JPH05125746A - 作業機の油圧パイロツト回路 - Google Patents
作業機の油圧パイロツト回路Info
- Publication number
- JPH05125746A JPH05125746A JP28825791A JP28825791A JPH05125746A JP H05125746 A JPH05125746 A JP H05125746A JP 28825791 A JP28825791 A JP 28825791A JP 28825791 A JP28825791 A JP 28825791A JP H05125746 A JPH05125746 A JP H05125746A
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- Japan
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- hydraulic pump
- pump
- pilot
- pressure oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイロット回路用の副油圧ポンプの故障時で
も、臨時的にパイロット回路が作動可能となるための手
段を備えさせる。 【構成】 掘削作業装置の操作レバー17,18を油圧
パイロット操作式の構成してあるバックホウにおいて、
パイロット回路2用のチャージポンプ14からの吐出圧
油をパイロット弁16に供給するための圧油供給路20
途中に、電動モータ21あるいは手動操作力で駆動され
る補助油圧ポンプ22の吐出側ポート23を接続する。
も、臨時的にパイロット回路が作動可能となるための手
段を備えさせる。 【構成】 掘削作業装置の操作レバー17,18を油圧
パイロット操作式の構成してあるバックホウにおいて、
パイロット回路2用のチャージポンプ14からの吐出圧
油をパイロット弁16に供給するための圧油供給路20
途中に、電動モータ21あるいは手動操作力で駆動され
る補助油圧ポンプ22の吐出側ポート23を接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホウの掘削作業
装置やホイールローダのショベル装置を、油圧パイロッ
ト操作で駆動操作させるものに係り、詳しくは、作業装
置を油圧駆動するための制御弁を、この制御弁に圧油を
給排する主油圧ポンプとは別の副油圧ポンプによる圧油
給排を受けるパイロット弁の操作によって切換操作する
ように構成してある作業機の油圧パイロット回路に関す
るものである。
装置やホイールローダのショベル装置を、油圧パイロッ
ト操作で駆動操作させるものに係り、詳しくは、作業装
置を油圧駆動するための制御弁を、この制御弁に圧油を
給排する主油圧ポンプとは別の副油圧ポンプによる圧油
給排を受けるパイロット弁の操作によって切換操作する
ように構成してある作業機の油圧パイロット回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】油圧パイロット操作式の作業機として
は、特開平3−56706号公報で示されたもののよう
に、十字操作式の操作レバーでもってパイロット弁を操
作するようにしたものが知られている。この手段では、
軽い操作力でもって軽快に操作できるという利点があ
る。
は、特開平3−56706号公報で示されたもののよう
に、十字操作式の操作レバーでもってパイロット弁を操
作するようにしたものが知られている。この手段では、
軽い操作力でもって軽快に操作できるという利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが何らかの原因
によってパイロット弁用の副油圧ポンプが故障した場合
は、パイロット弁を操作しても制御弁の切換操作が不能
となり、主油圧ポンプが正常であっても作業装置を全く
作動できない状態になってしまう難点がある。例えば、
ブームを下げ、かつ、アームを目一杯伸張させた掘削開
始姿勢の状態で上記故障が生じた場合には、そのままの
状態では修理のための移動すらできないことが考えられ
るので、副油圧ポンプの故障時でも少しの間はパイロッ
ト回路が作動可能な状態にしておきたいのである。本発
明の目的は、パイロット回路用の副油圧ポンプの故障時
でも、臨時的にパイロット回路が作動可能となるための
手段を備えさせる点にある。
によってパイロット弁用の副油圧ポンプが故障した場合
は、パイロット弁を操作しても制御弁の切換操作が不能
となり、主油圧ポンプが正常であっても作業装置を全く
作動できない状態になってしまう難点がある。例えば、
ブームを下げ、かつ、アームを目一杯伸張させた掘削開
始姿勢の状態で上記故障が生じた場合には、そのままの
状態では修理のための移動すらできないことが考えられ
るので、副油圧ポンプの故障時でも少しの間はパイロッ
ト回路が作動可能な状態にしておきたいのである。本発
明の目的は、パイロット回路用の副油圧ポンプの故障時
でも、臨時的にパイロット回路が作動可能となるための
手段を備えさせる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、冒頭に記載した作業機の油圧パイロット回路
において、副油圧ポンプからの吐出圧油をパイロット弁
に供給するための圧油供給路途中に、電動モータで駆動
される補助油圧ポンプの吐出側ポートを接続可能に構成
してあることを特徴とするものである。また、補助油圧
ポンプを、電動モータに代えて人為操作力で駆動するよ
うに構成しても良い。
本発明は、冒頭に記載した作業機の油圧パイロット回路
において、副油圧ポンプからの吐出圧油をパイロット弁
に供給するための圧油供給路途中に、電動モータで駆動
される補助油圧ポンプの吐出側ポートを接続可能に構成
してあることを特徴とするものである。また、補助油圧
ポンプを、電動モータに代えて人為操作力で駆動するよ
うに構成しても良い。
【0005】
【作用】前記特徴構成によれば、パイロット回路には副
油圧ポンプだけでなく、補助ポンプからの吐出圧油も供
給可能であるから、副油圧ポンプの故障時には補助ポン
プを駆動させることでパイロット回路を作動可能とな
る。これにより、掘削開始姿勢にある掘削作業装置を格
納姿勢に駆動制御できて修理のための移動に適した状態
にできるとか、修理のためローダ機体を停車させておく
のに安全上から上昇姿勢にあるショベルを下降させると
いった具合に、副油圧ポンプ故障時でも一時的に作業装
置を作動させることができるようになる。補助油圧ポン
プを電動モータで駆動する場合では、電源によっては、
比較的長時間の間に亘る代替ポンプ装置として機能させ
ることが可能であり、削り出した土砂を邪魔にならない
ように退けてから修理に出すといった具合に、作業を整
えた状態にさせることができるとともに、補助油圧ポン
プを人為操作力で駆動する場合では、専用の駆動源が不
要である。
油圧ポンプだけでなく、補助ポンプからの吐出圧油も供
給可能であるから、副油圧ポンプの故障時には補助ポン
プを駆動させることでパイロット回路を作動可能とな
る。これにより、掘削開始姿勢にある掘削作業装置を格
納姿勢に駆動制御できて修理のための移動に適した状態
にできるとか、修理のためローダ機体を停車させておく
のに安全上から上昇姿勢にあるショベルを下降させると
いった具合に、副油圧ポンプ故障時でも一時的に作業装
置を作動させることができるようになる。補助油圧ポン
プを電動モータで駆動する場合では、電源によっては、
比較的長時間の間に亘る代替ポンプ装置として機能させ
ることが可能であり、削り出した土砂を邪魔にならない
ように退けてから修理に出すといった具合に、作業を整
えた状態にさせることができるとともに、補助油圧ポン
プを人為操作力で駆動する場合では、専用の駆動源が不
要である。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1及び2記載のいずれの
油圧パイロット回路であっても、作業中に副油圧ポンプ
が故障しても、修理に持って行く或いは、その場所に暫
く置いておくに適した格納姿勢に作業装置を作動制御で
き、スペース面や安全面から好ましいものを提供できる
に至った。請求項1記載のものでは暫くの間作業が続行
可能にできる利点があり、請求項2記載のものでは廉価
に構成できる利点を備えている。
油圧パイロット回路であっても、作業中に副油圧ポンプ
が故障しても、修理に持って行く或いは、その場所に暫
く置いておくに適した格納姿勢に作業装置を作動制御で
き、スペース面や安全面から好ましいものを提供できる
に至った。請求項1記載のものでは暫くの間作業が続行
可能にできる利点があり、請求項2記載のものでは廉価
に構成できる利点を備えている。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3に作業機の一例である掘削作業装置Sを有
したバックホウが、図1にその油圧回路が示され、油圧
回路は主油圧回路1とパイロット回路2とから構成され
ている。主油圧回路1において、3は主油圧ポンプ、4
乃至13は夫々ドーザ用、スイング用、旋回用、バケッ
ト用、ブーム用、右側走行装置用、左走行装置用、ブー
ム合流用、アーム用、サービス用の制御弁であり、Eは
エンジンである。パイロット回路2において、14は副
油圧ポンプ、15はアンロード弁、16はパイロット
弁、17,18は夫々十字操作式の操作レバー、19は
旋回とスイングの切換弁であり、副油圧ポンプ14から
の吐出圧油をパイロット弁16に供給するための圧油供
給路20の途中に、電動モータ21で駆動される補助油
圧ポンプ22の吐出側ポート23を接続するとともに、
その接続点aに対する圧油供給路20の圧油供給上手側
位置にチェック弁24を介装してある。電動モータ21
には図示しない搭載バッテリーから電力を供給すると良
いが、外部電源用のコンセントを設けて置けば便利であ
る。これにより、副油圧ポンプ14が故障した場合に
は、電動モータ21に通電して補助油圧ポンプ22を駆
動すれば良い。また、補助油圧ポンプ22等から成る補
助ユニットAを、アンロード弁15通過後の圧油供給路
20に接続させても良い。
明する。図3に作業機の一例である掘削作業装置Sを有
したバックホウが、図1にその油圧回路が示され、油圧
回路は主油圧回路1とパイロット回路2とから構成され
ている。主油圧回路1において、3は主油圧ポンプ、4
乃至13は夫々ドーザ用、スイング用、旋回用、バケッ
ト用、ブーム用、右側走行装置用、左走行装置用、ブー
ム合流用、アーム用、サービス用の制御弁であり、Eは
エンジンである。パイロット回路2において、14は副
油圧ポンプ、15はアンロード弁、16はパイロット
弁、17,18は夫々十字操作式の操作レバー、19は
旋回とスイングの切換弁であり、副油圧ポンプ14から
の吐出圧油をパイロット弁16に供給するための圧油供
給路20の途中に、電動モータ21で駆動される補助油
圧ポンプ22の吐出側ポート23を接続するとともに、
その接続点aに対する圧油供給路20の圧油供給上手側
位置にチェック弁24を介装してある。電動モータ21
には図示しない搭載バッテリーから電力を供給すると良
いが、外部電源用のコンセントを設けて置けば便利であ
る。これにより、副油圧ポンプ14が故障した場合に
は、電動モータ21に通電して補助油圧ポンプ22を駆
動すれば良い。また、補助油圧ポンプ22等から成る補
助ユニットAを、アンロード弁15通過後の圧油供給路
20に接続させても良い。
【0008】〔別実施例〕図2に示すように、電動モー
タ21駆動の補助油圧ポンプ22に代えて、手動式の補
助ポンプ22’を圧油供給路20に接続する手段でも良
い。この場合では、アキュームレータ25を接続してお
けば、補助ポンプ22’のポンピング操作と操作レバー
17,18の操作とを一人の操縦者で賄えるので好都合
である。
タ21駆動の補助油圧ポンプ22に代えて、手動式の補
助ポンプ22’を圧油供給路20に接続する手段でも良
い。この場合では、アキュームレータ25を接続してお
けば、補助ポンプ22’のポンピング操作と操作レバー
17,18の操作とを一人の操縦者で賄えるので好都合
である。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】油圧回路図
【図2】別構造の油圧回路図
【図3】バックホウの側面図
3 主油圧ポンプ 8 制御弁 14 副油圧ポンプ 16 パイロット弁 20 圧油供給路 21 電動モータ 22,22’ 補助油圧ポンプ 23 吐出側ポート S 作業装置
Claims (2)
- 【請求項1】 作業装置(S)を油圧駆動するための制
御弁(8)を、この制御弁(8)に圧油を給排する主油
圧ポンプ(3)とは別の副油圧ポンプ(14)による圧
油給排を受けるパイロット弁(16)の操作によって切
換操作するように構成してある作業機の油圧パイロット
回路であって、前記副油圧ポンプ(14)からの吐出圧
油を前記パイロット弁(16)に供給するための圧油供
給路(20)途中に、電動モータ(21)で駆動される
補助油圧ポンプ(22)の吐出側ポート(23)を接続
可能に構成してある作業機の油圧パイロット回路。 - 【請求項2】 作業装置(S)を油圧駆動するための制
御弁(8)を、この制御弁(8)に圧油を給排する主油
圧ポンプ(3)とは別の副油圧ポンプ(14)による圧
油給排を受けるパイロット弁(16)の操作によって切
換操作するように構成してある作業機の油圧パイロット
回路であって、前記副油圧ポンプ(14)からの吐出圧
油を前記パイロット弁(16)に供給するための圧油供
給路(20)途中に、人為操作力で駆動される補助油圧
ポンプ(22’)の吐出側ポート(23)を接続可能に
構成してある作業機の油圧パイロット回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28825791A JPH05125746A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 作業機の油圧パイロツト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28825791A JPH05125746A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 作業機の油圧パイロツト回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125746A true JPH05125746A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17727857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28825791A Pending JPH05125746A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 作業機の油圧パイロツト回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05125746A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008275100A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Daikin Ind Ltd | 建設車両 |
JP2011226104A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 長尺フロントの動力異常停止時降下装置と降下方法 |
CN102733445A (zh) * | 2012-07-12 | 2012-10-17 | 徐州徐工挖掘机械有限公司 | 一种小型液压挖掘机先导油源阀组 |
WO2020194730A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28825791A patent/JPH05125746A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008275100A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Daikin Ind Ltd | 建設車両 |
JP2011226104A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 長尺フロントの動力異常停止時降下装置と降下方法 |
CN102733445A (zh) * | 2012-07-12 | 2012-10-17 | 徐州徐工挖掘机械有限公司 | 一种小型液压挖掘机先导油源阀组 |
CN102733445B (zh) * | 2012-07-12 | 2014-12-03 | 徐州徐工挖掘机械有限公司 | 一种小型液压挖掘机先导油源阀组 |
WO2020194730A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
JPWO2020194730A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2021-09-13 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
US11214941B2 (en) | 2019-03-28 | 2022-01-04 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
EP3795843A4 (en) * | 2019-03-28 | 2022-03-02 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | CONSTRUCTION MACHINE |
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