JP2872442B2 - 主巻および補巻ウインチの同負荷制御装置 - Google Patents
主巻および補巻ウインチの同負荷制御装置Info
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- JP2872442B2 JP2872442B2 JP12219991A JP12219991A JP2872442B2 JP 2872442 B2 JP2872442 B2 JP 2872442B2 JP 12219991 A JP12219991 A JP 12219991A JP 12219991 A JP12219991 A JP 12219991A JP 2872442 B2 JP2872442 B2 JP 2872442B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばクラムシェルバ
ケットや連続壁バケットあるいは姿勢を保持する必要の
ある吊荷を、油圧駆動式主巻ウインチと補巻ウインチに
それぞれ巻かれた主巻ロープと補巻ロープによりこれら
を同調させて巻上げる建設機械における主巻ウインチお
よび補巻ウインチの同負荷制御装置に関する。
ケットや連続壁バケットあるいは姿勢を保持する必要の
ある吊荷を、油圧駆動式主巻ウインチと補巻ウインチに
それぞれ巻かれた主巻ロープと補巻ロープによりこれら
を同調させて巻上げる建設機械における主巻ウインチお
よび補巻ウインチの同負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は本発明の対象となる建設機械の一
例を示すもので、移動式クレーン本体50に主巻ウイン
チ1と補巻ウインチ2とを搭載し、これらに巻かれた主
巻ロープ53、補巻ロープ54をブーム55の頂部のシ
ーブ56(該シーブ56は各ロープ53、54をそれぞ
れかけるため、2個並設される)より垂下し、補巻ロー
プ54はクラムシェルバケット57の上枠58に接続し
た支持ロープとして用い、主巻ロープ53は上枠58に
取付けたシーブブロック61とバケット枢着ピン59を
支持した下枠60に取付けたシーブブロック62との間
に掛け回している。
例を示すもので、移動式クレーン本体50に主巻ウイン
チ1と補巻ウインチ2とを搭載し、これらに巻かれた主
巻ロープ53、補巻ロープ54をブーム55の頂部のシ
ーブ56(該シーブ56は各ロープ53、54をそれぞ
れかけるため、2個並設される)より垂下し、補巻ロー
プ54はクラムシェルバケット57の上枠58に接続し
た支持ロープとして用い、主巻ロープ53は上枠58に
取付けたシーブブロック61とバケット枢着ピン59を
支持した下枠60に取付けたシーブブロック62との間
に掛け回している。
【0003】このように、補巻ロープ54をバケット5
7の支持ロープに用いると共に、主巻ロープ53を開閉
ロープに用いて掘削作業を行なう場合、バケット57が
閉状態で巻上され、開状態で掘削土砂に食込むように、
バケット57の巻上、巻下時には主巻ウインチ1、補巻
ウインチ2の巻上レバーを同時に操作する。そしてこの
移動式クレーンのポンプ制御には、主巻ロープ53と補
巻ロープ54が等速で巻上、巻下されるように、全馬力
制御を採用している。この全馬力制御とは、2台の油圧
ポンプの各々からそれぞれ主巻ウインチ1、補巻ウイン
チ2の各駆動モータに圧油を供給してそれぞれ駆動する
ように回路を構成し、かつ2台の油圧ポンプの吐出圧の
合計圧によって2台の油圧ポンプの吐出量が同量となる
ように制御している。
7の支持ロープに用いると共に、主巻ロープ53を開閉
ロープに用いて掘削作業を行なう場合、バケット57が
閉状態で巻上され、開状態で掘削土砂に食込むように、
バケット57の巻上、巻下時には主巻ウインチ1、補巻
ウインチ2の巻上レバーを同時に操作する。そしてこの
移動式クレーンのポンプ制御には、主巻ロープ53と補
巻ロープ54が等速で巻上、巻下されるように、全馬力
制御を採用している。この全馬力制御とは、2台の油圧
ポンプの各々からそれぞれ主巻ウインチ1、補巻ウイン
