JPH03335Y2 - - Google Patents
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- JPH03335Y2 JPH03335Y2 JP7217486U JP7217486U JPH03335Y2 JP H03335 Y2 JPH03335 Y2 JP H03335Y2 JP 7217486 U JP7217486 U JP 7217486U JP 7217486 U JP7217486 U JP 7217486U JP H03335 Y2 JPH03335 Y2 JP H03335Y2
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- skin
- core
- opening
- foam
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、断面が環状且つ袋状を成す表皮の
内部に発泡体を充填し、且つその発泡体の内部に
芯体を埋設した形態の表皮付発泡成形品に関する
ものである。
内部に発泡体を充填し、且つその発泡体の内部に
芯体を埋設した形態の表皮付発泡成形品に関する
ものである。
(従来の技術)
袋状の表皮の内部に発泡体を充填した表皮付発
泡成形品において、その発泡体の内部に芯体を埋
設することが行われている。例えば、正面形状が
環状の自動車のヘツドレストにおいては、表皮で
包んだ発泡体の内部に、これを補強するための環
状の芯体を埋設することが行われている。
泡成形品において、その発泡体の内部に芯体を埋
設することが行われている。例えば、正面形状が
環状の自動車のヘツドレストにおいては、表皮で
包んだ発泡体の内部に、これを補強するための環
状の芯体を埋設することが行われている。
ところで、このような発泡成形品の上記袋状の
表皮は、通常、複数の表皮材片を裏返しの状態に
おいて縫製、溶着等により互いに接合し、そして
これらをさらに裏返すことによつて所定の袋状形
態に形成される。このような理由から、また発泡
材料の発泡に先立つて、表皮内部に前記補強用の
芯体を挿入する必要のあることから、上記表皮材
片接合時にその一部が未接合まま残され、その未
接合の部分(開口)を通して、上記接合された表
皮材片が裏返され、或いは芯体が挿入される。
表皮は、通常、複数の表皮材片を裏返しの状態に
おいて縫製、溶着等により互いに接合し、そして
これらをさらに裏返すことによつて所定の袋状形
態に形成される。このような理由から、また発泡
材料の発泡に先立つて、表皮内部に前記補強用の
芯体を挿入する必要のあることから、上記表皮材
片接合時にその一部が未接合まま残され、その未
接合の部分(開口)を通して、上記接合された表
皮材片が裏返され、或いは芯体が挿入される。
(考案が解決しようとする問題点)
従つて、このような発泡成形品においては、そ
の開口を通じて表皮材を裏返し、また芯体をその
内部に挿入した後、その未接合の部分を縫製、溶
着、カバー類の固着等によつて閉じ合せる処理が
必要となる。
の開口を通じて表皮材を裏返し、また芯体をその
内部に挿入した後、その未接合の部分を縫製、溶
着、カバー類の固着等によつて閉じ合せる処理が
必要となる。
ところが、この接合処理はなかなか面倒であつ
て、従来、その接合処理のために多大な手間がか
かつていた。しかもこの接合部分は、製品として
の発泡成形品の外観を損ねる原因ともなる。
て、従来、その接合処理のために多大な手間がか
かつていた。しかもこの接合部分は、製品として
の発泡成形品の外観を損ねる原因ともなる。
ところで、正面形状が環状の前述のヘツドレス
トにおいては、表皮内部に相対応する環状の芯体
を挿入する必要のあることから、前記表皮材接合
の段階で、中央の空所周りの内周或いは外周を全
体的に開いた状態(未接合の状態)としておかな
ければならず、このため芯体挿入後において、こ
の未接合部分を閉じ合せる作業も大変となる。
トにおいては、表皮内部に相対応する環状の芯体
を挿入する必要のあることから、前記表皮材接合
の段階で、中央の空所周りの内周或いは外周を全
体的に開いた状態(未接合の状態)としておかな
ければならず、このため芯体挿入後において、こ
の未接合部分を閉じ合せる作業も大変となる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、このような問題点を解決するために
為されたものであり、その要旨は、前記表皮に、
前記芯体を挿入するための開口を形成して該開口
の相対向する一対の縁部のそれぞれに板状の第一
及び第二封鎖部材を固着し、前記芯体の挿入後前
記発泡材料の発泡に先立つて、それら第一及び第
二封鎖部材を直接若しくは他部材を介して係合さ
せることにより前記表皮の開口を封鎖するように
するとともに、それら封鎖部材の、少なくとも前
記表皮内に配置された芯体に近接する一部を、前
記表皮の環周面に沿つて寝かせた状態で互いに係
合させるようにしたことにある。
為されたものであり、その要旨は、前記表皮に、
前記芯体を挿入するための開口を形成して該開口
の相対向する一対の縁部のそれぞれに板状の第一
及び第二封鎖部材を固着し、前記芯体の挿入後前
記発泡材料の発泡に先立つて、それら第一及び第
二封鎖部材を直接若しくは他部材を介して係合さ
せることにより前記表皮の開口を封鎖するように
するとともに、それら封鎖部材の、少なくとも前
記表皮内に配置された芯体に近接する一部を、前
記表皮の環周面に沿つて寝かせた状態で互いに係
合させるようにしたことにある。
(作用)
この表皮付発泡成形品においては、表皮に形成
された開口が、それらの開口縁部に固着された第
一及び第二封鎖部材の係合によつて封鎖されるよ
うになつているため、芯体を表皮内に挿入した後
において、その開口を前記縫製、溶着、カバー類
の取付け等によつて閉じ合せる処理をする必要が
ない。これにより、表皮付発泡成形品をより簡単
に製造することができるようになる。
された開口が、それらの開口縁部に固着された第
一及び第二封鎖部材の係合によつて封鎖されるよ
うになつているため、芯体を表皮内に挿入した後
において、その開口を前記縫製、溶着、カバー類
の取付け等によつて閉じ合せる処理をする必要が
ない。これにより、表皮付発泡成形品をより簡単
に製造することができるようになる。
ところで、表皮の開口を係合部材にて閉じ合せ
る技術が、本願の先願たる特願昭60−176158号
(特開昭62−35811号公報参照)にて提案されてい
る。第10図はその一例を示したものであり、図
中100は表皮を、102,104は開口を、1
06,108は係合部材を、110は環状の芯体
をそれぞれ示している。
る技術が、本願の先願たる特願昭60−176158号
(特開昭62−35811号公報参照)にて提案されてい
る。第10図はその一例を示したものであり、図
中100は表皮を、102,104は開口を、1
06,108は係合部材を、110は環状の芯体
をそれぞれ示している。
ところが、この技術手段においては、係合部
材、特に芯体110に近接する表皮内周の係合部
材106,108が、表皮内面より芯体110に
向つて立上つた状態で、つまり表皮100の環周
面とほぼ直角な方向に配向した状態で互いに係合
するようにされているため、かかる係合部材10
6,108の大きさ、或いは表皮100内にセツ
トされる芯体110の位置によつては、これら係
合部材106,108と芯体110とが干渉する
おそれがあり、発泡成形品の種類、形状によつて
は、このような方法で表皮の開口を閉じ合せるこ
とが困難となる。
材、特に芯体110に近接する表皮内周の係合部
材106,108が、表皮内面より芯体110に
向つて立上つた状態で、つまり表皮100の環周
面とほぼ直角な方向に配向した状態で互いに係合
するようにされているため、かかる係合部材10
6,108の大きさ、或いは表皮100内にセツ
トされる芯体110の位置によつては、これら係
合部材106,108と芯体110とが干渉する
おそれがあり、発泡成形品の種類、形状によつて
は、このような方法で表皮の開口を閉じ合せるこ
とが困難となる。
これに対し、本考案の発泡成形品は、表皮内の
芯体に近接して位置する封鎖部材が、表皮の環周
面に沿つて寝た状態で互いに係合するようにされ
ているため、上記のような問題を生じない。
芯体に近接して位置する封鎖部材が、表皮の環周
面に沿つて寝た状態で互いに係合するようにされ
ているため、上記のような問題を生じない。
すなわち、本考案はどのような形状、サイズ、
種類の成形品にも適用することができる特徴を有
しているのである。
種類の成形品にも適用することができる特徴を有
しているのである。
(実施例)
次に本考案の実施例を図面に基いて詳しく説明
する。
する。
第2図は自動車用ヘツドレストの一例を示した
ものである。このヘツドレストは、ヘツドレスト
本体10と、これから延び出す2本のステー12
とを備えており、そのステー12によつて自動車
シートに取り付けられるようになつている。ヘツ
ドレスト本体10は、正面形状が矩形環状をなし
ており、その中央部分に凹所14が形成されてい
る。ヘツドレスト本体10は、第1図に示すよう
に、断面が環状且つ袋状の表皮16と、表皮16
に包まれたポリウレタン発泡体18と、その内部
所定位置に埋設された芯体20とから成つてい
る。芯体20は、前記ステー12に連続して形成
されたものであつて、ヘツドレスト本体10の形
状に対応した矩形環状を成しており、これにより
ヘツドレスト本体10が、環全周に渡つて補強さ
れている。
ものである。このヘツドレストは、ヘツドレスト
本体10と、これから延び出す2本のステー12
とを備えており、そのステー12によつて自動車
シートに取り付けられるようになつている。ヘツ
ドレスト本体10は、正面形状が矩形環状をなし
ており、その中央部分に凹所14が形成されてい
る。ヘツドレスト本体10は、第1図に示すよう
に、断面が環状且つ袋状の表皮16と、表皮16
に包まれたポリウレタン発泡体18と、その内部
所定位置に埋設された芯体20とから成つてい
る。芯体20は、前記ステー12に連続して形成
されたものであつて、ヘツドレスト本体10の形
状に対応した矩形環状を成しており、これにより
ヘツドレスト本体10が、環全周に渡つて補強さ
れている。
一方、表皮16は、第2図及び第3図に示すよ
うに、複数の表皮材片16a,16b,……を裏
返した状態において、縫製等にて継ぎ合せたもの
であり、その接合部の一部、具体的には空所14
周りの内周全体と、外周の一辺部分(下辺部分)
のみが可撓性を有するプラスチツク製の封鎖部材
22,24,26及び28,30にて接合されて
いる。
うに、複数の表皮材片16a,16b,……を裏
返した状態において、縫製等にて継ぎ合せたもの
であり、その接合部の一部、具体的には空所14
周りの内周全体と、外周の一辺部分(下辺部分)
のみが可撓性を有するプラスチツク製の封鎖部材
22,24,26及び28,30にて接合されて
いる。
封鎖部材22(第一封鎖部材)及び24(第二
封鎖部材)は、それぞれ第4図に示すように、薄
板状且つヘツドレスト本体10の内周に沿つた矩
形環状を成しており、そしてヘツドレスト本体1
0の幅方向の中心寄りの位置において、多数の突
起32が全周に渡つて形成されている。これらの
突起32は、第5図に示すように、各先端に三角
錐状の係合頭部34を有し、これら係合頭部34
において、今一方の封鎖部材26に係合させられ
ている。
封鎖部材)は、それぞれ第4図に示すように、薄
板状且つヘツドレスト本体10の内周に沿つた矩
形環状を成しており、そしてヘツドレスト本体1
0の幅方向の中心寄りの位置において、多数の突
起32が全周に渡つて形成されている。これらの
突起32は、第5図に示すように、各先端に三角
錐状の係合頭部34を有し、これら係合頭部34
において、今一方の封鎖部材26に係合させられ
ている。
一方、封鎖部材26は、ヘツドレスト本体10
の内周に沿つた形の板状矩形環体を上下に二分割
した形態をなしており、またその幅方向のほぼ中
央においてくの字状に折れ曲がつている。そして
この折れ曲り線の両側には、係合穴36が全周に
渡つて形成されており、この係合穴36に前記封
鎖部材22,24の突起32が係合させられてい
る。尚、各係合穴36の縁部には、第5図に示す
ように、切欠38が形成されており、封鎖部材2
2,24の突起32をこれら係合穴36に嵌め込
む際、係合穴36周辺部が容易に弾性変形し得る
ようにされている。
の内周に沿つた形の板状矩形環体を上下に二分割
した形態をなしており、またその幅方向のほぼ中
央においてくの字状に折れ曲がつている。そして
この折れ曲り線の両側には、係合穴36が全周に
渡つて形成されており、この係合穴36に前記封
鎖部材22,24の突起32が係合させられてい
る。尚、各係合穴36の縁部には、第5図に示す
ように、切欠38が形成されており、封鎖部材2
2,24の突起32をこれら係合穴36に嵌め込
む際、係合穴36周辺部が容易に弾性変形し得る
ようにされている。
他方、表皮16外周の一辺部分(下辺部分)に
配置された封鎖部材28及び30は、それぞれほ
ぼ真直な板状を成しており、その各々に連続的な
溝状の係合凹部と係合突条とが形成されていて、
それら係合凹部と係合突条とが互いに係合させら
れている。
配置された封鎖部材28及び30は、それぞれほ
ぼ真直な板状を成しており、その各々に連続的な
溝状の係合凹部と係合突条とが形成されていて、
それら係合凹部と係合突条とが互いに係合させら
れている。
次に本例のヘツドレストの製造手順について説
明する。
明する。
先ず、表皮16を構成すべき複数の表皮材の小
片16a,16b,……を用意し、そしてこれら
を裏返し状態において互いに接合する。この時、
前記空所14周りの内周に位置する部分、及び外
周の一辺(下辺)に位置する部分のみが未接合の
まま残しておき、ここに封鎖部材20,22及び
28,30を固着する。尚、封鎖部材22,24
については、第3図に示すように、これらを表皮
16の裏側に密着させた状態において、表皮16
の端縁部を、それら端縁部が封鎖部材22,24
を包み込むように裏側に折り返し、同時に封鎖部
材22,24の係合突起を表皮16端縁部に形成
した貫通穴から突き出させた状態で、これら封鎖
部材22,24を表皮16の裏面に固着する。
片16a,16b,……を用意し、そしてこれら
を裏返し状態において互いに接合する。この時、
前記空所14周りの内周に位置する部分、及び外
周の一辺(下辺)に位置する部分のみが未接合の
まま残しておき、ここに封鎖部材20,22及び
28,30を固着する。尚、封鎖部材22,24
については、第3図に示すように、これらを表皮
16の裏側に密着させた状態において、表皮16
の端縁部を、それら端縁部が封鎖部材22,24
を包み込むように裏側に折り返し、同時に封鎖部
材22,24の係合突起を表皮16端縁部に形成
した貫通穴から突き出させた状態で、これら封鎖
部材22,24を表皮16の裏面に固着する。
次に、このようにして相接合され且つ封鎖部材
22,24,28,30が固着された表皮16を
裏返しする。この時環状の封鎖部材22,24
は、第6図に示すように、空所14を囲む内周全
体に渡つて、互いに隣接し且つ対向した状態とな
る。すなわち、表皮16の内周全体に渡つてその
一部を切り開いた形態の開口40が形成された状
態となるのである。逆に言えば、前記表皮材16
a,16b,……の接合段階で、このような開口
40が形成されるように、各表皮材片16a,1
6b,……が接合されているのである。
22,24,28,30が固着された表皮16を
裏返しする。この時環状の封鎖部材22,24
は、第6図に示すように、空所14を囲む内周全
体に渡つて、互いに隣接し且つ対向した状態とな
る。すなわち、表皮16の内周全体に渡つてその
一部を切り開いた形態の開口40が形成された状
態となるのである。逆に言えば、前記表皮材16
a,16b,……の接合段階で、このような開口
40が形成されるように、各表皮材片16a,1
6b,……が接合されているのである。
次に、第6図に示すように、表皮下辺部分の開
口42及び表皮内周面の開口40を通じて、環状
の芯体20を表皮16内部に挿入し、且つ所定位
置にセツトする。続いて封鎖部材22及び24と
封鎖部材26とを係合させることによつて表皮1
6内周面の開口40を封鎖し、また封鎖部材28
と30とを係合させて、表皮16下辺部分の開口
42を封鎖する。この時、表皮16の内周面に位
置する封鎖部材22と24とは、表皮16の環周
面に沿つた方向に配向した状態で、つまり環周面
に沿つて寝た状態で互いに係合する。封鎖部材2
2及び24の係合突起32、更に封鎖部材26の
係合穴36が、封鎖部材22,24,26の各板
面に直角な方向に形成されているからである。1
6の開口40,42を封鎖したところで、表皮1
6を芯体20とともに金型内にセツトし、そして
表皮16の下辺部分に予め形成しておいた注入口
44から発泡材料を注入し発泡させる。次いでこ
れを金型から取り出して注入口44をキヤツプ4
6にて塞ぐと、第1図に示す状態のヘツドレスト
が得られる。
口42及び表皮内周面の開口40を通じて、環状
の芯体20を表皮16内部に挿入し、且つ所定位
置にセツトする。続いて封鎖部材22及び24と
封鎖部材26とを係合させることによつて表皮1
6内周面の開口40を封鎖し、また封鎖部材28
と30とを係合させて、表皮16下辺部分の開口
42を封鎖する。この時、表皮16の内周面に位
置する封鎖部材22と24とは、表皮16の環周
面に沿つた方向に配向した状態で、つまり環周面
に沿つて寝た状態で互いに係合する。封鎖部材2
2及び24の係合突起32、更に封鎖部材26の
係合穴36が、封鎖部材22,24,26の各板
面に直角な方向に形成されているからである。1
6の開口40,42を封鎖したところで、表皮1
6を芯体20とともに金型内にセツトし、そして
表皮16の下辺部分に予め形成しておいた注入口
44から発泡材料を注入し発泡させる。次いでこ
れを金型から取り出して注入口44をキヤツプ4
6にて塞ぐと、第1図に示す状態のヘツドレスト
が得られる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態において構成することが可能である。
例えば、上例では表皮16の内周に位置する封鎖
部材22,24が芯体に近接していることから、
これらを表皮16の環周面に沿つた方向に配向さ
せて芯体20との干渉を防ぐようにしているが、
表皮16の下辺部分に配設される封鎖部材28,
30が芯体20に干渉するおそれがある時には、
これを同じく環周面に沿つて寝かせた状態で互い
に係合させることも可能である。
の他の形態において構成することが可能である。
例えば、上例では表皮16の内周に位置する封鎖
部材22,24が芯体に近接していることから、
これらを表皮16の環周面に沿つた方向に配向さ
せて芯体20との干渉を防ぐようにしているが、
表皮16の下辺部分に配設される封鎖部材28,
30が芯体20に干渉するおそれがある時には、
これを同じく環周面に沿つて寝かせた状態で互い
に係合させることも可能である。
また表皮16の外周部分に開口が形成される場
合には、この外周の開口に上記のごとき封鎖部材
を配設してその開口を塞ぐようにすることも可能
である。
合には、この外周の開口に上記のごとき封鎖部材
を配設してその開口を塞ぐようにすることも可能
である。
更に、上例では第一封鎖部材22と第二封鎖部
材24とを間接部材たる第三封鎖部材26を介し
て係合させるようにしているが、第9図に示すよ
うに、第一封鎖部材48と第二封鎖部材50とを
直接係合させることも可能であるし、その係合手
段たる係合突起32と係合穴36とを互いに反対
の側に形成することも可能である。
材24とを間接部材たる第三封鎖部材26を介し
て係合させるようにしているが、第9図に示すよ
うに、第一封鎖部材48と第二封鎖部材50とを
直接係合させることも可能であるし、その係合手
段たる係合突起32と係合穴36とを互いに反対
の側に形成することも可能である。
この他、本考案を第8図に示すごとき形態のヘ
ツドレスト、すなわちその2個所に空所52,5
4が形成されたヘツドレスト56に対して、或い
はかかるヘツドレスト以外の他の表皮付発泡成形
品に対して適用することも可能である等、本考案
は当業者の知識に基いて様々な変形を加えた形態
で構成することが可能である。
ツドレスト、すなわちその2個所に空所52,5
4が形成されたヘツドレスト56に対して、或い
はかかるヘツドレスト以外の他の表皮付発泡成形
品に対して適用することも可能である等、本考案
は当業者の知識に基いて様々な変形を加えた形態
で構成することが可能である。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案は、表皮に形成し
た開口を封鎖部材にて封鎖するようにとともに、
表皮内部の芯体に近接して位置する封鎖部材を、
表皮の環周面に沿つて寝かせた状態で互いに係合
させるようにしたものである。
た開口を封鎖部材にて封鎖するようにとともに、
表皮内部の芯体に近接して位置する封鎖部材を、
表皮の環周面に沿つて寝かせた状態で互いに係合
させるようにしたものである。
かかる本考案は、表皮の開口を縫製、溶着、カ
バー類の取付け等によつて閉じる必要をなくし、
以て表皮付発泡成形品をより簡単に製造できるよ
うにするとともに、成形品の外観向上に寄与する
など優れた効果を奏する。
バー類の取付け等によつて閉じる必要をなくし、
以て表皮付発泡成形品をより簡単に製造できるよ
うにするとともに、成形品の外観向上に寄与する
など優れた効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例であるヘツドレスト
の要部断面図であり、第2図はそのヘツドレスト
の斜視図である。第3図は同じヘツドレストの一
製造工程を示す切欠斜視図であり、第4図は第1
図における第一、第二、第三封鎖部材を分解した
状態で示す斜視図である。第5図はその封鎖部材
の係合突起と係合穴とを拡大して示す要部斜視図
であり、第6図及び第7図は第1図に示すヘツド
レストの一製造工程を示す切欠斜視図である。第
8図は本考案を適用すべき他の形態のヘツドレス
トの斜視図であり、第9図は本考案の他の実施例
において採用される第一封鎖部材と第二封鎖部材
との係合関係を示す要部斜視図である。第10図
は本願の先願において開示されたヘツドレストの
要部斜視図(一部切欠)である。 16:表皮、18:発泡体、20:芯体、2
2,24,26:封鎖部材、40:開口。
の要部断面図であり、第2図はそのヘツドレスト
の斜視図である。第3図は同じヘツドレストの一
製造工程を示す切欠斜視図であり、第4図は第1
図における第一、第二、第三封鎖部材を分解した
状態で示す斜視図である。第5図はその封鎖部材
の係合突起と係合穴とを拡大して示す要部斜視図
であり、第6図及び第7図は第1図に示すヘツド
レストの一製造工程を示す切欠斜視図である。第
8図は本考案を適用すべき他の形態のヘツドレス
トの斜視図であり、第9図は本考案の他の実施例
において採用される第一封鎖部材と第二封鎖部材
との係合関係を示す要部斜視図である。第10図
は本願の先願において開示されたヘツドレストの
要部斜視図(一部切欠)である。 16:表皮、18:発泡体、20:芯体、2
2,24,26:封鎖部材、40:開口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面が環状且つ袋状を成す表皮の内部所定位
置に芯体を挿入、セツトするとともに、該表皮
の内部において発泡材料を発泡させて該表皮の
内部を発泡体で埋めて成る発泡成形品におい
て、 前記表皮に、前記芯体を挿入するための開口
を形成して該開口の相対向する一対の縁部のそ
れぞれに板状の第一及び第二封鎖部材を固着
し、前記芯体の挿入後前記発泡材料の発泡に先
立つて、それら第一及び第二封鎖部材を直接若
しくは他部材を介して係合させることにより前
記表皮の開口を封鎖するようにするとともに、
それら封鎖部材の、少なくとも前記表皮内に配
置された芯体に近接する一部を、前記表皮の環
周面に沿つて寝かせた状態で互いに係合させる
ようにしたことを特徴とする表皮付発泡成形
品。 (2) 前記発泡成形品が、正面形状において環状を
成し、その中央部に凹所が形成されている自動
車用ヘツドレストである実用新案登録請求の範
囲第1項に記載の表皮付発泡成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7217486U JPH03335Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7217486U JPH03335Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182710U JPS62182710U (ja) | 1987-11-19 |
JPH03335Y2 true JPH03335Y2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=30915393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7217486U Expired JPH03335Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03335Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4653432B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2011-03-16 | テイ・エス テック株式会社 | ヘッドレストおよび車両用シート並びにヘッドレストの製造方法 |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP7217486U patent/JPH03335Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182710U (ja) | 1987-11-19 |
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