JPH11313727A - ヘッドレストとその製造方法 - Google Patents
ヘッドレストとその製造方法Info
- Publication number
- JPH11313727A JPH11313727A JP10137708A JP13770898A JPH11313727A JP H11313727 A JPH11313727 A JP H11313727A JP 10137708 A JP10137708 A JP 10137708A JP 13770898 A JP13770898 A JP 13770898A JP H11313727 A JPH11313727 A JP H11313727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue
- skin
- headrest
- foaming liquid
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
液を注入してパッドを袋状に縫製した表皮に一体発泡し
て製造するヘッドレストにおいて、前記発泡液の底面側
に設けたステー装着用の開口部からの漏出を防止するこ
とである。 【構成】開口部(O)の前、後端縁に、袋状の表皮
(1)の内部方向に各々延設した前、後一対の舌状片
(12A)(13A)に、湾曲した状態で弾性プレート
(5)(6)を縫製して、弾性プレート(5)(6)の
弾性により、前記開口部(O)を閉口することを特徴と
する。
Description
るヘッドレスト、詳しくは、袋状に縫製した底部にステ
ー装着用の開口部を左右方向に有する表皮内に、パッド
成形用の発泡液を注入してパッドを表皮と一体に発泡成
形してなるヘッドレストとその製造方法に関する。
テー装着用の開口部は、逆U字状のステーの左右両脚部
間の幅以上に形成されているため、この開口部から表皮
内に注入した発泡液が外部に漏出しないように種々の対
策がなされている。
う覆片を設け、この覆片を重ね合わせた部分に流入する
発泡液で接着することにより、開口部を塞ぐようにして
いる(特公平5ー35052号公報)。
く、下方に湾曲状に突出している複雑な形態ものがあ
り、このヘッドレストにも当然ステーの脚部が底部から
突出するように取付けている。
でないヘッドレストにおいては、前述の如く、開口部の
端縁に重なり合う覆片によって開口部を塞ぐことができ
ない。これは覆片にたるみ、皺が生じ、このたるみ、皺
の部分より内部に注入した発泡液が漏出するためであ
る。
に縫製した表皮内にパッド成形用の発泡液を注入してパ
ッドを表皮と一体に発泡成形してなるヘッドレストにお
いて、底部に有するステー装着用の開口部から、表皮内
に注入した発泡液が外部に漏出することがないようにす
ることを目的とする。
めの本発明は、前記開口部の前、後端縁に、各々表皮の
内部方向に前、後一対の舌状片を延設し、該舌状片に、
一方が長さ方向に湾曲して外方に湾曲する樹脂製の弾性
プレートを縫着し、該弾性プレートの弾性により、前、
後舌状片を接合して開口部を閉口してなることを特徴と
するものである。
上下方向に対応する位置に、各々前記弾性プレートを配
設することが好ましく、斯様にすることにより、二枚の
舌状片の弾性により開口部を完全に閉口でき、発泡液の
漏出をより一層防止できる。
先端側と前記表皮の底部に、発泡液注入用の注入ノズル
を差込む注入孔を開孔することにより、表皮の底部に設
けた注入孔側に舌状片の先端側が接合でき、表皮の底部
に設けた注入孔からの発泡液の漏出を防止できる。
出形成されているヘッドレストにおいて、舌状片の弾性
が有効に発揮できる。
け、この引掛突起によって前記前、後一対の舌状片を表
皮の内面側に接合した後、表皮内に注入ノズルより発泡
液を注入してパッドを発泡することにより、前記舌状片
の弾性に加えて引掛突起によって前後一対の舌状片を表
皮の内面側に接合できるため、発泡液の漏出を完全に防
止できる。
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るヘッドレ
スト(A)を示し、図中(1)は袋状に縫製した表皮
で、この表皮(1)は柔軟性を有する表地と、この表地
の裏面に一体に設けたウレタンフォームのスラブ材製ワ
ディングからなる裏地などの積層体から構成されてい
る。
し、その一部である左右の両脚部(20)(20)がヘ
ッドレスト(A)の底部より下方に露出しており、そし
て、この左右の両脚部(20)(20)間に有する開口
部(O)は、後述する弾性プレート(5)(6)付の舌
状片(12A)(13A)によって閉口されている。
前面部(10)、その左右に有する側面部(14)、裏
面部(11)とヘッドレスト(A)の底面を形成する底
部(12)(13)とから構成されている。
2)と後布地(13)とからなり、前布地(12)と後
布地(13)は一体に縫製されておらず、この前布地
(12)と後布地(13)の間を開口部(O)とし、こ
の開口部(O)よりステー(2)を袋状の表皮(1)内
に装着した後、表皮(1)内に発泡液を注入してパッド
を表皮(1)に一体発泡している。
に向けて弧状に突出しているため、前記表皮(1)の底
部(12)(13)もそれに対応するように下方に向け
て弧状に縫製されている。なお、図中(12C)は、パ
ッド成形用の発泡液の注入孔を示す。
閉口され、表皮(1)内に注入した発泡液の開口部
(O)からの漏出を防止している。図中(3)は、発泡
液によって発泡成形されたパッドを示す。
(12)に表皮(1)の内部方向に向けて前舌状片(1
2A)、また、後布地(13)に同様の後舌状片(13
A)を各々延設して重ね合わせ、その前舌状片(12
