JPH11313426A - 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具 - Google Patents

電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具

Info

Publication number
JPH11313426A
JPH11313426A JP10119688A JP11968898A JPH11313426A JP H11313426 A JPH11313426 A JP H11313426A JP 10119688 A JP10119688 A JP 10119688A JP 11968898 A JP11968898 A JP 11968898A JP H11313426 A JPH11313426 A JP H11313426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
temporary fixing
mounting
mounting body
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10119688A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototaka Yana
基孝 梁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10119688A priority Critical patent/JPH11313426A/ja
Publication of JPH11313426A publication Critical patent/JPH11313426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内壁の厚さ、および内壁に穿設される開口と
取付体とのあいだの遊びに影響されることなく取付体を
内壁に仮止めすることができ、かつ繰り返し使うことが
できる仮止め具を提供すること。 【解決手段】 基部と、該基部に設けられ、基部から延
びる腕の先端に設けられた爪と、前記基部に旋回自在に
支持された押さえ部とからなる仮止め具であって、前記
爪が設けられた腕を2つ備え、該2つの腕が互いに略平
行であり、前記押さえ部が基部から離れる方向に付勢さ
れてなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続器具取付体
および該取付体の仮止め具に関する。さらに詳しくは、
コンセントまたはスイッチを取り付けるためのボックス
またはプレートを壁に取り付けるための仮止め具および
当該仮止め具と組み合わせて用いるのに適した電気接続
器具取付体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、電気コンセント(またはスイッチ)51は、電気接
続器具を取り付けるための本体(以下、「取付体」とい
う)52と、レセプタクルまたはスイッチを取り付ける
ための取付板(以下、「プレート」という)53と、枠
体54および蓋体55からなる保護カバーと、レセプタ
クル56とから構成される。レセプタクル56は、その
前面側近辺をプレート53に保持され、組み立てられた
とき取付体52内に配置されることになる。
【0003】図13に示された従来技術1の設置方法
は、(1)まず外壁EWにスペーサ57を介して取付体
52を取り付ける工程、(2)つぎに内壁IWを設置
し、内壁IWに取付体52の前面が露出するように開口
部Hを形成する工程、(3)内壁IWに壁紙Pを貼り、
開口部Hの位置を切り取る工程、(4)電力供給用ケー
ブルEを、プレート53に固定されたレセプタクル56
に接続し、ついで内壁IWおよび壁紙Pを介して雄ねじ
T1と取付体52の雌ねじFTとを係合させてプレート
53を取付体52に取り付ける工程、(5)開口部から
部分的に露出したプレート53に形成された雌ねじ部
に、雄ねじT2を係合させて、プレート53に枠体54
を取り付ける工程、および(6)蓋体55を枠体54に
嵌着する工程によって、電気コンセントが設置される。
【0004】かかる従来技術1の設置方法のばあい、
工程が多い、取付体52が外壁に固定されるため、電
気コンセントが室内側に露出しうるように開口を設ける
ことが困難であり、きわめて高い熟練性が要求されると
いう問題がある。
【0005】本体を外壁EWに取り付ける代わりに、図
14の(a)に示される取付体52を用いた設置方法
(以下、「従来技術2」という)が知られている。
【0006】従来技術2は、取付体52を外壁EWに設
けることを回避したものであり、取付体52の上下2カ
所に鍔FLが着脱自在に設けられている。鍔FLには軸
AXと、当接部60とが形成されており(図14の
(b)参照)、この軸AXが取付体に設けられた溝Gに
摺動自在に設けられている。
【0007】従来技術2のばあい、取付体52を外壁E
W(図13参照)に設ける必要がない。従来技術2のば
あいの取付体の取付方法はつぎのとおりである。
【0008】(a)まず、上下2カ所の鍔FLを寝かし
た状態(図14の(a)において実線で示された状態)
にして、内壁IWに穿設された開口部H(図13参照)
に挿通する。
【0009】(b)取付体52の開口OPから手を通し
て指で鍔FLを起立させた状態(図14の(a)におい
て2点鎖線で示された状態)にする。このようにする
と、取付体52が内壁IWに仮止めされる。
【0010】(c)ついで、前述の従来技術1の工程
(4)を実行すると、雄ねじT1が本体52の雌ねじF
Tおよび鍔FLの雌ねじ60と係合し、取付体52およ
びプレート53が内壁IWにしっかりと固定される。
【0011】この後の工程は、前述の従来技術1の工程
(5)以降と同じである。
【0012】また、取付体を外壁EWに取り付ける代わ
りに、図15に示される取付体52を用いた設置方法
(以下、「従来技術3」という)も知られている。
【0013】従来技術3も従来技術2と同様に、取付体
52を外壁EWに設けることを回避した例であるが、取
付体52の上下2カ所に鍔FLが回転自在に設けられて
いる。鍔FLの回転軸は、取付体52にプレート53を
取り付けるための雄ねじT1と同軸である。
【0014】(a1)まず、上下2カ所の鍔FLを寝か
した状態(図15において実線で示された状態)にし
て、内壁IWに穿設された開口部H(図13参照)に挿
通する。
【0015】(b1)取付体52の雌ねじ部FTに、鍔
FLを回転させるための特殊なねじを挿入し、このねじ
を捩子回しによって回転させて鍔FLを起立させた状態
(図15において2点鎖線で示された状態)にする。こ
のようにすると、取付体52が内壁IWに仮止めされ
る。
【0016】この後の工程は、前述の従来技術1の工程
(4)以降と同じである。
【0017】従来技術2および3は、いずれも取付体5
2を内壁IWに仮止めすることによって、前述の従来技
術1の問題点を解消しようとしているが、仮止めのため
に取付体に、上下1対の鍔を着脱自在または回転自在に
設ける必要があり、部品点数が多く、また構造が複雑で
あるという問題がある。
【0018】さらに、通常、開口部Hは正確に穿設され
ないため、開口Hと取付体52とのあいだには、遊びが
存在する。このため、開口のあけかたによっては、鍔F
Lがあるにも拘らず鍔としての機能を果たさないことも
あるそのうえさらに、マンションなどの住宅用の内壁I
Wの厚さは数種類存在し、1つの寸法に統一されておら
ない。このため、内壁の厚さ毎に、異なる奥行き寸法の
取付体を用意する必要があるという問題もある。
【0019】本発明は、かかる従来の問題点を解消し、
内壁の厚さ、および内壁に穿設される開口と取付体との
あいだの遊びに影響されることなく取付体を内壁に仮止
めすることができ、かつ繰り返し使うことができる仮止
め具および該仮止め具を用いて壁孔に仮止めするのに適
した取付体を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にか
かわる仮止め具は、基部と、該基部に設けられ、基部か
ら延びる腕の先端に設けられた爪と、前記基部に旋回自
在に支持された押さえ部とからなる仮止め具であって、
前記爪が設けられた腕を2つ備え、該2つの腕が互いに
略平行であり、前記押さえ部が基部から離れる方向に付
勢されてなることを特徴としている。
【0021】また、前記腕に櫛の歯状に複数の切り欠き
が設けられると、内壁の厚さに影響されることなく電気
接続器具取付体(以下、取付体という)を内壁に仮止め
することができるので好ましい。
【0022】本発明の第2の態様にかかわる取付体は、
前述の本発明の第1の態様にかかわる仮止め具によって
壁孔に仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたはコンセ
ントと固定されうる取付体であって、該取付体がスイッ
チまたはコンセントの結線部を取り囲み、仮止め具の爪
を係止する係止孔を備え、壁と当接する鍔が設けられて
なることを特徴としている。
【0023】また、本発明の第3の態様にかかわる取付
体は、前述の本発明の第1の態様にかかわる仮止め具に
よって壁孔に仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたは
コンセントと固定されうる取付体であって、該取付体が
壁と当接する枠状の取付具と、取付具に着脱自在に設け
られるカバーとからなり、該カバーがスイッチまたはコ
ンセントの結線部を取り囲み、該取付具が仮止め具の腕
の櫛の歯状の切り欠きの1つに係止されうることを特徴
としている。
【0024】また、本発明の第4の態様にかかわる取付
体は、前述の本発明の第1の態様にかかわる仮止め具に
よって壁孔に仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたは
コンセントと固定されうる取付体であって、該取付体が
枠状の取付具からなり、該取付具が仮止め具の腕の櫛の
歯状の切り欠きの1つに係止されてなることを特徴とし
ている。
【0025】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しつつ、本発明の
一実施の形態にかかわる取付体および該取付体の仮止め
具を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施の形態にかかわる仮
止め具の一例を示す斜視図、図2は図1の仮止め具の断
面説明図、図3は図1の仮止め具を用いた、本発明の取
付体を内壁に仮止めする要領を示した説明図、図4は図
3の仮止め要領を示す断面説明図、図5は取付体が内壁
に仮止めされた状態を示す断面説明図、図6は仮止めの
後の工程を示す説明図、図7は本発明の仮止め具を用い
て内壁に取り付けられる、本発明の一実施の形態にかか
わる取付体の一例を示す斜視図、図8は図1の仮止め具
を用いて内壁に取付けられる本発明の一実施の形態にか
かわる取付具の一例を示す平面図、図9は図1の仮止め
具を用いた、図8の取付具の内壁への取付要領を示す工
程説明図、図10は図8の取付具の取付要領を示す工程
説明図、図11は図8の取付具の取付要領を示す工程説
明図、図12は仮止めされた取付具のカバーの取付要領
を示す工程説明図である。
【0027】図1および2を参照すると、本実施の形態
にかかわる仮止め具1は、基部2と、基部2に設けられ
た互いに平行に延びる1対の腕3と、基部2に旋回自在
に支持された押さえ部4とから構成される。
【0028】腕3の先端には、それぞれ爪Nが設けられ
ている。
【0029】本実施の形態のばあい、押さえ部4は、全
体の形状がほぼコ字を呈し、両端にばね10が形成さ
れ、中央には摘み部4aが形成されている。ばね10は
軸受5に支持された軸6によって挿通されている(図2
参照)。押さえ部4は基部2から離れる方向に付勢され
るものであれば、どのような形状でもよく、図2に示さ
れた形状および構成に限定されることはない。
【0030】また本実施の形態のばあい、1対の腕3に
はそれぞれ櫛の歯状に複数の切り欠き(以下、「スリッ
ト」という)Sが設けられている。腕3の長さを長くし
て複数のスリットSを設けるようにすると、内壁(以
下、単に「壁」という)IWの厚さにある程度関係なく
後述する取付体52または取付具52pを内壁IWに仮
止めすることができるという利点があるので好ましい
が、スリットが形成されていないものも本発明に含まれ
る。なお、スリットを設けたばあい、スリットに取付具
52pの内周部52pe(図8参照)が係止され、固定
されるため、取付体を壁孔内に挿入するときに、その姿
勢を腕とほぼ垂直に保つことができるので挿入し易いこ
とをスリットの他の利点としてあげることができる。
【0031】つぎに叙上の本実施の形態の仮止め具1を
用いて、取付体52を壁IWに形成された取付孔(以
下、「壁孔」という)Hに設置する方法を説明する(図
3〜6参照)。
【0032】(I)仮止め具1の爪Nを取付体52の箱
部上面52uに設けられた爪孔Aに挿入し、仮止め具1
と取付体52とを組み合わせる。
【0033】(II)ついで、取付体52を壁孔Hから壁
の内側へ挿入し(図4参照)、取付体52の上端と、ば
ね10によって基部2から離れる方向に付勢された、仮
止め具1の押さえ部4とで壁孔Hの上縁部IWaを挾持
させる(図5参照)。これにより、取付体52の壁孔H
への仮止めがなされる。
【0034】(III)配線ケーブルCを、プレート53
に固定されたスイッチSWに接続し、ついで壁IWを介
して雄ねじT1と取付体52の雌ねじFTとを係合させ
て、プレート53を取付体52に取り付ける。
【0035】(IV)壁孔Hから露出したプレート53に
形成された雌ねじ部に、雄ねじT2を係合させて、プレ
ート53に枠体54を取り付ける。
【0036】(V)蓋体55を枠体54に嵌着する。
【0037】なお、前記工程(II)において、あらかじ
め仮止め具1と取付体52とを組み合わせずに、取付体
52のみを壁孔Hから壁IWの内側へ挿入したのち、仮
止め具1を壁IWの内側の取付体52と組み合わせて、
壁孔Hの上縁部IWaを挾持させるようにしてもよい。
【0038】叙上のように取付体52を壁孔Hに仮止め
しておくと、図6に示されるスイッチSWまたは図13
に示されるコンセント56のいずれでも取り付けが可能
になる。したがって、取付体52を当初からコンセント
用またはスイッチ用のいずれかのボックスと予定してお
くことなく、壁孔Hへの取付作業を進めることができ
る。またコンセント、スイッチのいずれを取り付けるか
の最初の予定を変更することももちろん容易である。さ
らに、取付体52にコンセントまたはスイッチを取り付
けたのちは、もはや仮止めしておく必要がないので、仮
止め具1を取付体52から外し、他のコンセントまたは
スイッチの仮止め用に繰り返し用いることができる。
【0039】スイッチやコンセントに用いられる取付体
は、箱状の構造を有するもの、たとえば図7に示される
構造が用いられれることが望ましい。その理由は、壁に
は断熱材としてグラスウールが設けられていることが多
いが、スイッチの開閉動作によるアークによって火災を
起こさないようにするために、結線部などを取り囲む箱
状の構造が要求されるからである。
【0040】したがって、本発明の仮止め具1は、図7
に示されるような取付体52に好適に適用される。
【0041】この取付体52の箱部上面52uには仮止
め具1の爪Nを挿入するための爪孔Aが設けられてい
る。また取付体52には、前述のプレート53と相俟っ
て壁IWを挾持するための鍔FLが上下に形成されてお
り(図5参照)、また鍔FLには壁IWの裏面との密着
性を高めるために数条のリブFLaが形成されている。
【0042】さらに、取付体52の背面52bおよび上
面52uには、配線ケーブルCを取付体52内に導入す
るための孔52hが2つずつ設けられているが、出荷時
には、孔52hが、すべてまたはいくつかが脆弱に支持
された蓋52cによって閉鎖されているようにしてもよ
い。壁孔Hへの設置の際に、配線上もっとも都合のよい
蓋52cを指の押圧力で解放し、配線ケーブルCを導入
する。また、取付体52の材料としては金属、合成樹脂
またはそれらを組み合わせたものが採用されうる。
【0043】なお、本発明の仮止め具の材料としては、
金属、合成樹脂またはそれらを組み合わせたものが採用
される。また、図7においてT1で示される雄ねじは、
プレート53を取付体52に取り付けるときに使われる
ねじであり、取付体52を壁に当接させる前に予め取付
体52より取りはずされる。
【0044】なお、壁間距離に余裕があるばあい、取付
体52の外形寸法は、その四周が当該取付体52が壁孔
Hの周縁部に接触しうるように、上下方向だけでなく横
方向も壁孔Hの寸法も若干大きくするのが好ましい。
【0045】つぎに図8〜11を参照しながら、本発明
の他の実施の形態にかかわる取付具を壁孔に取り付ける
方法について説明する。
【0046】本実施の形態にかかわる取付体52は、壁
の裏側に設置される枠状の取付具52pと、該取付具5
2pに着脱自在に設けられる箱状のカバー100とから
構成される。
【0047】取付具52pは、図8に示されているよう
に、略矩形状を呈しており、図6に示されている雄ねじ
T1と螺合する雌ねじFTが形成されている。この雌ね
じFTはねじが通り易いようにバーリング加工されてい
る。前記取付体52pの寸法P1、P2(図8参照)
は、取付具52pの四周が壁孔Hの周縁部に接触しうる
ように壁孔Hの寸法L1、L2(図9参照)よりもそれ
ぞれ若干大きくしている。また取付具52pには、内周
部52peが形成されており、この内周部が前述の仮止
め具1に形成されたスリットSに係止される。
【0048】カバー100には、取付具52pに係止す
るための係止部110が設けられている。また、カバー
100の側部または底部には電線を挿通するための貫通
孔が図7の取付体52と同様に設けられている。
【0049】取付具52pおよびカバー100の材料は
金属、合成樹脂など従来よりコンセントまたはスイッチ
用のボックスおよびボックスの取付具に採用されていた
ものが用いられる。
【0050】つぎにかかる構成の取付体の取付方法を説
明する。
【0051】取付具52pを壁IWの取付孔Hから壁I
Wの内側へ挿入し(図10参照)、取付具52pを壁孔
Hの周辺に密着させるようにしてから、取付具52pの
下端部を指などにより保持しながら、取付具52pの孔
Hpの上縁部IWaが仮止め具1の複数のスリットSの
いずれかに係止されるようにして、仮止め具1を取付具
52pと組み合わせ、ついで取付具52pの上端と仮止
め具の押さえ部4(ばね10により後方向に付勢されて
いる)とで壁孔Hの上縁部IWaを挟持させる(図11
参照)ことにより、取付具の壁孔Hへの仮止めができ
る。ついで、カバー100を壁孔H正面から取り付け
る。
【0052】なお、図8に示された取付具52pは、す
でに述べたように、図12に示される箱状のカバー10
0と組み合わせることが好ましいが、電気接続器の取付
場所によっては、カバー100と組み合わせずに取付具
52pを取付体として単独で用いることができる。
【0053】このように取付具を壁孔Hに仮止めしてお
けば、のちにコンセントまたはスイッチのいずれでも取
付が可能になる。したがって、当初からコンセント用ま
たはスイッチ用のいずれかの取付具と予定しておく必要
もなく、壁孔Hへの取付作業を進めることができる。ま
たコンセント、スイッチのいずれを取り付けるかの当初
の予定を変更することももちろん容易である。さらに、
壁間距離が小さいばあい、図3〜6に示される取付体は
壁孔への挿入が難しいという問題があるが、本実施の形
態のばあい、カバーを後から取り付けるので、壁間距離
が小さくても作業が容易であるという利点がある。
【0054】取付具にコンセントまたはスイッチを取り
付けたのち(一端または両端をネジで止めたのち)は、
もはや仮止めしておく必要がないので、仮止め具1を取
付具52pから外し、他の取付の仮止め用に繰り返し用
いることができる。
【0055】なお、本発明の仮止め具は取付体52の上
部に限らず下部において取り付けることもできる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、内壁の厚さ、および内
壁に穿設される開口と取付体または取付具とのあいだの
遊びに影響されることなく、腕に設けられた爪またはス
リットに係止されるものであればいかなる取付体または
取付具でも内壁に仮止めすることができ、かつ繰り返し
使うことができる仮止め具および該仮止め具を用いて壁
孔に仮止めするのに適した取付体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる仮止め具の一
例を示す斜視図である。
【図2】図1の仮止め具の断面説明図である。
【図3】図1の仮止め具を用いた、本発明の取付体を内
壁に仮止めする要領を示した説明図である。
【図4】図3の仮止めの要領を示す断面説明図である。
【図5】取付体が内壁に仮止めされた状態を示す断面説
明図である。
【図6】仮止めの後の工程を示す説明図である。
【図7】本発明の仮止め具を用いて内壁に取り付けられ
る、本発明の一実施の形態にかかわる取付体の一例を示
す斜視図である。
【図8】仮止め具を用いて内壁に取付けられる本発明の
一実施の形態にかかわる取付具の一例を示す平面図であ
る。
【図9】図1の仮止め具を用いた、図8の取付具の取付
要領を示す工程説明図である。
【図10】図8の取付具の取付要領を示す工程説明図で
ある。
【図11】図8の取付具の取付要領を示す工程説明図で
ある。
【図12】仮止めされた図8の取付具へのカバーの取付
け要領を示す工程説明図である。
【図13】従来の電気接続ボックスの設置方法を示す説
明図である。
【図14】従来の取付体の他の例を示す平面図である。
【図15】従来の取付体のさらに他の例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 仮止め具 2 基部 3 腕 4 押さえ部 10 ばね 52 取付体 52p 取付具 100 カバー N 爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、該基部に設けられ、基部から延
    びる腕の先端に設けられた爪と、前記基部に旋回自在に
    支持された押さえ部とからなる仮止め具であって、前記
    爪が設けられた腕を2つ備え、該2つの腕が互いに略平
    行であり、前記押さえ部が基部から離れる方向に付勢さ
    れてなる仮止め具。
  2. 【請求項2】 前記腕に櫛の歯状に複数の切り欠きが設
    けられてなる請求項1記載の仮止め具。
  3. 【請求項3】 前記押さえ部がばねを介して基部に取り
    付けられてなる請求項1または2記載の仮止め具。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の仮止め具に
    よって壁孔に仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたは
    コンセントと固定されうる電気接続器具取付体であっ
    て、該取付体がスイッチまたはコンセントの結線部を取
    り囲み、仮止め具の爪を係止する係止孔を備え、壁と当
    接する鍔が設けられてなることを特徴とする電気接続器
    具取付体。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の仮止め具に
    よって壁孔に仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたは
    コンセントと固定されうる電気接続器具取付体であっ
    て、該取付体が壁と当接する枠状の取付具と、該取付具
    に着脱自在に設けられるカバーとからなり、該カバーが
    スイッチまたはコンセントの結線部を取り囲み、該取付
    具が仮止め具の腕の櫛の歯状の切り欠きの1つに係止さ
    れうることを特徴とする電気接続器具取付体。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載の仮止め具に
    よって仮止めされる、壁を挟んでスイッチまたはコンセ
    ントと固定されうる電気接続器具取付体であって、該取
    付体が枠状の取付具からなり、該取付具が前記仮止め具
    の腕の櫛の歯状の複数の切り欠きの1つに係止されうる
    ことを特徴とする電気接続器具取付体。
JP10119688A 1998-04-28 1998-04-28 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具 Pending JPH11313426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10119688A JPH11313426A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10119688A JPH11313426A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11313426A true JPH11313426A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14767601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10119688A Pending JPH11313426A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11313426A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051171A (ja) * 2009-12-01 2010-03-04 Mosaid Technologies Inc モジュラーコンセント
JP2011128875A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Nippon Conlux Co Ltd リーダライタユニット
US8235755B2 (en) 2003-09-07 2012-08-07 Mosaid Technologies Incorporated Modular outlet
US8243918B2 (en) 2004-02-16 2012-08-14 Mosaid Technologies Incorporated Outlet add-on module

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8235755B2 (en) 2003-09-07 2012-08-07 Mosaid Technologies Incorporated Modular outlet
US8360810B2 (en) 2003-09-07 2013-01-29 Mosaid Technologies Incorporated Modular outlet
US8243918B2 (en) 2004-02-16 2012-08-14 Mosaid Technologies Incorporated Outlet add-on module
JP2010051171A (ja) * 2009-12-01 2010-03-04 Mosaid Technologies Inc モジュラーコンセント
JP2011128875A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Nippon Conlux Co Ltd リーダライタユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5723817A (en) Snap-on wallplate system
JPS63268418A (ja) 情報用ジヨイント装置
JPH11313426A (ja) 電気接続器具取付体および該取付体の仮止め具
US20030226682A1 (en) Alignment plate for wiring devices
JP3815127B2 (ja) 分電盤
EP0686796B1 (fr) Dispositif de support pour goulotte
JPH08249919A (ja) 灯具装着装置
JP2993947B1 (ja) 電気接続器具取付体
JPH0767228A (ja) 電気接続用ボックス
JPH11187516A (ja) 分電盤
JP3363326B2 (ja) パーテション配線システム
US20030226684A1 (en) Robust wiring device cover plate
JPH06153336A (ja) 分電盤
JP3845879B2 (ja) 携帯電話機の搭載装置
US20030226681A1 (en) Robust receptacle system
JPH09261819A (ja) プルボックス
JP3027408U (ja) 壁埋込み型電気機器
JPS5855550Y2 (ja) 電磁接触器
JPH1186926A (ja) 同軸ケーブル接続器
JPH0349170A (ja) コンセント
JP3503503B2 (ja) 配線器具用プレート
JPH09233645A (ja) ジョイントボックス用取付台
JP3509562B2 (ja) 配線器具用プレート
JP2803795B2 (ja) 防水コンセント
JPH06223892A (ja) 端子台