JPH11301542A - サドル姿勢調節機構、サドルロック機構、及びこれらの機構を用いた自転車 - Google Patents

サドル姿勢調節機構、サドルロック機構、及びこれらの機構を用いた自転車

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JPH11301542A
JPH11301542A JP11224898A JP11224898A JPH11301542A JP H11301542 A JPH11301542 A JP H11301542A JP 11224898 A JP11224898 A JP 11224898A JP 11224898 A JP11224898 A JP 11224898A JP H11301542 A JPH11301542 A JP H11301542A
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晶介 川内
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政博 伊藤
Takao Tsuchiiwa
孝雄 土岩
Takehiro Miyoshi
武博 三好
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/08Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックされた状態のサドル座面をロック状態
と無関係に不正に操作できないようにしたサドル姿勢調
節機構、サドルロック機構、及びこれらの機構を用いた
自転車を提供する。 【解決手段】 自転車Bの車体フレームに対して、サド
ルAが略水平状態とした着座可能状態と、サドルAが傾
斜又は略垂直下方に向いた着座不能状態とに回動自在に
担持する回動担持手段として、シートポスト4の上端
に、その底面部が固定されたサドル支持基板1と、サド
ル支持基板1に第一軸5を介してサドル装着部材2とが
設けられている。尚、第一軸5はサドル支持基板1の一
端にサドル装着部材2の一端を貫通するように設けられ
ており、この第一軸5が回動の中心軸となる。ここで、
第一軸5として用いる部材は施錠装置Kを組み込んだシ
リンダホルダHとすることが好ましく、またサドル係止
手段3と係止部材14のいずれか一方若しくは双方を当
接停止させる停止部材23を、サドル装着部材2に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自転車に取付
けられたサドルの姿勢を調節するサドル姿勢調節機構
と、サドルをロックするサドルロック機構と、これらの
機構を用いた自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車では、盗難防止のために何
らかのキーを前輪又は後輪に施錠してこれが回転しない
ようにしている。例えば、自転車を駐輪する時は、キー
を操作して自転車のスポークにつっかえ棒を入れること
により前輪又は後輪の回転を防止したり、スポークにチ
ェーンキーを通してこれを施錠して前輪又は後輪の回転
を防止することで、自転車の盗難を防ごうとする。
【0003】しかし、このような簡潔なキーであれば、
ただ単にキーを破損するだけで前輪又は後輪が再び回転
可能となるので、キーを破損して自転車を盗み再び乗る
ことが出来るので、問題であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前輪又は後輪
の回転を防止するという従来の着想を変えて、自転車を
駐輪する時にサドルを乗れない形に変形してロックして
しまうことで、駐輪中の自転車を盗もうとする者に対し
て「乗れない自転車」という意識を与えることにより自
転車盗難を防止する装置が提案されている。
【0005】このような装置の代表的な一例として、実
開昭61−58178号公報においてサドル自体を乗れ
ない形にロックする形式の自転車のサドル装置が提案さ
れている。
【0006】この自転車のサドル装置は、サドル先端の
ヒンジ部を中心にサドルを約180度回転させ、この状
態でヒンジ部と連動した鉤部材を作動させる事により、
サドルが着座不可能な状態でロックするように構成され
ている。
【0007】しかし、この構造では自転車の盗難予防と
しては対策は未だ十分であるとは言えない。即ち、この
サドル装置であれば、鉤部材のみを破壊することでサド
ルのロック状態を解除し、サドルを着座可能な状態に戻
して、再び自転車に乗れるようにすることが可能だから
である。
【0008】そこで本発明は以上の点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ロックされた状態のサドル座
面をロック状態と無関係に不正に操作できないようにし
たサドル姿勢調節機構、サドルロック機構、及びこれら
の機構を用いた自転車を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るサドル姿
勢調節機構は、自転車の車体フレームに対するサドルの
姿勢を調節可能とするサドル姿勢調節機構において、前
記サドル姿勢調節機構による前記サドルの姿勢の調節範
囲を規制するサドル姿勢調節範囲規制手段を備えたこと
を特徴とする。又、請求項2に係る自転車は、請求項1
記載のサドル姿勢調節機構を備えたことを特徴とする。
【0010】このサドル姿勢調節機構及びこのサドル姿
勢調節機構を備えた自転車では、サドル姿勢調節範囲規
制手段がサドルの姿勢の調節範囲を規制する。
【0011】請求項3に係るサドルロック機構は、自転
車のサドルを着座不能状態でロックするサドルロック機
構であって、自転車の車体フレームに対してサドルを着
座可能状態と着座不能状態の間で回動自在に担持する回
動担持手段と、前記着座不能状態にある前記サドルを前
記着座不能状態で前記回動担持手段によるサドルの回動
を固定保持する回動固定保持手段と、前記着座可能状態
にあるサドルの前記車体フレームに対する姿勢を調節す
るサドル姿勢調節機構とを備え、前記サドルの姿勢調節
範囲を規制するサドル姿勢調節範囲規制手段を有するこ
とを特徴とする。
【0012】このサドルロック機構では、回動担持手段
はサドルを自転車の車体フレームに対して着座可能な状
態と着座不可能な状態との間で回動自在に担持し、回動
固定保持手段はサドルを着座不能な状態で回動を固定保
持し、サドル姿勢調節機構は着座可能な状態にあるサド
ルの自転車の車体フレームに対する姿勢を調節し、サド
ル姿勢調節範囲規制手段はサドルの姿勢の調節範囲を規
制する。
【0013】この請求項3記載のサドルロック機構にお
いて、請求項4記載のように、前記回動担持手段による
前記サドルの回動角度範囲よりも、前記サドル姿勢調節
範囲規制手段によって規制された前記サドル姿勢調節機
構によるサドル調節角度範囲のほうが小さいようにする
ことは好ましい。このように設定すると、サドルロック
時にサドルの姿勢を着座可能な状態にすることを防ぐ。
【0014】さらに請求項3又は請求項4記載のサドル
ロック機構において、請求項5記載のように、前記回動
担持手段は、前記自転車の車体フレームを構成する立て
パイプに挿入固定されるシートポストの上端にその底面
部が固定されたサドル支持基板と、前記サドル支持基板
に、略水平状態とした着座可能状態から、前方下方に傾
斜した若しくは略垂直下方に向いた着座不能状態との間
で回動自在に設けられたサドル装着部材とからなり、前
記サドル姿勢調節範囲規制手段は、前記サドル装着部材
に対する前記サドルの取付角度を一定角度内であるよう
にするものであるようにすることは好ましい実施の形態
である。
【0015】このサドルロック機構では、サドルを着座
可能状態から着座不能状態へと回動させることで、サド
ル支持基板に対してサドル装着部材が回動し、サドル姿
勢調節範囲規制手段はサドルとサドル装着部材との間の
取付角度を一定角度内であるように規制する。
【0016】又、請求項5記載のサドルロック機構にお
いて、請求項6記載のように、前記サドル支持基板の一
端に前記サドル装着部材の一端を貫通する筒状のシリン
ダホルダを設け、前記サドル支持基板と前記サドル装着
部材の間に、サドル装着部材の他端側を、サドル支持基
板の他端側から離間する方向に付勢する付勢手段を介装
し、前記サドル支持基板の他端側に、前記サドル装着部
材の他端側と係合するサドル係止レバーを設け、前記サ
ドル支持基板の前記底面部の上面に、前記サドル係止レ
バーがサドル装着部材の他端側に係合した状態でサドル
装着部材の底部に当接して弾性変形する弾性体を設ける
ことは好適な実施の形態である。
【0017】このように設けられたシリンダホルダは軸
を兼ねる。また付勢手段とサドル係止レバーを同時にこ
のように設けているので、サドル係止レバーを操作する
ことで付勢手段がサドルを着座不能状態に容易に回動す
る補助をする。さらに弾性体はサドル支持基板とサドル
装着部材の当接する部分の保護をする。さらにこれら2
つの部材の加工誤差を修正し、これらの部材間に生じる
可能性のあるがたつきを解消する。
【0018】また請求項5又は請求項6のいずれかに記
載のサドルロック機構において、請求項7記載のよう
に、前記サドルは、サドルを保持するサドル保持部材
と、前記サドル保持部材と前記サドル装着部材とをネジ
