JP3193552B2 - アースドリルの油圧回路 - Google Patents
アースドリルの油圧回路Info
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- JP3193552B2 JP3193552B2 JP34041893A JP34041893A JP3193552B2 JP 3193552 B2 JP3193552 B2 JP 3193552B2 JP 34041893 A JP34041893 A JP 34041893A JP 34041893 A JP34041893 A JP 34041893A JP 3193552 B2 JP3193552 B2 JP 3193552B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンをベースマシ
ンとしたアースドリルにおいて、ブーム起伏ウインチと
補巻ウインチとを同時に操作する複合操作を行うアース
ドリルの付帯作業時に良好な作業性が得られる油圧回路
に関する。
ンとしたアースドリルにおいて、ブーム起伏ウインチと
補巻ウインチとを同時に操作する複合操作を行うアース
ドリルの付帯作業時に良好な作業性が得られる油圧回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のアースドリルを示す側面図
であり、該アースドリルはクレーンをベースマシンとす
るものであり、アースドリル本体1は、下部走行体2、
旋回装置3および上部旋回体4からなる。上部旋回体4
には起伏式ブーム5が取付けられ、ブーム起伏ウインチ
6により巻取り繰り出しされる複数シーブ掛けの起伏ロ
ープ7およびペンダントロープ8によりブーム5が起伏
される。上部旋回体4上には主巻ウインチ9、補巻ウイ
ンチ10を搭載し、それぞれ主巻ロープ11、補巻ロー
プ12を巻取り繰り出しする。上部旋回体4の前部また
はブーム5には起伏装置13によって起伏されるように
フロントフレーム14を起伏自在にピン付けし、該フロ
ントフレーム14の頂部には、バケット(図示せず)を
下端に取付けるケリーバ15を上下動自在に貫挿したケ
リーバ駆動装置16を搭載しており、ケリーバ15は、
ブーム頂部のシーブ17から垂下される前記主巻ロープ
11にスイベルジョイント18を介して接続され、アー
スドリル作業時には、フロントフレーム14およびケリ
ーバ駆動装置16はブーム頂部から垂下した吊りロープ
19により支持される。
であり、該アースドリルはクレーンをベースマシンとす
るものであり、アースドリル本体1は、下部走行体2、
旋回装置3および上部旋回体4からなる。上部旋回体4
には起伏式ブーム5が取付けられ、ブーム起伏ウインチ
6により巻取り繰り出しされる複数シーブ掛けの起伏ロ
ープ7およびペンダントロープ8によりブーム5が起伏
される。上部旋回体4上には主巻ウインチ9、補巻ウイ
ンチ10を搭載し、それぞれ主巻ロープ11、補巻ロー
プ12を巻取り繰り出しする。上部旋回体4の前部また
はブーム5には起伏装置13によって起伏されるように
フロントフレーム14を起伏自在にピン付けし、該フロ
ントフレーム14の頂部には、バケット(図示せず)を
下端に取付けるケリーバ15を上下動自在に貫挿したケ
リーバ駆動装置16を搭載しており、ケリーバ15は、
ブーム頂部のシーブ17から垂下される前記主巻ロープ
11にスイベルジョイント18を介して接続され、アー
スドリル作業時には、フロントフレーム14およびケリ
ーバ駆動装置16はブーム頂部から垂下した吊りロープ
19により支持される。
【0003】図5は従来のアースドリルの油圧回路であ
り、前記ブーム起伏ウインチ6は油圧モータ6aとドラ
ム6bとブレーキシリンダ6cとを有し、油圧モータ6
aに対する作動油の往き戻り管路20、21にはカウン
タバランス弁22が挿入される。9a、10aはそれぞ
れ前記主巻ウインチ9、補巻ウインチ10のドラム回転
用油圧モータであり、これらのウインチ9、10につい
ても、前記ブーム起伏ウインチ6と同様のドラム、ブレ
ーキシリンダ、カウンタバランス弁が設けられるが、こ
れらについては図示を省略している。
り、前記ブーム起伏ウインチ6は油圧モータ6aとドラ
ム6bとブレーキシリンダ6cとを有し、油圧モータ6
aに対する作動油の往き戻り管路20、21にはカウン
タバランス弁22が挿入される。9a、10aはそれぞ
れ前記主巻ウインチ9、補巻ウインチ10のドラム回転
用油圧モータであり、これらのウインチ9、10につい
ても、前記ブーム起伏ウインチ6と同様のドラム、ブレ
ーキシリンダ、カウンタバランス弁が設けられるが、こ
れらについては図示を省略している。
【0004】23は前記主巻ウインチ9の油圧モータ9
a駆動用第1の油圧ポンプ、24は前記ブーム起伏ウイ
ンチ6、補巻ウインチ10の各油圧モータ6a、10a
駆動用第2の油圧ポンプであり、これらは前記上部旋回
体4上に設置される。25は第1の油圧ポンプ23の吐
出管路26に挿入された前記主巻ウインチ9の油圧モー
タ9aの方向切換弁、27、28はそれぞれ前記第2の
油圧ポンプ24の吐出管路29に縦続接続して挿入され
た前記ブーム起伏ウインチ6、補巻ウインチ10の各油
圧モータ6a、10aの方向切換弁である。30、31
