JPH10114495A - クレーン用ウインチ装置 - Google Patents

クレーン用ウインチ装置

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Publication number
JPH10114495A
JPH10114495A JP26848896A JP26848896A JPH10114495A JP H10114495 A JPH10114495 A JP H10114495A JP 26848896 A JP26848896 A JP 26848896A JP 26848896 A JP26848896 A JP 26848896A JP H10114495 A JPH10114495 A JP H10114495A
Authority
JP
Japan
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boom
drum
main winding
switching valve
pilot
Prior art date
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Pending
Application number
JP26848896A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Shibuya
直樹 渋谷
Tokio Ishii
東起男 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの起立角度超過及びフックブロックの
巻上超過を確実に抑止する。 【解決手段】 起伏用ドラム回転数検出器45によりブ
ーム起伏用ウインチ4のドラム14の回転数を検出し、
主巻用ドラム回転数検出器46により主巻用ウインチ6
のドラム21の回転数を検出し、両回転数検出器45,
46からの回転数検出信号48,49に基づき、制御器
47が起立角度超過防止用切換弁34あるいは巻上超過
防止用切換弁36を切り換え、ブーム起伏用ドラム14
を駆動するブーム起伏用流体圧モータ13、あるいは主
巻用ドラム21を駆動する主巻用流体圧モータ20への
作動流体の供給を停止させ、ブーム起伏用ドラム14へ
のブーム起伏用ロープ12の巻き取り、あるいは主巻用
ドラム21への主巻用ロープ19の巻き取りを中断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーン用ウインチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は種々の工事において揚重作業に用
いられる移動式クレーンの一例を示すもので、この移動
式クレーンは、油圧駆動によって自走可能なクローラ方
式の下部走行体1と、該下部走行体1の上面に旋回可能
に設けられた上部旋回体2と、該上部旋回体2に対して
起伏可能に支持されたブーム3と、ブーム3の起伏手段
としてのブーム起伏用ウインチ4と、ブーム3の先端部
に対するフックブロック5の昇降手段としての主巻用ウ
インチ6とを備えている。
【0003】上部旋回体2の前端中央部分には、ブーム
3の基端部を枢支するためのブラケット7が設けられ、
また、上部旋回体2の前端右寄り部分には、キャブ8が
搭載されている。
【0004】ブーム3は、鋼管トラス構造のインナブー
ム3a、適宜の数のインサートブーム3b、アウタブー
ム3cを直列に連結したものであり、インナブーム3a
の基端部は、上部旋回体2の幅方向へ略水平に延びるピ
ン(ブームフートピン)9によって前記のブラケット7
に枢支されている。
【0005】上記のアウタブーム3cの先端部分の背面
(ブーム3の起伏角度が小さい状態においては上側を向
き且つブーム3の起伏角度が大きい状態においては上部
旋回体2の後方側を向く面)側には、主巻用ガイドシー
ブ10が枢支され、また、アウタブーム3cの先端部分
の腹面(ブーム3の起伏角度が小さい状態においては下
側を向き且つブーム3の起伏角度が大きい状態において
は上部旋回体2の前方側を向く面)側には、主巻用ポイ
ントシーブ11が枢支されている。
【0006】ブーム起伏用ウインチ4は、図2に示すよ
うに、ブーム起伏用ロープ12が巻き付けられ且つ油圧
モータ13によって回転するドラム14と、油圧モータ
13に供給されるべき作動油の流通方向を切り換えるブ
ーム起伏用方向切換弁(パイロット圧切換方式の4ポー
ト3位置切換弁)15と、該ブーム起伏用方向切換弁1
5のパイロットポート15a,15bにパイロット圧を
付与するブーム起伏用遠隔操作弁16(手動切換方式の
4ポート3位置切換弁)とによって構成されている。
【0007】ブーム起伏用方向切換弁15は、パイロッ
トポート15a,15bの双方にパイロット圧が付与さ
れていないときには、タンクポートに両切換ポートが連
通するとともにポンプポートがいずれのポートにも連通
しない中立状態にスプールが設定され、一方のパイロッ
トポート15aにパイロット圧が付与されたときには、
ポンプポートに一方の切換ポートが連通し且つタンクポ
ートに他方の切換ポートが連通する状態にスプールが設
定され、他方のパイロットポート15bにパイロット圧
が付与されたときには、ポンプポートに他方の切換ポー
トが連通し且つタンクポートに一方の切換ポートが連通
する状態にスプールが設定されるようになっている。
【0008】このブーム起伏用方向切換弁15の一方の
切換ポートには、油圧モータ13の一方の作動油流入出
ポートに連通する管路17aが接続され、また、ブーム
起伏用方向切換弁15の他方の切換ポートには、油圧モ
ータ13の他方の作動油流入出ポートに連通する管路1
7bが接続されている。
【0009】すなわち、一方のパイロットポート15a
にパイロット圧が付与されると、油圧ポンプ(図示せ
ず)からの作動油が、ブーム起伏用方向切換弁15、管
路17a、油圧モータ13、管路17b、ブーム起伏用
方向切換弁15、作動油タンク44(図2においてブー
ム起伏用方向切換弁15と作動油タンク44とを接続す
る管路は省略されている)の順で流通することにより、
ブーム起伏用ロープ12を巻き取る方向にドラム14が
回転し、また、他方のパイロットポート15bにパイロ
ット圧が付与されると、油圧ポンプからの作動油が、ブ
ーム起伏用方向切換弁15、管路17b、油圧モータ1
3、管路17a、ブーム起伏用方向切換弁15、作動油
タンク44の順で流通することにより、ブーム起伏用ロ
ープ12を繰り出す方向にドラム14が回転する。
【0010】ブーム起伏用遠隔操作弁16は、操作レバ
ー16aがいずれの方向にも付勢されていないときに
は、タンクポートに両切換ポートが連通するとともにポ
ンプポートがいずれのポートにも連通しない状態に設定
され、操作レバー16aを一側へ傾動させたときには、
ポンプポートに一方の切換ポートが連通し且つタンクポ
ートに他方の切換ポートが連通する状態に設定され、操
作レバー16aを他側へ傾動させたときには、ポンプポ
ートに他方の切換ポートが連通し且つタンクポートに一
方の切換ポートが連通する状態に設定されるようになっ
ている。
【0011】このブーム起伏用遠隔操作弁16の一方の
切換ポートには、ブーム起伏用方向切換弁15の一方の
パイロットポート15aに連通するパイロット管路18
aが接続され、また、ブーム起伏用遠隔操作弁16の他
方の切換ポートには、ブーム起伏用方向切換弁15の他
方のパイロットポート15bに連通するパイロット管路
18bが接続されている。
【0012】すなわち、操作レバー16aを一側へ傾動
させると、パイロットポンプ(図示せず)によるパイロ
ット圧が、パイロット管路18aを介してブーム起伏用
方向切換弁15の一方のパイロットポート15aに付与
されることにより、ブーム起伏用ロープ12を巻き取る
方向にドラム14が回転するように、ブーム起伏用方向
切換弁15のスプールが移動し、また、操作レバー16
aを他側へ傾動させると、パイロットポンプによるパイ
ロット圧が、パイロット管路18bを介してブーム起伏
用方向切換弁15の他方のパイロットポート15bに付
与されることにより、ブーム起伏用ロープ12を繰り出
す方向にドラム14が回転するように、ブーム起伏用方
向切換弁15のスプールが移動する。
【0013】主巻用ウインチ6は、図2に示すように、
主巻用ロープ19が巻き付けられ且つ油圧モータ20に
よって回転するドラム21と、油圧モータ20に供給さ
れるべき作動油の流通方向を切り換える主巻用方向切換
弁(パイロット圧切換方式の4ポート3位置切換弁)2
2と、該主巻用方向切換弁22のパイロットポート22
a,22bにパイロット圧を付与する主巻用遠隔操作弁
23(手動切換方式の4ポート3位置切換弁)とによっ
て構成されている。
【0014】主巻用方向切換弁22は、パイロットポー
ト22a,22bの双方にパイロット圧が付与されてい
ないときには、タンクポートに両切換ポートが連通する
とともにポンプポートがいずれのポートにも連通しない
中立状態にスプールが設定され、一方のパイロットポー
ト22aにパイロット圧が付与されたときには、ポンプ
ポートに一方の切換ポートが連通し且つタンクポートに
他方の切換ポートが連通する状態にスプールが設定さ
れ、他方のパイロットポート22bにパイロット圧が付
与されたときには、ポンプポートに他方の切換ポートが
連通し且つタンクポートに一方の切換ポートが連通する
状態にスプールが設定されるようになっている。
【0015】この主巻用方向切換弁22の一方の切換ポ
ートには、油圧モータ20の一方の作動油流入出ポート
に連通する管路24aが接続され、また、主巻用方向切
換弁22の他方の切換ポートには、油圧モータ20の他
方の作動油流入出ポートに連通する管路24bが接続さ
れている。
【0016】すなわち、一方のパイロットポート22a
にパイロット圧が付与されると、油圧ポンプ(図示せ
ず)からの作動油が、主巻用方向切換弁22、管路24
a、油圧モータ20、管路24b、主巻用方向切換弁2
2、作動油タンク44(図2において主巻用方向切換弁
22と作動油タンク44とを接続する管路は省略されて
いる)の順で流通することにより、主巻用ロープ19を
巻き取る方向にドラム21が回転し、また、他方のパイ
ロットポート22bにパイロット圧が付与されると、油
圧ポンプからの作動油が、主巻用方向切換弁22、管路
24b、油圧モータ20、管路24a、主巻用方向切換
弁22、作動油タンク44の順で流通することにより、
主巻用ロープ19を繰り出す方向にドラム21が回転す
る。
【0017】主巻用遠隔操作弁23は、操作レバー23
aがいずれの方向にも付勢されていないときには、タン
クポートに両切換ポートが連通するとともにポンプポー
トがいずれのポートにも連通しない状態に設定され、操
作レバー23aを一側へ傾動させたときには、ポンプポ
ートに一方の切換ポートが連通し且つタンクポートに他
方の切換ポートが連通する状態に設定され、操作レバー
23aを他側へ傾動させたときには、ポンプポートに他
方の切換ポートが連通し且つタンクポートに一方の切換
ポートが連通する状態に設定されるようになっている。
【0018】この主巻用遠隔操作弁23の一方の切換ポ
ートには、主巻用方向切換弁22の一方のパイロットポ
ート22aに連通するパイロット管路25aが接続さ
れ、また、主巻用遠隔操作弁23の他方の切換ポートに
は、主巻用方向切換弁22の他方のパイロットポート2
2bに連通するパイロット管路25bが接続されてい
る。
【0019】すなわち、操作レバー23aを一側へ傾動
させると、パイロットポンプ(図示せず)によるパイロ
ット圧が、パイロット管路25aを介して主巻用方向切
換弁22の一方のパイロットポート22aに付与される
ことにより、主巻用ロープ19を巻き取る方向にドラム
21が回転するように、主巻用方向切換弁22のスプー
ルが移動し、また、操作レバー23aを他側へ傾動させ
ると、パイロットポンプによるパイロット圧が、パイロ
ット管路25bを介して主巻用方向切換弁22の他方の
パイロットポート22bに付与されることにより、主巻
用ロープ19を繰り出す方向にドラム21が回転するよ
うに、主巻用方向切換弁22のスプールが移動する。
【0020】図2に示すブーム起伏用ウインチ4と主巻
用ウインチ6とによって構成されるクレーン用ウインチ
装置は、油圧モータ13,20、方向切換弁15,22
が、油圧ポンプ及びその駆動源(図示せず)とともに、
上部旋回体2の後端寄り部分に設けた機器室26に内装
され、ドラム14,21が、機器室26の中央部に形成
した空間に配置され、更に、遠隔操作弁16,23が、
キャブ8の内部に設置されている。
【0021】また、図3に示すように、機器室26の上
方には、Aフレーム(起伏索支持フレーム)27が突出
している。
【0022】このAフレーム27は、上部旋回体2の前
後方向へ揺動し得るように基端部が上部旋回体2の後端
寄り部分に枢支されたテレスコピック構造の伸縮リンク
27aと、上部旋回体2の前後方向へ揺動し得るように
基端部が上部旋回体2の中央近傍部分に設けたブラケッ
ト28に枢支され且つ先端部が前記の伸縮リンク27a
の先端部に枢支されたリンク27bと、基端部が前記の
ブラケット28に枢支され且つ先端部がリンク27bの
中間部分に枢支された起伏用シリンダ27cとにより構
成されており、該起伏用シリンダ27cのヘッド側流体
室あるいはロッド側流体室に流体圧を付与すると、Aフ
レーム27が上部旋回体2に対して起伏するようになっ
ている。
【0023】上記の伸縮リンク27a、リンク27bの
両先端部が相互に枢支されている箇所には、ガイドシー
ブ29が枢支され且つ複数のシーブを有するウインチ側
イコライザ30が連結されている。
【0024】先に述べたブーム3を構成するアウタブー
ム3cの先端部背面には、ブーム起伏用ペンダントロー
プ31の先端部が係止され、該ブーム起伏用ペンダント
ロープ31の基端部には、複数のシーブを有するブーム
側イコライザ32が連結されている。
【0025】また、ブーム3を構成するインナブーム3
aの先端部背面には、スプリング等の弾性体を内装した
テレスコピック構造のスタビライザ(煽り止め)33の
先端部が枢支され、該スタビライザ33の基端部は、上
部旋回体2のブラケット28に枢支されている。
【0026】ブーム起伏用ウインチ4のドラム14に巻
き付けられているブーム起伏用ロープ12は、繰り出し
端寄りの部分が、Aフレーム27に枢支されているガイ
ドシーブ29に巻き掛けられたうえ、ブーム側イコライ
ザ32のシーブとウインチ側イコライザ30のシーブと
に交互に巻き掛けられ、更に、繰り出し端がウインチ側
イコライザ30、あるいはブーム側イコライザ32に係
止されている。
【0027】すなわち、ブーム起伏用ウインチ4のドラ
ム14にブーム起伏用ロープ12が巻き取られると、ウ
インチ側イコライザ30に対してブーム側イコライザ3
2が近接することにより、ブーム3の起伏角度が大きく
なり、また、ブーム起伏用ウインチ4のドラム14から
ブーム起伏用ロープ12が繰り出されると、ウインチ側
イコライザ30に対してブーム側イコライザ32が離反
することにより、ブーム3の起伏角度が小さくなる。
【0028】主巻用ウインチ6のドラム21に巻き付け
られている主巻用ロープ19は、繰り出し端寄りの部分
が、ブーム3を構成するアウタブーム3cの主巻用ガイ
ドシーブ10、主巻用ポイントシーブ11に巻き掛けら
てアウタブーム3cの先端部より垂下し、更に、フック
ブロック5のシーブに下方から巻き掛けたうえ、繰り出
し端がアウタブーム3cの先端部、あるいはフックブロ
ック75に係止されている。
【0029】すなわち、主巻用ウインチ6のドラム21
に主巻用ロープ19が巻き取られると、アウタブーム3
cの先端部に対してフックブロック5が上昇し、また、
主巻用ウインチ6のドラム21から主巻用ロープ19が
繰り出されると、アウタブーム3cの先端部に対してフ
ックブロック5が下降する。
【0030】更に、ブーム起伏用ウインチ4及び主巻用
ウインチ6によって構成されるクレーン用ウインチ装置
には、ブーム3の起立角度超過及びフックブロック5の
巻上超過を防止するための過巻防止機構が設けられてい
る。
【0031】この過巻防止機構は、図2に示すように、
起立角度超過防止用切換弁(電磁切換方式の2ポート2
位置切換弁)34と、起立位置検出器(マイクロスイッ
チ)35と、巻上超過防止用切換弁(電磁切換方式の2
ポート2位置切換弁)36と、巻上位置検出器(マイク
ロスイッチ)37とによって構成されている。
【0032】起立角度超過防止用切換弁34は、ソレノ
イド34sが励磁されていないときには、一方のポート
と他方のポートとが連通する状態にスプールが設定さ
れ、ソレノイド34sが励磁されているときには、一方
のポートと他方のポートとが連通しない状態にスプール
が設定されるようになっている。
【0033】この起立角度超過防止用切換弁34の一方
の切換ポートには、先に述べたパイロット管路18aに
連通する開放用パイロット管路38が接続され、また、
起立角度超過防止用切換弁34の他方の切換ポートに
は、作動油タンク44に連通する戻り管路39が接続さ
れている。
【0034】起立位置検出器35は、レバー35aの傾
動角度が所定値に達するまでの間は、前記の起立角度超
過防止用切換弁34のソレノイド34sに対して作動信
号(励磁電流)40を出力するように、また、レバー3
5aの傾動角度が所定値を超過した場合には、作動信号
40の出力を中断するように構成されている。
【0035】この起立位置検出器35は、ブーム3(図
3参照)の起立に伴いレバー35aが付勢されるように
上部旋回体2に取り付けられており、起立を停止させる
べき角度にブーム3が到達した際には、レバー35aの
傾動角度が所定値超過するようになっている。
【0036】すなわち、ブーム3が所定の角度まで起立
していない状態においては、起立位置検出器35からの
作動信号40によって、ソレノイド34sが励磁され、
ブーム起伏用遠隔操作弁16の一方の切換ポートとブー
ム起伏用方向切換弁15の一方のパイロットポート15
aとが連通した状態になるため、ブーム起伏用遠隔操作
弁16の操作レバー16aを傾動させると、該操作レバ
ー16aの傾動に伴い、ブーム起伏用方向切換弁15の
パイロットポート15a,15bにパイロット圧が付与
されてブーム3が起伏し、また、ブーム3が所定の角度
まで起立すると、起立位置検出器35からの作動信号4
0の出力が中断されて、ソレノイド34sが励磁されな
くなり、ブーム起伏用方向切換弁15の一方のパイロッ
トポート15aが作動油タンク44に連通した状態とな
るため、ブーム起伏用遠隔操作弁16の操作レバー16
aを傾動させてもパイロットポート15aにパイロット
圧が付与されず、ブーム3の起立角度超過が抑止され
る。
【0037】巻上超過防止用切換弁36は、ソレノイド
36sが励磁されていないときには、一方のポートと他
方のポートとが連通する状態にスプールが設定され、ソ
レノイド36sが励磁されているときには、一方のポー
トと他方のポートとが連通しない状態にスプールが設定
されるようになっている。
【0038】この巻上超過防止用切換弁36の一方の切
換ポートには、先に述べたパイロット管路25aに連通
する開放用パイロット管路41が接続され、また、巻上
超過防止用切換弁36の他方の切換ポートには、作動油
タンク44に連通する戻り管路42が接続されている。
【0039】巻上位置検出器37は、レバー37aの傾
動角度が所定値に達するまでの間は、前記の巻上超過防
止用切換弁36のソレノイド36sに対して作動信号
(励磁電流)43を出力するように、また、レバー37
aの傾動角度が所定値を超過した場合には、作動信号4
3の出力を中断するように構成されている。
【0040】この巻上位置検出器37は、ブーム3の先
端部(アウタブーム3c)の近傍までフックブロック5
(図3参照)が上昇したときに、該フックブロック5に
よってレバー37aが付勢されるようにブーム3の先端
部に取付けられており、上昇を停止させるべき位置にフ
ックブロック5が到達した際には、レバー37aの傾動
角度が所定値を超過するようになっている。
【0041】すなわち、フックブロック5がブーム3の
先端部近傍まで上昇していない状態においては、巻上位
置検出器37からの作動信号43によって、ソレノイド
36sが励磁され、主巻用遠隔操作弁23の一方の切換
ポートと主巻用方向切換弁22の一方のパイロットポー
ト22aとが連通した状態になるため、主巻用遠隔操作
弁23の操作レバー23aを傾動させると、該操作レバ
ー23aの傾動に伴い、主巻用方向切換弁22のパイロ
ットポート22a,22bにパイロット圧が付与されて
フックブロック5が昇降し、また、フックブロック5が
ブーム3の先端部近傍まで上昇すると、巻上位置検出器
37からの作動信号43の出力が中断されて、ソレノイ
ド36sが励磁されなくなり、主巻用方向切換弁22の
一方のパイロットポート22aが作動油タンク44に連
通した状態となるため、主巻用遠隔操作弁23の操作レ
バー23aを傾動させてもパイロットポート22aにパ
イロット圧が付与されず、フックブロック5の巻上超過
が抑止される。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のクレ
ーン用ウインチ装置では、上部旋回体2に対する起立位
置検出器35の取付位置、ブーム3に対する巻上位置検
出器37の取付位置に誤差が生じていると、ブーム3の
起立角度超過、フックブロック5の巻上超過を確実に抑
止することができない。
【0043】また、ブームの先端部に取り付けられてい
る巻上位置検出器37には、風雨による劣化に起因した
作動不良が発生しやすい。
【0044】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、ブームの起立角度超過及びフックブロックの巻上超
過を確実に抑止することが可能なクレーン用ウインチ装
置を提供することを目的としている。
【0045】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、一方のパイロットポート15aにパイ
ロット圧が付与された際にブーム起伏用ドラム14にブ
ーム起伏用ロープ12が巻き取られるようにブーム起伏
用流体圧モータ13へ作動流体を供給し且つ他方のパイ
ロットポート15bにパイロット圧が付与された際にブ
ーム起伏用ドラム14からブーム起伏用ロープ12が繰
り出されるようにブーム起伏用流体圧モータ13へ作動
流体を供給するブーム起伏用方向切換弁15と、一方の
パイロットポート22aにパイロット圧が付与された際
に主巻用ドラム21に主巻用ロープ19が巻き取られる
ように主巻用流体圧モータ20へ作動流体を供給し且つ
他方のパイロットポート22bにパイロット圧が付与さ
れた際に主巻用ドラム21から主巻用ロープ19が繰り
出されるように主巻用流体圧モータ20へ作動流体を供
給する主巻用方向切換弁22とを有するクレーン用ウイ
ンチ装置において、ブーム起伏用方向切換弁15の一方
のパイロットポート15aを作動油タンク44に連通さ
せ得る起立角度超過防止用切換弁34と、主巻用方向切
換弁22の一方のパイロットポート22aを作動油タン
ク44に連通させ得る巻上超過防止用切換弁36と、ブ
ーム起伏用ドラム14の回転数を検出する起伏用ドラム
回転数検出器45と、主巻用ドラム21の回転数を検出
する主巻用ドラム回転数検出器46と、起伏用ドラム回
転数検出器45からの起伏用ドラム回転数検出信号48
及び主巻用ドラム回転数検出器46からの主巻用ドラム
回転数検出信号49に基づき起立角度超過防止用切換弁
34あるいは巻上超過防止用切換弁36を切り換える制
御器47とを備えている。
【0046】本発明のクレーン用ウインチ装置において
は、起伏用ドラム回転数検出器45によりブーム起伏用
ドラム14の回転数を検出し、主巻用ドラム回転数検出
器46により主巻用ドラム21の回転数を検出し、両回
転数検出器45,46からの回転数検出信号48,49
に基づき、制御器47が起立角度超過防止用切換弁34
あるいは巻上超過防止用切換弁36を切り換え、ブーム
起伏用ドラム14を駆動するブーム起伏用流体圧モータ
13、あるいは主巻用ドラム21を駆動する主巻用流体
圧モータ20への作動流体の供給を停止することによ
り、ブーム起伏用ドラム14へのブーム起伏用ロープ1
2の巻き取り、あるいは主巻用ドラム21への主巻用ロ
ープ19の巻き取りを中断する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を参照
しつつ説明する。
【0048】図1は本発明のクレーン用ウインチ装置の
実施の形態の一例を示すもので、図中、油圧モータ1
3、ドラム14、ブーム起伏用方向切換弁15、ブーム
起伏用遠隔操作弁16を有するブーム起伏用ウインチ
4、並びに油圧モータ20、ドラム21、主巻用方向切
換弁22、主巻用遠隔操作弁23を有する主巻用ウイン
チ6、過巻防止機構を構成する起立角度超過防止用切換
弁34及び巻上超過防止用切換弁36は、図2に示すも
ので同等であり、その他、図2と同一の符号を付した部
分は同一物を表している。
【0049】図1に示すクレーン用ウインチ装置におい
ては、ブーム3(図3参照)の起立角度超過及びフック
ブロック5(図3参照)の巻上超過を防止するために、
起立角度超過防止用切換弁(電磁切換方式の2ポート2
位置切換弁)34と、起伏用ドラム回転数検出器45
と、巻上超過防止用切換弁(電磁切換方式の2ポート2
位置切換弁)36と、主巻用ドラム回転数検出器46
と、制御器47とによって構成される過巻防止機構を備
えている。
【0050】起伏用ドラム回転数検出器45及び主巻用
ドラム回転数検出器46は、いずれも上部旋回体2の機
器室26(図3参照)の内部に設置されている。
【0051】起伏用ドラム回転数検出器45は、ブーム
起伏用ウインチ4のドラム14の回転数を検出して起伏
用ドラム回転数検出信号48を出力するように、また、
主巻用ドラム回転数検出器46は、主巻用ウインチ6の
ドラム21の回転数を検出して主巻用ドラム回転数検出
信号49を出力するようになっている。
【0052】制御器47は、データ記憶部50、判定部
51とによって構成されている。
【0053】データ記憶部50には、ブーム3の起伏角
度に関するデータ、ブーム3の先端部に対するフックブ
ロック5の相対位置のデータ、ブーム3の起立停止角度
のデータ、フックブロック5の昇降停止位置のデータ
が、データ信号52として予め入力設定されている。
【0054】ブーム3の起立角度に関するデータは、ブ
ーム起伏用ウインチ4のドラム14からのブーム起伏用
ロープ12の繰り出し量に換算された状態になってい
る。
【0055】このブーム3の起立角度に関するデータに
は、ブーム起伏用ウインチ4の設計条件(ドラム14の
外径、ブーム起伏用ロープ12の直径、ドラム14に対
するブーム起伏用ロープ12の巻き数)が考慮されてい
る。
【0056】また、ブーム3の先端部に対するフックブ
ロック5の相対位置に関するデータは、主巻用ウインチ
6のドラム21からの主巻用ロープ19の繰り出し量に
換算された状態になっている。
【0057】このブーム3の先端部に対するフックブロ
ック5の相対位置のデータには、主巻用ウインチ6の設
計条件(ドラム21の外径、主巻用ロープ19の直径、
ドラム21に対する主巻用ロープ19の巻き数)が考慮
されている。
【0058】判定部51は、起伏用ドラム回転数検出器
45から出力される起伏用ドラム回転数検出信号48、
主巻用ドラム回転数検出器46から出力される主巻用ド
ラム回転数検出信号49、データ記憶部50のデータ信
号52とに基づき、上部旋回体2に対するブーム3の起
立角度が起立停止角度に到達したか否か、並びにブーム
3の先端部に対するフックブロック5の相対位置が昇降
停止位置に到達したか否かのそれぞれを判定し、ブーム
3の起立角度が予め設定された起立停止角度に到達して
いない場合には、起立角度超過防止用切換弁34のソレ
ノイド34sに対して作動信号(励磁電流)40を出力
するように、ブーム3の起立角度が前記の起立停止角度
に到達した際には、ソレノイド34sに対する作動信号
40の出力を中断するように、また、フックブロック5
が予め設定された昇降停止位置に到達していない場合に
は、巻上超過防止用切換弁36のソレノイド36sに対
して作動信号(励磁電流)43を出力するように、フッ
クブロック5が前記の昇降停止位置に到達した際には、
ソレノイド36sに対する作動信号43を出力を中断す
るように構成されている。
【0059】以下、図1に示すクレーン用ウインチ装置
の作動を説明する。
【0060】通常は、制御器47の判定部51から起立
角度超過防止用切換弁34のソレノイド34sに対して
作動信号40が出力されているので、ブーム起伏用遠隔
操作弁16の操作レバー16aを一側へ傾動させると、
パイロットポンプ(図示せず)によるパイロット圧が、
ブーム起伏用方向切換弁15の一方のパイロットポート
15aに付与され、ブーム起伏用ロープ12を巻き取る
方向にドラム14が回転して、ブーム3の起伏角度が大
きくなり、また、ブーム起伏用遠隔操作弁16の操作レ
バー16aを他側へ傾動させると、パイロットポンプに
よるパイロット圧が、ブーム起伏用方向切換弁15の他
方のパイロットポート15bに付与され、ブーム起伏用
ロープ12を繰り出す方向にドラム14が回転して、ブ
ーム3の起伏角度が小さくなる。
【0061】また、通常は、制御器47の判定部51か
ら巻上超過防止用切換弁36のソレノイド36sに対し
て作動信号43が出力されているので、主巻用遠隔操作
弁23の操作レバー23aを一側へ傾動させると、パイ
ロットポンプ(図示せず)によるパイロット圧が、主巻
用方向切換弁22の一方のパイロットポート22aに付
与され、主巻用ロープ19を巻き取る方向にドラム21
が回転して、フックブロック5がブーム3の先端部へ向
って上昇し、また、主巻用遠隔操作弁23の操作レバー
23aを他側へ傾動させると、パイロットポンプによる
パイロット圧が、主巻用方向切換弁22の他方のパイロ
ットポート22bに付与され、主巻用ロープ19を繰り
出す方向にドラム21が回転して、フックブロック5が
ブーム3の先端部に対して下降する。
【0062】ブーム3の起立角度が予め設定された起立
停止角度に到達すると、制御器47の判定部51から起
立角度超過防止用切換弁34のソレノイド34sに対す
る作動信号40の出力が中断され、ブーム起伏用方向切
換弁15の一方のパイロットポート15aが作動油タン
ク44に連通する状態に起立角度超過防止用切換弁34
が切り換えられる。
【0063】従って、ブーム起伏用遠隔操作弁16の操
作レバー16aを傾動させてもパイロットポート15a
にパイロット圧が付与されなくなり、ブーム3の起立角
度超過が抑止される。
【0064】このとき、ブーム起伏用遠隔操作弁16の
他方の切換ポートとブーム起伏用方向切換弁15の他方
のパイロットポート15bとは、パイロット管路18b
を介して連通しているので、ブーム起伏用遠隔操作弁1
6の操作レバー16aを他方へ傾動させれば、ブーム3
の起伏角度を小さくすることができる。
【0065】また、フックブロック5が予め設定された
昇降停止位置に到達すると、制御器47の判定部51か
ら巻上超過防止用切換弁36のソレノイド36sに対す
る作動信号43の出力が中断され、主巻用方向切換弁2
2の一方のパイロットポート22aが作動油タンク44
に連通する状態に巻上超過防止用切換弁36が切り換え
られる。
【0066】従って、主巻用遠隔操作弁23の操作レバ
ー23aを傾動させてもパイロットポート22aにパイ
ロット圧が付与されなくなり、フックブロック5の巻上
超過が抑止される。
【0067】このとき、主巻用遠隔操作弁23の他方の
切換ポートと主巻用方向切換弁22の他方のパイロット
ポート22bとは、パイロット管路25bを介して連通
しているので、主巻用遠隔操作弁23の操作レバー23
aを他方へ傾動させれば、フックブロック5を下降させ
ることができる。
【0068】このように、図1に示すクレーン用ウイン
チ装置では、起伏用ドラム回転数検出器45によりブー
ム起伏用ウインチ4のドラム14の回転数を検出し、主
巻用ドラム回転数検出器46により主巻用ウインチ6の
ドラム21の回転数を検出し、制御器47が両回転数検
出器45,46からの回転数検出信号48,49に基づ
き起立角度超過防止用切換弁34あるいは巻上超過防止
用切換弁36を切り換えて、ドラム14へのブーム起伏
用ロープ12の巻き取りあるいはドラム21への主巻用
ロープ19の巻き取りを中断するので、起伏用ドラム回
転数検出器45、主巻用ドラム回転数検出器46の取付
位置に誤差が生じても、ブーム3の起立角度超過、フッ
クブロック5の巻上超過を確実に抑止することができ
る。
【0069】また、起伏用ドラム回転数検出器45、主
巻用ドラム回転数検出器46が上部旋回体2の機器室2
6の内部に設置されているので、ブーム3、フックブロ
ック5の位置検出手段である両回転数検出器45,46
に風雨による劣化に起因した作動不良が発生しない。
【0070】更に、図1に示すクレーン用ウインチ装置
においては、起立角度超過防止用切換弁34、巻上超過
防止用切換弁36を、ソレノイド34s,36sが励磁
された状態において両ポートの連通が遮断され且つソレ
ノイドが34s,36sが励磁されない状態において両
ポートが連通するように構成しているが、これとは逆
に、起立角度超過防止用切換弁、巻上超過防止用切換弁
を、ソレノイドが励磁された状態において両ポートが連
通し且つソレノイドが励磁されない状態において両ポー
トの連通が遮断されるように構成し、これに加えて、制
御器を、通常時に巻上超過防止用切換弁、巻上超過防止
用切換弁に対して励磁電流の出力を中断し且つブーム3
の起立角度超過時あるいはフックブロック5の巻上超過
時に励磁電流を出力するように構成することもできる。
【0071】なお、本発明のクレーン用ウインチ装置
は、上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のクレーン用