チ2の各駆動モータに圧油を供給してそれぞれ駆動する
ように回路を構成し、かつ2台の油圧ポンプの吐出圧の
合計圧によって2台の油圧ポンプの吐出量が同量となる
ように制御している。
【0004】連続壁バケットによる掘削作業を行なう場
合は、バケットの左右を主巻ロープ53と補巻ロープ5
4で吊り、バケットの姿勢を垂直に保ちながら掘削、巻
上、巻下を行なう。
合は、バケットの左右を主巻ロープ53と補巻ロープ5
4で吊り、バケットの姿勢を垂直に保ちながら掘削、巻
上、巻下を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置を用いて
クラムシェルバケット57による掘削作業を行なう場
合、主巻レバー操作により主巻ロープ53(開閉ロー
プ)を巻上げてバケットを閉じることにより掘削し、掘
削終了、すなわちバケット57が閉じた状態になると同
時に補巻レバーを操作して主巻ロープ53と、補巻ロー
プ54(支持ロープ)を同時に巻上げるが、補巻レバー
の巻上操作開始のタイミングが遅れるとロープがたるん
だまま巻上げてしまい、乱巻になる。逆に早過ぎるとバ
ケット57が開いた状態となって土砂がこぼれてしま
う。
クラムシェルバケット57による掘削作業を行なう場
合、主巻レバー操作により主巻ロープ53(開閉ロー
プ)を巻上げてバケットを閉じることにより掘削し、掘
削終了、すなわちバケット57が閉じた状態になると同
時に補巻レバーを操作して主巻ロープ53と、補巻ロー
プ54(支持ロープ)を同時に巻上げるが、補巻レバー
の巻上操作開始のタイミングが遅れるとロープがたるん
だまま巻上げてしまい、乱巻になる。逆に早過ぎるとバ
ケット57が開いた状態となって土砂がこぼれてしま
う。
【0006】また、各巻上レバーの同時操作によりバケ
ット57を巻上げる場合、両巻上レバーを同時に同量操
作すれば、主巻ロープ53と補巻ロープ54とを同時に
巻上げることが可能であるが、油圧ポンプ、油圧モー
タ、弁等の油圧機器の効率が個々に異なるため、2系統
の流量にアンバランスを生じ、これにより、巻上時にバ
ケットが開いたり、巻下時にバケットが閉じたりするお
それがある。
ット57を巻上げる場合、両巻上レバーを同時に同量操
作すれば、主巻ロープ53と補巻ロープ54とを同時に
巻上げることが可能であるが、油圧ポンプ、油圧モー
タ、弁等の油圧機器の効率が個々に異なるため、2系統
の流量にアンバランスを生じ、これにより、巻上時にバ
ケットが開いたり、巻下時にバケットが閉じたりするお
それがある。
【0007】連続壁バケット作業の場合は、常に主巻、
補巻レバーを同時に操作し、バケットを垂直に保ちなが
ら掘削、巻上、巻下を行なう。従って、前記2系統の流
量のアンバランスが生じて主巻ウインチ1と補巻ウイン
チ2の速度が相違してくると、バケットが傾斜し、掘削
した穴を崩壊する場合がある。
補巻レバーを同時に操作し、バケットを垂直に保ちなが
ら掘削、巻上、巻下を行なう。従って、前記2系統の流
量のアンバランスが生じて主巻ウインチ1と補巻ウイン
チ2の速度が相違してくると、バケットが傾斜し、掘削
した穴を崩壊する場合がある。
【0008】現状では、このような速度のアンバランス
の問題を、巻上レバーの微操作によって解決している
が、レバー操作が頻繁になってオペレータの負担が大と
なっている。また、2台の巻上ウインチ1、2の巻上ロ
ープ53、54の巻層の相違による速度差を解消するた
め、主巻ロープ53と補巻ロープ54の長さを等しくし
ている。
の問題を、巻上レバーの微操作によって解決している
が、レバー操作が頻繁になってオペレータの負担が大と
なっている。また、2台の巻上ウインチ1、2の巻上ロ
ープ53、54の巻層の相違による速度差を解消するた
め、主巻ロープ53と補巻ロープ54の長さを等しくし
ている。
【0009】本発明は、上記のような問題点に鑑み、ク
ラムシャルバケットや連続壁バケットの巻上作業等にお
ける操作が簡略化され、主巻ロープと補巻ロープによる
共吊りで乱巻を起こすことなく安全に巻上げでき、ロー
