JPH042639Y2 - - Google Patents

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JPH042639Y2
JPH042639Y2 JP12943887U JP12943887U JPH042639Y2 JP H042639 Y2 JPH042639 Y2 JP H042639Y2 JP 12943887 U JP12943887 U JP 12943887U JP 12943887 U JP12943887 U JP 12943887U JP H042639 Y2 JPH042639 Y2 JP H042639Y2
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skin
foaming agent
sheet body
perforated
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば、車両用シートに取り付
けられる穴あきヘツドレストのシール構造に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に、車両用シートに備えられる穴あきヘツ
ドレストとしては、第1図に示すように、ドーナ
ツ状に形成された穴あきヘツドレスト1が用いら
れている。このように穴あきヘツドレスト1に穴
2を設けることにより、フロントシート、また
は、リアシートの着座者が上記穴2から車両の前
方または後方を目視することができ、視界を拡大
できる効果がある。
従来の穴あきヘツドレスト1は、第7図に示す
ように、ステー部3を有するリング状のフレーム
4が、ドーナツ状に縫合された表皮5で覆われ、
この表皮5と上記フレーム4とで囲まれた環状の
中空部6に、発泡剤7が充填されて構成されてい
る。
上記発泡剤7の充填は、発泡剤の原液7aを表
皮5に設けた注入孔8から中空部6に注入する、
いわゆる表皮一体発泡により行なわれるが、原液
7aを注入した際に、第8図に示すように、原液
7aが表皮5の縫い継ぎ部9から外部に漏れるお
それがある。これにより、以後の工程において、
漏れた発泡剤を除去する必要が生じ、作業効率が
低下する欠点がある。
そこで、従来、上記表皮5の内面に弾性薄膜
(図示せず)を被着し、この弾性薄膜の端部を表
皮5の縫い継ぎ部9で重ね合わせることにより、
縫い継ぎ部9から発泡剤が漏れるのを防ぐように
した穴あきヘツドレストのシール構造が知られて
いる(たとえば特開昭58−38587号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の穴あきヘツドレスト1の
シール構造では、第7図に示す表皮5の内面全体
に弾性薄膜を被着形成しなければならず、しか
も、表皮5に発泡剤の注入孔8を形成したり、上
記注入孔8を閉塞するためのフアスナーなどの止
め金具を取り付けたりする必要がある。このた
め、表皮5の構造が複雑となり、表皮一体発泡の
作業性が低下する欠点がある。
この考案は上記従来の欠点を解消するためにな
されたもので、簡単な構造で、発泡剤が表皮の縫
い継ぎ部から漏出するのを防止できる穴あきヘツ
ドレストのシール構造を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる穴あきヘツドレストのシール
構造は、シートバツクに保持されるステー部を有
するリング状のフレームと、袋状に縫合された表
皮との間の中空部に発泡剤が注入されており、か
つ、上記表皮の内面側には、少なくとも表皮の縫
い継ぎ部と発泡剤との間をシールするシート体が
収容されているものである。
[作用] この考案によれば、少なくとも表皮の縫い継ぎ
部と発泡剤との間をシート体でシールするように
したので、発泡剤の注入時において、表皮の中空
部に注入された発泡剤の原液が、表皮の縫い継ぎ
部に接触するのが防がれる。このため、上記縫い
継ぎ部から発泡剤が外部に漏れるのが確実に防が
れる。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図は車両用シートの斜視図であり、第2図
はこの考案の一実施例による穴あきヘツドレスト
を示す縦断面図である。第2図において、3はシ
ートバツク10に保持されるステー部であり、リ
ング状のフレーム4と一体形成されている。5は
ドーナツ状に縫合された表皮で、たとえば、合成
樹脂素材、布などが用いられ、上記布は布目の大
きい素材であつてもよい。7は発泡剤で、上記フ
レーム4と表皮5とで囲まれた環状の中空部6に
注入されている。14は表皮5および後述するシ
ート体15に形成された挿通孔で、ステー部3が
挿通されている。
上記表皮5は、第3図に示すように、発泡剤7
の内周側を覆う内筒部11と、発泡剤7の側面側
を覆う側面部12と、発泡剤7の外周側を覆う外
筒部13とからなり、上記外筒部13は、発泡剤
7の周方向に沿つた面で前後に分割され、分割部
分の周縁13a,13bは縫い継ぎ部9に沿つて
互いに結合されている。
また、上記外筒部13の内面には、帯状のシー
ト体15が接着剤により接着されている。シート
体15は、外筒部13の周方向に沿つて全周にわ
たつて延びており、かつ、シート体15の幅は、
外筒部13の幅とほぼ等しく設定されている。こ
のため、表皮5の縫い継ぎ部9は、その全長にわ
たつてシート体15でシールされている。
上記シート体15の材料としては、たとえば、
ポリエチレンのような合成樹脂製フイルムが用い
られる。
さらに、第2図に示す一方のステー部3の内部
には、発泡剤の注入孔8が形成され、注入孔8の
一端部8aは表皮5の中空部6に連通し、他端部
8bはステー部3の下端部において外部に開口し
ている。
上記構成において、穴あきヘツドレストを製造
するにあたつては、まず、第3図に示す表皮5の
外筒部13を、フレーム4の周方向に沿つた面で
前後に分割し、この表皮5でリング状フレーム4
を覆つた後に、分割部分の周縁13a,13bを
径方向内方側にそれぞれ折り曲げて互いに縫い合
わせ、表皮5を密閉する。このとき、外筒部13
の内面には、周方向全周にわたつてシート体15
を接着しておく。
そして、表皮5を完全に密閉した後には、ステ
ー部3の注入孔8から、発泡剤の原液7a(未発
泡原液)を注入する。ここで、第4図に示すよう
に、表皮5の縫い継ぎ部9はシート体15でシー
ルされているため、原液7aは縫い継ぎ部9には
接触せず、したがつて、従来のように発泡剤7が
縫い継ぎ部9から表皮5の外部に漏れるのが確実
に防がれる。これにより、以後の工程において、
漏れた発泡剤を除去する必要がなくなるので、表
皮一体発泡の作業性が向上し、穴あきヘツドレス
トの組み付け工程の簡略化が図られる。
しかも、表皮5とシート体15とは別部品であ
るため、表皮5の構造は複雑化せず、これによ
り、製造コストの上昇を防止できる利点がある。
また、この実施例では、ステー部3に発泡剤の
注入孔8を設けたので、従来のように表皮5に注
入孔を設けたり、その注入孔をフアスナーなどの
止め金具で閉塞したりする必要がない。したがつ
て、穴あきヘツドレストのデザイン性が向上され
る。
この考案の他の実施例として、第5図および第
6図に示すように、シート体15aをチユーブ状
に形成し、このシート体15aの中空部に発泡剤
の原液7aを注入するようにしてもよい。この場
合、シート体15aを表皮5の縫い継ぎ部9に沿
つてシールする必要がなくなり、作業性がさらに
向上する利点がある。
上記実施例では、発泡剤の注入孔8をステー部
3の一方に設けるようにしたけれども、これに限
定されず、両側のステー部3に設けて、注入速度
を高める構成としてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、表皮
の縫い継ぎ部から発泡剤が漏れるのが容易に防止
できるので、表皮一体発泡の作業性を向上して、
穴あきヘツドレストの組み付け工程を簡略化でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は穴あきヘツドレストを備えた車両用シ
ートの斜視図、第2図はこの考案の一実施例によ
る穴あきヘツドレストの縦断面図、第3図は第2
図の−線に沿う縦断面図、第4図はシート体
のシール状態を示す一部断面図、第5図はこの考
案の他の実施例による穴あきヘツドレストの縦断
面図、第6図は第5図の−線に沿う縦断面
図、第7図は従来の穴あきヘツドレストの縦断面
図、第8図は第7図の−線に沿う縦断面図で
ある。 1……穴あきヘツドレスト、3……ステー部、
4……フレーム、5……表皮、6……中空部、7
……発泡剤、7a……原液、8……注入孔、9…
…縫い継ぎ部、10……シートバツク、15,1
5a……シート体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートバツクに保持されるステー部を有するリ
    ング状のフレームが、袋状に縫合された表皮で被
    覆され、上記フレームと表皮とで囲まれた中空部
    には発泡剤が注入されてなる穴あきヘツドレスト
    のシール構造であつて、上記表皮の内面側には、
    少なくとも表皮の縫い継ぎ部と発泡剤との間をシ
    ールするシート体が収容されている穴あきヘツド
    レストのシール構造。
JP12943887U 1987-08-26 1987-08-26 Expired JPH042639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12943887U JPH042639Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JP12943887U JPH042639Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JPS6435100U JPS6435100U (ja) 1989-03-03
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JP6364631B2 (ja) * 2014-06-26 2018-08-01 株式会社豊和化成 サイドアームレスト及びその製造方法

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