JP2576164Y2 - 照明器具 - Google Patents
照明器具Info
- Publication number
- JP2576164Y2 JP2576164Y2 JP1987187428U JP18742887U JP2576164Y2 JP 2576164 Y2 JP2576164 Y2 JP 2576164Y2 JP 1987187428 U JP1987187428 U JP 1987187428U JP 18742887 U JP18742887 U JP 18742887U JP 2576164 Y2 JP2576164 Y2 JP 2576164Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- reflector
- light source
- sides
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は下面開放形の照明器具に係り，特にその反
射板の反射面の構成態様に関するものである。 〔従来の技術〕 第３図は実公昭62-22963号公報に示された従来の照明
器具を示す断面図であり，図において（１）は器具本
体，（２）は直管形の光源，（３）はこの光源（２）の
上部および両側部を覆い下面が開放されたＷ舟底形の反
射板，（４）はその両側部（５）の下端縁部である。 従来このような照明器具に用いられる反射板（３）の
内面は，その上面および両側面を含む反射面全面を，白
色の塗装等で光の拡散反射面としたり，両側面を放物面
状の鏡面に形成していた。 また一方では長時間作業時の不快なまぶしさの軽減の
ためのグレア防止対策として，図示のように遮光角αを
設定し水平視線に近いグレアをカツトしていた。 ところで上記の反射板（３）の内面全面が光の拡散面
となつている場合，反射板（３）の下端縁部（４）を通
る光源（２）との接線と，水平面との成す角αがその遮
光角となる。このような反射板（３）においては輝度の
高い光源（２）の直接光は遮光されるが，反射板（３）
の上記接線より下方のA1〜A2部分での拡散反射光は若干
遮光角内方向へ照射されることになる。 また一方反射板（３）の両側部（５）の内面を放物面
状の鏡面としたものでは，その放物面の焦点を光源
（２）の発光中心近くに設定し，反射光軸を遮光角方向
にもつものが一般的であり，その遮光角は上記同様反射
板（３）の下端縁部（４）を通る光源（２）との接線
と，水平面との成す角αとなるが，反射光軸を遮光角方
向にもつため反射光は全て遮光角以上の方向へ反射さ
れ，遮光角以下への反射光は完全にカツトされるように
なつている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 以上のように反射板（３）の内面全面を光の拡散面と
した場合は，広がりの少ない比較的狭い配光特性しか得
られず，したがつて第２図のように広い部屋の照明を行
う場合に，照明器具の配設距離βが小さく，ために所要
台数が多くなるという欠点があつた。但しこの場合には
反射板（３）のA1〜A2部分のグレアの少ない拡散反射光
があるため，遮光角以下の浅い角度で天井面を見たと
き，天井全体が明るく感じる。 一方，反射板（３）の両側部（５）の内面を放物面状
の鏡面とした場合，反射光の大半が遮光角方向へ正反射
されるため，配光特性は広配光となり照明器具の配設距
離βも大きくとれるが，遮光角以下の反射光が完全にカ
ツトされるため，遮光角以下で天井面を見たとき天井が
暗く感じる欠点があつた。 この考案は上記従来例における双方の欠点を解決する
ためになされたもので，遮光角以下での天井全体の明る
さの獲保と，照明器具の所要配設距離を大きくとれる照
明方式を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案に係る照明器具は，反射板の両側部下半内面
を光の拡散面とし，また上半内面を放物面状の鏡面と
し，かつこれら両面の境界線を当該反射板（３）の両側
部における下端縁部（４）と光源（２）との接線の延長
線上に設定している。 〔作用〕 この考案の場合は，反射板の下部の拡散面から出るグ
レアの少ない反射光で遮光角以下で天井を見たときの天
井全体の明るさ感を維持させ，そして反射板の上部の放
物面状の鏡面により，光源から出た光を極力遮光角近く
の方向へと反射させて配光を広げる作用をする。 〔実施例〕 以下，この考案の一実施例について説明する。すなわ
ち第１図において従来のものと同一または相当個所は同
一符号を付してその重複説明は省略することにするが，
図中の（６）はこの考案のものにおける反射板（３）の
両側部（５）の下半部を形成するための内面に白色塗装
がなされた拡散形反射板であり，その上端縁部は上記反
射板（３）の下端縁部（４）と光源（２）の接線の延長
線，つまり遮光角α線上に位置するように設定されてい
る。また（７）は上記接線の光源（２）との接点（Ｆ）
を焦点とし，かつ反射軸方向を遮光角α方向とした反射
板（３）の上半部形成用の放物面状の鏡面形反射板であ
る。 なお上記実施例では拡散形反射板（６）と鏡面形反射
板（７）は別部材で構成され，リベツト（８）により一
体に結合した場合を示しているが，必ずしもこれに特定
されることはない。また本実施例においては遮光角を例
えば30°に設定した場合を示している。 上記構成のこの考案の照明器具においては光源（２）
のグレアの高い直接光は遮光角30°でカツトされ，それ
以下の水平方向の不快なグレアをなくす。一方光源
（２）から拡散形反射板（６）へ入射してきた光の反射
光によつてグレアの少ない光が水平方向に若干照射さ
れ，結果的に天井全体が明るく感じられる。また遮光角
30°以上になれば光源（２）からの直接光が照射される
ほか，光源（２）から上方向の鏡面形反射板（７）に入
射した光がその放物面により遮光角方向へ制御反射され
広配光の特性が得られることになるものである。 〔考案の効果〕 この考案の照明器具は以上のように構成しているの
で，グレアが軽減でき，かつ所要照明器具の配設距離を
大きくでき，しかも天井全体を明るくすることができる
という効果を有するものである。
射板の反射面の構成態様に関するものである。 〔従来の技術〕 第３図は実公昭62-22963号公報に示された従来の照明
器具を示す断面図であり，図において（１）は器具本
体，（２）は直管形の光源，（３）はこの光源（２）の
上部および両側部を覆い下面が開放されたＷ舟底形の反
射板，（４）はその両側部（５）の下端縁部である。 従来このような照明器具に用いられる反射板（３）の
内面は，その上面および両側面を含む反射面全面を，白
色の塗装等で光の拡散反射面としたり，両側面を放物面
状の鏡面に形成していた。 また一方では長時間作業時の不快なまぶしさの軽減の
ためのグレア防止対策として，図示のように遮光角αを
設定し水平視線に近いグレアをカツトしていた。 ところで上記の反射板（３）の内面全面が光の拡散面
となつている場合，反射板（３）の下端縁部（４）を通
る光源（２）との接線と，水平面との成す角αがその遮
光角となる。このような反射板（３）においては輝度の
高い光源（２）の直接光は遮光されるが，反射板（３）
の上記接線より下方のA1〜A2部分での拡散反射光は若干
遮光角内方向へ照射されることになる。 また一方反射板（３）の両側部（５）の内面を放物面
状の鏡面としたものでは，その放物面の焦点を光源
（２）の発光中心近くに設定し，反射光軸を遮光角方向
にもつものが一般的であり，その遮光角は上記同様反射
板（３）の下端縁部（４）を通る光源（２）との接線
と，水平面との成す角αとなるが，反射光軸を遮光角方
向にもつため反射光は全て遮光角以上の方向へ反射さ
れ，遮光角以下への反射光は完全にカツトされるように
なつている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 以上のように反射板（３）の内面全面を光の拡散面と
した場合は，広がりの少ない比較的狭い配光特性しか得
られず，したがつて第２図のように広い部屋の照明を行
う場合に，照明器具の配設距離βが小さく，ために所要
台数が多くなるという欠点があつた。但しこの場合には
反射板（３）のA1〜A2部分のグレアの少ない拡散反射光
があるため，遮光角以下の浅い角度で天井面を見たと
き，天井全体が明るく感じる。 一方，反射板（３）の両側部（５）の内面を放物面状
の鏡面とした場合，反射光の大半が遮光角方向へ正反射
されるため，配光特性は広配光となり照明器具の配設距
離βも大きくとれるが，遮光角以下の反射光が完全にカ
ツトされるため，遮光角以下で天井面を見たとき天井が
暗く感じる欠点があつた。 この考案は上記従来例における双方の欠点を解決する
ためになされたもので，遮光角以下での天井全体の明る
さの獲保と，照明器具の所要配設距離を大きくとれる照
明方式を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案に係る照明器具は，反射板の両側部下半内面
を光の拡散面とし，また上半内面を放物面状の鏡面と
し，かつこれら両面の境界線を当該反射板（３）の両側
部における下端縁部（４）と光源（２）との接線の延長
線上に設定している。 〔作用〕 この考案の場合は，反射板の下部の拡散面から出るグ
レアの少ない反射光で遮光角以下で天井を見たときの天
井全体の明るさ感を維持させ，そして反射板の上部の放
物面状の鏡面により，光源から出た光を極力遮光角近く
の方向へと反射させて配光を広げる作用をする。 〔実施例〕 以下，この考案の一実施例について説明する。すなわ
ち第１図において従来のものと同一または相当個所は同
一符号を付してその重複説明は省略することにするが，
図中の（６）はこの考案のものにおける反射板（３）の
両側部（５）の下半部を形成するための内面に白色塗装
がなされた拡散形反射板であり，その上端縁部は上記反
射板（３）の下端縁部（４）と光源（２）の接線の延長
線，つまり遮光角α線上に位置するように設定されてい
る。また（７）は上記接線の光源（２）との接点（Ｆ）
を焦点とし，かつ反射軸方向を遮光角α方向とした反射
板（３）の上半部形成用の放物面状の鏡面形反射板であ
る。 なお上記実施例では拡散形反射板（６）と鏡面形反射
板（７）は別部材で構成され，リベツト（８）により一
体に結合した場合を示しているが，必ずしもこれに特定
されることはない。また本実施例においては遮光角を例
えば30°に設定した場合を示している。 上記構成のこの考案の照明器具においては光源（２）
のグレアの高い直接光は遮光角30°でカツトされ，それ
以下の水平方向の不快なグレアをなくす。一方光源
（２）から拡散形反射板（６）へ入射してきた光の反射
光によつてグレアの少ない光が水平方向に若干照射さ
れ，結果的に天井全体が明るく感じられる。また遮光角
30°以上になれば光源（２）からの直接光が照射される
ほか，光源（２）から上方向の鏡面形反射板（７）に入
射した光がその放物面により遮光角方向へ制御反射され
広配光の特性が得られることになるものである。 〔考案の効果〕 この考案の照明器具は以上のように構成しているの
で，グレアが軽減でき，かつ所要照明器具の配設距離を
大きくでき，しかも天井全体を明るくすることができる
という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案の照明器具の一実施例を示す断面図，
第２図は照明器具の配設状態を示す図，第３図は従来の
照明器具を示す断面図である。なお図中（２）は光源，
（３）は反射板，（４）は下端縁部，（５）は両側部で
ある。 その他図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
第２図は照明器具の配設状態を示す図，第３図は従来の
照明器具を示す断面図である。なお図中（２）は光源，
（３）は反射板，（４）は下端縁部，（５）は両側部で
ある。 その他図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 １．天井面に配設され，直管形の光源の上部および両側
部を覆う下向きに開口した反射板を有するものにおい
て，上記反射板の両側部の下半内面を光の拡散面に，ま
た上半内面を放物面状の鏡面に形成し，上記下半内面の
光の拡散面と，上記下半内面の放物面状の鏡面との境界
線を，当該反射板の両側部における下端縁部と内装光源
との接線の延長線上に設定したことを特徴とする照明器
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987187428U JP2576164Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987187428U JP2576164Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 照明器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0192009U JPH0192009U (ja) | 1989-06-16 |
| JP2576164Y2 true JP2576164Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=31478583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987187428U Expired - Lifetime JP2576164Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 照明器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576164Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5684805A (en) * | 1979-12-11 | 1981-07-10 | Toshiba Electric Equip | Illuminator |
| JPS56170805U (ja) * | 1980-05-22 | 1981-12-17 |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP1987187428U patent/JP2576164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0192009U (ja) | 1989-06-16 |
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