JPS6346921B2 - - Google Patents
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- JPS6346921B2 JPS6346921B2 JP54160983A JP16098379A JPS6346921B2 JP S6346921 B2 JPS6346921 B2 JP S6346921B2 JP 54160983 A JP54160983 A JP 54160983A JP 16098379 A JP16098379 A JP 16098379A JP S6346921 B2 JPS6346921 B2 JP S6346921B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21V—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F21V7/00—Reflectors for light sources
- F21V7/04—Optical design
- F21V7/09—Optical design with a combination of different curvatures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的
（産業上の利用分野）
本発明は照明器具に係り、所要の配光、特に中
角配光を得ることを前提としてビーム効率の向上
を図る照明器具の反射鏡に関する。
角配光を得ることを前提としてビーム効率の向上
を図る照明器具の反射鏡に関する。
（従来の技術）
従来、この種の照明器具として、例えば主反射
鏡と補助反射鏡とを組合せ、中角配光を得る照明
器具が知られている。このような器具の反射鏡と
しては高純度アルミニウムを放物面あるいはそれ
に近い形状に加工形成し、更にはその表面に梨地
のような粗面処理あるいは略半球状の凹凸面から
なる槌目加工を施して反射面を形成した構造、ま
たは表面全体に三角形、四角形状の単位反射面を
複数個突設して反射面を形成し、これらに電解研
磨、化学研磨等を施した構造等が用いられてい
た。しかし、このような反射鏡はいずれも、第４
図ａに示すようにビームの開き角（通常ピーク光
度の1/10の光度を与える光源からの角度の２倍で
表示し、1/10ビーム角と称す）またはビーム効率
において今一歩不足する問題があつた。
鏡と補助反射鏡とを組合せ、中角配光を得る照明
器具が知られている。このような器具の反射鏡と
しては高純度アルミニウムを放物面あるいはそれ
に近い形状に加工形成し、更にはその表面に梨地
のような粗面処理あるいは略半球状の凹凸面から
なる槌目加工を施して反射面を形成した構造、ま
たは表面全体に三角形、四角形状の単位反射面を
複数個突設して反射面を形成し、これらに電解研
磨、化学研磨等を施した構造等が用いられてい
た。しかし、このような反射鏡はいずれも、第４
図ａに示すようにビームの開き角（通常ピーク光
度の1/10の光度を与える光源からの角度の２倍で
表示し、1/10ビーム角と称す）またはビーム効率
において今一歩不足する問題があつた。
すなわち、例えば実公昭48−30708号公報に記
載されているように反射鏡の奥方の反射面が粗面
処理されている場合、反射面が微細粗面になり反
射光は乱反射される。このため、所望のビームの
開き角は得られるが、投光照明では重要なビーム
光束として寄与せず、また梨地処理により反射率
は鏡面反射面に比して低下しビーム効率が悪くな
る。
載されているように反射鏡の奥方の反射面が粗面
処理されている場合、反射面が微細粗面になり反
射光は乱反射される。このため、所望のビームの
開き角は得られるが、投光照明では重要なビーム
光束として寄与せず、また梨地処理により反射率
は鏡面反射面に比して低下しビーム効率が悪くな
る。
また、野球場、テニスコートの照明は多くの照
明設計の経験からビームの開き角が45゜から約65゜
のものが照度分布や照明効率の上で望ましいこと
がわかつているが反射鏡の反射面が略半球状の
個々の突部からなる凹凸面に槌目加工処理されて
いる場合、反射面の鏡面性が保たれビーム効率は
十分に確保されるが、ビームの開き角は通常45゜
以下にしかならない問題がある。また、上記ビー
ムの開き角を50゜〜60゜まで拡大しようとすると、
反射面の凹凸の深さをその径に比し深くしなくて
はならない。このため、金型製作においてコスト
高となる一方、当該金型によつても必ずしも金型
形状通りの深さに反射面の凹凸を形成することが
できず、更には凹凸部の深さが大きいとその間に
生ずる溝により光損失が生じ、反射効率の低下が
引きおこされる。
明設計の経験からビームの開き角が45゜から約65゜
のものが照度分布や照明効率の上で望ましいこと
がわかつているが反射鏡の反射面が略半球状の
個々の突部からなる凹凸面に槌目加工処理されて
いる場合、反射面の鏡面性が保たれビーム効率は
十分に確保されるが、ビームの開き角は通常45゜
以下にしかならない問題がある。また、上記ビー
ムの開き角を50゜〜60゜まで拡大しようとすると、
反射面の凹凸の深さをその径に比し深くしなくて
はならない。このため、金型製作においてコスト
高となる一方、当該金型によつても必ずしも金型
形状通りの深さに反射面の凹凸を形成することが
できず、更には凹凸部の深さが大きいとその間に
生ずる溝により光損失が生じ、反射効率の低下が
引きおこされる。
また、例えば特公昭51−17239号公報に記載さ
れた反射鏡のように、反射面全体に凹面および凸
面である多数の光散乱各部を設けた構造が知られ
ている。この反射鏡では投光開口に近い反射面ほ
ど凹面および凸面からの反射散乱が多く奥部にな
るほど凹面および凸面からの反射散乱が少なく、
投光器に用いた場合、投光器としての必要な高い
中心光度が得られない。また反射面は凹面および
凸面からなる単位反射面奥方から開口まで連続し
て形成されるため、相互に反射を生じ効率の低下
を引きおこす問題がある。
れた反射鏡のように、反射面全体に凹面および凸
面である多数の光散乱各部を設けた構造が知られ
ている。この反射鏡では投光開口に近い反射面ほ
ど凹面および凸面からの反射散乱が多く奥部にな
るほど凹面および凸面からの反射散乱が少なく、
投光器に用いた場合、投光器としての必要な高い
中心光度が得られない。また反射面は凹面および
凸面からなる単位反射面奥方から開口まで連続し
て形成されるため、相互に反射を生じ効率の低下
を引きおこす問題がある。
また特開昭54−77488号公報に記載されている
反射鏡のように反射面は奥方側を複数の突出反射
面に形成し、この突出反射面より投光開口部側を
平坦状反射面に形成した構造が知られている。し
かしながらこの反射鏡では奥方の突出反射面から
反射された光はランプに吸収されることがない
が、この奥方の突出反射面で反射された反射光は
投光開口部から各方向に出射され、投光器におい
てこのような反射鏡を用いると、奥方の突出反射
面から反射された光は有効なビーム束とならない
問題がある。
反射鏡のように反射面は奥方側を複数の突出反射
面に形成し、この突出反射面より投光開口部側を
平坦状反射面に形成した構造が知られている。し
かしながらこの反射鏡では奥方の突出反射面から
反射された光はランプに吸収されることがない
が、この奥方の突出反射面で反射された反射光は
投光開口部から各方向に出射され、投光器におい
てこのような反射鏡を用いると、奥方の突出反射
面から反射された光は有効なビーム束とならない
問題がある。
（発明が解決しようとする問題点）
そこで狭角配光に比し中心光度を低くしビーム
角を拡大した中角配光が得られるように反射鏡の
反射面に粗面反射面、突出反射面、平坦状反射
面、槌目凹凸反射面などを組合せ形成することが
考えられる。例えば前記実公昭48−30708号公報
に記載のように反射鏡の奥方を粗面反射面に形成
するとともに、投光開口側を前記特開昭54−
77488号公報に記載のように、突出反射面に形成
すると、奥方の粗面反射面からの反射光は乱反射
され、ビーム光束に寄与せず、またランプに再入
射され反射率が低く、突出反射面では反射光が拡
がり、所要の中角配光が得られない問題を有して
いる。
角を拡大した中角配光が得られるように反射鏡の
反射面に粗面反射面、突出反射面、平坦状反射
面、槌目凹凸反射面などを組合せ形成することが
考えられる。例えば前記実公昭48−30708号公報
に記載のように反射鏡の奥方を粗面反射面に形成
するとともに、投光開口側を前記特開昭54−
77488号公報に記載のように、突出反射面に形成
すると、奥方の粗面反射面からの反射光は乱反射
され、ビーム光束に寄与せず、またランプに再入
射され反射率が低く、突出反射面では反射光が拡
がり、所要の中角配光が得られない問題を有して
いる。
また逆に反射鏡の奥方の反射面を突出反射面に
形成し、投光開口側を粗面反射面とすると、奥方
の突出反射面での反射光はランプへの再入射を阻
止するため、光軸方向から大きく離れた方向に反
射され、必要なビーム光束は寄与しないことにな
る。
形成し、投光開口側を粗面反射面とすると、奥方
の突出反射面での反射光はランプへの再入射を阻
止するため、光軸方向から大きく離れた方向に反
射され、必要なビーム光束は寄与しないことにな
る。
さらに反射鏡の投光開口側を突出反射面とし、
中間部を平坦面反射面とし、奥方を槌目反射面と
した構造では、中心光度に最も寄与する反射鏡の
中間部が平坦のため、中心光度が高く、配光がシ
ヤープになる問題を有し、反射鏡の投光開口側を
平坦面反射面とし、中間部を槌目反射面とし、奥
方を突出反射面すると槌目反射面による中心光度
の低減効果が小さく、中心光度が高く、配光がシ
ヤープとなる問題を有している。
中間部を平坦面反射面とし、奥方を槌目反射面と
した構造では、中心光度に最も寄与する反射鏡の
中間部が平坦のため、中心光度が高く、配光がシ
ヤープになる問題を有し、反射鏡の投光開口側を
平坦面反射面とし、中間部を槌目反射面とし、奥
方を突出反射面すると槌目反射面による中心光度
の低減効果が小さく、中心光度が高く、配光がシ
ヤープとなる問題を有している。
また反射鏡の投光開口側を槌目反射面とし、中
間部を平坦面反射面とし、奥方を突出反射面とす
ると、中心光度に寄与する中間部が平坦面反射面
のため中心光度が高く、配光がシヤープになり、
また槌目反射面の効果を高めるために槌目の深さ
を深くすれば前述のように反射効率が低下し、必
要な光が出力されない。
間部を平坦面反射面とし、奥方を突出反射面とす
ると、中心光度に寄与する中間部が平坦面反射面
のため中心光度が高く、配光がシヤープになり、
また槌目反射面の効果を高めるために槌目の深さ
を深くすれば前述のように反射効率が低下し、必
要な光が出力されない。
また反射鏡の投光開口側を突出反射面とし、中
間部を槌目反射面とし、奥方を槌目反射面とすれ
ば同様に中間部の槌目による中心光度の低減効果
が小さく中心光度が高く、シヤープな配光とな
る。
間部を槌目反射面とし、奥方を槌目反射面とすれ
ば同様に中間部の槌目による中心光度の低減効果
が小さく中心光度が高く、シヤープな配光とな
る。
さらに反射鏡の投光開口側を平坦面とし、中間
部を突出反射面とし、奥方を槌目反射面とすると
平坦面が主のため中心光度が高く、シヤープな配
光となる問題を有している。
部を突出反射面とし、奥方を槌目反射面とすると
平坦面が主のため中心光度が高く、シヤープな配
光となる問題を有している。
このような構成の反射鏡では全て配光がシヤー
プで中角配光を得ることが困難である。
プで中角配光を得ることが困難である。
本発明は、以上のような問題点に鑑みなされた
もので、中心光度を低くして所望の中角配光を得
るようビームの開き角を維持しつつ高いビーム効
率を得ることができ、更にはその製造コストも安
価とする照明器具を提供するものである。
もので、中心光度を低くして所望の中角配光を得
るようビームの開き角を維持しつつ高いビーム効
率を得ることができ、更にはその製造コストも安
価とする照明器具を提供するものである。
（問題点を解決するための手段）
本発明の照明器具は、光源と、投光開口を有し
上記光源に対設され回転２次曲面状に形成された
反射鏡とを具備し、上記反射鏡の反射面は、中間
部に両側を略対称の傾斜面とした複数の単位反射
面を突設形成した突出反射面、この突出反射面の
突出位置より投光開口部側の少なくとも一部に形
成した槌目反射面および上記突出反射面の突出位
置より奥方に形成された平坦状反射面を含んでな
り、かつ上記突出反射面は反射面の中間部におい
て、光源の発光中心を含み反射鏡の中心軸に直交
する面を基準面とし、この基準面と上記発光中心
を含む線分とのなす角度0゜〜15゜の範囲に単位反
射面の一端を位置させ、上記角度が20゜〜30゜の範
囲に単位反射面の他端を位置させて形成したもの
である。
上記光源に対設され回転２次曲面状に形成された
反射鏡とを具備し、上記反射鏡の反射面は、中間
部に両側を略対称の傾斜面とした複数の単位反射
面を突設形成した突出反射面、この突出反射面の
突出位置より投光開口部側の少なくとも一部に形
成した槌目反射面および上記突出反射面の突出位
置より奥方に形成された平坦状反射面を含んでな
り、かつ上記突出反射面は反射面の中間部におい
て、光源の発光中心を含み反射鏡の中心軸に直交
する面を基準面とし、この基準面と上記発光中心
を含む線分とのなす角度0゜〜15゜の範囲に単位反
射面の一端を位置させ、上記角度が20゜〜30゜の範
囲に単位反射面の他端を位置させて形成したもの
である。
（作用）
本発明の照明器具は、反射鏡の奥方の平坦状反
射面で反射光は指向性が与えられ、ビーム光束に
寄与し、中心光度に最も寄与する中間部の突出反
射面にてビームの中心光度を低下し、ビーム角が
拡大され、槌目反射面と突出反射面および平坦状
反射面との組合せによりビームの開き角が45゜〜
65゜のビーム効率の高い中角配光が得られる。
射面で反射光は指向性が与えられ、ビーム光束に
寄与し、中心光度に最も寄与する中間部の突出反
射面にてビームの中心光度を低下し、ビーム角が
拡大され、槌目反射面と突出反射面および平坦状
反射面との組合せによりビームの開き角が45゜〜
65゜のビーム効率の高い中角配光が得られる。
（実施例）
次に本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第１図、第２図において、１０は照明器具とし
ての例えば中角配光が要求される野球場、テニス
コートなどに用いられる投光器であり、ソケツト
１１に光源としての高輝度放電ランプ１２を装着
し、ランプ１２の光を前方に向け反射するようそ
の反射面１３をランプ１２に対設してなる反射鏡
１４をソケツト１１と一体に形成された光源筒１
１ａに固定する。また前記ランプ１２の奥方にて
その反射面１５を前方に向けたビーム角制御用補
助反射鏡１６を上記光源筒１１ａに固定してい
る。
ての例えば中角配光が要求される野球場、テニス
コートなどに用いられる投光器であり、ソケツト
１１に光源としての高輝度放電ランプ１２を装着
し、ランプ１２の光を前方に向け反射するようそ
の反射面１３をランプ１２に対設してなる反射鏡
１４をソケツト１１と一体に形成された光源筒１
１ａに固定する。また前記ランプ１２の奥方にて
その反射面１５を前方に向けたビーム角制御用補
助反射鏡１６を上記光源筒１１ａに固定してい
る。
上記反射鏡１４は回転２次曲面状の１つとして
回転放物面状に形成され、その反射面１３は高純
度アルミニウムを電解研磨、アルマイト処理を施
し十分な鏡面性を有するように形成されている。
そしてこの反射鏡１４の反射面１３は中間部に突
出反射面２２に形成し、この突出反射面２２の突
出位置よりも投光開口部側の少なくとも一部を槌
目反射面２１に形成するとともに突出反射面２２
よりも奥方を反射光の指向性に寄与する平坦状反
射面に形成する。
回転放物面状に形成され、その反射面１３は高純
度アルミニウムを電解研磨、アルマイト処理を施
し十分な鏡面性を有するように形成されている。
そしてこの反射鏡１４の反射面１３は中間部に突
出反射面２２に形成し、この突出反射面２２の突
出位置よりも投光開口部側の少なくとも一部を槌
目反射面２１に形成するとともに突出反射面２２
よりも奥方を反射光の指向性に寄与する平坦状反
射面に形成する。
そして前記槌目反射面２１は個々の突部が略半
球状の凹凸面にて形成され、前記槌目反射面２１
を形成する個々の突部は、全型の製作性、価格あ
るいは絞り加工性と云つたから経験的に直径２〜
20mm、深さ0.1〜2.0mm程度のものが良好であるこ
とが知られている。また、この槌目反射面２１と
隣接してその反射面１３の中間部の槌目反射面２
１の奥方に複数の単位反射面からなる、突出反射
面２２が形成されている。この突出反射面２２は
ビームの中心光度を低下させ、その分をビームの
開き角の拡大に寄与させるものであり、反射面１
３の周方向に等間隔をおいて複数個突設した単位
反射面で形成され、ランプ１２の発光中心を含み
反射鏡１４の中心軸２３に直交する面を基準面２
４と、この基準面２４と上記ランプ１２の発光中
心を含む線分２５，２６とがなす角度をθ1，θ2と
すると、このθ1とθ2に挟まれた範囲内に上記突出
反射面２２は位置されている。またこの突出反射
面２２の単位反射面は第３図に示すようにその両
側を略対称の傾斜面２２ａ，２２ｂとし、その傾
斜面２２ａ，２２ｂの傾斜角に応じ入射される光
を実線ａで示すように中心軸に対して斜め前方に
反射する。従つて、点線ｂで示されるこの突出反
射面２２が存在しない場合の反射光に比し反射光
が分散される。
球状の凹凸面にて形成され、前記槌目反射面２１
を形成する個々の突部は、全型の製作性、価格あ
るいは絞り加工性と云つたから経験的に直径２〜
20mm、深さ0.1〜2.0mm程度のものが良好であるこ
とが知られている。また、この槌目反射面２１と
隣接してその反射面１３の中間部の槌目反射面２
１の奥方に複数の単位反射面からなる、突出反射
面２２が形成されている。この突出反射面２２は
ビームの中心光度を低下させ、その分をビームの
開き角の拡大に寄与させるものであり、反射面１
３の周方向に等間隔をおいて複数個突設した単位
反射面で形成され、ランプ１２の発光中心を含み
反射鏡１４の中心軸２３に直交する面を基準面２
４と、この基準面２４と上記ランプ１２の発光中
心を含む線分２５，２６とがなす角度をθ1，θ2と
すると、このθ1とθ2に挟まれた範囲内に上記突出
反射面２２は位置されている。またこの突出反射
面２２の単位反射面は第３図に示すようにその両
側を略対称の傾斜面２２ａ，２２ｂとし、その傾
斜面２２ａ，２２ｂの傾斜角に応じ入射される光
を実線ａで示すように中心軸に対して斜め前方に
反射する。従つて、点線ｂで示されるこの突出反
射面２２が存在しない場合の反射光に比し反射光
が分散される。
次に、突出反射面２２を反射面１３内にどのよ
うな範囲で形成するかについて説明する。
うな範囲で形成するかについて説明する。
加工単価について考えると、凹凸面の槌目反射
面２１は反射鏡１４の絞り加工と一体的に加工形
成することができるため加工単価が安価ですむ
が、突出反射面２２は絞り加工と別工程のプレス
加工が必要であるため加工単価が高くつくので前
記角度θ1とθ2との角度差を大きく採り、例えば突
出反射面２２を開口部近傍まで延設すると、所望
の中角配光を得ることができるが、前述したよう
に絞り加工と一括して行なえない突出反射面２２
の形成用のプレス加工を数多く行なわねばなら
ず、またプレス加工用の金型の増設が必要とな
り、その結果製品としての価格競争力がないもの
になつてしまう。
面２１は反射鏡１４の絞り加工と一体的に加工形
成することができるため加工単価が安価ですむ
が、突出反射面２２は絞り加工と別工程のプレス
加工が必要であるため加工単価が高くつくので前
記角度θ1とθ2との角度差を大きく採り、例えば突
出反射面２２を開口部近傍まで延設すると、所望
の中角配光を得ることができるが、前述したよう
に絞り加工と一括して行なえない突出反射面２２
の形成用のプレス加工を数多く行なわねばなら
ず、またプレス加工用の金型の増設が必要とな
り、その結果製品としての価格競争力がないもの
になつてしまう。
また配光特性上から、この角度θ1，θ2を検討す
ると、突出反射面２２が無い場合の反射面上の微
小反射面部の中心光度への寄与率を実験した結
果、第５図に示すように、寄与率の高い角θ1＝０
〜15゜、角θ2＝20〜30゜に突出反射面２２を設ける
ことが、配光特性上効果が大きい。このようにθ1
＝0゜〜15゜、θ2＝20゜〜30゜の範囲に設定すると、第
４図の曲線ｂに示すように、槌目反射面２１と突
出反射面２２とが効果的に組合されビームの開き
角が十分でかつビーム効率の高い配光特性を得る
ことができる。また、上記角θ1，θ2を順次小さく
し槌目反射面２を相対的に広くしていくと、中心
光度が増加しビームの開き角が所望する45゜ない
し65゜の範囲を超えたいわゆる狭角配光となり、
前述した野球場やテニスコートの照明には不適当
なものとなる。
ると、突出反射面２２が無い場合の反射面上の微
小反射面部の中心光度への寄与率を実験した結
果、第５図に示すように、寄与率の高い角θ1＝０
〜15゜、角θ2＝20〜30゜に突出反射面２２を設ける
ことが、配光特性上効果が大きい。このようにθ1
＝0゜〜15゜、θ2＝20゜〜30゜の範囲に設定すると、第
４図の曲線ｂに示すように、槌目反射面２１と突
出反射面２２とが効果的に組合されビームの開き
角が十分でかつビーム効率の高い配光特性を得る
ことができる。また、上記角θ1，θ2を順次小さく
し槌目反射面２を相対的に広くしていくと、中心
光度が増加しビームの開き角が所望する45゜ない
し65゜の範囲を超えたいわゆる狭角配光となり、
前述した野球場やテニスコートの照明には不適当
なものとなる。
従つて、本実施例においてはビームの開き角が
十分でかつ十分な配光特性が与えられる、θ1＝0゜
〜15゜、θ2＝20゜〜30゜の範囲に突出反射面２２を形
成する。なお、この突出反射面２２の隣接する各
単位反射面は所定間隔を介して位置しているた
め、不必要な相互反射は生ぜず高い効率を受ける
ことができる。
十分でかつ十分な配光特性が与えられる、θ1＝0゜
〜15゜、θ2＝20゜〜30゜の範囲に突出反射面２２を形
成する。なお、この突出反射面２２の隣接する各
単位反射面は所定間隔を介して位置しているた
め、不必要な相互反射は生ぜず高い効率を受ける
ことができる。
なお、上記実施例では、反射鏡１４の反射面１
３を、高純度アルミニウムに電解研磨、アルマイ
ト処理を施して形成したものであるが、これに限
らず、第６図に示すように、銅、低純度アルミニ
ウムあるいは耐熱性樹脂を用いた反射鏡基板３１
に下地層３２を被着し、この下地層３２上に金属
の反射膜３３を蒸着などにより被着し、この反射
膜３３上に透明ガラスなどの透明生無機質の保護
膜３４を蒸着などにより被着して反射面１３を形
成してもよい。ここにおいて、金属反射膜３３に
高純度アルミニウムを用い、保護膜３４にSiO2
等の材料を用いることにより形成した反射面は、
高純度アルミニウムを電解研磨、アルマイト処理
して形成した反射面に比し、JIS38741で定義され
る20度光沢度で約1.5倍のすぐれた反射特性を示
す。従つて、反射面１３をこのような積層構造と
することにより、突出反射面２２、槌目反射面２
１等が一層すぐれた効果を発揮し、より高い器具
効率を得ることができる。また、SiO2等の材料
を用いて形成された保護膜３４は耐候性にすぐれ
ているため、長期にわたり一定の鏡面性、反射率
を維持することができる。
３を、高純度アルミニウムに電解研磨、アルマイ
ト処理を施して形成したものであるが、これに限
らず、第６図に示すように、銅、低純度アルミニ
ウムあるいは耐熱性樹脂を用いた反射鏡基板３１
に下地層３２を被着し、この下地層３２上に金属
の反射膜３３を蒸着などにより被着し、この反射
膜３３上に透明ガラスなどの透明生無機質の保護
膜３４を蒸着などにより被着して反射面１３を形
成してもよい。ここにおいて、金属反射膜３３に
高純度アルミニウムを用い、保護膜３４にSiO2
等の材料を用いることにより形成した反射面は、
高純度アルミニウムを電解研磨、アルマイト処理
して形成した反射面に比し、JIS38741で定義され
る20度光沢度で約1.5倍のすぐれた反射特性を示
す。従つて、反射面１３をこのような積層構造と
することにより、突出反射面２２、槌目反射面２
１等が一層すぐれた効果を発揮し、より高い器具
効率を得ることができる。また、SiO2等の材料
を用いて形成された保護膜３４は耐候性にすぐれ
ているため、長期にわたり一定の鏡面性、反射率
を維持することができる。
本発明によれば、反射鏡の反射面は回転２次曲
面状に形成するとともに、この反射面の中間部に
両側を略対称の傾斜面とした複数の単位反射面を
突出形成した突出反射面、この突出反射面の突設
位置より投光開口部側の少なくとも一部に形成し
た槌目反射面および上記突出反射面の突出位置よ
り奥方に平坦状反射面を形成し、突出反射面は所
定範囲の中間部に形成したので、奥方の平坦状反
射面では反射光は指向性を与えられ、複数の単位
反射面からなる突出反射面と槌目反射面との反射
光を効果的に組合せることができ、中心光度を低
下させてビームの開き角を所望の中角配光の範囲
に維持しつつ高いビーム効果を得ることが可能と
なり、さらに加工単価が高い単位反射面の突設範
囲は槌目反射面との組合せにより所定の範囲に制
限することができ、その結果製造コストの低減を
図ることができるものである。
面状に形成するとともに、この反射面の中間部に
両側を略対称の傾斜面とした複数の単位反射面を
突出形成した突出反射面、この突出反射面の突設
位置より投光開口部側の少なくとも一部に形成し
た槌目反射面および上記突出反射面の突出位置よ
り奥方に平坦状反射面を形成し、突出反射面は所
定範囲の中間部に形成したので、奥方の平坦状反
射面では反射光は指向性を与えられ、複数の単位
反射面からなる突出反射面と槌目反射面との反射
光を効果的に組合せることができ、中心光度を低
下させてビームの開き角を所望の中角配光の範囲
に維持しつつ高いビーム効果を得ることが可能と
なり、さらに加工単価が高い単位反射面の突設範
囲は槌目反射面との組合せにより所定の範囲に制
限することができ、その結果製造コストの低減を
図ることができるものである。
第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の側
断面図、第２図は同上正面図、第３図は突出反射
面の単位反射面の拡大図、第４図は配光特性図、
第５図は中心光度に対する寄与率を示す特性図、
第６図は反射面の表面処理の説明図である。 １０…照明器具としての投光器、１２…光源と
しての高輝度放電ランプ、１３…反射面、１４…
反射鏡、２１…槌目反射面、２２…突出反射面、
２２ａ，２２ｂ…傾斜面、２４…基準面、３１…
基板、３２…下地層、３３…反射膜、３４…保護
膜。
断面図、第２図は同上正面図、第３図は突出反射
面の単位反射面の拡大図、第４図は配光特性図、
第５図は中心光度に対する寄与率を示す特性図、
第６図は反射面の表面処理の説明図である。 １０…照明器具としての投光器、１２…光源と
しての高輝度放電ランプ、１３…反射面、１４…
反射鏡、２１…槌目反射面、２２…突出反射面、
２２ａ，２２ｂ…傾斜面、２４…基準面、３１…
基板、３２…下地層、３３…反射膜、３４…保護
膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 光源と、投光開口を有し上記光源に対設され
回転２次曲面状に形成された反射鏡とを具備し、 上記反射鏡の反射面は、中間部に両側を略対称
の傾斜面とした複数の単位反射面を突設形成した
突出反射面、この突出反射面の突出位置より投光
開口部側の少なくとも一部に形成した槌目反射面
および上記突出反射面の突出位置より奥方に形成
された平坦状反射面を含んでなり、 かつ上記突出反射面は反射面の中間部におい
て、光源の発光中心を含み反射鏡の中心軸に直交
する面を基準面とし、この基準面と上記発光中心
を含む線分とのなす角度0゜〜15゜の範囲に単位反
射面の一端を位置させ、上記角度が20゜〜30゜の範
囲に単位反射面の他端を位置させて形成したこと
を特徴とする照明器具。 ２ 反射鏡は基板上に下地層を設け、この下地層
上に反射膜および透明性無機質の保護膜を設けて
反射面を形成したことを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の照明器具。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16098379A JPS5684805A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Illuminator |
| AU65043/80A AU532931B2 (en) | 1979-12-11 | 1980-12-03 | Luminaire reflector |
| US06/213,023 US4404620A (en) | 1979-12-11 | 1980-12-04 | Luminaire |
| GB8039508A GB2065287B (en) | 1979-12-11 | 1980-12-10 | Reflectors for luminaires |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16098379A JPS5684805A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Illuminator |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5684805A JPS5684805A (en) | 1981-07-10 |
| JPS6346921B2 true JPS6346921B2 (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=15726333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16098379A Granted JPS5684805A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Illuminator |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4404620A (ja) |
| JP (1) | JPS5684805A (ja) |
| AU (1) | AU532931B2 (ja) |
| GB (1) | GB2065287B (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2146754A (en) * | 1983-09-16 | 1985-04-24 | Manville Service Corp | Fluted reflector |
| US4651257A (en) * | 1985-07-15 | 1987-03-17 | American Sterilizer Company | Multiple source lighting fixture |
| US4617619A (en) * | 1985-10-02 | 1986-10-14 | American Sterilizer Company | Reflector for multiple source lighting fixture |
| JPS6389601U (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-10 | ||
| JP2576164Y2 (ja) * | 1987-12-09 | 1998-07-09 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
| US4864476A (en) * | 1988-06-23 | 1989-09-05 | Qualite Sports Lighting, Inc. | Outdoor lighting system |
| US5287259A (en) * | 1991-11-27 | 1994-02-15 | Lorin Industries, Inc. | Light reflector assembly |
| US5313373A (en) * | 1992-11-25 | 1994-05-17 | United Parcel Service Of America, Inc. | Apparatus for the uniform illumination of a surface |
| AU643664B3 (en) * | 1993-04-02 | 1993-11-18 | Yeong Ton Industrial Co Ltd | Lighting equipment |
| JP2842260B2 (ja) * | 1994-01-11 | 1998-12-24 | 市光工業株式会社 | プロジェクタ型前照灯の色むら防止構造 |
| CA2200511C (en) * | 1996-03-20 | 2001-02-06 | Myron K. Gordin | Increased efficiency light fixture, reflector and method |
| US5751161A (en) * | 1996-04-04 | 1998-05-12 | Lsi Logic Corporation | Update scheme for impedance controlled I/O buffers |
| US6203176B1 (en) | 1998-12-14 | 2001-03-20 | Musco Corporation | Increased efficiency light fixture, reflector, and method |
| US6176595B1 (en) * | 1998-12-21 | 2001-01-23 | Bert C. Bomas | Vertical canopy adjustable path light |
| EP1265025B1 (de) * | 2001-06-06 | 2007-12-05 | Siteco Beleuchtungstechnik GmbH | Leuchte mit einer Entladunslampe und einem strukturierten Reflektor |
| US6698908B2 (en) * | 2002-03-29 | 2004-03-02 | Lexalite International Corporation | Lighting fixture optical assembly including relector/refractor and collar for enhanced directional illumination control |
| DE102006023120B4 (de) * | 2006-05-16 | 2010-10-14 | Auer Lighting Gmbh | Lichtreflektor mit definierter Konturenschärfe der von diesem erzeugten Lichtverteilung |
| USD857256S1 (en) * | 2018-04-27 | 2019-08-20 | Torshare Ltd. | High bay lamp |
| USD955032S1 (en) * | 2020-01-09 | 2022-06-14 | Epc Product Llc | Explosion-proof lamp |
| USD980503S1 (en) * | 2020-01-10 | 2023-03-07 | Epc Product Llc | Explosion-proof lamp |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS4830708U (ja) * | 1971-08-18 | 1973-04-14 | ||
| JPS5117239A (ja) * | 1974-08-02 | 1976-02-12 | Seiko Instr & Electronics | Ekishoretsukaboshipanerugarasu |
| JPS5477488A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Lamp shade |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US3401258A (en) * | 1966-10-17 | 1968-09-10 | Edwin F Guth Company | Luminaire reflector |
| US3499780A (en) * | 1966-12-06 | 1970-03-10 | Gen Electric | Method of making a coated aluminum reflector |
| US3662165A (en) * | 1970-03-02 | 1972-05-09 | Gen Electric | Luminaire reflector |
| US3950638A (en) * | 1973-11-14 | 1976-04-13 | Lam Incorporated | High intensity indirect lighting fixture |
| US4081667A (en) * | 1976-07-28 | 1978-03-28 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Lighting fixture having fresnel reflector with high reflection coating thereon |
| US4225908A (en) * | 1978-07-20 | 1980-09-30 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Lighting fixture and glass enclosure having high angle anti-reflection film |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP16098379A patent/JPS5684805A/ja active Granted
-
1980
- 1980-12-03 AU AU65043/80A patent/AU532931B2/en not_active Ceased
- 1980-12-04 US US06/213,023 patent/US4404620A/en not_active Expired - Lifetime
- 1980-12-10 GB GB8039508A patent/GB2065287B/en not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830708U (ja) * | 1971-08-18 | 1973-04-14 | ||
| JPS5117239A (ja) * | 1974-08-02 | 1976-02-12 | Seiko Instr & Electronics | Ekishoretsukaboshipanerugarasu |
| JPS5477488A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Lamp shade |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2065287B (en) | 1983-08-24 |
| AU6504380A (en) | 1981-06-18 |
| GB2065287A (en) | 1981-06-24 |
| US4404620A (en) | 1983-09-13 |
| JPS5684805A (en) | 1981-07-10 |
| AU532931B2 (en) | 1983-10-20 |
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