JPH10129980A - 油圧タグライン装置を有するクレーン - Google Patents
油圧タグライン装置を有するクレーンInfo
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- JPH10129980A JPH10129980A JP28575396A JP28575396A JPH10129980A JP H10129980 A JPH10129980 A JP H10129980A JP 28575396 A JP28575396 A JP 28575396A JP 28575396 A JP28575396 A JP 28575396A JP H10129980 A JPH10129980 A JP H10129980A
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- Japan
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- hydraulic
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- cab
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C13/00—Other constructional features or details
- B66C13/04—Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack
- B66C13/06—Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack for minimising or preventing longitudinal or transverse swinging of loads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C13/00—Other constructional features or details
- B66C13/04—Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack
- B66C13/08—Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack for depositing loads in desired attitudes or positions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D1/00—Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
- B66D1/28—Other constructional details
- B66D1/40—Control devices
- B66D1/42—Control devices non-automatic
- B66D1/44—Control devices non-automatic pneumatic of hydraulic
Abstract
(57)【要約】
【課題】運転室に居ながらにして吊荷やバケットの回転
を抑制することができ、また、吊荷やバケットの向きの
制御も可能となり、もって安全性を向上させた油圧タグ
ライン装置を備えたクレーンを提供する。 【解決手段】ブーム４から垂下される巻上ロープ７によ
り支持される吊荷８またはバケットに接続されるタグラ
インロープ９を２本備える。各タグラインロープ９をそ
れぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウインチ１１を上
部旋回体３またはブーム４に搭載する。タグラインウイ
ンチ１１の油圧モータへの作動油の流量を調整する操作
装置を運転室２４内に設ける。
を抑制することができ、また、吊荷やバケットの向きの
制御も可能となり、もって安全性を向上させた油圧タグ
ライン装置を備えたクレーンを提供する。 【解決手段】ブーム４から垂下される巻上ロープ７によ
り支持される吊荷８またはバケットに接続されるタグラ
インロープ９を２本備える。各タグラインロープ９をそ
れぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウインチ１１を上
部旋回体３またはブーム４に搭載する。タグラインウイ
ンチ１１の油圧モータへの作動油の流量を調整する操作
装置を運転室２４内に設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーム頂部から垂
下される巻上ロープにより吊荷を支持して荷役作業を行
うか、あるいはハンマグラブバケットやクラムシェルバ
ケット等のバケットを巻上ロープにより支持して掘削作
業を行うクレーンに係り、より詳しくは、このような荷
役作業や掘削作業における吊荷やバケットの振れを防止
するための油圧タグライン装置を備えたクレーンに関す
る。
下される巻上ロープにより吊荷を支持して荷役作業を行
うか、あるいはハンマグラブバケットやクラムシェルバ
ケット等のバケットを巻上ロープにより支持して掘削作
業を行うクレーンに係り、より詳しくは、このような荷
役作業や掘削作業における吊荷やバケットの振れを防止
するための油圧タグライン装置を備えたクレーンに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】実公昭６０−３３６２号公報には、吊荷
あるいはバケットの振れを防止するため、巻上ロープに
より支持されるクラムシェルバケット等のバケットにタ
グラインロープを接続し、そのタグラインロープをタグ
ラインウインチのドラムに巻き、該ドラムに結合された
油圧モータを、タグラインロープを巻取る時には油圧モ
ータとして機能させ、タグラインロープを繰り出す時に
は油圧ポンプとして機能するように構成されたものが提
案されている。
あるいはバケットの振れを防止するため、巻上ロープに
より支持されるクラムシェルバケット等のバケットにタ
グラインロープを接続し、そのタグラインロープをタグ
ラインウインチのドラムに巻き、該ドラムに結合された
油圧モータを、タグラインロープを巻取る時には油圧モ
ータとして機能させ、タグラインロープを繰り出す時に
は油圧ポンプとして機能するように構成されたものが提
案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の油圧タ
グライン装置を有するクレーンにおいては、１台のタグ
ラインウインチで吊荷やバケットを支持しているので、
前後方向の振れ止めは可能であるが、吊荷やバケットの
回転を防止することはできず、また、吊荷の向きを変更
することはできない。
グライン装置を有するクレーンにおいては、１台のタグ
ラインウインチで吊荷やバケットを支持しているので、
前後方向の振れ止めは可能であるが、吊荷やバケットの
回転を防止することはできず、また、吊荷の向きを変更
することはできない。
【０００４】また、従来のクレーンにおいては、タグラ
インウインチにおけるタグラインロープの張力を調整す
るために操作装置は、運転室の外に設置されていたた
め、吊荷やバケット等、支持する対象が変わる度にオペ
レータは運転室を出て操作装置を調整しており、張力調
整が面倒であるという問題点があった。
インウインチにおけるタグラインロープの張力を調整す
るために操作装置は、運転室の外に設置されていたた
め、吊荷やバケット等、支持する対象が変わる度にオペ
レータは運転室を出て操作装置を調整しており、張力調
整が面倒であるという問題点があった。
【０００５】本発明は、上記した問題点に鑑み、運転室
に居ながらにして吊荷やバケットの回転を抑制すること
ができ、また、吊荷やバケットの向きの制御も可能とな
り、もって安全性を向上させた油圧タグライン装置を備
えたクレーンを提供することを目的とする。
に居ながらにして吊荷やバケットの回転を抑制すること
ができ、また、吊荷やバケットの向きの制御も可能とな
り、もって安全性を向上させた油圧タグライン装置を備
えたクレーンを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブームから垂
下される巻上ロープにより支持される吊荷またはバケッ
トに接続されるタグラインロープを２本備え、各タグラ
インロープをそれぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウ
インチを上部旋回体またはブームに搭載し、前記タグラ
インウインチの油圧モータへの作動油の流量を調整する
操作装置を運転室内に設けたことを特徴とする（請求項
１）。
下される巻上ロープにより支持される吊荷またはバケッ
トに接続されるタグラインロープを２本備え、各タグラ
インロープをそれぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウ
インチを上部旋回体またはブームに搭載し、前記タグラ
