例弁53のソレノイドが消磁されたままであるので、オペレータが旋回操作レバー21を図2における図示左側に逆ノッチ操作を行うと、パイロット弁23からのパイロット圧油が電磁比例弁53を介して高圧選択シャトル弁57に供給される。そのため、電磁比例減圧弁55で減圧したパイロット圧油、およびオペレータの逆ノッチ操作によるパイロット弁23からのパイロット圧油のうち、圧力が高い方のパイロット圧油が高圧選択シャトル弁57を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給される。すなわち、オペレータが逆ノッチ操作によって、本実施の形態の旋回範囲の制限機能による減速度よりも大きな減速度で旋回体103を停止できる。なお、オペレータの逆ノッチ操作の操作量が少なくても、電磁比例減圧弁55で減圧したパイロット圧油が高圧選択シャトル弁57を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給されるので、旋回体103は旋回制限位置θ1で自動的に停止する。
なお、逆ノッチ操作前に旋回操作レバー21が図2における図示左側に操作されていた場合も同様であるので、詳細な説明は省略する。
(2−3) 旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合
(2−3−1) 旋回体103の旋回位置が作業範囲内である場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達していない場合には、旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、旋回体103は慣性によって旋回する。
(2−3−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合、旋回操作レバー21が中立位置に戻されても、コントローラ13は、上述した「(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合」と同様に各部を制御する。これにより、旋回操作レバー21が中立位置に戻されても、旋回体103は旋回制限位置θ1で自動的に停止する。
(2−4) 旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合
(2−4−1) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達していない場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達していない場合には、旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、旋回範囲の制限機能が無効である場合の旋回動作と同じである。すなわち、この場合には、旋回油圧モータ41にブレーキ力が作用する。そして、旋回油圧モータ41の停止後も逆ノッチ操作が継続されている場合には、旋回油圧モータ41が、逆方向に回転し始める。
(2−4−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合、上記「(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合」において説明したとおりであり、オペレータによる逆ノッチ操作は有効である。
−−−フローチャート−−−
図5は、上述した旋回範囲制限動作の処理についてのフローチャートである。たとえば、入出力装置15の表示モニタに表示された不図示のメニュー画面から、旋回範囲の制限機能が有効となるように設定されると、本プログラムがコントローラ13で実行される。ステップS1において、旋回状態検出装置14で検出した旋回体103の旋回位置θ3および旋回速度Vθを読み込んでステップS3へ進む。ステップS3において、減速開始位置θ2を算出してステップS5へ進む。
ステップS5において、旋回体103が減速開始位置θ2に到達したか否かを判断する。ステップS5では、たとえば、ステップS1で読み込んだ旋回位置θ3と、設定されている旋回制限位置θ1との角度差が、ステップS3で算出した減速開始位置θ2と旋回制限位置θ1との角度差よりも小さい場合に旋回体103が減速開始位置θ2に到達したと判断する。
ステップS5が否定判断されるとステップS1へ戻り、ステップS5が肯定判断されるとステップS11へ進む。ステップS11において、上記「(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合」において説明したように、旋回操作レバー21の操作方向に応じて、電磁切替弁52,53のいずれか一方のソレノイドを励磁してステップS13へ進む。ステップS13において、上述した減速制御を開始する。すなわち、ステップS13において、旋回体103が一定の加速度Grで減速するように、旋回状態検出装置14で検出した旋回速度Vθに基づいて、電磁比例減圧弁54または電磁比例減圧弁55のソレノイドに流す励磁電流をフィードバック制御してステップS15へ進む。
