JP2950915B2 - 表皮一体発泡シートの成形方法 - Google Patents

表皮一体発泡シートの成形方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、表皮一体発泡シートの成形方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の表皮一体発泡シート、例えば車両等の
シートクッションはシートカバーアッセンブリとシート
クッションパッドとからなり、このシートカバーアッセ
ンブリ1は所定の形状に裁断された表皮ピース2a,2b,…
が縫着3a,3b,…されて所定の形状に縫製され、このシー
トカバーアッセンブリ1は表返しされて下枠4に凹設さ
れた型孔5の溝成形突起5a,5b,…に縫着部3a,3b,…を沿
わせて各表皮ピース2a,2b,…を型孔5の面によくなじむ
ようにしてセットし、発泡剤を注入した後、上型を型閉
じし、発泡・硬化することでシートカバーアッセンブリ
1とシートクッションパッドとが一体成形されていた。
(解決しようとする課題) しかしながら、この従来の下型4に形成される型孔5
においてはシートクッションのかまち部を成形する各型
面6a,6b,6c,6dはアンダーカット状に形成されているた
め、シートカバーアッセンブリ1のセットが困難であ
り、このため型面6a,6b,6c,6d部分に添わされる表皮ピ
ース2b,2d,2c,2cにたるみを生じて発泡時にしわ等とな
ってシートクッション1の外観を損う等の品質上の問題
点があり、また、しわ発生を防止するため、シートカバ
ーアッセンブリ1の四周を接着テープ等により貼着、あ
るいは下型5の上面適所に突起等を突設してシートカバ
ーアッセンブリ1の四周を止着等してセットするもので
あるが、これらのセット手段では工数を多く必要とする
問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたも
ので、下型にアンダーカット部のない成形型面を設けて
シートカバーアッセンブリを容易にセットすることがで
きて一体発泡成形することのできる表皮一体発泡シート
の成形方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、下型と上型
とからなる発泡成形型により、所定の形状に裁断された
各表皮ピースを縫着して所定形状に縫製したシートカバ
ーアッセンブリにシートクッションパッドを一体発泡成
形する方法において、前記下型の基板には前記シートカ
バーアッセンブリを、縫製した裏返し状態で被せ可能に
凸状型面を形成するとともに、該凸状型面は前記裏返し
シートカバーアッセンブリの各表皮ピースに対応する凹
状型面を形成し、かつ各凹状型面の間に前記表皮ピース
の各縫着部を位置決めする突起を形成し、しかも、前記
裏返し状シートカバーアッセンブリのかまちピースと対
応する凹状型面を前記凸状型面の基部側に成形して、該
凸状型面に前記裏返し状シートカバーアッセンブリを被
せ状にセットしてシートクッションパッドを一体に裏打
ち発泡成形する構成とした表皮一体発泡シートの成形方
法に存する。
(作 用) 上記構成としたことで、下型の凸状型面に対し裏返し
状シートカバーアッセンブリを被せ状にセットすること
で各表皮ピースを凹状型面に対し密着状に添わせること
ができ、かつシートクッションパッドを一体に裏打ち発
泡成形することができる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する
と、11は例えばシートクッションSのシートカバーアッ
センブリであって、従来と同様に縫製されるもので、同
シートカバーアッセンブリ11は中央の中央ピース12a,12
b,12cと左右のホルダーピース13a,13bと四周部のかまち
ピース14a,14b,14cとからなり、この中央ピース12a,12
b,12cは縫着16b,16cされ、その両側にはホルダーピース
13a,13bが縫着15a,15aされ、これらの四周にはかまちピ
ース14a,14b,14b,14cが縫着16a,16d,15b,15bされて裏返
し状シートカバーアッセンブリ11Aが形成されている。
このように形成された裏返し状シートカバーアッセンブ
リ11Aにはシートクッションパッド30が裏打ち成形され
る。
次に、裏返し状シートカバーアッセンブリ11Aにシー
トクッションパッド30を裏打ち成形する発泡成形型17に
ついて説明する。
この成形型17は下型18と上型26とより構成され、この
下型18は基板19の上面側に凸状型面20が形成されてい
る。この凸状型面20は裏返し状シートカバーアッセンブ
リ11Aを被せ状に載置可能に設けられたもので、その上
面側には裏返し状シートカバーアッセンブリ11Aの中央
ピース12a,12b,12cを添わせるべく図示凹状型面21a,21
b,21cが形成されるとともに、この各型面21a,21b,21cの
間にはシートにおける装飾溝を形成するため、これらの
縫着部16b,16cを被せ状に位置決めする突起22b,22cが形
成され、その図示両側にはホルダーピース13a,13bを添
わせる凹状型面23a,23bが形成されて凹状型面23a,21,23
bとの間には縫着部15a,15aを被せ状に位置決めする突起
24a,24aが形成されている。このように形成された凹状
型面21a,23a,23b,21cに連続して図示凸状型面20の下部
側の基部に位置してかまちピース14a,14b,14b,14cを添
