JPH11314780A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JPH11314780A
JPH11314780A JP10125073A JP12507398A JPH11314780A JP H11314780 A JPH11314780 A JP H11314780A JP 10125073 A JP10125073 A JP 10125073A JP 12507398 A JP12507398 A JP 12507398A JP H11314780 A JPH11314780 A JP H11314780A
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JP
Japan
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roller
sheet
conveying
separation
cleaning
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JP10125073A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Takashi Kuwata
隆 桑田
Makoto Izumi
誠 泉
Yuzo Isoda
雄三 磯田
Minoru Kawanishi
稔 川西
Hiroaki Namiki
博昭 並木
Harukazu Sekiya
治員 関谷
Masahito Nonaka
雅人 野中
Akira Fukui
晶 福井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離条件に影響することなく紙粉除去を行う
ことのできる給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 ジャム処理の際、シート搬送路を開放す
る開放部材7が開かれた場合又はシート積載手段がシー
ト積載のために移動された場合には、移動手段6aによ
ってローラ清掃手段6a又は搬送ローラ4及び分離ロー
ラ5を移動することにより、搬送ローラ4及び分離ロー
ラ5と離間して配されているローラ清掃手段6aと搬送
ローラ4及び分離ローラ5とを当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関し、特に給紙装置に設けら
れ、給送手段により給送されたシートを1枚づつ分離、
搬送する分離搬送手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LBP、複写機等の画像形成装置
においては、給送手段によりシート積載手段に積載され
たシートを略一定量給送した後、給送されたシートを分
離搬送手段により1枚づつ分離、搬送するように構成さ
れた給紙装置を備えたものがある。
【0003】図19は、このような従来の給紙装置にお
ける分離搬送手段の概略構成を示す図であり、同図にお
いて、101はシート積載手段に積載された最上位のシ
ートS1を略一定量給送する給送手段である給送ロー
ラ、102はフィードローラ、103はリタードローラ
である。ここで、リタードローラ103は固定軸106
に揺動自在に支持されたローラホルダー104に回転軸
109を介して取付けられると共にバネ105の力によ
り所定圧力にてフィードローラ102に圧接している。
【0004】ここで、分離、搬送時、フィードローラ1
02は図中の矢印aに示すシート搬送方向に回転する一
方、リタードローラ103は本来図中の矢印b方向に回
転するようになっているが、ある設定されたトルク以上
の摩擦力を受けると矢印c方向に連れ回るように構成さ
れている。
【0005】なお、このトルクは、フィードローラ10
2とリタードローラ103とのニップ部にシートSが複
数枚進入してきた時のシート間の摩擦力よりも大きく、
1枚のシートSが進入してきた時のリタードローラ10
3とシートSとの摩擦力よりも小さく設定されている。
また、このような構成をとるためにはトルクリミッタ
(図示せず)が用いられるのが一般的である。
【0006】したがって、給送ローラ101により最上
位シートS1のみが給送された時には、リタードローラ
103とシートS1との摩擦力はトルクリミッタの値よ
り大きいのでリタードローラ103はシートS1との摩
擦力により矢印c方向に連れ回される。また、シートS
が複数枚進入してきた時にはシート間の摩擦力よりもト
ルクリミッタの設定値の方が大きいのでリタードローラ
103は矢印b方向に回転し、複数枚の進入を阻止す
る。
【0007】これにより、最上位シートS1のみがフィ
ードローラ102によって給送されるようになり、シー
トを確実に一枚ずつ画像形成装置本体内に分離給送する
ことができる。
【0008】また給紙及び分離性能を一定に保つ目的で
最上位シートS1の給送ローラ101とリタードローラ
103に対する高さを一定に調整するためのシート高さ
調節機構を備えることも一般的に行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置においては、給紙装置を長期間
使用し、大量のシートSを分離給送すると、フィードロ
ーラ102及びリタードローラ103が摩耗する。さら
に、シートSから発生する紙粉がフィードローラ10
2、リタードローラ103の表面に付着すると、紙粉は
ローラ表面の摩擦係数を著しく低下させるため、フィー
ドローラ102による搬送力が損なわれ、シート搬送枚
数がローラ102,103の予定耐久枚数に達しないう
ちにローラ102,103の限界に達し、給紙不良が多
発する原因になっていた。
【0010】そこで、この対策として、ローラ102,
103に紙粉を除去するよう、例えばローラ102,1
03にブラシ材等を押接するようにしたものがある。し
かし、この場合、ローラ102,103の回転力に対す
るブラシ材等の摩擦抵抗が大きいため、トルクリミッタ
ーの負荷圧並びにリタードローラ付勢圧といった分離条
件への影響が大きくなるという問題点があった。
【0011】一方、フィードローラ102、リタードロ
ーラ103はその性格上、耐久摩耗によるローラ径の減
少が著しいが、ローラ102,103の摩耗が進むと、
同図に示すように2つのローラ102’,103’のニ
ップの位置が上昇する。このため給送ローラ101から
