JPH03106613A - 縫製表皮材一体発泡品の製造方法およびそれに用いる型 - Google Patents
縫製表皮材一体発泡品の製造方法およびそれに用いる型Info
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- JPH03106613A JPH03106613A JP1246084A JP24608489A JPH03106613A JP H03106613 A JPH03106613 A JP H03106613A JP 1246084 A JP1246084 A JP 1246084A JP 24608489 A JP24608489 A JP 24608489A JP H03106613 A JPH03106613 A JP H03106613A
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Classifications
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/02—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C44/12—Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
- B29C44/14—Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements the preformed part being a lining
- B29C44/141—Hiding joints in the lining
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3023—Head-rests
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業−Eの利用分野)
この発明は、縫製により所定形状とされた縫製表皮材を
型キャビテイ内に装置して、その縫製表皮材内に液状発
泡原料を注入し、発泡させることにより[!表皮材一体
発泡品を製造する方法およびそれに用いる型に関する. (従来技術) I1q記縫製表皮材一体発泡品の製造方法は、発泡体表
面を縫製表皮材で被覆した製品が一度に製造でき、後に
縫製表皮材を発泡体表面に被せる手間が不要なため、製
造作業が簡単になる利点がある。
型キャビテイ内に装置して、その縫製表皮材内に液状発
泡原料を注入し、発泡させることにより[!表皮材一体
発泡品を製造する方法およびそれに用いる型に関する. (従来技術) I1q記縫製表皮材一体発泡品の製造方法は、発泡体表
面を縫製表皮材で被覆した製品が一度に製造でき、後に
縫製表皮材を発泡体表面に被せる手間が不要なため、製
造作業が簡単になる利点がある。
またその製造方法によれば、表皮材が発泡体表面に接着
した製品が得られるため、製品使用時に表皮材がずれて
皺を生じることがない利点もある.ところが、縫製表皮
材は、複数の表皮構成材を縫製して所定形状としたもの
であるため、縫合部には糸孔が存在する.したがって従
来にあっては、縫製表皮材一体発泡品の製造時に、該縫
製表皮材内に注入された液状発泡原料が、前記糸孔から
表皮材外部へ漏出してその表皮材の外面を汚したり、あ
るいはその漏出によって表皮材内の液状発泡原料が不足
して、発泡体に欠肉を生じる等の不具合が発生し易かっ
た. そこで本出願人は、縫合部における液状発泡原料の漏出
を抑えることができる種々の表皮材を開発した.たとえ
ば、ファブリック裏面に軟質発泡シートを貼着した表皮
材(実開昭62−22157号公報)、ファブリック裏
面に軟質発泡シートを貼着してそのファブリック端面を
軟質発泡シー1・の溶融皮膜で覆った表皮材(尖開閉6
2−22159リ公報〉、ファブリック真面に軟質発泡
シートを貼着した複数の表皮横成材を縫製し、その縫合
部においてファブリック面を内方として表皮構成材の端
部を折り重ねた表皮材(実開昭62−22161号公報
)等である. (発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記の縫製表皮材を用いて縫製表皮材一体発泡
品を製造する場合でも、液状発泡原料の漏出を少なくす
ることができても漏出を完全には防止できなかったり、
表皮材縫合部の処理が面倒であったり、あるいは表皮構
成材端部の折り返し等により縫合部が硬くなる等を生じ
、更に改良すベき点が判明した. そこでこの発明は、縫製表皮材の成形性および縫合部の
柔軟性を損なうことなく、発泡成形時に縫合部から液状
発泡原料が漏出するのを防止できる縫製表皮材一体発泡
品の製造方法およびそれに用いる型を提供せんとするも
のである.(課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するため、この発明は、縫製表皮材を型
キャビティ内に装置し、該縫製表皮材内に液状発泡原料
を注入し、縫製表皮材と一体に発泡成形することにより
縫製表皮材一体発泡品を製造する方法において、該液状
発泡原料の発泡時に該縫製表皮材の縫合部の糸孔を縫製
表皮材外面がら加圧することとしたのである.また、そ
の¥J!遣方法に用いる最適な型を得るため、縫製表皮
材の縫合部にH)うキャビティ面に空気吹き込み孔を所
走間隔で設けて聖を横成したのである.(作用) &1製表皮材に注入された液状発泡原料は、発泡して表
皮材内に充満するとともに、その発泡により増大する表
皮材内圧によって、表皮材縫合部の糸孔から表皮材外面
へ漏出しようとする.しかし、表皮材縫合部の糸孔が表
皮材外面から加圧されているため、糸孔から漏出しよう
とする液状発泡原料には、該糸孔の加圧力により表皮材
内に向かう力が働く.シたがって、その表皮材縫合部の
糸孔の加圧力を適当な大きさにすれば、液状発泡原料が
、該縫合部の糸孔から漏出するのを防止することができ
る. また、その製造方法に用いる型は、縫製表皮材の縫合部
に沿うキャビディ面に加圧用の空気吹き込み孔が所走間
隔で設けられたものである.そのため、縫製表皮材をキ
ャビティ内に装置して液状発泡原料を発泡させる際、該
空気吹き込み孔から圧搾空気をキャビティ内に吹き込め
ば、その圧搾空気を表皮材縫合部の糸孔に直接に当てる
ことができ、該縫合部の糸孔を表皮材外面から加圧する
ことができる.またその空気吹き込み孔が、キャビティ
全面ではなく、表皮材縫合部に沿うキャビティ面に設け
てあるため、表皮材縫合部の糸孔に集中的に圧搾空気を
吹き付けることができ、縫合部の糸孔を効率よく加圧で
きる. (実施例) 以下、この発明の実施例につき図面を用いて説明する. 第1図はこの発明の一実施例に係る型10の断面IAで
、その型内に装置される縫製表皮材の縫合部に沼って該
聖10を切断した図、第2図はその型10を用いて縫製
表皮材一体発泡品を′tA造する際の聖10の断面図、
第3図は縫製表皮材の部分斜視図、第4図は表皮横成材
の拡大断面図、第5図は得られたヘッドレストの斜視図
である. 型10は、自動車のヘッドレストの製造に用いられるも
ので、二つの型半休12. 14から椙成されている.
二つの型半休12. 14は、製品形状がちなるキャビ
ティ面16. 18と型外壁20. 22とによって構
成され、そのキャビティ面16. 18と型外壁20.
22間が中空部24. 26になっている.また、型
外壁20.22には型外部と型内中空部24. 26を
連通ずる空気吹き込み口28. 30が形成され、他方
キャビティ面16. 18には、後記する縫製表皮材の
縫合部に沿って、キャビテイ32と中空部24. 26
を連通ずる空気吹き込み孔34. 36が、直径1〜2
III1、間隔3〜40で形成されている。
した製品が得られるため、製品使用時に表皮材がずれて
皺を生じることがない利点もある.ところが、縫製表皮
材は、複数の表皮構成材を縫製して所定形状としたもの
であるため、縫合部には糸孔が存在する.したがって従
来にあっては、縫製表皮材一体発泡品の製造時に、該縫
製表皮材内に注入された液状発泡原料が、前記糸孔から
表皮材外部へ漏出してその表皮材の外面を汚したり、あ
るいはその漏出によって表皮材内の液状発泡原料が不足
して、発泡体に欠肉を生じる等の不具合が発生し易かっ
た. そこで本出願人は、縫合部における液状発泡原料の漏出
を抑えることができる種々の表皮材を開発した.たとえ
ば、ファブリック裏面に軟質発泡シートを貼着した表皮
材(実開昭62−22157号公報)、ファブリック裏
面に軟質発泡シートを貼着してそのファブリック端面を
軟質発泡シー1・の溶融皮膜で覆った表皮材(尖開閉6
2−22159リ公報〉、ファブリック真面に軟質発泡
シートを貼着した複数の表皮横成材を縫製し、その縫合
部においてファブリック面を内方として表皮構成材の端
部を折り重ねた表皮材(実開昭62−22161号公報
)等である. (発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記の縫製表皮材を用いて縫製表皮材一体発泡
品を製造する場合でも、液状発泡原料の漏出を少なくす
ることができても漏出を完全には防止できなかったり、
表皮材縫合部の処理が面倒であったり、あるいは表皮構
成材端部の折り返し等により縫合部が硬くなる等を生じ
、更に改良すベき点が判明した. そこでこの発明は、縫製表皮材の成形性および縫合部の
柔軟性を損なうことなく、発泡成形時に縫合部から液状
発泡原料が漏出するのを防止できる縫製表皮材一体発泡
品の製造方法およびそれに用いる型を提供せんとするも
のである.(課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するため、この発明は、縫製表皮材を型
キャビティ内に装置し、該縫製表皮材内に液状発泡原料
を注入し、縫製表皮材と一体に発泡成形することにより
縫製表皮材一体発泡品を製造する方法において、該液状
発泡原料の発泡時に該縫製表皮材の縫合部の糸孔を縫製
表皮材外面がら加圧することとしたのである.また、そ
の¥J!遣方法に用いる最適な型を得るため、縫製表皮
材の縫合部にH)うキャビティ面に空気吹き込み孔を所
走間隔で設けて聖を横成したのである.(作用) &1製表皮材に注入された液状発泡原料は、発泡して表
皮材内に充満するとともに、その発泡により増大する表
皮材内圧によって、表皮材縫合部の糸孔から表皮材外面
へ漏出しようとする.しかし、表皮材縫合部の糸孔が表
皮材外面から加圧されているため、糸孔から漏出しよう
とする液状発泡原料には、該糸孔の加圧力により表皮材
内に向かう力が働く.シたがって、その表皮材縫合部の
糸孔の加圧力を適当な大きさにすれば、液状発泡原料が
、該縫合部の糸孔から漏出するのを防止することができ
る. また、その製造方法に用いる型は、縫製表皮材の縫合部
に沿うキャビディ面に加圧用の空気吹き込み孔が所走間
隔で設けられたものである.そのため、縫製表皮材をキ
ャビティ内に装置して液状発泡原料を発泡させる際、該
空気吹き込み孔から圧搾空気をキャビティ内に吹き込め
ば、その圧搾空気を表皮材縫合部の糸孔に直接に当てる
ことができ、該縫合部の糸孔を表皮材外面から加圧する
ことができる.またその空気吹き込み孔が、キャビティ
全面ではなく、表皮材縫合部に沿うキャビティ面に設け
てあるため、表皮材縫合部の糸孔に集中的に圧搾空気を
吹き付けることができ、縫合部の糸孔を効率よく加圧で
きる. (実施例) 以下、この発明の実施例につき図面を用いて説明する. 第1図はこの発明の一実施例に係る型10の断面IAで
、その型内に装置される縫製表皮材の縫合部に沼って該
聖10を切断した図、第2図はその型10を用いて縫製
表皮材一体発泡品を′tA造する際の聖10の断面図、
第3図は縫製表皮材の部分斜視図、第4図は表皮横成材
の拡大断面図、第5図は得られたヘッドレストの斜視図
である. 型10は、自動車のヘッドレストの製造に用いられるも
ので、二つの型半休12. 14から椙成されている.
二つの型半休12. 14は、製品形状がちなるキャビ
ティ面16. 18と型外壁20. 22とによって構
成され、そのキャビティ面16. 18と型外壁20.
22間が中空部24. 26になっている.また、型
外壁20.22には型外部と型内中空部24. 26を
連通ずる空気吹き込み口28. 30が形成され、他方
キャビティ面16. 18には、後記する縫製表皮材の
縫合部に沿って、キャビテイ32と中空部24. 26
を連通ずる空気吹き込み孔34. 36が、直径1〜2
III1、間隔3〜40で形成されている。
そして、空気吹き込み口28. 30には、O〜3,O
kgf/clI12で圧力を可変できる圧力調整装置3
8と開閉コック40を介してエアーボンプ(図示せず》
が接続されている.なお、一つのエアーポンプで、二つ
の型半休の空気吹き込み口28. 30に同時に圧搾空
気を吹き込めるようにするため、二つの空気吹き込み口
28. 30が可撓性のパイプ42で連結されている. このようにしてなる型10のキャビテイ32に、縫製表
皮材44をインサート46およびスティ48とともに装
置する.このとき、前記エアーボンブに代えて真空ポン
プを空気吹き込み口28. 30に接続し、その真空ポ
ンプによりキャビティ32内を減圧にしてキャビティ面
16. 18に縫製表皮材44を吸着するようにすれば
、縫製表皮材44の装着を確実に行うことができる.縫
製表皮材44は、複数の表皮構成材50の端部を重ね合
わせて糸43で縫合することにより所定形状とされたも
ので、その縫合部45が前記キャビティ面の空気吹き込
み孔34. 36の部分に拉置するようにしてキャビテ
ィ内に装置される.表皮横成材50は、製品の用途等に
応じて種々のものが使用される.たとえば、ファブリッ
ク50aと軟{1ウレタンフォーム50bとプラスチッ
クフイルム50cが積層された三層横造のもの、図示し
ないがファブリックとプラスチックフィルムの積層体か
らなるもの、あるいは塩化ビニル樹脂シートと軟質ウレ
タンフォームとプラスチックフィルムが積層された三層
liI4造のもの、またはそれにさらにファブリックが
積層された四層構造のもの等である.インサート46は
補強用のものであり、またスティ48はヘッドレストを
座席背もたれに収り付けるためのもので、両者は一体に
なっている.次に、その縫製表皮材44内にポリウレタ
ンフォーム原料からなる液状発泡原料50を注入し、そ
のt&開閉コック40を開いて圧搾空気を型の空気吹き
込み口28. 30から型内中空部24. 26に吹き
込む.縫製表皮材44内に注入された液状発泡原料44
は、発泡して縫製表皮材44内を満たし、発泡により増
加した縫製表皮材44内圧によって縫製表皮材縫合部4
5の糸目47から縫製表皮材44外へ漏出しようとする
や一方、型内申空部24. 26に吹き込まれた圧搾空
気は、空気吹き込み孔34. 36を通ってキャビティ
而16. 18に至り、キャビティ面の空気吹き込み孔
34. 36部分に位置するa製表皮材縫合部45の糸
孔47を縫製表皮材外面から加圧する.それによって、
前記糸孔47から漏出しようとしていた液状発泡原料が
縫製表皮材44内に押し戻され、該糸孔47から漏出ず
ることなく縫製表皮材44内で発泡する. なお前記圧搾空気の圧力は、縫合部の糸孔から漏出しよ
うとする液状発泡原料の圧力と同じ大きさとする.しか
し、その圧力はキャビティ形状、液状発泡原料の配合等
によって異なるため、あらかじめ圧搾空気の圧力を変化
させて実際に発泡成形することにより最適圧力を見いだ
しておく。第6図は、圧搾空気の圧力の大きさと、液状
発泡原料が漏出する糸目の数との関係を示したもので、
ファブリックと軟質ウレタンフォームとプラスチックフ
ィルムからなる三層構造の表皮構成材44を糸孔47の
間隔3−、全糸孔47の数680で縫製して前記ヘッド
レスト用縫製表皮材44を形成し、また、型lOの空気
吹き込み孔34. 36の直径をhL空気吹き込み孔3
4, 36の間隔を3cmとし、液状発泡原料50を発
泡体の密度が0.06y/c1となるようにした場合の
ものである.この場合にあっては、圧搾空気を2kgf
/cm”とずることにより、縫合部の糸1]から液状発
泡原料が漏出するのを防ぐことができた. 前記発泡後、開閉コック40を閉じて成形品を取り出せ
ば、l縫製表皮材一体発泡品であるヘッドレスト52が
得られる.得られたヘッドレスト52は、縫製表皮材4
4の縫合部45において液状発泡原料のaI)出がなく
、外観が汚れてないばかりが、その漏出により坐じる内
部発泡体の欠肉もないものである. なお、前記実施例においては、自動車のヘッドレストに
ついて説明したが、この発明はそれに限るものではなく
、座席用クッション等、その他の縫製表皮材一体発泡品
の製造にも適用されるものである. (効果) この発明の製造方法は、前記の構成からなるため、縫製
表皮材の縫合部を特別の処理することなく該縫合部の糸
孔から液状発泡原料が漏出するのを防止することができ
る。したがって、縫製表皮材の成形作業が簡単になると
ともに、その縫合部において表皮横成材端部の折り重ね
等が不要なため該縫合部が硬くなることもなく、得られ
る製品の表面感触を損なうことがない. また、この発明の型は前記横成からなり、縫製表皮材縫
合部の糸孔を集中的に加圧することができるため、液状
発泡原料の漏出を効率よく防ぐことができる.しかも、
縫製表皮材の縫合部を集中的に加圧できるため、エアー
ポンプ等の加圧装置が小さいもので済む利点もある.
kgf/clI12で圧力を可変できる圧力調整装置3
8と開閉コック40を介してエアーボンプ(図示せず》
が接続されている.なお、一つのエアーポンプで、二つ
の型半休の空気吹き込み口28. 30に同時に圧搾空
気を吹き込めるようにするため、二つの空気吹き込み口
28. 30が可撓性のパイプ42で連結されている. このようにしてなる型10のキャビテイ32に、縫製表
皮材44をインサート46およびスティ48とともに装
置する.このとき、前記エアーボンブに代えて真空ポン
プを空気吹き込み口28. 30に接続し、その真空ポ
ンプによりキャビティ32内を減圧にしてキャビティ面
16. 18に縫製表皮材44を吸着するようにすれば
、縫製表皮材44の装着を確実に行うことができる.縫
製表皮材44は、複数の表皮構成材50の端部を重ね合
わせて糸43で縫合することにより所定形状とされたも
ので、その縫合部45が前記キャビティ面の空気吹き込
み孔34. 36の部分に拉置するようにしてキャビテ
ィ内に装置される.表皮横成材50は、製品の用途等に
応じて種々のものが使用される.たとえば、ファブリッ
ク50aと軟{1ウレタンフォーム50bとプラスチッ
クフイルム50cが積層された三層横造のもの、図示し
ないがファブリックとプラスチックフィルムの積層体か
らなるもの、あるいは塩化ビニル樹脂シートと軟質ウレ
タンフォームとプラスチックフィルムが積層された三層
liI4造のもの、またはそれにさらにファブリックが
積層された四層構造のもの等である.インサート46は
補強用のものであり、またスティ48はヘッドレストを
座席背もたれに収り付けるためのもので、両者は一体に
なっている.次に、その縫製表皮材44内にポリウレタ
ンフォーム原料からなる液状発泡原料50を注入し、そ
のt&開閉コック40を開いて圧搾空気を型の空気吹き
込み口28. 30から型内中空部24. 26に吹き
込む.縫製表皮材44内に注入された液状発泡原料44
は、発泡して縫製表皮材44内を満たし、発泡により増
加した縫製表皮材44内圧によって縫製表皮材縫合部4
5の糸目47から縫製表皮材44外へ漏出しようとする
や一方、型内申空部24. 26に吹き込まれた圧搾空
気は、空気吹き込み孔34. 36を通ってキャビティ
而16. 18に至り、キャビティ面の空気吹き込み孔
34. 36部分に位置するa製表皮材縫合部45の糸
孔47を縫製表皮材外面から加圧する.それによって、
前記糸孔47から漏出しようとしていた液状発泡原料が
縫製表皮材44内に押し戻され、該糸孔47から漏出ず
ることなく縫製表皮材44内で発泡する. なお前記圧搾空気の圧力は、縫合部の糸孔から漏出しよ
うとする液状発泡原料の圧力と同じ大きさとする.しか
し、その圧力はキャビティ形状、液状発泡原料の配合等
によって異なるため、あらかじめ圧搾空気の圧力を変化
させて実際に発泡成形することにより最適圧力を見いだ
しておく。第6図は、圧搾空気の圧力の大きさと、液状
発泡原料が漏出する糸目の数との関係を示したもので、
ファブリックと軟質ウレタンフォームとプラスチックフ
ィルムからなる三層構造の表皮構成材44を糸孔47の
間隔3−、全糸孔47の数680で縫製して前記ヘッド
レスト用縫製表皮材44を形成し、また、型lOの空気
吹き込み孔34. 36の直径をhL空気吹き込み孔3
4, 36の間隔を3cmとし、液状発泡原料50を発
泡体の密度が0.06y/c1となるようにした場合の
ものである.この場合にあっては、圧搾空気を2kgf
/cm”とずることにより、縫合部の糸1]から液状発
泡原料が漏出するのを防ぐことができた. 前記発泡後、開閉コック40を閉じて成形品を取り出せ
ば、l縫製表皮材一体発泡品であるヘッドレスト52が
得られる.得られたヘッドレスト52は、縫製表皮材4
4の縫合部45において液状発泡原料のaI)出がなく
、外観が汚れてないばかりが、その漏出により坐じる内
部発泡体の欠肉もないものである. なお、前記実施例においては、自動車のヘッドレストに
ついて説明したが、この発明はそれに限るものではなく
、座席用クッション等、その他の縫製表皮材一体発泡品
の製造にも適用されるものである. (効果) この発明の製造方法は、前記の構成からなるため、縫製
表皮材の縫合部を特別の処理することなく該縫合部の糸
孔から液状発泡原料が漏出するのを防止することができ
る。したがって、縫製表皮材の成形作業が簡単になると
ともに、その縫合部において表皮横成材端部の折り重ね
等が不要なため該縫合部が硬くなることもなく、得られ
る製品の表面感触を損なうことがない. また、この発明の型は前記横成からなり、縫製表皮材縫
合部の糸孔を集中的に加圧することができるため、液状
発泡原料の漏出を効率よく防ぐことができる.しかも、
縫製表皮材の縫合部を集中的に加圧できるため、エアー
ポンプ等の加圧装置が小さいもので済む利点もある.
第1図ないし第6図は、この発明の一実施例に関するも
ので、そのうち第1図は型の断面図、第2図は縫製表皮
材一体発泡品の製造時を示す型の断面図、第3図は縫製
表皮材の部分斜視図、第4図は表皮横成材の部分拡大断
面図、第5図は得られたヘッドレストの斜視図、第6図
は圧搾空気の圧力の大きさと液状発泡原料が漏出する糸
孔の数の関係を示す図である. lO:型、12,14:型半休、 16.18:キャビティ面、20,22:型外壁、24
.26:中空部、28,30:空気吹き込み口、34,
36:空気吹き込み孔、43:糸、44:縫製表皮材、
45:縫合部、47:糸孔、50:表皮横成材
ので、そのうち第1図は型の断面図、第2図は縫製表皮
材一体発泡品の製造時を示す型の断面図、第3図は縫製
表皮材の部分斜視図、第4図は表皮横成材の部分拡大断
面図、第5図は得られたヘッドレストの斜視図、第6図
は圧搾空気の圧力の大きさと液状発泡原料が漏出する糸
孔の数の関係を示す図である. lO:型、12,14:型半休、 16.18:キャビティ面、20,22:型外壁、24
.26:中空部、28,30:空気吹き込み口、34,
36:空気吹き込み孔、43:糸、44:縫製表皮材、
45:縫合部、47:糸孔、50:表皮横成材
Claims (2)
- (1)縫製表皮材を型キャビティ内に装置し、該縫製表
皮材内に液状発泡原料を注入し、縫製表皮材と一体に発
泡成形することにより縫製表皮材一体発泡品を製造する
方法において、該液状発泡原料の発泡時に該縫製表皮材
の縫合部の糸孔を縫製表皮材外面から加圧することを特
徴とする縫製表皮材一体発泡品の製造方法。 - (2)請求項(1)に記載した縫製表皮一体発泡品の製
造方法に用いる型において、縫製表皮材の縫合部に沿う
キャビティ面に、加圧用の空気吹き込み孔を所定間隔で
設けたことを特徴とする、縫製表皮材一体発泡品の製造
方法に用いる型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1246084A JPH03106613A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 縫製表皮材一体発泡品の製造方法およびそれに用いる型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1246084A JPH03106613A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 縫製表皮材一体発泡品の製造方法およびそれに用いる型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03106613A true JPH03106613A (ja) | 1991-05-07 |
Family
ID=17143250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1246084A Pending JPH03106613A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 縫製表皮材一体発泡品の製造方法およびそれに用いる型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03106613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05285964A (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-02 | Tokai Chem Ind Ltd | 表皮一体発泡成形方法 |
JP2006095895A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sunpros Co Ltd | アームレストの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6238192A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-19 | 高島屋日発工業株式会社 | 座席用クツシヨン体の製造方法 |
-
1989
- 1989-09-21 JP JP1246084A patent/JPH03106613A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6238192A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-19 | 高島屋日発工業株式会社 | 座席用クツシヨン体の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05285964A (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-02 | Tokai Chem Ind Ltd | 表皮一体発泡成形方法 |
JP2006095895A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sunpros Co Ltd | アームレストの製造方法 |
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