JP2863503B2 - ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト

Info

Publication number
JP2863503B2
JP2863503B2 JP8289091A JP28909196A JP2863503B2 JP 2863503 B2 JP2863503 B2 JP 2863503B2 JP 8289091 A JP8289091 A JP 8289091A JP 28909196 A JP28909196 A JP 28909196A JP 2863503 B2 JP2863503 B2 JP 2863503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
reinforcing member
leg
pin insertion
headrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8289091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10119618A (ja
Inventor
日吉 石川
吉彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Original Assignee
INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INOATSUKU KOOHOREESHON KK filed Critical INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Priority to JP8289091A priority Critical patent/JP2863503B2/ja
Publication of JPH10119618A publication Critical patent/JPH10119618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2863503B2 publication Critical patent/JP2863503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドレストの
スティ及びそのスティを用いるヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席背もたれには、衝突時の乗
員頭部の保護を目的としてヘッドレストが取り付けられ
ている。前記ヘッドレストは、発泡体を表皮で覆った枕
部と、横方向に伸びる上端部の両端から下方へ伸びる脚
部が形成された略コの字形のスティとで構成され、前記
スティの上部が枕部内に埋設されて脚部が表皮底面のス
ティ挿入口から突出した構造のものが多い。このスティ
は、枕部の補強及び座席への取り付けのためのもので、
金属製中空パイプまたは中実棒を屈曲させたものが用い
られる。
【0003】前記ヘッドレストの成形は、次のようにし
て行う。まず、プラスチックやファブリック等からなる
袋状表皮の底面に形成されているスティ挿入口からステ
ィの脚部を挿入して、スティの上部を表皮内に収容す
る。次いで、前記表皮底面に形成されている発泡原料注
入口からポリウレタン原料等の発泡原料を表皮内に注入
し、発泡体を発泡形成することによりヘッドレストを得
る。
【0004】ところで、前記ヘッドレストには、前後中
央部に穴の開いた環形状に形成した袋状の表皮を用い
る、いわゆる穴あきヘッドレストがある。この穴あきヘ
ッドレストにあっては、枕部内の穴の上側と左右両側に
は、前記スティの上端部と脚部の上部が配置されるが、
穴の下部にはスティが存在しないことになるため、穴の
下側、すなわち枕部の底部付近で弾性変形が大きくなっ
たり、脚部が開き易くなったりする。その結果、枕部の
底部付近を補強して所望の緩衝性を得るとともに、脚部
の開きを防止する工夫が必要であった。
【0005】そこで、従来にあっては、図14に示すよ
うに、枕部51の穴52の下側に配置される棒状の補強
部材53を脚部54の上部間に架け渡して溶接により固
定したスティ55が用いられている。
【0006】しかし、前記補強部材53を脚部54間に
架け渡したスティ55にあっては、穴開きヘッドレスト
50の成形時に、スティの脚部54の一方54aを、環
形状をした袋状表皮56の底面に形成されたスティ挿入
口57から表皮56内に挿入し、前記穴52の周囲を通
して表皮56の底面から出すことにより、スティ55の
上部を表皮56内に収容しようとしても、前記表皮56
の中央部には、前記穴52の周面を構成する環状の面5
8が存在し、その環状の面58と前記補強部材53が当
たるため、スティ55の上部を表皮56内に収容するこ
とができなかった。
【0007】そこで、前記スティ55の上部を収容した
袋状の表皮をあらかじめブロー成形等により環形状に成
形しなければならず、表皮の成形が複雑になったり、表
皮の材料が制限されて、好みの感触の枕部が得られない
等の問題があった。なお、符号59は発泡体、60は発
泡原料注入口、61は補強部材53の両端の溶接部であ
る。また、穴開きではない通常のヘッドレストにおいて
も、袋状表皮の底面に形成されるスティ挿入口の大きさ
や形状によっては、表皮内にスティの上部を収容する際
に前記スティの補強部材が邪魔することがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、穴開きヘッドレスト用の環形状
をした袋状の表皮に対しても、その表皮底面のスティ挿
入用開口からスティを容易に挿入でき、それにより、ヘ
ッドレストの成形が容易になるヘッドレストのスティ及
びそのスティを用いるヘッドレストを提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】ここで提案される発明に
は四つあり、ヘッドレストのスティに関する発明は二つ
である。第一の発明は、横方向に伸びる上端部の両端か
ら下方へ脚部が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け
渡されたヘッドレストのスティにおいて、前記脚部の上
部側面と補強部材の両端部とに各々ピン挿通孔を設け、
前記両ピン挿通孔の位置を合わせて脚部の上部側面に補
強部材の端部を重ね、前記両ピン挿通孔にピン部材を挿
通して補強部材を脚部に固定したことを特徴とするヘッ
ドレストのスティに関する。
【0010】また、ヘッドレストのスティに関する第二
の発明は、横方向に伸びる上端部の両端から下方へ脚部
が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け渡されたヘッ
ドレストのスティにおいて、前記脚部の上部側面と補強
部材の両端部とに各々ピン挿通孔を設け、前記両ピン挿
通孔の位置を合わせて脚部の上部側面に補強部材の端部
を重ね、ピン挿通孔の形成された略U字形の挟持部材
を、該挟持部材のピン挿通孔が前記補強部材および脚部
のピン挿通孔と連通するように脚部にはめて前記挟持部
材により脚部および前記補強部材の端部を挟み、前記連
通したピン挿通孔にピン部材を挿通して補強部材を脚部
に固定したことを特徴とする。
【0011】そして、第三の発明は前記ヘッドレストス
ティに関する第一発明を好適に用いたもので、横方向に
伸びる上端部の両端から下方へ脚部が伸び、該脚部の上
部間に補強部材が架け渡されたヘッドレストのスティ
と、底面にスティ挿入および発泡原料注入用開口の形成
された袋状表皮内に発泡体が形成された枕部とよりなっ
て、該枕部内に前記スティの上端部から補強部材付近が
埋設され、前記表皮底面からスティの脚部が突出してい
るヘッドレストにおいて、前記脚部の上部側面と補強部
材の両端部とに各々ピン挿通孔を設け、前記両ピン挿通
孔の位置を合わせて脚部の上部側面に補強部材の端部を
重ね、前記両ピン挿通孔にピン部材を挿通して補強部材
を脚部に固定したことを特徴とする。
【0012】また、第四の発明は、ヘッドレストスティ
に関する第二発明が好ましく用いられる。すなわち、横
方向に伸びる上端部の両端から下方へ脚部が伸び、該脚
部の上部間に補強部材が架け渡されたヘッドレストのス
ティと、底面にスティ挿入および発泡原料注入用開口の
形成された袋状表皮内に発泡体が形成された枕部とより
なって、該枕部内に前記スティの上端部から補強部材付
近が埋設され、前記表皮底面からスティの脚部が突出し
ているヘッドレストにおいて、前記脚部の上部側面と補
強部材の両端部とに各々ピン挿通孔を設け、前記両ピン
挿通孔の位置を合わせて脚部の上部側面に補強部材の端
部を重ね、ピン挿通孔の形成された略U字形の挟持部材
を、該挟持部材のピン挿通孔が前記補強部材および脚部
のピン挿通孔と連通するように脚部にはめて前記挟持部
材により脚部および前記補強部材の端部を挟み、前記連
通したピン挿通孔にピン部材を挿通して補強部材を脚部
に固定したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は第一発明のヘッドレストステ
ィの一例及びそれを用いる第三発明のヘッドレストの一
例についての断面図、図2は図1の2−2線で切断した
拡大断面図、図3は同実施例において枕部の表皮内にス
ティの上部を収容する際の斜視図、図4は同実施例にお
いて補強部材を脚部に取り付ける際の断面図、図5はそ
の要部を示す斜視図、図6はその断面図、図7はピン挿
通孔およびピン部材の他の例を示す断面である。
【0014】また、図8は第二発明のヘッドレストステ
ィの一例及びそれを用いる第四発明のヘッドレストの一
例についての断面図、図9は図8の9−9線における拡
大断面図、図10は同実施例において枕部の表皮内にス
ティの上部を収容する際の斜視図、図11は同実施例に
おいて、補強部材を脚部に取り付ける際の断面図、図1
2はその要部を示す斜視図、図13はその断面図であ
る。
【0015】図1及び図2は、第一発明のスティの一例
を用いる第三発明のヘッドレストについて示す断面図で
ある。これらの図に示すヘッドレスト10は、穴開きヘ
ッドレストと称されるタイプのもので、スティ11と枕
部31で構成される。スティ11は、図3からよりよく
理解されるように、スティ本体12と補強部材15とよ
りなる。
【0016】スティ本体12は、金属製の中空パイプま
たは中実棒を略コの字形に屈曲させて、横方向に伸びる
上端部13の両端から下方へ伸びる(使用時の状態を言
い、図3では上方へ向かうように描かれている。)脚部
14を形成したもので、前記上端部13から所定距離離
した脚部14側面にはピン挿通孔16が設けられてい
る。この脚部14,14には、前記ピン挿通孔16にピ
ン部材19を挿通することにより補強部材15が架け渡
されている。
【0017】このピン挿通孔16は、後で述べる補強部
材15のピン挿通孔18と連通させ、ピン部材19が挿
通されることにより、スティ本体12と補強部材15と
を連結固定するためのものである。前記ピン挿通孔16
の位置に特に定めはないが、そこに取り付けられる補強
部材15がヘッドレストの枕部31内に配置される位置
とする必要がある。
【0018】補強部材15は、前記スティ本体12の脚
部14のコの字形状を保持してヘッドレストの枕部31
底部の過剰の変形を防ぎ所望の緩衝性を得るためのもの
で、金属パイプなどが前記脚部14の間隔と略等しい長
さに形成されており、その両端部17が圧縮し平たくさ
れている。この両端部17は、前記スティ本体12の脚
部14の外面の曲面形状に一部沿うように湾曲した曲形
状とされるとともに、ピン挿通孔18が形成されてい
る。前記ピン挿通孔18は、前記したスティ本体12の
脚部14のピン挿通孔16と重ねられ、ピン部材19が
挿通される。ピン部材19は、前記補強部材15をステ
ィ本体12の脚部14に固定するためのもので、公知の
棒状ピンや割りピン、テーパピン、リベットなど、前記
補強部材15とスティ11とを一体に固定することので
きるものが用いられる。
【0019】前記スティ本体12への補強部材15の取
り付けは、次のようにしてなされる。すなわち、図5に
示すように、前記補強部材15の両端部17をスティ本
体12の脚部14の上部側面に重ね、そのピン挿通孔1
8とスティ本体12の脚部14のピン挿通孔16との位
置を合わせ、ピン部材19を両ピン挿通孔16,18を
貫通させて固定することによってスティ本体12に補強
部材15が取り付けられる。ピン部材19の両端は適宜
拡径される。
【0020】なお、脚部14のピン挿通孔16は少なく
とも補強部材15と接する側面に設けられていればよい
が、本実施例では、脚部14と補強部材15との結合を
より強固とするため、前記ピン挿通孔16に対応する反
対側の側面にもピン挿通孔16を設けるとともに、ピン
部材19の長さを、図6のように、前記補強部材15を
介して前記スティ脚部14を完全に貫通する長さとして
いる。それにより、前記補強部材15のピン挿通孔18
を介して脚部14のピン挿通孔16に挿通されたピン部
材19は、スティ脚部14を貫通して対向するピン挿通
孔16から突出する。前記ピン部材19が割りピンであ
れば、その突出した部分を割り広げて穴の周囲に係着さ
せ、リベットであれば先端の突出部分をかしめることに
より補強部材15が脚部14側面に強固に固定される。
【0021】図7に示す例は、スティ脚部14のピン挿
通孔16を、補強部材15と接する側にのみ設ける一
方、ピン部材19としてはその先端19aがスティ脚部
14内に配置されて拡径される公知のリベットを用いた
ものである。このようなリベットにはあらかじめ拡径部
材(図示せず)が挿通されていて、リベット(ピン部材
19)の先端側を補強部材15およびスティ脚部14の
ピン挿通孔18,16からスティ脚部14内に挿入した
後、前記拡径部材をリベット(ピン部材19)外へ引き
抜くことにより、スティ脚部14内のリベット先端(ピ
ン部材先端19a)を拡径できる構造となっている。
【0022】また、前記したように、補強部材15の両
端部17は、脚部14の曲面に沿う湾曲形状に形成され
ているので、前記脚部14の外面を巻き込んで重ねるこ
とができ、補強部材15の脚部14上面への配置を正し
くかつ確実に行なうことができる。従って、ピン挿通孔
16,18の位置決めが容易かつ確実となるとともに、
補強部材15の脚部14への固定がより強固となる。な
お、この補強部材15のスティ本体12への取り付け
は、ヘッドレストの成形に際してスティ本体12をヘッ
ドレスト10の枕部31に収容した後に行なわれる。
【0023】このスティ11によれば、補強部材15が
脚部14間に固定されて環状を形成し、それが環形状の
枕部31内に配置されているので、スティ脚部14が開
いて変形することなく枕部にも所望の緩衝性を与えるこ
とができる。しかも前記補強部材15のスティへの取り
付けは、スティ11をヘッドレストの表皮内に収容した
後に行なうことができるので、枕部が環状のいわゆる穴
開きヘッドレストであってもスティを問題なく表皮内に
収めることができる。
【0024】表皮33は、図4からよく理解されるよう
に、ファブリック単体、あるいはその裏面がプラスチッ
クフィルムなどでコーティングされたもの、またはプラ
スチックシートなどを縫製などによって環形状の袋状と
したもので、その底面には前記スティの脚部14間隔に
合わせて形成された開口34が、スティ挿入および発泡
原料の注入口を兼ねて形成されている。また、前記開口
34の縁には、その開口34を覆うことのできる蓋片3
5が形成され、その蓋片35の基部35aとは反対側の
表皮底面の縁に蓋片挿入口36が形成されている。そし
て、発泡体38の発泡成形時に、前記蓋片35で開口3
4に蓋をするとともに、その蓋片35の先端35bを表
皮底面の蓋片挿入口36に挿入することにより、蓋片3
5の先端35bを表皮33内の発泡体38に接着固定す
るようになっている。なお、前記蓋片35を表皮33と
は分離した別部材で構成し、発泡原料注入後あるいは発
泡体38の形成後に前記開口34を覆うようにしたり、
その他の方法で閉じるようにしてもよい。
【0025】発泡体38は、枕部31に緩衝性を付与す
るためのもので、ポリウレタン発泡体などのような弾性
を有する発泡体からなる。このような構造よりなるヘッ
ドレスト10は、前記脚部14の枕部31底面から突出
している部分を介して車両の座席背もたれに取り付けら
れ、追突などの際に枕部31が乗員頭部を支持して保護
する。
【0026】次に、前記ヘッドレストのスティ11を用
いたヘッドレスト10の成形について説明する。まず、
図3に示すように、前記スティ本体12の脚部14の一
方14aを、前記表皮33の底面33aに形成されてい
る開口34の一端側から表皮33内に挿入する。そし
て、前記一方の脚部14aを表皮33内の中央穴32の
上側を通し、図4に示すように、前記開口34の他端側
から表皮33の底面外へ突出させる。そして、図4に示
すように、表皮33の可撓性を利用して表皮33の開口
34側をスティ上端部13の方向へ押して変形させ、脚
部14のピン挿通孔16を表皮33底面33aの開口3
4から表皮33外へ露出させる。
【0027】次いで、前記表皮33の変形により表皮3
3底面33aの開口34から外へ露出させた脚部14
に、補強部材15を固定する。その固定作業は、前記補
強部材15の両端部17を、そのピン挿通孔18が脚部
14のピン挿通孔16,16と連通するようにして重
ね、ピン部材19を補強部材15および脚部14を貫通
するように各ピン挿通孔16,16,18に差し込むこ
とにより補強部材15が脚部14に固定される。その
後、表皮33の底面33aを元の形状にし、表皮33内
に補強部材15を収容する。なお、前記したように、補
強部材15の前記両端部17は、脚部14の曲面を巻き
込む湾曲形状に形成されているので、脚部に重ねた補強
部材15がぐらぐらせず、両方のピン挿通孔16の位置
合わせおよび固定を効率よく行なうことができる。しか
も、ピン部材19による固定も確実である。
【0028】このようにして、スティ11の上部が収容
された表皮33を発泡成形型内に配置し、表皮33内に
発泡原料を注入して発泡成形することにより、前記ステ
ィ11と表皮33とが発泡体38により一体となった前
記ヘッドレスト10が成形される。得られたヘッドレス
トは、補強部材15が脚部14間を連結して固定されて
いるので、脚部を開く力がヘッドレストに働いても、脚
部の形状が充分保たれており枕部の弾性変化生じる恐れ
がない。また、枕部の底部に補強部材15が埋設されて
いるので、枕部の底部の弾性を良好にすることができ
る。
【0029】図8及び図9は、第二発明のスティの一例
を用いる第四発明のヘッドレストについて示す断面図で
ある。図中の符号40はヘッドレスト、41はスティで
ある。なお、本発明におけるスティ本体と補強部材およ
び、前記スティ41を用いた第四発明であるヘッドレス
トの枕部の構造すなわち発泡体、袋状表皮については、
前記第一発明および第三発明で示したものと同一であ
り、同一の符号を付し再度の説明は省略する。
【0030】図示のように、このスティ41は、スティ
本体12と補強部材15とからなり、前記スティの脚部
14には補強部材15が架け渡され、前記脚部14と補
強部材15の端部とが挟持部材45によって挟まれ一体
に固定されている。挟持部材45は、前記スティの脚部
14と補強部材15との結合をさらに強固にするための
もので、金属やプラスチックなどが略U字形に形成さ
れ、脚部14と当該脚部14に重ねられた補強部材15
とをさらに外側から重ねて挟持している。前記挟持部材
45の大きさなどに特に限定はないが、脚部14と補強
部材15とを強固に固定するため、補強部材15と脚部
14とを確実に挟持可能な径であって、図のように、脚
部14の側面を少なくとも180°以上囲む大きさとす
することが望ましい。この挟持部材45の両端部46に
はピン挿通孔47が形成されている。
【0031】前記ピン挿通孔47には、前記スティ41
のピン挿通孔16,16,18とを貫通させてピン部材
19が挿通される。すなわち、前記挟持部材45によっ
て、脚部14を補強部材15とともに外側から挟み、各
ピン挿通孔47,18,16,16,47を貫通してピ
ン部材19が挿通されて固定される。なお、このピン部
材19により挟持部材45をスティ41に確実に固定す
るためには、前記挟持部材45の両端部46のピン挿通
孔47,47が、スティ41に形成されたピン挿通孔1
6,16,18に対して一直線上に配置されるようにす
ることは言うまでもない。
【0032】なお、本実施例では、前記挟持部材45の
ピン挿通孔47の内径をピン部材19の外径よりわずか
に小さくする一方、前記補強部材45および脚部14の
ピン挿通孔16の内径を、挟持部材45のピン挿通孔4
7の内径およびピン部材19の外径より大きくしてい
る。それにより、重なっている各ピン挿通孔47,1
6,18へピン部材19を挿入する際の圧力を小さくす
るとともに、ピン部材19を挟持部材45のピン挿通孔
47に確実に固定することができるようにする。また、
挟持部材45のピン挿通孔47よりも補強部材15およ
び脚部14のピン挿通孔16,18が大きく形成されて
いるので、挟持部材45によって孔の位置が確認しにく
い場合でも、ピン部材を確実に挿入することができる。
さらに、挟持部材45のピン挿通孔47の内径をピン部
材19の外径よりも僅かに小さく形成することにより、
挟持部材45がピン部材19に対してがたつかず確実に
挟持することができる。
【0033】前記スティ41に対する補強部材15およ
び挟持部材45の取り付けは、ヘッドレストを成形する
際、次のようにしてなされる。まず図10に示すよう
に、前記スティ本体12の脚部14の一方14aを、前
記表皮33の開口34から表皮33内に挿入する。そし
て、その脚部14aを表皮33内の中央穴32の上側を
通し、図11の鎖線に示すように、再び前記開口34か
ら表皮33の底面外へ突出させる。そして、同図に示す
ように、表皮33の可撓性を利用して表皮33の開口3
4側をスティ上端部13の方向へ押して変形させ、脚部
14のピン挿通孔16を表皮33外へ露出させる。
【0034】次いで、図12に示すように、前記表皮3
3の開口34から外へ露出させた脚部14に、補強部材
15の両端部17を配し、そのピン挿通孔18が脚部1
4のピン挿通孔16と連通するようにして重ねる。前記
両端部17は、脚部14の曲面形状に略沿う湾曲した曲
形状に形成されているので、前記脚部14の外面を巻き
込んで重ねられる。その状態を保ったまま、さらに挟持
部材45で脚部14と補強部材15の端部とを挟み、そ
のピン挿通孔47,47をスティ41の各ピン挿通孔1
8,16に重ねて連通させる。そして、図13に示すよ
うに、ピン部材19を各ピン挿通孔47,18,16,
47に貫通して固定する。ピン部材19の端部は適宜拡
径される。このスティ41を用いたヘッドレストは、前
記第二発明において説明したヘッドレストの成形方法に
より好適に製造することができるので、説明については
省略する。
【0035】なお、前記各発明における実施例では、ス
ティ挿入口と発泡原料注入口を兼ねて、一つの開口を表
皮の底面に形成した表皮を用いたが、スティ挿入口と発
泡原料注入口とが別々のものでもよい。例えば、一つの
発泡原料注入口と、その両端に形成された二つのスティ
挿入口を底面に有する表皮であってもよい。さらに、こ
の発明に係るヘッドレストのスティ及びヘッドレスト
は、前記穴開きヘッドレストについて特に好適である
が、通常のヘッドレストにも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上図示し説明したように、第一発明お
よび第二発明のヘッドレストのスティによれば、成形時
には、補強部材をスティへの取り付け前の状態で枕部の
表皮内に収容することができ、その後に補強部材をステ
ィの脚部に簡単に取り付けることができる。したがっ
て、穴開きヘッドレスト用として環形状に形成された袋
状の表皮に対して、その表皮底面に形成された開口から
スティを表皮内に収容する場合、補強部材によって邪魔
されることなくスティの上端部や脚部の上部および補強
部材を、表皮中央の穴の周囲に正しく配置することがで
き、極めて具合がよい。しかも、表皮の成形後にスティ
を表皮内に収容できるため、表皮の成形法が限定され
ず、表皮の材質も制限されることがないので、最適なヘ
ッドレストを得られるようになる。さらに、補強部材が
ピン部材によって脚部に固定されているため、脚部を開
く力が働いても補強部材が脚部から簡単に外れることが
ない。特に第二発明においては、前記補強部材の端部と
スティ脚部とが挟時部材によって一体に挟まれてピン部
材で固定されているので、補強部材の固定が一層確実と
なる。
【0037】さらに、前記第一発明のヘッドレストステ
ィを用いる第三発明のヘッドレストおよび第二発明のヘ
ッドレストスティを用いる第四発明のヘッドレストにあ
っては、ヘッドレストの枕部に埋設されたスティの脚部
間に補強部材が固定されているため、脚部を開く力がヘ
ッドッレストに働いても補強部材が補強部材から簡単に
外れず、脚部が開く恐れがないばかりか、補強部材の外
れによって生じる枕部の弾性変化がなく、枕部の良好な
弾性(緩衝性)を維持することができる。特に第四発明
のヘッドレストにあっては、補強部材がスティ脚部によ
り確実に固定されるため、スティの開きを一層確実に防
ぐことができる。
【0038】また、第三発明および第四発明のいずれ
も、ヘッドレストの成形時には、補強部材をスティへの
取り付け前の状態で枕部の表皮内に収容することがで
き、その後に補強部材をスティの脚部に簡単に取り付け
ることができるため、環状の表皮を用いる穴開きヘッド
レストに対しても、表皮内にスティを収容する際に補強
部材が邪魔をせず、穴開きヘッドレストが容易に得られ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明のヘッドレストスティの一例及びそれ
を用いる第三発明のヘッドレストの一例についての断面
図である。
【図2】図1の2−2線で切断した拡大断面図である。
【図3】同実施例において枕部の表皮内にスティの上部
を収容する際の斜視図である。
【図4】同実施例において補強部材を脚部に取り付ける
際の断面図である。
【図5】その要部を示す斜視図である。
【図6】その断面図である。
【図7】ピン挿通孔およびピン部材の他の例を示す断面
である。
【図8】第二発明のヘッドレストスティの一例及びそれ
を用いる第四発明のヘッドレストの一例についての断面
図である。
【図9】図8の9−9線における拡大断面図である。
【図10】同実施例において枕部の表皮内にスティの上
部を収容する際の斜視図である。
【図11】同実施例において補強部材を脚部に取り付け
る際の断面図である。
【図12】その要部を示す斜視図である。
【図13】その断面図である。
【図14】従来のヘッドレストのスティを用いたヘッド
レストの断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドレスト 11 スティ 12 スティ本体 13 上端部 14 脚部 15 補強部材 16 脚部のピン挿通孔 18 補強部材のピン挿通孔 19 ピン部材 31 枕部 32 表皮中央部の穴 33 表皮 34 スティ挿入及び発泡原料注入用開口 38 発泡体 45 挟時部材 47 挟時部材のピン挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−53058(JP,A) 実開 平3−115534(JP,U) 実開 平1−81954(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に伸びる上端部の両端から下方へ
    脚部が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け渡された
    ヘッドレストのスティにおいて、 前記脚部の上部側面と補強部材の両端部とに各々ピン挿
    通孔を設け、前記両ピン挿通孔の位置を合わせて脚部の
    上部側面に補強部材の端部を重ね、前記両ピン挿通孔に
    ピン部材を挿通して補強部材を脚部に固定したことを特
    徴とするヘッドレストのスティ。
  2. 【請求項2】 横方向に伸びる上端部の両端から下方へ
    脚部が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け渡された
    ヘッドレストのスティにおいて、 前記脚部の上部側面と補強部材の両端部とに各々ピン挿
    通孔を設け、前記両ピン挿通孔の位置を合わせて脚部の
    上部側面に補強部材の端部を重ね、ピン挿通孔の形成さ
    れた略U字形の挟持部材を、該挟持部材のピン挿通孔が
    前記補強部材および脚部のピン挿通孔と連通するように
    脚部にはめて前記挟持部材により脚部および前記補強部
    材の端部を挟み、前記連通したピン挿通孔にピン部材を
    挿通して補強部材を脚部に固定したことを特徴とするヘ
    ッドレストのスティ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記挟持部材のピン
    挿通孔をピン部材の径より僅かに小さくする一方、前記
    補強部材および脚部のピン挿通孔を挟持部材のピン挿通
    孔およびピン部材の径より大きくしたことを特徴とする
    ヘッドレストのスティ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    補強部材の両端が脚部の外面の一部を巻き込む曲形状か
    らなることを特徴とするヘッドレストのスティ。
  5. 【請求項5】 横方向に伸びる上端部の両端から下方へ
    脚部が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け渡された
    ヘッドレストのスティと、底面にスティ挿入および発泡
    原料注入用開口の形成された袋状表皮内に発泡体が形成
    された枕部とよりなって、該枕部内に前記スティの上端
    部から補強部材付近が埋設され、前記表皮底面からステ
    ィの脚部が突出しているヘッドレストにおいて、 前記脚部の上部側面と補強部材の両端部とに各々ピン挿
    通孔を設け、前記両ピン挿通孔の位置を合わせて脚部の
    上部側面に補強部材の端部を重ね、前記両ピン挿通孔に
    ピン部材を挿通して補強部材を脚部に固定したことを特
    徴とするヘッドレスト。
  6. 【請求項6】 横方向に伸びる上端部の両端から下方へ
    脚部が伸び、該脚部の上部間に補強部材が架け渡された
    ヘッドレストのスティと、底面にスティ挿入および発泡
    原料注入用開口の形成された袋状表皮内に発泡体が形成
    された枕部とよりなって、該枕部内に前記スティの上端
    部から補強部材付近が埋設され、前記表皮底面からステ
    ィの脚部が突出しているヘッドレストにおいて、 前記脚部の上部側面と補強部材の両端部とに各々ピン挿
    通孔を設け、前記両ピン挿通孔の位置を合わせて脚部の
    上部側面に補強部材の端部を重ね、ピン挿通孔の形成さ
    れた略U字形の挟持部材を、該挟持部材のピン挿通孔が
    前記補強部材および脚部のピン挿通孔と連通するように
    脚部にはめて前記挟持部材により脚部および前記補強部
    材の端部を挟み、前記連通したピン挿通孔にピン部材を
    挿通して補強部材を脚部に固定したことを特徴とするヘ
    ッドレスト。
JP8289091A 1996-10-11 1996-10-11 ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト Expired - Fee Related JP2863503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8289091A JP2863503B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8289091A JP2863503B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10119618A JPH10119618A (ja) 1998-05-12
JP2863503B2 true JP2863503B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=17738696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8289091A Expired - Fee Related JP2863503B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2863503B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3115534U (ja) 2005-08-05 2005-11-10 セイトー株式会社 金属片回収用車両

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3115534U (ja) 2005-08-05 2005-11-10 セイトー株式会社 金属片回収用車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10119618A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6612610B1 (en) Air bag device
US20100259079A1 (en) Cover material terminal treating member, seat part, and vehicle seat
US20060163850A1 (en) Seat for vehicle use
JP2008272134A (ja) シートバック構造
JPH06233876A (ja) 座席クッションのカバーのエッジを座席フレームに固定する固定用デバイス
JPS61115715A (ja) 乗物用のサンバイザの製法
JP2002165670A (ja) ヘッドレスト
JP2863503B2 (ja) ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト
JP3142237B2 (ja) 表皮一体成形ヘッドレスト及びその製造方法
JP4078587B2 (ja) 可倒式ヘッドレストとその製造方法
JP3895468B2 (ja) 前倒装置付ヘッドレストの製造方法
JPH0924170A (ja) 車両用アームレスト
JP4620581B2 (ja) ヘッドレストコア及びヘッドレスト
JPH09271425A (ja) ヘッドレストのスティおよびヘッドレスト
JP6997569B2 (ja) 車両用のシートパッドの製造方法
JP2574924Y2 (ja) アシストハンドル
JPH10100768A (ja) ヘッドレストのスティ及びヘッドレスト
JP3305528B2 (ja) 自動車用シートにおける一体発泡品の製造方法
JPH1118868A (ja) 表皮一体型ヘッドレスト及びその製造方法
JPH10146848A (ja) 車両用シ−トのヘッドレスト
JP5595960B2 (ja) シート
JP3154400B2 (ja) 車両用シートのパッド材及びパッド材の一体発泡成形方法
JP4620975B2 (ja) ヘッドレスト用基材、ヘッドレスト、及びヘッドレストの製造方法
JPH1042994A (ja) 表皮材一体発泡ヘッドレスト及びその発泡成形方法
JP2581613Y2 (ja) 窓部を有するヘッドレスト用ステー構造体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees