JP3767389B2 - 油圧ウィンチの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ポンプで油圧モータを駆動し、この油圧モータでウィンチドラムを回転させる油圧ウィンチの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ウィンチの制御装置として、特公昭63−35555号公報に示されているように、ウィンチドラムにクラッチと、ネガティブ・ポジティブ両ブレーキを設け、ウィンチドラムの駆動、停止、フリーフォール(吊荷の自由落下)の各運転状態に応じてこれらクラッチ及びブレーキをオン・オフ制御するものが公知である。
【0003】
しかし、この装置によると、クラッチによる動力伝達経路を切断し、ブレーキペダルにより吊荷を降下させるため、正確な操作を行うには熟練を要する。また、フリーフォールのためにクラッチ及びポジティブブレーキとこれらの制御系が必要となるため、装置構成が複雑となり、コストが高くなる等の欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本出願人は、特開平11−79679号公報に示されているように、モータを小容量に設定して高速で巻下回転させることにより、フリーフォールと同様の高速巻下運転(以下、フリーフォール運転という)を可能とする技術を提案した。
【0005】
このフリーフォール運転時には、
( ) モータが高速で巻下回転すること、
( ii ) 吊荷(またはフック)が地上に到達(着床)したときに、巻上ロープが緩んだり乱巻が発生したりしないように巻下回転が停止すること
の二点の機能が求められる。
【0006】
しかし、上記提案技術は、モータ回路がポンプとタンクに接続された開回路を前提としており、閉回路、すなわち、二方向ポンプの両側吐出口にモータの両側管路が接続され、ポンプの油吐出方向と吐出流量を制御してモータの回転方向と速度を変化させる構成をとる回路においては、いまだに上記二点の機能を備えたフリーフォール運転を可能とする技術は実現していない。
【0007】
そこで本発明は、閉回路においてフリーフォール運転を可能とする油圧ウィンチの制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ウィンチドラムを駆動する油圧モータと、この油圧モータの油圧源としての可変容量型の油圧ポンプが閉回路により接続され、かつ、上記油圧モータを相対的に高速で巻下回転させる高速回転モードと相対的に低速で巻下回転させる低速回転モードとに切換えるモータ速度切換手段と、巻下指令信号を出力する巻下操作手段と、上記油圧ポンプの油の吐出方向と吐出流量を制御するポンプ制御手段とが設けられ、このポンプ制御手段は次の要件を具備するものである。
【0009】
( ) 上記油圧ポンプの巻下側の傾転を制御する巻下側傾転制御回路を有し、この巻下側傾転制御回路に切換弁が設けられていること。
【0010】
( ii ) この切換弁は、油圧モータを巻下回転させる巻下位置と、油圧モータの巻下回転を停止させる巻下停止位置とを有すること。
【0011】
( iii ) 切換弁は、上記閉回路の巻下側保持圧と、巻下操作手段の巻下操作による巻 下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときに巻下位置にセットされ、この切換弁により、上記モータの巻下回転速度が上記巻下指令圧力に応じた値に制御されるように構成されていること。
【0012】
( iv ) 切換弁は、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに上記巻下位置から上記巻下停止位置に切換わるように構成されていること。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、切換弁として油圧パイロット式の切換弁が用いられたものである。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2の構成において、切換弁の油圧パイロットポートに、巻下側保持圧と、巻下操作手段の操作による巻下指令圧力がそれぞれ同切換弁を巻下位置にセットする方向のパイロット圧として導入されるように構成されたものである。
【0015】
請求項4の発明は、請求項の構成において、切換弁のパイロットポートが、巻下側保持圧が導入される第1ポートと、巻下指令圧力が導入される第2のポートに分けられ、上記第1ポートの受圧面積が第2ポートの受圧面積よりも小さく設定されたものである。
【0016】
請求項5の発明は、請求項の構成において、切換弁として電磁式の切換弁が用いられ、かつ、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに上記切換弁に巻下停止位置への切換信号を出力するコントローラが設けられたものである。
【0017】
請求項6の発明は、請求項5の構成において、コントローラは、切換弁に対し、
(イ)巻下側保持圧と巻下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときに切換弁に巻下位置への切換信号を出力し、
(ロ)巻下指令圧力に応じて巻下回転速度が変化する方向の信号を出力する
ように構成されたものである。
【0018】
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの構成において、巻下モードを自動停止モードと通常モードとの間で切換えるモード切換手段が設けられ、ポンプ制御手段は、
(イ)上記モード切換手段が自動停止モードに設定された状態では、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに巻下運転を停止させ、
(ロ)モード切換手段が通常モードに設定された状態では、巻下側保持圧の値に関係なく巻下運転が行われる
方向に油圧ポンプを制御するように構成されたものである。
【0019】
上記構成によると、モータ速度切換手段が高速回転モードに設定され、かつ、巻下操作手段が巻下操作されると、ウィンチドラムが高速で巻下回転してフリーフォール運転が行われる。
【0020】
そして、このフリーフォール運転時に、吊荷が着床して閉回路の巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下する(負荷がなくなる完全着床状態では0になる)と、ポンプ制御手段によってモータの巻下回転が停止する。
【0021】
具体的には、切換弁が巻下位置から巻下停止位置に切換わることにより、可変容量型油圧ポンプの傾転が吐出流量0の状態となって巻下運転が停止する。
【0022】
こうして、閉回路において、高速巻下回転と着床停止の二つの機能が発揮されてフリーフォール運転が可能となる。
【0023】
また、巻下側保持圧と巻下操作による巻下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときにフリーフォール運転が開始され、かつ、巻下指令圧力(巻下操作量)に応じた巻下速度に制御される。このため、フリーフォール運転時の速度をオペレータによって自由に制御することができる。
【0024】
請求項の構成によると、上記切換弁として油圧パイロット式切換弁が用いられ、全油圧制御が可能となるため、電磁式切換弁を用いた場合と比較して、電気制御のための設備(コントローラや圧力検出手段)が不要となり、回路を油圧機器のみで構成することができる。
【0025】
この場合、請求項の構成によると、切換弁において、高圧の巻下側保持圧が導入される第1ポートの受圧面積が小さく、低圧の巻下指令圧力が導入される第2ポートの受圧面積が大きく設定されているため、上記巻下操作量に応じた巻下速度制御が行い易い。また、巻下側保持圧に対抗するバネ力を小さくすることができるため、切換弁をコンパクトに構成することができる。
【0026】
これに対し、切換弁として電磁切換弁が用いられた請求項の構成によると、切換弁を電気信号によって直接制御でき、特殊なパイロットポートを備えた油圧切換弁を用いる場合と比較して、汎用バルブを使用することができるため、部品コストが安く、かつ、装置構成が簡単ですむ。
【0027】
また、切換弁の切換指令をコントローラで行うため、切換弁の切換特性を広い範囲で自由に選択することができる。
【0028】
一方、請求項の構成によると、着床時に必ず巻下停止する請求項1乃至の構成に対して、モード切換手段により、必要に応じて巻下側保持圧に関係なく(荷が着床しても)巻下運転を継続させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図によって説明する。
【0030】
第1実施形態(図1〜図3参照)
図1において、1は図示しないウィンチドラムを駆動する可変容量型の油圧モータで、この油圧モータ1の巻上側及び巻下側両管路2,3が直接、可変容量型かつ二方向吐出型の油圧ポンプ4の両吐出口に接続されてモータ閉回路Aが構成され、油圧ポンプ4の吐出方向と吐出流量が制御されて、油圧モータ1の回転方向(巻上・巻下)と回転速度が制御される。
【0031】
ポンプ4を制御するポンプ制御手段の構成を説明する。
【0032】
ポンプ4の傾転を巻上側及び巻下側に操作する傾転シリンダ5と、同シリンダ5の油圧源6及びタンクTとが油圧パイロット式のサーボ弁であるシリンダ制御弁7を介して接続され、このシリンダ制御弁7と傾転シリンダ5が、レバー8によって操作される巻上側及び巻下側両リモコン弁9,10からの圧力(リモコン圧)によって制御される。
【0033】
すなわち、レバー8が図右側の巻上側または左側の巻下側に操作されると、巻上側リモコン弁9または巻下側リモコン弁10からレバー操作量に応じたリモコン圧が出力され、このリモコン圧によりシリンダ制御弁7が中立位置イから図右側の巻上位置ロまたは左側の巻下位置ハに切換わる。
【0034】
巻上位置ロでは傾転シリンダ5の巻上側油室5aに、巻下位置ハでは同巻下側油室5bにそれぞれリモコン弁操作量に応じた油圧が送られ、これにより同シリンダ5が巻上側または巻下側に駆動されて傾転が変化し、この傾転に応じた量の油が巻上側管路2または巻下側管路3に送られてモータ1が回転する。
【0035】
傾転シリンダ5とシリンダ制御弁7とを結ぶ巻上側、巻下側両傾転制御回路11,12のうち、巻下側傾転制御回路12に油圧パイロット式の切換弁13が設けられている。
【0036】
この切換弁13は、傾転シリンダ5の巻下側油室5bをタンクTに連通させる巻下停止位置aと、同油室5bに油圧源6からの油を送る巻下位置bとを有するとともに、パイロット圧を受けるパイロットポートとして、巻下側管路3の圧力(巻下側保持圧)P1を導入する第1パイロットポート14と、巻下側リモコン弁10の操作によるリモコン圧(巻下指令圧力)P2を導入する第2パイロットポート15とを有している。
【0037】
この両パイロットポート14,15にはそれぞれパイロット圧を受けて作動する受圧部としてのピストン16,17が一体移動する状態で設けられ、この両ピストン16,17に作用する巻下側保持圧P1と巻下指令圧力P2の合計圧力によって切換弁13が切換わる。
【0038】
ここで、両ピストン16,17の受圧面積は、相対的に高圧(巻下側保持圧P1)を受ける第1ピストン16が小さく、低圧(巻下指令圧力P2)を受ける第2ピストン17が大きく設定されている。
【0039】
18はこのパイロット圧に対抗するバネである。
【0040】
次に、モータ1の容量をフリーフォール運転時には小さく設定してモータ速度を高めるためのモータ速度切換手段の構成を説明する。
【0041】
19はモータ1の傾転を変えることによってモータ容量を変化させる容量調整シリンダで、モータ1は、同シリンダ19が縮小した状態で大容量に設定され、シリンダ伸長状態で小容量に設定される。
【0042】
この容量調整シリンダ19の伸長側油室19aは、油圧パイロット切換式の容量制御弁20を介して巻上側管路2及びタンクTに接続されている。
【0043】
この容量制御弁20は大容量位置イと小容量位置ロとを有し、大容量位置イでシリンダ伸長側油室19aがタンクTに連通して容量調整シリンダ19が縮小する(モータ1が大容量にセットされる)。
【0044】
一方、同制御弁20が小容量位置ロに切換わると、巻上側管路2の油がシリンダ伸長側油室19aに導入されることによってシリンダ19が伸長する(モータ1が小容量域にセットされる)。
【0045】
容量制御弁20の小容量パイロットポート20aは、モータ容量切換ライン21を介してモード切換手段を構成するフリーフォール弁(電磁切換弁)22の出力ポートに接続されている。
【0046】
このフリーフォール弁22は、通常運転時(巻上時及び通常巻下時)は図の非作用位置イにセットされ、この状態では容量制御弁20は図示の大容量位置イに保持される。
【0047】
この状態から、モード切換手段を構成するフリーフォールスイッチ23がオン操作されるとフリーフォール弁22が作用位置ロに切換わり、パイロット油圧源24の油圧が容量制御弁20の小容量パイロットポート20aに供給されて同制御弁20が小容量位置ロに切換わる。
【0048】
これにより、容量調整シリンダ19が伸長作動してモータ1が小容量にセットされる。
【0049】
この装置の作用を説明する。
【0050】
巻上運転時及び通常の巻下運転時にはフリーフォール弁22は非作用位置イにセットされ、モータ容量が大容量に設定される。
【0051】
この状態では、巻上側または巻下側両リモコン弁9,10の操作に基づくシリンダ制御弁7及び傾転シリンダ5の作用により、モータ1が操作量に応じた速度(フリーフォール運転時よりも低速)で回転して巻上または通常巻下運転が行われる。
【0052】
一方、フリーフォール運転時にはフリーフォール弁22が作用位置ロに切換えられ、モータ容量が小容量にセットされるため、高速での巻下運転が可能となる。
【0053】
このフリーフォール運転時において、前記したように切換弁13には巻下側保持圧P1と巻下指令圧力P2の合計圧力がパイロット圧として加えられ、この合計圧力が巻下開始の設定値に達したときに巻下位置bに切換わる。
【0054】
この点を詳述すると、
Fk:切換弁13が巻下位置bに切換わるクラッキング時のバネ18の戻しバネ力
A1:第1ピストン16の受圧面積
P1:巻下側保持圧
A2:第2ピストン17の受圧面積
P2:巻下指令圧力
において、切換弁13が巻下位置bに切換わるときは、
Fk=A1・P1+A2・P2 …(1)
となる。よって、切換弁13が巻下停止位置aにあるためには、
Fk>A1・P1+A2・P2 …(2)
となる。そして、式(2)を変形して
P1<(−A2・P2+Fk)/A1 …(3)
となり、式(3)は図2の斜線部分を表す。
【0055】
つまり、巻下側保持圧P1と巻下指令圧力P2で表される座標が、図2のグラフの斜線部分内にあるときには切換弁13は巻下停止位置aにあり、たとえ巻下側リモコン弁10の操作によってシリンダ制御弁7が巻下位置ハに切換わっても、ポンプ4は中立(傾転0)の状態となる。従って、ポンプ4からの油の吐出流量は0となるためモータ1は回転しない。
【0056】
そして、巻下側リモコン弁10の操作量が増えて巻下側保持圧P1と巻下指令圧力P2で表される座標が、図2のX点のようにグラフの斜線部分外に出ると、切換弁13が巻下位置bに切換わり、ポンプ4の巻下側傾転がリモコン弁操作量に応じた値に設定されてモータ1が高速で巻下回転し、フリーフォール運転が行われる。
【0057】
このフリーフォール運転中、仮に、図2のX点に圧力の座標がある場合に、モータ1の回転を停止させるには、X点から斜線部分内に圧力座標を移動させる必要があり、この座標移動は巻下側保持圧P1及び巻下指令圧力P2の少なくとも一方が減少することによって行われる。
【0058】
この装置においては、荷が着床すると巻下側保持圧P1が0またはそれに近い値まで低下する点に着目し、巻下側保持圧P1がある値以下(着床時の圧力)に低下したときに、切換弁13が巻下停止位置aに切換わるように切換弁13の切換特性を設定している。
【0059】
これにより、着床時に、たとえリモコン弁10が巻下操作されていてもフリーフォール運転が自動的に停止することになる。
【0060】
すなわち、閉回路構成において、高速巻下回転と着床時の巻下停止の二つの機能を備えたフリーフォール運転が可能となる。
【0061】
また、図2に示すように、ポンプ傾転(ポンプ吐出流量)は巻下側リモコン弁10の操作量(巻下指令圧力P2)に応じて変化するため、レバー操作により図2の斜線部分外においてフリーフォール速度を任意に制御することができる。
【0062】
この場合、切換弁13の両ピストン16,17の受圧面積が、第1ピストン側で小さく、第2ピストン17側で大きく設定されているため、巻下指令圧力P2の変化に対する速度変化が大きくなり、レバー操作による速度制御性が良いものとなる。
【0063】
第2実施形態(図4参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0064】
第1実施形態においては、巻下時に巻下側保持圧P1が設定値以下になると、常に切換弁13が巻下停止位置aに切換わって巻下運転が自動停止する構成をとったのに対し、第2実施形態においては、モード切換により、巻下側保持圧P1が設定値以下に低下しても巻下運転を続行できる構成をとっている。
【0065】
すなわち、切換弁13の第2パイロットポート15と、巻下側リモコン弁10及びパイロット油圧源24との間に電磁式の切換制御弁26が設けられるとともに、この切換制御弁26を制御するコントローラ27と、巻下指令圧力P2を検出してコントローラ27に入力する圧力計28と、巻下モードを、巻下運転を自動停止させる自動停止モードと、自動停止させない通常モードとの間で切換えるモード切換手段としてのモード切換スイッチ29が設けられている。
【0066】
切換制御弁26は、巻下側リモコン弁10の操作による巻下指令圧力P2を第2パイロットポート15に送る第1の位置イと、パイロット油圧源24の圧力を減圧せずに直接同ポート15に送る第2の位置ロとを有している。
【0067】
この切換制御弁26は、モード切換スイッチ29がオフのときには図示の第1の位置イにセットされる。この状態では、第1実施形態で説明したように巻下側保持圧P1が設定値以下に低下すると巻下運転が自動停止する。
【0068】
一方、モード切換スイッチ29がオン操作されると、コントローラ27からの信号によって切換制御弁26が第2の位置ロに切換わる。この状態では、油圧源24からの圧力が切換弁13の第2のパイロットポート15に供給されるため、切換弁13が、巻下側保持圧P1の大小変化にかかわらず巻下位置bに保持される。
【0069】
このため、荷が着床しても、巻下操作されている限り巻下操作量に応じた巻下運転が継続される。
【0070】
このような運転モードは、たとえば砕岩棒をフリーフォールさせて水中の岩石を破砕する作業において、砕岩棒が岩に到達した後も一定時間、巻下を継続して確実に破砕したい場合等に使用することができる。
【0071】
第3実施形態(図5参照)
第3実施形態においては、第1及び第2両実施形態の油圧パイロット式切換弁13に代えて電磁切換式の切換弁30が用いられ、この切換弁30がコントローラ31からの信号によって制御されるように構成されている。
【0072】
コントローラ31には、圧力計32によって巻下側保持圧P1が、また圧力計33によって巻下指令圧力P2がそれぞれ入力され、この両圧力P1,P2の合計値が設定値以上に達すると、コントローラ31から切換弁30に切換信号が出力されて切換弁30が巻下位置bに切換わり、巻下側保持圧P1が設定値以下に低下すると、コントローラ31からの切換信号が停止して切換弁30が巻下停止位置aに戻る。
【0073】
この構成によると、第1、第2両実施形態のように第1、第2両パイロットポート14,15を備えた特殊な切換弁13を用いる場合と比較して、汎用の電磁弁を使用することができるため、部品コストが安く、かつ、装置構成が簡単ですむ。
【0074】
また、切換弁30の切換指令をコントローラ31で行うため、切換弁30の切換特性を広い範囲で自由に選択することができる。
【0075】
第4実施形態(図6参照)
上記各実施形態では、リモコン弁9,10によりシリンダ制御弁7を介して傾転シリンダ5を間接的に制御する構成をとったのに対し、第4実施形態においては、シリンダ制御弁7を省略して、リモコン弁9,10からのリモコン圧をシリンダ制御ライン34,35により直接(巻下側は切換弁13経由で)傾転シリンダ5に送り、リモコン弁9,10の操作によって直接傾転シリンダ5を制御する構成をとっている。
【0076】
この構成によっても、第1〜第3各実施形態と基本的に同じ作用効果を得ることができる。
【0077】
ところで、上記各実施形態では、モータ容量を大小変化させてモータ速度を高速・低速に切換える構成をとったが、他のモータ速度切換手段、たとえばモータ1とウィンチドラムとの間に変速機構を設け、この変速機構を高速側と低速側に切換える手段等を用いることができる。
【0078】
【発明の効果】
上記のように本発明によるときは、ウィンチドラムを高速で巻下回転させるフリーフォール運転時に、閉回路の巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下すると、ポンプ制御手段によってモータの巻下回転が停止する方向にポンプを制御する( 換弁が巻下位置から巻下停止位置に切換わって可変容量型油圧ポンプの傾転が吐出流量0の状態となる)構成としたから、高速巻下と並ぶフリーフォール運転の条件である着床時の巻下自動停止作用を得ることができる。すなわち、閉回路においてフリーフォール運転を実現することができる。
【0079】
また、巻下側保持圧と巻下操作による巻下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときにフリーフォール運転が開始され、かつ、巻下指令圧力(巻下操作量)に応じた巻下速度に制御される。このため、フリーフォール運転時の速度をオペレータによって自由に制御することができる。
【0080】
請求項の発明によると、切換弁として油圧パイロット式切換弁が用いられ、全油圧制御が可能となるため、電磁式切換弁を用いた場合と比較して、電気制御のための設備(コントローラや圧力検出手段)が不要となり、回路を油圧機器のみで構成することができる。
【0081】
この場合、請求項の発明によると、切換弁において、高圧の巻下側保持圧が導入される第1ポートの受圧面積が小さく、低圧の巻下指令圧力が導入される第2ポートの受圧面積が大きく設定されているため、上記巻下操作量に応じた巻下速度制御が行い易い。また、巻下側保持圧に対抗するバネ力を小さくすることができるため、切換弁をコンパクトに構成することができる。
【0082】
これに対し、切換弁として電磁切換弁が用いられた請求項の発明によると、切換弁を電気信号によって直接制御でき、特殊なパイロットポートを備えた油圧切換弁を用いる場合と比較して、汎用バルブを使用することができるため、部品コストが安く、かつ、装置構成が簡単ですむ。
【0083】
また、切換弁の切換指令をコントローラで行うため、切換弁の切換特性を広い範囲で自由に選択することができる。
【0084】
一方、請求項の発明によると、必要に応じて、巻下側保持圧の大小変化に関係なく巻下運転を継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す回路構成図である。
【図2】 同実施形態において巻下指令圧力と巻下側保持圧によって決まる、巻下運転が停止する範囲を示す図である。
【図3】 同実施形態における巻下指令圧力とポンプ吐出流量の関係を示す図である。
【図4】 本発明の第2実施形態を示す回路構成図である。
【図5】 本発明の第3実施形態を示す回路構成図である。
【図6】 本発明の第4実施形態を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ
2 巻上側管路
3 巻下側管路
4 油圧ポンプ
A 閉回路
5 ポンプ制御手段を構成する傾転シリンダ
7 同シリンダ制御弁
11 同巻上側傾転制御回路
12 同巻下側傾転制御回路
13 同油圧パイロット式切換弁
14,15 同切換弁のパイロットポート
16,17 同パイロットポートのピストン
18 同切換弁のバネ
10 巻下操作手段としての巻下側リモコン弁
19 モータ速度切換手段を構成する容量調整シリンダ
20 同容量制御弁
21 同モータ容量切換ライン
22 同フリーフォール弁
23 同フリーフォールスイッチ
26 ポンプ制御手段を構成する切換制御弁
27 同コントローラ
28 同圧力計
29 モード切換手段としてのモード切換スイッチ
30 ポンプ制御手段を構成する電磁切換式の切換弁
31 同コントローラ
32,33 同圧力計

Claims (7)

  1. ウィンチドラムを駆動する油圧モータと、この油圧モータの油圧源としての可変容量型の油圧ポンプが閉回路により接続され、かつ、上記油圧モータを相対的に高速で巻下回転させる高速回転モードと相対的に低速で巻下回転させる低速回転モードとに切換えるモータ速度切換手段と、巻下指令信号を出力する巻下操作手段と、上記油圧ポンプの油の吐出方向と吐出流量を制御するポンプ制御手段とが設けられ、このポンプ制御手段は次の要件を具備することを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
    ( ) 上記油圧ポンプの巻下側の傾転を制御する巻下側傾転制御回路を有し、この巻下側傾転制御回路に切換弁が設けられていること。
    ( ii ) この切換弁は、油圧モータを巻下回転させる巻下位置と、油圧モータの巻下回転を停止させる巻下停止位置とを有すること。
    ( iii ) 切換弁は、上記閉回路の巻下側保持圧と、巻下操作手段の巻下操作による巻下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときに巻下位置にセットされ、この切換弁により、上記モータの巻下回転速度が上記巻下指令圧力に応じた値に制御されるように構成されていること。
    ( iv ) 切換弁は、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに上記巻下位置から上記巻下停止位置に切換わるように構成されていること。
  2. 請求項1記載の油圧ウィンチの制御装置において、切換弁として油圧パイロット式の切換弁が用いられたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
  3. 請求項2記載の油圧ウィンチの制御装置において、切換弁の油圧パイロットポートに、巻下側保持圧と、巻下操作手段の操作による巻下指令圧力がそれぞれ同切換弁を巻下位置にセットする方向のパイロット圧として導入されるように構成されたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
  4. 請求項記載の油圧ウィンチの制御装置において、切換弁のパイロットポートが、巻下側保持圧が導入される第1ポートと、巻下指令圧力が導入される第2のポートに分けられ、上記第1ポートの受圧面積が第2ポートの受圧面積よりも小さく設定されたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
  5. 請求項記載の油圧ウィンチの制御装置において、切換弁として電磁式の切換弁が用いられ、かつ、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに上記切換弁に巻下停止位置への切換信号を出力するコントローラが設けられたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
  6. 請求項5記載の油圧ウィンチの制御装置において、コントローラは、切換弁に対し、
    (イ)巻下側保持圧と巻下指令圧力の合計値が巻下開始の設定値に達したときに切換弁に巻下位置への切換信号を出力し、
    (ロ)巻下指令圧力に応じて巻下回転速度が変化する方向の信号を出力する
    ように構成されたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の油圧ウィンチの制御装置において、巻下モードを自動停止モードと通常モードとの間で切換えるモード切換手段が設けられ、ポンプ制御手段は、
    (イ)上記モード切換手段が自動停止モードに設定された状態では、巻下側保持圧が巻下停止の設定値以下に低下したときに巻下運転を停止させ、
    (ロ)モード切換手段が通常モードに設定された状態では、巻下側保持圧の値に関係なく巻下運転が行われる
    方向に油圧ポンプを制御するように構成されたことを特徴とする油圧ウィンチの制御装置。
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