JP2017145943A - 作業機械 - Google Patents

作業機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2017145943A
JP2017145943A JP2016030000A JP2016030000A JP2017145943A JP 2017145943 A JP2017145943 A JP 2017145943A JP 2016030000 A JP2016030000 A JP 2016030000A JP 2016030000 A JP2016030000 A JP 2016030000A JP 2017145943 A JP2017145943 A JP 2017145943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
brake
revolving
pilot pressure
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016030000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6662656B2 (ja
Inventor
孝治 鳥井
Koji Torii
孝治 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd filed Critical Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority to JP2016030000A priority Critical patent/JP6662656B2/ja
Publication of JP2017145943A publication Critical patent/JP2017145943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6662656B2 publication Critical patent/JP6662656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】旋回体の旋回中に、旋回操作をした状態で旋回ブレーキ装置が作動したときにおける損失馬力を低減する。
【解決手段】作業機械は、油圧ポンプ11と油圧モータ12とを中立フリー位置を有する制御弁13で接続した油圧回路を備えた作業機械であって、油圧モータ12により旋回駆動される旋回体と、旋回体への制動力を発生する旋回ブレーキ装置20と、制御弁13を制御して、旋回体の旋回操作を行う旋回操作装置10と、旋回ブレーキ装置20を操作するブレーキ操作部材22と、旋回体が旋回している状態で、ブレーキ操作部材22により旋回ブレーキ装置20による制動力を発生させる操作がなされ、かつ、旋回操作装置10により旋回体の旋回操作がなされたときに、旋回体に対する旋回駆動力を低減させる駆動力制限装置21と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業機械に関する。
クレーンのように、下部のフレームに対して上部旋回体が旋回可能に設けられた作業機械が知られている。このような作業機械の中には、上部旋回体の旋回中に旋回レバーが中立位置へ操作されると、上部旋回体が慣性で旋回するように構成されているものがある。旋回中の上部旋回体を停止させるには、旋回方向とは逆の方向に旋回するように旋回レバーを操作するか、旋回ブレーキ装置が設けられている場合には旋回ブレーキ装置を作動させて上部旋回体を停止させる(特許文献1参照)。
特開2009−121500号公報
しかしながら、咄嗟に旋回を停止しなければならない場合などに、旋回レバーを操作した状態で旋回ブレーキ装置を作動させてしまうと、旋回駆動力に抗して旋回ブレーキ装置による制動力が発生することになる。このとき、旋回ブレーキ装置により旋回用油圧モータの出口側の流路が絞られることで、旋回用油圧モータの駆動用油圧回路の圧力が上昇し、大きな損失馬力が発生することになる。
本発明の一態様による作業機械は、油圧ポンプと油圧モータとを中立フリー位置を有する制御弁で接続した油圧回路を備えた作業機械であって、前記油圧モータにより旋回駆動される旋回体と、前記旋回体への制動力を発生する旋回ブレーキ装置と、前記制御弁を制御して、前記旋回体の旋回操作を行う旋回操作装置と、前記旋回ブレーキ装置を操作するブレーキ操作部材と、前記旋回体が旋回している状態で、前記ブレーキ操作部材により前記旋回ブレーキ装置による前記制動力を発生させる操作がなされ、かつ、前記旋回操作装置により前記旋回体の旋回操作がなされたときに、前記旋回体に対する旋回駆動力を低減させる駆動力制限装置と、を備えている。
本発明によれば、旋回体の旋回中に、旋回操作をした状態で旋回ブレーキ装置が作動したときにおける損失馬力を低減することができる。
本実施の形態に係る作業機械の一例としてのクローラクレーンの外観側面図。 旋回用油圧モータを駆動するための油圧回路を示す図。 コントローラにより実行される旋回駆動力制限プログラムによる処理の一例を示すフローチャート。
図面を参照して、本発明による作業機械の一実施形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る作業機械の一例としてのクローラクレーンの外観側面図である。クローラクレーン(以下、クレーンと記す)は、走行体1と、走行体1を構成するフレーム上に旋回輪2を介して旋回可能に設けられた旋回体3と、旋回体3に回動可能に軸支されたブーム4と、を備えている。
旋回体3には運転室3aが設けられ、巻上ドラム5と起伏ドラム6が搭載されている。巻上ドラム5には巻上ロープ5aが巻回され、巻上ドラム5の駆動により巻上ロープ5aが巻き取りまたは繰り出され、フック7が昇降する。起伏ドラム6には起伏ロープ6aが巻回され、起伏ドラム6の駆動により起伏ロープ6aが巻き取りまたは繰り出され、ブーム4が起伏する。
旋回輪2は旋回用の油圧モータ12(図2参照)により駆動され、巻上ドラム5は巻上用の油圧モータ(不図示)により駆動され、起伏ドラム6は起伏用の油圧モータ(不図示)により駆動される。これら油圧モータの回転はブレーキ装置によって制動可能である。以下では、とくに旋回用の油圧モータのブレーキ装置について説明する。
図2は、旋回用油圧モータを駆動するための油圧回路を示す図である。この油圧回路は、旋回用の油圧ポンプ(以下、単に油圧ポンプ11と記す)と旋回用の油圧モータ(以下、単に油圧モータ12と記す)とを中立フリー位置(N)を有する方向制御弁13で接続した中立フリー旋回油圧回路である。油圧回路は、エンジン(不図示)により駆動されポンプレギュレータ(不図示)により押しのけ容積(ポンプ1回転あたりの吐出量)が変更される可変容量型の油圧ポンプ11と、油圧ポンプ11から吐出される圧油により回転し、旋回体3を旋回駆動する油圧モータ12と、油圧モータ12の回転を制動する旋回ブレーキ装置20と、油圧ポンプ11から吐出される圧油の最高圧力を規定するリリーフ弁51と、を備えている。また、油圧回路は、油圧ポンプ11から油圧モータ12への圧油の流れを制御する方向制御弁13と、エンジン(不図示)により駆動されるパイロットポンプ31と、旋回操作装置10と、を備えている。
旋回操作装置10は、旋回を指示する操作レバー(以下、旋回レバー14と記す)と、パイロットポンプ31に接続されるパイロット弁15a,15bとを含む。旋回操作装置10は、旋回レバー14の操作方向および操作量に応じて、パイロット弁15a,15bにより旋回体3の旋回動作を指示する操作パイロット圧を生成し、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに出力することで、旋回体3の旋回操作を行う。
パイロット弁15a,15bは、パイロットポンプ31からのパイロット圧油が供給され、旋回レバー14の操作量に応じて二次圧力、すなわち操作パイロット圧Pr(駆動指令信号)を発生し、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに出力する。パイロット弁15a,15bは、旋回レバー14の操作量の増加に伴い操作パイロット圧Prを増加させる。
方向制御弁13は、中立フリー位置(N)を有するコントロールバルブであり、油圧ポンプ11と油圧モータ12との間の油路に介挿され、油圧ポンプ11から油圧モータ12への圧油の流れを制御する。方向制御弁13は、パイロット圧入力部13a,13bに入力される操作パイロット圧Prによってスプールの位置が制御される。
油圧モータ12には、方向制御弁13を介して油圧ポンプ11から吐出された圧油が供給される管路12a,12bが接続されている。油圧モータ12の回転力は、遊星減速機構16を介して旋回輪2(図1参照)に伝達される。油圧モータ12の出力軸12sは遊星減速機構16を介してピニオン17に連結されている。旋回輪2(図1参照)は、略リング状に形成された内輪2aと、不図示の転動体を介して内輪2aの外周側に相対回転可能に設けられた不図示の外輪とを有する。内輪2aは走行体1から支持され、外輪は旋回体3から支持されている。内輪2aの内周面にはリングギヤ18が形成され、ピニオン17はリングギヤ18に噛合している。
オペレータが旋回レバー14を正転側に操作すると、パイロット弁15aから出力される操作パイロット圧が方向制御弁13のパイロット圧入力部13aに作用し、方向制御弁13が正転位置(A)側に切り換わる。これにより、油圧ポンプ11から吐出された圧油が管路12aを介して油圧モータ12に供給され、油圧モータ12が正転する。油圧モータ12が正転駆動されると、ピニオン17が回転し、外輪に対し内輪2aが相対回転することで、旋回体3が正方向に旋回(たとえば左旋回)する。
オペレータが旋回レバー14を逆転側に操作すると、パイロット弁15bから出力される操作パイロット圧が方向制御弁13のパイロット圧入力部13bに作用し、方向制御弁13が逆転位置(B)側に切り換わる。これにより、油圧ポンプ11から吐出された圧油が管路12bを介して油圧モータ12に供給され、油圧モータ12が逆転する。油圧モータ12が逆転駆動されると、ピニオン17が回転し、外輪に対し内輪2aが相対回転することで、旋回体3が逆方向に旋回(たとえば右旋回)する。
オペレータが旋回レバー14を正転側または逆転側の旋回操作位置から中立位置に戻すと、パイロット圧入力部13a,13bに作用する圧力がタンク圧となり、方向制御弁13が中立フリー位置(N)に切り換わる。方向制御弁13が中立フリー位置(N)に切り換わると、管路12aと管路12bとが連通状態となるので、油圧モータ12が外力を受けて回転可能な状態となる。つまり、旋回体3が慣性で回転可能なフリーの状態となる。この状態を中立フリーとも呼ぶ。中立フリーとなっている場合、旋回ブレーキ装置20や旋回パーキングブレーキ12rを作動させ、旋回体3への制動力を発生することで旋回体3の旋回を停止できる。
旋回パーキングブレーキ12rは、油圧モータ12の出力軸12sに設けられた旋回ブレーキ用ディスク(不図示)に押しつけるパッド12pを有する油圧シリンダ(以下、ブレーキ解除シリンダ12cと記す)と、パイロットポンプ31からブレーキ解除シリンダ12cへ供給される圧油の流れを制御する電磁切換弁43と、を備えている。
旋回パーキングブレーキ12rは、いわゆるネガティブブレーキであり、ブレーキ解除シリンダ12cがタンクTに連通している状態ではバネ力によってパッド12pが旋回ブレーキ用ディスク(不図示)に押しつけられ、旋回パーキングブレーキ12rが作動し、旋回体3への制動力が発生する。ブレーキ解除シリンダ12cに解除圧が作用すると旋回パーキングブレーキ12rが解除される。旋回パーキングブレーキ12rが解除されている状態では、旋回ブレーキ用ディスク(不図示)とパッド12pとの間に隙間が形成されるため、旋回体3への制動力は発生しない。
電磁切換弁43は、パイロットポンプ31とブレーキ解除シリンダ12cとの間に設けられている。電磁切換弁43は、解除位置(C)でパイロットポンプ31からブレーキ解除シリンダ12cへの圧油の流れを許容し、作動位置(D)でパイロットポンプ31からブレーキ解除シリンダ12cへの圧油の流れを禁止する電磁切換弁である。電磁切換弁43が作動位置(D)に切り換えられているときには、ブレーキ解除シリンダ12cとタンクTとが連通され、ブレーキ解除シリンダ12cの油室の圧力はタンク圧となる。
電磁切換弁43は、コントローラ21からの制御信号に基づいて、解除位置(C)または作動位置(D)に切り換えられる。コントローラ21は、運転室3aに設けられた旋回パーキングブレーキスイッチ(不図示)がブレーキ解除側に操作されたことを検出すると、電磁切換弁43のソレノイドを励磁して電磁切換弁43を解除位置(C)に切り換える。これにより、パイロットポンプ31から吐出されるパイロット圧油が油圧モータ12のブレーキ解除シリンダ12cに供給され、旋回パーキングブレーキ12rが解除され、旋回体3が旋回可能となる。
コントローラ21は、旋回パーキングブレーキスイッチ(不図示)がブレーキ掛かり側(作動側)に操作されたことを検出すると、電磁切換弁43のソレノイドを消磁して電磁切換弁43を作動位置(D)に切り換える。これにより、パイロットポンプ31からブレーキ解除シリンダ12cへのパイロット圧油の供給が遮断され、旋回パーキングブレーキ12rが作動され、旋回体3の旋回が禁止される。
旋回ブレーキ装置20は、旋回ブレーキ装置20を操作するブレーキペダル22と、パイロット弁23と、ブレーキ制御弁24,25と、チェック弁26,27と、コントローラ21と、ブレーキペダル圧力センサ41と、電磁比例減圧弁50a,50bと、を有する。パイロット弁23は、パイロットポンプ31からのパイロット圧油が供給され、ブレーキペダル22の踏み込み操作量に応じて二次圧力、すなわちパイロット圧Pb(駆動指令信号)を生成し、ブレーキ制御弁24,25のパイロットポート24a,24bに出力する。パイロット弁23は、ブレーキペダル22の踏み込み操作量の増加に伴いパイロット圧Pbを増加させる。
ブレーキ制御弁24,25は、油圧モータ12の管路12a,12bに介挿され、油圧モータ12の戻り側の圧油の流量と圧力を制御する減圧弁である。ブレーキ制御弁24,25は、パイロットポート24a,25aに作用するパイロット圧Pbと、パイロットポート24b,25bに作用する油圧モータ12の戻り側圧力、および、ばね24c,25cの付勢力とに応じて駆動する。ブレーキ制御弁24,25は、パイロットポート24a,25aに作用するパイロット圧Pbが上昇すると、油圧モータ12の戻り側の流路である管路12a,12bを絞り、油圧モータ12の戻り側の圧油の圧力を増加させ、油圧モータ12に対する制動力(油圧ブレーキ力)を発生する。ブレーキ制御弁24,25の設定圧力は、パイロット圧Pbの増加にしたがって増加する。戻り側の圧油の圧力が増加することで、油圧モータ12に作用する制動力(つまり、旋回体3に対する制動力)が増加し、油圧モータ12の回転が制限される。
チェック弁26,27は、ブレーキ制御弁24,25と並列に管路12a,12bに介挿された逆止弁である。
電磁比例減圧弁50a,50bは、旋回操作装置10のパイロット弁15a,15bと、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bとの間に設けられている。電磁比例減圧弁50a,50bは、旋回操作装置10のパイロット弁15a,15bから出力され、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに入力されるパイロット圧Prの大きさを調節するパイロット圧調節装置を構成する。電磁比例減圧弁50a,50bは、コントローラ21に接続されており、コントローラ21からの制御電流Iにより、その減圧度が制御される。電磁比例減圧弁50a,50bの弁特性は、ソレノイドに入力される制御電流Iの増加に伴い減圧度が大きくなるように設定されている。
コントローラ21から出力される制御電流Iが最小電流Imin(たとえば、Imin=0)の場合、パイロットポンプ31から吐出されたパイロット圧油は、減圧されることなく、そのまま方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに作用する。コントローラ21から出力される制御電流Iが最大電流Imaxの場合、電磁比例減圧弁50a,50bは全閉状態となり、パイロットポンプ31とパイロット圧入力部13a,13bとは電磁比例減圧弁50a,50bにより遮断される。このとき、パイロット圧入力部13a,13bは電磁比例減圧弁50a,50bを介してタンクTと接続されるため、パイロット圧入力部13a,13bにはタンク圧が作用する。なお、最小電流Iminと最大電流Imaxの大小関係は、Imin<Imaxである。
コントローラ21は、旋回体3が旋回している状態で、ブレーキペダル22が踏み込み操作され、かつ、旋回レバー14が旋回操作されているときに、電磁比例減圧弁50a,50bの励磁電流(制御電流I)を制御して、旋回体3に対する旋回駆動力を低減させる制御装置である。コントローラ21は、CPUや、ROMおよびRAMなどの記憶装置、その他の周辺回路を有する演算処理装置を含んで構成され、クレーンの各部の制御を行っている。
コントローラ21には、ブレーキペダル圧力センサ41、旋回レバー圧力センサ42a,42b、旋回角センサ55、電磁切換弁43、および電磁比例減圧弁50a,50bが接続されている。ブレーキペダル圧力センサ41は、パイロット弁23で発生するパイロット圧Pbを検出する圧力センサである。ブレーキペダル圧力センサ41は、ブレーキペダル22の操作量(ペダルの回動角度)に相当するパイロット圧Pbを検出し、検出信号をコントローラ21に出力する。コントローラ21は、ブレーキペダル圧力センサ41からの出力信号に基づいて、ブレーキペダル22の操作量を検出する。
旋回レバー圧力センサ42a,42bは、パイロット弁15a,15bで発生するパイロット圧Prを検出するパイロット圧Prを検出する圧力センサである。旋回レバー圧力センサ42a,42bは、旋回レバー14の操作量(レバーの回動角度)に相当するパイロット圧Prを検出し、検出信号をコントローラ21に出力する。コントローラ21は、旋回レバー圧力センサ42a,42bからの出力信号に基づいて、旋回レバー14の操作量を検出する。
旋回角センサ55は、ポテンショメータを含んで構成され、旋回体3の旋回角を検出し、検出信号をコントローラ21に出力する。コントローラ21は、旋回角センサ55からの出力信号に基づいて、旋回体3の旋回位置、旋回方向および旋回速度vを検出する。
コントローラ21は、旋回判定部21aと、ブレーキ操作判定部21bと、旋回操作判定部21cと、駆動力制御部21dとを機能的に有している。
旋回判定部21aは、旋回角センサ55で検出された旋回角と、コントローラ21に内蔵されるタイマにより計測された時間により演算された旋回速度vに基づいて、旋回体3が旋回しているか否かを判定する。旋回判定部21aは、旋回体3の旋回速度vが閾値v0未満の場合、旋回体3が停止していると判定し、旋回体3の旋回速度vが閾値v0以上の場合、旋回体3が旋回している(すなわち旋回中である)と判定する。閾値v0は、旋回体3が旋回しているか否かを判定するためのものであって、予めコントローラ21の記憶装置に記憶されている。
ブレーキ操作判定部21bは、ブレーキペダル圧力センサ41で検出されたパイロット圧Pbに基づいて、ブレーキペダル22が踏み込み操作されているか否かを判定する。ブレーキ操作判定部21bは、ブレーキペダル圧力センサ41で検出されたパイロット圧Pbが閾値Pb0未満の場合、ブレーキペダル22は操作されていないと判定し、パイロット圧Pbが閾値Pb0以上の場合、ブレーキペダル22が踏み込み操作されていると判定する。閾値Pb0は、ブレーキペダル22が踏み込み操作されているか否かを判定するためのものであって、予めコントローラ21の記憶装置に記憶されている。
旋回操作判定部21cは、旋回レバー圧力センサ42a,42bで検出されたパイロット圧Prに基づいて、旋回操作装置10により旋回体3の旋回が指示されているか否かを判定する。旋回操作判定部21cは、旋回レバー圧力センサ42a,42bで検出されたパイロット圧Prのそれぞれが閾値Pr0未満の場合、旋回レバー14は中立位置にあり、旋回体3の旋回は指示されていないと判定する。旋回操作判定部21cは、旋回レバー圧力センサ42a,42bで検出されたパイロット圧Prの少なくともいずれか一方が閾値Pr0以上の場合、旋回操作装置10により旋回体3の旋回が指示されていると判定する。閾値Pr0は、旋回体3の旋回が指示されているか否かを判定するためのものであって、予めコントローラ21の記憶装置に記憶されている。
駆動力制御部21dは、次の(条件1)〜(条件3)の全てが成立している場合には、駆動力制限条件が成立していると判定し、駆動力制限フラグをオンに設定する。駆動力制御部21dは、次の(条件1)〜(条件3)のうち少なくともいずれか一つが成立していない場合には、駆動力制限条件が成立していないと判定し、駆動力制限フラグをオフに設定する。
(条件1)旋回体3が旋回している
(条件2)ブレーキペダル22の踏み込み操作、すなわち制動力を発生させる操作がなされている
(条件3)旋回体3の旋回が指示されている
駆動力制限フラグがオフに設定されている場合、駆動力制御部21dは、電磁比例減圧弁50a,50bのソレノイドに制御電流I=Iminを出力し、パイロット弁15a,15bで生成されたパイロット圧を減圧せずにパイロット圧入力部13a,13bに作用させる。したがって、駆動力制限フラグがオフに設定されている状態では、旋回レバー14の操作方向および操作量に応じて、方向制御弁13が制御される。
駆動力制限フラグがオンに設定されると、駆動力制御部21dは、旋回駆動力(油圧モータ12を回転させる駆動力)を発生させないように、電磁比例減圧弁50a,50bのソレノイドに制御電流I=Imaxを出力する。これにより、パイロット弁15a,15bからパイロット圧入力部13a,13bへ出力される操作パイロット圧が遮断される。方向制御弁13の図示両側のパイロット圧入力部13a,13bのそれぞれにはタンク圧が作用するので、方向制御弁13のスプールは中立フリー位置(N)に移動する。
つまり、駆動力制御部21dは、駆動力制限条件が成立している場合、方向制御弁13を中立フリー位置(N)に切り換えて、駆動力制限条件が成立していない場合に比べて、旋回体3に対する旋回駆動力を低減させる。
図3は、コントローラ21により実行される旋回駆動力制限プログラムによる処理の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートに示す処理は、イグニッションスイッチ(不図示)がオンされることにより開始され、図示しない初期設定を行った後、所定の制御周期ごとに繰り返し実行される。なお、図示しないが、コントローラ21は、ブレーキペダル圧力センサ41、旋回レバー圧力センサ42a,42b、および旋回角センサ55を含む各種センサからの情報を所定の制御周期ごとに取得する。初期設定では、駆動力制限フラグはオフに設定され、電磁比例減圧弁50a,50bは全開状態となっている。なお、図3では、駆動力制限条件が成立しているか否かに基づいて、電磁比例減圧弁50a,50bを制御する内容について示しており、他の情報に基づいて電磁比例減圧弁50a,50bを制御する内容については図示を省略している。たとえば、旋回範囲の限界に近づいたときに電磁比例減圧弁50a,50bを制御して、旋回体3の旋回速度vを減速させる制御などについては図示していない。
図3に示すように、ステップS110において、コントローラ21は、旋回角センサ55で検出された情報に基づいてコントローラ21により演算された旋回速度vが閾値v0以上であるか否かを判定する。ステップS110で肯定判定されるとステップS120へ進み、ステップS110で否定判定されるとステップS150へ進む。
ステップS120において、コントローラ21は、ブレーキペダル圧力センサ41で検出されたパイロット圧Pbが閾値Pb0以上であるか否かを判定する。ステップS120で肯定判定されるとステップS130へ進み、ステップS120で否定判定されるとステップS150へ進む。
ステップS130において、コントローラ21は、旋回レバー圧力センサ42a,42bで検出されたパイロット圧Prのうちの少なくとも一方が閾値Pr0以上であるか否かを判定する。ステップS130で肯定判定されるとステップS140へ進み、ステップS130で否定判定されるとステップS150へ進む。
ステップS140において、コントローラ21は、電磁比例減圧弁50a,50bのそれぞれの制御電流Iを最大電流Imaxに設定し、電磁比例減圧弁50a,50bのそれぞれを全閉状態にして、図3のフローチャートに示す処理を終了する。
ステップS150において、コントローラ21は、電磁比例減圧弁50a,50bのそれぞれの制御電流Iを最小電流Imin=0に設定し、電磁比例減圧弁50a,50bのそれぞれを全開状態にして、図3のフローチャートに示す処理を終了する。
本実施の形態に係る旋回ブレーキ装置20の主要な動作を説明する。たとえば、オペレータが、旋回レバー14を正転側の旋回操作位置に向かって回動操作すると(図2参照)、パイロット弁15aで生成されたパイロット圧Prにより方向制御弁13は正転位置(A)に切り換わり、油圧ポンプ11から吐出された圧油が管路12aを介して油圧モータ12に供給される。これにより油圧モータ12が回転し、油圧モータ12の回転が遊星減速機構16、ピニオン17を介してリングギヤ18に伝達され、旋回体3が旋回する。このとき、ブレーキペダル22が非操作であれば、ブレーキ制御弁24,25は開放弁となるので、油圧モータ12からの戻り油の流れはブレーキ制御弁25で制限されない。
旋回レバー14が中立位置に戻されると、中立フリーとなり、旋回体3が慣性により回転する。このとき、電磁比例減圧弁50a,50bは全開状態となっている(S110でYes,S120でNo,S150)。この状態で、オペレータがブレーキペダル22を踏み込み操作すると(S110でYes,S120でYes,S130でNo,S150)、ブレーキペダル22の操作量に応じて、パイロット弁23の二次圧力(パイロット圧Pb)がブレーキ制御弁24,25のパイロットポート24a,25aのそれぞれに作用する。これにより、ブレーキ制御弁24,25が絞り側に駆動され、ブレーキ制御弁24,25の流路面積が減少する。したがって、油圧モータ12にはチェック弁27を介して油圧ポンプ11から吐出された圧油が供給されるが、油圧モータ12の戻り油はブレーキ制御弁24で制限される。このため、油圧モータ12の戻り側圧力が上昇し、油圧モータ12に制動力(油圧ブレーキ力)が作用する。
油圧モータ12の戻り側圧力はブレーキ制御弁24のパイロットポート24bに作用し、パイロットポート24aに供給される圧油に対抗する。このため、油圧モータ12の戻り側圧力が上昇すると、ブレーキ制御弁24が開き側に駆動され、油圧ブレーキ力の増加が抑えられる。制動力を増加させる場合には、オペレータがブレーキペダル22の踏み込み操作量を増やす。これにより、パイロットポート24aに作用する圧油の圧力が上昇してブレーキ制御弁24の流路面積が小さくなり、戻り側圧力が上昇して、ブレーキ力が増加する。
このようなブレーキ操作に対して、旋回体3の旋回中に、旋回レバー14を正転側または逆転側の旋回操作位置に操作したまま、ブレーキペダル22を踏み込み操作した場合、電磁比例減圧弁50a,50bが全閉状態となる(S110でYes,S120でYes,S130でYes,S140)。これにより、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに作用するパイロット圧がタンク圧となるので、旋回レバー14を旋回操作位置に操作した状態であっても方向制御弁13が中立フリー位置(N)に切り換えられる。その結果、大きな旋回駆動力が発生した状態で、油圧モータ12に制動力を付与することを防止できる。
中立フリー方式のクレーンでは、クレーンが傾斜地に配置されていたり、風が強いなどの環境にある場合、旋回始動時に旋回体3が意図しない方向に、意図しない速度で旋回してしまうおそれがある。このような場合、オペレータは、予めブレーキペダル22を踏み込んでおき、旋回体3の旋回操作をしながら(すなわち旋回駆動力を発生させながら)徐々にブレーキペダル22の踏み込み操作量を小さくしていくことで、旋回体3が傾斜地や風の影響により動いてしまうことを防止することができる。本実施の形態では、旋回体3が停止しているときには、電磁比例減圧弁50a,50bが全開状態となっている(S110でNo,S150)。このため、上述したように、傾斜地や風が強いなどの環境にある場合に旋回体3が意図せずに動いてしまうことを防止するために、ブレーキペダル22を踏み込んだ状態で旋回レバー14を旋回操作位置に操作することで、旋回駆動力を予め発生させておくことができる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)クレーンは、油圧ポンプ11と油圧モータ12とを中立フリー位置(N)を有する方向制御弁13で接続した油圧回路を備えた作業機械であり、油圧モータ12により旋回駆動される旋回体3と、旋回体3への制動力を発生する旋回ブレーキ装置20と、方向制御弁13のスプールの位置を制御して、旋回体3の旋回操作を行う旋回操作装置10と、旋回ブレーキ装置20を操作するブレーキペダル22と、を備えている。クレーンは、旋回体3が旋回している状態で、ブレーキペダル22により旋回ブレーキ装置20による制動力を発生させる操作がなされ、かつ、旋回操作装置10により旋回体3の旋回操作がなされたときに、旋回体3に対する旋回駆動力を低減させる駆動力制限装置を備えている。これにより、旋回体3の旋回中に、旋回操作をした状態で旋回ブレーキ装置20が作動したときにおける損失馬力を低減することができる。その結果、燃費が向上する。
(2)駆動力制限条件が成立すると、油圧モータ12の駆動用油圧回路の圧力がリリーフ圧以上となることを防止できるので、リリーフ弁51から余剰な圧油がリリーフされることにより発生する騒音や振動を低減することもできる。
(3)作動油の温度上昇を抑制することができるので、作動油の寿命を向上することができ、作動油の冷却装置(不図示)の小型化を図ることもできる。
(4)駆動力制限条件が成立すると、旋回駆動力を低減させた状態で制動力を作用させることができるので、旋回体3が停止するまでの時間を短縮でき、作業効率を向上できる。
(5)油圧モータ12の出入口ポートの両方に同時に高い圧力がかかることを抑制できるので、油圧モータ12の寿命を向上できる。
(6)旋回体3が旋回していない状態(停止状態)では、駆動力制限条件は非成立となる。このため、ブレーキペダル22を踏み込んだ状態で旋回レバー14を旋回操作位置に操作することで、旋回駆動力を予め発生させておくことができる。これにより、傾斜地や風が強いなどの環境にある場合に旋回体3が意図せずに動いてしまうことを防止することができる。
(7)旋回操作装置10は、旋回体3の旋回を指示するパイロット圧を生成し、方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bに出力するパイロット弁15a,15bを有している。駆動力制限装置は、パイロット弁15a,15bと方向制御弁13のパイロット圧入力部13a,13bとの間に配置され、パイロット圧入力部13a,13bに入力されるパイロット圧の大きさを調整する電磁比例減圧弁50a,50bと、コントローラ21により構成されている。コントローラ21は、旋回体3が旋回している状態で、ブレーキペダル22により旋回ブレーキ装置20による制動力を発生させる操作がなされ、かつ、旋回操作装置10により旋回体3の旋回操作がなされたときに、電磁比例減圧弁50a,50bによりパイロット圧入力部13a,13bに入力されるパイロット圧の大きさを小さくする。
コントローラ21は、制御電流Iの大きさを変化させることで、パイロット圧入力部13a,13bに入力されるパイロット圧の大きさを任意に設定することができる。このため、電磁比例減圧弁50a,50bは、駆動力制限条件の成立時に旋回駆動力を低減させる機能だけでなく、旋回体3の旋回速度の制御や、旋回範囲の制限の制御に用いることができ、複数の機能を持たせることができる。その結果、部品点数の低減、および、コストの低減を図ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、駆動力制限条件が成立したときに、電磁比例減圧弁50a,50bの双方を全閉状態にする例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、操作パイロット圧Prが閾値Pr0以上となったパイロット管路に設けられた電磁比例減圧弁50a,50bを判定し、その電磁比例減圧弁のみを全閉状態にしてもよい。
(変形例2)
上述した実施の形態では、油圧モータ12が1基設けられている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。2基以上の油圧モータ12を設けてもよい。この場合、複数の油圧モータ12のうちの少なくとも1以上の油圧モータ12にブレーキ制御弁24,25を設ければよい。
上述した実施の形態では、コントローラ21と、電磁比例減圧弁50a,50bとにより操作パイロット圧Prを調節し、旋回駆動力を制限する駆動力制限装置を構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、電磁比例減圧弁50a,50bに代えて、全閉位置または全開位置に切り換えられる電磁切換弁を設けてもよい。この場合、コントローラ21は、駆動力制限フラグがオンされると電磁切換弁を全閉位置に切り換え、駆動力制限フラグがオフされると電磁切換弁を全開位置に切り換える。
(変形例3)
上述した実施の形態では、方向制御弁13のパイロット圧入力部13aとパイロット弁15aの間に電磁比例減圧弁50aを設け、方向制御弁13のパイロット圧入力部13bとパイロット弁15bの間に電磁比例減圧弁50bを設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、電磁比例減圧弁50a,50bに代えて、パイロットポンプ31と旋回操作装置10との間に電磁比例減圧弁を1つ設けてもよい。
(変形例4)
上述した実施の形態では、旋回体3が旋回している状態で、ブレーキペダル22により旋回ブレーキ装置20による制動力を発生させる操作がなされ、かつ、旋回操作装置10により旋回体3の旋回操作がなされたときに、電磁比例減圧弁50a,50bを全閉として、方向制御弁13を中立フリー位置(N)に切り換える例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
(変形例4−1)
リリーフ弁51を、コントローラ21からの電流値に応じて設定圧を変更できる設定圧可変式のリリーフ弁としてもよい。この場合、駆動力制限条件が成立したときに、コントローラ21からリリーフ弁51に制御信号(電流値)を出力して、駆動力制限条件が成立していないときに比べて、リリーフ弁51の設定圧を下げることで、旋回駆動力を低減させる。
(変形例4−2)
駆動力制限条件が成立したときに、コントローラ21から油圧ポンプ11のポンプレギュレータ(不図示)に制御信号を出力して、駆動力制限条件が成立していないときに比べて、油圧ポンプ11の押しのけ容積を小さくすることで、旋回駆動力を低減させてもよい。
(変形例4−3)
油圧モータ12を、モータレギュレータにより押しのけ容積(モータ容量)を変更できる可変容量型の油圧モータとしてもよい。この場合、駆動力制限条件が成立したときに、コントローラ21からモータレギュレータに制御信号を出力して、駆動力制限条件が成立していないときに比べて、油圧モータ12の押しのけ容積を小さくすることで、旋回駆動力を低減させる。
(変形例5)
上述した実施の形態では、油圧パイロット式の旋回操作装置10および方向制御弁13を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。電気式の旋回操作装置およびコントローラ21から出力される制御信号に応じて切り換えられる方向制御弁を備えたクレーンに本発明を適用してもよい。この場合、旋回操作が行われているか否かは、電気式の旋回操作装置の旋回レバーの操作量(レバー操作角)に基づいて、コントローラ21により判定される。
(変形例6)
上述した実施の形態では、走行体1と、走行体1に対して旋回可能に設けられた旋回体3とを備えたクローラクレーンを例に説明したが、本発明はこれに限定されない。フレームと、フレームに対して旋回可能に設けられた旋回体とを備えた種々の中立フリー方式の作業機械に本発明を適用することができる。本発明は、たとえば、トラッククレーンや油圧ショベル等、他の作業機械に適用することができる。移動式の作業機械に限定されることもなく、固定式クレーンなど、固定フレームに対して旋回可能に設けられた旋回体を備える定置式の作業機械に本発明を適用することもできる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
3 旋回体、10 旋回操作装置、11 油圧ポンプ、12 油圧モータ、13 方向制御弁(制御弁)、13a,13b パイロット圧入力部、15a,15b パイロット弁(パイロット圧生成部)、20 旋回ブレーキ装置、21 コントローラ(駆動力制限装置、弁制御部、パイロット圧制御部)、22 ブレーキペダル(ブレーキ操作部材)、41 ブレーキペダル圧力センサ、42a,42b 旋回レバー圧力センサ、50a,50b 電磁比例減圧弁(駆動力制限装置、パイロット圧調整装置)、55 旋回角センサ

Claims (3)

  1. 油圧ポンプと油圧モータとを中立フリー位置を有する制御弁で接続した油圧回路を備えた作業機械であって、
    前記油圧モータにより旋回駆動される旋回体と、
    前記旋回体への制動力を発生する旋回ブレーキ装置と、
    前記制御弁を制御して、前記旋回体の旋回操作を行う旋回操作装置と、
    前記旋回ブレーキ装置を操作するブレーキ操作部材と、
    前記旋回体が旋回している状態で、前記ブレーキ操作部材により前記旋回ブレーキ装置による前記制動力を発生させる操作がなされ、かつ、前記旋回操作装置により前記旋回体の旋回操作がなされたときに、前記旋回体に対する旋回駆動力を低減させる駆動力制限装置と、を備えていることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記駆動力制限装置は、前記旋回体が旋回している状態で、前記ブレーキ操作部材により前記旋回ブレーキ装置による前記制動力を発生させる操作がなされ、かつ、前記旋回操作装置により前記旋回体の旋回操作がなされたときに、前記制御弁を中立フリー位置に切り換える弁制御部を有していることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記旋回操作装置は、前記旋回体の旋回を指示するパイロット圧を生成し、前記制御弁のパイロット圧入力部に出力するパイロット圧生成部を有し、
    前記駆動力制限装置は、
    前記パイロット圧入力部に入力されるパイロット圧の大きさを調整するパイロット圧調整装置と、
    前記旋回体が旋回している状態で、前記ブレーキ操作部材により前記旋回ブレーキ装置による前記制動力を発生させる操作がなされ、かつ、前記旋回操作装置により前記旋回体の旋回操作がなされたときに、前記パイロット圧調整装置により前記パイロット圧入力部に入力されるパイロット圧の大きさを小さくするパイロット圧制御部と、を有していることを特徴とする作業機械。
JP2016030000A 2016-02-19 2016-02-19 作業機械 Active JP6662656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030000A JP6662656B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 作業機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030000A JP6662656B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 作業機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017145943A true JP2017145943A (ja) 2017-08-24
JP6662656B2 JP6662656B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=59682892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030000A Active JP6662656B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 作業機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6662656B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109340200A (zh) * 2018-11-29 2019-02-15 中联重科股份有限公司 液力传动控制油路、液力传动控制方法和工程机械

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129503U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社小松製作所 旋回油圧回路
JP2006321586A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Kobelco Cranes Co Ltd クレーンの旋回制御装置
JP2009121500A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd 建設機械のブレーキ装置
JP2010247965A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Kobe Steel Ltd 旋回式作業機械の制動制御装置
JP2015074531A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 建設機械の旋回制御装置
JP2015075171A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 建設機械の旋回制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129503U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社小松製作所 旋回油圧回路
JP2006321586A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Kobelco Cranes Co Ltd クレーンの旋回制御装置
JP2009121500A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd 建設機械のブレーキ装置
JP2010247965A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Kobe Steel Ltd 旋回式作業機械の制動制御装置
JP2015074531A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 建設機械の旋回制御装置
JP2015075171A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 建設機械の旋回制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109340200A (zh) * 2018-11-29 2019-02-15 中联重科股份有限公司 液力传动控制油路、液力传动控制方法和工程机械

Also Published As

Publication number Publication date
JP6662656B2 (ja) 2020-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6693842B2 (ja) クレーン
WO2009119277A1 (ja) 作動油供給装置および建設機械
JP5863561B2 (ja) 油圧ウインチの制御装置
JP2010247965A (ja) 旋回式作業機械の制動制御装置
JP5083202B2 (ja) 建設機械の旋回ブレーキ装置
JP2001213590A (ja) 油圧駆動ウインチの制御装置
JP5800846B2 (ja) ホイール式作業車両の走行制御装置
JP6449140B2 (ja) 作業機械
JP6095547B2 (ja) 建設機械の旋回制御装置
JP6662656B2 (ja) 作業機械
TWI734395B (zh) 起重機的絞車裝置及起重機
JP6491083B2 (ja) 作業機械
JP3902085B2 (ja) 建設機械の旋回制御装置
JP5887117B2 (ja) ウインチ装置
JP5103141B2 (ja) 建設機械のブレーキ装置
JP2016223462A (ja) 作業機械の旋回ブレーキ装置
JP6491084B2 (ja) 作業機械
JP6118705B2 (ja) 建設機械の旋回制御装置
JP5973326B2 (ja) 作業車両のブレーキ制御装置
JP4166604B2 (ja) ウインチの速度制御装置およびクレーン
JP6923413B2 (ja) 作業機械
JP4974957B2 (ja) 建設機械の原動機回転数制御装置
JP6604875B2 (ja) クレーン
JP2008143635A (ja) クレーンの旋回制御装置
JP2009107833A (ja) ウインチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160902

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161130

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6662656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150