JPH06346677A - アースドリルのフロントフレーム起伏装置 - Google Patents

アースドリルのフロントフレーム起伏装置

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JPH06346677A
JPH06346677A JP16505993A JP16505993A JPH06346677A JP H06346677 A JPH06346677 A JP H06346677A JP 16505993 A JP16505993 A JP 16505993A JP 16505993 A JP16505993 A JP 16505993A JP H06346677 A JPH06346677 A JP H06346677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front frame
hydraulic
hydraulic cylinder
pressure
rope
Prior art date
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Pending
Application number
JP16505993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kusumi
宏 久住
Akio Kiue
明夫 木植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤操作による掘削作業時のブーム破損や非掘
削作業時のリールテーブル装置の破損を防止できるフロ
ントフレーム起伏装置を提供する。 【構成】 油圧シリンダ8のロッド側回路17には、回
路圧によって接点が閉じられる圧力スイッチ28が設け
られていると共に、操作用油圧ポンプ25の吐出側回路
には、前記圧力スイッチ28が閉じることによって通電
し、ソレノイド部29aが励磁されて油圧ポンプ25の
吐出側回路を遮断する電磁切換弁29が設けられてい
る。このため、ロープ11が緊張しているときには、回
転駆動装置7の油圧モータ21を回転制御する方向切換
弁23を作動させることができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築の基礎杭施工用
アースドリルのフロントフレーム起伏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はこの発明に係るアースドリルの掘
削作業姿勢を示す全体側面図である。フロントフレーム
4の上端はブーム2の頂部より吊り下げられた吊りロー
プ3により吊り下げられ、下端側はブーム2の下端部も
しくは本体1に起伏可能に取付けられている。フロント
フレーム4は下フレーム4aと上フレーム4bとで構成
され、上フレーム4bには掘削バケット5及びケリーバ
6に回転トルクを付与する回転駆動装置7が取付けられ
ている。
【0003】一方、ブーム2の下ブーム2a及び該下ブ
ーム2aに接続されたつなぎブーム2b内には、フロン
トフレーム起伏装置12が設置されている。フロントフ
レーム起伏装置12は、下ブーム2a基端部に取付けら
れた油圧シリンダ8と、該油圧シリンダ8のロッド側端
部に取付けられたシーブブロック9と、つなぎブーム2
bに取付けられたシーブブロック10と、前記シーブブ
ロック9とシーブブロック10とに掛け回され、その端
末をフロントフレーム4の上部に取付けたロープ11と
から構成され、油圧シリンダ8の伸長及び縮小によって
フロントフレーム4が倒伏及び起立するようになってい
る。なお、13はセンタジョイント、14はリールテー
ブル装置、15は補巻ロープである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、掘削作業中はロ
ープ11はゆるめられており、フロントフレーム4は吊
りロープ3によって支持されている。しかし、時として
ロープ11をゆるめるのを忘れ、ロープ11を緊張させ
た状態でフロントフレーム4を支持することがある。す
ると、吊りロープ3は緩み、ブーム2の中央部近傍に掘
削荷重が作用し、ブーム2に曲げモーメントが作用す
る。かつ、この状態でケリーバ6を回転させて掘削作業
を行うと、掘削バケット5及びケリーバ6に作用する地
盤反力や、ケリーバ6のせり上がり後に生じる落下衝撃
等がロープ11を通じてブーム2に作用し、ブーム2の
破損を招く恐れがあった。
【0005】また、掘削穴の施工後には、該掘削穴内に
鉄筋籠等を吊り込むため、油圧シリンダ8を縮小し、ロ
ープ11によってフロントフレーム4をブーム2側に引
き寄せる作業を行う。この時、回転駆動装置7の下部に
拡底掘削用のセンタジョイント13やリールテーブル装
置14を有するアースドリルにおいては、誤動作によっ
てケリーバ6を回転させた場合、前記リールテーブル装
置14が下フレーム4aに当接し、破損する恐れがあっ
た。
【0006】この発明は、誤操作による掘削作業時のブ
ーム破損や非掘削作業時のリールテーブル装置の破損を
防止できるフロントフレーム起伏装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のフロントフレ
ーム起伏装置は、クレーン用ブームに内蔵された油圧シ
リンダの伸縮によって、該油圧シリンダとフロントフレ
ームとを結ぶロープを介してフロントフレームを起伏さ
せるアースドリルにおいて、前記ロープを緊張させる側
に油圧シリンダを作動させたときに、ケリーバを回転さ
せる回転駆動装置を停止させる制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0008】また、前記制御手段は、前記油圧シリンダ
の作動油圧によって切り換えられる圧力スイッチと、該
圧力スイッチの切換信号によって回転駆動装置の油圧モ
ータへの圧油の供給を遮断する切換弁とによって構成し
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】フロントフレームを起伏させるロープが緊張し
ているときには、ケリーバを回転させる回転駆動装置の
油圧モータへの油圧の供給が遮断された状態になってい
るので、誤ってケリーバを回転させる操作を行ってもケ
リーバを回転させることができない。従って、誤操作に
気付き、掘削作業時のブームの破損や非掘削作業時のリ
ールテーブル装置の破損を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1により説明
する。図1はフロントフレーム起伏用油圧シリンダの油
圧回路と、ケリーバを回転させる回転駆動装置の油圧モ
ータ駆動回路と、それらを連動させた制御回路とを示し
たものである。
【0011】フロントフレーム起伏用油圧シリンダの油
圧回路は、前記油圧シリンダ8のヘッド側回路16また
はロッド側回路17に圧油を供給する油圧ポンプ18
と、回路の圧油を切り換える電磁式方向切換弁19と、
回路圧を設定するリリーフ弁20とにより構成されてい
る。しかして、図示しないスイッチのオンオフ操作によ
って、油圧シリンダ8の伸縮を行うことができる。
【0012】前記回転駆動装置7の油圧モータ駆動回路
は、油圧モータ21に圧油を供給する油圧ポンプ22
と、油圧モータ21を正転または逆転させる駆動回路の
圧油を切り換える油圧式方向切換弁23と、油圧モータ
21の駆動回路圧を設定するリリーフ弁24と、前記方
向切換弁23の操作回路とから構成されている。方向切
換弁23の操作回路は、操作用油圧ポンプ25の圧油を
リモートコントロール弁26によって切り換え制御し、
その操作油圧を方向切換弁23の受圧部に作用させる構
成となっている。27は操作回路圧を設定するリリーフ
弁である。しかして、リモートコントロール弁26の操
作レバー26aの操作によって方向切換弁23を切り換
え制御し、油圧モータ21の回転駆動を行うことができ
る。
【0013】前述したように、フロントフレーム4の起
伏装置12は、油圧シリンダ8を縮小させると、ロープ
11が緊張してフロントフレーム4が起立するようにな
っているので、このロープ11の緊張状態は、油圧シリ
ンダ8のロッド側回路17の油圧の検出によって行うこ
とができる。
【0014】前記油圧シリンダ8のロッド側回路17に
は、回路圧によって接点が閉じられる圧力スイッチ28
が設けられている。また前記操作用油圧ポンプ25の吐
出側回路には、前記圧力スイッチ28が閉じることによ
って通電し、ソレノイド部29aが励磁されて油圧ポン
プ25の吐出側回路を遮断する電磁切換弁29が設けら
れている。しかして、フロントフレーム4を起伏させる
ロープ11が緊張したときには、油圧シリンダ8のロッ
ド側回路17に油圧が発生するので、圧力スイッチ28
が作動しその接点が閉じられる。これにより、電磁切換
弁29が切り換えられ、油圧ポンプ25の吐出側回路が
遮断される。従って、この時、誤操作により、ケリーバ
6を回転させようとしてリモートコントロール弁26の
操作レバー26aを操作しても、油圧モータ21を回転
制御する方向切換弁23を作動させることができない。
【0015】なお、油圧シリンダ8を逆向きに取付け、
ロープ11が緊張したときに油圧シリンダ8のヘッド側
回路16に油圧が発生するように構成した場合には、圧
力スイッチ28をヘッド側回路16に設ければよいこと
はもちろんである。また、ケリーバ6の回転によるバケ
ット5の掘削作業は、通常正転によって行われるので、
その油圧モータ21の正転側操作回路または正転側駆動
回路に電磁切換弁29を設けても同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0016】掘削作業中、電磁切換弁19は中立位置に
あるため、油圧ポンプ18の吐出油は油圧シリンダ8に
供給されない。従って、油圧シリンダ8のロッド側回路
17に油圧は発生せず、これを検知する圧力スイッチ2
8の接点は開いた状態にあるため、電磁切換弁29は図
1で示された切換位置にあり、操作レバー26aの操作
に影響を与えることはない。
【0017】しかし、掘削作業中において、吊りロープ
3が緩みロープ11が緊張した時は、油圧シリンダ8の
ロッド側回路17に油圧が発生するので、圧力スイッチ
28の接点が閉じ、電磁切換弁29が切り換えられる。
従って、油圧ポンプ25の吐出側回路が遮断され、操作
レバー26aを操作しても油圧ポンプ25からの吐出油
はリリーフ弁27によってタンクに戻されるため、油圧
式方向切換弁23に対しパイロット油圧が作用せず、方
向切換弁23は中立位置にある。このため、油圧ポンプ
22からの吐出油はタンクに戻され、回転駆動装置7の
油圧モータ21は回転しないので、掘削作業が行えな
い。従って、オペレータはロープ11が緊張状態にある
ことを知り、油圧シリンダ8を伸長させてロープ11の
緊張状態を解くことができる。
【0018】次に、フロントフレーム4をブーム2側に
引き寄せる作業について述べる。図3は掘削穴の施工後
に該掘削穴内に鉄筋籠等を吊り込むため、フロントフレ
ーム4をブーム2側に引き寄せた状態を示す全体側面図
である。掘削穴の施工後にはケリーバ6から掘削バケッ
ト5を取り外す。この状態で、油圧シリンダ8を縮小さ
せることにより、ロープ11を介してフロントフレーム
4をブーム2側に引き寄せる。この時、油圧シリンダ8
を縮小させると、油圧シリンダ8のロッド側回路17に
油圧が発生するので、圧力スイッチ28の接点が閉じ、
電磁切換弁29が切り換わる。このため、操作レバー2
6aを操作しても油圧式方向切換弁23の受圧部に油圧
が作用しないので、方向切換弁23のスプールは中立状
態となり、開回路のため、油圧ポンプ22からの吐出油
は油圧モータ21に供給されずにタンクに戻る。従っ
て、フロントフレーム4をブーム2側に引き寄せた時は
ケリーバ6を回転させることはできない。このため、引
き寄せる前にリールテーブル装置14を下フレーム4a
に接触しない状態に回転させた後、引き寄せ操作を行う
ことができると共に、この引き寄せ操作中にケリーバ6
を回転させるという誤動作を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、フ
ロントフレームを起伏させるロープが緊張状態にあると
きには、ケリーバを回転させる回転駆動装置を停止させ
るように構成したので、掘削作業中にフロントフレーム
を起伏させるロープを緊張させる誤操作を行っても、掘
削に伴って作用する外力がブームの中央部近傍に作用す
ることがないため、曲げモーメントの発生を押さえ、ブ
ームの破損を防止できる効果がある。また、非掘削作業
時にフロントフレームをブーム側に引き寄せたときにも
ケリーバを回転させることができないので、引き寄せ時
にケリーバを回転させる誤操作を行っても、リールテー
ブル装置をブームに当接させて破損させる事故も回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す制御回路図、
【図2】アースドリルの掘削作業姿勢を示す全体側面
図、
【図3】非掘削作業時にフロントフレームをブーム側に
引き寄せた状態を示す全体側面図である。
【符号の説明】 2 ブーム 3 吊りロープ 4 フロントフレーム 6 ケリーバ 8 油圧シリンダ 11 ロープ 14 リールテーブル装置 28 圧力スイッチ 29 電磁切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン用ブームに内蔵された油圧シリ
    ンダの伸縮によって、該油圧シリンダとフロントフレー
    ムとを結ぶロープを介してフロントフレームを起伏させ
    るアースドリルにおいて、前記ロープを緊張させる側に
    油圧シリンダを作動させたときに、ケリーバを回転させ
    る回転駆動装置が停止する制御手段を備えたことを特徴
    とするアースドリルのフロントフレーム起伏装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記油圧シリンダの作
    動油圧によって切り換えられる圧力スイッチと、該圧力
    スイッチの切換信号によって回転駆動装置の油圧モータ
    への圧油の供給を遮断する切換弁とによって構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のアースドリルのフロント
    フレーム起伏装置。
JP16505993A 1993-06-11 1993-06-11 アースドリルのフロントフレーム起伏装置 Pending JPH06346677A (ja)

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JP16505993A JPH06346677A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 アースドリルのフロントフレーム起伏装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16505993A JPH06346677A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 アースドリルのフロントフレーム起伏装置

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JPH06346677A true JPH06346677A (ja) 1994-12-20

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JP16505993A Pending JPH06346677A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 アースドリルのフロントフレーム起伏装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016026378A1 (zh) * 2014-08-18 2016-02-25 阿特拉斯科普柯(南京)建筑矿山设备有限公司 牙轮钻机的塔架升降装置
CN109141961A (zh) * 2018-08-23 2019-01-04 德清县三中交通工程有限公司 一种建筑桩基挖孔取芯钻

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