JPS5838587A - 一体発泡成形型クツシヨン体用表皮 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一体発泡成形型クッション体用表皮、特に表
皮を構成する表皮素材の継ぎ目部分から内部の発泡材が
漏れるのを防止した、クッション体用表皮に関するもの
である。

一般に、車輛用シートは第１図に示すようにシートクッ
ション部１．シートバック部２．安全枕３等のクッショ
ン体から構成され、或いは車輛にはアームレスト等のク
ッション体が装着されており、これらクッション体は近
時、袋状に成形した表皮の内部に未発泡原液を注入した
後、これを発泡させるようにし、発泡材より成る緩衝材
に表皮を一体化することにより形成される。すなわち、
例えば上記安全枕３は、第２図、第３図に示すように複
数の表皮素材４．５．６の端部を折返して、折返し部分
７を設け、この折返し部分７，７同志を直接又は玉縁８
を介在させて縫製することにより、袋状と成った表皮３
を形成し、この表皮３に設けた液注入口９から未発泡原
液を供給するノズル１０を差し込んで、このノズルから
未発泡原液を表皮３の内部に注入した後、液注入口９に
設けたファスナー１１によって注入口９を塞ぎ、未発泡
原液を発泡させることにより、この発泡材より成る緩衝
材に表皮３を一体化している。このような方法によれば
、従来の袋状と成りた表皮を、予め成形された緩衝材に
被せる必要がないので、表皮３の取付けを迅速に行なう
ことができ、量産化を図ることができる。

しかしながら、このような一体発泡成形型クッション体
用表皮３によれば、表皮素材４，５．６の継ぎ目部分Ｓ
、すなわち折返し部分７と玉縁８との縫い合わせ間隙か
ら一定の圧力をもって膨張する発泡材の一部が第２図Ｆ
に示すように漏れ出してしまい、安全枕３の外面を汚染
すると共に、漏れ出した発泡材を除去するための作業が
必要となり、量産化を阻害してしまうという欠点を有し
ていた。

本発明の目的は、表皮素材の内面側にシート状の弾性材
を設け、各弾性材の端部同志を表皮素材の継ぎ目部分に
おいて、互いに突き合わせるようにして、この突合わせ
部分によって表皮素材の継ぎ目部分を被うようにして、
発泡材が漏れるのを防止し、上記欠点を除去するもので
あり、以下実施例を用いて詳細に説明する。

第４図ないし第６′図は、本発明による一体発泡成形型
りノション体用表皮の一実施例を示す簡略構成図であり
、第３図と同じものは同一符号を用いている。各図にお
いて、２０は表皮素材４，５゜６の内面側に接着剤等の
手段で取付けられた発泡材等から成るシート状の弾性材
であり、第５図に示すように表皮素材４，５．６の折返
し部分７以外の個所に対応するように取付けられるもの
で、その肉厚ｔは折返し４部分７の長さＥよりも大きく
設定されている。

従って、このような構成によれば、折返し部分７を玉縁
８を介在させて構成した後５表皮３が袋状となるように
継ぎ目部分Ｓを支点として内側に変形させた場合、各シ
ート状弾性材２ｏの互いに対向する端面２１同志が突合
わさることにより、突合わせ部分２２が形成され、この
突合わせ部分２２によって折返し部分７，７の縫製個所
を内側から被うことになり、このため液注入口９がら未
発泡原液を注入した後、これを発泡させた場合突合わせ
部分２２によって継ぎ目部分Ｓ方向に漏れる発泡材を阻
止することができるので、発泡材の漏れを防止すること
ができる。又このことは液注入１］９側についても同様
であり、液注入口９をファスナー１１．１１を互いに接
続して塞いだ場合、シート状弾性材２０の端面２１．２
１側が互いに突合わせられるので、この突合わせ部分に
よってファスナー１１．１１の間隙から外部に発泡材が
漏れるという問題を解消することができる。

尚、本発明においては、第７図、第８図に示すように表
皮素材の内側に取付けられたシート状弾性材の端面２１
に互いに対称なテーパー面を形成し、このテーパー面同
志の突合わせにより、突合わせ部分２２における突合わ
せ距離ｍが長くなるようにしてもよい。このようにすれ
ば、液漏れ防止効果を更に向上することができる。

又、本発明においては、表皮素材４，５．６の内面側全
体にわたってシート状弾性材を設けることなく弾性材−
２０を継ぎ目部分Ｓ側に局部的に設けるようにしてもよ
い。

又、本発明は、玉縁８を有するタイプの表皮について適
用することなく、玉縁８を有しない折返し部分７，７が
互いに直接接続されたタイプの表皮−についても、本発
明を適用できることはもちろんである。

以上説明したように、本発明による一体発泡成形型クッ
ション体用表皮によれば、複数の表皮素材の端部を互い
に接続して袋状に成形し、内部にクッション体を成形す
る発泡原液が注入されるクッション体用表皮において、
上記表皮を構成する各表皮素材の内面側に、シート状弾
性材を取付け、各表皮素材に設けた各弾性材同志を各表
皮素材の継ぎ目部分において突合せるようにしたので、
この突合わせ部分によって継ぎ目部分から発泡材が漏れ
るのを阻止することができ、品質の優れたクッション体
を得ることができると共に、後工程において漏れた発泡
材（を除去するための作業が不要とカリ量産性を高める
ことができる。

尚、本発明は安全枕を形成する表皮について、適用する
として説明したが、本発明はこれに限定さｔＬｆ、シー
トクッション部、シートパック部等のクッション体を構
成する表皮についても、又アームレストを構成する表皮
についても本発明を適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一体発泡成形型りノション体の一例を示す斜
視図、第２図、第３図は従来の一体発泡成形型りッショ
ン本用表皮の一例を示す斜視図及び断面図、第４図ない
し第６図は、本発明による一体発泡成形型りソション体
用表皮の一実施例を示す断面図、第７図、第８図は、本
発明による一体発泡成形型クッション体用表皮の他の実
施例を示す断面図である。 ３・・、安全枕、４，５．６・・・表皮素材、７・・・
折返し部分、８・−・下縁、９・・・液注入口、１０・
・、ノズル、１１・・・ファスナー、２０・・・シート
状弾性材、２１・・・端面、２′２・・・突合わせ部分
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚の表皮素材の端部側を互いに継ぎ合せて袋状に成
   形し、内部に２７７１７体を形成する未発泡原液が注入
   される一体発泡成形型クッション体用表皮において、上
   記各表皮素材の内面側の少なくとも端部に、シート状弾
   、仕材を取付け、各弾性材の端面同志を各表皮素材の端
   部の継ぎ目部分において、突合わせるようにして、この
   突合わせ部分によって各表皮素材の継ぎ目部分を内面側
   から被うようにしたことを特徴とする一体発泡成形型ク
   ッション体用表皮。