JP4162500B2 - ウインチの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2台のウインチを搭載して集材作業を行う作業車両等に用いられるウインチの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベル等の作業車両に2台のウインチを搭載し、作業車両に設置された滑車と集材基地の立木に設置された滑車との間にワイヤロープを掛け渡して、一方のウインチを巻込み駆動するとともに、他方のウインチを巻出し駆動することにより、ワイヤロープに結着した材木を移動させて集材作業を行うようにした装置が知られている。この場合、巻出し側のワイヤロープに張力を持たせることで、材木の木口を上げて木株や石などの障害物を避けて集材作業を効率的に行うことができる。
【0003】
ところで、この種の装置により集材作業を行うに際して、オペレータが各ウインチを操作する2本の操作レバーを同時に操作する方式では、巻込み側のウインチはドラムの巻き径が徐々に大きくなる一方、巻出し側のウインチはドラムの巻き径が徐々に小さくなっていくために、ワイヤロープの張力を一定に保持しながらそれら2本の操作レバーを操作するには高度の熟練技術を要し、その操作が極めて困難であるだけでなく、たとえ熟練のオペレータであっても多大の疲労を伴うという問題点があった。
【0004】
そこで、このような問題点を解決するために、2台のウインチの連動操作をON−OFFするインターロック選択スイッチを設け、このインターロック選択スイッチがON操作されているときに、1本の操作レバーを操作すると巻込み側のウインチは巻込み駆動され、巻出し側のウインチはその巻込み側のウインチの速度に同調して巻出し駆動されるようにしたウインチの制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、他の先行技術として、第1ウインチ駆動回路に設けた第1油圧モータと、第2ウインチ駆動回路に設けた第2油圧モータとを同時にワイヤロープの巻上側に回転させ、一方のウインチ駆動回路のリリーフ設定圧を他方のウインチ駆動回路のリリーフ設定圧よりも高く設定しておくことで、各リリーフ設定圧に応じた張力をワイヤロープにかけるようにして、材木を吊上げた状態で集材するようにしたインターロック装置も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−63967号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3079187号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載された装置では、1本の操作レバーにより2台のウインチの回転方向等を制御できる点で優れているものの、全て制御器からの制御用電気信号により電気・油圧式制御回路によって各ウインチを油圧駆動させるように構成されているために、その制御装置が大掛かりでかつコスト高になってしまうという問題点がある。また、この従来装置では、例えば吊荷の重さに応じて巻出し側のワイヤロープの張力(バックテンション)を微妙に調整したい場合にその調整が不能であるという問題点がある。さらに、オペレータがマニュアル操作によって巻込み側および巻出し側の各ウインチを操作したい場合に、その要求に応えられないという問題点がある。
【0008】
一方、前記特許文献2に記載された装置では、両方のウインチを巻込み側に回転させ、リリーフ設定圧の差により巻出し側のワイヤロープの張力を確保する方式であるために、巻出し側のウインチに常に無理なトルクがかかることになってそのウインチの耐久性の面で難点がある。また、この従来装置の場合も、前記特許文献1のものと同様、巻出し側のワイヤロープ張力の手動調整ができないという問題点がある。
【0009】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、インターロック機構を極めて簡易な構成にすることができるとともに、巻出し側のワイヤロープ張力の手動調整も可能で、かつマニュアル操作にも簡単に切替え可能なウインチの制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前記目的を達成するために、本発明によるウインチの制御装置は、
第1ウインチを駆動する第1油圧モータおよびその第1油圧モータへ供給される圧油の方向を切替える第1主切替弁を有する第1ウインチ駆動回路と、第2ウインチを駆動する第2油圧モータおよびその第2油圧モータへ供給される圧油の方向を切替える第2主切替弁を有する第2ウインチ駆動回路と、これら第1ウインチ駆動回路と第2ウインチ駆動回路を連動させる際にその連動指令信号を発する連動スイッチと、この連動スイッチからの信号を受けて前記第1油圧モータもしくは第2油圧モータのいずれか一方の油圧モータを巻込み側に駆動したときに他方の油圧モータを巻出し側に駆動するように、前記第1ウインチ駆動回路と第2ウインチ駆動回路とを連通させる連動弁とを備えるウインチの制御装置において、
前記第1主切替弁を操作する第1ウインチ操作レバーと、前記第2主切替弁を操作する第2ウインチ操作レバーと、前記第1油圧モータおよび第2油圧モータのうちの少なくとも一方の油圧モータの巻込み側の油圧ラインに配されてそのリリーフ圧を調整することにより前記第1ウインチもしくは第2ウインチより巻出されるワイヤロープの張力を調整するリリーフ弁と、前記第1ウインチ操作レバーもしくは第2ウインチ操作レバーのいずれか一方の操作レバーのパイロット弁からその操作レバーにより操作される主切替弁に至るパイロットラインの途中に、パイロット圧を前記主切替弁もしくは前記リリーフ弁のいず れかに選択的に供給するように切替える電磁弁とを備え、前記連動スイッチから連動指令信号が発せられた際に前記電磁弁が前記パイロット圧を前記リリーフ弁に供給するように切替えられることを特徴とするものである。
【0011】
本発明によれば、連動スイッチがOFF時には、第1ウインチ操作レバーおよび第2ウインチ操作レバーがそれぞれ第1主切替弁および第2主切替弁の操作用に使用される。連動スイッチをON操作すると、第1ウインチ駆動回路および第2ウインチ駆動回路に設けられた連動弁が切替えられることにより、第1油圧モータもしくは第2油圧モータのいずれか一方の油圧モータを巻込み側に駆動したときに他方の油圧モータが巻出し側に駆動される。こうして、1本の操作レバーを操作することにより一方のウインチが巻込み側に回転され、他方のウインチが巻出し側に回転されることになる。また、巻出し側のウインチにおけるワイヤロープの張力を手動調整したい場合には、連動スイッチのON時に前記第1ウインチ操作レバーもしくは第2ウインチ操作レバーのいずれか一方の操作レバーを張り増大方向に操作することにより、第1油圧モータおよび第2油圧モータのうちの少なくとも一方の油圧モータの巻込み側の油圧ラインに設けられたリリーフ弁のリリーフ圧が高められ、これによって巻出し側のワイヤロープの張力が増大される。こうして、巻出し側のウインチ操作レバーにワイヤロープの張力調整機能を持たせてオペレータの判断に応じて巻出し側のワイヤロープの張力調整を容易に行うことができ、操作レバーの本数を少なくして構成の簡素化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるウインチの制御装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
図1には、本発明の第1の実施形態に係る集材機の斜視図が示されている。本実施形態の集材機1は、油圧ショベル2の作業機(ブーム3およびアーム4)をタワーとして用いて、ランニングスカイライン方式により前方の集材基地で伐採した材木5を手前側の集材基地に吊り下げて移送するように構成されている。
【0014】
前記油圧ショベル2には2台のウインチ(第1ウインチ6および第2ウインチ7)が搭載され、この油圧ショベル2のアーム4の先端部には滑車8,9が取り付けられる。一方、前方の集材基地に位置する定置物としての立木10にも滑車11が取り付けられる。油圧ショベル2の第2ウインチ7から延びるワイヤロープ(索状体)12bは滑車9を経て引き出され、滑車11に巻き掛けられた後、キャリッジ(吊り具)13の一端部に固定される。また、油圧ショベル2の第1ウインチ6から延びるワイヤロープ12aは滑車8を経て引き出されて前記キャリッジ13の他端部に固定される。こうして、第2ウインチ7からワイヤロープ12bを巻出しながら、第1ウインチ6にてワイヤロープ12aを巻込むことにより、キャリッジ13に吊り下げられた材木5を手前側の集材基地に移送することができる。
【0015】
図2には、本実施形態に係るウインチ制御装置の油圧回路図が示されている。以下、この油圧回路図に基づいて説明する。
【0016】
前記第1ウインチ6のドラム6aは第1油圧モータ14aによって減速器(図示せず)を介して駆動され、前記第2ウインチ7のドラム7aは第2油圧モータ14bによって減速器(図示せず)を介して駆動され、これら各油圧モータ14a,14bの正逆回転によってドラム6a,7aに対するワイヤロープ12a,12bの巻込みおよび巻出しがなされるように構成されている。前記第1油圧モータ14aおよび第2油圧モータ14bには、図示されていないがブレーキおよびそのブレーキを制御するブレーキ弁が内蔵されている。また、前記第1油圧モータ14aのメイン回路16aおよび前記第2油圧モータ14bのメイン回路16bには安全弁15a,15bが設けられている。
【0017】
前記各メイン回路16a,16bには、タンク17より主ポンプ18によって圧油が供給される。また、これら主ポンプ18と各メイン回路16a,16bとを接続する圧油吐出ライン上には第1主切替弁19aおよび第2主切替弁19bがそれぞれ介挿されている。なお、本実施形態において、メイン回路16aおよび第1主切替弁19aを含む第1油圧モータ14aの駆動回路が、本発明における第1ウインチ駆動回路に対応し、メイン回路16bおよび第2主切替弁19bを含む第2油圧モータ14bの駆動回路が、本発明における第2ウインチ駆動回路に対応する。
【0018】
前記第1主切替弁19aの巻込み側操作部19iに後述するパイロットポンプ30からのパイロット圧が作用すると、主ポンプ18からの圧油はメイン回路16aの巻込み側ライン16iに供給されて第1油圧モータ14aおよびドラム6aは巻込み側に回転される。このとき、第1油圧モータ14aから吐出された圧油は巻出し側ライン16oを通ってタンク20にドレンされる。一方、前記第1主切替弁19aの巻出し側操作部19oにパイロット圧が作用すると、主ポンプ18からの圧油はメイン回路16aの巻出し側ライン16oに供給されて第1油圧モータ14aおよびドラム6aは巻出し側に回転され、第1油圧モータ14aから吐出された圧油は巻込み側ライン16iを通ってタンク20にドレンされる。前記第2油圧モータ14bのメイン回路16bについても同様に作動する。
【0019】
前記各メイン回路16a,16bの巻込み側ライン16i,16iには、カウンタバランス弁21a,21bおよびチェック弁22a,22bがそれぞれ設けられている。これらカウンタバランス弁21a,21bおよびチェック弁22a,22bはそれぞれ、第1油圧モータ14aおよび第2油圧モータ14bに背圧を与えることによって負荷の自由落下を防止する役目をする。
【0020】
また、前記第1油圧モータ14aおよび第2油圧モータ14bのそれぞれの巻込み側ライン16iと巻出し側ライン16oとを連通する連通ライン16c,16dが設けられ、各連通ライン16c,16dには、バイパス弁23a,23bと、このバイパス弁23a,23bに流量抵抗を与える絞り弁(可変絞り)24a,24bがそれぞれ介挿されている。前記バイパス弁23a,23bは電磁式の2位置切替弁であって、インターロック選択スイッチ(連動スイッチ)25からの指令信号に基づき、油圧スイッチ26a,26bを介してその開閉が制御される。
【0021】
また、前記第2油圧モータ14bの巻込み側ライン16iには、前記カウンタバランス弁21bの後流側に、リリーフ弁27およびチェック弁28が並列配置されて介挿されている。このリリーフ弁27は、後述する第2ウインチ操作レバー31bの操作時にパイロット圧にてそのリリーフ圧が調整される。こうして、第2ウインチ操作レバー31bを操作してリリーフ弁27のリリーフ圧を調整することにより、前記第2ウインチ7のドラム7aから巻出されるワイヤロープ12bの張力が調整可能とされる。
【0022】
一方、パイロットポンプ30は、第1ウインチ操作レバー31aのパイロット弁32aおよび第2ウインチ操作レバー31bのパイロット弁32bパイロット圧を供給する。前記パイロット弁32aは、第1ウインチ操作レバー31aの巻込み側の操作量に応じたパイロット圧を第1主切替弁19aの巻込み側操作部19iに作用させるとともに、第1ウインチ操作レバー31aの巻出し側の操作量に応じたパイロット圧を第1主切替弁19aの巻出し側操作部19oに作用させる。同様に、前記パイロット弁32bは、第2ウインチ操作レバー31bの巻込み側の操作量に応じたパイロット圧を第2主切替弁19bの巻込み側操作部19iに作用させるとともに、第2ウインチ操作レバー31bの巻出し側の操作量に応じたパイロット圧を第2主切替弁19bの巻出し側操作部19oに作用させる。
【0023】
前記第1主切替弁19aおよび第2主切替弁19bの巻出し側のパイロットラインにはシャトル弁33a,33bがそれぞれ介挿されている。そして、前記シャトル弁33aの一側のラインは前記パイロット弁32aに接続され、他側のラインは連動弁34aを介して第2主切替弁19bの巻込み側操作部19iに接続されている。また、前記シャトル弁33bの一側のラインは2位置切替式の電磁弁35を介して前記パイロット弁32bに接続され、他側のラインは連動弁34bを介して第1主切替弁19aの巻込み側操作部19iに接続されている。これら連動弁34a,34bは電磁式の2位置切替弁であって、前記インターロック選択スイッチ25からの指令信号に基づきその開閉が制御される。
【0024】
上述したように、前記パイロット弁32bからシャトル弁33bに至るパイロットラインの途中に2位置切替式の電磁弁35が介挿されるとともに、この電磁弁35を通してパイロット圧をリリーフ弁27に導いてそのリリーフ圧を調整するためのパイロットラインが設けられている。そして、電磁弁35がa位置にあるときには、パイロット弁32bからのパイロット圧がシャトル弁33bに導かれ、電磁弁35がb位置にあるときには、パイロット弁32bからのパイロット圧がリリーフ弁27に導かれるようにされている。ここで、インターロック選択スイッチ25がOFF位置にあるときには電磁弁35がa位置にあり、インターロック選択スイッチ25をON位置に操作すると電磁弁35がb位置に切替えられる。
【0025】
次に、本実施形態のウインチ制御装置の作動について説明する。
【0026】
まず、第1ウインチ6および第2ウインチ7を連動(インターロック)運転させるために、インターロック選択スイッチ25をON方向に操作すると、連動弁34a,34bが開方向に作動されるとともに、電磁弁35がb位置に切替えられ、第1主切替弁19aの巻込み側パイロットラインと第2主切替弁19bの巻出し側パイロットラインとが連通するとともに、第2主切替弁19bの巻込み側パイロットラインと第1主切替弁19aの巻出し側パイロットラインとが連通する。この状態で、第1ウインチ6の操作レバー31aを巻込み側(矢印A方向)に操作すると、パイロット弁32aの巻込み側のラインから出力されるパイロット圧が第1主切替弁19aの巻込み側操作部19iに作用し、この第1主切替弁19aは巻込み側に切替えられる。これにより、主ポンプ18からの圧油はメイン回路16aの巻込み側ライン16iに供給されて第1油圧モータ14aおよびドラム6aは巻込み側に回転される。なお、第1油圧モータ14aから吐出された圧油は巻出し側ライン16oを通ってタンク20にドレンされる。
【0027】
これと同時に、パイロット弁32aの巻込み側のラインから出力されるパイロット圧は、連動弁34bからシャトル弁33bを通って第2主切替弁19bの巻出し側操作部19oに作用し、第2主切替弁19bは巻出し側に切替えられる。これにより、主ポンプ18からの圧油はメイン回路16bの巻出し側ライン16oに供給されて第2油圧モータ14bおよびドラム7aは巻出し側に回転される。なお、第2油圧モータ14bから吐出された圧油は巻込み側ライン16iを通ってタンク20にドレンされる。
【0028】
また、前記パイロット弁32aの巻込み側のラインから出力されるパイロット圧は油圧スイッチ26bを作動させる。これにより、第1油圧モータ14bのメイン回路16bの連通ライン16dに介挿されたバイパス弁23bに通電されてそのバイパス弁23bが開作動して連通ライン16dが絞り弁24bを介して連通する。これにより、第2ウインチ7の駆動はフリーになるが、絞り弁24bによりワイヤロープ12bに張力が与えられ、第1ウインチ6の巻込み駆動に対して、第2ウインチ7はワイヤロープ12bを弛ませることなく、自由に巻出すことができる。
【0029】
こうして、1本の操作レバーを操作することにより一方のウインチが巻込み側に回転され、他方のウインチが巻出し側に回転されることになる。なお、前述の説明は、第1ウインチ6の操作レバー31aを操作する場合について説明したが、第2ウインチ7の操作レバー31bを操作した場合にも同様の駆動が可能である。
【0030】
前述の操作において、巻出し側のワイヤロープの張力(バックテンション)を手動調整したい場合には、第2ウインチ7の操作レバー31bを張り増大方向(矢印B方向)に操作すると、パイロット弁32bからのパイロット圧がリリーフ弁27に作用することによりそのリリーフ圧が高められ、第2ウインチ7のドラム7aから巻出されるワイヤロープ12bの張力が増大される。こうして、オペレータの判断に応じて巻出し側のワイヤロープ12bの張力調整を容易に行うことができる。
【0031】
一方、インターロック選択スイッチ25がOFF状態にあるときには、マニュアル操作モードとなって、第1ウインチ6の操作レバー31aを巻込み側に操作するとともに、第2ウインチ7の操作レバー31bを巻込み側に操作することで、オペレータの技量に頼ったマニュアル操作が可能である。
【0032】
実施形態においては、第2ウインチ7の操作レバー31bを、第2ウインチ7の巻込み・巻出しを操作する役目と、ワイヤロープの張力を調整する調整レバーの役目とを兼用させることから、オペレータがその操作レバー31bの現在の操作モードを容易に認識できるように、その操作モードを表示パネル等に表示するようにするのが望ましい。
【0033】
(第の実施形態)
には、本発明の第の実施形態に係るウインチ制御装置の油圧回路図が示されている。本実施形態において、回路の基本構成およびその作動については第の実施形態とほぼ同様である。したがって、第の実施形態と共通する部分には図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとする。
【0034】
前記第1実施形態では、リリーフ弁27を第2油圧モータ14bの巻込み側ラインのみに設けたものを説明したが、本実施形態においては、第1油圧モータ14aの巻込み側ラインおよび第2油圧モータ14bの巻込み側ラインにそれぞれリリーフ弁27a,27bを設けるとともに、各リリーフ弁27a,27bのリリーフ圧をそれぞれ第1ウインチ6の操作レバー31aおよび第2ウインチ7の操作レバー31bで調整するために、パイロット弁32a,32bからシャトル弁33a,33bに至るパイロットラインの途中にそれぞれ電磁弁35a,35bを介挿するように構成したものである。
【0035】
このようにすれば、インターロック選択スイッチ25がON方向に操作されているとき、第1ウインチ6の操作レバー31aによって巻込み・巻出し操作を行うとともに、第2ウインチ7の操作レバー31bによってワイヤロープ12bの張力の調整を行い、また第2ウインチ7の操作レバー31bによって巻込み・巻出し操作を行うとともに、第1ウインチ6の操作レバー31aによってワイヤロープ12aの張力の調整を行うことができる。
【0036】
以上のように、前記各実施形態のウインチ制御装置によれば、第1ウインチ6と第2ウインチ7とを連動操作するインターロック機構を極めて簡易な構成にすることができるとともに、巻出し側のワイヤロープ張力をオペレータの好みに応じて自由に調整することができる。また、連動操作からマニュアル操作への切替えも極めて容易に行うことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態に係る集材機の斜視図である。
【図2】 図2は、第1の実施形態に係るウインチ制御装置の油圧回路図である。
【図3】 図3は、第2の実施形態に係るウインチ制御装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 集材機
2 油圧ショベル
6 第1ウインチ
7 第2ウインチ
12a,12b ワイヤロープ
14a 第1油圧モータ
14b 第2油圧モータ
16a,16b メイン回路
19a 第1主切替弁
19b 第2主切替弁
25 インターロック選択スイッチ(連動スイッチ)
27,27a,27b リリーフ弁
31a 第1ウインチ操作レバー
31b 第2ウインチ操作レバー
34a,34b 連動弁
35,35a,35b 電磁弁

Claims (1)

  1. 第1ウインチを駆動する第1油圧モータおよびその第1油圧モータへ供給される圧油の方向を切替える第1主切替弁を有する第1ウインチ駆動回路と、第2ウインチを駆動する第2油圧モータおよびその第2油圧モータへ供給される圧油の方向を切替える第2主切替弁を有する第2ウインチ駆動回路と、これら第1ウインチ駆動回路と第2ウインチ駆動回路を連動させる際にその連動指令信号を発する連動スイッチと、この連動スイッチからの信号を受けて前記第1油圧モータもしくは第2油圧モータのいずれか一方の油圧モータを巻込み側に駆動したときに他方の油圧モータを巻出し側に駆動するように、前記第1ウインチ駆動回路と第2ウインチ駆動回路とを連通させる連動弁とを備えるウインチの制御装置において、
    前記第1主切替弁を操作する第1ウインチ操作レバーと、前記第2主切替弁を操作する第2ウインチ操作レバーと、前記第1油圧モータおよび第2油圧モータのうちの少なくとも一方の油圧モータの巻込み側の油圧ラインに配されてそのリリーフ圧を調整することにより前記第1ウインチもしくは第2ウインチより巻出されるワイヤロープの張力を調整するリリーフ弁と、前記第1ウインチ操作レバーもしくは第2ウインチ操作レバーのいずれか一方の操作レバーのパイロット弁からその操作レバーにより操作される主切替弁に至るパイロットラインの途中に、パイロット圧を前記主切替弁もしくは前記リリーフ弁のいずれかに選択的に供給するように切替える電磁弁とを備え、前記連動スイッチから連動指令信号が発せられた際に前記電磁弁が前記パイロット圧を前記リリーフ弁に供給するように切替えられることを特徴とするウインチの制御装置。
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