プ長を等しくする等の制約も解消できる構成の主巻ウイ
ンチおよび補巻ウインチの同負荷制御装置を提供するこ
とを目的とする。
ラムシャルバケットや連続壁バケットの巻上作業等にお
ける操作が簡略化され、主巻ロープと補巻ロープによる
共吊りで乱巻を起こすことなく安全に巻上げでき、ロー
プ長を等しくする等の制約も解消できる構成の主巻ウイ
ンチおよび補巻ウインチの同負荷制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、主巻ロープと補巻ロープを同調させて吊荷
またはバケットを巻上げる移動式建設機械において、前
記主巻ウインチと補巻ウインチの同時操作を検出する操
作検出手段と、主巻ウインチおよび補巻ウインチの各駆
動用油圧モータの入口圧力を検出する圧力センサと、前
記主巻ウインチおよび補巻ウインチの各コントロール弁
のパイロット回路に設けられる電磁比例弁と、前記操作
検出手段の出力により前記電磁比例弁を作動させると共
に、前記両ウインチの各圧力センサで検出される駆動用
油圧モータの入口圧力が同じになるように前記電磁比例
弁を制御するコントローラとを備えたことを特徴とす
る。
成するため、主巻ロープと補巻ロープを同調させて吊荷
またはバケットを巻上げる移動式建設機械において、前
記主巻ウインチと補巻ウインチの同時操作を検出する操
作検出手段と、主巻ウインチおよび補巻ウインチの各駆
動用油圧モータの入口圧力を検出する圧力センサと、前
記主巻ウインチおよび補巻ウインチの各コントロール弁
のパイロット回路に設けられる電磁比例弁と、前記操作
検出手段の出力により前記電磁比例弁を作動させると共
に、前記両ウインチの各圧力センサで検出される駆動用
油圧モータの入口圧力が同じになるように前記電磁比例
弁を制御するコントローラとを備えたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明の装置は、上記構成を有するので、主巻
レバー、補巻レバー等の操作手段を同時に操作して巻上
を行なう際、各ウインチの駆動用油圧モータの入口圧力
が同じになるように電磁比例弁が制御されるため、両駆
動用油圧モータは等速で回転し、主巻、補巻ロープは等
速で巻上げられる。
レバー、補巻レバー等の操作手段を同時に操作して巻上
を行なう際、各ウインチの駆動用油圧モータの入口圧力
が同じになるように電磁比例弁が制御されるため、両駆
動用油圧モータは等速で回転し、主巻、補巻ロープは等
速で巻上げられる。
【0012】
【実施例】図1は本発明による装置の一実施例を示す油
圧電気回路図であり、図中、1a、2aはそれぞれ前記
主巻ウインチ1、補巻ウインチ2の同容量の駆動用油圧
モータ、3a、3bはそれぞれ右側、左側の走行用油圧
モータ、4はブーム起伏用油圧モータである。5a、5
bは同容量の主油圧ポンプ、6はパイロット油圧ポンプ
である。7a、7b、7cはそれぞれ走行用右側油圧モ
ータ3a、ブーム起伏用油圧モータ4、主巻ウインチ1
駆動用油圧モータ1aのコントロール弁であり、これら
は一方の主油圧ポンプ5aに対して縦続接続され、3連
の弁7として構成される。また、前記走行用左側油圧モ
ータ3bのコントロール弁8aおよび補巻ウインチ2駆
動用油圧モータ2aのコントロール弁8bは、他方の主
油圧ポンプ5bに対して縦続接続され、2連の弁8とし
て構成される。
圧電気回路図であり、図中、1a、2aはそれぞれ前記
主巻ウインチ1、補巻ウインチ2の同容量の駆動用油圧
モータ、3a、3bはそれぞれ右側、左側の走行用油圧
モータ、4はブーム起伏用油圧モータである。5a、5
bは同容量の主油圧ポンプ、6はパイロット油圧ポンプ
である。7a、7b、7cはそれぞれ走行用右側油圧モ
ータ3a、ブーム起伏用油圧モータ4、主巻ウインチ1
駆動用油圧モータ1aのコントロール弁であり、これら
は一方の主油圧ポンプ5aに対して縦続接続され、3連
の弁7として構成される。また、前記走行用左側油圧モ
ータ3bのコントロール弁8aおよび補巻ウインチ2駆
動用油圧モータ2aのコントロール弁8bは、他方の主
油圧ポンプ5bに対して縦続接続され、2連の弁8とし
て構成される。
【0013】9aは主巻ウインチ1の操作用主巻レバ
ー、10aは補巻ウインチ2の操作用補巻レバー、9、
10はこれらのレバー9a、10aを有するパイロット
弁であり、レバー操作によりパイロット油圧ポンプ6か
らのパイロット圧油を巻上用パイロット回路12、13
または巻下用パイロット回路14、15を通して前記コ
ントロール弁7cまたは8bのパイロット室に供給する
ことにより、コントロール弁7c、8bを切換えるもの
である。
ー、10aは補巻ウインチ2の操作用補巻レバー、9、
10はこれらのレバー9a、10aを有するパイロット
弁であり、レバー操作によりパイロット油圧ポンプ6か
らのパイロット圧油を巻上用パイロット回路12、13
または巻下用パイロット回路14、15を通して前記コ
ントロール弁7cまたは8bのパイロット室に供給する
ことにより、コントロール弁7c、8bを切換えるもの
である。
【0014】コントロール弁7c、8bの巻上側パイロ
ット回路12、13には、それぞれコントローラ33か
ら通電されるソレノイド16a、17aを有する電磁式
切換弁16、17を介してバイパス回路20、21が設
けられ、各バイパス回路20、21にそれぞれコントロ
ール弁7c、8bのパイロット圧油の圧力制御用の電磁
比例弁24、25が設けられている。これらの電磁比例
弁24、25のソレノイド24a、25aもコントロー
ラ33により通電電流が制御される。
ット回路12、13には、それぞれコントローラ33か
ら通電されるソレノイド16a、17aを有する電磁式
切換弁16、17を介してバイパス回路20、21が設
けられ、各バイパス回路20、21にそれぞれコントロ
ール弁7c、8bのパイロット圧油の圧力制御用の電磁
比例弁24、25が設けられている。これらの電磁比例
弁24、25のソレノイド24a、25aもコントロー
ラ33により通電電流が制御される。
【0015】28、29はそれぞれ前記主巻レバー9
a、補巻レバー10aが巻上側に操作されたことを検出
する圧力スイッチであり、これらはそれぞれパイロット
回路12、13に接続され、これらの圧力スイッチ2
8、29の出力信号はコントローラ33に入力される。
シャトル弁31、32、35の出力側回路は、主油圧ポ
ンプ5a、5bの傾転角制御部36、37に接続され、
両主油圧ポンプ5a、5bから等量の圧油が吐出される
前記全馬力制御がなされるように構成されている。
a、補巻レバー10aが巻上側に操作されたことを検出
する圧力スイッチであり、これらはそれぞれパイロット
回路12、13に接続され、これらの圧力スイッチ2
8、29の出力信号はコントローラ33に入力される。
シャトル弁31、32、35の出力側回路は、主油圧ポ
ンプ5a、5bの傾転角制御部36、37に接続され、
両主油圧ポンプ5a、5bから等量の圧油が吐出される
前記全馬力制御がなされるように構成されている。
【0016】40、41は前記油圧モータ1a、2aの
巻上時の入口圧力を検出する圧力センサであり、その出
力信号はコントローラ33に入力される。コントローラ
33には、共吊り時に電磁比例弁24、25による自動
制御を行なうか否かを選定する自動制御指令スイッチ4
4が付設されている。
巻上時の入口圧力を検出する圧力センサであり、その出
力信号はコントローラ33に入力される。コントローラ
33には、共吊り時に電磁比例弁24、25による自動
制御を行なうか否かを選定する自動制御指令スイッチ4
4が付設されている。
【0017】図2は前記コントローラ33による制御を
行なうシステムの構成を説明するブロック図であり、前
記油圧モータ1a、2aの自動制御を行なうか否かを判
定する回路45は、前記主巻レバー9a、10aの操作
を検出する前記圧力スイッチ28、29の双方の作動
と、前記自動制御指令スイッチ44が操作されているこ
とを条件として、ドライバ46により前記電磁式切換弁
16、17のソレノイド16a、17aに通電してこれ
らの切換弁16、17を切換え、これにより電磁比例弁
24、25を介してパイロット圧油をコントロール弁7