ウインチ装置によれば、起伏用ドラム回転数検出器45
によりブーム起伏用ドラム14の回転数を検出し、主巻
用ドラム回転数検出器46により主巻用ドラム21の回
転数を検出し、両回転数検出器45,46からの回転数
検出信号48,49に基づき、制御器47が起立角度超
過防止用切換弁34あるいは巻上超過防止用切換弁36
を切り換え、ブーム起伏用ドラム14を駆動するブーム
起伏用流体圧モータ13、あるいは主巻用ドラム21を
駆動する主巻用流体圧モータ20への作動流体の供給を
停止することにより、ブーム起伏用ドラム14へのブー
ム起伏用ロープ12の巻き取り、あるいは主巻用ドラム
21への主巻用ロープ19の巻き取りを中断するので、
起伏用ドラム回転数検出器45、主巻用ドラム回転数検
出器46の取付位置に誤差が生じても、ブームの起立角
度超過及びフックブロックの巻上超過を確実に抑止する
ことができる、という種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーン用ウインチ装置の実施の形態
の一例を示す概念図である。
【図2】従来のクレーン用ウインチ装置の一例を示す概
念図である。
【図3】移動式クレーンの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
12 ブーム起伏用ロープ 13 油圧モータ(ブーム起伏用流体圧モータ) 14 ドラム(ブーム起伏用ドラム) 15 ブーム起伏用方向切換弁 15a,15b パイロットポート 19 主巻用ロープ 20 油圧モータ(主巻用流体圧モータ) 21 ドラム(主巻用ドラム) 22 主巻用方向切換弁 22a,22b パイロットポート 34 起立角度超過防止用切換弁 36 巻上超過防止用切換弁 44 作動油タンク 45 起伏用ドラム回転数検出器 46 主巻用ドラム回転数検出器 47 制御器 48 起伏用ドラム回転数検出信号 49 主巻用ドラム回転数検出信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のパイロットポート(15a)にパ
    イロット圧が付与された際にブーム起伏用ドラム(1
    4)にブーム起伏用ロープ(12)が巻き取られるよう
    にブーム起伏用流体圧モータ(13)へ作動流体を供給
    し且つ他方のパイロットポート(15b)にパイロット
    圧が付与された際にブーム起伏用ドラム(14)からブ
    ーム起伏用ロープ(12)が繰り出されるようにブーム
    起伏用流体圧モータ(13)へ作動流体を供給するブー
    ム起伏用方向切換弁(15)と、一方のパイロットポー
    ト(22a)にパイロット圧が付与された際に主巻用ド
    ラム(21)に主巻用ロープ(19)が巻き取られるよ
    うに主巻用流体圧モータ(20)へ作動流体を供給し且
    つ他方のパイロットポート(22b)にパイロット圧が
    付与された際に主巻用ドラム(21)から主巻用ロープ
    (19)が繰り出されるように主巻用流体圧モータ(2
    0)へ作動流体を供給する主巻用方向切換弁(22)と
    を有するクレーン用ウインチ装置において、ブーム起伏
    用方向切換弁(15)の一方のパイロットポート(15
    a)を作動油タンク(44)に連通させ得る起立角度超
    過防止用切換弁(34)と、主巻用方向切換弁(22)
    の一方のパイロットポート(22a)を作動油タンク
    (44)に連通させ得る巻上超過防止用切換弁(36)
    と、ブーム起伏用ドラム(14)の回転数を検出する起
    伏用ドラム回転数検出器(45)と、主巻用ドラム(2
    1)の回転数を検出する主巻用ドラム回転数検出器(4
    6)と、起伏用ドラム回転数検出器(45)からの起伏
    用ドラム回転数検出信号(48)及び主巻用ドラム回転
    数検出器(46)からの主巻用ドラム回転数検出信号
    (49)に基づき起立角度超過防止用切換弁(34)あ
    るいは巻上超過防止用切換弁(36)を切り換える制御
    器(47)とを備えてなることを特徴とするクレーン用
    ウインチ装置。
JP26848896A 1996-10-09 1996-10-09 クレーン用ウインチ装置 Pending JPH10114495A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344868B1 (ko) * 2000-09-05 2002-07-20 현대중공업 주식회사 유압식 크레인의 동시작동 윈치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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