ステップS15において、旋回体103が旋回制限位置θ1に到達したか否かを判断する。ステップS15が否定判断されるとステップS13へ戻り、ステップS15が肯定判断されるとステップS17へ進む。ステップS17において、上述した減速制御を終了する。すなわち、ステップS17において、励磁していた電磁比例減圧弁54または電磁比例減圧弁55のソレノイドを消磁してステップS19へ進む。ステップS19において、ネガティブブレーキ43を作動させるために電磁切替弁51を消磁して本プログラムを終了する。
上述した本実施の形態の旋回体の旋回制御装置では、次の作用効果を奏する。
(1) 旋回用コントロールバルブ30には、コントロールバルブ31の切替位置がロ位置である場合に、旋回体103の慣性によって旋回油圧モータ41が回転できるように油路が構成されている汎用の制御弁を用いるように構成した。そして、旋回制限位置θ1が設定された場合、旋回体103の旋回位置θ3が減速開始位置θ2に到達した後には、パイロット弁22,23からのパイロット圧油に代えて、電磁比例減圧弁54,55からのパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bに供給されるように構成した。これにより、汎用の制御弁を用いて、中立フリー方式の旋回操作方法に対応しつつ旋回範囲の制限機能を備える旋回制御装置を安価で実現できる。したがって、中立フリー方式の旋回操作方法に対応しつつ旋回範囲の制限機能を備えた高価な方向切替弁が不要となるので、旋回制御装置をコストダウンできる。
また、クローラクレーンの旋回操作方法として一般的な中立フリー方式の旋回操作方法で旋回操作ができるので、操作性が良好になり、オペレータの疲労を低減できるなど、利便性の高い作業機械を提供できる。
(2) 上述した逆ノッチ操作が行われた場合と同様のパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bのいずれか一方に供給されるように、コントローラ13が電磁比例減圧弁54,55のいずれか一方のソレノイドを励磁するように構成した。これにより、油圧回路の構成が複雑化せず、旋回制御装置の信頼性を向上できる。
(3) 旋回体103の旋回速度Vθに応じて減速開始位置θ2を設定し、旋回体103の旋回位置θ3が減速開始位置θ2に達すると旋回体103の減速を開始するように構成した。これにより、旋回制限位置θ1での停止操作がオペレータに代わって実施されるので、オペレータの負担を軽減できる。また、旋回体103の旋回速度Vθに応じて減速開始位置θ2が設定されるので、減速開始直前の旋回速度θ3をオペレータが事前に抑制する必要がなく、オペレータの負担を軽減できる。
(4) 旋回体103の旋回速度Vθによって定まる加速度Grを一定に保ったまま減速するように構成した。これにより、減速開始位置θ2を超えてからの減速時に、クレーン10の各部に与える負荷の変動を抑制して、安定的に旋回体103を停止できる。したがって、クレーン10の耐久性を向上できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図6を参照して、本発明による旋回制御装置および作業機械の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、電磁切替弁52,53および高圧選択シャトル弁56,57を設けていない点で、第1の実施の形態と異なる。
図6は、本実施の形態の旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。なお、上述した第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。上述したように、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、電磁切替弁52,53および高圧選択シャトル弁56,57が設けられていない。
また、本実施の形態では、電磁比例減圧弁54は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22とコントロールバルブ31のパイロットポート31aとの間の油路に設けられており、ソレノイドの消磁時には二次側がPポートと接続される。電磁比例減圧弁55は、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁23とコントロールバルブ31のパイロットポート31bとの間の油路に設けられており、ソレノイドの消磁時には二次側がPポートと接続される。パイロット弁22と電磁比例減圧弁54との間の油路には、逆止弁62が設けられ、パイロット弁23と電磁比例減圧弁55との間の油路には、逆止弁63が設けられている。
逆止弁62と電磁比例減圧弁54との間の油路、および、逆止弁63と電磁比例減圧弁55との間の油路には、電磁切替弁61を介してパイロットポンプ12が接続されている。この電磁切替弁61は、パイロットポンプ12からのパイロット圧油を旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22,23を介さずに電磁比例減圧弁54,55に直接供給するか否かを切り替える電磁切替弁である。
本実施の形態の旋回制御装置は、具体的には、以下のように動作する。
(1) 旋回範囲の制限機能が無効である場合の旋回動作について
旋回範囲の制限機能が無効である場合、すなわち、旋回範囲を制限しない場合には、本実施の形態の旋回制御装置は、次の(1−1)〜(1−4)で説明するように各部を制御する。
(1−1) 旋回操作レバー21が操作されず、旋回体103が停止している場合
コントローラ13は、電磁切替弁61および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁する。
電磁切替弁61が消磁されると、旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22,23をバイパスしてパイロットポンプ12から電磁比例減圧弁54,55へ直接供給されるパイロット圧油が電磁切替弁61で遮断される。また、電磁比例減圧弁54,55のソレノイドが消磁されると、電磁比例減圧弁54の二次圧はパイロット弁22の二次圧と等しくなり、電磁比例減圧弁55の二次圧はパイロット弁23の二次圧と等しくなる。そのため、旋回操作レバー21が操作されていなければ、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断される。これにより、コントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bにパイロット圧油が供給されず、コントロールバルブ31の切替位置が中立位置であるロ位置となる。
この場合、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する2本の両側管路45a,45bが、旋回用コントロールバルブ30を介して互いに接続される。
(1−2) 旋回操作レバー21が操作された場合
上述した旋回体103の停止状態で、たとえば、パイロット弁22,23の二次圧力を圧力スイッチ64,65で検出することで旋回操作レバー21が操作されたと判断すると、コントローラ13は、電磁切替弁61および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
これにより、パイロット弁22とコントロールバルブ31のパイロットポート31aとが接続され、パイロット弁23とコントロールバルブ31のパイロットポート31bとが接続される。したがって、たとえば旋回操作レバー21が図6における図示右側に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁22からコントロールバルブ31のパイロットポート31aに供給され、コントロールバルブ31の切替位置がイ位置に切り替わる。また、たとえば旋回操作レバー21が図6における図示左側に操作されると、操作量に応じた圧力のパイロット圧油がパイロット弁23からコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給され、コントロールバルブ31の切替位置がハ位置に切り替わる。このときのコントロールバルブ31のスプールの移動量は、パイロットポート31a,31bに供給されるパイロット圧油の圧力に比例する。
これにより、油圧ポンプ11の圧油がコントロールバルブ31から両側管路45a,45bのいずれか一方を介して旋回油圧モータ41に供給され、旋回体103が旋回する。旋回油圧モータ41に供給された圧油は、両側管路45a,45bのいずれか他方およびコントロールバルブ31を介して作動油タンク16に戻る。
(1−3) 旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合
上述したように旋回操作レバー21が操作されて旋回体103が旋回しているときに旋回操作レバー21が中立位置に戻されると、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断される。また、コントローラ13は、電磁切替弁61および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
これにより、コントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bへのパイロット圧油の供給が遮断され、コントロールバルブ31の切替位置が中立位置であるロ位置となる。この場合、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する両側配管45aと両側管路45bとが、ロ位置にあるコントロールバルブ31を介して互いに接続される。また、ネガティブブレーキ43が解除されているため、旋回油圧モータ41が回転可能な状態となり、旋回体103は慣性によって旋回する。
(1−4) 旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合
旋回中の旋回体103を任意の位置で停止させる際には、いわゆる逆ノッチ操作と呼ばれる操作が行われる。逆ノッチ操作が行われると、パイロット弁22,23のいずれか一方から供給していたパイロット圧油が絶たれ、パイロット弁22,23のいずれか他方からパイロット圧油が供給される。なお、逆ノッチ操作が行われても、コントローラ13は、電磁切替弁61および電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁したままとする。
したがって、コントロールバルブ31のいずれか一方のパイロットポート31a,31bに供給されていたパイロット圧油が絶たれ、いずれか他方のパイロットポート31a,31bにパイロット圧油が供給される。これにより、コントロールバルブ31の切替位置がイ位置およびハ位置のいずれか一方からいずれか他方へと切り替わり、旋回油圧モータ41へ圧油を供給する両側配管45a,45bが入れ替わる。そのため、両側配管45a,45bのうち、戻り側であった配管に圧油が供給されるので、旋回油圧モータ41に油圧ブレーキ力が作用し、旋回油圧モータ41を停止させる。
旋回油圧モータ41の停止時に旋回操作レバー21が中立位置に戻されると、パイロット弁22,23でパイロット圧油が遮断されるので、旋回油圧モータ41は停止する。旋回油圧モータ41の停止後も逆ノッチ操作が継続されている場合には、旋回油圧モータ41が、逆方向に回転し始める。
(2) 旋回範囲の制限機能が有効である場合の旋回動作について
旋回範囲の制限機能が有効である場合、すなわち、旋回制限位置θ1で旋回範囲を制限する場合には、本実施の形態の旋回制御装置は、次の(2−1)〜(2−4)で説明するように各部を制御する。なお、以下の説明では、旋回制限位置θ1がクレーン10のオペレータによってあらかじめ入出力装置15から入力されていて、入力された旋回制限位置θ1が、コントローラ13の不図示の記憶部で記憶されているものとする。
(2−1) 旋回操作レバー21が操作されず、旋回体103が停止している場合
旋回体103が停止している場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、本実施の形態における旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、旋回体103の停止状態が維持される。
(2−2) 旋回操作レバー21が操作された場合
旋回操作レバー21が操作されたときの旋回体103の旋回動作は、減速開始位置θ2に到達したか否かによって異なる。
(2−2−1) 旋回体103の旋回位置が作業範囲内である場合
コントローラ13は、第1の実施の形態と同様に繰り返し算出される減速開始位置θ2と、旋回状態検出装置14で検出される旋回体103の旋回位置θ3から、減速開始位置θ2に到達したか否かを判断する。
減速開始位置θ2に到達していないと判断された場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、本実施の形態における旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、コントローラ13は、旋回操作レバー21の操作方向に応じた旋回方向に、旋回操作レバー21の操作量に応じて旋回速度で旋回体103が旋回するように各部を制御する。
(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
減速開始位置θ2に到達したと判断された場合、コントローラ13は、電磁切替弁61のソレノイドを励磁する。これにより、パイロットポンプ12からのパイロット圧油が旋回操作用リモコン弁20のパイロット弁22,23を介さずに電磁比例減圧弁54,55に直接供給される。
なお、パイロット弁22,23からのパイロット圧油の圧力は、パイロットポンプ12からのパイロット圧油の圧力以下の圧力である。そのため、パイロット弁22と電磁比例減圧弁54とを結ぶ油路が逆止弁62で遮断され、パイロット弁23と電磁比例減圧弁55とを結ぶ油路が逆止弁63で遮断される。したがって、旋回操作レバー21が操作されても、パイロット弁22,23からのパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bに供給されない。
また、コントローラ13は、上述した第1の実施の形態と同様に、逆ノッチ操作が行われた場合と同様のパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bのいずれか一方に供給されるように、電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを励磁する。具体的には、たとえば旋回操作レバー21が図6における図示右側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁55のソレノイドを励磁して、電磁比例減圧弁55で減圧したパイロット圧油をコントロールバルブ31のパイロットポート31bに供給させる。また、コントローラ13は、電磁比例減圧弁54のソレノイドを最大の励磁電流で励磁して、電磁比例減圧弁54を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31aのパイロット圧油を作動油タンク16に逃がす。
また、コントローラ13は、旋回体103が一定の加速度Grで減速するように、旋回状態検出装置14で検出した旋回速度Vθに基づいて、電磁比例減圧弁55のソレノイドに流す励磁電流をフィードバック制御する。
たとえば旋回操作レバー21が図6における図示左側に操作されていた場合には、コントローラ13は、電磁比例減圧弁54のソレノイドを励磁して、電磁比例減圧弁54で減圧したパイロット圧油をコントロールバルブ31のパイロットポート31aに供給させる。また、コントローラ13は、電磁比例減圧弁55のソレノイドを最大の励磁電流で励磁して、電磁比例減圧弁55を介してコントロールバルブ31のパイロットポート31bのパイロット圧油を作動油タンク16に逃がす。
また、コントローラ13は、旋回体103が一定の加速度Grで減速するように、旋回状態検出装置14で検出した旋回速度Vθに基づいて、電磁比例減圧弁54のソレノイドに流す励磁電流をフィードバック制御する。
すなわち、旋回体103の旋回位置θ3が減速開始位置θ2に到達した後には、パイロット弁22,23からのパイロット圧油に代えて、電磁比例減圧弁54,55で制御されたパイロット圧油がコントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bに供給される。
このようなコントローラ13の制御によって、旋回制限位置θ1に向かって旋回するように旋回操作レバー21が操作されたままであっても、旋回体103は旋回制限位置θ1で自動的に停止する。
(2−3) 旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合
(2−3−1) 旋回体103の旋回位置が作業範囲内である場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達していない場合には、旋回操作レバー21が操作された後、中立位置に戻された場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、本実施の形態における旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、旋回体103は慣性によって旋回する。
(2−3−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合、旋回操作レバー21が中立位置に戻されても、コントローラ13は、上述した、本実施の形態における「(2−2−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合」と同様に各部を制御する。これにより、旋回操作レバー21が中立位置に戻されても、旋回体103は旋回制限位置θ1で自動的に停止する。
(2−4) 旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合
(2−4−1) 旋回体103の旋回位置が作業範囲内である場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達していない場合、旋回体103の旋回方向とは逆の方向への旋回操作がされた場合のコントローラ13における制御内容および各部の動作は、上述した、本実施の形態における旋回範囲の制限機能が無効である場合と同じである。すなわち、この場合には、旋回油圧モータ41にブレーキ力が作用する。そして、旋回油圧モータ41の停止後も逆ノッチ操作が継続されている場合には、旋回油圧モータ41が、逆方向に回転し始める。
(2−4−2) 旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合
旋回体103の旋回位置が減速開始位置θ2に到達した場合、旋回操作レバー21のいわゆる逆ノッチ操作が有効となるように、コントローラは、次のように各部を制御する。すなわち、旋回操作レバー21のいわゆる逆ノッチ操作がされたことが、圧力スイッチ64,65で検出されると、コントローラ13は、電磁切替弁61、および、電磁比例減圧弁54,55のソレノイドを消磁する。これにより、旋回範囲の制限機能が無効となり、旋回操作レバー21のいわゆる逆ノッチ操作が有効となって、旋回油圧モータ41にブレーキ力が作用する。そして、旋回油圧モータ41の停止後も逆ノッチ操作が継続されている場合には、旋回油圧モータ41が、逆方向に回転し始める。
上述した第2の実施の形態では、第1の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 電磁切替弁の必要数が減り、2つの高圧選択シャトル弁が不要となるので、旋回制御装置をさらにコストダウンできるとともに、旋回制御装置の信頼性をさらに向上できる。
(2) 電磁切替弁の必要数が減るので、旋回制御装置の消費電力を抑制でき、旋回制御装置が設けられるクレーン10のバッテリの負担を軽減でき、バッテリ寿命の延命化に貢献する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、旋回操作用リモコン弁20を用い、旋回操作レバー21の操作に応じたパイロット圧をパイロット弁22,23で発生するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図7に示すように、旋回操作用リモコン弁20に代えて、電気レバーである旋回操作装置20Aを用いてもよい。そして、旋回操作装置20Aの操作レバー21Aの操作方向および操作量に応じたパイロット圧油が、コントロールバルブ31のパイロットポート31a,31bに供給されるように、コントローラ13が電磁比例減圧弁54,55を制御するように構成しても良い。また、旋回範囲の制限機能が有効である場合には、上述した第2の実施の形態と同様に、コントローラ13が比例減圧弁54,55を制御するように構成しても良い。
(2) 上述の説明では、作業機械としてクローラクレーンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、移動式クレーンではなく、施工現場に据え付けられたタワークレーンなど、旋回体を有する他のクレーンに本発明を適用してもよい。また、クレーン以外であっても、たとえば、油圧ショベル等、旋回体を有する他の作業機械に本発明を適用してもよい。
(3) 上述の説明では、入出力装置15として、たとえば、表示モニタと、ボタンやダイヤル等の入力装置とが用いられるように構成したが、本発明はこれに限定されず、たとえば、入出力装置15にタッチパネル式の表示装置等を用いてもよい。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、油圧ポンプと、油圧ポンプからの吐出油で駆動されて旋回体を旋回させる旋回油圧モータと、中立フリー位置を有し、油圧ポンプと旋回油圧モータとの間の油路に介挿される制御弁と、制御弁を操作して旋回油圧モータの回転速度と回転方向を制御する旋回操作装置と、旋回体の旋回状態を検出する旋回状態検出装置と、旋回体の旋回制限位置を設定する旋回制限位置設定装置と、旋回状態検出装置の検出結果に基づいて旋回体が旋回制限位置に近づく旋回状態であることが判定されているときは、旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生するよう制御弁を操作する制動用油圧装置と、制動用油圧装置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする各種構造の旋回制御装置および作業機械を含むものである。
10;クローラクレーン(クレーン、作業機械)、11;油圧ポンプ、12;パイロットポンプ、13;コントローラ(制御装置)、14;旋回状態検出装置、15;入出力装置(旋回制限位置設定装置)、20;旋回操作用リモコン弁(旋回操作装置)、22,23;パイロット弁、30;旋回用コントロールバルブ(制御弁)、41;旋回油圧モータ、54,55;電磁比例減圧弁(制動用油圧装置、比例減圧弁)、103;旋回体

Claims (5)

  1. 油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプからの吐出油で駆動されて旋回体を旋回させる旋回油圧モータと、
    中立フリー位置を有し、前記油圧ポンプと前記旋回油圧モータとの間の油路に介挿される制御弁と、
    前記制御弁を操作して前記旋回油圧モータの回転速度と回転方向を制御するとともに、前記中立フリー位置にすることで、前記旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生せずに前記旋回体の慣性による回転を可能とさせる旋回操作装置と、
    前記旋回体の旋回状態を検出する旋回状態検出装置と、
    前記旋回体の旋回制限位置を設定する旋回制限位置設定装置と、
    前記旋回状態検出装置の検出結果に基づいて前記旋回体が前記旋回制限位置に近づく旋回状態であることが判定されているときは、前記制御弁が前記中立フリー位置にある状態であっても、前記旋回油圧モータの戻り側油路に油圧ブレーキ力が発生するよう前記制御弁を操作する制動用油圧装置と、
    前記制動用油圧装置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする旋回制御装置。
  2. 請求項1に記載の旋回制御装置において、
    前記制御装置は、前記旋回体の旋回速度に応じて減速開始位置を設定し、前記旋回状態検出装置の検出結果に基づいて前記旋回体が前記減速開始位置に到達したと判断すると、前記制動用油圧装置を起動することを特徴とする旋回制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の旋回制御装置において、
    前記制御装置は、前記旋回体の減速開始から旋回停止に至るまで前記旋回体を一定の加速度で減速させることを特徴とする旋回制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の旋回制御装置において、
    パイロット圧油を供給するパイロットポンプをさらに備え、
    前記旋回操作装置は、前記パイロットポンプからの前記パイロット圧油の圧力を制御して前記制御弁へ出力するパイロット弁を有し、
    前記制動用油圧装置は、旋回している方向とは逆の方向に前記旋回体が旋回するように前記制御弁へのパイロット圧油を制御する比例減圧弁を有することを特徴とする旋回制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の旋回制御装置と、
    前記旋回制御装置で駆動される前記旋回体とを備えることを特徴とする作業機械。
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