JP2001082405A - 建設機械の速度制御装置 - Google Patents

建設機械の速度制御装置

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JP2001082405A
JP2001082405A JP26441199A JP26441199A JP2001082405A JP 2001082405 A JP2001082405 A JP 2001082405A JP 26441199 A JP26441199 A JP 26441199A JP 26441199 A JP26441199 A JP 26441199A JP 2001082405 A JP2001082405 A JP 2001082405A
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motor
hydraulic
tilt angle
control device
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JP26441199A
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Kenichiro Date
謙一郎 伊達
Kazuhisa Ishida
和久 石田
Koji Funato
孝次 船渡
Junichi Narisawa
順市 成沢
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微速、高速および定速の3種類の速度モード
に容易に変更することができるクレーンの速度制御装置
を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ21の傾転角qを制御する
レギュレータ21aと、油圧モータ22の傾転角q
制御するレギュレータ22aをそれぞれ油圧切換弁3
1,33、電磁比例減圧弁32,34を介してパイロット
油圧源25に接続するとともに、モード切換スイッチ1
5aと、速度設定ダイヤル15bを演算器36に接続す
る。モード切換スイッチ15aは速度モードに対応して
3位置に切り換え可能であり、演算器36ではそのスイ
ッチ15aの位置とダイヤル15bの設定値aに応じて
所定の演算を実行し、電磁比例減圧弁32,34に制御
信号を出力する。これによって、速度モードに対応して
電磁比例減圧弁32,34の減圧度が制御され、ポンプ
傾転角qの上限値とモータ傾転角qの下限値が変化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプにより
駆動される油圧アクチュエータの駆動速度を複数設定す
ることが可能な建設機械の速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータの駆動速度を複数設
定するようにした装置が例えば特開平6−263380
号公報に開示されている。この公報記載の装置では、操
作レバーのそれぞれに速度切換用のスイッチを設け、そ
のいずれかのスイッチ操作によりアクチュエータの駆動
速度を中高速または低微速のいずれかのモードに設定す
る。中高速モードに設定した場合には、油圧ポンプの傾
転角は操作レバーの操作量に応じた値に制御され、これ
によりポンプ吐出量が変化してアクチュエータは任意の
速度(中高速)で駆動される。また、低微速モードに設
定した場合には、ポンプ傾転角は微小値に固定され、こ
れによりポンプ吐出量は微小となってアクチュエータは
微速で駆動される。
【0003】このように上記公報記載の装置では、アク
チュエータの駆動速度をスイッチ操作によって即座に低
微速または中高速に切り換えるようにしたので、操作レ
バーの操作により吊り荷を高速で巻き上げ、その後微速
で位置決めをするといったクレーン作業などを容易に行
うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばクレ
ーンの水平引き込み作業はブーム起伏用の操作レバーと
巻上用の操作レバーの複合操作により行われる。この場
合、各操作レバーの操作量を微妙に調整しながら吊り荷
の水平を保つことはオペレータにとって多大な労力を要
することとなる。したがって、操作レバーの操作量をデ
テントで固定した状態で、または操作レバーの操作量を
最大に操作した状態で水平引き込み作業を行うことが望
ましく、操作レバー以外の操作によりアクチュエータの
駆動速度を任意の値に設定可能とする必要がある。しか
しながら、上記公報記載の装置では切換スイッチの操作
によりアクチュエータの駆動速度を低微速に設定できて
も、低微速以外の任意の値に設定することはできない。
もし仮に、アクチュエータの駆動速度を水平引き込みに
適した任意の値に設定できたとしても、その設定値は微
速状態で作業を行うたびに微小値に変更されてしまい、
それ故、水平引き込みを繰り返し行う場合には駆動速度
を再度設定し直さねばならず、手間がかかる。
【0005】本発明の目的は、アクチュエータの駆動速
度を任意の値に容易に設定できるとともに(定速モー
ド)、高速、微速および定速の各モードに容易に切り換
えることができる建設機械の速度制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図4、8を参照して説明すると、請求項1の発明
は、原動機によって駆動される油圧ポンプ21と、その
油圧ポンプ21からの吐出油によって駆動される油圧モ
ータ22と、油圧ポンプ21から油圧モータ22への圧
油の流れを制御する制御弁23と、制御弁23に駆動指
令を入力し、油圧モータ22の駆動速度を調節する制御
弁操作手段15とを備えた建設機械の速度制御装置に適
用される。そして、微速、高速および定速の3種類の速
度モードを選択する選択操作手段15aと、油圧モータ
22の最高速度vmaxを任意に設定する速度設定操作
手段15b,73,74と、選択操作手段15aにより微
速モードが選択されると速度設定操作手段15b,73,
74で設定された値に拘わらず最高速度vmaxを第1
の所定速度に制限し、高速モードが選択されると速度設
定操作手段15b,73,74で設定された値に拘わらず
最高速度vmaxを第1の所定速度より大きい第2の所
定速度に制限し、定速モードが選択されると速度設定操
作手段15b,73,74で設定された値に応じた第3の
所定速度に最高速度vmaxを制限する速度制限装置3
1〜34,36,71,72とを備えたことにより上述し
た目的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、油圧ポンプ21が可変容量
式であり、速度制限装置31,32,36,71は選択操
作手段15aにより選択された速度モードに応じてポン
プ傾転角qを制御するものである。 (3) 請求項3の発明は、油圧モータ22が可変容量
式であり、速度制限装置33,34,36,72は選択操
作手段15aにより選択された速度モードに応じてモー
タ傾転角qを制御するものである。 (4) 請求項4の発明は、図1、4に示すように、ウ
インチドラム10に巻回されたロープ9の張力と相関関
係を有する物理量によってモータ傾転角qの下限値を
制限するものである。 (5) 請求項5の発明は、図4、7に示すように、油
圧ポンプ21と油圧モータ22がともに可変容量式であ
り、かつ、速度設定操作手段15bの可動操作部はその
操作位置を最小位置0%から最大位置100%にかけて
連続的に操作可能であって、速度制御装置31〜34,
36は、選択操作手段15aにより微速モードが選択さ
れるとポンプ傾転角qの上限値を最小値qp1に設定
するとともにモータ傾転角qの下限値を最大値qm2
に設定し、高速モードが選択されるとポンプ傾転角q
の上限値を最大値qp2に設定するとともにモータ傾転
角qの下限値を最小値qm1に設定し、定速モードが
選択されると速度設定操作手段15bの可動操作部が最
小位置0%から中間位置50%の範囲に操作されたとき
はその操作位置に応じてポンプ傾転角qの上限値を設
定するとともにモータ傾転角qの下限値を最大値q
m2に設定し、速度設定操作手段15bの可動操作部が
中間位置50%から最大位置100%の範囲に操作され
たときはその操作位置に応じてモータ傾転角qの下限
値を設定するとともにポンプ傾転角qの上限値を最大
値qp2に設定するものである。 (6) 請求項6の発明は、図2、3に示すように、選
択操作手段15aを制御弁操作手段15の操作部に設置
するものである。 (7) 請求項7の発明は、図2〜4に示すように、選
択操作手段15a,17aと、速度設定操作手段15b,
17bと、速度制限装置31〜34,36が、巻上ウイ
ンチと起伏ウインチに対応してそれぞれ設けられるもの
である。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は、本発明が適用される油圧式クレーンの側面図で
ある。図1に示すように、クローラクレーンは走行体1
と、走行体1上に旋回装置2を介して旋回可能に搭載さ
れた旋回体3と、旋回体3上に起伏可能に軸支されたブ
ーム4とを有している。ブーム4の上端は、ペンダント
ロープ5を介して起伏ロープ6に支持されており、起伏
ドラム7による起伏ロープ6の繰り出しまたは巻き取り
によってブーム4は起伏される。主フック8は、主巻ロ
ープ9を介しブーム4の先端から懸吊され、主巻ドラム
10による主巻ロープ9の繰り出しまたは巻き取りによ
って主フック8は昇降される。また、主フック8の前方
には補フック11が懸吊され、補フック11は補巻ドラ
ム12による補巻ロープ13の繰り出しまたは巻取りに
よって昇降される。クレーンの巻上,巻下,起伏の各動作
は、運転室14でのレバー操作によって実行される。
【0009】図2は、運転室14内に配置された操作レ
バーを示す図であり、図3はその側面図である。図2、
3に示すように、運転室14内には主巻ドラムの駆動を
指令する主巻用操作レバー15、補巻ドラムの駆動を指
令する補巻用操作レバー16、および起伏ドラム7の駆
動を指令する起伏用操作レバー17がそれぞれ設けられ
ている。このうち、主補巻用操作レバー15,16は不
図示のデテント機構を有し、オペレータが操作を止めて
も操作レバー15,16を所定の位置(最大操作位置)
に拘束するようになっている。各操作レバー15〜17
の握り部にはそれぞれトグル式のモード切換スイッチ1
5a〜17aが設けられている。スイッチ15a〜17
aはその上側または下側を図3の矢印方向に操作するこ
とで3段階に位置が切り換えられ、操作レバー15〜1
7の操作をしながらスイッチ15a〜17aの操作が可
能となっている。このスイッチ15a〜17aの切換に
より、アクチュエータの駆動速度は後述するように高速
モード、微速モードおよび定速モードに切り換えられ
る。また、各操作レバー15〜17の下方には定速モー
ドにおいて速度設定を行う速度設定ダイヤル15b〜1
7bがそれぞれ設けられている。速度設定ダイヤル15
b〜17bは、その拡大図である図8に示すように0%
〜100%の範囲で連続的に操作が可能となっている。
【0010】図4は、本発明の第1の実施の形態に係わ
る速度制御装置を有する油圧式クレーンの駆動回路を示
す図である。本実施の形態では、主巻ウインチと補巻き
ウインチと起伏ウインチの各回路は、油圧ポンプなどを
共有することなく互いに独立している。図4には例えば
主巻ウインチの駆動回路を示す。補巻ウインチの駆動回
路は図4と構成が同様であり、また、起伏ウインチの駆
動回路は後述するように一部を除いて構成が同様であ
り、その図示は省略する。
【0011】図4に示すように、ウインチの駆動回路
は、図示しない原動機によって駆動される可変容量型の
油圧ポンプ21と、油圧ポンプ21からの吐出油で回転
してウインチドラム10を駆動する可変容量型の油圧モ
ータ22と、油圧ポンプ21から油圧モータ22への圧
油の流れを制御する方向制御弁23と、オペレータがウ
インチの駆動指令を入力する操作レバー15と、操作レ
バー15により駆動されるパイロット弁24A,24B
と、パイロット弁24A,24Bにパイロット圧油を供
給するパイロット油圧源25と、油圧ポンプ21の傾転
角qを制御するレギュレータ21aと、油圧モータ2
2の傾転角qを制御するレギュレータ22aと、各レ
ギュレータ21a,22aにそれぞれ駆動指令を出力し
て油圧モータ22の駆動速度を制御する速度制御装置3
0とを有している。油圧ポンプ21は図5に示す特性に
従って馬力制御され、油圧ポンプ21の傾転角qはq
p1≦q≦qp2のの範囲で変更可能となっている。
また、油圧モータ22の傾転角qはqm1≦q≦q
m2の範囲で変更可能となっている。ここで、油圧モー
タ22のレギュレータ22aにはモータ保持圧が制御信
号として取り込まれ、このモータ保持圧によってモータ
傾転角qの下限値が後述するように制限される。な
お、起伏ウインチの油圧モータは主補巻ウインチの油圧
モータ22と異なり固定容量式であり、起伏ウインチに
ついてはポンプ傾転角qのみが制御される。
【0012】油圧ポンプ21のレギュレータ21aは油
圧切換弁31および電磁比例減圧弁32(以下、単に電
磁比例弁)を介してパイロット油圧源25に接続され、
油圧モータ22のレギュレータ22aは油圧切換弁33
および電磁比例減圧弁34(以下、単に電磁比例弁)を
介してパイロット油圧源25に接続されている。油圧切
換弁31,33のパイロットポートはシャトル弁35を
介してパイロット弁24A,24Bに接続されている。
油圧切換弁31,33は操作レバー15が中立位置から
わずかにでも操作されると位置(ロ)に切り換えられる
ようにバネ圧が設定されている。油圧切換弁31,33
が位置(ロ)に切り換えられると、レギュレータ21a
と電磁比例弁32、およびレギュレータ22aと電磁比
例弁34とはそれぞれ連通し、レギュレータ21aには
電磁比例弁32の減圧度に応じた圧油p21(2次圧)
が、レギュレータ22aには電磁比例弁34の減圧度に
応じた圧油p22(2次圧)がそれぞれ供給される。電磁
比例弁32,34の減圧度は、後述するように演算器3
6からの制御信号により各々独立して制御される。操作
レバー15が中立位置に戻されると油圧切換弁31,3
3は位置(イ)に切り換えられ、レギュレータ21a,
22aはタンクと連通する。
【0013】演算器36には操作レバー15に設けられ
たモード切換スイッチ15aと、その操作レバー15に
対応して設けられた速度設定ダイヤル15bとがそれぞ
れ接続されている。演算器36ではこれらからの入力信
号に基づいて所定の演算を実行し、電磁比例弁32,3
4に制御信号を出力する。この制御信号によってポンプ
傾転角qの上限値とモータ傾転角qの下限値が以下
のように制限され、その制限内でポンプ傾転角qとモ
ータ傾転角qがそれぞれ設定される。これによって、
操作レバー15を最大に操作したときの油圧モータ22
の駆動速度(これをモータ最高速度vmaxと呼ぶ)が
制限される。
【0014】モード切換スイッチ15aを高速モードに
切り換えると、端子s1が接地されて演算器36の入力
ポートDi1の電圧が0V、入力ポートDi2の電圧が5Vにな
る。この状態では速度設定ダイヤル15bの設定値aに
拘わりなく電磁比例弁32,34には所定の制御信号が
出力され、電磁比例弁32を通過した後の2次圧p21は
最大となってポンプ傾転角qの上限が最大値qp2
制限され、また、電磁比例弁34を通過した後の2次圧
p22は最大になってモータ傾転角qの下限が最小値q
m1で制限される。その結果、モータ最高速度vmax
は最大値v2まで上昇可能となる。
【0015】モード切換スイッチ15aを微速モードに
切り換えると、端子s3が接地されて演算器36の入力
ポートDi1の電圧が5V、入力ポートDi2の電圧が0Vにな
る。この状態では速度設定ダイヤル15bの設定値aに
拘わりなく電磁比例弁32,34には所定の制御信号が
出力され、電磁比例弁32を通過した後の2次圧p21は
最小となってポンプ傾転角qの上限が最小値qp1
制限され、また、電磁比例弁34を通過した後の2次圧
p22は最小となってモータ傾転角qの下限が最大値q
m2で制限される。その結果、モータ最高速度vmax
は最小値v1まで上昇可能となる。
【0016】モード切換スイッチ15aを定速モードに
切り換えると、端子s2が接地されて演算器36の入力
ポートDi1とDi2の電圧がそれぞれ5Vになる。この状態で
は電磁比例弁32,34には速度設定ダイヤル15bの
出力電圧に応じた制御信号がそれぞれ入力され、電磁比
例弁32,34を通過した後の2次圧p21,p22はダイヤ
ル設定値aに応じた値となって、ポンプ傾転角qの上
限値とモータ傾転角q の下限値は図6に示すように制
限される。
【0017】図6の実線は、ダイヤル設定値aに対応す
るポンプ傾転角qの上限値とモータ傾転角qの下限
値の特性を示しており、ポンプ傾転角qとモータ傾転
角q はそれぞれこの範囲内で、例えば後述する図6の
点線のように設定される。図6の実線に示すように、ダ
イヤル設定値aが0%のときは、ポンプ傾転角qの上
限が最小値qp1で制限され、モータ傾転角qの下限
が最大値qm2で制限される。この状態は微速モードと
同様である。ダイヤル設定値aが100%のときは、ポ
ンプ傾転角qの上限が最大値qp2で制限され、モー
タ傾転角qの下限が最小値qm1で制限される。この
状態は高速モードと同様である。また、ダイヤル設定値
aが0〜50%の範囲ではモータ傾転角qの下限が最
大値q で制限され、ポンプ傾転角qの上限が設定
値aに応じて変化する。ダイヤル設定値aが50%〜1
00%の範囲ではポンプ傾転角qの上限が最大値q
p2で制限され、モータ傾転角qの下限が設定値aに
応じて変化する。ダイヤル設定値aに対応するレバー操
作量sとモータ速度vとの関係を図7に示す。図7に示
すように、ダイヤル設定値aが大きいほどレバー操作の
変化量に対するモータ速度vの変化量は大きくなる。
【0018】ところで、油圧ポンプ21は図5の特性に
従って馬力制御されているので、ポンプ21に作用する
負荷(ポンプ吐出圧P)が大きい領域ではポンプ傾転角
は小さくなり、例えばポンプ吐出圧Pでポンプ傾
転角qpaになる。したがって、ダイヤル設定値aを大
きくしてもポンプ傾転角qは最大値qp2に達する前
にカットオフされ、ダイヤル操作に対応するポンプ傾転
角qの特性は例えば図6の点線に示すようになる。こ
の場合、高速モードにおけるポンプ傾転角qもqpa
に設定される。
【0019】また、速度設定ダイヤル15bの操作に伴
いモータ傾転角qが小さくなるとモータ圧力Pは大
きくなるが、モータ圧力Pはリリーフ弁38の設定圧
で上限値Pm1が制限されるので、吊り荷を吊り上げるた
めのモータ駆動トルクT(=P×q)が不足するお
それがある。そこで、本実施の形態では、前述したよう
にモータ保持圧によりモータ傾転角qの下限を制限
し、モータ保持圧が大きい場合には例えば図6の点線に
示すように、モータ傾転角qの下限値qmaが最小値
m1よりも大きく設定される。これにより、ダイヤル
設定値aを最大にしても吊り荷を吊り上げるために必要
な駆動トルクTが不足することはない。この場合、高速
モードにおけるモータ傾転角qもqmaに設定され
る。なお、モータ保持圧の代わりにモーメントリミッタ
の信号(ロープ張力)に基づいてモータ傾転角qの下
限を制限してもよい。この場合、演算器36において、
モーメントリミッタの信号から吊り荷を吊り上げるため
に必要なモータ駆動トルクを演算してモータ駆動トルク
Tに対応したモータ傾転角qの下限値qma(=T/
m1)を算出し、モータ傾転角qがこの下限値q
maを下回らないように電磁比例弁34に出力する制御
信号に制限をかければよい。
【0020】次に、本実施の形態に係わる動作をより具
体的に説明する。例えば、操作レバー15に設けられた
モード切換スイッチ15aを高速モードに切り換える
と、前述したように電磁比例弁32を通過した後の2次
圧p21は最大となり、電磁比例弁34を通過した後の2
次圧p22は最大となる。その状態で操作レバー15を巻
上または巻下操作すると、その操作量に応じてパイロッ
ト弁24Aまたは24Bが駆動され、油圧源25からの
パイロット圧はパイロット弁24Aまたは24Bおよび
シャトル弁を経由して油圧切換弁31,33のパイロッ
トポートに供給される。これによって、油圧切換弁3
1,33はそれぞれ位置(ロ)側に切り換えられ、2次
圧p21がレギュレータ21aに供給されてポンプ傾転角
の上限が最大値qp2で制限され、2次圧p22がレ
ギュレータ22aに供給されてモータ傾転角qの下限
が最小値qm1で制限される。それと同時に、油圧源2
5からのパイロット圧はパイロット弁24Aまたは24
Bを経由して制御弁23のパイロットポートに供給さ
れ、制御弁23は位置A側または位置B側に切り換えら
れる。その結果、油圧ポンプ21から油圧モータ22へ
と圧油が供給され、油圧モータ22は操作レバー15の
操作量に応じた速度で駆動される。
【0021】このとき、ポンプ吐出圧Pが馬力制御を開
始する圧力P(図5参照)以下であり、モータ圧力P
mがリリーフ圧Pm1を下回っていれば、ポンプ傾転角は
最大値qp2に、モータ傾転角qは最小値qm1にそ
れぞれ設定される。したがって、操作レバー15を最大
に操作したときの油圧モータ22の速度(モータ最高速
度vmax)は最大速度v2となり、フック8は最高速
で昇降する。なお、油圧ポンプ21に作用する負荷がポ
ンプ吐出圧Pを越える場合には、前述したようにポン
プ傾転角qは図5のP−q線図で決定される値、例え
ばqpaに設定されるので、モータ最高速度vmax
負荷が小さい場合に比べて小さくなる。また、油圧モー
タ22に作用する負荷がリリーフ圧Pm1に達し、モータ
駆動トルクTが不足する場合には、前述したようにモー
タ傾転角qは例えばqmaに設定されるので、モータ
最高速度vmaxは負荷が小さい場合に比べて小さくな
る。
【0022】モード切換スイッチ15aを微速モードま
たは定速モードに切り換えた場合には、ポンプ傾転角q
の上限値とモータ傾転角qの下限値が前述したよう
に制限される。この場合、ポンプ吐出圧PがP以下で
あり、モータ圧力Pmがリリーフ圧Pm1を下回っていれ
ば、微速モードにおいてはモータ最高速度vmaxが最
小値v1に、定速モードにおいてはモータ最高速度v
maxがダイヤル設定値aに応じた所定値vにそれぞれ
制御される。その他の基本的な動作は上述した高速モー
ドのときと同様である。
【0023】このように第1の実施の形態によると、3
位置に切換可能なモード切換スイッチ15aの切換位置
に応じて電磁比例弁32,34に制御信号を出力し、そ
の制御信号により電磁比例弁32,34の減圧度を制御
してレギュレータ21a,22aへ供給される圧油量を
調整することで油圧ポンプ21と油圧モータ22の傾転
角q,qを3段階に制限するようにしたので、高速
モード、微速モード、定速モードといった3種類の速度
モードにスイッチ操作のみで容易に切り換えることがで
きる。この場合、定速モードにおいては速度設定ダイヤ
ル15bの操作に応じて油圧ポンプ21と油圧モータ2
2の傾転角q,qを任意に制御するようにしたの
で、操作レバー15の操作量を一定にした状態で種々の
作業に適した任意の速度に容易に調整することができ
る。
【0024】以上では主巻ウインチの動作について説明
したが、主巻ウインチと起伏ウインチの複合動作である
水平引き込み作業は例えば次のように実行される。ま
ず、モード切換スイッチ15aを高速モードに切り換
え、その状態で主巻用操作レバー15を巻上操作し、吊
り荷を所定高さまで吊り上げる。次いで、モード切換ス
イッチ15aを定速モードに切り換え、その状態で起伏
用操作レバー17を最大巻上操作するとともに、主巻用
操作レバー15を最大巻下操作してデテントで固定す
る。すると、起伏ウインチのポンプ傾転角q、および
主巻ウインチのポンプ傾転角qとモータ傾転角q
前述したようにそれぞれ速度設定ダイヤル15b,17
bの設定値aに応じた値に設定される。これによって、
ダイヤル17bの設定値aに応じた所定速度で起伏ドラ
ム7が巻上駆動されるとともに、ダイヤル15bの設定
値aに応じた所定速度で主巻ドラム10が巻下駆動され
て吊り荷が引き込まれる。このとき、速度設定ダイヤル
15bおよび17bの操作によって、ブーム4の起伏速
度に対する吊り荷の巻下速度の割合(相対速度)を調整
し、吊り荷の水平が微調整される。なお、ブーム4の起
伏角度の増加に伴い、吊り荷の水平を保つために必要な
相対速度が変化するので、その場合にはダイヤル15b
および17bの設定値aをそれぞれ大体の値に調整し、
その後は操作レバー17の操作量を調整することで水平
引き込みを行ってもよい。
【0025】水平に引き込まれた吊り荷の位置を微調整
するときは、ダイヤル設定値aはそのままの状態でモー
ド切換スイッチ15aおよび17aを微速モードに切り
換える。すると、主巻ウインチと起伏ウインチのポンプ
傾転角qの上限はそれぞれ最小値qp1で制限され、
主巻ウインチのモータ傾転角qの下限は最大値q
で制限される。これによって、各ウインチは微速で駆動
され、吊り荷の微妙な位置合わせといった作業が容易に
なる。微速モードで吊り荷を所定位置にセットした後は
再びスイッチ15aおよび17aを高速モードに切り換
え、以降一連の作業を繰り返す。
【0026】この繰り返し作業において、吊り荷の水平
を出すための速度設定ダイヤル15bおよび17bの操
作がいったん行われた後は、定速モードに切り換える度
に改めて速度設定をし直す必要がなく、作業性が向上す
る。また、モード切換スイッチ15a,17aを操作レ
バー15,17の握り部に設けたので、操作レバー15
〜17から手を離すことなく作業を行うことができ、作
業性が向上する。
【0027】−第2の実施の形態− 図9は、本発明の第2の実施の形態に係わる速度制御装
置を有する油圧式クレーンの駆動回路を示す図である。
なお、図9において図4と同一の箇所には同一の符号を
付し、以下ではその相違点を主に説明する。図9に示す
ように、油圧切換弁31,32には電磁比例弁32,34
の代わりに電磁切換弁71,72が接続されている。ま
た、速度設定ダイヤル15bは省略されている。
【0028】電磁切換弁71,72は3位置切換弁であ
り、モード切換スイッチ15aの切換位置に応じてその
位置が切り換えられる。モード切換スイッチ15aが高
速モードに切り換えられると、演算器36からの制御信
号によって電磁切換弁71は位置Aに切り換えられ、電
磁切換弁72は位置Bに切り換えられる。これによっ
て、レバー操作により油圧切換弁31,33が位置
(ロ)に切り換えられると、レギュレータ21aは油圧
切換弁31、電磁切換弁71を介してタンクに連通し、
ポンプ傾転角qの上限が最小値qp1で制限されると
ともに、レギュレータ22aは油圧切換弁33、電磁切
換弁72を介して油圧源25に連通し、モータ傾転角q
が最大値qm2に設定される。モード切換スイッチ1
5aが微速モードに切り換えられると電磁切換弁71は
位置Bに切り換えられ、電磁切換弁72は位置Aに切り
換えられる。これによって、レバー操作時にレギュレー
タ21aは油圧切換弁31、電磁切換弁71を介して油
圧源25に連通し、ポンプ傾転角qの上限が最大値q
p2で制限されるとともに、レギュレータ22aは油圧
切換弁33、電磁切換弁72を介してタンクに連通し、
モータ傾転角qが最小値qm1に設定される。また、
モード切換スイッチ15aが定速モードに切り換えられ
ると電磁切換弁71,72はともに位置Cに切り換えら
れ、レバー操作時にレギュレータ21aは油圧切換弁3
1、電磁切換弁71、減圧弁73を介して油圧源25に
連通するとともに、レギュレータ22aは油圧切換弁3
3、電磁切換弁72、減圧弁74を介して油圧源25に
連通する。減圧弁73,74は手動操作によるバネ圧の
調整によりその減圧度が変化し、これによって、ポンプ
傾転角qの上限が任意の値で制限されるとともに、モ
ータ傾転角qが任意の値に設定される。
【0029】このように第2の実施の形態によると、減
圧弁73,74の減圧度を手動操作によって調整するよ
うにしたので、演算器36からは電磁切換弁71,72
への切換信号のみが単に出力され、制御構成が簡素化さ
れる。
【0030】なお、上記実施の形態では、ポンプ傾転角
の上限値とモータ傾転角qの下限値を制御するこ
とにより油圧モータ22の最高速度Vmaxを制限する
ようにしたが、ポンプ傾転角qの上限値とモータ傾転
角qの下限値のいずれか、あるいは傾転角q,q
以外の制御(例えば原動機の回転数の制御)により油圧
モータ22の最高速度Vmaxを制限するようにしても
よい。また、上記実施の形態では、速度制御装置を巻上
およびブーム起伏に適用したが、走行や旋回などに適用
してもよい。さらに、上記実施の形態におけるモード切
換スイッチ15a〜17aや速度設定ダイヤル15b〜
17bの形状、取付箇所は一例であり、操作性を向上さ
せるものならいかなる形状、取付箇所であってもよい。
【0031】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、操作レバー15〜17が制御弁操作手段を、モード
切換スイッチ15a〜17aが選択操作手段を、速度設
定ダイヤル15b〜17bが可動操作部を、速度設定ダ
イヤル15b〜17bおよび減圧弁73,74が速度設
定操作手段を、油圧切換弁31,33と電磁比例減圧弁
33,34と演算器36、または油圧切換弁31,33と
電磁切換弁71,72が速度制限装置をそれぞれ構成す
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、選択操作手段により微速モードが選択されるとモ
ータ最高速度を第1の所定速度に制限し、高速モードが
選択されると第1の所定速度より大きい第2の所定速度
に制限し、定速モードが選択されると速度設定操作手段
で設定された値に応じた第3の所定速度に制限するよう
にしたので、選択操作手段の操作により3種類の速度モ
ードに容易に切り換えることができるとともに、定速モ
ードにおいては速度設定手段の操作により任意の速度に
容易に設定することができる。
【0033】また、請求項2の発明によれば選択操作手
段により選択された速度モードに応じてポンプ傾転角を
制御し、請求項3の発明によればモータ傾転角を制御す
るようにしたので、油圧ポンプの回転数を一定に保った
まま油圧モータの駆動速度を変更することができる。さ
らに、請求項4の発明によれば、ウインチドラムに巻回
されたロープ張力と相関関係を有する物理量によりモー
タ傾転角の下限値を制限するようにしたので、モータ駆
動トルクの不足による吊り荷の落下を防止することがで
きる。
【0034】さらにまた、請求項5の発明によれば、速
度設定操作手段の可動操作部を最小位置から最大位置に
かけて連続的に操作可能とし、選択操作手段により定速
モードが選択された際に、速度設定操作手段の可動操作
部が最小位置から中間位置の範囲に操作されたときはそ
の操作位置に応じてポンプ傾転角の上限値を設定すると
ともにモータ傾転角の下限値を最大値に設定し、速度設
定操作手段の可動操作部が中間位置から最大位置の範囲
に操作されたときはその操作位置に応じてモータ傾転角
の下限値を設定するとともにポンプ傾転角の上限値を最
大値に設定するようにしたので、速度設定操作手段の可
動操作部の操作によりモータ駆動速度を徐々に増減させ
ることができる。
【0035】また、請求項6の発明によれば、選択操作
手段を制御弁操作手段の操作部に設置するようにしたの
で、制御弁操作手段を操作しながら速度モードを変更す
ることができ、作業性が向上する。さらに、請求項7の
発明によれば、選択操作手段と、速度設定操作手段と、
モータ最高速度を制限する速度制限装置とを巻上ウイン
チと起伏ウインチに対応してそれぞれ設けるようにした
ので、複数の操作レバーの同時操作を要する水平引き込
み作業などを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される油圧式クレーンの側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置を構
成する操作レバーの配置を示す図。
【図3】図2の側面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係わる速度制御装
置を有する油圧式クレーンの駆動回路を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置を構
成する油圧ポンプの馬力制御特性を示す図。
【図6】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置を構
成する速度設定ダイヤルの設定値に対応するポンプ傾転
角とモータ傾転角の特性を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置を構
成する速度設定ダイヤルの設定値に対応したレバー操作
量とモータ速度との関係を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係わる速度制御装置を構
成する速度設定ダイヤルの拡大図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わる速度制御装
置を有する油圧式クレーンの駆動回路を示す図。
【符号の説明】
6 起伏ロープ 7 起伏ドラム 9 主巻ロープ 10 主巻ドラム 15 主巻用操作レバー 16 補巻用操作レ
バー 17 起伏用操作レバー 15a〜17a モード切
換スイッチ 15b〜17b 速度設定ダイヤル 21 油圧ポン
プ 22 油圧モータ 23 方向制御弁 31,33 油圧切換弁 32,34 電磁比例
減圧弁 1 演算器 71,72 電磁切換弁 73,74 減圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 9/22 E02F 9/22 P Q R (72)発明者 船渡 孝次 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 成沢 順市 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA06 AB04 AB05 BB01 BB12 CA02 DA03 DA04 3F204 AA04 AA09 CA05 FA02 FB03 FB12 FC08 FD08 3F205 AA05 AA20 DA17 DA18 KA10 3H089 AA32 AA44 BB15 CC09 DA03 DB05 EE05 EE35 GG02 JJ08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機によって駆動される油圧ポンプ
    と、 その油圧ポンプからの吐出油によって駆動される油圧モ
    ータと、 前記油圧ポンプから前記油圧モータへの圧油の流れを制
    御する制御弁と、 前記制御弁に駆動指令を入力し、前記油圧モータの駆動
    速度を調節する制御弁操作手段とを備えた建設機械の速
    度制御装置において、 微速、高速および定速の3種類の速度モードを選択する
    選択操作手段と、 前記油圧モータの最高速度を任意に設定する速度設定操
    作手段と、 前記選択操作手段により微速モードが選択されると前記
    速度設定操作手段で設定された値に拘わらず前記最高速
    度を第1の所定速度に制限し、高速モードが選択される
    と前記速度設定操作手段で設定された値に拘わらず前記
    最高速度を前記第1の所定速度より大きい第2の所定速
    度に制限し、定速モードが選択されると前記速度設定操
    作手段で設定された値に応じた第3の所定速度に前記最
    高速度を制限する速度制限装置とを備えたことを特徴と
    する建設機械の速度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建設機械の速度制御装
    置において、 前記油圧ポンプは可変容量式であり、前記速度制限装置
    は前記選択操作手段により選択された速度モードに応じ
    てポンプ傾転角を制御することを特徴とする建設機械の
    速度制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建設機械の速
    度制御装置において、 前記油圧モータは可変容量式であり、前記速度制限装置
    は前記選択操作手段により選択された速度モードに応じ
    てモータ傾転角を制御することを特徴とする建設機械の
    速度制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の建設機械の速度制御装
    置において、 前記油圧モータは、ウインチドラムに巻回されたロープ
    の張力と相関関係を有する物理量によってモータ傾転角
    の下限値が制限されることを特徴とする建設機械の速度
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の建設機械の速度制御装
    置において、 前記油圧ポンプと前記油圧モータはともに可変容量式で
    あり、かつ、前記速度設定操作手段の可動操作部はその
    操作位置を最小位置から最大位置にかけて連続的に操作
    可能であって、 前記速度制御装置は、前記選択操作手段により微速モー
    ドが選択されるとポンプ傾転角の上限値を最小値に設定
    するとともにモータ傾転角の下限値を最大値に設定し、
    高速モードが選択されるとポンプ傾転角の上限値を最大
    値に設定するとともにモータ傾転角の下限値を最小値に
    設定し、定速モードが選択されると前記速度設定操作手
    段の可動操作部が最小位置から中間位置の範囲に操作さ
    れたときはその操作位置に応じてポンプ傾転角の上限値
    を設定するとともにモータ傾転角の下限値を最大値に設
    定し、前記速度設定操作手段の可動操作部が中間位置か
    ら最大位置の範囲に操作されたときはその操作位置に応
    じてモータ傾転角の下限値を設定するとともにポンプ傾
    転角の上限値を最大値に設定することを特徴とする建設
    機械の速度制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の建設機
    械の速度制御装置において、 前記選択操作手段は前記制御弁操作手段の操作部に設置
    することを特徴とする建設機械の速度制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の建設機
    械の速度制御装置において、 前記選択操作手段と、前記速度設定操作手段と、前記速
    度制限装置は、巻上ウインチと起伏ウインチに対応して
    それぞれ設けられることを特徴とする建設機械の速度制
    御装置。
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