給送されるシート先端がニップに案内されず、リタード
ローラ103’に衝突する確率が大きくなる。
【0012】ここで、既述したようにローラ表面に紙粉
が付着し表面の摩擦係数が低下した状態では、リタード
ローラ103’がフィードローラ102’に従動せず逆
転しているため、シートS1がニップに入らずジャムが
発生するという問題点があった。
【0013】そこで、本発明はこのような従来の給紙装
置を備えた画像形成装置の問題点を解決するためになさ
れたものであり、分離条件に影響することなく紙粉除去
を行うことのできる給紙装置及びこれを備えた画像形成
装置を提供することを第1の目的とする。また、ローラ
が摩耗した後もシートを確実に給送することのできる給
紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを
第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給送手段と、前記給送
手段により給送されたシートを1枚ずつ分離して搬送す
る分離搬送手段と、を備えた給紙装置において、前記分
離搬送手段に当接して清掃する清掃手段と、前記分離搬
送手段と前記清掃手段とを接離可能に支持する移動手段
と、を備え、前記移動手段により所定のタイミングで前
記分離搬送手段と前記清掃手段とを当接させることを特
徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記分離搬送手段の下流側
に配置されているシート搬送路を開放する開放部材を備
え、前記開放部材により前記シート搬送路を開放したと
きに、前記移動手段により前記分離搬送手段と前記清掃
手段とを当接させることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記開放部材によるシート
搬送路の開放を検知する開放検知手段と、前記開放検知
手段の検知に基づいて前記分離搬送手段と前記清掃手段
とを当接させるように前記移動手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記分離搬送手段の摩耗を
検知する摩耗検知手段を備え、前記開放検知手段及び前
記摩耗検知手段の検知に基づいて前記制御手段が前記分
離搬送手段と前記清掃手段とを当接させるように前記移
動手段を制御することを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記移動手段は、前記清掃
手段に設けたアーム部材に係合し、清掃手段を前記分離
搬送手段に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付
勢力に抗して清掃手段を分離搬送手段から離間させるよ
うに前記アーム部材の移動を規制するカム部材と、を有
し、前記開放部材により前記シート搬送路を開放したと
きに、前記カム部材が前記アーム部材の規制を解除して
前記分離搬送手段と前記清掃手段とを当接させることを
特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記シート積載手段を装置
本体に対して引き出し可能に設け、該シート積載手段が
引き出されたときに、前記移動手段により前記分離搬送
手段と前記清掃手段とを当接させることを特徴とするも
のである。
【0020】また本発明は、前記シート積載手段が引き
出されたことを検知する引き出し検知手段と、前記引き
出し検知手段の検知に基づいて前記分離搬送手段と前記
清掃手段とを当接させるように前記移動手段を制御する
制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記分離搬送手段の摩耗を
検知する摩耗検知手段を備え、前記引き出し検知手段及
び前記摩耗検知手段の検知に基づいて前記制御手段が前
記分離搬送手段と前記清掃手段とを当接させるように前
記移動手段を制御することを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記移動手段は、前記清掃
手段に設けたアーム部材に係合し、清掃手段を前記分離
搬送手段に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付
勢力に抗して清掃手段を分離搬送手段から離間させるよ
うに前記アーム部材の移動を規制するカム部材と、を有
し、前記シート積載手段が引き出されたときに、前記カ
ム部材が前記アーム部材の規制を解除して前記分離搬送
手段と前記清掃手段とを当接させることを特徴とするも
のである。
【0023】また本発明は、前記移動手段は、前記制御
手段からの信号に基いて動作し、前記分離搬送手段と前
記清掃手段とを当接させるためのソレノイドであること
を特徴とするものである。
【0024】また本発明は、前記分離搬送手段は、シー
ト搬送方向に回転する搬送ローラと、該搬送ローラに圧
接可能に設けられシート搬送方向とは逆方向に回転する
分離ローラとを有し、前記移動手段は前記清掃手段を前
記搬送ローラ及び前記分離ローラに当接するように移動
させることを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記分離搬送手段は、シー
ト搬送方向に回転する搬送ローラと、該搬送ローラに圧
接可能に設けられシート搬送方向とは逆方向に回転する
分離ローラとを有し、前記移動手段は前記搬送ローラ及
び前記分離ローラを離間方向に移動させて前記清掃手段
に当接させることを特徴とするものである。
【0026】また本発明は、昇降可能なシート積載手段
に積載されたシートを給送する給送手段と、シート搬送
方向に回転する搬送ローラ及び前記シート搬送方向と逆
方向に回転する分離ローラとを有して前記給送手段によ
り給送されたシートを1枚づつ分離して搬送する分離搬
送手段とを備えた給紙装置において、前記シート積載手
段を昇降させる昇降手段と、前記シート積載手段に積載
された最上位のシートの高さを検知する検知手段と、前
記検知手段を備え、前記搬送ローラ及び分離ローラの摩
耗に伴って上下方向に移動する該搬送ローラ又は分離ロ
ーラと共に移動することによって該検知手段の検知位置
を変更させる移動部材と、前記搬送ローラ及び分離ロー
ラの摩耗に伴って変更する前記検知手段の検知位置まで
前記シート積載手段を移動させるよう前記昇降手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0027】また本発明は、前記搬送ローラ及び分離ロ
ーラをそれぞれ清掃すると共に該搬送ローラ及び分離ロ
ーラと離間して配されているローラ清掃手段と、前記離
間しているローラ清掃手段と前記搬送ローラ及び分離ロ
ーラとを当接させるよう該ローラ清掃手段或は該搬送ロ
ーラ及び分離ローラを移動する移動手段と、前記搬送ロ
ーラ及び分離ローラの下流側に配置されているシート搬
送路を開放する開放部材と、を備え、前記開放部材によ
り前記シート搬送路が開放されたときに、前記制御手段
は前記移動手段により前記ローラ清掃手段と前記搬送ロ
ーラ及び分離ローラとを当接させるようにしたことを特
徴とするものである。
【0028】また本発明は、前記搬送ローラ及び分離ロ
ーラをそれぞれ清掃すると共に通常該搬送ローラ及び分
離ローラと離間して配されているローラ清掃手段と、前
記離間しているローラ清掃手段と前記搬送ローラ及び分
離ローラとを当接させるよう該ローラ清掃手段或は該搬
送ローラ及び分離ローラを移動する移動手段と、を備
え、前記シート積載手段が引き出し可能であり、該シー
ト積載手段が引き出されたときに、前記制御手段は前記
移動手段により前記ローラ清掃手段と前記搬送ローラ及
び分離ローラとを当接させるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0029】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを搬送する給紙装置とを備えた画像形成装
置において、前記給紙装置は、前記請求項1乃至15の
いずれかに記載の給紙装置であることを特徴とするもの
である。
【0030】また本発明のように、搬送ローラ及び分離
ローラの下流側に配置されたシート搬送路が開放部材に
より開放されたとき又は引き出し可能なシート積載手段
が引き出されたとき、移動手段によってローラ清掃手段
又は搬送ローラ及び分離ローラを移動することにより、
搬送ローラ及び分離ローラと離間して配されているロー
ラ清掃手段と搬送ローラ及び分離ローラとを当接させ
る。
【0031】また本発明のように、シート積載手段に積
載された最上位のシートの高さを検知する検知手段を備
えた移動部材を、搬送ローラ及び分離ローラの摩耗に伴
って上下方向に移動する搬送ローラ又は分離ローラと共
に移動させて検知手段の検知位置を変更させる一方、制
御手段によりシート積載手段を昇降させる昇降手段を制
御して変更した検知手段の検知位置までシート積載手段
を移動させる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの断面図
である。
【0034】同図において、201はレーザビームプリ
ンタ本体(以下、本体という)、200は本体201に
設けられた給紙装置であり、この給紙装置200は、シ
ート積載手段の一例であるカセット202と、回転しな
がら上下動することによりカセット202に収納された
記録紙(以下シートという)を略一定量給送する給送手
段である給送ローラ(ピックアップローラ)3と、給送
ローラ3の下流に設けられ、給送ローラ3により給送さ
れたシートSを1枚づつ分離搬送するための搬送ローラ
であるフィードローラ4と分離ローラであるリタードロ
ーラ5とを備えている。
【0035】また、これらフィードローラ4とリタード
ローラ5の下流には、搬送ローラ206及びシートSを
同期搬送するレジストローラ208が配設されている。
さらに、このレジストローラ208の下流には、レーザ
スキャナ部210からのレーザ光により画像を形成する
画像形成部209及び定着器211が配設されており、
この定着器211の下流には排紙搬送ローラ213が配
設されている。
【0036】そして、レジストローラ208により同期
搬送されたシートSは、画像形成部209及び定着器2
11により画像形成(印字)及び画像定着された後、排
紙搬送ローラ213により排紙トレイ216まで搬送さ
れるようになっている。
【0037】一方、同図において、220は本体201
の下方に設けられた大容量給紙が可能な給紙デッキであ
り、2は給紙デッキ220に設けられた給紙装置であ
る。そして、この給紙装置2は、上下方向に移動可能に
設置されたシート積載手段の一例であるシート積載台9
と、給送ローラ3と、フィードローラ4とリタードロー
ラ5とを備えている。なお、このシート積載台9はワイ
ヤ10にプーリー11を介して吊り下げられており、こ
のワイヤ10を昇降手段である巻き取りドラム12によ
って巻き出し、或は巻き取ることにより昇降するように
なっている。
【0038】ここで、この給紙デッキ220において、
シート積載台9へシートを積載する場合は、巻き取りド
ラム12によりワイヤ10を巻き出してシート積載台9
を所定位置まで降下させた後、シート積載台9を備える
と共に給紙デッキ220に引き出し可能に設けられたシ
ート収納庫8をレール15に沿って給紙デッキ手前方向
に引き出すことにより行うようになっている。
【0039】なお、このようにしてシートSを積載した
後、シート収納庫8を給紙デッキ内に格納すると、ワイ
ヤ巻き取りドラム12が矢印13の方向に回転してワイ
ヤー10を巻き取り、これによりシート積載台9は上昇
するようになっている。そして、この後、シート積載台
9に積載されたシートSの最上面が給紙ローラ3によっ
て給送される所定の高さに上昇し、これを紙面検知手段
18が検知すると巻き取りドラム12が停止する。
【0040】一方、この給紙デッキ220において、シ
ートSを分離搬送する場合は、まず所定の高さに上昇し
ているシート積載台9上の最上位シートS1を給紙ロー
ラ3により、フィードローラ4及びリタードローラ5の
ニップまで給送する。
【0041】ここで、フィードローラ4は、図2に示す
ようにシートS1の送り方向に順回転しており、またリ
タードローラ5はフィードローラ4に所定の圧力をもっ
て押接されると共に、シートS1の送り方向に逆回転す
るリタード軸5aに不図示のトルクリミッターユニット
を介して連結されている。
【0042】このため、同図に示すようにリタードロー
ラ5がフィードローラ4に当接している時及びフィード
ローラ4及びリタードローラ5のニップに最上位シート
S1が一枚だけ給送された場合にはリタードローラ5は
フィードローラ4に従動してシート送り方向に順回転す
る。
【0043】一方、図3に示すようにフィードローラ4
及びリタードローラ5のニップに2枚以上のシートが給
送された場合には、リタードローラ5は逆転し、フィー
ドローラ4に接触している最上位シートS1のみがフィ
ードローラ4によって給送され、他のシートS2はリタ
ードローラ5により押し戻される。
【0044】ところで、図1において、6は清掃ブラシ
ユニットであり、この清掃ブラシユニット6は、図4に
示すように、フィードローラ4、リタードローラ5をそ
れぞれ清掃するローラ清掃手段である清掃ブラシ6a
と、清掃ブラシ6aを担持するソレノイド6bとで構成
される。
【0045】ここで、この清掃ブラシ6aは、通常同図
に示すようにフィードローラ4、リタードローラ5から
離間する位置にそれぞれ保持されているが、移動手段で
あるソレノイド6bが通電されると、各ローラ4,5に
当接する位置に突出するようになっている。なお、ソレ
ノイド6bが非通電状態となると、各ローラ4,5から
離間する位置に戻るように設定されている。
【0046】一方、同図において、7は給紙デッキ22
0の側面上端部に回動軸16を支点として回動自在に取
り付けられた開放部材である搬送路形成部であり、この
搬送路形成部7は、内部にシート搬送路である本体20
1と給紙デッキ220との連結搬送路Rを備えており、
給紙デッキ10のシートSは、給送ローラ3により給送
された後、フィードローラ4とリタードローラ5とによ
り1枚づつ分離搬送され、この後、下流側に配置された
連結搬送路Rに設けられているレジストローラ7A及び
搬送ローラ7Bにより本体201に搬送されるようにな
っている。
【0047】ところで、この搬送路形成部7は、ジャム
等が生じた場合、シート搬送路R1を開放するよう回動
軸16を支点として開かれるようになっている。また、
給紙デッキ220の所定位置には、図5に示す搬送路形
成部7の開放を検知するための開放検知手段である開閉
検知手段7aが設けられている。
【0048】そして、この開閉検知手段7aからの検知
信号は、同図に示すように給紙デッキ220の所定位置
に設けられた制御手段である制御装置50に入力され、
この検知信号に基づき制御装置50はソレノイド6bの
通電を行うようになっている。なお、搬送路形成部7が
閉じられ、これを開閉検知手段7aからの検知信号に基
づいて検知すると、制御装置50はフィードローラ4及
びリタードローラ5をそれぞれ駆動する第1及び第2モ
ータM1,M2を一定時間駆動した後、ソレノイド6b
の通電を停止するようになっている。
【0049】そして、このように構成することにより、
給紙デッキ220の動作中に例えばジャムが発生し、ジ
ャム処理のためユーザーが図6に示すように給紙デッキ
220の搬送路形成部7を回転軸16を中心に矢印17
の方向に開き、この搬送路形成部7の開放を開閉検知手
段7aが検知すると、制御装置50は、まずソレノイド
6bに通電し、これにより清掃ブラシ6aがフィードロ
ーラ4及びリタードローラ5に押接する。
【0050】そしてこの後、ユーザーが不要なシートを
除去して搬送路形成部7を閉じ、これを開閉検知手段7
aにより検知すると、制御装置50は第1及び第2モー
タM1,M2によりフィードローラ4、リタードローラ
5を一定時間駆動回転した後ソレノイド6bは非通電状
態に戻す。なお、この時、給紙ローラ3は駆動回転され
ないためフィードローラ4及びリタードローラ5のニッ
プにシートが給送されることはない。
【0051】ここで、給紙デッキ220内でジャムが発
生するのは、フィードローラ4、リタードローラ5の表
面に紙粉が付着してフィードローラ4の搬送力が低下
し、これに伴って発生する搬送不良が大きな原因となっ
ている。
【0052】したがって、本実施の形態にように、ジャ
ム処理の後にフィードローラ4及びリタードローラ5を
清掃することにより、搬送不良の連発を防ぐことがで
き、シート搬送の信頼性を高めることができる。
【0053】さらに、給紙デッキは一度に1500から
2000枚の大量のシートSが収納可能であり、全積載
量を連続して給送すると相当量の紙粉がローラ4,5に
付着することになる。したがって、本構成を採用するこ
とにより搬送不良によるジャムを未然に防止できるとい
う効果も期待出来る。
【0054】一方、フィードローラ4、リタードローラ
5を一定時間駆動回転した後、ソレノイド6bを非通電
状態に戻すと、給紙デッキ220は図4に示すような分
離給紙動作状態となる。即ち、清掃ブラシ6aは各ロー
ラ4,5から離間した状態とる。そして、このように構
成することにより、清掃ブラシ6aは、フィードローラ
4、リタードローラ5の分離条件に影響を及ぼすことな
く紙粉除去を行うことができる。
【0055】なお、これまでの説明においては、フィー
ドローラ4及びリタードローラ5の清掃を、搬送路形成
部7の開閉に連動して行う場合について述べてきたが、
シートを積載する際のシート積載台9の降下動作、又は
その際のシート収納庫8の引き出し及び収納動作に連動
して行うようにしてもよい。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0057】図7は、実施の形態に係る画像形成装置の
給紙装置の構成を示す図である。なお、同図において、
図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0058】同図において、19A,19Bは、一端部
に清掃ブラシ6aをそれぞれ保持すると共に、回動軸1
9aを中心に回動自在な2本の対向配置された一対のア
ーム部材であるブラシホルダーであり、これら2本のブ
ラシホルダー19A,19Bは、他端部に係合して取り
付けられた付勢部材である引っ張りばね21により回動
が規制された状態で連結されている。
【0059】なお、同図は、シート収納庫8が給紙デッ
キ220から引出されたときの2本のブラシホルダー1
9A,19Bの状態を示しており、この状態のとき2本
のブラシホルダー19A,19Bの清掃ブラシ6aは、
それぞれ引っ張りばね21のばね力により付勢され、フ
ィードローラ4、リタードローラ5に押接した状態とな
っている。
【0060】また、20は引っ張りばね21の付勢力に
抗してブラシホルダー19A,19Bを押圧回動させる
ための移動部材であるカム部材である。ここで、このカ
ム部材20は、シート積載台9にシートを積載するため
シート収納庫8が引出されたときは不図示の付勢手段に
より同図に示すように付勢回動し、ブラシホルダー19
A,19Bを押圧しないようなっている。そして、この
ようにブラシホルダー19A,19Bがカム部材20に
押圧されない状態の時、清掃ブラシ6aはフィードロー
ラ4、リタードローラ5に押接した状態となっている。
【0061】したがって、このようにシート収納庫8の
引出しに伴って清掃ブラシ6aをフィードローラ4、リ
タードローラ5に押接させ、この状態で既述した第1の
実施の形態と同様、フィードローラ4及びリタードロー
ラ5を一定時間駆動回転すれば、清掃ブラシ6aにより
各ローラ4,5を清掃することができる。これにより、
搬送不良の連発を防ぐことができ、シート搬送の信頼性
を高めることができる。また、搬送不良によるジャムを
未然に防止できる。
【0062】一方、シートSを積載した後にユーザーが
シート収納庫8を矢印24の方向に収納すると、このシ
ート収納庫8に押されてカム部材20は、図8の矢印2
2に示すように回動してブラシホルダー19A,19B
の両方を押圧するようになっている。
【0063】そして、このようにカム部材20により押
圧されると、ブラシホルダー19A,19Bは回動軸1
9aを中心にそれぞれ矢印23の向きに回動し、その結
果清掃ブラシ6aは各ローラ4,5から離間するように
なっている。これにより、フィードローラ4及びリター
ドローラ5は清掃ブラシ6aの影響を受けることなくシ
ートを分離給送することができる。
【0064】このように、シート収納庫8の引き出し収
納動作に連動するカム部材20によって清掃ブラシ6a
をフィードローラ4、リタードローラ5に選択的に押接
させることにより、フィードローラ4、リタードローラ
5の分離条件に影響を及ぼすことなく紙粉除去を行うこ
とができる。
【0065】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0066】図9は、本実施の形態に係る画像形成装置
の給紙装置の構成を説明する図であり、同図において、
4Aはフィードローラ、5Aはリタードローラである。
ここで、これらフィードローラ4A及びリタードローラ
5Aは、不図示の離間機構により、例えば搬送路形成部
7の開放動作あるいはシート収納庫8の引き出し収納動
作に連動してフィードローラ軸4a、リタードローラ軸
5aを、それぞれ離間方向に移動させることにより離間
するようになっている。そして、このように各ローラ4
A,5Aを離間することにより、ローラ間に挟まれたシ
ートのジャム処理の作業性を向上させることができるよ
うになっている。
【0067】一方、同図において、21はバネであり、
このバネ21により清掃ブラシ6aは不図示の支持部材
によって支持されながらフィードローラ4A及びリター
ドローラ5Aの方向にそれぞれ付勢されている。
【0068】なお、この清掃ブラシ6aは、同図に示す
ようにフィードローラ4A、リタードローラ5Aが当接
している状態、即ち分離給送状態にあるときにはローラ
4A,5Aから離間する位置にあり、離間機構が作動
し、ローラ4A,5Aが離間した状態において図10に
示すようにローラ4A,5Aに所定のバネ圧をもって押
接されるように設定されている。
【0069】そして、図10に示すように離間機構が作
動した状態で給紙デッキ内に滞留しているシートが除去
された後、例えば搬送路形成部7が閉られると、既述し
た第1の実施の形態のように一定時間フィードローラ4
A、リタードローラ5Aを駆動回転することによりロー
ラ4A,5Aの清掃を行うことができる。これにより、
既存の機構を活用して簡単にローラ4A,5Aの清掃を
行うことができる。
【0070】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0071】図11は、本実施の形態に係る画像形成装
置の給紙装置の構成を説明する図であり、同図におい
て、図4及び図9と同一符号は同一又は相当部分を示し
ている。
【0072】同図において、36は例えばフォトセンサ
ーにより構成される摩耗検知手段である摩耗検知センサ
ーであり、この摩耗検知センサー36は給紙デッキ22
0の不図示のフレームに固定されている。また、37は
センサーレバーであり、このセンサーレバー37は給紙
デッキ220のフレームに取り付けられた軸37aを中
心に揺動自在に軸支されると共に一端がレジストローラ
軸5aに上方より当接している。
【0073】そして、このように一端をレジストローラ
軸5aに当接することにより、レジストローラ軸5aに
よって揺動が規制されると共に、後述するようにレジス
トローラ軸5aが上昇すると、このレジストローラ軸5
aにより押圧されて揺動するようになっている。
【0074】一方、このセンサーレバー37の他端には
摩耗検知センサー36の不図示の検知光を遮光するため
の遮光部37bが設けられており、センサーレバー37
がレジストローラ軸5aにより押圧されて軸37aを中
心に一定量揺動すると、この遮光部37bは摩耗検知セ
ンサー36の検知光を遮光し、これにより摩耗検知セン
サー36がONとなる。
【0075】即ち、同図に示すようにフィードローラ4
A、リタードローラ5Aが摩耗する前は、レジストロー
ラ軸5aが下方にあるためセンサーレバー37の遮光部
37bは摩耗検知センサー36の上方に位置し、摩耗検
知センサー36を遮光しない状態にあるが、フィードロ
ーラ4A、リタードローラ5Aの摩耗が進行してローラ
径が小さくなると、図12に示すようにリタードローラ
軸5aが上昇する。
【0076】そして、このようにリタードローラ軸5a
が上昇すると、これに伴いセンサーレバー37は軸37
aを中心に摩耗検知センサー方向に揺動し、ローラ摩耗
が一定量に達すると、遮光部37bが摩耗検知センサー
36を遮光する。
【0077】ここで、このように遮光部37bが遮光す
ると、摩耗検知センサー36は、図13に示すようにO
N信号を制御装置51に出力するようになっている。そ
して、制御装置51はこのON信号に基づき、例えば既
述した第1の実施の形態と同様、搬送路形成部7が開放
されると、ソレノイド6bの通電を行うようになってい
る。これにより、清掃ブラシ6aが各ローラ4A,5A
に押接され、各ローラ4A,5Aの清掃が行われる。
【0078】このように、摩耗検知センサー36により
フィードローラ4A、リタードローラ5Aの摩耗を検知
し、この摩耗検知センサー36からのON信号を基づい
て各ローラ4A,5Aの清掃を行うことにより、耐久に
よりフィードローラ4A、リタードローラ5Aの摩耗が
進行した場合のみ選択的に各ローラ4A,5Aを清掃す
ることができる。
【0079】さらに、フィードローラ4A、リタードロ
ーラ5Aの表面に付着する紙粉の影響はローラ4A,5
Aの摩耗が進行した後に顕著に現れるため、このように
ローラ4A,5Aの摩耗が進行した場合のみ清掃を行う
ことにより、清掃ブラシ6aのローラ摩耗前での無駄な
稼動を回避でき、清掃ブラシ6aの耐久性を向上させる
ことができる。
【0080】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0081】図14は本実施の形態に係る画像形成装置
の給紙装置の構成を説明する図であり、同図において、
図11と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0082】同図において、35は給紙デッキ220の
不図示のフレームに形成された上下方向に延びたスリッ
トであり、このスリット35にはローラ軸3aを介して
給紙ローラ3が上下方向に移動可能に保持されている。
【0083】また、30は移動部材である紙面検知ユニ
ットであり、この紙面検知ユニット30は、例えばフォ
トセンサーにより構成され、シート積載台9の最上位シ
ートの位置が所定の高さ、即ちフィードローラ4及びリ
タードローラ5のニップの高さに到達したことを検知す
る検知手段である紙面検知センサー32を備えている。
【0084】さらに、この紙面検知ユニット30は、上
下方向に延びたスリット33を有しており、このスリッ
ト33に給紙デッキ220の不図示のフレームに形成さ
れた軸220aを挿通することにより、紙面検知ユニッ
ト30は給紙デッキ220に上下方向に移動可能に保持
されている。
【0085】ところで、この紙面検知ユニット30の下
端部にはレジストローラ軸5aに上方より当接する当接
部30aが突設されている。そして、このように当接部
30aをレジストローラ軸5aに当接させることによ
り、リタードローラ軸5aによってその高さを規定され
ている。
【0086】一方、この紙面検知ユニット30の上端部
には一端が給紙ローラ軸3aに上方より当接している紙
面センサーレバー31を支点31aを中心に回動自在に
保持する保持部30bが突設されている。
【0087】ここで、この紙面センサーレバー31の他
端部には、紙面検知センサー32の不図示の検知光を遮
光するための遮光部31bが設けられている。そして、
この遮光部31bは、既述したようにシート積載台9に
シートが積載された後、巻き取りドラム12の回転によ
りシート積載台9が上昇し、このシート積載台9の上昇
に伴って押し上げられた給紙ローラ3(給紙ローラ軸3
a)により紙面センサーレバー31が矢印34の向きに
回動すると、紙面検知センサー32の検知光を遮光する
ようになっている。
【0088】そして、このように検知光が遮光される
と、紙面検知センサー32は検知信号を、図15に示す
ように制御装置52に出力し、制御装置52はこの検知
信号に基づき巻き取りドラム12の回転を停止するよう
になっている。これにより、シート積載台9は、最上位
シートS1の高さがフィードローラ4A及びリタードロ
ーラ5Aのニップの高さと同じ高さとなる位置で停止す
るようになる。
【0089】一方、フィードローラ4A、リタードロー
ラ5Aが摩耗し、即ちフィードローラ4A、リタードロ
ーラ5Aが、図16中一点鎖線で示す初期の状態から摩
耗し、これによりローラ4A,5Aのニップが上昇する
と、それに伴いリタードローラ軸5aも上昇する。
【0090】ここで、このようにローラ4A,5Aのニ
ップが上昇すると、リタードローラ軸5aに高さを規定
されている紙面検知ユニット30もスリット33に沿っ
て上昇し、その結果、紙面検知レバー31が給紙ローラ
軸3a、即ち最上位シートS1を検知する高さも上昇す
る。
【0091】このように、フィードローラ4A及びリタ
ードローラ5Aの摩耗によって上昇したローラ4A,5
Aのニップ高さに連動して給紙ローラ3及び最上位シー
トS1の紙面高さを調整することにより、フィードロー
ラ4A、リタードローラ5Aの摩耗の影響を受けること
なく、常にシートをローラ4A,5Aのニップに給送す
ることができる。
【0092】これにより、既述したようにフィードロー
ラ4A及びリタードローラ5Aの摩耗が進み、ローラ4
A,5Aのニップが上昇し、かつローラ表面の摩擦係数
が低下した状態において、シート先端がフィードローラ
4Aに従動せず逆転しているリタードローラ5Aに衝突
することがなくなり、ジャムの発生を防ぐことができ
る。
【0093】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。
【0094】図17は本実施の形態に係る画像形成装置
の給紙装置の構成を説明する図であり、同図において、
図11及び図14と同一符号は同一又は相当部分を示し
ている。
【0095】同図において、37は給紙デッキ220の
不図示のフレームに設けられた摩耗検知手段であるタク
トスイッチであり、このタクトスイッチ37は既述した
第5の実施の形態のようにフィードローラ4A、リター
ドローラ5Aの摩耗に伴い紙面検知ユニット30が上昇
し、紙面検知ユニット30に当接するとONとなるよう
になっている。
【0096】ここで、このようにタクトスイッチ37が
ONとなると、図18に示すようにON信号が制御装置
53に入力され、このON信号に基づき制御装置53
は、例えば既述した第1の実施の形態と同様、搬送路形
成部7が開放されると、ソレノイド6bの通電を行うよ
うになっている。これにより、清掃ブラシ6aが各ロー
ラ4A,5Aに押接され、ローラ4A,5Aの清掃が行
われる。
【0097】このように、タクトスイッチ37をリター
ドローラ軸5aにより上昇する紙面検知ユニット30に
よって作動させることにより、ローラ4A,5Aの清
掃、ローラ4A,5Aの摩耗検知及び紙面高さの調整を
行うことができ、より信頼性の高い分離給紙を実現する
ことが可能となる。
【0098】なお、これまでの各実施の形態の説明にお
いて、給紙装置としては給紙デッキ220の給紙装置2
について説明してきたが、本発明はこれに限らず、本体
201の給紙装置200にも適用することができるのは
当然である。
【0099】また、これまでの各実施の形態の説明にお
いては、フィードローラ4,4A及びリタードローラ
5,5Aに対して清掃を行う場合について述べてきた
が、他のローラ、例えば給送ローラ2やレジストローラ
208に対しても既述した構成の清掃手段により清掃を
行い紙粉の除去を行うようにしてもよい。そして、この
ように他のローラを清掃することにより、給送性能を向
上させることができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート搬送路が開放部材により開放されたとき又は引き出
し可能なシート積載手段が引き出されたとき、清掃手段
と搬送ローラ及び分離ローラとを当接させることができ
るので、分離条件に影響することなく紙粉除去を行うこ
とができる。
【0101】また本発明によれば、搬送ローラ及び分離
ローラの摩耗に伴ってシート積載手段に積載された最上
位のシートの高さを検知する検知手段の検知位置を変更
させる一方、シート積載手段を変更した検知手段の検知
位置まで移動させることにより、ローラの摩耗に伴って
移動した搬送ローラ及び分離ローラのニッブと最上位の
シートの高さを合わせることができる。これにより、ロ
ーラが摩耗した後もシートを確実に給送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例であるレーザビームプリンタの断面図。
【図2】上記レーザビームプリンタの給紙デッキに設け
られた給紙装置のフィードローラ及びリタードローラの
分離作用を示す図。
【図3】上記フィードローラ、リタードローラの分離作
用を示す他の図。
【図4】上記給紙デッキの要部拡大図。
【図5】上記給紙装置の制御装置の制御ブロック図。
【図6】上記給紙デッキに設けられた清掃ブラシユニッ
トのローラ清掃動作を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の給紙装置の構成を示す図。
【図8】上記給紙装置のローラ非清掃時の状態を示す
図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の給紙装置の構成を示す図。
【図10】上記給紙装置のローラ清掃時の状態を示す
図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装
置の給紙装置の構成を示す図。
【図12】上記給紙装置のローラ清掃時の状態を示す
図。
【図13】上記給紙装置の制御装置の制御ブロック図。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装
置の給紙装置の構成を示す図。
【図15】上記給紙装置の制御装置の制御ブロック図。
【図16】上記給紙装置の紙面高さ調節動作を示す図。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装
置の給紙装置の構成を示す図。
【図18】上記給紙装置の制御装置の制御ブロック図。
【図19】従来の給紙装置における分離搬送手段の概略
構成を示す図。
【符号の説明】
2 給紙装置 3,101 給送ローラ 4,4A,102 フィードローラ 5,5A,103 リタードローラ 6 清掃ブラシユニット 6a 清掃ブラシ 6b ソレノイド 7 搬送路形成部 7a 開閉検知手段 8 シート収納庫 9 シート積載台 12 巻き取りドラム 18 紙面検知手段 19A,19B ブラシホルダー 20 カム部材 30 紙面検知ユニット 32 紙面検知センサー 36 摩耗検知センサー 37 タクトスイッチ 50,51,52 制御装置 200 給紙装置 201 レーザビームプリンタ本体 202 カセット 209 画像形成部 220 給紙デッキ S1 最上位シート R 連結搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川西 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関谷 治員 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野中 雅人 神奈川県横浜市青葉区奈良町2913−4− 812 (72)発明者 福井 晶 東京都大田区下丸子1−16−6−303

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシー
    トを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、を備え
    た給紙装置において、 前記分離搬送手段に当接して清掃する清掃手段と、 前記分離搬送手段と前記清掃手段とを接離可能に支持す
    る移動手段と、 を備え、 前記移動手段により所定のタイミングで前記分離搬送手
    段と前記清掃手段とを当接させることを特徴とする給紙
    装置。
  2. 【請求項2】 前記分離搬送手段の下流側に配置されて
    いるシート搬送路を開放する開放部材を備え、前記開放
    部材により前記シート搬送路を開放したときに、前記移
    動手段により前記分離搬送手段と前記清掃手段とを当接
    させることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記開放部材によるシート搬送路の開放
    を検知する開放検知手段と、 前記開放検知手段の検知に基づいて前記分離搬送手段と
    前記清掃手段とを当接させるように前記移動手段を制御
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記分離搬送手段の摩耗を検知する摩耗
    検知手段を備え、前記開放検知手段及び前記摩耗検知手
    段の検知に基づいて前記制御手段が前記分離搬送手段と
    前記清掃手段とを当接させるように前記移動手段を制御
    することを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、前記清掃手段に設けた
    アーム部材に係合し、清掃手段を前記分離搬送手段に向
    けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して
    清掃手段を分離搬送手段から離間させるように前記アー
    ム部材の移動を規制するカム部材と、を有し、前記開放
    部材により前記シート搬送路を開放したときに、前記カ
    ム部材が前記アーム部材の規制を解除して前記分離搬送
    手段と前記清掃手段とを当接させることを特徴とする請
    求項2記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記シート積載手段を装置本体に対して
    引き出し可能に設け、該シート積載手段が引き出された
    ときに、前記移動手段により前記分離搬送手段と前記清
    掃手段とを当接させることを特徴とする請求項1記載の
    給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記シート積載手段が引き出されたこと
    を検知する引き出し検知手段と、 前記引き出し検知手段の検知に基づいて前記分離搬送手
    段と前記清掃手段とを当接させるように前記移動手段を
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記分離搬送手段の摩耗を検知する摩耗
    検知手段を備え、前記引き出し検知手段及び前記摩耗検
    知手段の検知に基づいて前記制御手段が前記分離搬送手
    段と前記清掃手段とを当接させるように前記移動手段を
    制御することを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記移動手段は、前記清掃手段に設けた
    アーム部材に係合し、清掃手段を前記分離搬送手段に向
    けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して
    清掃手段を分離搬送手段から離間させるように前記アー
    ム部材の移動を規制するカム部材と、を有し、前記シー
    ト積載手段が引き出されたときに、前記カム部材が前記
    アーム部材の規制を解除して前記分離搬送手段と前記清
    掃手段とを当接させることを特徴とする請求項6記載の
    給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は、前記制御手段からの
    信号に基いて動作し、前記分離搬送手段と前記清掃手段
    とを当接させるためのソレノイドであることを特徴とす
    る請求項3、4、7、8のいずれか1項に記載の給紙装
    置。
  11. 【請求項11】 前記分離搬送手段は、シート搬送方向
    に回転する搬送ローラと、該搬送ローラに圧接可能に設
    けられシート搬送方向とは逆方向に回転する分離ローラ
    とを有し、前記移動手段は前記清掃手段を前記搬送ロー
    ラ及び前記分離ローラに当接するように移動させること
    を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載
    の給紙装置。
  12. 【請求項12】 前記分離搬送手段は、シート搬送方向
    に回転する搬送ローラと、該搬送ローラに圧接可能に設
    けられシート搬送方向とは逆方向に回転する分離ローラ
    とを有し、前記移動手段は前記搬送ローラ及び前記分離
    ローラを離間方向に移動させて前記清掃手段に当接させ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか
    に記載の給紙装置。
  13. 【請求項13】 昇降可能なシート積載手段に積載され
    たシートを給送する給送手段と、シート搬送方向に回転
    する搬送ローラ及び前記シート搬送方向と逆方向に回転
    する分離ローラとを有して前記給送手段により給送され
    たシートを1枚づつ分離して搬送する分離搬送手段とを
    備えた給紙装置において、 前記シート積載手段を昇降させる昇降手段と、 前記シート積載手段に積載された最上位のシートの高さ
    を検知する検知手段と、 前記検知手段を備え、前記搬送ローラ及び分離ローラの
    摩耗に伴って上下方向に移動する該搬送ローラ又は分離
    ローラと共に移動することによって該検知手段の検知位
    置を変更させる移動部材と、 前記搬送ローラ及び分離ローラの摩耗に伴って変更する
    前記検知手段の検知位置まで前記シート積載手段を移動
    させるよう前記昇降手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする給紙装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送ローラ及び分離ローラをそれ
    ぞれ清掃すると共に該搬送ローラ及び分離ローラと離間
    して配されているローラ清掃手段と、 前記離間しているローラ清掃手段と前記搬送ローラ及び
    分離ローラとを当接させるよう該ローラ清掃手段或は該
    搬送ローラ及び分離ローラを移動する移動手段と、 前記搬送ローラ及び分離ローラの下流側に配置されてい
    るシート搬送路を開放する開放部材と、 を備え、 前記開放部材により前記シート搬送路が開放されたとき
    に、前記制御手段は前記移動手段により前記ローラ清掃
    手段と前記搬送ローラ及び分離ローラとを当接させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項13記載の給紙装置。
  15. 【請求項15】 前記搬送ローラ及び分離ローラをそれ
    ぞれ清掃すると共に通常該搬送ローラ及び分離ローラと
    離間して配されているローラ清掃手段と、 前記離間しているローラ清掃手段と前記搬送ローラ及び
    分離ローラとを当接させるよう該ローラ清掃手段或は該
    搬送ローラ及び分離ローラを移動する移動手段と、 を備え、 前記シート積載手段が引き出し可能であり、該シート積
    載手段が引き出されたときに、前記制御手段は前記移動
    手段により前記ローラ清掃手段と前記搬送ローラ及び分
    離ローラとを当接させるようにしたことを特徴とする請
    求項13記載の給紙装置。
  16. 【請求項16】 画像形成部と、前記画像形成部にシー
    トを搬送する給紙装置とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記給紙装置は、前記請求項1乃至15のいずれかに記
    載の給紙装置であることを特徴とする画像形成装置。
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