設する凹状型面25a,25b,25b,25cが形成されて、凹状型
面21a,23a,23b,21cとの間には縫着部16a,15b,15b,16dを
被せ状に位置決めする突起22a,24b,22dがそれぞれ形成
されて凸状型面20が突出状に形成され、この凸状型面20
にはアンダーカット部がほとんどない型面形状に形成さ
れている。
また、上型26には凸状型面20に被せ状に凹状型面27が
凹設され、この凹状型面27は下型18の凸状型面20の各凹
状型面21a,21b,21c,23a,23b,25a,25b,25b,25cに対し所
定の間隔を隔ててシートクッションパッド30の各部の肉
厚寸法・形状に形成可能に設けられている。
次に、上記のように形成された発泡成形型17により裏
返し状シートカバーアッセンブリ11Aにシートクッショ
ンパッド30を一体成形するには、先ず、下型18の凸状型
面20に裏返し状シートカバーアッセンブリ11Aに被せて
対応する縫着部16a,16b,16c,16d,15a,15bと突起22a,22
b,22c,22d,24a,24bとを位置合せするとともに、各ピー
ス12a,12b,12c,13a,13b,14a,14b,14cを凹状型面21a,21
b,21c,23a,23b,25a,25b,25cによくなじませてセットす
る。しかる後、発泡剤を注入し、上型26を型閉じする。
この場合、裏返し状シートカバーアッセンブリ11Aの四
周縁は上型26の下面縁26aにより基板19との間に挟着さ
れる。そして発泡・硬化することで裏返し状シートカバ
ーアッセンブリ11Aにはシートクッションパッド30が一
体に裏打ち成形されて表皮一体発泡シートWが成形され
る。このように成形された表皮一体発泡シートWは脱型
した後、第7図に示すようにシートフレーム31をセット
した後、表皮一体発泡シートWの四周に形成されたかま
ち部Wa,Wb,…を図示のようにシートフレーム31の四周に
形成された側縁32に添って折返し状にするとかまちピー
ス14a,14b,14b,14cは表返しされて、シートフレーム31
は表皮一体発泡シートWによりその表面側は包着され、
各かまちピース14a,14b,14b,14cの縁部を例えばシート
フレーム31の背面側にCリング等により止着することで
シートクッションSを形成することができる。
(発明の効果) 本発明は、上記のように構成したものであるから、シ
ートカバーアッセンブリは縫製した裏返しの状態でその
まま下型にセットすることができ、また、下型の凸状型
面はその全体が凸状であるので裏返しシートカバーアッ
センブリの各表皮ピースを充分に凹状型面に密着状に添
わせることができセットを容易に行なうことができ従来
の格別な係止手段が不要となるとともに、脱型を容易に
行なうことができる。また、各表皮ピースの縫着部に誤
差を生じて表皮ピースが浮上る部分が生じても発泡剤の
発泡圧により凹状型面に充分に添わせることができ、ま
た、裏返し状シートカバーアッセンブリにシートクッシ
ョンパットを裏打ち発泡成形したものであるから、シー
トフレームに対する取付けはシートフレームの側縁に対
し折返して取付けるので、これにより表皮が引張られる
とともに、シートクッションパットが圧縮されるので、
若干のたるみしわを消すことができて、シートクッショ
ンの品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図は裏返しシー
トカバーアッセンブリと下型との対応を示す斜視図、第
2図は発泡成形型の断面図、第3図は第1図におけるII
−II線断面図、第4図は同じく第1図のIII−III線断面
図、第5図ないし第8図は成形からシートフレーム取付
けまでの説明図、第9図ないし第11図は従来例である。 11……シートカバーアッセンブリ 11A……裏返し状シートカバーアッセンブリ 12a,12b,12c……中央ピース 13a,13b……ホルダーピース 14a,14b,14c……かまちピース 15a,15b,16a,16b,16c,16d……縫着部 17……発泡成形型、18……下型 19……基板、20……凸状型面 21a,21b,21c,23a,23b,25a,25b,25c,25d……凹状型面 22a,22b,22c,22d,24a,24b……突起 26……上型 30……シートクッションパッド W……表皮一体発泡シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型と上型とからなる発泡成形型により、
    所定の形状に裁断された各表皮ピースを縫着して所定形
    状に縫製したシートカバーアッセンブリにシートクッシ
    ョンパッドを一体発泡成形する方法において、前記下型
    の基板には前記シートカバーアッセンブリを、縫製した
    裏返し状態で被せ可能に凸状型面を形成するとともに、
    該凸状型面は前記裏返し状シートカバーアッセンブリの
    各表皮ピースに対応する凹状型面を形成し、かつ各凹状
    型面の間に前記表皮ピースの各縫着部を位置決めする突
    起を形成し、しかも、前記裏返しシートカバーアッセン
    ブリのかまちピースと対応する凹状型面を前記凸状型面
    の基部側に成形して、該凸状型面に前記裏返し状シート
    カバーアッセンブリを被せ状にセットしてシートクッシ
    ョンパッドを一体に裏打ち発泡成形する構成とした表皮
    一体発泡シートの成形方法。
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