は前記第1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出油の最
高圧を設定するリリーフ弁、32はパイロット油圧ポン
プ、33、34、35はそれぞれ主巻ウインチ9制御用
方向切換弁25、補巻ウインチ10制御用方向切換弁2
8、ブーム起伏ウインチ6制御用方向切換弁27の各パ
イロット弁である。また、36はブレーキシリンダ6c
用油圧ポンプ、37はブレーキ解除用切換弁であり、該
切換弁37は、パイロット弁35を操作した際に、パイ
ロット弁35の二次側管路38、39のパイロット油が
高圧選択用シャトル弁49およびパイロット管路57を
介して切換弁37のパイロット部37aに加わることに
より右位置に切り換わり、ブレーキシリンダ6cに圧油
を供給してブレーキ解除するものである。
a駆動用第1の油圧ポンプ、24は前記ブーム起伏ウイ
ンチ6、補巻ウインチ10の各油圧モータ6a、10a
駆動用第2の油圧ポンプであり、これらは前記上部旋回
体4上に設置される。25は第1の油圧ポンプ23の吐
出管路26に挿入された前記主巻ウインチ9の油圧モー
タ9aの方向切換弁、27、28はそれぞれ前記第2の
油圧ポンプ24の吐出管路29に縦続接続して挿入され
た前記ブーム起伏ウインチ6、補巻ウインチ10の各油
圧モータ6a、10aの方向切換弁である。30、31
は前記第1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出油の最
高圧を設定するリリーフ弁、32はパイロット油圧ポン
プ、33、34、35はそれぞれ主巻ウインチ9制御用
方向切換弁25、補巻ウインチ10制御用方向切換弁2
8、ブーム起伏ウインチ6制御用方向切換弁27の各パ
イロット弁である。また、36はブレーキシリンダ6c
用油圧ポンプ、37はブレーキ解除用切換弁であり、該
切換弁37は、パイロット弁35を操作した際に、パイ
ロット弁35の二次側管路38、39のパイロット油が
高圧選択用シャトル弁49およびパイロット管路57を
介して切換弁37のパイロット部37aに加わることに
より右位置に切り換わり、ブレーキシリンダ6cに圧油
を供給してブレーキ解除するものである。
【0005】前述のように、主巻ウインチ9とブーム起
伏ウインチ6とをそれぞれ別々の油圧ポンプ23、24
により駆動している理由は、アースドリルがクレーンを
ベースマシンとしており、クレーンはブーム起伏と主巻
ウインチによる巻上、巻下の複合操作を行うものであっ
て、ブーム起伏と主巻ウインチによる巻上、巻下にそれ
ぞれ充分な動力を必要とするためである。すなわち、ク
レーン作業においては、図6で示すように、フロントフ
レーム14を取付けない状態として、主巻ウインチ9お
よび主巻ロープ11を用いてクレーン作業を行う場合
(なおこの場合、補巻ロープ12はブーム5の頂部に継
ぎ足す補助ジブ(図示せず)の頂部のシーブから垂下し
て使用することもある)は、ブーム5の起伏と、主巻ウ
インチ9との複合操作であり、各々の油圧ポンプ23、
24で主巻ウインチ9とブーム起伏ウインチ6をそれぞ
れ駆動する。
伏ウインチ6とをそれぞれ別々の油圧ポンプ23、24
により駆動している理由は、アースドリルがクレーンを
ベースマシンとしており、クレーンはブーム起伏と主巻
ウインチによる巻上、巻下の複合操作を行うものであっ
て、ブーム起伏と主巻ウインチによる巻上、巻下にそれ
ぞれ充分な動力を必要とするためである。すなわち、ク
レーン作業においては、図6で示すように、フロントフ
レーム14を取付けない状態として、主巻ウインチ9お
よび主巻ロープ11を用いてクレーン作業を行う場合
(なおこの場合、補巻ロープ12はブーム5の頂部に継
ぎ足す補助ジブ(図示せず)の頂部のシーブから垂下し
て使用することもある)は、ブーム5の起伏と、主巻ウ
インチ9との複合操作であり、各々の油圧ポンプ23、
24で主巻ウインチ9とブーム起伏ウインチ6をそれぞ
れ駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなアースドリ
ルにおいて、補巻ウインチ10および補巻ロープ12
は、アースドリル付帯作業、すなわち、第1に、フロン
トフレーム14の組み付けおよび引き起こし作業等のよ
うに、アースドリルアタッチメントを自力で組み立てる
時に使用され、第2に、バケットにより穴を掘削した
後、この穴に鉄筋を吊り込んだりトレミー管を吊りこむ
作業等で使用する。このアースドリル付帯作業は、ブー
ム起伏ウインチ6の作動によるブーム起伏と、補巻ウイ
ンチ10作動による巻上、巻下との複合操作となる。
ルにおいて、補巻ウインチ10および補巻ロープ12
は、アースドリル付帯作業、すなわち、第1に、フロン
トフレーム14の組み付けおよび引き起こし作業等のよ
うに、アースドリルアタッチメントを自力で組み立てる
時に使用され、第2に、バケットにより穴を掘削した
後、この穴に鉄筋を吊り込んだりトレミー管を吊りこむ
作業等で使用する。このアースドリル付帯作業は、ブー
ム起伏ウインチ6の作動によるブーム起伏と、補巻ウイ
ンチ10作動による巻上、巻下との複合操作となる。
【0007】このような複合操作時、ブーム起伏ウイン
チ6の方向切換弁27と補巻ウインチ10の方向切換弁
28は縦続に接続されているため、これらのウインチ
6、10を駆動させるために必要な油圧の和がリリーフ
弁31の設定圧を越えると停止する。従って、大きなウ
インチ力が必要な時にはブーム起伏ウインチ6と補巻ウ
インチ10とをそれぞれ個別で操作しなければならず、
作業性が悪い。
チ6の方向切換弁27と補巻ウインチ10の方向切換弁
28は縦続に接続されているため、これらのウインチ
6、10を駆動させるために必要な油圧の和がリリーフ
弁31の設定圧を越えると停止する。従って、大きなウ
インチ力が必要な時にはブーム起伏ウインチ6と補巻ウ
インチ10とをそれぞれ個別で操作しなければならず、
作業性が悪い。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、クレーン作
業時にはブーム起伏ウインチと主巻ウインチとが別々の
油圧ポンプにより駆動されるのみならず、アースドリル
付帯作業時にもブーム起伏ウインチと補巻ウインチとが
別々の油圧ポンプで駆動される油圧回路を提供すること
により、アースドリル付帯作業において大きなウインチ
力が必要な場合も複合操作が可能となり、もって作業
性、作業能率を向上させることを目的とする。
業時にはブーム起伏ウインチと主巻ウインチとが別々の
油圧ポンプにより駆動されるのみならず、アースドリル
付帯作業時にもブーム起伏ウインチと補巻ウインチとが
別々の油圧ポンプで駆動される油圧回路を提供すること
により、アースドリル付帯作業において大きなウインチ
力が必要な場合も複合操作が可能となり、もって作業
性、作業能率を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、油圧モータをそれぞれ有する主巻ウイン
チ、ブーム起伏ウインチ、補巻ウインチを備え、主巻ウ
インチの油圧モータは、第1の油圧ポンプにより方向切
換弁を介して駆動制御され、ブーム起伏ウインチおよび
補巻ウインチの各油圧モータは、第2の油圧ポンプによ
り、各ウインチ対応の相互に縦続接続された方向切換弁
を介してそれぞれ駆動制御される構成を有し、主巻ウイ
ンチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープはケリー
バに接続され、補巻ウインチはアースドリルの付帯作業
に使用され、クレーンとしても使用されることのあるア
ースドリルの油圧回路において、前記第1の油圧ポンプ
の吐出管路にもブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁を
設け、前記ブーム起伏ウインチの油圧モータの作動油往
き戻り管路を、第1、第2の油圧ポンプの吐出管路にそ
れぞれ挿入したブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁の
いずれかの二次側管路に切換弁を介して切換接続する構
成としたことを特徴とする。
成するため、油圧モータをそれぞれ有する主巻ウイン
チ、ブーム起伏ウインチ、補巻ウインチを備え、主巻ウ
インチの油圧モータは、第1の油圧ポンプにより方向切
換弁を介して駆動制御され、ブーム起伏ウインチおよび
補巻ウインチの各油圧モータは、第2の油圧ポンプによ
り、各ウインチ対応の相互に縦続接続された方向切換弁
を介してそれぞれ駆動制御される構成を有し、主巻ウイ
ンチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープはケリー
バに接続され、補巻ウインチはアースドリルの付帯作業
に使用され、クレーンとしても使用されることのあるア
ースドリルの油圧回路において、前記第1の油圧ポンプ
の吐出管路にもブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁を
設け、前記ブーム起伏ウインチの油圧モータの作動油往
き戻り管路を、第1、第2の油圧ポンプの吐出管路にそ
れぞれ挿入したブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁の
いずれかの二次側管路に切換弁を介して切換接続する構
成としたことを特徴とする。
【0010】前記切換弁を設ける代わりに、第1、第2
のブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁に共通のパイロ
ット弁を設け、該パイロット弁の二次側回路と前記第
1、第2のブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁のパイ
ロット部との間に、いずれか一方の方向切換弁のパイロ
ット部に前記共通のパイロット弁の二次側回路を切換接
続する切換手段を設けてもよい。
のブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁に共通のパイロ
ット弁を設け、該パイロット弁の二次側回路と前記第
1、第2のブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁のパイ
ロット部との間に、いずれか一方の方向切換弁のパイロ
ット部に前記共通のパイロット弁の二次側回路を切換接
続する切換手段を設けてもよい。
【0011】
【作用】本発明において、ブーム起伏ウインチの油圧モ
ータに対する作動油の往き戻り管路を、第1、第2の油
圧ポンプの各吐出管路に挿入した各方向切換弁の二次側
管路に切換弁を介して切換接続する構成としたことによ
り、クレーン作業時には、ブーム起伏ウインチの油圧モ
ータを、前記切換弁を介して第2の油圧ポンプの吐出管
路の方向切換弁の二次側管路に接続すれば、主巻ウイン
チとブーム起伏ウインチとがそれぞれ第1、第2の油圧
ポンプにより個別で駆動される。一方、アースドリル付
帯作業時には、ブーム起伏ウインチの油圧モータを、前
記切換弁を介して第1の油圧ポンプの吐出管路に挿入し
た方向切換弁の二次側管路に接続すれば、ブーム起伏ウ
インチと補巻ウインチとがそれぞれ第1、第2の油圧ポ
ンプにより個別に駆動される。
ータに対する作動油の往き戻り管路を、第1、第2の油
圧ポンプの各吐出管路に挿入した各方向切換弁の二次側
管路に切換弁を介して切換接続する構成としたことによ
り、クレーン作業時には、ブーム起伏ウインチの油圧モ
ータを、前記切換弁を介して第2の油圧ポンプの吐出管
路の方向切換弁の二次側管路に接続すれば、主巻ウイン
チとブーム起伏ウインチとがそれぞれ第1、第2の油圧
ポンプにより個別で駆動される。一方、アースドリル付
帯作業時には、ブーム起伏ウインチの油圧モータを、前
記切換弁を介して第1の油圧ポンプの吐出管路に挿入し
た方向切換弁の二次側管路に接続すれば、ブーム起伏ウ
インチと補巻ウインチとがそれぞれ第1、第2の油圧ポ
ンプにより個別に駆動される。
【0012】第1、第2の油圧ポンプの各吐出管路に挿
入したブーム起伏ウインチの油圧モータ用方向切換弁の
パイロット部に対し、パイロット弁の二次側を切換手段
を介して切換接続する構成とした場合は、選択された方
向切換弁のみが切換え操作される。従って、クレーン作
業時とアースドリル作業時とで該切換手段によりパイロ
ット弁の二次側管路を両方向切換弁に対して切り換えす
ることにより、前記同様に、クレーン作業時には主巻ウ
インチとブーム起伏ウインチがそれぞれ第1、第2の油
圧ポンプで個別に駆動され、アースドリル付帯作業時に
はブーム起伏ウインチと補巻ウインチがそれぞれ第1、
第2の油圧ポンプで個別に駆動される。
入したブーム起伏ウインチの油圧モータ用方向切換弁の
パイロット部に対し、パイロット弁の二次側を切換手段
を介して切換接続する構成とした場合は、選択された方
向切換弁のみが切換え操作される。従って、クレーン作
業時とアースドリル作業時とで該切換手段によりパイロ
ット弁の二次側管路を両方向切換弁に対して切り換えす
ることにより、前記同様に、クレーン作業時には主巻ウ
インチとブーム起伏ウインチがそれぞれ第1、第2の油
圧ポンプで個別に駆動され、アースドリル付帯作業時に
はブーム起伏ウインチと補巻ウインチがそれぞれ第1、
第2の油圧ポンプで個別に駆動される。
【0013】
【実施例】以下本発明のアースドリルの油圧回路の一実
施例を図1により説明する。図1において、図4ないし
図6と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示す。ま
た、図5に示した主巻ウインチ制御用方向制御弁25と
補巻ウインチ制御用方向切換弁28の各パイロット弁3
3、34は図示を省略している。40は本発明により第
1の油圧ポンプ23の吐出管路26に挿入したブーム起
伏ウインチ制御用方向切換弁であり、その二次側管路4
5、46は、油圧モータ回路切換用電磁切換弁41を介
してブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の
往き戻り管路20、21に接続される。また、第2の油
圧ポンプ24の吐出管路29に挿入されたブーム起伏ウ
インチ制御用方向切換弁27の二次側管路47、48
も、油圧モータ回路切換用電磁切換弁42を介してブー
ム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き戻り
管路20、21に接続される。これらの電磁切換弁4
1、42のソレノイド41a、42aは、スイッチ43
を介してバッテリ44に接続される。ブーム起伏ウイン
チ6のパイロット弁35の二次側管路38、39は、前
記第1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出管路26、
29の各方向切換弁40、27のパイロット部40a、
27aおよび40b、27bにそれぞれ接続している。
なお、第1、第2の油圧ポンプ23、24の各吐出管路
26、29には、それぞれ左右の走行用油圧ポンプの方
向切換弁が挿入されるが、図示を省略している。50は
前記ブーム起伏ウインチ6のパイロット弁35の二次側
管路38、39にパイロット部が接続されたパイロット
切換弁であり、その二次側管路51が前記ブレーキシリ
ンダ6cに接続され、パイロット弁35の操作によりブ
ーム起伏ウインチ6のブレーキを解除するものである。
施例を図1により説明する。図1において、図4ないし
図6と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示す。ま
た、図5に示した主巻ウインチ制御用方向制御弁25と
補巻ウインチ制御用方向切換弁28の各パイロット弁3
3、34は図示を省略している。40は本発明により第
1の油圧ポンプ23の吐出管路26に挿入したブーム起
伏ウインチ制御用方向切換弁であり、その二次側管路4
5、46は、油圧モータ回路切換用電磁切換弁41を介
してブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の
往き戻り管路20、21に接続される。また、第2の油
圧ポンプ24の吐出管路29に挿入されたブーム起伏ウ
インチ制御用方向切換弁27の二次側管路47、48
も、油圧モータ回路切換用電磁切換弁42を介してブー
ム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き戻り
管路20、21に接続される。これらの電磁切換弁4
1、42のソレノイド41a、42aは、スイッチ43
を介してバッテリ44に接続される。ブーム起伏ウイン
チ6のパイロット弁35の二次側管路38、39は、前
記第1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出管路26、
29の各方向切換弁40、27のパイロット部40a、
27aおよび40b、27bにそれぞれ接続している。
なお、第1、第2の油圧ポンプ23、24の各吐出管路
26、29には、それぞれ左右の走行用油圧ポンプの方
向切換弁が挿入されるが、図示を省略している。50は
前記ブーム起伏ウインチ6のパイロット弁35の二次側
管路38、39にパイロット部が接続されたパイロット
切換弁であり、その二次側管路51が前記ブレーキシリ
ンダ6cに接続され、パイロット弁35の操作によりブ
ーム起伏ウインチ6のブレーキを解除するものである。
【0014】この回路において、アースドリル付帯作業
時には、スイッチ43をその可動接点eがc接点側に接
続されるように操作し、これにより電磁切換弁41のソ
レノイド41aに通電し、電磁切換弁41を右位置に切
り換える。これにより、ブーム起伏ウインチ6の油圧モ
ータ6aの作動油往き戻り管路20、21は第1の油圧
ポンプ23の吐出管路26に挿入した方向切換弁40の
二次側管路45、46に接続され、この状態でブーム起
伏ウインチ用パイロット弁35を操作すると、第1の油
圧ポンプ23の吐出油が方向切換弁40を介して油圧モ
ータ6aに供給され、ドラム6bが回転する。一方、補
巻ウインチ10はその油圧モータ10aが第2の油圧ポ
ンプ24の吐出油により、方向切換弁28を介して駆動
される。すなわち、ブーム起伏ウインチ6と補巻ウイン
チ10がそれぞれ第1の油圧ポンプ23、第2の油圧ポ
ンプ24により個別に駆動される。
時には、スイッチ43をその可動接点eがc接点側に接
続されるように操作し、これにより電磁切換弁41のソ
レノイド41aに通電し、電磁切換弁41を右位置に切
り換える。これにより、ブーム起伏ウインチ6の油圧モ
ータ6aの作動油往き戻り管路20、21は第1の油圧
ポンプ23の吐出管路26に挿入した方向切換弁40の
二次側管路45、46に接続され、この状態でブーム起
伏ウインチ用パイロット弁35を操作すると、第1の油
圧ポンプ23の吐出油が方向切換弁40を介して油圧モ
ータ6aに供給され、ドラム6bが回転する。一方、補
巻ウインチ10はその油圧モータ10aが第2の油圧ポ
ンプ24の吐出油により、方向切換弁28を介して駆動
される。すなわち、ブーム起伏ウインチ6と補巻ウイン
チ10がそれぞれ第1の油圧ポンプ23、第2の油圧ポ
ンプ24により個別に駆動される。
【0015】一方、クレーン作業時には、スイッチ43
をその可動接点eがd接点側に接続されるように操作
し、これにより電磁切換弁42のソレノイド42aに通
電し、電磁切換弁42を右位置に切り換える。これによ
り、ブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油往
き戻り管路20、21は第2の油圧ポンプ24の吐出管
路29に挿入されている方向切換弁27の二次側管路4
7、48に接続され、この状態でブーム起伏ウインチ用
パイロット弁35を操作すると、第2の油圧ポンプ24
の吐出油が方向切換弁27を介して油圧モータ6aに供
給され、ドラム6bが回転する。一方、主巻ウインチ9
はその油圧モータ9aが第1の油圧ポンプ23の吐出油
により、方向切換弁25を介して駆動される。すなわ
ち、ブーム起伏ウインチ6と主巻ウインチ9がそれぞれ
第2の油圧ポンプ24、第1の油圧ポンプ23により個
別に駆動される。
をその可動接点eがd接点側に接続されるように操作
し、これにより電磁切換弁42のソレノイド42aに通
電し、電磁切換弁42を右位置に切り換える。これによ
り、ブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油往
き戻り管路20、21は第2の油圧ポンプ24の吐出管
路29に挿入されている方向切換弁27の二次側管路4
7、48に接続され、この状態でブーム起伏ウインチ用
パイロット弁35を操作すると、第2の油圧ポンプ24
の吐出油が方向切換弁27を介して油圧モータ6aに供
給され、ドラム6bが回転する。一方、主巻ウインチ9
はその油圧モータ9aが第1の油圧ポンプ23の吐出油
により、方向切換弁25を介して駆動される。すなわ
ち、ブーム起伏ウインチ6と主巻ウインチ9がそれぞれ
第2の油圧ポンプ24、第1の油圧ポンプ23により個
別に駆動される。
【0016】このように、複合操作の際には各ウインチ
がそれぞれ油圧ポンプ23、24で個別に駆動されるの
で、アースドリル付帯作業時において、ブーム起伏ウイ
ンチ6と補巻ウインチ10とを同時に操作する複合操作
を行うに当たり、大きなウインチ力が必要な重負荷時で
あっても、ブーム5の起伏と補巻ウインチ10による巻
上、巻下とを交互に操作する必要がなくなり、作業性が
向上すると共に作業能率が向上する。
がそれぞれ油圧ポンプ23、24で個別に駆動されるの
で、アースドリル付帯作業時において、ブーム起伏ウイ
ンチ6と補巻ウインチ10とを同時に操作する複合操作
を行うに当たり、大きなウインチ力が必要な重負荷時で
あっても、ブーム5の起伏と補巻ウインチ10による巻
上、巻下とを交互に操作する必要がなくなり、作業性が
向上すると共に作業能率が向上する。
【0017】図2は図1の変形例であり、前記電磁切換
弁41、42の代わりに、人力操作により切り換わる油
圧モータ回路切換用切換弁52を設けて人力操作により
ブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き
戻り管路20、21が切換弁52を介して前記方向切換
弁40の二次側管路45、46または方向切換弁27の
二次側管路47、48に切換接続されるように構成した
ものであり、他の構成は図1と同じである。この人力操
作による切換弁52の代わりに油圧操作式切換弁を用い
ることもできる。このように、管路切り換えが可能であ
れば操作方式の如何に拘らず同様の効果を奏することが
できる。
弁41、42の代わりに、人力操作により切り換わる油
圧モータ回路切換用切換弁52を設けて人力操作により
ブーム起伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き
戻り管路20、21が切換弁52を介して前記方向切換
弁40の二次側管路45、46または方向切換弁27の
二次側管路47、48に切換接続されるように構成した
ものであり、他の構成は図1と同じである。この人力操
作による切換弁52の代わりに油圧操作式切換弁を用い
ることもできる。このように、管路切り換えが可能であ
れば操作方式の如何に拘らず同様の効果を奏することが
できる。
【0018】図3はブーム起伏ウインチ6の方向切換弁
27、40のパイロット弁35の二次側管路にパイロッ
ト回路切換用電磁切換弁53、54を設け、そのソレノ
イド53a、54aに通電する回路にスイッチ55を設
けた本発明の実施例である。本例においては、前記第
1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出管路に設けたブ
ーム起伏ウインチ制御用方向切換弁40、27の二次側
管路45、46および47、48は、それぞれブーム起
伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き戻り管路
20、21に直接接続される。56は、ブーム起伏ウイ
ンチ6の作動を停止した際にカウンタバランス弁22の
パイロット部に油圧が残ることを防止するパイロット切
換弁であり、そのパイロット部56aは、前記ブーム起
伏ウインチ用パイロット弁35の二次側管路38、39
の高圧選択用シャトル弁49にパイロット管路57を介
して接続される。
27、40のパイロット弁35の二次側管路にパイロッ
ト回路切換用電磁切換弁53、54を設け、そのソレノ
イド53a、54aに通電する回路にスイッチ55を設
けた本発明の実施例である。本例においては、前記第
1、第2の油圧ポンプ23、24の吐出管路に設けたブ
ーム起伏ウインチ制御用方向切換弁40、27の二次側
管路45、46および47、48は、それぞれブーム起
伏ウインチ6の油圧モータ6aの作動油の往き戻り管路
20、21に直接接続される。56は、ブーム起伏ウイ
ンチ6の作動を停止した際にカウンタバランス弁22の
パイロット部に油圧が残ることを防止するパイロット切
換弁であり、そのパイロット部56aは、前記ブーム起
伏ウインチ用パイロット弁35の二次側管路38、39
の高圧選択用シャトル弁49にパイロット管路57を介
して接続される。
【0019】この構成において、スイッチ55がオフ、
すなわち可動接点h、iが接点f、gに接触していない
状態においては、ソレノイド53a、54aには通電さ
れないので、電磁切換弁53、54は図示の左位置にあ
り、パイロット弁35の二次側管路38、39は第2の
油圧ポンプ24の吐出管路29に挿入された方向切換弁
27のパイロット部27a、27bに連通し、ブーム起
伏ウインチ6の油圧モータ6aは第2の油圧ポンプ24
からの吐出油によって駆動される。一方、主巻ウインチ
9の油圧モータ9aは第1の油圧ポンプ23からの吐出
油によって駆動される。従って、クレーン作業時におい
ては、スイッチ55をオフとしておくことによってブー
ム起伏ウインチ6と主巻ウインチ9をそれぞれ個別の油
圧ポンプ24、23により駆動することができる。
すなわち可動接点h、iが接点f、gに接触していない
状態においては、ソレノイド53a、54aには通電さ
れないので、電磁切換弁53、54は図示の左位置にあ
り、パイロット弁35の二次側管路38、39は第2の
油圧ポンプ24の吐出管路29に挿入された方向切換弁
27のパイロット部27a、27bに連通し、ブーム起
伏ウインチ6の油圧モータ6aは第2の油圧ポンプ24
からの吐出油によって駆動される。一方、主巻ウインチ
9の油圧モータ9aは第1の油圧ポンプ23からの吐出
油によって駆動される。従って、クレーン作業時におい
ては、スイッチ55をオフとしておくことによってブー
ム起伏ウインチ6と主巻ウインチ9をそれぞれ個別の油
圧ポンプ24、23により駆動することができる。
【0020】また、アースドリル付帯作業時には、スイ
ッチ55をオン、すなわち可動接点h、iを固定接点
f、gに接続すれば、ソレノイド53a、54aに通電
されて電磁切換弁53、54が右位置に切り換わるの
で、パイロット弁35の二次側管路38、39は第1の
油圧ポンプ23の吐出管路26に挿入した方向切換弁4
0のパイロット部40a、40bに連通し、ブーム起伏
ウインチ6は第1の油圧ポンプ23により駆動され、ブ
ーム起伏ウインチ6と補巻ウインチ10とがそれぞれ個
別の油圧ポンプ23、24によって駆動され、前記実施
例と同様の効果を上げることができる。
ッチ55をオン、すなわち可動接点h、iを固定接点
f、gに接続すれば、ソレノイド53a、54aに通電
されて電磁切換弁53、54が右位置に切り換わるの
で、パイロット弁35の二次側管路38、39は第1の
油圧ポンプ23の吐出管路26に挿入した方向切換弁4
0のパイロット部40a、40bに連通し、ブーム起伏
ウインチ6は第1の油圧ポンプ23により駆動され、ブ
ーム起伏ウインチ6と補巻ウインチ10とがそれぞれ個
別の油圧ポンプ23、24によって駆動され、前記実施
例と同様の効果を上げることができる。
【0021】なお、電磁切換弁53、54の代わりに人
力操作式の切換弁や油圧操作式の切換弁を用いてもよ
い。また、方向切換弁27、40として電磁操作式の弁
を用いる場合には、パイロット弁35として電磁操作信
号を発するものが用いられるが、その場合には第1、第
2の油圧ポンプのパイロット切換手段としてスイッチを
用いることができる。
力操作式の切換弁や油圧操作式の切換弁を用いてもよ
い。また、方向切換弁27、40として電磁操作式の弁
を用いる場合には、パイロット弁35として電磁操作信
号を発するものが用いられるが、その場合には第1、第
2の油圧ポンプのパイロット切換手段としてスイッチを
用いることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、クレーンとしても使用
されるアースドリルにおいて、クレーン作業時には従来
通りブーム起伏ウインチと主巻ウインチとをそれぞれ個
別の油圧ポンプで駆動できることは勿論、アースドリル
付帯作業時には、ブーム起伏ウインチと補巻ウインチと
をそれぞれ個別の油圧ポンプで駆動できるため、ブーム
起伏と補巻ウインチによる複合操作を行うに当たり、重
負荷の場合においてもリリーフ弁の設定圧以上になるこ
とがほとんどなくなり、その結果、ブーム起伏と補巻ウ
インチによる巻上、巻下を交互に行う必要がなくなり、
複合操作が可能となるため、作業性が向上すると共に、
作業能率が向上する。
されるアースドリルにおいて、クレーン作業時には従来
通りブーム起伏ウインチと主巻ウインチとをそれぞれ個
別の油圧ポンプで駆動できることは勿論、アースドリル
付帯作業時には、ブーム起伏ウインチと補巻ウインチと
をそれぞれ個別の油圧ポンプで駆動できるため、ブーム
起伏と補巻ウインチによる複合操作を行うに当たり、重
負荷の場合においてもリリーフ弁の設定圧以上になるこ
とがほとんどなくなり、その結果、ブーム起伏と補巻ウ
インチによる巻上、巻下を交互に行う必要がなくなり、
複合操作が可能となるため、作業性が向上すると共に、
作業能率が向上する。
【図1】本発明によるアースドリルの油圧回路の一実施
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図2】図1の変形例を示す回路図である。
【図3】本発明によるアースドリルの油圧回路の他の実
施例を示す回路図である。
施例を示す回路図である。
【図4】アースドリルを補巻ウインチによる付帯作業状
態で示す側面図である。
態で示す側面図である。
【図5】従来のアースドリルの油圧回路を示す回路図で
ある。
ある。
【図6】アースドリルをクレーン作業状態で示す側面図
である。
である。
6 ブーム起伏ウインチ 6a ブーム起伏ウインチの油圧モータ 9 主巻ウインチ 9a 主巻ウインチの油圧モータ 10 補巻ウインチ 10a 補巻ウインチの油圧モータ 23 第1の油圧ポンプ 24 第2の油圧ポンプ 25 主巻ウインチ制御用方向切換弁 26、29 吐出管路 27、40 ブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁 28 補巻ウインチ制御用方向切換弁 32 パイロットポンプ 35 パイロット弁 41、42、52 油圧モータ回路切換用電磁切換弁 43、55 切換スイッチ 53、54 パイロット回路切換用電磁切換弁
Claims (2)
- 【請求項1】油圧モータをそれぞれ有する主巻ウイン
チ、ブーム起伏ウインチ、補巻ウインチを備え、主巻ウ
インチの油圧モータは、第1の油圧ポンプにより方向切
換弁を介して駆動制御され、ブーム起伏ウインチおよび
補巻ウインチの各油圧モータは、第2の油圧ポンプによ
り、各ウインチ対応の相互に縦続接続された方向切換弁
を介してそれぞれ駆動制御される構成を有し、主巻ウイ
ンチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープはケリー
バに接続され、補巻ウインチはアースドリルの付帯作業
に使用され、クレーンとしても使用されることのあるア
ースドリルの油圧回路において、 前記第1の油圧ポンプの吐出管路にもブーム起伏ウイン
チ制御用方向切換弁を設け、 前記ブーム起伏ウインチの油圧モータの作動油往き戻り
管路を、第1、第2の油圧ポンプの吐出管路にそれぞれ
挿入したブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁のいずれ
かの二次側管路に切換弁を介して切換接続する構成とし
たことを特徴とするアースドリルの油圧回路。 - 【請求項2】油圧モータをそれぞれ有する主巻ウイン
チ、ブーム起伏ウインチ、補巻ウインチを備え、主巻ウ
インチの油圧モータは、第1の油圧ポンプにより方向切
換弁を介して駆動制御され、ブーム起伏ウインチおよび
補巻ウインチの各油圧モータは、第2の油圧ポンプによ
り、各ウインチ対応の相互に縦続接続された方向切換弁
を介してそれぞれ駆動制御される構成を有し、主巻ウイ
ンチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープはケリー
バに接続され、補巻ウインチはアースドリルの付帯作業
に使用され、クレーンとしても使用されることのあるア
ースドリルの油圧回路において、 前記第1の油圧ポンプの吐出管路にもブーム起伏ウイン
チ制御用方向切換弁を設け、 前記第1の油圧ポンプの吐出管路に挿入したブーム起伏
ウインチ制御用方向切換弁の二次側管路を前記ブーム起
伏ウインチの油圧モータの作動油往き戻り管路に接続
し、 前記第1、第2の油圧ポンプの吐出管路にそれぞれ挿入
したブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁に共通のパイ
ロット弁を備え、該パイロット弁の二次側回路と前記各
ブーム起伏ウインチ制御用方向切換弁のパイロット部と
の間に、いずれか一方の方向切換弁のパイロット部に前
記共通のパイロット弁の二次側回路を切換接続する切換
手段を設けたことを特徴とするアースドリルの油圧回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34041893A JP3193552B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アースドリルの油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34041893A JP3193552B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アースドリルの油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158373A JPH07158373A (ja) | 1995-06-20 |
JP3193552B2 true JP3193552B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=18336766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34041893A Expired - Fee Related JP3193552B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アースドリルの油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3193552B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100654207B1 (ko) * | 2006-09-11 | 2006-12-06 | (주)수호산업개발 | 굴삭기에 장착되는 암반천공장치의 유압회로 시스템 |
JP6246702B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2017-12-13 | 日立住友重機械建機クレーン株式会社 | クレーンの油圧回路 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP34041893A patent/JP3193552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07158373A (ja) | 1995-06-20 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |