JP2023163690A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃部材により給紙ローラの清掃を行うものであり、清掃部材による接触ストレスを抑制することのできる給紙装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】給紙装置20は、給紙カセット21、給紙ユニット22および底板23を備える。給紙ユニット22は、呼込みローラ221と、給紙ローラ222と、底板23の昇降に伴って呼込みローラ221の位置が変位するように、呼込みローラ221を給紙ローラ222のローラ軸222a周りに回動可能に保持するローラホルダ224とを有する。給紙装置20は、さらに、給紙ローラ222に対して接触して清掃を行う清掃部材31と、清掃部材31を給紙ローラ222に対して離接可能に保持する保持部材32とを有する清掃機構30を備えており、清掃機構30は、底板23の昇降に伴うローラホルダ224の回動に連動させて、清掃部材31を給紙ローラ222に対して離接させる。【選択図】図5B

Description

本開示は、給紙装置並びにこれを用いた画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、給紙カセットに収納した用紙束から、用紙を1枚ずつピックアップして画像形成部へ給紙する給紙装置が使用される。従来の給紙装置においては、長期の使用によって給紙口付近に紙粉が舞い、その紙粉が給紙ローラに付着することでローラ表面の状態が変化し、搬送遅延やスリップジャムが発生する場合があった。また、給紙ローラの搬送力を上げるために圧接力を上げたり、高摩擦力の材質を採用したりする場合、より紙粉の発生が誘発される原因になってしまい、ジャムが再発する課題がある。
そこで一般的な解決方法としては(例えば、特許文献1および2)、給紙ローラに清掃用ブラシを接触させ、給紙ローラに付着した紙粉の清掃を行う。
特開平11-255360号公報 特開平5-229681号公報
一般的な解決方法としては、清掃用ブラシが給紙ローラに常時接触するように設けられている。しかしながら、清掃用ブラシを常時接触させていると、接触ストレスによって給紙ローラ表面の劣化が促進されるといった課題がある。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、清掃部材により給紙ローラの清掃を行うものであり、清掃部材による接触ストレスを抑制することのできる給紙装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の第1の態様である給紙装置は、画像形成装置の画像形成部に用紙を給紙するものであり、用紙束を収納する給紙カセットと、前記給紙カセットに収納された用紙束から用紙を1枚ずつピックアップして給紙する給紙ユニットと、前記給紙カセットに収納された用紙束を給紙可能位置まで持ち上げる底板とを備えた給紙装置であって、前記給紙ユニットは、給紙可能位置にある用紙束から用紙を1枚ずつピックアップする呼込みローラと、前記呼込みローラによってピックアップされた用紙を前記画像形成部に向けて給紙する給紙ローラと、前記底板の昇降に伴って前記呼込みローラの位置が変位可能となるように、前記呼込みローラを前記給紙ローラのローラ軸周りに回動可能に保持するローラホルダとを有しており、さらに、前記給紙ローラに対して接触して清掃を行う清掃部材と、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接可能に保持する保持部材とを有する清掃機構を備えており、前記清掃機構は、前記底板の昇降に伴う前記ローラホルダの回動に連動させて、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接させることを特徴としている。
上記の構成によれば、清掃機構において清掃部材を給紙ローラに対して離接可能とすることで、清掃部材を給紙ローラに対して常時接触させるのではなく、離間させる期間を設けることができる。これにより、清掃部材の接触ストレスによる給紙ローラの劣化を抑制することができる。また、清掃部材の離接をローラホルダの回動に連動させることで、清掃機構において清掃部材の離接を切り替えるための駆動手段などが不要となり、清掃機構の構成を簡素化し、低コストとすることができる。
また、上記給紙装置では、前記保持部材は、前記ローラホルダに対して回動可能に取り付けられており、前記ローラホルダに対する回転軸と前記清掃機構の重心との位置関係に応じて回動するものであり、前記清掃機構は、前記保持部材の回動によって前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接可能であり、(a)前記底板が上昇して用紙束が給紙可能位置にあるときには、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して接触させ、(b)前記底板が下降しているときには、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離間させる構成とすることができる。
上記の構成によれば、給紙動作のために給紙ローラが回転駆動される際に、給紙ローラの清掃を行うことができる。
また、上記給紙装置では、前記保持部材は、当該給紙ユニットのフレーム部材に対して回動可能に取り付けられており、前記清掃機構の自重、および前記保持部材と前記ローラホルダとの当接の有無に応じて回動するものであり、前記清掃機構は、(a)前記底板が上昇して用紙束が給紙可能位置にあるときには、前記ローラホルダが前記保持部材に当接することによって前記保持部材が回転軸周りに持ち上がり、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離間させ、(b)前記底板が下降しているときには、前記ローラホルダが前記保持部材に当接せず、前記清掃機構の自重によって前記清掃部材を前記給紙ローラに対して接触させる構成とすることができる。
上記の構成によれば、清掃部材を給紙ローラに対して離間させる期間を長くすることができ、清掃部材の接触ストレスをより低下させることができる。
また、上記給紙装置は、前記保持部材と前記フレーム部材との間に、前記清掃部材を前記給紙ローラに向けて付勢する付勢部材が設けられる構成とすることができる。
上記の構成によれば、付勢部材の付勢力によって、清掃効果を向上させることができる。
また、上記の課題を解決するために、本開示の第2の態様である画像形成装置は、上記記載の給紙装置を備えることを特徴としている。
また、上記画像形成装置は、前記清掃機構が、(a)前記底板が上昇して用紙束が給紙可能位置にあるときに前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離間させ、(b)前記底板が下降しているときに前記清掃部材を前記給紙ローラに対して接触させる構成である場合に、前記底板が下降しているときの所定のタイミングにおいて、プログラム制御によって前記給紙ローラの回転駆動を行う構成とすることできる。
本開示の給紙装置および画像形成装置は、清掃部材を給紙ローラに対して離間させる期間を設け、清掃部材の接触ストレスを抑制することができるといった効果を奏する。
本開示が適用される画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 給紙カセットにおける給紙ユニットの配置箇所付近の拡大上面図である。 給紙ユニットの基本構造を拡大して示す側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第1位置に位置する状態を示している。 給紙ユニットの基本構造を拡大して示す側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第2位置に位置する状態を示している。 実施の形態1に係る清掃機構を備えた給紙ユニットの上面図である。 図4の清掃機構の動作を説明する側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第1位置に位置する状態を示している。 図4の清掃機構の動作を説明する側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第2位置に位置する状態を示している。 実施の形態2に係る清掃機構を備えた給紙装置において、給紙ユニット付近の上面図である。 図6の清掃機構の動作を説明する側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第1位置に位置する状態を示している。 図6の清掃機構の動作を説明する側面図であり、呼込みローラおよびローラホルダが第2位置に位置する状態を示している。 実施の形態2に係る清掃機構の変形例を示す側面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示が適用される画像形成装置10の一例を示す概略構成図である。尚、図1に示す画像形成装置10は、複数のプロセスユニットを有するカラー画像形成装置であるが、本開示はこれに限定されるものではなく、単一のプロセスユニットを有するモノクロ画像形成装置に適用することもできる。
画像形成装置10は、図1に示すように、本体部11、原稿読取部12、原稿搬送装置13および給紙装置20を具備して構成されている。本体部11は、用紙(記録用紙)に画像を印字するための画像形成部を内部に有している。原稿読取部12は、本体部11の上方に配置され、原稿のコピーを行う際に原稿の読取を行う。原稿搬送装置13は、自動読み取りモードにおいて、原稿セットトレイ上に載置された原稿を原稿読取部12の原稿載置台上に向かって順次搬送する。給紙装置20は、用紙束を収納する少なくとも1つの給紙カセット21を備えており、選択された給紙カセット21から用紙を1枚ずつ分離し、本体部11に向けて搬送する。給紙装置20では、給紙カセット21に対応して給紙ユニット22が設けられており、給紙カセット21には底板23が備えられている。給紙ユニット22は、給紙カセット21に収納された用紙束(図示せず)から用紙を1枚ずつピックアップして給紙する。底板23は、給紙カセット21に収納された用紙束を給紙可能位置(後述する呼込みローラ221に接触する位置)まで持ち上げる。本体部11では、給紙装置20から送られてきた用紙に対して画像形成を行う。
画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、画像形成装置10は、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられた4つのプロセスユニットPa~Pdを画像形成部として有している。各プロセスユニットPa~Pdは、公知の電子写真技術を用いて画像データに応じたトナー像を形成する。
各プロセスユニットPa~Pdで形成された各トナー像は、中間転写ベルト15に順次転写して重ねられる。これにより、中間転写ベルト15上にカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト15上のカラーのトナー像は用紙上に転写され、定着装置16にて用紙を加熱および加圧し、用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
〔実施の形態1〕
以下、本実施の形態1に係る給紙装置20の具体的構成について説明する。尚、図1では、給紙カセット21を1段のみ有する給紙装置20を例示しているが、給紙装置20に備えられる給紙カセット21は2段以上であってもよい。また、画像形成装置10は、大量の用紙を収納する大容量給紙装置をオプション装置として用いることもでき、本開示は、そのような大容量給紙装置に適用することも可能である。
給紙カセット21における底板23は、図示しない駆動手動によって昇降動作するものであり、給紙カセット21の昇降状態は図示しない上限検知センサによって検知される。すなわち、底板23の上昇により用紙束が給紙可能位置に到達すると、上限検知センサによってこれが検知され、底板23の上昇が停止される。尚、上限検知センサは、給紙装置20において通常使用される公知の構成であるため、ここでは上限検知センサに関する図示および詳細な説明は省略する。
図2は、給紙カセット21における給紙ユニット22の配置箇所付近の拡大上面図である。図3Aおよび図3Bは、給紙ユニット22の基本構造を拡大して示す側面図である。尚、図2では、給紙ユニット22の全体が視認できるように、給紙ユニット22が取り付けられるフレーム部材の図示を省略している。尚、ここでの給紙ユニット22の側面とは、あくまで便宜上の呼称であり、給紙ユニット22の側面は画像形成装置10の側面と一致するものではない。
図2,図3Aおよび図3Bに示すように、給紙ユニット22は、主要な構成要素として、呼込みローラ221、給紙ローラ222、分離ローラ223、ローラホルダ224、および駆動伝達部225を有している。
呼込みローラ221は、用紙束の最上部から用紙を1枚ずつピックアップするローラである。給紙ローラ222は、ピックアップされた1枚の用紙を用紙搬送方向下流側の画像形成部に向けて給紙するローラである。分離ローラ223は、呼込みローラ221から2枚以上の用紙が送られてきた場合に、下側の用紙を用紙搬送方向の上流側に押し戻すローラである。駆動伝達部225は、駆動軸である給紙ローラ222のローラ軸222aから呼込みローラ221のローラ軸へ駆動力を伝達する手段であり、駆動伝達ギアや駆動伝達ベルトが使用される。
ローラホルダ224は、呼込みローラ221をローラ軸222a周りに回動(公転)可能に保持する(呼込みローラ221と給紙ローラ222との外れを防止する)ものである。底板23が下限位置に下げられているときは、呼込みローラ221は用紙束の上面に接触していない。このとき、図3Aに示すように、呼込みローラ221およびローラホルダ224は自重によって下方に下がった第1位置に位置する。
一方、給紙ユニット22が用紙の給紙を行うときには、底板23が上昇して用紙束を給紙可能位置に到達させ、呼込みローラ221が用紙束の上面に接触する。このとき、図3Bに示すように、呼込みローラ221が接触する用紙束によって上方に押し上げられ、呼込みローラ221およびローラホルダ224は第1位置よりも上方に押し上げられた第2位置に位置する。すなわち、呼込みローラ221における第1位置と第2位置との間の移動は、ローラホルダ224がローラ軸222a周りに回動することによって生じる。
図4は、本実施の形態1に係る清掃機構30を備えた給紙ユニット22の上面図である。図5Aおよび図5Bは、給紙ユニット22における清掃機構30の動作を説明する側面図である。
図4,図5Aおよび図5Bに示すように、清掃機構30は、ローラホルダ224の上方に配置されるものであり、給紙ローラ222に対して接触して清掃を行う清掃部材31と、清掃部材31を給紙ローラ222に対して離接可能に保持する保持部材32とを有している。
清掃機構30では、保持部材32は、側面から見て長手方向の一端部(給紙ローラ222に近い側の端部)において清掃部材31を保持している。清掃部材31が給紙ローラ222に接触している状態で給紙ローラ222が回転駆動されると、清掃部材31が給紙ローラ222の表面に付着した紙粉を清掃する。清掃部材31の材料は特に限定されるものではないが、清掃効果が高く、かつ給紙ローラ222に圧接されるときのストレスが小さくなるように、布状やスポンジ状の材料が用いられることが好ましい。このため、清掃部材31としては、いわゆるモルトプレーンと呼ばれるスポンジ状の部材が好適に使用できる。
保持部材32は、回転軸32aを介して、ローラホルダ224に対して相対的に回動可能に取り付けられる。保持部材32はローラホルダ224の側面にネジ止めされることが好ましく、このネジを回転軸32aとして兼用することができる。また、保持部材32の回転軸32aは、側面から見て保持部材32の長手方向の中央付近に存在しており、保持部材32は回転軸32aと清掃機構30の重心(すなわち、清掃部材31と保持部材32とを合わせた重心)との位置関係に応じてシーソーのように回動(揺動)する。清掃機構30では、保持部材32がローラホルダ224に対して相対的に回動変位することにより、清掃部材31が給紙ローラ222に対して離接する。
続いて、清掃機構30の動作、すなわち保持部材32の回動による清掃部材31の離接動作について説明する。
図5Aは、給紙カセット21における底板23が下降しており、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置にある状態を示している。このとき、保持部材32は、呼込みローラ221側に傾くように(保持部材32が回動範囲内で呼込みローラ221に最も近づくように)回動し、清掃部材31を給紙ローラ222に対して離間させる状態(離間保持状態)となる。
図5Bは、給紙カセット21における底板23が上昇しており、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置にある状態を示している。このとき、保持部材32は、給紙ローラ222側に傾くように回動し、清掃部材31を給紙ローラ222に対して接触させる状態(接触保持状態)となる。尚、清掃機構30は、底板23が上昇し、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置にあるときに接触保持状態となるため、給紙動作のために給紙ローラ222が回転駆動される際に、給紙ローラ222の清掃を行うことができる。
このような保持部材32の回動は、回転軸32aに対する清掃機構30の重心位置の変化によって生じる。すなわち、清掃機構30の重心は、回転軸32aに対して真上付近に存在するが、完全に真上に存在するとは限らず、清掃機構30の重心が回転軸32aを通る鉛直線に対して、呼込みローラ221側に存在するか、給紙ローラ222側に存在するかによって保持部材32の回動が生じる。
呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置にある状態(図5Aに示す状態)では、清掃機構30の重心が回転軸32aを通る鉛直線に対して呼込みローラ221側に存在する。これにより、保持部材32は呼込みローラ221側に傾くように回動し、清掃機構30は離間保持状態となる。また、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置にある状態(図5Bに示す状態)では、清掃機構30の重心が回転軸32aを通る鉛直線に対して給紙ローラ222側に存在する。これにより、保持部材32は給紙ローラ222側に傾くように回動し、清掃機構30は接触保持状態となる。
より具体的には、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置から第2位置へ回動する過程において、離間保持状態である清掃機構30においても、清掃機構30の重心が回転軸32aを通る鉛直線に対して呼込みローラ221側から給紙ローラ222側に移動する。このような重心移動により、保持部材32がローラホルダ224に対して相対的な回動を生じ、清掃機構30は、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置から第2位置へ回動する過程において、離間保持状態から接触保持状態に変位する。
逆に、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置から第1位置へ回動する過程においては、接触保持状態である清掃機構30においても、清掃機構30の重心が回転軸32aを通る鉛直線に対して給紙ローラ222側から呼込みローラ221側に移動する。このような重心移動により、保持部材32がローラホルダ224に対して相対的な回動を生じ、清掃機構30は、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置から第1位置へ回動する過程において、接触保持状態から離間保持状態に変位する。
以上のように、本実施の形態1に係る給紙装置20は、給紙ユニット22に対して清掃機構30を備え、清掃機構30は、底板23の昇降に伴うローラホルダ224の回動に連動させて、清掃部材31を給紙ローラ222に対して離接可能とすることができる。すなわち、清掃部材31を給紙ローラ222に対して常時接触させるのではなく、離間させる期間を設けることができ、清掃部材31の接触ストレスによる給紙ローラ222の劣化を抑制することができる。
また、給紙ローラ222に対する清掃部材31の離接動作は、保持部材32の回転軸32aに対する清掃機構30の重心移動によって、言い換えれば、清掃部材31の自重によって生じるものである。このため、清掃機構30において、清掃部材31の離接を切り替えるための駆動手段などは不要であり、清掃機構30の構成を簡素化し、低コストとすることができる。
本実施の形態1に係る給紙装置20では、上述したように、給紙ローラ222に対する清掃部材31の接触は底板23が上昇している状態で発生する。通常、給紙カセット21が給紙装置20に装着されている状況では、底板23が上昇して用紙束を給紙可能位置まで持ち上げ、給紙カセット21が給紙装置20から引き出された状況では、底板23は下限位置に下げられる。給紙装置20では、このような通常の昇降動作を行うことも可能であるが、給紙ローラ222に対する清掃部材31の接触期間を低減できるような昇降動作を行ってもよい。例えば、画像形成装置10での印刷完了後および待機モード時において、プログラム制御によって底板23を降下させることで、清掃部材31の離間保持状態の期間を長くすることも可能である。
〔実施の形態2〕
以下、本実施の形態2に係る給紙装置20の具体的構成について説明する。尚、本実施の形態2においても、給紙ユニット22の基本構造は、実施の形態1と同じく図3Aおよび図3Bに示したものとなる。図6は、本実施の形態2に係る清掃機構40を備えた給紙装置20において、給紙ユニット22付近の上面図である。図7Aおよび図7Bは、給紙ユニット22における清掃機構40の動作を説明する側面図である。
図6,図7Aおよび図7Bに示すように、清掃機構40は、ローラホルダ224の上方に配置されるものであり、清掃部材41と保持部材42とを有している。清掃機構40では、保持部材42によって、清掃部材41が給紙ローラ222に対して離接可能に保持される。保持部材42は、側面から見て長手方向の一端部(給紙ローラ222に近い側の端部)において清掃部材41を保持している。清掃部材41が給紙ローラ222に接触している状態で給紙ローラ222が回転駆動されると、清掃部材41が給紙ローラ222の表面に付着した紙粉を清掃する。清掃部材41には、実施の形態1と同様に、モルトプレーンが好適に使用できる。
保持部材42は、回転軸42aを介して、給紙装置20に対して相対的に回動可能に取り付けられる。ここで、実施の形態1における保持部材32はローラホルダ224に取り付けられていたが、本実施の形態2における保持部材42は、ローラホルダ224ではなく、給紙ユニット22のフレーム部材に取り付けられる。但し、図6においては、このフレーム部材の図示を省略している。
保持部材42の回転軸42aは、側面から見て保持部材42の長手方向の他端部(清掃部材41と反対側の端部)に存在しており、保持部材42は回転軸42a周りに回動可能となる。清掃機構40では、保持部材42が回動変位することにより、清掃部材41が給紙ローラ222に対して離接する。
続いて、清掃機構40の動作、すなわち保持部材42の回動による清掃部材41の離接動作について説明する。
図7Aは、給紙カセット21における底板23が下降しており、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置にある状態を示している。このとき、保持部材42は、清掃部材41の取り付け側端部が下がるように(後述する離間保持状態よりも下がるように)自重によって回動し、清掃部材41を給紙ローラ222に対して接触させる状態(接触保持状態)となる。このとき、ローラホルダ224は保持部材42には当接していない。
図7Bは、給紙カセット21における底板23が上昇しており、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置にある状態を示している。このとき、ローラホルダ224は保持部材42に当接する。保持部材42は、ローラホルダ224との当接によって清掃部材41の取り付け側端部が持ち上がるように回動し、清掃部材41を給紙ローラ222に対して離間させる状態(離間保持状態)となる。尚、清掃機構40では、ローラホルダ224の上面に突起状の当接部224aを設け、当接部224aにおいてローラホルダ224を保持部材42に当接させることが好ましい。
以上のように、本実施の形態2に係る給紙装置20は、給紙ユニット22に対して清掃機構40を備え、清掃機構40は、底板23の昇降に伴うローラホルダ224の回動に連動させて、清掃部材41を給紙ローラ222に対して離接可能とすることができる。すなわち、清掃部材41を給紙ローラ222に対して常時接触させるのではなく、離間させる期間を設けることができ、清掃部材41の接触ストレスによる給紙ローラ222の劣化を抑制することができる。
また、給紙ローラ222に対する清掃部材41の離接動作は、清掃機構40の自重、および保持部材42とローラホルダ224との当接の有無によって生じるものである。このため、清掃機構40において、清掃部材41の離接を切り替えるための駆動手段などは不要であり、清掃機構40の構成を簡素化し、低コストとすることができる。
上述したように、清掃機構40では、底板23が上昇し、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第2位置にあるときに離間保持状態となり、底板23が下降し、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置にあるときに接触保持状態となる。給紙装置20では、通常、底板23が下降している期間よりも上昇している期間の方が長くなる。これにより、清掃機構40では、離間保持状態となる期間を長くし、清掃部材41の接触ストレスをより低下させることができる。
一方、清掃機構40では、給紙動作のために給紙ローラ222が回転駆動される際には離間保持状態となっているため、給紙ローラ222の給紙動作に伴って清掃を行うことはできない。このため、本実施の形態2に係る給紙装置20では、底板23が下降し、呼込みローラ221およびローラホルダ224が第1位置にあるときの所定のタイミングにおいて、プログラム制御によって給紙ローラ222を所定時間あるいは所定回転数だけ回転させ、給紙ローラ222の清掃を行うものとする。例えば、用紙補充のために給紙カセット21が給紙装置20から引き出されたときに、給紙ローラ222を数秒程度回転させて清掃を行うことができる。このようなプログラム制御は、画像形成装置10の制御部において実行される。
また、清掃機構40の変形例として、図8に示すように、保持部材42と保持部材42が取り付けられるフレーム部材との間の所定の箇所に、引張バネなどの付勢部材43が設けられてもよい。この付勢部材43により、接触保持状態の清掃機構40において、清掃部材41を給紙ローラ222に向けて付勢し、清掃効果を向上させることができる。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本開示の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
10 画像形成装置
20 給紙装置
21 給紙カセット
22 給紙ユニット
221 呼込みローラ
222 給紙ローラ
222a ローラ軸
223 分離ローラ
224 ローラホルダ
224a 当接部
225 駆動伝達部
23 底板
30,40 清掃機構
31,41 清掃部材
32,42 保持部材
32a,42a 回転軸
43 付勢部材
Pa~Pd プロセスユニット(画像形成部)

Claims (6)

  1. 画像形成装置の画像形成部に用紙を給紙するものであり、用紙束を収納する給紙カセットと、前記給紙カセットに収納された用紙束から用紙を1枚ずつピックアップして給紙する給紙ユニットと、前記給紙カセットに収納された用紙束を給紙可能位置まで持ち上げる底板とを備えた給紙装置であって、
    前記給紙ユニットは、
    給紙可能位置にある用紙束から用紙を1枚ずつピックアップする呼込みローラと、
    前記呼込みローラによってピックアップされた用紙を前記画像形成部に向けて給紙する給紙ローラと、
    前記底板の昇降に伴って前記呼込みローラの位置が変位可能となるように、前記呼込みローラを前記給紙ローラのローラ軸周りに回動可能に保持するローラホルダとを有しており、
    さらに、前記給紙ローラに対して接触して清掃を行う清掃部材と、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接可能に保持する保持部材とを有する清掃機構を備えており、
    前記清掃機構は、前記底板の昇降に伴う前記ローラホルダの回動に連動させて、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接させることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置であって、
    前記保持部材は、前記ローラホルダに対して回動可能に取り付けられており、前記ローラホルダに対する回転軸と前記清掃機構の重心との位置関係に応じて回動するものであり、
    前記清掃機構は、前記保持部材の回動によって前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離接可能であり、(a)前記底板が上昇して用紙束が給紙可能位置にあるときには、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して接触させ、(b)前記底板が下降しているときには、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離間させることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1に記載の給紙装置であって、
    前記保持部材は、当該給紙ユニットのフレーム部材に対して回動可能に取り付けられており、前記清掃機構の自重、および前記保持部材と前記ローラホルダとの当接の有無に応じて回動するものであり、
    前記清掃機構は、(a)前記底板が上昇して用紙束が給紙可能位置にあるときには、前記ローラホルダが前記保持部材に当接することによって前記保持部材が回転軸周りに持ち上がり、前記清掃部材を前記給紙ローラに対して離間させ、(b)前記底板が下降しているときには、前記ローラホルダが前記保持部材に当接せず、前記清掃機構の自重によって前記清掃部材を前記給紙ローラに対して接触させることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項3に記載の給紙装置であって、
    前記保持部材と前記フレーム部材との間に、前記清掃部材を前記給紙ローラに向けて付勢する付勢部材が設けられることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3に記載の給紙装置を備える画像形成装置であって、
    前記底板が下降しているときの所定のタイミングにおいて、プログラム制御によって前記給紙ローラの回転駆動を行うことを特徴とする画像形成装置。
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