c、8bに供給すると同時に、判定回路45により、油
圧モータ1a、2aの巻上時の入口圧力が検出される圧
力センサ40、41により検出される圧力差(P1 −P
2)=ΔPがゼロとなるように、電磁比例弁24、25
のソレノイド24a、25aへの電流制御部48、49
による通電量を、油圧モータ1a、2aのうち入口圧力
の高い方の入口圧力が低下するように制御する。すなわ
ち入口圧力の高い方のウインチの油圧モータ1aまたは
2aにつながる回路の圧油流量を減少させ、フィードバ
ックを繰り返し、偏差がゼロで静定する。
行なうシステムの構成を説明するブロック図であり、前
記油圧モータ1a、2aの自動制御を行なうか否かを判
定する回路45は、前記主巻レバー9a、10aの操作
を検出する前記圧力スイッチ28、29の双方の作動
と、前記自動制御指令スイッチ44が操作されているこ
とを条件として、ドライバ46により前記電磁式切換弁
16、17のソレノイド16a、17aに通電してこれ
らの切換弁16、17を切換え、これにより電磁比例弁
24、25を介してパイロット圧油をコントロール弁7
c、8bに供給すると同時に、判定回路45により、油
圧モータ1a、2aの巻上時の入口圧力が検出される圧
力センサ40、41により検出される圧力差(P1 −P
2)=ΔPがゼロとなるように、電磁比例弁24、25
のソレノイド24a、25aへの電流制御部48、49
による通電量を、油圧モータ1a、2aのうち入口圧力
の高い方の入口圧力が低下するように制御する。すなわ
ち入口圧力の高い方のウインチの油圧モータ1aまたは
2aにつながる回路の圧油流量を減少させ、フィードバ
ックを繰り返し、偏差がゼロで静定する。
【0018】このような制御を行なえば、主巻ウインチ
1、補巻ウインチ2のうち、張力の大きなロープ53ま
たは54が弛められ、張力が等しくなり、クラムシェル
バケットにおいては閉じたままで巻上げられ、連続壁バ
ケットや吊荷の場合は水平姿勢を保持して巻上げられ
る。
1、補巻ウインチ2のうち、張力の大きなロープ53ま
たは54が弛められ、張力が等しくなり、クラムシェル
バケットにおいては閉じたままで巻上げられ、連続壁バ
ケットや吊荷の場合は水平姿勢を保持して巻上げられ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、クラムシェルバケット
や連続壁バケット等の巻上作業において、主巻、補巻ロ
ープの張力が均衡するように制御されるため、巻上レバ
ーを微操作しなくてもクラムシェルバケットは閉じたま
ま巻上げられ、連続壁バケットの場合は水平姿勢を保持
して巻上げられ、その結果作業操作が簡略化される。
や連続壁バケット等の巻上作業において、主巻、補巻ロ
ープの張力が均衡するように制御されるため、巻上レバ
ーを微操作しなくてもクラムシェルバケットは閉じたま
ま巻上げられ、連続壁バケットの場合は水平姿勢を保持
して巻上げられ、その結果作業操作が簡略化される。
【0020】また、本発明による主巻ウインチ、補巻ウ
インチの油圧モータの自動制御により、ドラムの乱巻を
軽減でき、主巻、補巻ロープによる共吊りが安全にでき
る。また、各ウインチのドラムに巻かれるロープの巻層
による速度差を補正できるため、主巻、補巻ロープの長
さを同じにする制約がなくなり、製造上の自由度が増加
する。
インチの油圧モータの自動制御により、ドラムの乱巻を
軽減でき、主巻、補巻ロープによる共吊りが安全にでき
る。また、各ウインチのドラムに巻かれるロープの巻層
による速度差を補正できるため、主巻、補巻ロープの長
さを同じにする制約がなくなり、製造上の自由度が増加
する。
【図1】本発明の一実施例を示す油圧電気回路図であ
る。
る。
【図2】本実施例のコントローラのブロック図である。
【図3】本発明の対象の一例である建設機械の側面図で
ある。
ある。
1 主巻ウインチ 1a 油圧モータ 2 補巻ウインチ 2a 油圧モータ 5a、5b 主油圧ポンプ 6 パイロット油圧ポンプ 7、8 コントロール弁 9 主巻用パイロット弁 10 補巻用パイロット弁 16、17 電磁式切換弁 24、25 電磁比例弁 33 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66D 1/68 B66D 1/68 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 1/40 B66C 13/20 B66C 13/32 B66C 23/00 B66D 1/48 B66D 1/68
Claims (1)
- 【請求項1】油圧駆動式主巻ウインチと補巻ウインチと
を有し、かつ各巻上ウインチに巻かれた主巻ロープと補
巻ロープを同調させて吊荷またはバケットを巻上げる移
動式建設機械において、前記主巻ウインチと補巻ウイン
チの同時操作を検出する操作検出手段と、主巻ウインチ
および補巻ウインチの各駆動用油圧モータの入口圧力を
検出する圧力センサと、前記主巻ウインチおよび補巻ウ
インチの各コントロール弁のパイロット回路に設けられ
る電磁比例弁と、前記操作検出手段の出力により前記電
磁比例弁を作動させると共に、前記両ウインチの各圧力
センサで検出される駆動用油圧モータの入口圧力が同じ
になるように前記電磁比例弁を制御するコントローラと
を備えたことを特徴とする主巻および補巻ウインチの同
負荷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12219991A JP2872442B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 主巻および補巻ウインチの同負荷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12219991A JP2872442B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 主巻および補巻ウインチの同負荷制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04327497A JPH04327497A (ja) | 1992-11-17 |
JP2872442B2 true JP2872442B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=14830015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12219991A Expired - Fee Related JP2872442B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 主巻および補巻ウインチの同負荷制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872442B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19955750B4 (de) | 1999-11-11 | 2004-05-27 | Demag Mobile Cranes Gmbh | Verfahren zum Druckausgleich in Hydraulikmotoren zum Antrieb der Hub- und Schließseile eines Seilkranes |
CN103452925B (zh) * | 2013-09-24 | 2015-07-29 | 徐工集团工程机械股份有限公司 | 起重机微动控制方法和系统 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP12219991A patent/JP2872442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04327497A (ja) | 1992-11-17 |
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