JPH11306822A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH11306822A
JPH11306822A JP11162098A JP11162098A JPH11306822A JP H11306822 A JPH11306822 A JP H11306822A JP 11162098 A JP11162098 A JP 11162098A JP 11162098 A JP11162098 A JP 11162098A JP H11306822 A JPH11306822 A JP H11306822A
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reflector
aluminum
coating film
luminous intensity
layer
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Michihiro Mabe
三千広 間部
Koichi Nakamura
浩一 中村
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/37Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors characterised by their material, surface treatment or coatings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の反射塗装リフレクターでは得られない
高い中光度が得られる光輝反射塗装リフレクターを備え
た車両用灯具の提供。 【解決手段】 光源15と、光源光を反射するリフレタ
20Aと、光源15の前方に配置された前面レンズ18
とを備えた灯具において、リフレクター20Aの反射面
21をアルミ薄片33混入光輝反射塗装膜30で構成
し、8000cd以上の中心光度をもつようにした。光
輝反射塗装膜30の表層部には、アルミ薄片33の積層
したアルミ薄片層32が形成され、アルミ薄片層32が
光を反射する反射面を構成する。光輝反射塗装膜30に
混入されているアルミ薄片33は、従来の反射塗装膜に
混入されているアルミ片(厚さ0.1μm以上)に比べ
て薄厚(厚さ0.01〜0.06μm)で、アルミ薄片
層32が反射塗装膜の表面に沿って均一の厚さに延在
し、しかもアルミ薄片層32の表面は平滑となって、正
反射率が増し、8000〜13000cdの中心光度が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源光を反射する
リフレクターを備えた車両用灯具に係わり、特に、リフ
レクターの反射面がアルミ片を混入した反射塗装膜で形
成されている車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用灯具構成部材であるリフレクター
は、リフレクター基材の表面にアルミ蒸着を施して、反
射面がアルミ蒸着膜で構成されているもの(以下、アル
ミ蒸着リフレクターという)と、リフレクター基材の表
面に反射塗装を施して、反射面が反射塗装膜で構成され
ているもの(以下、反射塗装リフレクターという)と
が、一般的に知られている。
【0003】図7に示すように、アルミ蒸着リフレクタ
ーは、正反射率(入射光に対して入射角と反射角が同一
で反射した光の割合)が50%以上で、図8に示す形状
の放物面リフレクターに所定のバルブを配置して点灯さ
せた時の中心光度(F25の放物面リフレクターに12
V,27W,400lmのバルブを点灯させた時に得ら
れる最大光度)が9000cd以上(9000〜160
00cd)と高いため、主にヘッドランプ等の高光度を
必要とする灯具に利用されている。
【0004】一方、反射塗装リフレクターは、正反射率
が約40%以下で中心光度が約8000cd以下(20
0〜8000cd)と低いため、標識灯等のそれ程光度
を必要としない灯具に利用されている。なお、正反射率
と中心光度は図7からもわかるように、略比例関係にあ
る。
【0005】また、アルミ蒸着リフレクターは、高光度
が得られるものの、蒸着設備が大型で、工程数も多く、
製造に長時間を要すことから、コスト的に高価となるの
に対し、反射塗装リフレクターは、高光度が得られない
ものの、バインダーである樹脂にアルミ片を混入し揮発
性溶剤を加えて粘度を調整した反射塗料を塗布すればよ
いので、塗装設備が簡単で、工程数も少なく短時間で製
造できることから、コスト的に安価である。
【0006】そして、最近のテールランプやクリアラン
スランプやターンシグナルランプ等の標識灯では、前面
レンズにステップを設けないようにして灯室内を透けて
見せることで、立体感を出す傾向が好まれており、立体
感を強調するために、反射塗装リフレクターに比べて輝
度の高いアルミ蒸着リフレクターが使用されている。ま
た、アルミ蒸着リフレクターを用いることで、標識灯と
しての光度が高すぎる場合には、アルミ蒸着面の上にス
モークトップコート処理をするとか、アルミ蒸着膜を形
成するリフレクター基材表面にシボを形成する等して光
度を下げ、標識灯として高すぎることのない適正光度が
得られるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の反射塗
装リフレクターでは得られる光度に限界があるため、あ
る程度の光度を必要とする灯具では、高価となるアルミ
蒸着リフレクターを用いざるを得ないという問題があっ
た。
【0008】また、前記した透けて見える標識灯では、
立体感を得るために、本来のアルミ蒸着膜で得られる光
度をわざわざ低下させるための工夫を施しており、それ
だけリフレクターの製造に手間がかかる分、標識灯のコ
ストが高くなるという問題があった。
【0009】以上の問題に対し、発明者は、反射塗装リ
フレクターの中心光度(正反射率)がもっと高ければ、
輝度が高くなって立体感が出るし、リフレクターにその
光度を下げるための工夫を施さなくてもすむので、なん
とか反射塗装リフレクターの中心光度(正反射率)を高
めることができないかを検討した。
【0010】リフレクターの反射面を構成する反射塗装
膜は、図9(a)に示すように、リフレクター基材1の
表面に密着するバインダーである樹脂層2の表層部に、
平均粒径が3μm以上で厚さが0.1μm以上の大きさ
のアルミ片4が連続して並ぶアルミ片層3が形成された
構造で、アルミ片層3が光を反射する反射面を構成して
いる。
【0011】そして、反射塗装リフレクターは、バイン
ダーである樹脂2にアルミ片4を混入し揮発性溶剤を加
えて所定の粘度に調整した反射塗料を、リフレクター基
材1に塗布することで形成される。また、反射塗料中の
アルミ片4には、バインダーである樹脂2に対する浮遊
性を上げるために、予めステアリン酸が付着されてい
る。このため、リフレクター基材1に塗布された直後の
塗料(塗布膜)では、図9(b)に示すように、液体状
の樹脂(層)2の中にアルミ片4が浮遊した状態となっ
ており、樹脂(層)2の乾燥硬化に伴ってアルミ片4が
積層して、図8(a)に示すように、膜の表層部にアル
ミ片層3が形成されるものと思われる。
【0012】そこで、発明者は、アルミ片層3の表面の
平滑度を上げれば、中心光度(正反射率)が上がるだろ
うと考えて、アルミ片層3の表面平滑度を上げる方法を
検討した。
【0013】そして、まず、混入するアルミ片4の大き
さ(粒径)を細かくしてみたところ、図10に示すよう
に、細かく(粒径が小さく)なる程、ある程度は中心光
度が上がるものの、8000cdには達し得なかった。
【0014】そこで、次に、混入するアルミ片4の大き
さ(粒径)は変えずに厚さを薄くしてみたところ、図1
1に示すように、厚さが薄くなる程、中心光度が上が
り、従来の反射塗装リフレクターでは得られなかった8
000cd以上の高い中心光度(正反射率)が得られ
た。
【0015】さらに、反射塗装膜を構成するバインダー
である樹脂(層)2の軟化点についても注目し、軟化点
の異なる樹脂を使用してみたところ、樹脂の軟化点が低
い程、中心光度が高くなることもわかった(図5参
照)。
【0016】このように、本発明は、前記した従来技術
の問題点および前記した発明者の知見に基ずいてなされ
たもので、その目的は、従来の反射塗装リフレクターで
は得られない高い中心光度(正反射率)が得られる反射
塗装リフレクターを備えた車両用灯具を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる車両用灯具においては、光源と、
前記光源の背後に配置されて光源光を前方に反射するリ
フレクターと、前記光源の前方に配置された前面レンズ
とを備えた車両用灯具において、前記リフレクターの反
射面を、ステアリン酸を付着させた厚さ0.01〜0.
06μmのアルミ薄片をバインダに混入し、溶剤によっ
て所定の粘度に調整した光輝反射塗料をリフレクター基
材に塗布乾燥させて形成した8000〜13000cd
の中心光度をもつ光輝反射塗装膜によって構成するよう
にした。光輝反射塗装膜の表層部には、アルミ薄片が積
層したアルミ薄片層が形成されており、このアルミ薄片
層が光を反射する反射面を構成する。光輝反射塗装膜に
混入されているアルミ薄片は、従来の反射塗装膜に混入
されているアルミ片(厚さ0.1μm以上)に比べて薄
厚(厚さ0.01〜0.06μm)であるため、アルミ
薄片層における凹凸が小さくなる。また、リフレクター
に塗布された直後の光輝反射塗料(塗装膜)内では、ア
ルミ薄片は、塊状のアルミ片に比べて軽く、しかもアル
ミ薄片(の表面)にはステアリン酸が付着しているた
め、アルミ薄片は塗装膜(樹脂層)内で浮遊し易く、塗
装膜(樹脂層)の乾燥硬化に伴って光輝反射塗装膜の表
層部に積層し易い。従って、アルミ薄片層は光輝反射塗
装膜の表面に沿って均一の厚さに延在し、しかもアルミ
薄片層の表面は平滑となって、正反射率が増し、従来の
反射塗装リフレクターでは得られない高い中心光度(8
000〜13000cd)が得られる。即ち、アルミ薄
片の厚さが0.01μm未満では、アルミ薄片層の厚さ
の均一度および平滑度は増すものの、光がアルミ薄片を
透過するため、中心光度(正反射率)が低下する。ま
た、アルミ薄片の厚さが0.06μmを超えると、アル
ミ薄片層のアルミ薄片間に隙間が生じたり、アルミ薄片
層の厚さが不均一となって、アルミ薄片層の表面の平滑
度が低下し、中心光度(正反射率)が低下する。また厚
さ0.06μmを超えると、アルミ薄片の樹脂に対する
浮遊性が幾分低下し、アルミ薄片が表層部に積層する割
合が低下して、中心光度(正反射率)低下の原因とな
る。したがって、アルミ薄片の厚さは、中心光度(正反
射率)を高くする上で有効な0.01〜0.06μmの
範囲が望ましい。また、光輝反射塗装膜を構成するバイ
ンダーである樹脂の軟化点は、請求項2に記載している
ように、95〜140℃、好ましくは100〜120℃
の範囲内がよい。即ち、中心光度(正反射率)を高める
一つの要因であるアルミ薄片の浮遊性を高めて、光輝反
射塗装膜の表層部に均一のアルミ薄片層を形成するとい
う点では、光輝反射塗装膜(の下層部)を構成する樹脂
層(アルミ薄片のバインダーとして作用する樹脂)の軟
化点(粘度)は低い方がよい。しかし、樹脂の軟化点が
95℃未満では、膜の温度が95℃以上となると樹脂層
が軟化し、アルミ薄片層に亀裂が生じる。また、樹脂層
の軟化点が140℃を超えた場合では、樹脂の粘度が高
いため、塗布された光輝反射塗装膜中のバインダーであ
る樹脂に対し、アルミ薄片が十分に浮遊できず、硬化し
た光輝反射塗装膜の樹脂層の中にアルミ薄片が混在した
形態となって、中心光度(正反射率)が低下する。した
がって、光輝反射塗装膜を構成する樹脂の軟化点は、耐
熱性という観点からは95℃以上で、正反射率を高める
上では140℃以下が好ましく、特に95℃の耐熱性と
10000cd以上の中心光度を得るためには、軟化点
が100〜120℃の範囲にある樹脂をバインダーとし
て使用することが望ましい。また、請求項3に係わる車
両用灯具においては、請求項1又は2に記載の車両用灯
具において、前記前面レンズに、リフレクターの反射面
が透けて見える素通し部を設けるようにしたものであ
る。前面レンズの素通し部を通して輝度の高いリフレク
ターが透けて見えるので、奥行感(立体感)が強調され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0019】図1〜図5は、本発明の第1の実施例を示
すもので、図1は第1の実施例である自動車用テールラ
ンプの分解斜視図、図2は同ランプの水平断面図、図3
は光輝反射塗装膜を拡大して示す断面図で、(a)は同
塗装膜、(b)は塗布直後の同塗装膜の拡大断面図、の
拡大断面図、図4は光輝反射塗装膜形成工程を示す図
で、(a)は塗装工程説明図、(b)は乾燥工程説明
図、図5はバインダーである樹脂の軟化点と中心光度と
の関係を示す図である。
【0020】これらの図において、符号10は自動車用
テールランプで、容器状のABS製ランプボディ12の
後頂部には、バルブ挿着孔14が設けられている。バル
ブ挿着孔14には、光源であるバルブ15が挿着され、
ランプボディ12の前面開口部には、シール溝16にシ
ール脚18aを係合させることで、機能色である赤色を
帯びた前面レンズ18が組み付けられて、ランプとして
一体化されている。
【0021】ランプボディ12の内側には、光輝反射塗
装膜30からなる配光に寄与する有効反射面21を備え
たリフレクター20Aが一体に形成されている。有効反
射面21は、縦方向に短冊状に延在する複数の分割有効
反射面21aが左右方向に連続する構造で、各分割有効
反射面21aは、その縦断面が放物線形状で、上下方向
には光を光軸Lと平行に反射し、その水平断面が前方に
凸の円弧形状で、左右方向には光を拡散反射する、所定
の凸曲面(図1,2参照)に形成されている。
【0022】また、前面レンズ18には、従来のように
出射光を拡散させる魚眼ステップやシリンドリカルステ
ップ等の拡散ステップは全く設けられておらず、レンズ
透過光を赤色に着色する機能だけがある。即ち、リフレ
クター20の所定形状の有効反射面21(21a)によ
ってのみ、テールランプの配光が決まる構成となってい
る。
【0023】従って、ランプ点灯時には、前面レンズ1
8全体が赤色に発光するが、非点灯時には、ステップの
ない前面レンズ18を通して灯室内の高輝度のリフレク
ター20(の有効反射面21)が透けて見えることで、
ランプに奥行感が出るようになっている。
【0024】リフレクター20の有効反射面21を形成
する光輝反射塗装膜30中には、アルミ薄片(平均粒径
5μm,厚さ0.05μm)が混入されて、従来の反射
塗装膜では得られない高い中心光度(正反射率)が得ら
れるようになっている。
【0025】即ち、図3(a)に示すように、リフレク
ター基材W上には膜厚T(例えば20〜25μm)の光
輝反射塗装膜30が形成されている。膜30は、アルミ
薄片33が積層した表層部側のアルミ薄片層32と、ア
ルミ薄片層32をリフレクター基材Wに密着させるバイ
ンダーである軟化点120℃の石油系樹脂層34とで構
成されている。そして、この光輝反射塗装膜30の表層
部に延在するアルミ薄片層32が、光を反射する反射面
を構成している。
【0026】アルミ薄片33は、従来の反射塗装膜(図
9参照)に混入されているアルミ片4(厚さ0.1μm
以上)に比べて薄厚(厚さ0.05μm)であるため、
アルミ薄片層32は光輝反射塗装膜30の表面に沿って
均一の厚さに延在し、しかもアルミ薄片層32の表面に
は凹凸が少なく、それだけ反射面の表面が平滑となっ
て、従来の反射塗装リフレクターに比べて中心光度(正
反射率)が高くなっている。
【0027】また、リフレクター20の表面に光輝反射
塗装膜30を形成するには、まず、バインダーである樹
脂(軟化点120℃の石油系樹脂)に、ステアリン酸を
付着させたアルミ薄片(平均粒径5μm,厚さ0.05
μm)を所定量混入し、揮発性溶剤により適度な粘度に
調整した光輝反射塗料を用意する。そして、図4(a)
に示すように、スプレーガン40を使ってランプボディ
12(リフレクター基材W)の内側全体に塗布し、次い
で、図4(b)に示すように、乾燥炉内で所定時間乾燥
処理する。
【0028】この光輝反射塗料の塗布工程において、リ
フレクター基材Wに塗布された直後の光輝反射塗装膜3
0では、図3(b)に示すように、表面に付着している
ステアリン酸33aによって大きな浮力を得たアルミ薄
片33が、液体状の石油系樹脂層34内で浮遊した状態
となっている。そして、溶剤が蒸発して膜30(樹脂層
34)の硬化が進行するに従って、アルミ薄片33は膜
30の表層部に積層して樹脂層34に一体化される。な
お、樹脂34の軟化点は120℃と比較的低いため、樹
脂の粘度も軟化点に比例して比較的低いことから、塗布
された膜内でアルミ薄片33は樹脂層34に対し浮遊し
易い。従って、光輝反射塗装膜30の表層部に延在する
アルミ薄片層32の厚さは均一化し、その表面は平滑と
なる。このように、光輝反射塗装膜30を構成するバイ
ンダーである樹脂34の軟化点は、低い方が中心光度
(正反射率)が高いといえる(図5参照)。
【0029】なお、樹脂の軟化点は120℃で、光輝反
射塗装膜30は120℃までは耐えられるが、テールラ
ンプにおいては、灯室内の温度が120℃を越えるおそ
れはないので、耐熱性の点で全く問題がない。
【0030】図6は本発明の第2の実施例であるテール
ランプの分解斜視図を示している。
【0031】前記第1の実施例におけるリフレクター2
0Aの有効反射面21(分割有効反射面21a)は、そ
の水平断面が光を左右方向に拡散反射できる凸曲面に形
成されていたが、この第2の実施例におけるリフレクタ
ー20Bの有効反射面21(分割有効反射面21b)
は、縦断面および水平断面が光を光軸と平行な光となる
ように反射する凹曲面(放物面)に形成されている。
【0032】また、前面レンズ18の裏面には、出射光
を上下方向に拡散するシリンドリカルステップ19が素
通し部19aを挟んだ上下方向の3個所に設けられてい
る。その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の
符号を付すことによりその説明は省略する。
【0033】また、前記実施例では、アルミ薄片33の
厚さを0.05μmとして説明しているが、中心光度が
8000〜13000cdとなる光輝反射塗装膜を形成
するためには、アルミ薄片33の厚さは、0.01〜
0.06μmの範囲において有効である。
【0034】即ち、アルミ薄片の厚さが0.01μm未
満では、アルミ薄片層32の厚さの均一度および平滑度
は増すものの、光がアルミ薄片を透過してしまって、中
心光度(正反射率)が低下する。また、アルミ薄片33
の厚さが0.06μmを超えると、隣接するアルミ薄片
33,33間に隙間が生じたり、アルミ薄片層32の厚
さが不均一となる等、アルミ薄片層32の表面平滑度が
低下し、中心光度(正反射率)が低下する。また、0.
06μmを超えた厚さでは、アルミ薄片の樹脂に対する
浮遊性が幾分低下して、中心光度(正反射率)を低下さ
せる一因となる。したがって、アルミ薄片33の厚さ
は、中心光度(正反射率)を高くする上で有効な0.0
1〜0.06μmの範囲が望ましい。
【0035】また、アルミ薄片33の大きさは、前記実
施例では平均粒径5μmとして説明し、図10に示すよ
うに、粒径は中心光度にほとんど影響しないものの、取
り扱いが容易という面から、2〜6μmが望ましい。
【0036】また前記実施例では、光輝反射塗装膜30
(の下層部)を構成する樹脂層(アルミ薄片のバインダ
ーとして作用する樹脂)34の軟化点を120℃として
説明しているが、樹脂の軟化点は95〜140℃まで有
効である。
【0037】即ち、95℃未満では、灯室内が95℃以
上となると樹脂層が軟化し、アルミ薄片層32に亀裂が
生じる。また、樹脂層34の軟化点が140℃を超えた
場合では、樹脂の粘度が高いため、塗布された光輝反射
塗装膜内でアルミ薄片33が十分に浮遊できず、硬化し
た光輝反射塗装膜の樹脂層の中にアルミ薄片33が混在
した形態となって、中心光度(正反射率)が低下する。
【0038】従って、光輝反射塗装膜を構成する樹脂の
軟化点は、耐熱性という観点からは95℃以上で、中心
光度(正反射率)を高めるという視点からは140℃以
下が好ましい。また、10000cd以上の中心光度を
得るためには、図5に示されるように、軟化点120℃
以下の樹脂をバインダーとして用いることが必要で、1
00℃の耐熱性を考慮すると、樹脂の軟化点は、100
〜120℃の範囲が望ましい。
【0039】また、前記した実施例では、ABS製リフ
レクターに光輝反射塗装膜30が形成されているとして
説明したが、AAS製リフレクターに対しても同様の中
心光度をもつ光輝反射塗装膜30を形成できる。
【0040】さらに、バインダーである石油系樹脂のP
P製リフレクター基材に対する密着性は、リフレクター
基材がABSやAAS製である場合に比べると劣るもの
の、PP製リフレクターに対しても光輝反射塗装膜を形
成することが可能である。即ち、バインダーである石油
系樹脂とPP製リフレクターとの密着性を高めるため
に、光輝反射塗装を施す前処理として、PP製リフレク
ターの被塗装面にプライマー処理を施すことで対応でき
る。
【0041】また、前記実施例では、リフレクターの有
効反射面が複数の分割有効反射面で構成されているとと
もに、前面レンズ18の少なくとも一部に素通し部が設
けられているテールランプについて説明したが、リフレ
クターの有効反射面が単一の放物面で形成されるととも
に、前面レンズ18の裏面全域に拡散ステップ等のステ
ップが形成されて、素通し部の形成されていない前面レ
ンズを備えたテールランプにも適用できる。
【0042】また、前記した実施例では、テールランプ
について説明したが、本発明はテールランプに限定され
るものではなく、ストップランプ,ターンシグナルラン
プ,クリアランスランプ等の標識灯、その他の車両用灯
具にも広く適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来の反射塗装リフレクターでは得られない
8000〜13000cdの中心光度が光輝反射塗装リ
フレクターで得られるので、本発明に係る灯具(光輝反
射塗装リフレクター仕様の灯具)をアルミ蒸着リフレク
ター仕様に限られていた灯具に適用することで、反射塗
装リフレクターの利用範囲が広がるとともに、灯具の低
コスト化を実現できる。請求項3によれば、前面レンズ
を通して透けて見える光輝反射塗装リフレクターの輝度
が高いので、立体感が強調されて見栄えが良好となる。
また、光輝反射塗装リフレクターの光度は、アルミ蒸着
リフレクター程は高くないので、リフレクターにスモー
クトップコート処理やシボの形成等といった光度を下げ
る工夫をしなくてもよいので、それだけ灯具を安価に提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用テールラ
ンプの分解斜視図
【図2】同ランプの水平断面図
【図3】(a) 光輝反射塗装膜の拡大断面図 (b) 塗布直後の光輝反射塗装膜の拡大断面図
【図4】(a) 光輝反射塗装工程説明図 (b) 乾燥工程説明図
【図5】樹脂の軟化点と中心光度との関係を示す図
【図6】本発明の第2の実施例である自動車用テールラ
ンプの分解斜視図
【図7】アルミ蒸着リフレクターおよび反射塗装リフレ
クターの中心光度と正反射率を示す図
【図8】(a)中心光度を定義するために用いたリフレ
クターの正面図 (b)同リフレクターの縦断面図 (c)同リフレクターの水平断面図
【図9】(a)従来の反射塗装膜の拡大断面図 (b)塗布直後の同反射塗装膜の拡大断面図
【図10】アルミ粒径と中心光度との関係を示す図
【図11】アルミ片の厚さと中心光度との関係を示す図
【符号の説明】
10 テールランプ 12 ランプボディ 14 バルブ挿着孔 15 光源であるバルブ 18 前面レンズ 19 シリンドリカルステップ 19a 素通し部 20A,20B リフレクター 21 有効反射面 21a,21b 分割有効反射面 30 光輝反射塗装膜 32 アルミ薄片層 33 アルミ薄片 33a ステアリン酸 34 樹脂層 W リフレクター基材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源の背後に配置されて光
    源光を前方に反射するリフレクターと、前記光源の前方
    に配置された前面レンズとを備えた車両用灯具におい
    て、前記リフレクターの反射面は、ステアリン酸を付着
    させた厚さ0.01〜0.06μmのアルミ薄片をバイ
    ンダに混入し、溶剤によって所定の粘度に調整した光輝
    反射塗料をリフレクター基材に塗布乾燥させて形成した
    8000〜13000cdの中心光度をもつ光輝反射塗
    装膜によって構成されたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記光輝反射塗装膜を構成するバインダ
    ーである樹脂の軟化点は、95〜140℃、好ましくは
    100〜120℃であることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記前面レンズには、リフレクターの反
    射面が透けて見える素通し部が設けられたことを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載の車両用灯具。
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