A)と後舌状片(13A)には、図4に示す可撓性を有
する合成樹脂製の弾性プレート(5)(6)が一体に縫
着されている。
舌状片(12A)(13A)に縫着することにより、図
4の鎖線に示すように湾曲する。前、後舌状片(12
A)(13A)は底部(12)(13)の曲面に沿うよ
うに湾曲状に縫製されているため、図4の実線に示すよ
うに全体が平面状であるが、前、後舌状片(12A)
(13A)に縫着することにより湾曲して長さ方向に復
元力が生じる。
も前後舌状片(12A)(13A)に設ける必要がな
く、表皮(1)の内部側に位置する舌状片、図示するも
のは後舌状片(13A)に設けることにより、その復元
力で、前舌状片(12A)に圧接して開口部(O)を閉
口できるようにしている。
(12A)(13A)に上下方向に対応するように各々
弾性プレート(5)(6)を設けることにより、弾性プ
レートの復元力が倍加し、且つ、内側の弾性プレート
(5)が剛性を有する外側の弾性プレート(6)部分を
圧接するので、両弾性プレート(5)(6)間に位置す
る前、後舌状片(12A)(13A)が密接して発泡液
の漏出を防止できる。
る表皮(1)の注入孔(12C)に対応する位置には、
図3に示すように、注入ノズル(40)を差込む注入孔
(12B)(13B)が開孔されている。
液を注入する前の状態を示し、ヘッドレスト(A)を製
造する工程を説明すると、まず、表皮(1)の底部(1
2)(13)を構成する前布地(12)の前舌状片(1
2A)と後布地(13)の後舌状片(13A)との間に
有する開口部(O)からステー(2)を表皮(1)内に
装着してステー(2)の両脚部(20)(20)を表皮
(1)内から外部に露出させる。
表皮(1)の前布地(12)に有する注入孔(12
C)、前舌状片(12A)の注入孔(12B)、後舌状
片(13A)の注入孔(13B)に順次差し通す。
周部に引掛突起(42)が設けてあるので、この引掛突
起(42)が各注入孔(12C)(12B)(13B)
に挿通できるように、各注入孔(12C)…を拡大して
差し込む。この状態を図3に示す。
入ノズル(2)の先端に設けた発泡液の吐出口を示す。
対して逆方向に引き、引掛突起(42)で前、後舌状片
(12A)(13A)の先端側を前布地(12)の内面
側に接合する。
の基端側は湾曲状態で縫製されている二枚の弾性プレー
ト(5)(6)の復元力により、前布地(12)の内面
側に圧接される。
前、後舌状片(12A)(13A)の全体に接合すると
共に、前、後舌状片(12A)(13A)間が密接する
ため、前記開口部(O)は完全に閉口され、発泡液の開
口部(O)からの漏出が防止される。
ズル(40)から表皮(1)内にパッド成形用の発泡液
を注入し、パッド(3)を成形し、その後に、注入ノズ
ル(40)を引掛突起(42)と共に引き抜くと、図
1、2に示すヘッドレスト(A)が製造される。
設けた前、後舌状片が弾性プレートの弾性により、皺、
たるみなく接合して、ステー装着用の開口部を閉口する
ことができる。そのため、湾曲状の底部を有する袋状の
表皮内に発泡液を注入してパッドを発泡成形してなるヘ
ッドレストにおいて、ステー装着用の開口部から外部に
発泡液が漏出することがない。
引掛突起で前、後一対の舌状片を表皮の内面側に接合し
た後、表皮内に発泡液を注入することにより、開口部の
閉口状態がより完全になり、開口部からの発泡液の漏出
を完全に防止できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 袋状に縫製した底部にステー装着用の開
口部を左右方向に有する表皮内に、パッド成形用の発泡
液を注入してパッドを表皮と一体に発泡成形してなるヘ
ッドレストにおいて、 前記開口部の前、後端縁に、各々表皮の内部方向に前、
後一対の舌状片を延設し、該舌状片に、一方が長さ方向
に湾曲して外方に湾曲する樹脂製の弾性プレートを縫着
し、該弾性プレートの弾性により、前、後舌状片を接合
して開口部を閉口してなることを特徴とするヘッドレス
ト。 - 【請求項2】 前記前、後の一対の舌状片における上下
方向に対応する位置に、各々前記弾性プレートを配設し
てなる請求項1記載のヘッドレスト。 - 【請求項3】 前記弾性プレートを有する舌状片の先端
側と前記表皮の底部に、発泡液注入用の注入ノズルを差
込む注入孔を開孔してなる請求項1記載のヘッドレス
ト。 - 【請求項4】 前記表皮の底部は、下方に向けて弧状に
突出形成されている請求項1記載のヘッドレスト。 - 【請求項5】 注入ノズルの先端部に引掛突起を設け、
この引掛突起によって前記前、後一対の舌状片を表皮の
内面側に接合した後、表皮内に注入ノズルより発泡液を
注入してパッドを発泡することを特徴とするヘッドレス
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13770898A JP3917294B2 (ja) | 1998-05-04 | 1998-05-04 | ヘッドレストとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13770898A JP3917294B2 (ja) | 1998-05-04 | 1998-05-04 | ヘッドレストとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11313727A true JPH11313727A (ja) | 1999-11-16 |
JP3917294B2 JP3917294B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=15204976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13770898A Expired - Fee Related JP3917294B2 (ja) | 1998-05-04 | 1998-05-04 | ヘッドレストとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3917294B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005237685A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Inoac Corp | ヘッドレスト |
JP2011115354A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Tachi S Co Ltd | ヘッドレスト |
JP2013528138A (ja) * | 2010-06-09 | 2013-07-08 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | ヘッドレスト及びヘッドレストの製造方法 |
-
1998
- 1998-05-04 JP JP13770898A patent/JP3917294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005237685A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Inoac Corp | ヘッドレスト |
JP4500068B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2010-07-14 | 株式会社イノアックコーポレーション | ヘッドレスト用の表皮 |
JP2011115354A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Tachi S Co Ltd | ヘッドレスト |
JP2013528138A (ja) * | 2010-06-09 | 2013-07-08 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | ヘッドレスト及びヘッドレストの製造方法 |
KR101426839B1 (ko) * | 2010-06-09 | 2014-08-06 | 존슨 컨트롤스 게엠베하 | 머리 받침대 및 머리 받침대 제조 방법 |
US9056571B2 (en) | 2010-06-09 | 2015-06-16 | Johnson Controls Technology Company | Headrest and method for manufacturing a headrest |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3917294B2 (ja) | 2007-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11105654A (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JPH11313727A (ja) | ヘッドレストとその製造方法 | |
JPH0694141B2 (ja) | シート用表層材の製造方法およびその製造装置 | |
JP3460476B2 (ja) | ヘッドレストの製造方法 | |
JP3670840B2 (ja) | ヘッドレストの製造方法 | |
JPH04166305A (ja) | 表皮材一体パッド材の成形方法 | |
JP3372010B2 (ja) | ヘッドレスト | |
CN211280744U (zh) | 车辆用头枕 | |
JPH0911252A (ja) | 自動車用シートにおける一体発泡品の製造方法 | |
JP3963337B2 (ja) | ヘッドレストの製造方法 | |
JP7456561B1 (ja) | ヘッドレスト用表皮材、およびヘッドレスト | |
JPH1042994A (ja) | 表皮材一体発泡ヘッドレスト及びその発泡成形方法 | |
JP3305528B2 (ja) | 自動車用シートにおける一体発泡品の製造方法 | |
JP2950915B2 (ja) | 表皮一体発泡シートの成形方法 | |
KR100291344B1 (ko) | 헤드레스트의 제조방법 | |
JP4368736B2 (ja) | ヘッドレスト | |
JPH04279307A (ja) | 表皮材一体パッド材の成形方法 | |
JPH0321940Y2 (ja) | ||
JP3591631B2 (ja) | シートバックのパッド構造 | |
JPH1071047A (ja) | ヘッドレスト | |
JP2000014480A (ja) | 表皮一体型ヘッドレスト及びその製造方法 | |
JP2004065735A (ja) | 表皮一体型成形品及びその成形方法 | |
JPH042639Y2 (ja) | ||
JPH0418819Y2 (ja) | ||
JPH04173308A (ja) | シート用表層材の製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060816 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060925 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |