JP2574924Y2 - アシストハンドル - Google Patents

アシストハンドル

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JP2574924Y2
JP2574924Y2 JP1992082106U JP8210692U JP2574924Y2 JP 2574924 Y2 JP2574924 Y2 JP 2574924Y2 JP 1992082106 U JP1992082106 U JP 1992082106U JP 8210692 U JP8210692 U JP 8210692U JP 2574924 Y2 JP2574924 Y2 JP 2574924Y2
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handle
handle cover
right half
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義仁 川島
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車に装備される
アシストハンドルに関し、特にハンドルの表皮を簡単に
固定できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の急旋回時等において
乗員が姿勢を容易に維持できるように、車室内の乗員近
くにはアシストハンドルが設けられることが多い(実開
昭59−146232号公報、実公平2−4824号公
報等参照)。通常、この種のアシストハンドルでは、図
5に示すように、ハンドルカバー101に芯材100を
設けて補強し、又ハンドルカバー101の外側に皮革製
又は合成皮革製の表皮102を巻付け、その芯材100
の両端部をベース103を介してボディ104にネジ1
05によって固定し、その部分をエンドカバー106で
覆うようにしている。ところで、上述の表皮102を固
定する場合、従来は図6に示すように、その目につき難
いハンドル裏側部分で縫製することによって表皮102
をハンドルカバー101に固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
縫製作業は一般に機械化及び自動化が難しく、手作業に
頼らざるをえず、作業時間が長くなるとともに、大幅な
コストアップを招来していた。また、乗員がアシストハ
ンドルを握ると、縫製の糸が手に当たって手触りがゴツ
ゴツして感触があまりよくなかった。この考案は、かか
る問題点に鑑み、表皮を縫製によることなく簡単に固定
できるようにしたアシストハンドルを提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案に係るアシ
ストハンドルは、「ハンドルカバーに芯材を設け、該ハ
ンドルカバーを表皮で覆ってなる自動車用アシストハン
ドルにおいて、上記ハンドルカバーが取付凹溝を有する
左半部と右半部とからなり、該左半部及び右半部が相互
に重ね合わされて係止され、上記左半部及び右半部の取
付凹溝内には上記芯材が挟持されている一方、上記ハン
ドルカバーの外表面には上記表皮が巻付けられてその両
側部が上記左半部と右半部の合わせ面に挟持されてい
る」ことを要旨とする。ハンドルカバーの左半部と右半
部とは別体に設けて相互に係止してもよいが、例えば合
成樹脂材料を使用したハンドルカバーの製造工程を考慮
すると、左半部と右半部の一側縁を一体化したものを成
形し、左半部と右半部の合わせ面の他側縁側で係止フッ
ク部によって相互に係止するのがよい。また、表皮の両
側部はハンドルカバーの左半部と右半部との合わせ面で
単に挟持してもよいが、ハンドルカバーの左半部と右半
部との合わせ面に保持部を形成して挟持状態に保持する
のが好ましい。上述の保持部は、側面三角形状の凹部と
凸部としてもよく、又係止ボス部とこれが嵌まり込む係
止凹部とし、表皮の両側部には係止孔を開けて係止ボス
部を挿通するようにしてもよい。また、ハンドルカバー
と表皮との間にクッション材を介設し、アシストハンド
ルを握った時の感触をさらにアップさせるようにしても
よい。
【0005】
【作用】アシストハンドルを組立てる場合、ハンドルカ
バーの左半部及び右半部の外表面を表皮で直接覆うか、
又はクッション材を介して表皮で覆い、該ハンドルカバ
ーの左半部と右半部とを重ね合わせつつ、その取付凹溝
内に芯材を挟み込み、表皮の両側部を重ね合わせ、その
部分を左半部と右半部の合わせ面間に挟み込み、ハンド
ルカバーの左半部と右半部とを相互に係止すると、表皮
を縫製することなく、アシストハンドルが組立てられ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図3は本考案の一実施例に
よるアシストハンドルを示す。図において、アシストハ
ンドル1はハンドルカバー2に芯材3を挿通しその外側
にクッション材5を配設しその外表面を表皮4で覆って
構成されている。上記芯材3は金属薄板を用いて構成さ
れ、該芯材3の両端部には取付用長孔30が形成されて
いる。この芯材3は詳細に図示していないがその両端部
分がベース7とともに取付ネジによって車体に固定さ
れ、その固定部分がエンドカバーによって覆われるよう
になっている。上記ハンドルカバー2は左半部20と右
半部21からなり、該左半部20と右半部21とはその
一側縁を連結部29で相互に一体化したものを合成樹脂
材料、例えばポリプロピレンを用いて射出成形等にて形
成されている。この左半部20と右半部21の合わせ面
には芯材3の取付凹溝22、23が長手方向全長にわた
って形成され、該取付凹溝22、23内に芯材3が挟持
され、又左半部20と右半部21の連結部分29から取
付凹溝22、23に至る部分28は略断面円弧状に形成
されている。また、ハンドルカバー2の左半部20と右
半部21の合わせ面の他側縁側には相互に係止される係
止フック部24、25が形成されている。この係止フッ
ク部24、25はハンドルカバー2の両端部分のみに所
定の長さで形成してもよく、又ハンドルカバー2の長手
方向に所定の間隔をあけて形成してもよい。さらに、ハ
ンドルカバー2の左半部20と右半部21の合わせ面の
他側縁側には係止フック部24、25の外方に側面三角
形状の係止凸部26とこれが嵌まり込む係止凹部27が
形成されている。この係止凸部26と凹部27とはハン
ドルカバー2の長手方向全長にわたって形成してもよ
く、又ハンドルカバー2の長手方向に所定の間隔をあけ
て形成してもよい。上記表皮4は皮革又は合成皮革を用
いて製作され、該表皮4はクッション材5の外表面に巻
付けられてその両側部が重ね合わされ、その重ね合わせ
部分がハンドルカバー2の左半部20と右半部21の合
わせ面間に挟持されている。
【0007】次に、組立方法について説明する。本例の
アシストハンドル1を組立てる場合、ハンドルカバー2
の左半部20及び右半部21の外表面をクッション材5
及び表皮4で覆い、該ハンドルカバー2の左半部20と
右半部21とを相互に重ね合わせる。その際、ハンドル
カバー2の取付凹溝22、23内に芯材3を挟み込み、
又ハンドルカバー2及びクッション材5の外表面を覆っ
た表皮4を引っ張ってクッション材5の外表面に密着さ
せた後、表皮4の両側部分を重ね合わせ、その部分を左
半部20と右半部21の合わせ面間に挟み込む。こうし
て各構成部品2、3、4、5がセットできると、ハンド
ルカバー2の左半部20と右半部21とを相互に押圧す
ると、係止フック部24、25が互に係合し、ハンドル
カバー2の左半部20と右半部21とが係止され、又表
皮4がハンドルカバー2の左半部20と右半部21の合
わせ面の係止凸部26と係止凹部27との間に強固に挟
持され保持され、アシストハンドル1が組立てられる。
【0008】以上のような本実施例のアシストハンドル
では、ハンドルカバー2の左半部20と右半部21とに
分割し、表皮4の両側部分をハンドルカバー2の合わせ
面間に挟持するようにしたので、従来の表皮の縫製作業
は不用となる一方、上述のハンドルカバー2の組付け及
び表皮4の巻き込みを比較的容易に機械化及び自動化で
きるので、手作業に頼る工程を減少でき、作業時間が短
縮できるとともに、大幅な低コスト化を達成できる。ま
た、本実施例のアシストハンドルでは、縫製によらずに
表皮4を固定しているので、乗員がアシストハンドル1
を握った時に縫製の糸が手に当ることはなく、優れた手
触り感が得られ、商品性を大幅に向上できる。さらに、
本実施例のアシストハンドルでは、2分割したハンドル
カバー2の外表面をクッション材5及び表皮4で覆い、
ハンドルカバー2を重ね合わせつつ、芯材3を挿入しか
つ表皮4の両端部を合わせ面間に挟み込めばよく、組立
作業が比較的簡単で、作業性を大幅に向上できる。ま
た、本実施例のアシストハンドルでは、ハンドルカバー
2の左半部20と右半部21に略円弧状の部分28を形
成し、ハンドルカバー2を組立てた時に内部に空洞Sを
形成するようにしたので、アシストハンドル1の軽量化
を図ることができる。
【0009】また、図4は本考案の第2の実施例による
アシストハンドルを示す。図において図1ないし図3と
同一符号は同一又は相当部分を示す。本実施例では、表
皮4の両側部には複数の係止孔40が長手方向に所定の
間隔をあけて形成される一方、ハンドルカバー2の左半
部20及び右半部21の合わせ面には係止ボス部210
とこれが嵌まり込む係止凹部211とが長手方向に交互
に形成されており、表皮4を挟持する際に係止ボス部2
10を表皮4の係止孔40に挿通して係止凹部211に
嵌め込むようになっている。本実施例の構造では表皮4
をハンドルカバー2の合わせ面間により確実に挟持でき
る。
【0010】
【考案の効果】以上のように、本考案に係るアシストハ
ンドルによれば、ハンドルカバーを左半部と右半部とに
2分割し、左半部及び右半部を相互に重ね合わせて係止
し、左半部及び右半部の取付凹溝内には芯材を挟持する
一方、ハンドルカバーの外表面には表皮を巻付けてその
両側部を左半部と右半部の合わせ面に挟持するようにし
たので、表皮をハンドルカバーに縫製によらずに簡単に
固定でき、組立て時間を大幅に短縮できるとともに、低
コスト化を実現でき、さらにはアシストハンドルの手触
り感を改善して商品性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるアシストハンドルを
示す斜視図である。
【図2】 上記アシストハンドルを示す断面図である。
【図3】 上記アシストハンドルにおける展開した状態
のハンドルカバー2を示す断面図である。
【図4】 本考案の第2の実施例によるアシストハンド
ルにおけるハンドルカバー2の展開断面及び表皮4の要
部平面を示す図である。
【図5】 従来のアシストハンドルを示す一部切開側面
図である。
【図6】 従来のアシストハンドルを示す一部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アシストハンドル 2 ハンドルカバー 20 左半部 21 右半部 22 取付凹溝 23 取付凹溝 24 係止フック部 25 係止フック部 26 係止凸部 27 係止凹部 210 係止ボス部 211 係止凹部 3 芯材 4 表皮 40 係止孔 5 クッション材

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルカバーに芯材を設け、該ハンド
    ルカバーを表皮で覆ってなる自動車用アシストハンドル
    において、 上記ハンドルカバーが取付凹溝を有する左半部と右半部
    とからなり、該左半部及び右半部が相互に重ね合わされ
    て係止され、上記左半部及び右半部の取付凹溝内には上
    記芯材が挟持されている一方、 上記ハンドルカバーの外表面には上記表皮が巻付けられ
    てその両側部が上記左半部と右半部の合わせ面に挟持さ
    れていることを特徴とするアシストハンドル。
  2. 【請求項2】 上記ハンドルカバーと表皮との間にはク
    ッション材が介設されている請求項1記載のアシストハ
    ンドル。
  3. 【請求項3】 上記ハンドルカバーの左半部と右半部と
    はその一側縁で一体化されており、上記左半部と右半部
    の合わせ面の他側縁側には相互に係止される係止フック
    部が形成されている請求項1又は2記載のアシストハン
    ドル。
  4. 【請求項4】 上記ハンドルカバーの左半部と右半部の
    合わせ面には上記表皮の両側部を挟持状態に保持する保
    持部が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記
    載のアシストハンドル。
  5. 【請求項5】 上記保持部が側面三角形状の凹部と凸部
    である請求項4記載のアシストハンドル。
  6. 【請求項6】 上記表皮の両側部には複数の係止孔が長
    手方向に所定の間隔をあけて形成され、上記保持部が左
    半部及び右半部の合わせ面に形成された係止ボス部と該
    係止ボス部が嵌まり込む係止凹部であり、上記係止ボス
    部が上記表皮の係止孔に挿通されている請求項4記載の
    アシストハンドル。
JP1992082106U 1992-11-27 1992-11-27 アシストハンドル Expired - Lifetime JP2574924Y2 (ja)

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JP4546193B2 (ja) * 2004-09-14 2010-09-15 テイ・エス テック株式会社 車両用室内ドアグリップ及びその製造方法
JP4674083B2 (ja) * 2004-12-28 2011-04-20 日産ライトトラック株式会社 車両用アシストグリップおよびその製造方法

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