JP6604875B2 - クレーン - Google Patents

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本発明は、クレーンに関する。
ウインチに制動力を付与するブレーキ装置を備えたクレーンが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のブレーキ装置(ネガブレーキ装置27)は、操作レバーが非操作であるときに作動して、油圧モータの回転が阻止される。特許文献1に記載のブレーキ装置は、操作レバーが巻上または巻下操作されると、パイロットポンプからのパイロット圧がネガブレーキ装置に作用して解除され、油圧モータの回転が許可される。
特開2009−107833号公報
クレーンには、ウインチのブレーキ装置の解除用油圧シリンダ(特許文献1に記載のネガブレーキ装置27参照)などの油圧アクチュエータを動作させるパイロット圧を供給するためのパイロット管路が設けられている。パイロット管路には、ウインチ操作レバーのパイロット弁などの油圧制御弁や他の油圧アクチュエータが接続されている。このため、ウインチのブレーキ装置の解除用油圧シリンダを動作させたときのパイロット圧油の流量不足に起因して、パイロット管路に接続される油圧制御弁や他の油圧アクチュエータの動作が不安定になることを防止するために、アキュムレータなどの蓄圧装置が設けられる。しかしながら、大型のクレーンでは、複数のウインチが分散して配置され、パイロット管路が長くなる。このため、アキュムレータから遠い位置にある油圧アクチュエータでは、パイロット管路の圧力損失によりアキュムレータの効果が低くなり、動作が不安定になるおそれがある。
そこで、アキュムレータをウインチの近くにさらに追加することが考えられるが、この場合、アキュムレータの数量が増加し、アキュムレータの蓄圧に必要な総油量が増加する。その結果、オペレータが作業を開始する際、アキュムレータが規定の圧力まで蓄圧されるまでの待ち時間が増加している。このため、オペレータが作業を開始する際、ブレーキ装置の解除用油圧シリンダなどの制限解除装置を動作させるまでの時間の短縮が要望されている。
本発明の一態様によるクレーンは、パイロットポンプから吐出される圧油が供給されることで、ウインチ装置の動作の制限を解除する制限解除装置を備えたクレーンであって、前記パイロットポンプから吐出される圧油の流れを遮断する遮断位置と、前記パイロットポンプから吐出される圧油が前記制限解除装置に供給されることを許容する許容位置とを有する制御弁と、前記パイロットポンプから前記制御弁を介して前記制限解除装置に至る油路のうち、前記パイロットポンプと前記制御弁との間の油路に接続された第1蓄圧装置と、前記制御弁と前記制限解除装置との間の油路に接続された第2蓄圧装置と、を備えている。
本発明によれば、オペレータが作業を開始する際、ウインチ装置の動作の制限を解除する制限解除装置に解除動作をさせるための圧力を蓄圧する蓄圧装置が、規定の圧力まで蓄圧される時間を短縮できる。
クレーンの外観を示す側面図。 巻上用油圧モータを駆動するための油圧回路を示す図。
以下、図面を参照して、本発明に係るクレーンの一実施の形態について説明する。
図1は、クローラクレーン(以下、単にクレーンと記す)の外観を示す側面図である。クレーンは、クローラ式の走行体1と、走行体1上に旋回可能に搭載された旋回体2と、旋回体2に俯仰動可能に軸支されたブーム3とを有する。旋回体2には、後述するエンジン110(図2参照)やパイロットポンプ117(図2参照)、メインポンプ111(図2参照)等が搭載されている。旋回体2の前端部には運転室4が搭載され、後端部にはカウンタウエイト5が支持されている。旋回体2のブーム支持部の後方には、ライブマスト6が前後方向に回動可能に軸支されている。
旋回体2の後端部には、起伏ドラム7が搭載されている。起伏ドラム7には起伏ロープ7aが巻回され、起伏ロープ7aはライブマスト6の先端に設けられたシーブに掛け回されている。ライブマスト6の先端部とブーム3の先端部とは、ペンダントリンク8で連結され、起伏ドラム7の駆動によりブーム3が俯仰する。
ブーム3は、下ブーム3aと上ブーム3bとつなぎブーム3cとを連結して構成される。下ブーム3aには、複数のウインチドラム9,10が搭載されている。ウインチドラム9,10にはそれぞれウインチロープ9a,10aが巻回されている。各ウインチロープ9a,10aは、それぞれブーム3の背面側に取り付けられたシーブ11,12およびブーム3の先端部に設けられたシーブ13を経由して、その一方はフック14に連結されている。これによりウインチドラム9,10の駆動によりフック14が昇降する。
ウインチドラム9,10は巻上用の油圧モータにより駆動され、起伏ドラム7は起伏用の油圧モータにより駆動される。巻上用の油圧モータを駆動する油圧回路と、起伏用の油圧モータを駆動する油圧回路とは構成が同様であるので、以下の説明では、ウインチドラム9を回転させる巻上用の油圧モータ112を駆動する油圧回路について説明し、ウインチドラム10を回転させる巻上用の油圧モータや起伏ドラム7を回転させる起伏用の油圧モータを駆動する油圧回路についての説明を省略する。なお、ウインチドラム9と油圧モータ112とをあわせてウインチ装置とも呼ぶ。
図2は、巻上用油圧モータを駆動するための油圧回路HCを示す図である。油圧回路HCには、エンジン110で駆動されるメインポンプ111と、メインポンプ111から吐出される圧油(作動油)により回転する巻上用の油圧モータ112と、油圧モータ112で駆動されるウインチドラム9と、メインポンプ111から油圧モータ112への圧油の流れを制御するコントロールバルブ113と、が設けられている。また、油圧回路HCには、巻き下げ時の戻り管路に、油圧モータ112の巻下げ方向の回転を制限するカウンタバランス弁109が設けられている。
油圧モータ112には、コントロールバルブ113を介してメインポンプ111から吐出された圧油が供給される管路131a,131bが接続されている。メインポンプ111から吐出された圧油が管路131aに供給されると油圧モータ112が一方へ回転し、メインポンプ111から吐出された圧油が管路131bに供給されると油圧モータ112が他方へ回転する。油圧モータ112の回転力は、ウインチドラム9に伝達される。
油圧回路HCには、各ウインチドラムの操作に用いる油圧アクチュエータや油圧制御弁の動作を制御するための操作系の油圧回路(以下、パイロット油圧回路PHCと記す)が含まれる。パイロット油圧回路PHCには、エンジン110により駆動されるパイロットポンプ117が設けられている。パイロットポンプ117には、パイロット管路を介して油圧制御弁や油圧シリンダ等が接続されている。
パイロット油圧回路PHCには、操作レバー115の操作量に応じたパイロット圧を生成し、コントロールバルブ113のパイロット部に供給するパイロット弁116a,116bが設けられている。操作レバー115は、コントロールバルブ113を駆動するために操作される操作部材であり、運転室4に配設されている。なお、操作レバー115とパイロット弁116a,116bとをあわせて操作レバー装置とも呼ぶ。操作レバー115が操作されることで、操作量に応じてコントロールバルブ113のスプールが移動し、油圧モータ112が回転する
パイロット弁116a,116bと、コントロールバルブ113とを結ぶパイロット油路には、圧力センサ121a,121bが設けられている。圧力センサ121a,121bは、パイロット弁116a,116bで発生するパイロット圧油の圧力(パイロット2次圧力)を検出し、検出した圧力信号をコントローラ190に出力する。
パイロット油圧回路PHCには、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油を、油圧シリンダ(191,192)やパイロット弁116a,116b等へ供給するか否か切り換える電磁切換弁(以下、ゲートロックバルブ151と記す)が設けられている。パイロットポンプ117の吐出ポートは、油路146を介してゲートロックバルブ151のプレッシャーポート(Pポート)に接続されている。パイロットポンプ117と、ゲートロックバルブ151との間には、パイロットポンプ117から供給されるパイロット圧油の最高圧力を規定するリリーフ弁152が設けられている。
ゲートロックバルブ151の出口側のBポートは、油路141aを介して各ウインチの操作レバー装置のパイロット弁に接続されている。また、ゲートロックバルブ151の出口側のBポートは、油路141bを介してウインチドラム9のブレーキ装置(以下、パーキングブレーキ装置と記す)の作動/解除を制御する電磁切換弁(以下、ブレーキ切換弁162と記す)の入口側のポートに接続されている。さらに、ゲートロックバルブ151の出口側のBポートは、油路141bを介してウインチドラム9のロック装置(以下、ドラムロック装置と記す)の作動/解除を制御する電磁切換弁(以下、ドラムロック切換弁161と記す)の入口側のポートに接続されている。ブレーキ切換弁162およびドラムロック切換弁161の出口側のポートは、油路142を介して、タンクTに接続されている。
パーキングブレーキ装置は、油圧モータ112の出力軸に設けられたブレーキ用ディスク(不図示)に押しつけるパッド192pを有する油圧シリンダ(以下、ブレーキ解除シリンダ192と記す)と、パイロットポンプ117からブレーキ解除シリンダ192へ供給される圧油の流れを制御するブレーキ切換弁162と、を備えている。
パーキングブレーキ装置は、いわゆるネガティブブレーキ装置であり、ブレーキ解除シリンダ192がタンクTに連通している状態ではバネ力によってパッド192pがブレーキ用ディスク(不図示)に押しつけられ、パーキングブレーキ装置が作動し、ウインチドラム9への制動力が発生する。ブレーキ解除シリンダ192に解除圧(パイロット圧)が作用するとブレーキ装置が解除される。ブレーキ装置が解除されている状態では、ブレーキ用ディスク(不図示)とパッド192pとの間に隙間が形成されるため、ウインチドラム9への制動力は発生しない。
ドラムロック装置は、ウインチドラム9のフランジ9fの外周面に設けられた係合溝に、係合爪191cが係合させることで、油圧モータ112の油のリーク等に起因するウインチドラム9の巻下げ方向の回転を阻止する装置である。なお、係合溝と係合爪191cとは、ウインチドラム9の回転方向を一方(巻下げ方向)を制限し、他方(巻上げ方向)を許容するラチェット機構を構成している。
ドラムロック装置は、係合溝に対して係合爪191cを押圧するための油圧シリンダ(以下、ドラムロック解除シリンダ191)を備えている。ドラムロック解除シリンダ191がタンクTに連通している状態ではバネ力によって係合爪191cが係合溝に押しつけられ、ドラムロック装置が作動し、ウインチドラム9の巻下げ方向の回転が阻止される。ドラムロック解除シリンダ191に解除圧(パイロット圧)が作用するとドラムロック装置が解除される。ドラムロック装置が解除されている状態では、係合爪191cと係合溝とが離間するため、ウインチドラム9の巻下げ方向の回転が許容される。
ゲートロックバルブ151の出口側のAポートはブロック(閉止)され、ゲートロックバルブ151の戻りポート(Rポート)は、タンクTに接続されている。ゲートロックバルブ151のスプールが許容位置(X)に切り換えられると、PポートとBポートとが連通され、パイロットポンプ117から吐出される圧油が油路141a,141bを介して各油圧制御弁(116a,116b,161,162)や各油圧シリンダ(191,192)に供給される。
ゲートロックバルブ151のスプールが遮断位置(Z)に切り換えられると、PポートとAポートとが連通されるため、後述の第1アキュムレータ181の後流側の油路146が遮断(ブロック)される。つまり、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油の流れが遮断(ブロック)される。また、BポートとRポートとが連通され、油路141a,141b内の圧力はタンク圧となる。
パイロットポンプ117は、傾転角に応じて押しのけ容積が変更される斜板式あるいは斜軸式の可変容量型の油圧ポンプである。パイロットポンプ117は、カットオフレギュレータ機構(自己圧傾転制御機構とも呼ぶ)153により、押しのけ容積が制御される。カットオフレギュレータ機構153は、カットオフ弁153vと、パイロットポンプ117から供給されるパイロット圧(すなわち自己圧)により傾転角を調節する調節機構153cと、を備えている。
カットオフ弁153vは、パイロットポンプ117の吐出ポートに接続され、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油を調節機構153cのパイロットポートに供給する位置(E)と、パイロット圧油を遮断し、調節機構153cのパイロットポートとタンクTとを連通する位置(D)との間で切り換えられる。カットオフ弁153vは、パイロットポンプ117の吐出圧がバネ設定圧Pc未満である場合には位置(D)に切り換えられ、パイロットポンプ117の吐出圧がバネ設定圧Pc以上になると位置(E)に切り換えられる。なお、カットオフ弁153vのバネ設定圧Pcは、リリーフ弁152のリリーフセット圧Prよりも低い圧力が設定されている(Pc<Pr)。
調節機構153cは、カットオフ弁153vが位置(E)に切り換えられると、パイロットポートにパイロット圧が供給されて駆動し、傾転角を最小傾転(たとえば、ほぼゼロ傾転)に調節する。調節機構153cは、カットオフ弁153vが位置(D)に切り換えられると、バネ力により傾転角を最大傾転に調節する。
コントローラ190は、CPUやROM,RAM等の記憶装置、その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成され、クレーンの各部を制御する。コントローラ190には、圧力センサ121a,121bなどの各種センサや表示装置(不図示)、およびゲートロックスイッチ172などのスイッチ類が接続されている。
ゲートロックスイッチ172は、運転室4内に設けられたゲートロックレバー171がロック解除位置に操作されたか、または、ロック作動位置に操作されたかを検出し、検出信号をコントローラ190に出力するスイッチである。オペレータは、ゲートロックレバー171をロック解除位置に下げ操作して運転室4への出入口を遮断し、ロック作動位置に上げ操作して運転室4への出入口を開放する。すなわち、オペレータが運転室4に乗り降りするとき、ゲートロックレバー171はロック解除位置からロック作動位置へ上げ操作される。
ゲートロックレバー171がロック作動位置へ操作されると、ゲートロックスイッチ172は、ゲートロックレバー171がロック作動位置へ操作されたことを示すゲートロック作動信号をコントローラ190に出力する。ゲートロックレバー171がロック解除位置へ操作されると、ゲートロックスイッチ172は、ゲートロックレバー171がロック解除位置へ操作されたことを示すゲートロック解除信号をコントローラ190に出力する。
コントローラ190は、ゲートロックスイッチ172から出力されるゲートロック作動信号を受信すると、ゲートロックバルブ151のソレノイドを消磁する。これにより、ゲートロックバルブ151が遮断位置(Z)に切り換えられ、パイロットポンプ117から吐出される圧油が遮断される。パイロット圧油がコントロールバルブ113のパイロット部へ供給されなくなるので、操作レバー115が操作されても、コントロールバルブ113は中立位置に保持され、油圧モータ112が駆動されなくなる。また、パイロット圧油がブレーキ解除シリンダ192に供給されなくなるので、ブレーキ切換弁162の切換位置にかかわらず、パーキングブレーキ装置が作動する。さらに、パイロット圧油がドラムロック解除シリンダ191に供給されなくなるので、ドラムロック切換弁161の切換位置にかかわらず、ドラムロック装置が作動する。
コントローラ190は、ゲートロックスイッチ172から出力されるゲートロック解除信号を受信すると、ゲートロックバルブ151のソレノイドを励磁する。これにより、ゲートロックバルブ151が許容位置(X)に切り換えられ、パイロットポンプ117から吐出される圧油がゲートロックバルブ151を介してパイロット弁116a,116bやブレーキ切換弁162、ドラムロック切換弁161に供給される。
したがって、操作レバー115の操作量に応じて、パイロット圧油がコントロールバルブ113のパイロットポートへ供給されるので、操作レバー115の操作量に応じた速度で油圧モータ112が駆動される。また、ブレーキ切換弁162が励磁され、ブレーキ解除位置に切り換えられると、ブレーキ解除シリンダ192がバネ力に抗して解除側に駆動して、パーキングブレーキ装置が解除される。さらに、ドラムロック切換弁161が励磁され、ドラムロック解除位置に切り換えられると、ドラムロック解除シリンダ191がバネ力に抗して解除側に駆動して、ドラムロック装置が解除される。
コントローラ190は、各圧力センサ121a,121bで検出されたパイロット圧Pのいずれか一方が閾値P0以上の場合、ウインチの操作がなされていると判定する。コントローラ190は、各圧力センサ121a,121bで検出されたパイロット圧Pの双方が閾値P0未満の場合、ウインチの操作はなされていないと判定する。閾値P0は、ウインチの操作がなされているか否かを判定するためのものであって、予めコントローラ190の記憶装置に記憶されている。閾値P0は、たとえば、タンク圧よりも大きく、かつ、コントロールバルブ113の切換動作が行われるパイロット圧よりも小さい値が設定される。
ウインチの操作がなされていないと判定されると、コントローラ190は、パーキングブレーキ装置を作動させるブレーキ作動信号(消磁信号)をブレーキ切換弁162に出力する。ウインチの操作がなされていると判定されると、コントローラ190は、パーキングブレーキ装置を解除させるブレーキ解除信号(励磁信号)をブレーキ切換弁162に出力する。
コントローラ190からブレーキ作動信号(消磁信号)がブレーキ切換弁162に出力されると、ブレーキ切換弁162のソレノイドが消磁され、ブレーキ切換弁162がバネ力によりブレーキ作動位置に切り換えられる。これにより、パイロットポンプ117から吐出される圧油がブレーキ切換弁162で遮断され、ブレーキ解除シリンダ192とタンクTとが連通し、パーキングブレーキ装置が作動する。パーキングブレーキ装置が作動すると、ブレーキ用ディスク(不図示)にパッド192pが押しつけられ、油圧モータ112に対して制動力が発生する。これにより、ウインチドラム9の動作が制限される。
コントローラ190からブレーキ解除信号(励磁信号)がブレーキ切換弁162に出力されると、ブレーキ切換弁162のソレノイドが励磁され、ブレーキ切換弁162がブレーキ解除位置に切り換えられる。これにより、パイロットポンプ117から吐出される圧油がブレーキ切換弁162を介してブレーキ解除シリンダ192に供給され、パーキングブレーキ装置が解除される。つまり、パーキングブレーキ装置によるウインチドラム9の動作の制限が解除される。
ウインチの操作がなされていないと判定されると、コントローラ190は、ドラムロック装置をロック状態にするドラムロック作動信号(消磁信号)をドラムロック切換弁161に出力する。ウインチの操作がなされていると判定されると、コントローラ190は、ドラムロック装置を解除状態にするドラムロック解除信号(励磁信号)をドラムロック切換弁161に出力する。
コントローラ190からドラムロック作動信号がドラムロック切換弁161に出力されると、ドラムロック切換弁161のソレノイドが消磁され、ドラムロック切換弁161がバネ力によりドラムロック作動位置に切り換えられる。これにより、パイロットポンプ117から吐出される圧油がドラムロック切換弁161で遮断され、ドラムロック解除シリンダ191とタンクTとが連通し、ドラムロック装置が作動する。ドラムロック装置が作動すると、ウインチドラム9のフランジ9fの係合溝に係合爪191cが係合し、ウインチドラム9の巻下げ方向の動作が制限される。
コントローラ190からドラムロック解除信号がドラムロック切換弁161に出力されると、ドラムロック切換弁161のソレノイドが励磁され、ドラムロック切換弁161がドラムロック解除位置に切り換えられる。これにより、パイロットポンプ117から吐出される圧油がドラムロック切換弁161を介してドラムロック解除シリンダ191に供給され、ドラムロック装置が解除される。つまり、ドラムロック装置によるウインチドラム9の動作の制限が解除される。
パイロットポンプ117と、ゲートロックバルブ151との間の油路146には、第1アキュムレータ181が接続されている。ゲートロックバルブ151と、ブレーキ切換弁162やドラムロック切換弁161との間の油路141bには、第2アキュムレータ182が接続されている。第1アキュムレータ181および第2アキュムレータ182は、パイロットポンプ117から吐出される圧油を蓄圧する蓄圧装置である。第2アキュムレータ182は、制限解除装置に応答性よく解除動作をさせるための規定圧力までパイロット圧油を蓄積する容量を備えている。第1アキュムレータ181の容量は、第2アキュムレータ182の圧力が規定の圧力まで上昇する時間を短縮させるために、第2アキュムレータ182の容量と同等か、それ以上とすることが好ましい。
第2アキュムレータ182は、ウインチドラム9と油圧モータ112とを含むウインチ装置の近くに配置される。本実施の形態では、図1に示すように、第2アキュムレータ182は、ウインチ装置とともに下ブーム3aに搭載されている。なお、第1アキュムレータ181は、パイロットポンプ117とともに旋回体2に搭載されている。
ブレーキ解除シリンダ192やドラムロック解除シリンダ191を動作させることができるか否かは、油路141a,141bに設けられる圧力センサ(不図示)により検出される圧力に基づいて、コントローラ190により判定される。コントローラ190は、油路141a,141bの圧力が、予め定められた閾値未満である場合、パーキングブレーキ装置やドラムロック装置の解除操作、ならびに、操作レバー115によるウインチドラム9の操作が不能な状態であると判定し、運転室4内の表示装置に、操作を禁止することを表す表示を行わせる(たとえば、パイロットランプを点灯する)。コントローラ190は、油路141a,141bの圧力が、予め定められた閾値以上である場合、パーキングブレーキ装置やドラムロック装置の解除操作、ならびに、操作レバー115によるウインチドラム9の操作が可能な状態であると判定し、運転室4内の表示装置に、操作を許可する表示を行わせる(たとえば、パイロットランプを消灯する)。
本実施の形態の主な動作について説明する。オペレータが運転室4に搭乗し、イグニッションスイッチ(不図示)をオン操作すると、エンジン110が起動して、パイロットポンプ117が回転駆動される。これにより、タンクTに貯蔵されている作動油がパイロットポンプ117により吸い上げられ、パイロットポンプ117から圧油として吐出される。
オペレータが運転室4内でクレーンの初期設定などの作業前の準備をしている間、ゲートロックレバー171がロック作動位置にある場合、ゲートロックバルブ151は遮断位置(Z)に切り換えられている。ゲートロックバルブ151が遮断位置(Z)に切り換えられることで、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油が第1アキュムレータ181に蓄積され、第1アキュムレータ181の内圧が上昇し、油の流体エネルギーが蓄積される(すなわち蓄圧される)。油路146の圧力が、カットオフ弁153vのバネ設定圧Pcまで上昇すると、カットオフ弁153vが位置(E)に切り換わり、パイロットポンプ117の傾転が最小傾転(たとえば、ほぼゼロ傾転)に制御される。つまり、押しのけ容積が最小値(たとえば、ほぼゼロ)に制御される。これにより、第1アキュムレータ181の圧力は、カットオフ弁153vのバネ設定圧Pcに保持される。なお、油圧機器保護用のリリーフ弁152のリリーフセット圧Prは、バネ設定圧Pcよりも高い圧力に設定されている。このため、第1アキュムレータ181が規定の圧力(バネ設定圧Pc)まで上昇したとしてもリリーフ弁152を介してパイロット圧油がリリーフされることはない。
作業前の準備が完了すると、オペレータは、ゲートロックレバー171をロック解除位置に操作する。これにより、ゲートロックバルブ151が許容位置(X)に切り換わり、油路146の圧力が油路141a,141bに向かって開放される。油路146の圧力がカットオフ弁153vのバネ設定圧Pcよりも低くなるので、カットオフ弁153vが位置(D)に切り換わる。その結果、パイロットポンプ117の傾転が増加し、吐出流量が増加する。
つまり、ゲートロックレバー171がロック解除位置に操作されると、ゲートロックバルブ151が許容位置(X)に切り換わることで、第1アキュムレータ181とパイロットポンプ117とが協働して、圧油を油路141a,141bに供給することになる。これにより、第2アキュムレータ182の圧力が、短時間で規定の圧力(操作系の操作が可能な圧力)まで上昇し、ブレーキ解除シリンダ192およびドラムロック解除シリンダ191を動作させることのできる状態となる。
別の言い方をすると、第1アキュムレータ181によって第2アキュムレータ182の容量を補うことになるので、パイロットポンプ117はアキュムレータ1個分を蓄圧するための流量を供給することで足りる。このため、オペレータは、ゲートロックレバー171をロック解除位置に操作してから、すぐに操作レバー115を操作してクレーン作業を行うことができる。なお、操作レバー115による操作が可能な状態であることは、運転室4内のパイロットランプが消灯することにより判断できる。
また、エンジン110を停止せずに、ゲートロックレバー171をロック作動位置に操作して降車した後、再び運転室4に搭乗した場合、既に第1アキュムレータ181の蓄圧が完了している。このため、上述と同様、オペレータは、ゲートロックレバー171をロック解除位置に操作してから、すぐに操作レバー115を操作してクレーン作業を行うことができる。
なお、オペレータが運転室4に搭乗してすぐにゲートロックレバー171をロック解除位置に操作し、その後、イグニッションスイッチ(不図示)をオン操作する場合がある。この場合、イグニッションスイッチ(不図示)をオン操作してから作業前の準備が完了するまでの間に、第1アキュムレータ181および第2アキュムレータ182の蓄圧が完了するため、オペレータに煩わしさを感じさせることを防止できる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)クレーンは、パイロットポンプ117から吐出される圧油が供給されることで、ウインチ装置の動作の制限を解除する制限解除装置として、ブレーキ解除シリンダ192およびブレーキ切換弁162ならびにドラムロック解除シリンダ191およびドラムロック切換弁161を備えている。ゲートロックバルブ151は、パイロットポンプ117から吐出される圧油の流れを遮断する遮断位置(Z)と、パイロットポンプ117から吐出される圧油が上記制限解除装置に供給されることを許容する許容位置(X)とを有する電磁切換弁である。パイロットポンプ117とゲートロックバルブ151との間には第1アキュムレータ181が設けられ、ゲートロックバルブ151と上記制限解除装置との間には、第2アキュムレータ182が設けられている。
これにより、第1アキュムレータ181を設けない場合に比べて、制限解除装置に解除動作をさせるための圧力を蓄圧する第2アキュムレータ182が規定の圧力まで蓄圧される時間を短縮できる。その結果、オペレータに煩わしさを感じさせることを抑制乃至防止できる。
(2)パイロットポンプ117は、パイロットポンプ117の吐出圧がカットオフ弁153vのバネ設定圧Pcよりも高くなったときに、バネ設定圧Pcよりも低いときに比べて押しのけ容積を小さくする可変容量型の油圧ポンプである。これにより、ゲートロックバルブ151が遮断位置(Z)に切り換えられている状態が長時間継続した場合に、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油の流量を小さくできる。その結果、損失馬力を低減できるので、燃費を向上できる。
(3)ウインチドラム9や油圧モータ112を含むウインチ装置、および、第2アキュムレータ182は、ブーム3に搭載されている。ウインチ装置と第2アキュムレータ182の双方をブーム3に搭載することで、パイロットポンプ117からウインチ装置までの距離が遠い場合であっても、上記制限解除装置の解除動作を安定して行うことができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、ゲートロックバルブ151が、遮断位置(Z)と許容位置(X)に切り換えられる電磁切換弁である例を説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、電磁切換弁に代えて、電磁比例弁を採用してもよい。この場合、ゲートロックレバー171がロック作動位置に操作されると、コントローラ190から消磁信号が出力され、電磁比例弁が全閉になり、パイロットポンプ117から吐出されるパイロット圧油の流れが遮断される(ブロックされる)。ゲートロックレバー171がロック解除位置に操作されると、コントローラ190から励磁信号が出力され、電磁比例弁が全開になり、パイロットポンプ117と油路141a,141bとが連通される。
(変形例2)
上述した実施の形態では、パイロットポンプ117から吐出される圧油が供給されることで、ウインチ装置の動作の制限を解除する制限解除装置として、ブレーキ解除シリンダ192およびブレーキ切換弁162を有するブレーキ解除装置、ならびに、ドラムロック解除シリンダ191およびドラムロック切換弁161を有するドラムロック解除装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。パイロットポンプ117から吐出される圧油により、ウインチ装置の動作の制限を解除する種々の制限解除装置を採用できる。
(変形例3)
上述した実施の形態では、操作レバー115が操作されたか否かを、パイロット弁116a,116bで生成されるパイロット圧に基づいて判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。操作レバー115の操作角を検出する角度センサを設け、角度センサからの検出信号に基づいて、操作レバー115が操作されたか否かをコントローラ190が判定してもよい。なお、操作レバー115は、油圧パイロット式の操作レバーに限定されず、電気式の操作レバーを採用してもよい。
(変形例4)
上述した実施の形態では、操作レバー115の操作が検出されたとき、ドラムロック切換弁161およびブレーキ切換弁162を切り換えてドラムロック装置およびパーキングブレーキ装置を解除する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。運転室104に、オペレータが操作するドラムロック解除スイッチ(不図示)およびブレーキ解除スイッチ(不図示)を設け、ドラムロック解除スイッチによる解除操作がなされるとコントローラ190によりドラムロック切換弁161を切り換えてドラムロック装置を解除し、ブレーキ解除スイッチによる解除操作がなされるとコントローラ190によりパーキングブレーキ装置を解除するようにしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、パイロットポンプ117が可変容量型の油圧ポンプである例について説明したが、本発明はこれに限定されない。パイロットポンプ117に固定容量型の油圧ポンプを採用してもよい。なお、固定容量型の油圧ポンプを採用した場合、ゲートロックバルブ151が遮断位置(Z)に切り換えられている状態が長時間継続すると、油路146内の圧力がリリーフセット圧Prに達し、リリーフ弁152により油がリリーフする状態が長時間継続することになる。このため、上述したように、可変容量型の油圧ポンプを採用することで損失馬力を低減し、燃費を向上することが好ましい。
(変形例6)
上述した実施の形態では、ゲートロックバルブ151のスプールが遮断位置(Z)に切り換えられると、第1アキュムレータ181の後流側の油路146が遮断(ブロック)される例について説明したが、本明細書において、遮断とは、完全な遮断を意味するものではない。つまり、遮断とは、油路146から油路141a,141bやタンクTへ油が完全に通過できない状態にすることを意味するものではなく、僅かに油が通過することを含む。ゲートロックバルブ151の遮断位置(Z)とは、操作系を操作不能とすることができ、かつ、第1アキュムレータ181の圧力を上昇可能とすることができる位置のことを意味する。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
3 ブーム、9 ウインチドラム(ウインチ装置)、112 油圧モータ(ウインチ装置)、117 パイロットポンプ、151 ゲートロックバルブ(制御弁)、161 ドラムロック切換弁(制限解除装置)、162 ブレーキ切換弁(制限解除装置)、181 第1アキュムレータ(第1蓄圧装置)、182 第2アキュムレータ(第2蓄圧装置)、191 ドラムロック解除シリンダ(制限解除装置)、192 ブレーキ解除シリンダ(制限解除装置)

Claims (3)

  1. パイロットポンプから吐出される圧油が供給されることで、ウインチ装置の動作の制限を解除する制限解除装置を備えたクレーンであって、
    前記パイロットポンプから吐出される圧油の流れを遮断する遮断位置と、前記パイロットポンプから吐出される圧油が前記制限解除装置に供給されることを許容する許容位置とを有する制御弁と、
    前記パイロットポンプから前記制御弁を介して前記制限解除装置に至る油路のうち、前記パイロットポンプと前記制御弁との間の油路に接続された第1蓄圧装置と、前記制御弁と前記制限解除装置との間の油路に接続された第2蓄圧装置と、を備えていることを特徴とするクレーン。
  2. 請求項1に記載のクレーンにおいて、
    前記パイロットポンプは、前記第1蓄圧装置の圧力が所定圧力よりも高くなったときに、前記所定圧力よりも低いときに比べて前記パイロットポンプの傾転を小さくする可変容量型の油圧ポンプであることを特徴とするクレーン。
  3. 請求項1に記載のクレーンにおいて、
    前記ウインチ装置及び前記第2蓄圧装置は、ブームに搭載され
    前記パイロットポンプ及び前記第1蓄圧装置は、旋回体に搭載されることを特徴とするクレーン。
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