JPH11310284A - エアゾール式噴出器 - Google Patents
エアゾール式噴出器Info
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- JPH11310284A JPH11310284A JP10134669A JP13466998A JPH11310284A JP H11310284 A JPH11310284 A JP H11310284A JP 10134669 A JP10134669 A JP 10134669A JP 13466998 A JP13466998 A JP 13466998A JP H11310284 A JPH11310284 A JP H11310284A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
- B65D83/16—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
- B65D83/22—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means with a mechanical means to disable actuation
- B65D83/224—Tamper indicating means obstructing initial actuation, e.g. removable
- B65D83/226—Tamper indicating means obstructing initial actuation, e.g. removable preventing initial depression of the actuator
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- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】子供の悪戯等による本来の目的以外の噴出防止
を図ると共に、案内板への組付けを容易にして組立性の
向上を図る。 【解決手段】左右の案内板１４の下部に横溝１５を、ま
た前部に上下方向への縦溝１６を、それぞれ形成すると
共に、横溝１５よりも前方の左右案内板部分に、横溝前
端に連続する軸孔１７を形成し、一対の案内板１４間下
部へ前後方向へ摺動自在に嵌合させて、板後端を案内板
間の外部へ突出する２枚の細長弾性板１８の後端に摘み
板１９を連結し、かつその細長板１８前部の左右両外面
から横溝１５内を摺動可能な第１係合突起２０を突設し
て、第１係合突起を軸孔１７内へ回動自在に係合させた
レバー部材Ｄは、細長板１８前端が押下げヘッド外周壁
７後部下端へ係合して、ノズル付き押下げヘッドＢの押
下げを不能にする係合位置を有する。
を図ると共に、案内板への組付けを容易にして組立性の
向上を図る。 【解決手段】左右の案内板１４の下部に横溝１５を、ま
た前部に上下方向への縦溝１６を、それぞれ形成すると
共に、横溝１５よりも前方の左右案内板部分に、横溝前
端に連続する軸孔１７を形成し、一対の案内板１４間下
部へ前後方向へ摺動自在に嵌合させて、板後端を案内板
間の外部へ突出する２枚の細長弾性板１８の後端に摘み
板１９を連結し、かつその細長板１８前部の左右両外面
から横溝１５内を摺動可能な第１係合突起２０を突設し
て、第１係合突起を軸孔１７内へ回動自在に係合させた
レバー部材Ｄは、細長板１８前端が押下げヘッド外周壁
７後部下端へ係合して、ノズル付き押下げヘッドＢの押
下げを不能にする係合位置を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール式噴出器
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に使用されているエアゾール式噴出
容器として、周壁上端部に環状突部を周設すると共に、
頂壁中央部を貫設させて噴出用ステムを上方付勢させて
起立し、該噴出用ステム上端にノズル付き押下げヘッド
を嵌合させたエアゾール缶本体と、上記環状突部外面へ
嵌合させた周壁上端へ付設した内向きフランジを環状突
部上面へ載置し、かつその内向きフランジ内周からキャ
ップ嵌合筒を起立する環状部材とで形成したものが知ら
れている。
容器として、周壁上端部に環状突部を周設すると共に、
頂壁中央部を貫設させて噴出用ステムを上方付勢させて
起立し、該噴出用ステム上端にノズル付き押下げヘッド
を嵌合させたエアゾール缶本体と、上記環状突部外面へ
嵌合させた周壁上端へ付設した内向きフランジを環状突
部上面へ載置し、かつその内向きフランジ内周からキャ
ップ嵌合筒を起立する環状部材とで形成したものが知ら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記エアゾール式噴出
容器はノズル付き押下げヘッドの押下げを不能にするロ
ック手段を有しないため、子供の悪戯等により液体が噴
出させられるおそれがあった。
容器はノズル付き押下げヘッドの押下げを不能にするロ
ック手段を有しないため、子供の悪戯等により液体が噴
出させられるおそれがあった。
【０００４】請求項１記載のエアゾール式噴出器は、基
部材に形成した案内板へ回動自在に枢支させたレバー部
材を、押下げヘッド外周壁から離脱した非係合位置へ回
動させない限り、押下げヘッドの押下げができないよう
にして、子供の悪戯等による本来の目的以外の噴出防止
を図ると共に、レバー部材を細長板体で形成することに
より材料削減を図り、かつ案内板への組付けを容易にし
て組立性の向上を図ろうとするものである。
部材に形成した案内板へ回動自在に枢支させたレバー部
材を、押下げヘッド外周壁から離脱した非係合位置へ回
動させない限り、押下げヘッドの押下げができないよう
にして、子供の悪戯等による本来の目的以外の噴出防止
を図ると共に、レバー部材を細長板体で形成することに
より材料削減を図り、かつ案内板への組付けを容易にし
て組立性の向上を図ろうとするものである。
【０００５】請求項２記載のエアゾール式噴出器は、上
記請求項１記載のエアゾール式噴出器が有する解決課題
を有するほか、レバー部材を２枚の弾性板体で形成し、
弾性板体自体の弾性力により案内板への組付けを可能と
することにより、部品点数の削減と更なる組立性の向上
を図ろうとするものである。
記請求項１記載のエアゾール式噴出器が有する解決課題
を有するほか、レバー部材を２枚の弾性板体で形成し、
弾性板体自体の弾性力により案内板への組付けを可能と
することにより、部品点数の削減と更なる組立性の向上
を図ろうとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の手段として、周壁
１上端部に環状突部２を周設し、かつ頂壁３中央部を貫
設させて噴出用ステム４を上方付勢状態で起立するエア
ゾール缶Ａと、上記噴出用ステム４上端へ嵌合させたス
テム嵌合筒６を頂壁３中央部から垂設すると共に、頂壁
３外周部から外周壁７を垂下したノズル付き押下げヘッ
ドＢと、上記環状突部２の外周面へ緊密に嵌合させた基
筒１０上端から突設した内向きフランジ状頂板１２後部
を切除して前面開口かつ後面閉塞の開口部１３を形成
し、該開口部の左右両部から案内板１４を起立して、両
案内板の下部内面に前後方向への横溝１５を、かつ案内
板前部に上下方向への縦溝１６を、それぞれ形成すると
共に、横溝１５よりも前方の左右案内板部分に、横溝前
端に連続する軸孔１７を形成した基部材Ｃと、上記一対
の案内板１４間下部へ前後方向へ摺動自在に嵌合させ
て、板後端を案内板間の外部へ突出する細長板１８の後
端に摘み板１９を連結し、かつその細長板前部の左右両
面から上記横溝１５内を摺動可能な第１係合突起２０を
突設して、該第１係合突起を上記軸孔１７内へ回動自在
に係合させると共に、細長板後部の左右両面から第２係
合突起２１を突設して、該第２係合突起を上記横溝１５
後部内へ離脱可能に係合させ、更に細長板１８の前端上
面を上記押下げヘッド外周壁７の後部下端へ係合させた
レバー部材Ｄとを有し、上記レバー部材Ｄは、細長板１
８前端が押下げヘッド外周壁７後部下端へ、かつ第２係
合突起２１が横溝１５後部内へ、それぞれ係合して、ノ
ズル付き押下げヘッドＢの押下げを不能にする係合位置
と、上記細長板１８が係合位置から案内板１４内面に摺
動自在に接触して上前方へ回動して、細長板１８前端が
押下げヘッド外周壁７後部下端から離脱すると共に、第
２係合突起２１が縦溝１６上部内へ係合して、ノズル付
き押下げヘッドＢの押下げを可能にする非係合位置とを
有する。
１上端部に環状突部２を周設し、かつ頂壁３中央部を貫
設させて噴出用ステム４を上方付勢状態で起立するエア
ゾール缶Ａと、上記噴出用ステム４上端へ嵌合させたス
テム嵌合筒６を頂壁３中央部から垂設すると共に、頂壁
３外周部から外周壁７を垂下したノズル付き押下げヘッ
ドＢと、上記環状突部２の外周面へ緊密に嵌合させた基
筒１０上端から突設した内向きフランジ状頂板１２後部
を切除して前面開口かつ後面閉塞の開口部１３を形成
し、該開口部の左右両部から案内板１４を起立して、両
案内板の下部内面に前後方向への横溝１５を、かつ案内
板前部に上下方向への縦溝１６を、それぞれ形成すると
共に、横溝１５よりも前方の左右案内板部分に、横溝前
端に連続する軸孔１７を形成した基部材Ｃと、上記一対
の案内板１４間下部へ前後方向へ摺動自在に嵌合させ
て、板後端を案内板間の外部へ突出する細長板１８の後
端に摘み板１９を連結し、かつその細長板前部の左右両
面から上記横溝１５内を摺動可能な第１係合突起２０を
突設して、該第１係合突起を上記軸孔１７内へ回動自在
に係合させると共に、細長板後部の左右両面から第２係
合突起２１を突設して、該第２係合突起を上記横溝１５
後部内へ離脱可能に係合させ、更に細長板１８の前端上
面を上記押下げヘッド外周壁７の後部下端へ係合させた
レバー部材Ｄとを有し、上記レバー部材Ｄは、細長板１
８前端が押下げヘッド外周壁７後部下端へ、かつ第２係
合突起２１が横溝１５後部内へ、それぞれ係合して、ノ
ズル付き押下げヘッドＢの押下げを不能にする係合位置
と、上記細長板１８が係合位置から案内板１４内面に摺
動自在に接触して上前方へ回動して、細長板１８前端が
押下げヘッド外周壁７後部下端から離脱すると共に、第
２係合突起２１が縦溝１６上部内へ係合して、ノズル付
き押下げヘッドＢの押下げを可能にする非係合位置とを
有する。
【０００７】第２の手段として、上記第１の手段を有す
ると共に、上記細長板１８を、左右２枚の弾性板体で形
成し、かつ案内板１４間の外部へ突出する板後端を、互
いに所定の間隔をおいて摘み板１９で連結し、更に上記
一対の横溝１５の左右両面間の間隔を、上記一対の第１
係合突起２０の左右両外面間の間隔よりも小さく定め
た。
ると共に、上記細長板１８を、左右２枚の弾性板体で形
成し、かつ案内板１４間の外部へ突出する板後端を、互
いに所定の間隔をおいて摘み板１９で連結し、更に上記
一対の横溝１５の左右両面間の間隔を、上記一対の第１
係合突起２０の左右両外面間の間隔よりも小さく定め
た。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係るエアゾール式噴出器の一実施形態について説明す
る。Ａはエアゾール缶で、周壁１上端部から肩部を介し
て第１環状突部２を起立させると共に、頂壁３中央部を
貫設させて上方付勢状態で噴出用ステム４を起立し、さ
らに、肩部外周部から第２環状突部５を起立する。
に係るエアゾール式噴出器の一実施形態について説明す
る。Ａはエアゾール缶で、周壁１上端部から肩部を介し
て第１環状突部２を起立させると共に、頂壁３中央部を
貫設させて上方付勢状態で噴出用ステム４を起立し、さ
らに、肩部外周部から第２環状突部５を起立する。
【０００９】Ｂはノズル付き押下げヘッドで、噴出用ス
テム４上端へ嵌合させたステム嵌合筒６を頂壁中央部か
ら垂設すると共に、頂壁外周から外周壁７を垂下する。
テム４上端へ嵌合させたステム嵌合筒６を頂壁中央部か
ら垂設すると共に、頂壁外周から外周壁７を垂下する。
【００１０】Ｃは基部材で、第２環状突部５内面へ嵌合
させた嵌合筒８上端から下方大径のテーパ筒９を突設
し、該テーパ筒上端部内面から基筒１０を垂下して、該
基筒を第１環状突部２外周面へ緊密に嵌合させると共
に、テーパ筒９上端から内向きフランジ１１を突設す
る。ここにおいて基筒１０よりも上方のテーパ筒９部分
と内向きフランジ１１とは内向きフランジ状頂板１２を
形成する。
させた嵌合筒８上端から下方大径のテーパ筒９を突設
し、該テーパ筒上端部内面から基筒１０を垂下して、該
基筒を第１環状突部２外周面へ緊密に嵌合させると共
に、テーパ筒９上端から内向きフランジ１１を突設す
る。ここにおいて基筒１０よりも上方のテーパ筒９部分
と内向きフランジ１１とは内向きフランジ状頂板１２を
形成する。
【００１１】内向きフランジ状頂板１２後部を切除して
前面開口かつ後面閉塞の開口部１３を形成し、該開口部
の左右両部から案内板１４を互いに平行に起立する。そ
して、これら両案内板１４の下端部内面に前後方向への
横溝１５を形成すると共に、案内板１４前端部に上下方
向への縦溝１６を形成し、さらに横溝１５よりも前方の
左右案内板１４部分に、横溝１５前端に連続する軸孔１
７を形成する。この軸孔１７は縦溝１６下端にも連続す
る。なお、これら案内板１４は左右方向から見て扇形状
に形成して、周面を連続する滑らかな曲面に形成する。
また、内向きフランジ１１の前部内周と押下げヘッド外
周壁７の前部下端とを位置決め用の弾性片で連結する。
前面開口かつ後面閉塞の開口部１３を形成し、該開口部
の左右両部から案内板１４を互いに平行に起立する。そ
して、これら両案内板１４の下端部内面に前後方向への
横溝１５を形成すると共に、案内板１４前端部に上下方
向への縦溝１６を形成し、さらに横溝１５よりも前方の
左右案内板１４部分に、横溝１５前端に連続する軸孔１
７を形成する。この軸孔１７は縦溝１６下端にも連続す
る。なお、これら案内板１４は左右方向から見て扇形状
に形成して、周面を連続する滑らかな曲面に形成する。
また、内向きフランジ１１の前部内周と押下げヘッド外
周壁７の前部下端とを位置決め用の弾性片で連結する。
【００１２】Ｄはレバー部材で、左右の案内板１４の横
溝５間へ、前後方向へ摺動自在に嵌合させて、板後端を
案内板１４間の外部後方へ突出する細長板１８の後端に
摘み板１９を連結する。この細長板１８は、請求項２記
載のように、左右２枚の互いに平行な長方形状の細長弾
性板体で形成し、かつ左右一対の案内板１４間の外部後
方へ突出する一対の板後端を、互いに所定の間隔をおい
て摘み板１９で連結する。この摘み板１９の前面は案内
板１４の周面に摺動自在に係合させる。
溝５間へ、前後方向へ摺動自在に嵌合させて、板後端を
案内板１４間の外部後方へ突出する細長板１８の後端に
摘み板１９を連結する。この細長板１８は、請求項２記
載のように、左右２枚の互いに平行な長方形状の細長弾
性板体で形成し、かつ左右一対の案内板１４間の外部後
方へ突出する一対の板後端を、互いに所定の間隔をおい
て摘み板１９で連結する。この摘み板１９の前面は案内
板１４の周面に摺動自在に係合させる。
【００１３】一対の細長弾性板体の前端部の左右両外面
から横溝１５内を摺動可能な円形状の第１係合突起２０
を突設して、該第１係合突起を軸孔１７内へ回動自在に
係合させる。この第１係合突起２０の先端部の前後両部
は前後方向内方へ傾斜する案内面２０ａに形成する。さ
らに、細長板１８後端部の左右両外面から矩形状の第２
係合突起２１を突設して、該第２係合突起を横溝１５後
端部内へ離脱可能に係合させる。第２係合突起２１を横
溝１５から離脱可能にするためには、前者の上下両端を
上下方向へ傾斜するテーパ状又は円弧状に形成するか、
または後者の上下両側壁を上下外方へ傾斜するテーパ状
又は円弧状に形成する。
から横溝１５内を摺動可能な円形状の第１係合突起２０
を突設して、該第１係合突起を軸孔１７内へ回動自在に
係合させる。この第１係合突起２０の先端部の前後両部
は前後方向内方へ傾斜する案内面２０ａに形成する。さ
らに、細長板１８後端部の左右両外面から矩形状の第２
係合突起２１を突設して、該第２係合突起を横溝１５後
端部内へ離脱可能に係合させる。第２係合突起２１を横
溝１５から離脱可能にするためには、前者の上下両端を
上下方向へ傾斜するテーパ状又は円弧状に形成するか、
または後者の上下両側壁を上下外方へ傾斜するテーパ状
又は円弧状に形成する。
【００１４】さらに、細長板１８の前端部は案内板１４
よりも前方へ突出して、その前端上面を押下げヘッド外
周壁７の後部下端へ係合させる。なお、一対の横溝１５
の左右両面間の間隔を、一対の第１係合突起２０の左右
両外面間の間隔よりも小さく設定する。２２は筒下端部
を嵌合筒８外面へ嵌合させたキャップである。
よりも前方へ突出して、その前端上面を押下げヘッド外
周壁７の後部下端へ係合させる。なお、一対の横溝１５
の左右両面間の間隔を、一対の第１係合突起２０の左右
両外面間の間隔よりも小さく設定する。２２は筒下端部
を嵌合筒８外面へ嵌合させたキャップである。
【００１５】次に本実施形態の作用について説明する。
上記では、図１及び図２に示す組立完成後のエアゾール
式噴出器について説明したが、本発明では組立容易性を
も目的の１つとするものであり、従って、まず組立の最
終工程であるレバー部材Ｄの案内板１４への組付工程に
ついて説明する。図３はレバー部材Ｄの組付前の状態を
示すもので、これを組付けるには、細長板１８の前端部
を一対の横溝１５の左右両面間へ挿入すればよく、する
と第１係合突起２０の案内面２０ａが横溝１５の後縁に
係合して一対の細長弾性板体間の間隔が狭められて、第
１係合突起２０が横溝１５内へ摺動自在に係合する。
上記では、図１及び図２に示す組立完成後のエアゾール
式噴出器について説明したが、本発明では組立容易性を
も目的の１つとするものであり、従って、まず組立の最
終工程であるレバー部材Ｄの案内板１４への組付工程に
ついて説明する。図３はレバー部材Ｄの組付前の状態を
示すもので、これを組付けるには、細長板１８の前端部
を一対の横溝１５の左右両面間へ挿入すればよく、する
と第１係合突起２０の案内面２０ａが横溝１５の後縁に
係合して一対の細長弾性板体間の間隔が狭められて、第
１係合突起２０が横溝１５内へ摺動自在に係合する。
【００１６】ここから更にレバー部材Ｄを押し込むと、
第１係合突起２０が横溝１５内を前方へ摺動し、軸孔１
７に達して横溝１５から離脱する。すると一対の細長弾
性板体が外方へ拡開して、両板体の左右両外面が案内板
１４の内面に摺動自在に接触すると共に、第１係合突起
２０が軸孔１７内へ回動自在に係合する。一方、第１係
合突起２０が軸孔１７に係合した時点で、第２係合突起
２１も横溝１５後端部内へ係合する。
第１係合突起２０が横溝１５内を前方へ摺動し、軸孔１
７に達して横溝１５から離脱する。すると一対の細長弾
性板体が外方へ拡開して、両板体の左右両外面が案内板
１４の内面に摺動自在に接触すると共に、第１係合突起
２０が軸孔１７内へ回動自在に係合する。一方、第１係
合突起２０が軸孔１７に係合した時点で、第２係合突起
２１も横溝１５後端部内へ係合する。
【００１７】上記のようにして組立られた噴出器から液
体等を噴出させるには、レバー部材Ｄが水平位置にある
図１及び図２に示す状態から、摘み板１９を案内板１４
の周面沿いに引上げればよく、すると第２係合突起２１
が横溝１５から上方へ離脱すると共に、レバー部材Ｄが
第１係合突起２０を中心に反時計方向へ回動して、細長
板１８前端部が押下げヘッド外周壁７下端から離脱す
る。そして、レバー部材Ｄが約９０°回動したところ
で、第２係合突起２１が縦溝１６上端部内へ係合する。
この状態からノズル付き押下げヘッドＢを押し下げる
と、ノズルから液体等が噴出する。
体等を噴出させるには、レバー部材Ｄが水平位置にある
図１及び図２に示す状態から、摘み板１９を案内板１４
の周面沿いに引上げればよく、すると第２係合突起２１
が横溝１５から上方へ離脱すると共に、レバー部材Ｄが
第１係合突起２０を中心に反時計方向へ回動して、細長
板１８前端部が押下げヘッド外周壁７下端から離脱す
る。そして、レバー部材Ｄが約９０°回動したところ
で、第２係合突起２１が縦溝１６上端部内へ係合する。
この状態からノズル付き押下げヘッドＢを押し下げる
と、ノズルから液体等が噴出する。
【００１８】噴出後、ノズル付き押下げヘッドＢの押下
げを不能にするには、摘み板１９を押し下げればよく、
すると第２係合突起２１が縦溝１６から後方へ離脱し
て、レバー部材Ｄが上記と反対方向、即ち、時計方向へ
回動することにより、細長板１８前端部が押下げヘッド
外周壁７の後部下端へ係合すると同時に、第２係合突起
２１が横溝１５後端部内へ係合する。この状態において
は細長板１８前端上面が押下げヘッド外周壁７の後部下
端に係合しているため、押下げヘッドＢの押し下げは不
可能である。
げを不能にするには、摘み板１９を押し下げればよく、
すると第２係合突起２１が縦溝１６から後方へ離脱し
て、レバー部材Ｄが上記と反対方向、即ち、時計方向へ
回動することにより、細長板１８前端部が押下げヘッド
外周壁７の後部下端へ係合すると同時に、第２係合突起
２１が横溝１５後端部内へ係合する。この状態において
は細長板１８前端上面が押下げヘッド外周壁７の後部下
端に係合しているため、押下げヘッドＢの押し下げは不
可能である。
【００１９】
【発明の効果】請求項１記載のエアゾール式噴出器は、
基部材に形成した案内板へ回動自在に枢支させたレバー
部材を、係合位置においてノズル付き押下げヘッド外周
壁下端へ係合させたので、レバー部材を係合位置から非
係合位置へ回動させて押下げヘッド外周壁から離脱させ
ない限り、押下げヘッドの押し下げが不可能であり、従
って、子供の悪戯等による本来の目的以外の噴出防止が
可能になる。また、レバー部材を細長板で形成したので
材料削減が可能になると共に、レバー部材の組付けは、
細長板を案内板間へ嵌合させるだけであるから、組立性
が向上する。
基部材に形成した案内板へ回動自在に枢支させたレバー
部材を、係合位置においてノズル付き押下げヘッド外周
壁下端へ係合させたので、レバー部材を係合位置から非
係合位置へ回動させて押下げヘッド外周壁から離脱させ
ない限り、押下げヘッドの押し下げが不可能であり、従
って、子供の悪戯等による本来の目的以外の噴出防止が
可能になる。また、レバー部材を細長板で形成したので
材料削減が可能になると共に、レバー部材の組付けは、
細長板を案内板間へ嵌合させるだけであるから、組立性
が向上する。
【００２０】請求項２記載のエアゾール式噴出器は、レ
バー部材を２枚の弾性板体で形成したので、他部品を使
用することなく弾性板体自体の弾性力で案内板への組付
けが可能となり、従って、部品点数の低減と更なる組立
性の向上が図れる。
バー部材を２枚の弾性板体で形成したので、他部品を使
用することなく弾性板体自体の弾性力で案内板への組付
けが可能となり、従って、部品点数の低減と更なる組立
性の向上が図れる。
【図１】本発明に係るエアゾール式噴出器を示すもの
で、レバー部材の係合位置を示す断面図。
で、レバー部材の係合位置を示す断面図。
【図２】同じく、キャップを外した状態の斜視図。
【図３】同じく、要部を示す斜視図。
１ 周壁 ２ 環状突部 ３ 頂壁 ４ 噴出用ステム ６ ステム嵌合筒 ７ 外周壁 １０ 基筒 １２ 内向きフランジ状頂板 １３ 開口部 １４ 案内板 １５ 横溝 １６ 縦溝 １７ 軸孔 １８ 細長板 １９ 摘み板 ２０ 第１係合突起 ２１ 第２係合突起 Ａ エアゾール缶 Ｂ ノズル付き押下げヘッド Ｃ 基部材 Ｄ レバー部材
Claims (2)
- 【請求項１】周壁１上端部に環状突部２を周設し、かつ
頂壁３中央部を貫設させて噴出用ステム４を上方付勢状
態で起立するエアゾール缶Ａと、 上記噴出用ステム４上端へ嵌合させたステム嵌合筒６を
頂壁３中央部から垂設すると共に、頂壁３外周部から外
周壁７を垂下したノズル付き押下げヘッドＢと、 上記環状突部２の外周面へ緊密に嵌合させた基筒１０上
端から突設した内向きフランジ状頂板１２後部を切除し
て前面開口かつ後面閉塞の開口部１３を形成し、該開口
部の左右両部から案内板１４を起立して、両案内板の下
部内面に前後方向への横溝１５を、かつ案内板前部に上
下方向への縦溝１６を、それぞれ形成すると共に、横溝
１５よりも前方の左右案内板部分に、横溝前端に連続す
る軸孔１７を形成した基部材Ｃと、 上記一対の案内板１４間下部へ前後方向へ摺動自在に嵌
合させて、板後端を案内板間の外部へ突出する細長板１
８の後端に摘み板１９を連結し、かつその細長板前部の
左右両面から上記横溝１５内を摺動可能な第１係合突起
２０を突設して、該第１係合突起を上記軸孔１７内へ回
動自在に係合させると共に、細長板後部の左右両面から
第２係合突起２１を突設して、該第２係合突起を上記横
溝１５後部内へ離脱可能に係合させ、更に細長板１８の
前端上面を上記押下げヘッド外周壁７の後部下端へ係合
させたレバー部材Ｄとを有し、 上記レバー部材Ｄは、細長板１８前端が押下げヘッド外
周壁７後部下端へ、かつ第２係合突起２１が横溝１５後
部内へ、それぞれ係合して、ノズル付き押下げヘッドＢ
の押下げを不能にする係合位置と、上記細長板１８が係
合位置から案内板１４内面に摺動自在に接触して上前方
へ回動して、細長板１８前端が押下げヘッド外周壁７後
部下端から離脱すると共に、第２係合突起２１が縦溝１
６上部内へ係合して、ノズル付き押下げヘッドＢの押下
げを可能にする非係合位置とを有する、 ことを特徴とするエアゾール式噴出器。 - 【請求項２】上記細長板１８を、左右２枚の弾性板体で
形成し、かつ案内板１４間の外部へ突出する板後端を、
互いに所定の間隔をおいて摘み板１９で連結し、更に上
記一対の横溝１５の左右両面間の間隔を、上記一対の第
１係合突起２０の左右両外面間の間隔よりも小さく定め
た、 ことを特徴とする請求項１記載のエアゾール式噴出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134669A JPH11310284A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | エアゾール式噴出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134669A JPH11310284A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | エアゾール式噴出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11310284A true JPH11310284A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=15133801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10134669A Pending JPH11310284A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | エアゾール式噴出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11310284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015209273A (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-24 | 株式会社吉野工業所 | 吐出ヘッド |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10134669A patent/JPH11310284A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015209273A (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-24 | 株式会社吉野工業所 | 吐出ヘッド |
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