JP2015074531A - 建設機械の旋回制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回操作部材が旋回体の旋回方向とは逆方向に操作されたときに、油圧ポンプの吐出流量を低減することで、損失馬力を低減する。
【解決手段】建設機械の旋回制御装置は、油圧モータ2に圧油を供給する油圧源として、レギュレータ110により馬力制御される可変容量形の油圧ポンプ1と、操作に応じた旋回指令を出力する旋回操作部材7と、旋回操作部材7による逆レバー操作がなされているか否かを判定する逆レバー操作判定手段100と、逆レバー操作がなされていると判定されたときに、油圧ポンプ1の吐出流量を、馬力制御を行うための特性により設定される流量よりも低減するポンプ流量制限手段180,116とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械の旋回制御装置に関する。
クローラクレーンなどの建設機械は、走行体と、旋回輪を介して走行体上に旋回可能に設けられる旋回体とを備えている。クレーンの旋回制御装置を構成する油圧回路には、旋回体の駆動源としての油圧モータ(以下、旋回モータと記す)と、旋回モータに圧油を供給する油圧ポンプと、旋回モータと油圧ポンプとの間に旋回レバーの操作に応じて、油圧ポンプから旋回モータに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁とが設けられている。
従来、旋回制御方式として中立フリー方式が一般に採用されている(特許文献1参照)。中立フリー方式は、旋回レバーを操作位置から中立位置に戻したときに旋回モータの両側管路を方向制御弁により連通させて旋回モータを慣性回転させる方式である。中立フリー方式では、旋回方向と逆方向のレバー操作により旋回モータの出口側に圧油を送って制動力を発揮させ、旋回体を減速・停止させることができる。
特開2006−321586号公報
中立フリー方式を採用した旋回制御装置では、旋回方向と逆方向に旋回レバーを操作して、旋回体を減速・停止させる際に、圧油が余剰に吐出され、大きな損失馬力が発生していた。
請求項1に記載の建設機械の旋回制御装置は、油圧モータにより旋回駆動される旋回体を備えた建設機械の旋回制御装置であって、油圧モータに圧油を供給する油圧源として、レギュレータにより馬力制御される可変容量形の油圧ポンプと、操作に応じた旋回指令を出力する旋回操作部材と、旋回操作部材による逆レバー操作がなされているか否かを判定する逆レバー操作判定手段と、逆レバー操作判定手段により逆レバー操作がなされていると判定されたときに、油圧ポンプの吐出流量を、馬力制御を行うための特性により設定される流量よりも低減するポンプ流量制限手段とを備えている。
請求項2に記載の建設機械の旋回制御装置は、請求項1に記載の建設機械の旋回制御装置において、旋回体の旋回方向を検出する方向検出手段を備え、逆レバー操作判定手段は、旋回操作部材から出力される旋回指令に応じた旋回方向と、方向検出手段で検出された旋回体の旋回方向とが同じ方向でないときには逆レバー操作がなされていると判定し、旋回操作部材から出力される旋回指令に応じた旋回方向と、方向検出手段で検出された旋回体の旋回方向とが同じ方向であるときには逆レバー操作がなされていないと判定する。
請求項3に記載の建設機械の旋回制御装置は、請求項1または2に記載の建設機械の旋回制御装置において、操作に応じた旋回速度制限指令を出力する旋回速度制限操作部材と、旋回速度制限操作部材から出力される旋回速度制限指令に応じて、油圧ポンプの最大押しのけ容積を制限する容積制限手段とを備え、逆レバー操作判定手段により逆レバー操作がなされていると判定されたときには、容積制限手段がポンプ流量制限手段として、旋回速度制限指令にかかわらず、油圧ポンプの吐出流量を、馬力制御を行うための特性により設定される流量よりも低減するように、油圧ポンプの最大押しのけ容積を制限する。
請求項4に記載の建設機械の旋回制御装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の建設機械の旋回制御装置において、油圧ポンプは、斜板または斜軸の傾転角に応じて吐出流量が変更される可変容量形ポンプであり、レギュレータは、油圧ポンプの傾転角を調節する傾転アクチュエータと、油圧ポンプから傾転アクチュエータへ導入される圧油の圧力を制御して、傾転アクチュエータの動作を制御するサーボ弁と、油圧ポンプの吐出圧力が高いほど、油圧ポンプの吐出流量が小さくなるようにサーボ弁を駆動する馬力制御アクチュエータとを含んで構成され、ポンプ流量制限手段は、油圧ポンプの最大吐出流量を制限するためにサーボ弁を駆動する流量制限アクチュエータと、流量制限アクチュエータに導入される圧油の圧力を制御する圧力制御弁とを含んで構成される。
本発明によれば、旋回操作部材が旋回体の旋回方向とは逆方向に操作されたときに、油圧ポンプの吐出流量を低減することで、損失馬力を低減することができる。
本実施の形態に係る旋回制御装置を搭載したクレーンの外観を示す側面図。 本実施の形態に係る旋回制御装置の構成を示す油圧回路図。 レギュレータによって馬力制御を行うための特性を示す図。 旋回速度ダイヤルによってメインポンプの最大吐出流量が制限されることを説明する図。 コントローラによる逆レバー操作判定処理に応じて電磁比例減圧弁に出力される電流値の設定処理を示すフローチャート。 逆レバー操作が行われたときに、メインポンプの吐出流量が低下することを説明する図。
以下、図面を参照して、本発明に係る建設機械の旋回制御装置の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る旋回制御装置を搭載したクレーン10の外観を示す側面図である。以下では、図示するように、図1の姿勢を基準にクレーン10の上下および前後方向を定義する。クレーン10は、走行体101と、旋回輪を介して走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体103と、旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104とを有する。走行体101は、トラックフレーム(不図示)と、トラックフレーム(不図示)の両側に設けられたサイドフレーム101aとを有し、サイドフレーム101aには無限軌道履帯101bが装着されている。旋回体103の前部には運転室107が設けられ、旋回体103の後部にはカウンタウエイト109が取り付けられている。
旋回体103には巻き上げ用のウインチドラムである巻上ドラム105と、ブーム起伏用のウインチドラムである起伏ドラム106とが搭載されている。巻上ドラム105には巻上ロープ105aが巻回され、巻上ドラム105の回転により巻上ロープ105aが巻き取られまたは繰り出され、フック108が昇降する。起伏ドラム106には起伏ロープ106aが巻回され、起伏ドラム106の駆動により起伏ロープ106aが巻き取られまたは繰り出され、ブーム104が起伏する。
図2は、本発明の実施の形態に係る旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。旋回制御装置を構成する油圧回路は、メインポンプ1と、旋回用の油圧モータ(以下、旋回モータ2と記す)と、センタバイパス型の方向制御弁3と、旋回用の操作レバー(以下、旋回レバー7と記す)と、パイロット弁8a,8bと、パイロットポンプ9と、レギュレータ110と、流量制限アクチュエータ116と、正転側パイロット圧センサ170aと、逆転側パイロット圧センサ170bと、電磁比例減圧弁180とを備えている。
油圧源としてのメインポンプ1およびパイロットポンプ9は、原動機Eにより駆動されて圧油を吐出する。メインポンプ1から吐出された圧油は、方向制御弁3を介して旋回モータ2に供給される。パイロットポンプ9から吐出された圧油は、旋回レバー7によって操作されるパイロット弁8a,8bに供給される。
旋回モータ2はメインポンプ1から吐出される圧油によって回転駆動され、旋回モータ2が回転することで、旋回体103が旋回駆動される。方向制御弁3は、メインポンプ1から旋回モータ2に供給される圧油の流れを制御する。旋回レバー7はオペレータにより操作され、パイロット弁8a,8bは旋回レバー7の操作方向および操作量に応じた旋回指令としてのパイロット圧力を出力する。
オペレータが旋回レバー7を正転側に操作すると、パイロット弁8aから出力されるパイロット圧力が方向制御弁3のパイロットポート3aに作用し、方向制御弁3が正転位置(A)側に切り換わる。これによりメインポンプ1からの圧油が管路L1を介して旋回モータ2に供給され、旋回モータ2が正転し、旋回体103が正方向に旋回(たとえば左旋回)する。
オペレータが旋回レバー7を逆転側に操作すると、パイロット弁8bから出力されるパイロット圧力が方向制御弁3のパイロットポート3bに作用し、方向制御弁3が逆転位置(B)側に切り換わる。これによりメインポンプ1からの圧油が管路L2を介して旋回モータ2に供給され、旋回モータ2が逆転し、旋回体103が逆方向に旋回(たとえば右旋回)する。
旋回体103が正方向あるいは逆方向に旋回しているとき、旋回レバー7が中立位置に戻し操作されると、方向制御弁3は中立位置(N)に切り換わり、メインポンプ1から旋回モータ2への圧油の流れが遮断され、旋回モータ2の両側管路L1,L2が連通され、旋回体103は慣性力により旋回する。この際、旋回モータ2の戻り側管路を流れる圧油は方向制御弁3で絞られるため、旋回モータ2にブレーキ圧が作用し、旋回体103はゆっくりと減速し、停止する。旋回レバー7が中立位置(N)を超えて、旋回方向と反対側に操作されると、戻り側管路にメインポンプ1の吐出圧力(以下、単にポンプ圧Pとも記す)が作用する。このため、旋回レバー7が旋回方向とは逆側に操作されると、中立位置に戻し操作する場合に比べて、旋回モータ2にはより大きなブレーキ圧が作用し、旋回体103がより短い時間で停止する。
メインポンプ1は、斜板1aの傾転角に応じて押しのけ容積が変更される斜板式可変容量形の油圧ポンプである。メインポンプ1の吐出流量(以下、単にポンプ流量Qとも記す)は、押しのけ容積とメインポンプ1の回転数に応じて決定される。レギュレータ110は、メインポンプ1の吐出圧力Pと吐出流量Qとで決定される負荷が原動機Eの出力馬力を超えないように、傾転アクチュエータ111の駆動によりメインポンプ1の斜板1aの傾転角を調節する、いわゆる馬力制御を実行するポンプ制御装置である。
レギュレータ110は、馬力制御アクチュエータ115と、サーボ弁114と、傾転アクチュエータ111と、フィードバックレバー112とを有している。
傾転アクチュエータ111は、ピストン111aと、大径受圧室111bと、小径受圧室111cとを備えている。ピストン111aは、一端に大径部が設けられ、他端に大径部の径よりも小さい径を有する小径部が設けられている。ピストン111aの大径部は大径受圧室111bに配置され、ピストン111aの小径部は小径受圧室111cに配置される。大径受圧室111bには、サーボ弁114を介して、メインポンプ1から吐出される圧油の圧力が導入される。小径受圧室111cには、メインポンプ1から吐出される圧油の圧力が常に導入される。
ピストン111aは、メインポンプ1の斜板1aに接続され、メインポンプ1の斜板1aを作動し、その傾転角を調節する。小径受圧室111cには、常にポンプ圧が作用する。大径受圧室111bにポンプ圧が作用すると、ピストン111aの大径部と小径部との受圧面積の差により、ピストン111aが大径受圧室111b側から小径受圧室111c側に向かって、すなわち図2において右方向に移動する。これにより、斜板1aの傾転角が小さくなる、すなわち押しのけ容積が小さくなる。大径受圧室111bがタンク圧になると、ピストン111aが小径受圧室111c側から大径受圧室111b側に向かって、すなわち図2において左方向に移動する。これにより、斜板1aの傾転角が大きくなる、すなわち押しのけ容積が大きくなる。
サーボ弁114は、馬力制御アクチュエータ115によって作動し、メインポンプ1から傾転アクチュエータ111へ導入される圧油の圧力を制御して、傾転アクチュエータ111の動作を制御する。サーボ弁114は、スプール114aと、フィードバックスリーブ114cと、スプリング114bとを備えている。スプール114aは、メインポンプ1から吐出される圧油が導入されるポンプポートと、タンク190に連通するタンクポートと、傾転アクチュエータ111の大径受圧室111bに連通するアクチュエータポートとを有する。スプール114aは、ポンプポートとアクチュエータポートとを連通する第1位置(G)と、タンクポートとアクチュエータポートとを連通する第2位置(H)と、ポンプポートおよびタンクポートのいずれもアクチュエータポートに連通しない中立位置とに切り換えられる。スプリング114bは、スプール114aを第2位置(H)に変位させる方向に付勢する。
馬力制御アクチュエータ115は、スプール114aを第1位置(G)に変位させる方向に押圧するサーボピストン115aと、スプール114aを第2位置(H)に変位させる方向に押圧するスプリング115cと、メインポンプ1から吐出される圧油の圧力が導入される圧力室115bとを有している。サーボピストン115aは、圧力室115bに配置されている。馬力制御アクチュエータ115は、圧力室115bの圧力、すなわちポンプ圧Pに応じて動作する。馬力制御アクチュエータ115は、ポンプ圧Pが高いほどポンプ流量Qが小さくなるように(図3参照)サーボ弁114を駆動する。
フィードバックレバー112は、ピストン111aが移動したときに、その移動量を物理的にサーボ弁114にフィードバックして中立位置に復帰させるための機構であり、サーボ弁114のフィードバックスリーブ114cとピストン111aとを連結している。
流量制限アクチュエータ116は、サーボ弁114を駆動して、所定回転数で回転するメインポンプ1の最大吐出流量を制限するために設けられている。
流量制限アクチュエータ116は、スプール114aを第1位置(G)に変位させる方向に押圧する制限用スプリング116cと、スプール114aを第2位置(H)に変位させる方向に押圧する制限解除用ピストン116aと、圧力室116bとを有している。制限解除用ピストン116aは、圧力室116bに配置されている。圧力室116bはパイロットポンプ9に接続され、パイロットポンプ9と圧力室116bとの間には電磁比例減圧弁180が設けられている。流量制限アクチュエータ116は、圧力室116bに作用する圧力、すなわち電磁比例減圧弁180から出力される2次圧力p2に応じて動作する。
図3は、レギュレータ110によって馬力制御を行うための特性C(以下、馬力制御特性Cとも記す)を示す図である。図3では、一定の入力回転数でメインポンプ1が回転しているときの吐出圧力と吐出流量の関係を示している。図3に示すように、馬力制御特性Cは、ポンプ圧Pが馬力制御開始圧力Ph0未満では傾転角を最大値とし、ポンプ圧Pが馬力制御開始圧力Ph0以上になると、ポンプ圧Pの増加に応じて傾転角を小さくしてメインポンプ1の吐出流量Qを低下させる特性である。なお、馬力制御開始圧力Ph0は、スプリング115c(図2参照)によって設定されている。
レギュレータ110の動作について説明する。以下では斜板1aの傾転角が最小値と最大値との間の所定値にあるときから、傾転角が大きくなる動作と傾転角が小さくなる動作とを説明する。なお、後述の旋回速度ダイヤル120による最高速度の制限はかけられていないものとして説明する。最高速度の制限がかけられていないとき、電磁比例減圧弁180からは最大の2次圧力p2が出力され、制限解除用ピストン116aの押圧力と制限用スプリング116cのばね力とが相殺されている。
−傾転角が所定値から大きくなる動作について−
たとえば、ポンプ圧PがPh0以上にある状態からPh0未満になると、すなわち、スプリング115cで設定される圧力未満になると、図2に示すサーボ弁114のスプール114aがスプリング114bによって図示左方向に押され、スプール114aが第2位置(H)に切り換えられる。その結果、大径受圧室111bがスプール114aの内部の通路を経由してタンク190に連通されて、大径受圧室111bがタンク圧となり、大径受圧室111bの圧油がタンク190に排出される。
小径受圧室111cにはポンプ圧Pが作用しているため、ピストン111aは、図示左方向に移動する。ピストン111aが図示左方向に移動すると、フィードバックスリーブ114cも図示左方向に移動する。フィードバックスリーブ114cの移動により、サーボ弁114が中立位置になると、タンクポートとアクチュエータポートとが閉じられる。その結果、ピストン111aの移動が停止し、斜板1aの傾転角が所定角度になる。本実施の形態では、ポンプ圧PがPh0未満では、斜板1aの傾転角は最大角度になる。
−傾転角が所定値から小さくなる動作について−
たとえば、ポンプ圧PがPh0未満にある状態からPh0以上になると、すなわち、スプリング115cで設定される圧力以上になると、サーボピストン115aからサーボ弁114のスプール114aを駆動させるための力がスプール114aに作用する。このためサーボ弁114のスプール114aがサーボピストン115aによって図示右方向に押され、スプール114aが第1位置(G)に切り換えられる。スプール114aが移動すると、スプリング114bのたわみ量が変化して、ばね反力が増加する。スプール114aは、スプリング114bのばね反力と、サーボピストン115aの駆動力とがバランスした位置で停止する。その結果、大径受圧室111bがスプール114aの内部の通路を経由してメインポンプ1に連通されて、大径受圧室111bがポンプ圧Pとなる。
大径受圧室111bおよび小径受圧室111cのそれぞれにポンプ圧Pが作用すると、ピストン111aの大径部の受圧面積と小径部の受圧面積との差によってピストン111aが図示右方向に移動する。ピストン111aが図示右方向に移動すると、フィードバックスリーブ114cも図示右方向に移動する。フィードバックスリーブ114cの移動により、サーボ弁114が中立位置になると、ポンプポートとアクチュエータポートとが閉じられる。その結果、ピストン111aの移動が停止し、斜板1aの傾転角が最大角度よりも小さい所定角度になる。ポンプ圧Pが高いほど、サーボピストン115aおよびサーボ弁114のスプール114aの移動量が大きくなり、ピストン111aの移動量も大きくなる。つまり、ポンプ圧Pが高いほど、メインポンプ1の斜板1aの傾転角が小さくなり、メインポンプ1の吐出流量Qが小さくなる。
旋回制御装置は、コントローラ100と、旋回速度ダイヤル120と、旋回方向検出器171とを備え、コントローラ100には、旋回速度ダイヤル120、旋回方向検出器171、正転側パイロット圧センサ170aおよび逆転側パイロット圧センサ170b、電磁比例減圧弁180が接続されている。コントローラ100は、CPUや記憶装置であるROMおよびRAM、その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成されている。
電磁比例減圧弁180は、パイロットポンプ9から流量制限アクチュエータ116の圧力室116bに接続される油路に設けられている。電磁比例減圧弁180は、コントローラ100からの制御電流Iにより、その減圧度が制御される。圧力室116bには、電磁比例減圧弁180の減圧度に応じた圧力が導入される。
電磁比例減圧弁180の弁特性は、ソレノイドに入力される制御電流Iの増加に伴い減圧度が小さくなるように、すなわち2次圧力p2が大きくなるように設定されている。
旋回速度ダイヤル120は、オペレータにより回動操作され、操作量に応じた旋回速度制限指令を出力する。コントローラ100に旋回速度制限指令が入力されると、コントローラ100は旋回速度制限指令に応じた制御電流Iを電磁比例減圧弁180に出力する。コントローラ100は、旋回速度ダイヤル120の操作量が大きいほど、すなわち最高旋回速度が低速になるほど、出力する制御電流Iを低下させる。
図4は、旋回速度ダイヤル120によってメインポンプ1の最大吐出流量が制限されることを説明する図である。図4では、一定の入力回転数でメインポンプ1が回転しているときの特性を示している。旋回速度ダイヤル120の操作量が0、すなわち最高旋回速度の制限をしない場合、コントローラ100は、制御電流I=Imaxを出力する。
制御電流I=Imaxが電磁比例減圧弁180に入力されると、電磁比例減圧弁180から出力される2次圧力p2=p2maxが圧力室116bに導入され、制限解除用ピストン116aの押圧力と、制限用スプリング116cのばね力とが相殺される。これにより、図3に示すように、メインポンプ1は、レギュレータ110の馬力制御により、ポンプ圧Pに応じて、その斜板1aの傾転角、すなわち押しのけ容積が決定される。
旋回速度ダイヤル120の操作量が0より大きい第1操作量である場合、コントローラ100は、制御電流I=I1を出力する(I1<Imax)。制御電流I=I1が電磁比例減圧弁180に入力されると、電磁比例減圧弁180から出力される2次圧力p21が圧力室116bに導入される(p21<p2max)。2次圧力p2が、p2maxからp21に減少すると、制限用スプリング116cのばね力から制限解除用ピストン116aの押圧力を差し引いた分だけの力が、図2におけるスプール114aを図示右方向に移動させるように作用する。これにより、メインポンプ1の最大押しのけ容積が制限され、図4(a)に示すように、所定回転数で回転するメインポンプ1の最大吐出流量がQ1に制限される(Q1<Qmax)。メインポンプ1の吐出流量Qは、ポンプ圧Pが0以上Ph1未満ではQ1に制限され、ポンプ圧PがPh1以上ではレギュレータ110の馬力制御特性Cに応じた流量が設定される。なお、馬力制御開始圧力Ph1は、流量制限アクチュエータ116によりスプール114aが図2における右方向に移動される分、スプリング115cのばね反力が増加するため、Ph0に比べて高くなる(Ph0<Ph1)。
旋回速度ダイヤル120の操作量が第1操作量より大きい第2操作量である場合、コントローラ100は、制御電流I=I2を出力する(I2<I1)。制御電流I=I2が電磁比例減圧弁180に入力されると、電磁比例減圧弁180から出力される2次圧力p22が圧力室116bに導入される(p22<p21)。2次圧力p2が、p21からp22に減少すると、制限用スプリング116cのばね力から制限解除用ピストン116aの押圧力を差し引いた分だけの力が、図2におけるスプール114aを図示右方向に移動させるように作用する。これにより、メインポンプ1の最大押しのけ容積が制限され、図4(b)に示すように、所定回転数で回転するメインポンプ1の最大吐出流量がQ2に制限される(Q2<Q1)。メインポンプ1の吐出流量Qの最大値は、ポンプ圧Pが0以上Ph2未満ではQ2に制限され、ポンプ圧PがPh2以上ではレギュレータ110の馬力制御特性Cに応じた流量が設定される。なお、馬力制御開始圧力Ph2は、流量制限アクチュエータ116によりスプール114aが図2における右方向に移動される分、さらにスプリング115cのばね反力が増加するため、Ph1に比べて高くなる(Ph1<Ph2)。
旋回速度ダイヤル120の操作量が第2操作量より大きい最大操作量である場合、コントローラ100は、制御電流I=Imin=0を出力する(Imin<I2)。制御電流I=Iminが電磁比例減圧弁180に入力されると、電磁比例減圧弁180はばねの付勢力により全閉となり、パイロットポンプ9から圧力室116bへ導入される圧油の圧力が遮断され、圧力室116bはタンク圧となる。圧力室116bの圧力がp22からタンク圧に減少すると、制限用スプリング116cのばね力から制限解除用ピストン116aの押圧力を差し引いた分だけの力が、図2におけるスプール114aを図示右方向に移動させるように作用する。これにより、図4(c)に示すように、メインポンプ1の押しのけ容積が最小値に制限され、すなわち斜板1aの傾転角が最小値に制限される。その結果、メインポンプ1の吐出流量Qは、ポンプ圧Pが0からリリーフ弁により規定される最高圧力Pmaxまで最小値Qminに制限される(Qmin<Q2)。
図2に示す旋回方向検出器171は、旋回体103の旋回方向を検出するものであり、たとえばポテンショメータである。正転側パイロット圧センサ170aは、旋回レバー7が正転側に操作されたときのパイロット圧Ppを左旋回指令出力として検出する。逆転側パイロット圧センサ170bは、旋回レバー7が逆転側に操作されたときのパイロット圧Ppを右旋回指令出力として検出する。
コントローラ100は、旋回レバー7の操作によりパイロット弁8a,8bから出力される旋回指令に応じた旋回方向と、旋回方向検出器171で検出された旋回体103の旋回方向とが同じ方向でないときには、逆レバー操作がなされていると判定する。コントローラ100は、旋回レバー7の操作によりパイロット弁8a,8bから出力される旋回指令に応じた旋回方向と、旋回方向検出器171で検出された旋回体103の旋回方向とが同じ方向であるときには、逆レバー操作がなされていないと判定する。なお、コントローラ100は、旋回方向検出器171で旋回体103が旋回していることが検出されているときに、旋回レバー7が中立操作された場合には、逆レバー操作がなされていると判定する。
コントローラ100は、逆レバー操作がなされていると判定された場合に、操作量に応じて出力される旋回速度ダイヤル120の旋回速度制限指令にかかわらず、電磁比例減圧弁180に対して制御電流I=Iminを出力し、メインポンプ1の斜板1aの傾転角を最小値にする。コントローラ100は、逆レバー操作がなされていないと判定された場合に、電磁比例減圧弁180に対して、旋回速度ダイヤル120の操作量に応じた制御電流I=Idを出力する。
図5は、コントローラ100による逆レバー操作判定処理に応じて電磁比例減圧弁に出力される電流値の設定処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、たとえば、図示しないイグニッションスイッチのオンにより開始され、図示しない初期設定を行った後、所定の制御周期ごとにステップS111以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS111において、コントローラ100は旋回方向検出器171で検出された旋回方向の情報、正転側パイロット圧センサ170aおよび逆転側パイロット圧センサ170bで検出された操作方向の情報、ならびに、旋回速度ダイヤル120の操作量の情報を取得し、ステップS121へ進む。
ステップS121において、コントローラ100は、ステップS111で取得した旋回方向が右方向であるか否かを判定する。ステップS121において、肯定判定されるとステップS131へ進み、否定判定されるとステップS151へ進む。
ステップS131において、コントローラ100は、ステップS111で取得した操作方向が右方向であるか否かを判定する。ステップS131において、肯定判定されるとステップS141へ進み、否定判定されるとステップS146へ進む。
ステップS121およびステップS131で共に肯定判定されると、コントローラ100は、逆レバー操作がなされていないと判断して、ステップS141において、電磁比例減圧弁180のソレノイドに出力する制御電流Iを、ステップS111で取得した旋回速度ダイヤル120の操作量に応じた電流値Idに設定して、制御電流I=Idを電磁比例減圧弁180に出力し、処理を終了する。
ステップS121で肯定判定され、ステップS131で否定判定されると、コントローラ100は、逆レバー操作がなされていると判断して、ステップS146において、電磁比例減圧弁180のソレノイドに出力する制御電流Iを、最小値Iminに設定して、制御電流I=Iminを出力し、処理を終了する。なお、コントローラ100は、旋回レバー7の操作がなされていない場合、ステップS131において否定判定し、逆レバー操作がなされていた場合と同様に、ステップS146において制御電流I=Iminを出力し、処理を終了する。
ステップS151において、コントローラ100は、ステップS111で取得した操作方向が左方向であるか否かを判定する。ステップS151において、肯定判定されるとステップS161へ進み、否定判定されるとステップS166へ進む。
ステップS121で否定判定され、ステップS151で肯定判定されると、コントローラ100は、逆レバー操作がなされていないと判断して、ステップS161において、電磁比例減圧弁180のソレノイドに出力する制御電流Iを、ステップS111で取得した旋回速度ダイヤル120の操作量に応じた電流値Idに設定して、制御電流I=Idを電磁比例減圧弁180に出力し、処理を終了する。
ステップS121およびステップS151で共に否定判定されると、コントローラ100は、逆レバー操作がなされていると判断して、ステップS166において、電磁比例減圧弁180のソレノイドに出力する制御電流Iを、最小値Iminに設定して、制御電流I=Iminを出力し、処理を終了する。なお、コントローラ100は、旋回レバー7の操作がなされていない場合、ステップS151において否定判定し、逆レバー操作がなされていた場合と同様に、ステップS166において制御電流I=Iminを出力し、処理を終了する。
本実施の形態に係る旋回制御装置の主な動作について説明する。なお、原動機Eの回転数、すなわちメインポンプ1の回転数は、一定の回転数に保持されているものとして説明する。
旋回速度ダイヤル120が操作されていない場合であって、逆レバー操作がなされていないときには、図3に示すように、メインポンプ1からは、レギュレータ110による馬力制御によって、ポンプ圧Pに応じた流量Qが吐出される。したがって、方向制御弁3は旋回レバー7の操作量に応じて操作され、方向制御弁3で制御された圧油により旋回が行われる。
旋回速度ダイヤル120が操作されている場合であって、逆レバー操作がなされていないときには、図4(a)および図4(b)に示すように、メインポンプ1の最大吐出流量は旋回速度ダイヤル120の操作量に応じて制限されつつ、所定圧力以上では馬力制御を行うための特性Cによって、ポンプ圧Pに応じた吐出流量Qが設定される。なお、旋回速度ダイヤル120が最大操作されている場合には、図4(c)に示すように、メインポンプ1の使用圧力範囲において、吐出流量Qが最小値Qminに制限される。
旋回中に旋回レバー7による逆レバー操作がなされると、ポンプ圧Pの大きさにかかわらず、メインポンプ1の斜板1aの傾転角、すなわち押しのけ容積が最小値に制限される。たとえば、旋回速度ダイヤル120の操作量が0である場合であって、図6に示すように、ポンプ圧Pが馬力制御開始圧力Ph0よりも小さいPr1で旋回作業を行っているときには、メインポンプ1の吐出流量Qは特性Cによって最大値Qmaxに設定されている。このときに、旋回体103を減速、停止させるためにオペレータが逆レバー操作を行うと、ポンプ圧PはPr1からPr2に上昇し、旋回速度ダイヤル120の操作量にかかわらず、メインポンプ1の押しのけ容積は最小値となり、メインポンプ1の吐出流量Qが馬力制御特性Cによって設定される最大値Qmaxから最小値Qminまで低減される。なお、図6では、逆レバー操作により上昇したポンプ圧Pr2が、馬力制御開始圧力Ph0よりも小さい例を示しているが、逆レバー操作によりポンプ圧Pが馬力制御開始圧力Ph0より大きくなる場合であっても、メインポンプ1の吐出流量Qは、馬力制御特性Cによって設定される所定流量から最小値Qminまで低減される。
このように、本実施の形態に係る旋回制御装置は、旋回レバー7が旋回体103の旋回方向とは逆方向に操作されたとき、すなわち逆レバー操作がなされたときには、メインポンプ1の吐出流量を、馬力制御を行うための特性Cで設定される流量よりも低減するように構成されている。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)旋回レバー7が旋回体103の旋回方向とは逆方向に操作されたときに、馬力制御を行うための特性Cによって設定される流量に比べて、メインポンプ1の吐出流量Qを低減することで、損失馬力を低減することができる。その結果、燃費が向上し、作動油温の上昇が抑制され、さらに振動が抑制される。作動油温の上昇を抑制できるため、作動油の冷却装置の小型化を図ることができる。さらに、メインポンプ1や旋回モータ2、弁などの油圧機器に対する熱および振動の影響を抑えて、油圧機器の長寿命化の効果が得られる。
(2)逆レバー操作がなされていない通常旋回操作時には、旋回速度ダイヤル120から出力される旋回速度制限指令に応じて、メインポンプ1の最大押しのけ容積を制限し、逆レバー操作がなされているときには、旋回速度制限指令にかかわらず、メインポンプ1の吐出流量を馬力制御特性Cで設定される流量よりも低減するように、メインポンプ1の最大押しのけ容積を制限するようにした。ポンプ流量Qを制限するための手段として、旋回速度ダイヤル120の操作量に応じて制御される電磁比例減圧弁180や流量制限アクチュエータ116を利用した。つまり、逆レバー操作がなされたときにおいて、メインポンプ1の最大押しのけ容積を制限するための専用の構成を設ける必要がなく、油圧回路の構成が複雑になることを防止できる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(1)上述した実施の形態では、逆レバー操作がなされたときに、メインポンプ1の傾転角、すなわち押しのけ容積を最小値に制限した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。逆レバー操作がなされたときに、最大押しのけ容積を制限できれば、最大押しのけ容積が制限される前のときよりも吐出流量が低減され、その分だけ損失馬力を低減することができる。たとえば、図6において、ポンプ圧P=Pr1で旋回作業している場合において逆レバー操作がなされ、ポンプ圧PがPr2まで昇圧されたとき、ポンプ流量QをQmaxからQ2(図4(b)参照)に低減するようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、コントローラ100は、旋回方向検出器171で旋回体103が旋回していることが検出されているときに、旋回レバー7が中立操作された場合には、逆レバー操作がなされていると判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。コントローラ100は、旋回方向検出器171で旋回体103が旋回していることが検出されているときに、旋回レバー7が中立操作された場合には、逆レバー操作がなされていないと判定してもよい。
(3)上述した実施の形態では、メインポンプ1に斜板式可変容量形ポンプを採用した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。斜軸式可変容量形ポンプを採用することもできる。
(4)上述した実施の形態では、走行体101と、走行体101のトラックフレーム(不図示)に対して旋回可能に設けられた旋回体103とを備えるクローラクレーンを例に説明したが、本発明はこれに限定されない。フレームと、フレームに対して旋回可能に設けられた旋回体とを備えた種々の建設機械の旋回制御装置に本発明を適用することができる。本発明は、たとえば、トラッククレーンや油圧ショベル等、他の建設機械に適用することができる。移動式の建設機械に限定されることもなく、固定式クレーンなど、固定フレームに対して旋回可能に設けられた旋回体を備える定置式の建設機械の旋回制御装置に本発明を適用することもできる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1 メインポンプ、1a 斜板、2 旋回モータ、3 方向制御弁、3a,3b パイロットポート、7 旋回レバー、8a,8b パイロット弁、9 パイロットポンプ、10 クレーン、100 コントローラ、101 走行体、101a サイドフレーム、101b 無限軌道履帯、103 旋回体、104 ブーム、105 巻上ドラム、105a 巻上ロープ、106 起伏ドラム、106a 起伏ロープ、107 運転室、108 フック、109 カウンタウエイト、110 レギュレータ、111 傾転アクチュエータ、111a ピストン、111b 大径受圧室、111c 小径受圧室、112 フィードバックレバー、114 サーボ弁、114a スプール、114b スプリング、114c フィードバックスリーブ、115 馬力制御アクチュエータ、115a サーボピストン、115b 圧力室、115c スプリング、116 流量制限アクチュエータ、116a 制限解除用ピストン、116b 圧力室、116c 制限用スプリング、120 旋回速度ダイヤル、170a 正転側パイロット圧センサ、170b 逆転側パイロット圧センサ、171 旋回方向検出器、180 電磁比例減圧弁、190 タンク

Claims (4)

  1. 油圧モータにより旋回駆動される旋回体を備えた建設機械の旋回制御装置であって、
    前記油圧モータに圧油を供給する油圧源として、レギュレータにより馬力制御される可変容量形の油圧ポンプと、
    操作に応じた旋回指令を出力する旋回操作部材と、
    前記旋回操作部材による逆レバー操作がなされているか否かを判定する逆レバー操作判定手段と、
    前記逆レバー操作判定手段により逆レバー操作がなされていると判定されたときに、前記油圧ポンプの吐出流量を、前記馬力制御を行うための特性により設定される流量よりも低減するポンプ流量制限手段とを備えている建設機械の旋回制御装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械の旋回制御装置において、
    前記旋回体の旋回方向を検出する方向検出手段を備え、
    前記逆レバー操作判定手段は、
    前記旋回操作部材から出力される旋回指令に応じた旋回方向と、前記方向検出手段で検出された前記旋回体の旋回方向とが同じ方向でないときには逆レバー操作がなされていると判定し、前記旋回操作部材から出力される旋回指令に応じた旋回方向と、前記方向検出手段で検出された前記旋回体の旋回方向とが同じ方向であるときには逆レバー操作がなされていないと判定する建設機械の旋回制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械の旋回制御装置において、
    操作に応じた旋回速度制限指令を出力する旋回速度制限操作部材と、
    前記旋回速度制限操作部材から出力される旋回速度制限指令に応じて、前記油圧ポンプの最大押しのけ容積を制限する容積制限手段とを備え、
    前記逆レバー操作判定手段により逆レバー操作がなされていると判定されたときには、前記容積制限手段が前記ポンプ流量制限手段として、前記旋回速度制限指令にかかわらず、前記油圧ポンプの吐出流量を、前記馬力制御を行うための特性により設定される流量よりも低減するように、前記油圧ポンプの最大押しのけ容積を制限する建設機械の旋回制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の建設機械の旋回制御装置において、
    前記油圧ポンプは、斜板または斜軸の傾転角に応じて吐出流量が変更される可変容量形ポンプであり、
    前記レギュレータは、前記油圧ポンプの傾転角を調節する傾転アクチュエータと、前記油圧ポンプから前記傾転アクチュエータへ導入される圧油の圧力を制御して、前記傾転アクチュエータの動作を制御するサーボ弁と、前記油圧ポンプの吐出圧力が高いほど、前記油圧ポンプの吐出流量が小さくなるように前記サーボ弁を駆動する馬力制御アクチュエータとを含んで構成され、
    前記ポンプ流量制限手段は、前記油圧ポンプの最大吐出流量を制限するために前記サーボ弁を駆動する流量制限アクチュエータと、前記流量制限アクチュエータに導入される圧油の圧力を制御する圧力制御弁とを含んで構成される建設機械の旋回制御装置。
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