JP2004292102A - ウインチの速度制御装置およびクレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーの操作によりウインチ速度を適切に制御する。
【解決手段】主巻モータ24の駆動回路に一対の油圧ポンプ10A,10Bと方向制御弁34A,34Bを設け、操作レバー42の操作量αが所定値α1未満ではリモコン弁43からの圧力により方向制御弁34Aのみを切り換え、所定値α1以上で方向制御弁34Bを切り換える。主巻モータ24を可変容量形とし、シャトル弁53から油室51aへの圧油の供給回路に制御弁54を設けるとともに、操作レバー42の操作量αが所定値α2以上所定値α3未満の領域でリモコン弁43からの圧力によって制御弁54を切り換え、モータ傾転を最大傾転qmaxから最小傾転qminに連続的に制御させる。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコン弁の操作に応じてウインチの駆動速度を制御するウインチの速度制御装置およびクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のウインチ装置として、ウインチ駆動用モータに可変容量モータを用いたものが知られている(例えば特許文献1参照)。これによればリモコン弁の操作圧力が所定値になるまで、すなわち方向制御弁が最大に切り換わるまでモータ容量は最大値に保たれ、操作圧力が所定値以上になるとモータ容量は減少する。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−30628号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した公報記載のウインチ装置にあっては、高速と高トルクとを両立させるためにはモータの小容量を小さくする必要がある。小容量が小さくなると回路圧が上昇し、容量制御装置の容量減少禁止手段が作動しやすくなるが、バケット作業等の複索作業で前記容量減少禁止手段が作動すると、作動点のバラツキのため速度が同期しなくなり、結果低速でしか使用できなくなるが、この方式では低速の速度が相当遅いため作業性に劣る。
【0006】
本発明は、ウインチ速度を適切に制御し得るウインチの速度制御装置およびクレーンを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるウインチの速度制御装置は、油圧ポンプと、巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータと、操作量に応じたモータ駆動指令を出力する操作部材と、操作部材の操作に応じた操作圧力を発生する圧力発生手段と、圧力発生手段による操作圧力により切り換わり、油圧ポンプから油圧モータへの圧油の流れを制御する方向制御弁と、圧力発生手段による操作圧力が入力され、その入力に応じて油圧モータの容量を制御するモータ容量制御装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるクレーンは、上述したウインチの速度制御装置を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して本発明によるウインチの速度制御装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるクレーンの構成を示す外観側面図であり、図2はクレーンの油圧回路図である。図1のクレーンは、走行体101と、走行体101上に旋回可能に搭載される旋回体102と、旋回体102に起伏可能に支持されたブーム103とを有する。旋回体102には巻上ドラム105と起伏ドラム107が搭載され、巻上ドラム1の駆動により巻上ロープ104が巻き取りまたは繰り出され、吊り荷106が昇降する。また、起伏ドラム107の駆動により起伏ロープ108が巻き取りまたは繰り出され、ブーム103が起伏する。
【0009】
走行体101は一対のクローラを有し、クローラは一対の走行モータ20,21の回転により駆動する。巻上ドラム105は主巻ウインチ用の主巻ドラムまたは補巻ウインチ用の補巻ドラムであり、主巻ドラムは主巻モータ24の回転により駆動し、補巻ドラムは補巻モータ25の回転により駆動する。なお、旋回体102には第3モータ22の回転によって駆動する第3ドラムが搭載される場合もある。起伏ドラム107は起伏モータ23の回転により駆動する。
【0010】
図2に示すようにクレーンには2つの油圧ポンプ10A,10Bが設けられている。油圧ポンプ10Aに対しては、走行モータ20への圧油の流れを制御する方向制御弁30、第3モータ22への圧油の流れを制御する方向制御弁32、主巻モータ24への圧油の流れを制御する方向制御弁34A,および補巻モータ25への圧油の流れを制御する方向制御弁35Aが直列に配設されている。油圧ポンプ10Bに対しては、走行モータ21への圧油の流れを制御する方向制御弁31、起伏モータ23への圧油の流れを制御する方向制御弁33、主巻モータ24への圧油の流れを制御する方向制御弁34B,および補巻モータ25への圧油の流れを制御する方向制御弁35Bが直列に配設されている。これにより油圧ポンプ10Aからの圧油は方向制御弁30,32,34A,35Aへと順次導かれ、油圧ポンプ10Bからの圧油は方向制御弁31,33,34B,35Bへと順次導かれる。主巻モータ24と補巻モータ25には油圧ポンプ10A,10Bからの圧油が合流して導かれる。なお、図2の36,37は、ポンプ吐出圧を制限するリリーフ弁である。
【0011】
本実施の形態の速度制御装置は、主巻ウインチと補巻ウインチに適用される。図3は、主巻ウインチの速度制御装置の構成を示す油圧回路図であり、主巻モータ24の駆動回路図に相当する。なお、補巻ウインチの速度制御装置の構成も図3と同様であり、図示を省略する。
【0012】
図3に示すように、速度制御装置は、2つの可変容量形油圧ポンプ10A,10Bと、2つの方向制御弁34A,34Bと、可変容量形主巻モータ24と、後述するようにモータ24の容量を制御するモータ容量制御装置50と、方向制御弁34A,34Bと主巻モータ24の間に介装されるカウンターバランス弁41と、主巻ウインチの駆動を指令する操作レバー42と、パイロット油圧源49と、操作レバー42の操作に応じたパイロット圧(2次圧)を発生するリモコン弁43と、リモコン弁43からの巻上側2次圧または巻下側2次圧のいずれか高圧を選択するシャトル弁44と、シャトル弁44からモータ容量制御装置50への2次圧(制御圧)の流れを許容または禁止する電磁切換弁45とを有する。
【0013】
操作レバー42を巻上または巻下方向に操作すると、操作量の増加に伴いリモコン弁43からの2次圧が上昇する。この2次圧は方向制御弁34A,34Bのパイロットポートにそれぞれ導かれ、方向制御弁34A,34Bを切り換える。操作レバー42の操作量と方向制御弁34A,34Bの切換量との関係の一例を図4に示す。すなわち特性aに示すように方向制御弁(低速用弁)34Aの切換量(バルブストローク)は、操作レバー42の操作量(リモコン弁操作角)αが所定値略α1に至るまで、操作量の増加に伴い比例的に増加し、所定値α1以上では最大ストロークに保持される。一方、特性bに示すように方向制御弁(高速用弁)34Bの切換量は、操作レバー42の操作量αが所定値α1に至るまでは0であり、所定値略α1以上になると操作量αの増加に伴い比例的に増加する。
【0014】
これにより操作レバー42の操作量αが少ない領域(α<α1)では方向制御弁34Aのみが切り換えられ、主巻モータ24には油圧ポンプ10Aからの圧油が供給される。操作レバー42の操作量αが所定値α1以上になると方向制御弁34A,34Bが双方切り換えられ、主巻モータ24には油圧ポンプ10Aからの圧油だけでなく油圧ポンプ10Bからの圧油も供給される。その結果、操作レバー42の操作量の増加に伴い主巻モータ24に供給される圧油量が増加する。
【0015】
ここで、モータ容量制御装置50の構成について説明する。図3に示すようにモータ容量制御装置50は、モータ傾転(モータ吸収量ともいう)を変化させるピストン51と、ポンプ10A,10Bの吐出圧の高圧側を選択する高圧選択弁52と、高圧選択弁52からの圧油P1またはモータ24に接続されたメイン管路46,47からの圧油P2の高圧側を選択し、ピストン51の油室51a,51bに導く高圧選択弁53と、油室51aへの圧油の流れを制御する制御弁54と、高圧選択弁53から制御弁54への圧油の流れをカットするカットオフ弁55と、フィードバック機構56とを有する。なお、ピストン51、制御弁54、フィードバック機構56とでサーボ機構を構成している。
【0016】
油室51a内のピストン径は油室51b内のピストン径よりも大きい。したがって、制御弁54およびカットオフ弁55が図示p1位置に切り換わり、油室51a,51bに互いに等しい圧力が作用すると、ピストン51は図示b方向に移動し、モータ傾転(モータ容量)は減少する。一方、制御弁54がp3位置に切り換わり、油室51a内の圧力がタンク圧になると、ピストン51はa方向に移動し、モータ傾転qは増加する。このとき、モータ容量の変化はフィードバック機構56により制御弁54にフィードバックされ、サーボ機構として作用する。
【0017】
制御弁54は、シャトル弁44,電磁切換弁45を介して導かれるリモコン弁43からの2次圧p、すなわち操作レバー42の操作量に応じて切り換わる。例えば操作レバー42の操作量αが所定値α2を超えると、制御弁54はp1位置に切り換わり、圧油が油室51aに導かれてピストン51が移動し、モータ容量が減少する。減少量はフィードバック機構56により制御弁54にフィードバックされ、2次圧pに対応する容量に達すると制御弁54はp2位置に切り換わり安定する。そして所定値α3(>α2)になるとモータ容量が最小の状態で制御弁54はp2位置に切り換わる。これにより図4の特性cに示すように、モータ傾転は、操作レバー42の操作量αが所定値α2未満のとき最大qmaxとなり、所定値α2以上所定値α3未満のとき操作量αの増加に伴い徐々に減少し、所定値α3以上のとき最小qminとなる。なお、制御弁54の特性は、ばね54aの設定を変更することで調整可能である。
【0018】
図3に示すようにカットオフ弁55は高圧選択弁53からの圧力に応じて切り換わる。高圧選択弁53からの圧力がばね55aの付勢力(カットオフ圧)よりも小さいとカットオフ弁55はp1位置に切り換わり、高圧選択弁53から油室51aへの圧油の供給を許容する。高圧選択弁53からの圧力がカットオフ圧と等しくなるとp2位置に切り換わり、油室51aへの圧油の供給を禁止し、モータ傾転がこれ以上減少することを阻止する。高圧選択弁53からの圧力がカットオフ圧より大きくなるとp3位置に切り換わり、油圧51aの圧油をタンクに流しモータ傾転を大きくする。カットオフ圧は、リリーフ弁36,37(図2)のリリーフ圧(ポンプリリーフ圧)よりも低く設定されている。
【0019】
電磁切換弁45は、運転室内の同調解除スイッチ45aの操作により切り換えられる。同調解除スイッチ45aがオンされると電磁切換弁45はp1位置に切り換えられ、リモコン弁43から制御弁54への2次圧の流れを許容する。同調解除スイッチ45aがオフされるとp2位置に切り換えられ、リモコン弁43から制御弁54への2次圧の流れを遮断する。同調解除スイッチ45aは、例えば押し操作の度にオン、オフを繰り返す押し釦式スイッチであり、操作レバー42のグリップ部などに設けられる。
【0020】
以上のように構成した速度制御装置の動作を説明する。
(1)主巻ウインチの単独操作
例えば主巻ウインチを単独で操作する場合、同調解除スイッチ45aをオンし、電磁切換弁45をp1位置に切り換える。この状態で、主巻ウインチ用の操作レバー42を巻上または巻下操作すると、操作量αの増加に伴い方向制御弁34A,34Bのパイロットポートおよび制御弁54のパイロットポートに作用する2次圧がそれぞれ増加する。
【0021】
操作量αが所定値略α1未満の領域では、操作量αの増加に伴い方向制御弁34Aの切換量が増加し、方向制御弁34Bは中立位置のままである。これにより油圧ポンプ10Aから油圧モータ24へ圧油が供給され、油圧ポンプ10Aの圧油によって油圧モータ24が巻上または巻下方向に回転し、主巻ドラム1が巻上または巻下駆動される。このとき、操作量αが所定値α2未満であれば、制御弁54はp3位置に切り換わり、油室51aはタンクにつながった状態となる。その結果、モータ傾転は最大傾転qmaxに保たれ、図4の特性L1に示すように、ウインチ速度は方向制御弁34Aの切換量に応じた割合で増加する。すなわち操作量αがα<α2の領域(1速領域)では、方向制御弁34Aの切換によるバルブ制御によりウインチ速度が制御される。
【0022】
操作レバー42の操作量αが所定値α2以上になると、制御弁54がp1位置に切り換わり、油室51aには、高圧選択弁53で選択された油圧ポンプ10A,10Bの圧油P1またはメイン管路46,47の圧油P2のいずれか高圧側が作用する。これによりモータ傾転が減少し、図4の特性L2に示すように、ウインチ速度は方向制御弁34Aの切換量とモータ傾転の減少量に応じた割合で増加する。
【0023】
このとき、油圧モータ24の発生トルクT,モータ駆動圧P2,モータ傾転qの間には、T=P2×q/200πの関係があり、レバー操作量αの増加に伴いモータ傾転qが減少すると図5に示すようにモータ駆動圧P2が増加する。そして、モータ駆動圧P2がカットオフ弁55のカットオフ圧に達すると、カットオフ弁55が図3のp2位置に切り換わる。これにより、図6に示すようにモータ傾転(モータ吸収量)が一定に保たれ、モータ駆動圧Pの増加が抑えられる。カットオフ圧はポンプリリーフ圧より低く設定されているので、モータ傾転制御時にポンプ吐出圧がリリーフ弁36,37からリリーフすることなく、発生トルクTの不足を防止できる。
【0024】
操作レバー42の操作量αが所定値α1(=α3)に達すると、モータ傾転が最小qminになるとともに、方向制御弁34Aが最大に切り換わる。この状態からさらに操作レバー42を操作すると、操作量αに応じて方向制御弁34Bが切り換わる。これにより油圧ポンプ10Aおよび油圧ポンプ10Bの圧油が合流して油圧モータ24に供給され、図4の特性L3に示すように、ウインチ速度はモータ傾転が最小qminにおいて方向制御弁34Bの切換量に応じた割合で増加する。これにより高速又は高トルクでウインチを駆動することができる。なお、操作レバー42にはデテント機構が設けられている。したがって、例えば操作レバー42を最大に操作した状態でデテント機構を作動すると、操作レバー42から手を離した状態でレバー操作量を最大に保持できる。以上の動作は、補巻ウインチの単独操作についても同様である。
【0025】
(2)主巻ウインチと起伏ウインチの同時操作
主巻ウインチと起伏ウインチを同時に駆動する場合、主巻ウインチ用の操作レバー42と起伏ウインチ用の操作レバーを同時に操作する。これにより方向制御弁33,34がそれぞれ切り換えられ、油圧ポンプ10Bからの圧油が起伏モータ23と主巻モータ24にそれぞれ供給される。このとき、油圧ポンプ10Bの吐出圧は起伏ウインチで消費された後、主巻ウインチに供給されるので、主巻モータ24の駆動圧P2はポンプ吐出圧P1よりも小さい。したがって、高圧選択弁53でポンプ吐出圧P1が選択され、モータ駆動圧P2がカットオフ圧に達する前にカットオフ弁55がp2位置に切り換わる。これにより主巻モータ24の駆動圧P2が大きくなりすぎて起伏モータ23の駆動圧を加えるとリリーフ弁37がリリーフするといったことがなく、主巻ウインチと起伏ウインチを同時に駆動することができる。
【0026】
(3)主巻ウインチと補巻ウインチの同時操作
複索によるバケット作業等、主巻ウインチと補巻ウインチを同調して操作する場合、同調解除スイッチ45aをオフし、電磁切換弁45をp2位置に切り換える。これによりリ制御弁54へのパイロット圧の供給が阻止され、図7に示すように操作レバー42の操作量に拘わらずモータ傾転は最大傾転qmaxに保たれる。この状態で操作レバー42を操作すると、操作量αが所定値α1未満の領域(1速領域)では、ウインチ速度は方向制御弁34Aの切換量に応じた割合で増加し(特性L4)、所定値α1以上の領域(2速領域)では、ウインチ速度は方向制御弁34Bの切換量に応じた割合で増加する(特性L5)。なお、特性L4は図4に示した特性L1を延長したものであり、特性L5は図4に示した特性L3に平行である。
【0027】
この場合、主巻ウインチと補巻ウインチの速度はバルブ制御により増加するので、主巻ウインチと補巻ウインチに異なる負荷が作用しても、同調操作を容易に行える。
【0028】
本実施の形態に係わるウインチの速度制御装置によれば以下のような作用効果を奏する。
(1)操作レバー42の操作に応じたリモコン弁43からの2次圧によりモータ傾転制御用の制御弁54を駆動するようにしたので、操作レバー42の操作に応じてモータ傾転が制御され、操作レバー42の操作量αとウインチ速度とを精度よく対応させることができる。その結果、操作レバー42の操作量αに応じてウインチ速度を適切に制御できる。
(2)2つの油圧ポンプ10A,10Bと方向制御弁34A,34Bによりモータ駆動回路を形成し、操作レバー42の操作量が大きい領域で油圧ポンプ10A,10Bからの圧油を合流して油圧モータ24に導くとともに、モータ傾転を最小傾転qminに制御するようにしたので、高速又は高トルクでウインチを駆動することができる。
(3)操作レバーの操作量αが所定値α1未満ではレバー操作量に応じた方向制御弁34Aのバルブ制御により油圧ポンプ10Aからの圧油供給量を徐々に増加し、操作量αが所定値α1以上では方向制御弁34Bのバルブ制御により油圧ポンプ10Bからの圧油供給量を徐々に増加するようにした。また、操作量αが所定値α2を超え所定値α3未満でレバー操作量に応じたモータ容量制御によりモータ傾転を徐々に減少させるようにした。これにより1本の操作レバー42の操作により幅広い速度制御域を得ることができる。
(5)操作レバー42の操作量αがα2<α<α3の領域でモータ容量を減少するようにしたので、操作レバー42を半分程度操作することでウインチ速度を大幅に高めることができ、作業性が良好である。
(6)モータ容量制御用の駆動圧の供給回路にカットオフ弁55を設け、カットオフ弁55のカットオフ圧をリリーフ弁36,37のリリーフ圧よりも低く設定するとともに、モータ駆動圧P2またはポンプ吐出圧P1がカットオフ圧に達するとカットオフ弁55を切り換え、モータ傾転の減少を阻止するようにした。これにより、モータ容量制御時にリリーフ弁36,37から圧油がリリーフすることを防止でき、モータ24の発生トルクTが不足することを防止できる。
(7)同調解除スイッチ45aの操作により電磁切換弁45を切り換え、モータ容量制御を禁止するようにしたので、主巻ウインチと補巻ウインチの同調操作を容易に行うことができる。
(8)油圧ポンプ10Bからの圧油の流れに対し、起伏モータ23を主巻モータ24よりも上流側に設けるとともに、ポンプ吐出圧に応じてカットオフ弁55を駆動するようにしたので、主巻モータ駆動圧が高くなりすぎることなく、起伏ウインチと巻上ウインチを同時に駆動することができる。
(9)デテント機構により操作レバー42を最大操作付近で保持可能としたので、操作レバー42から手を離した状態でウインチの最高速度を維持できる。
【0029】
なお、上記実施の形態では、レバー操作量αが所定値α1(第1の所定値)未満で方向切換弁34Aのみを切り換え、所定値α1以上で方向切換弁34A,34Bの双方を切り換えるとともに、レバー操作量αが所定値α2(第2の所定値)を超え所定値α3(第3の所定値)未満でモータ傾転を最大傾転qmaxから最小傾転qminまで減少させるようにした。そして、所定値α2を所定値α1よりも小さく、所定値α3を所定値α1と等しく設定したが、所定値α1と所定値α2,α3の関係はこれに限らない。例えば、図8の特性c1(点線)に示すようにレバー操作量αが第1の所定値(α1)以上になるとモータ傾転を減少させるようにしてもよい。すなわち、所定値α2を所定値α1に等しく設定し、所定値α3を所定値α1より大きく設定してもよい。これにより操作量αが所定値α1以下の領域でモータ傾転は最大qmaxとなり、ウインチ速度の変化量が小さいので、低速域で速度調整を容易に行える。また、図8の特性c2(一点鎖線)に示すようにレバー操作量αが所定値α1に達する前にモータ傾転の減少を開始し、所定値α1を超えてからモータ傾転が最小qminとなるようにしてもよい。すなわち、所定値α2を所定値α1よりも小さく設定し、所定値α3を所定値α1より大きく設定してもよい。
【0030】
本発明は、操作レバー42の操作による圧力(操作圧力)に応じて方向制御弁34A,34Bとモータ容量を制御することで、レバー操作量とウインチ速度を精度よく対応付けるようにしたことを特徴とするのであり、操作圧力に応じてモータ容量を制御するのであれば、モータ容量制御装置の構成は上述したものに限らない。例えば、モータ傾転変更用の油圧アクチュエータとしてピストン51を用い、シャトル弁53からピストン51の油室51aに圧油を導くようにアクチュエータ駆動回路を形成し、制御弁54により油室51aへの圧油の流れを制御するようにしたが、他の油圧アクチュエータ、アクチュエータ駆動回路、およびモータ容量制御弁を用いてもよい。
【0031】
また、上記実施の形態では、操作レバー42の操作によりモータ駆動指令を出力するようにしたが、他の操作部材により駆動指令を出力させてもよい。操作レバー42の操作に応じた2次圧をリモコン弁43により発生するようにしたが、圧力発生手段としての構成はこれに限らない。モータ容量指令部材として同調解除スイッチ45aを設け、スイッチ操作に応じて容量制御禁止手段としての電磁切換弁45を切り換えるようにしたが、同調操作を行うことがない作業機(例えばクレーン作業専用機)などでは、スイッチ45aおよび電磁切換弁45を省略してもよい。モータ駆動圧P2またはポンプ吐出圧P1の少なくとも一方がカットオフ圧(制限値)に達するとカットオフ弁55を切り換え、モータ容量の減少を禁止するようにしたが、カットオフ弁55以外によりモータ容量減少禁止手段を構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、操作部材の操作に応じた操作圧力により方向制御弁を制御するとともに、操作圧力の入力に応じて巻上ウインチ駆動用の油圧モータの容量を制御するようにしたので、操作部材の操作量とウインチ速度とが精度よく対応し、操作部材の操作量に応じてウインチ速度を適切に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるタワークレーンの外観側面図。
【図2】図1のクレーンの油圧回路図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置の構成を示す油圧回路図。
【図4】本実施の形態に係わる速度制御装置による操作レバーの操作量と方向制御弁の切換量、モータ容量、ウインチ速度の各関係を示す図。
【図5】モータ駆動圧が低い状態でのモータ駆動圧とモータ傾転の関係を示す図。
【図6】モータ駆動圧が高い状態でのモータ駆動圧とモータ傾転の関係を示す図。
【図7】同調操作時における操作レバーの操作量と方向制御弁の切換量、モータ容量、ウインチ速度の各関係を示す図。
【図8】本実施の形態に係わる速度制御装置による操作レバーの操作量とモータ容量の関係の変形例を示す図。
【符号の説明】
10A,10B 油圧ポンプ 24 主巻モータ
25 補巻モータ 34A,34B 方向制御弁
42 操作レバー 43 リモコン弁
45 電磁切換弁 45a 同調解除スイッチ
50 モータ容量制御装置 51 ピストン
51a,51b 油室 53 高圧選択弁
54 制御弁 55 カットオフ弁

Claims (8)

  1. 油圧ポンプと、
    巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータと、
    操作量に応じたモータ駆動指令を出力する操作部材と、
    前記操作部材の操作に応じた操作圧力を発生する圧力発生手段と、
    前記圧力発生手段による操作圧力により切り換わり、前記油圧ポンプから前記油圧モータへの圧油の流れを制御する方向制御弁と、
    前記圧力発生手段による操作圧力が入力され、その入力に応じて前記油圧モータの容量を制御するモータ容量制御装置とを備えることを特徴とするウインチの速度制御装置。
  2. 少なくとも2つの油圧ポンプと、
    巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータと、
    操作量に応じたモータ駆動指令を出力する操作部材と、
    前記操作部材の操作量に応じた操作圧力を発生する圧力発生手段と、
    前記圧力発生手段による操作圧力によりそれぞれ切り換わり、前記2つの油圧ポンプから前記油圧モータへの圧油の流れをそれぞれ制御する2つの方向制御弁と、
    前記圧力発生手段による操作圧力が入力され、その入力に応じて前記油圧モータの容量を制御するモータ容量制御装置とを備え、
    前記方向制御弁は、前記操作部材の操作量が第1の所定値未満では、一方のみが切り換わり、前記第1の所定値以上では双方が切り換わるように構成されることを特徴とするウインチの速度制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のウインチの速度制御装置において、
    前記モータ容量制御装置は、
    前記油圧モータの傾転を変更する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータに駆動圧油を導くアクチュエータ駆動回路と、
    前記圧力発生手段による操作圧力により切り換わり、前記アクチュエータへの駆動圧油の流れを制御するモータ容量制御弁とを有することを特徴とするウインチの速度制御装置。
  4. 請求項2または3に記載のウインチの速度制御装置において、
    前記モータ容量制御装置は、前記操作部材の操作量が第2の所定値に達するまではモータ容量を大容量側に制御し、前記第2の所定値を超えると前記操作部材の操作量の増加に伴いモータ容量を徐々に減少するように制御することを特徴とするウインチの速度制御装置。
  5. 請求項4に記載のウインチの速度制御装置において、
    前記モータ容量制御装置は、前記操作部材の操作量が前記第2の所定値に達するまでは、モータ容量を最大値に制御し、前記第2の所定値よりも大きい第3の所定値以上では、モータ容量を最小値に制御することを特徴とするウインチの速度制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のウインチの速度制御装置において、
    モータ傾転制御の許容または禁止指令を出力するモータ容量指令部材と、 前記モータ容量指令部材により許容指令が出力されると前記モータ容量制御装置によるモータ容量の制御を許容し、禁止指令が出力されると前記モータ容量制御装置によるモータ容量の制御を禁止する容量制御禁止手段とを備えることを特徴とするウインチの速度制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載のウインチの速度制御装置において、
    前記油圧モータの駆動圧力または前記油圧ポンプの吐出圧力の少なくとも一方が所定の制限値以上になると、前記モータ容量制御装置によるモータ容量の減少を禁止する容量減少禁止手段とを備えることを特徴とするウインチの速度制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載のウインチの速度制御装置を備えることを特徴とするクレーン。
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