インウインチの油圧モータへの作動油の流量を調整する
操作装置を運転室内に設けたことを特徴とする（請求項
１）。
【０００７】また、本発明は、各タグラインウインチの
油圧モータへの作動油の供給、停止を制御するオンオフ
弁を備え、該オンオフ弁の操作装置を運転室内に設けた
ことを特徴とする（請求項２）。
油圧モータへの作動油の供給、停止を制御するオンオフ
弁を備え、該オンオフ弁の操作装置を運転室内に設けた
ことを特徴とする（請求項２）。
【０００８】
【作用】請求項１においては、吊荷またはバケットの左
右に２本のタグラインロープをそれぞれ接続し、各タグ
ラインウインチの油圧モータへの作動油量を調整するこ
とにより、各タグラインロープの張力を調整し、これに
より吊荷等の回転を防止すると共に、向きを制御するこ
とができる。これらの油圧モータへの作動油量の調整
は、運転室内の操作装置により行われる。
右に２本のタグラインロープをそれぞれ接続し、各タグ
ラインウインチの油圧モータへの作動油量を調整するこ
とにより、各タグラインロープの張力を調整し、これに
より吊荷等の回転を防止すると共に、向きを制御するこ
とができる。これらの油圧モータへの作動油量の調整
は、運転室内の操作装置により行われる。
【０００９】請求項２においては、タグラインウインチ
の油圧モータへの作動油の供給、停止を制御するオンオ
フ弁の操作装置をオフ状態としておくことにより、タグ
ラインウインチの誤操作による動作が防止され、安全性
が高まる。
の油圧モータへの作動油の供給、停止を制御するオンオ
フ弁の操作装置をオフ状態としておくことにより、タグ
ラインウインチの誤操作による動作が防止され、安全性
が高まる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１（Ａ）は本発明によるクレー
ンの一実施例を示す側面図、図１（Ｂ）はそのタグライ
ンロープの配置を示す平面図、図２は本実施例のクレー
ンのブームを省略して示す正面図、図３は該正面図の要
部拡大図、図４は図３の平面図、図５は該実施例の運転
室の側面図、図６は該実施例の油圧回路図である。
ンの一実施例を示す側面図、図１（Ｂ）はそのタグライ
ンロープの配置を示す平面図、図２は本実施例のクレー
ンのブームを省略して示す正面図、図３は該正面図の要
部拡大図、図４は図３の平面図、図５は該実施例の運転
室の側面図、図６は該実施例の油圧回路図である。
【００１１】図１（Ａ）に示すように、クレーンは、下
部走行体１上に旋回装置２を介して上部旋回体３を設置
し、上部旋回体３にブーム４を起伏装置５により起伏自
在に取付け、上部旋回体３上に搭載した巻上ウインチ６
により巻取り繰出しされる巻上ロープ７をブーム４の頂
部より垂下し、該巻上ロープ７により吊荷８を支持す
る。９はタグラインロープであり、該タグラインロープ
９は２本備え、それぞれ吊荷８の左右に掛け、ブーム４
の腹部に取付けたシーブ１０にそれぞれ掛け、図２ない
し図４に示すように、上部旋回体３の前部に設置した２
台のタグラインウインチ１１のドラム１１ａに巻取り繰
出し自在に巻付ける。
部走行体１上に旋回装置２を介して上部旋回体３を設置
し、上部旋回体３にブーム４を起伏装置５により起伏自
在に取付け、上部旋回体３上に搭載した巻上ウインチ６
により巻取り繰出しされる巻上ロープ７をブーム４の頂
部より垂下し、該巻上ロープ７により吊荷８を支持す
る。９はタグラインロープであり、該タグラインロープ
９は２本備え、それぞれ吊荷８の左右に掛け、ブーム４
の腹部に取付けたシーブ１０にそれぞれ掛け、図２ない
し図４に示すように、上部旋回体３の前部に設置した２
台のタグラインウインチ１１のドラム１１ａに巻取り繰
出し自在に巻付ける。
【００１２】タグラインウインチ１１の油圧モータ１１
ｂは、図６に示すように油圧ポンプとしても用いられる
ものであり、該油圧モータ１１ｂを駆動する油圧回路
は、図６に示すように、上部旋回体３上に搭載した油圧
ポンプ１３の吐出油をフローデバイダ１４により分流
し、分流した作動油を、チェック弁１５を有する往き管
路１６を介してそれぞれタグラインウインチ１１の油圧
モータ１１ｂに供給する。往き管路１６のチェック弁１
５の上流側と戻り管路１７との間には、油圧モータ１１
ｂへの作動油の供給、停止を制御する電磁弁でなるオン
オフ弁１８をそれぞれ挿入する。各往き管路１６におけ
るチェック弁１５と油圧モータ１１ｂとの間の管路部分
と、戻り管路１７との間には、それぞれ油圧モータ１１
ｂへの作動油の流量を制御する可変絞り弁１９とリリー
フ弁２０を並列に挿入する。各油圧モータ１１ｂ毎に設
けられた戻り管路１７は共通の戻り管路２１に接続し、
共通の戻り管路２１にはチェック弁２２を挿入する。
ｂは、図６に示すように油圧ポンプとしても用いられる
ものであり、該油圧モータ１１ｂを駆動する油圧回路
は、図６に示すように、上部旋回体３上に搭載した油圧
ポンプ１３の吐出油をフローデバイダ１４により分流
し、分流した作動油を、チェック弁１５を有する往き管
路１６を介してそれぞれタグラインウインチ１１の油圧
モータ１１ｂに供給する。往き管路１６のチェック弁１
５の上流側と戻り管路１７との間には、油圧モータ１１
ｂへの作動油の供給、停止を制御する電磁弁でなるオン
オフ弁１８をそれぞれ挿入する。各往き管路１６におけ
るチェック弁１５と油圧モータ１１ｂとの間の管路部分
と、戻り管路１７との間には、それぞれ油圧モータ１１
ｂへの作動油の流量を制御する可変絞り弁１９とリリー
フ弁２０を並列に挿入する。各油圧モータ１１ｂ毎に設
けられた戻り管路１７は共通の戻り管路２１に接続し、
共通の戻り管路２１にはチェック弁２２を挿入する。
【００１３】２３は前記オンオフ弁１８の操作装置とし
て設けた操作スイッチであり、該各操作スイッチ２３は
それぞれオンオフ弁１８のソレノイド１８ａに接続さ
れ、操作スイッチ２３をオン操作すると、オンオフ弁１
８が連通位置から遮断位置に切り換わるように構成され
る。
て設けた操作スイッチであり、該各操作スイッチ２３は
それぞれオンオフ弁１８のソレノイド１８ａに接続さ
れ、操作スイッチ２３をオン操作すると、オンオフ弁１
８が連通位置から遮断位置に切り換わるように構成され
る。
【００１４】図５に示すように、運転室２４内の操作盤
２５には前記操作スイッチ２３が設置され、また、前記
可変絞り弁１９の流量調整用ハンドル１９ａが操作盤２
５に設置される。
２５には前記操作スイッチ２３が設置され、また、前記
可変絞り弁１９の流量調整用ハンドル１９ａが操作盤２
５に設置される。
【００１５】図３、図４に示すように、タグラインウイ
ンチ１１は、上部旋回体３におけるブーム４のフート２
６より下方の位置に設置され、オンオフ弁１８やリリー
フ弁２０がその近傍に設置される。
ンチ１１は、上部旋回体３におけるブーム４のフート２
６より下方の位置に設置され、オンオフ弁１８やリリー
フ弁２０がその近傍に設置される。
【００１６】このクレーンを用いて図１に示すように吊
荷８を吊る荷役作業を行う場合は、吊荷８を巻上ロープ
７により支持し、吊荷８の両脇にタグラインロープ９を
接続し、操作スイッチ２３、２３をオンとし、オンオフ
弁１８を図６に示す連通位置から遮断位置に切り換え、
２個の可変絞り弁１９の各ハンドル１９ａを可変絞り弁
１９の開度が小さくなるように絞り方向に操作して２台
の油圧モータ１１ｂへの作動油量をそれぞれ調整するこ
とにより、例えば図１（Ｂ）の２点鎖線ａに示す姿勢か
ら実線ｂに示す姿勢に変える。この場合に油圧モータ１
１ｂへ供給される作動油によるタグラインロープ９の張
力は、吊荷８の姿勢を制御できる程度であればよく、吊
荷８の荷重の例えば１／１０程度となる。
荷８を吊る荷役作業を行う場合は、吊荷８を巻上ロープ
７により支持し、吊荷８の両脇にタグラインロープ９を
接続し、操作スイッチ２３、２３をオンとし、オンオフ
弁１８を図６に示す連通位置から遮断位置に切り換え、
２個の可変絞り弁１９の各ハンドル１９ａを可変絞り弁
１９の開度が小さくなるように絞り方向に操作して２台
の油圧モータ１１ｂへの作動油量をそれぞれ調整するこ
とにより、例えば図１（Ｂ）の２点鎖線ａに示す姿勢か
ら実線ｂに示す姿勢に変える。この場合に油圧モータ１
１ｂへ供給される作動油によるタグラインロープ９の張
力は、吊荷８の姿勢を制御できる程度であればよく、吊
荷８の荷重の例えば１／１０程度となる。
【００１７】このように、２本のタグラインロープ９に
よって吊荷８を調整された力で引っ張ることにより吊荷
８の向きが調整されると共に、吊荷８の両側がブーム４
側に引っ張られることにより、吊荷８の回転が防止され
る。
よって吊荷８を調整された力で引っ張ることにより吊荷
８の向きが調整されると共に、吊荷８の両側がブーム４
側に引っ張られることにより、吊荷８の回転が防止され
る。
【００１８】操作スイッチ２３をオフとすれば、作動油
は油圧モータ１１ｂをバイパスして流れ、油圧モータ１
１ｂには作動油供給による回転力は発生せず、タグライ
ンロープ９には実質的に張力を発生しないので、吊荷８
の向き制御は行えない。
は油圧モータ１１ｂをバイパスして流れ、油圧モータ１
１ｂには作動油供給による回転力は発生せず、タグライ
ンロープ９には実質的に張力を発生しないので、吊荷８
の向き制御は行えない。
【００１９】なお、縦長の吊荷やバケットによる掘削の
ように、向きの制御がそれほど重要でない場合には、２
本のタグラインロープ９のうちの１本のみを使用し、か
つ１台のタグラインウインチ１１のみを作動させて振れ
防止のみを行うようにしてもよい。
ように、向きの制御がそれほど重要でない場合には、２
本のタグラインロープ９のうちの１本のみを使用し、か
つ１台のタグラインウインチ１１のみを作動させて振れ
防止のみを行うようにしてもよい。
【００２０】上記実施例においては、前記タグラインウ
インチ１１を上部旋回体３に搭載したが、該タグライン
ウインチ１１はブーム４に搭載してもよい。また、油圧
モータ１１ｂへの作動油の流量を調整する弁として、可
変絞り弁１９の代わりに電磁比例弁を使用し、そのソレ
ノイドに通電する電流を制御することによって流量を制
御するようにしてもよい。また、可変絞り弁１９あるい
は電磁比例弁に、オンオフ弁１８としての機能を持たせ
てもよい。また、油圧モータ１１ｂへの作動油の流量を
調整する弁として圧力制御弁を設け、圧力制御の結果流
量が制御できるようにしてもよい。
インチ１１を上部旋回体３に搭載したが、該タグライン
ウインチ１１はブーム４に搭載してもよい。また、油圧
モータ１１ｂへの作動油の流量を調整する弁として、可
変絞り弁１９の代わりに電磁比例弁を使用し、そのソレ
ノイドに通電する電流を制御することによって流量を制
御するようにしてもよい。また、可変絞り弁１９あるい
は電磁比例弁に、オンオフ弁１８としての機能を持たせ
てもよい。また、油圧モータ１１ｂへの作動油の流量を
調整する弁として圧力制御弁を設け、圧力制御の結果流
量が制御できるようにしてもよい。
【００２１】
【発明の効果】請求項１においては、ブームから垂下さ
れる巻上ロープにより支持される吊荷またはバケットに
接続されるタグラインロープを２本備え、各タグライン
ロープをそれぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウイン
チを上部旋回体またはブームに搭載し、前記タグライン
ウインチの油圧モータへの作動油の流量を調整する操作
装置を運転室内に設けたので、吊荷またはバケットの左
右に２本のタグラインロープをそれぞれ接続し、各タグ
ラインウインチの油圧モータへの作動油量を調整するこ
とにより、各タグラインロープの張力を調整し、これに
より吊荷等の回転を防止すると共に、向きを制御するこ
とができる。このため、特に横長の吊荷等の荷役作業を
行う場合、周囲の状況に合わせて、吊荷等がものや人に
衝突することなく、安全に作業を行うことができる。ま
た、タグラインウインチの油圧モータへの作動油量の調
整は、運転室内の操作装置により行えるため、操作が容
易かつ迅速に行える。
れる巻上ロープにより支持される吊荷またはバケットに
接続されるタグラインロープを２本備え、各タグライン
ロープをそれぞれ巻取る２台の油圧式タグラインウイン
チを上部旋回体またはブームに搭載し、前記タグライン
ウインチの油圧モータへの作動油の流量を調整する操作
装置を運転室内に設けたので、吊荷またはバケットの左
右に２本のタグラインロープをそれぞれ接続し、各タグ
ラインウインチの油圧モータへの作動油量を調整するこ
とにより、各タグラインロープの張力を調整し、これに
より吊荷等の回転を防止すると共に、向きを制御するこ
とができる。このため、特に横長の吊荷等の荷役作業を
行う場合、周囲の状況に合わせて、吊荷等がものや人に
衝突することなく、安全に作業を行うことができる。ま
た、タグラインウインチの油圧モータへの作動油量の調
整は、運転室内の操作装置により行えるため、操作が容
易かつ迅速に行える。
【００２２】請求項２においては、前記操作装置とし
て、タグラインウインチの油圧モータへの作動油の供
給、停止を制御するオンオフ弁を備えたので、オンオフ
弁をオフ状態としておくことにより、タグラインウイン
チの誤操作による動作が防止され、安全性が高まる。
て、タグラインウインチの油圧モータへの作動油の供
給、停止を制御するオンオフ弁を備えたので、オンオフ
弁をオフ状態としておくことにより、タグラインウイン
チの誤操作による動作が防止され、安全性が高まる。
【図１】（Ａ）は本発明によるクレーンの一実施例を示
す側面図、（Ｂ）はそのタグライン装置と吊荷とのタグ
ラインロープによる接続を示す平面図である。
す側面図、（Ｂ）はそのタグライン装置と吊荷とのタグ
ラインロープによる接続を示す平面図である。
【図２】図１のクレーンをブームの図示を省略して示す
正面図である。
正面図である。
【図３】図２の要部拡大図である。
【図４】図３の平面図である。
【図５】は該実施例の運転室の側面図である。
【図６】該実施例の油圧回路図である。
１：下部走行体、２：旋回装置、３：上部旋回体、４：
ブーム、６：巻上ウインチ、７：巻上ロープ、８：吊
荷、９：タグラインロープ、１０：シーブ、１１：タグ
ラインウインチ、１１ａ：ドラム、１１ｂ：油圧モー
タ、１４：フローデバイダ、１５：チェック弁、１６：
往き管路、１７：戻り管路、１８：オンオフ弁、１９：
可変絞り弁、１９ａ：ハンドル、２０：リリーフ弁、２
３：操作スイッチ、２４：運転室、２５：操作盤
ブーム、６：巻上ウインチ、７：巻上ロープ、８：吊
荷、９：タグラインロープ、１０：シーブ、１１：タグ
ラインウインチ、１１ａ：ドラム、１１ｂ：油圧モー
タ、１４：フローデバイダ、１５：チェック弁、１６：
往き管路、１７：戻り管路、１８：オンオフ弁、１９：
可変絞り弁、１９ａ：ハンドル、２０：リリーフ弁、２
３：操作スイッチ、２４：運転室、２５：操作盤
Claims (2)
- 【請求項１】ブームから垂下される巻上ロープにより支
持される吊荷またはバケットに接続されるタグラインロ
ープを２本備え、 各タグラインロープをそれぞれ巻取る２台の油圧式タグ
ラインウインチを上部旋回体またはブームに搭載し、 前記タグラインウインチの油圧モータへの作動油の流量
を調整する操作装置を運転室内に設けたことを特徴とす
る油圧タグライン装置を有するクレーン。 - 【請求項２】請求項１において、 各タグラインウインチの油圧モータへの作動油の供給、
停止を制御するオンオフ弁を備え、該オンオフ弁の操作
装置を運転室内に設けたことを特徴とする油圧タグライ
ン装置を有するクレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28575396A JPH10129980A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 油圧タグライン装置を有するクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28575396A JPH10129980A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 油圧タグライン装置を有するクレーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129980A true JPH10129980A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17695610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28575396A Pending JPH10129980A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 油圧タグライン装置を有するクレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10129980A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100978467B1 (ko) | 2010-05-24 | 2010-08-26 | 주식회사 오리엔탈정공 | 붐의 기복각도에 따라서 후크의 높이를 조절할 수 있는 데크 크레인 |
| JP2011020779A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Hitachi Zosen Corp | 鋼板ブロック反転装置および鋼板ブロック反転方法 |
| GB2483217A (en) * | 2010-06-04 | 2012-03-07 | Joseph O'kane | Retractable tag line |
| US8191721B2 (en) | 2006-11-23 | 2012-06-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Method and device for mounting of wind turbine blades |
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