止めするネジ止め係止手段により前記サドル装着部材に
固着保持され、前記サドル姿勢調節機構は、前記ネジ止
め係止手段により係止保持されたサドル保持部材の一部
又はネジ止め係止手段の一部のいずれか一方若しくは双
方を、前記ネジ止め係止手段によるネジ止め部を中心と
しての回動を当接停止させる停止部材を有することは非
常に好適である。
【0019】このサドルロック機構では、ネジ止め部を
緩めてサドルの取付角度を変更しようとしてもネジ止め
係止手段又はサドル保持部材と停止部材とが当接して、
その変更を行えないようにする。
【0020】そして停止部材としては、請求項8記載の
ように板状、箱状、若しくは棒状のいずれかの形状であ
るとなお好ましい。停止部材を板状、箱状、棒状とする
と、サドル取付角度規制具の作成が簡潔となる。
【0021】このサドルロック機構として請求項9記載
のように、請求項3記載のサドルロック機構において回
動固定保持手段として施錠装置を用いることは好まし
く、同様に請求項10記載のように、請求項6のサドル
ロック機構において、前記回動固定保持手段である施錠
装置を、前記シリンダホルダに組み込んでなることは好
ましい実施の形態である。このように施錠装置を用いる
と、施錠装置は確実に回動固定保持を行う。
【0022】そして請求項11記載のように、請求項9
又は請求項10記載のサドルロック機構において、少な
くとも、前記施錠装置が、前記シリンダホルダに同軸状
に組み込まれ、又キーによる回動操作によりシリンダホ
ルダ奥端側の出力軸が前記キーと同軸状に回動するよう
に構成されたシリンダ錠本体と、前記シリンダホルダに
同軸状に組み込まれ、又前記シリンダ錠本体の出力軸に
係合して回転駆動されるカム体と、前記シリンダホルダ
に組み込まれ、前記カム体と係合した状態で、シリンダ
ホルダ外周部から出退する方向にスライド移動する施錠
レバーとを有しており、前記施錠装置の施錠レバーは、
前記着座可能状態の前記サドル装着部材と当接して前記
シリンダホルダ外周部内にあり、前記サドル装着部材が
着座不能状態に回動すると、前記シリンダホルダ外周部
から突出して前記サドル装着部材と係合して施錠される
ように構成されてなる事が望ましい。
【0023】このような施錠装置を用いると、これをシ
リンダホルダに組み込めるので施錠装置のための新たな
スペースを要せず、ひいてはサドルロック機構をコンパ
クトなものとする。
【0024】そして請求項12に記載の自転車によれ
ば、請求項3ないし請求項11に記載のサドルロック機
構を備えてなることを特徴としている。この自転車であ
れば、サドルロック機構の作用が自転車の盗難防止に寄
与する。
【0025】また請求項13に記載の自転車によれば、
請求項12に記載の自転車において、立てた状態と跳ね
上げた状態とに回動自在に設けられたスタンド本体と、
前記スタンド本体が回動自在である非スタンドロック位
置から、前記スタンド本体が立てた状態にロックされる
スタンドロック位置に、スタンド本体をロックさせるス
タンドロック部材と、前記サドルの回動を、前記スタン
ドロック部材に伝達する連結部材と、を有することを特
徴としている。
【0026】この自転車では、サドルの回動を連結部材
がスタンドロック部材に伝達し、スタンドロック部材
は、スタンド本体が回動自在である非スタンドロック位
置からスタンド本体が立てた状態にロックされるスタン
ドロック位置に、スタンド本体を移動させる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。尚、ここで示す実施の
形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形
態に限定されるものではない。
【0028】(実施の形態1)図1は本発明に係るサド
ルロック機構SにサドルAを取付た状態の一例を示し
た、一部を断面図とした概略側面図であり、図2は後述
する着座不能状態にあるサドルAを取付たサドルロック
機構Sの後方斜視図である。又図3はサドルロック機構
Sの要部の構造を示す断面図であり、図4はその分解斜
視図である。
【0029】ここで示した本発明に係るサドルロック機
構Sは、自転車Bの車体フレームに対して、サドルAが
略水平状態とした着座可能状態と、サドルAが傾斜又は
略垂直下方に向いた着座不能状態とに回動自在に担持す
る回動担持手段として、シートポスト4の上端に、その
底面部が固定されたサドル支持基板1と、サドル支持基
板1に第一軸5を介してサドル装着部材2とが設けられ
ている。尚、第一軸5はサドル支持基板1の一端にサド
ル装着部材2の一端を貫通するように設けられており、
この第一軸5が回動の中心軸となる。ここで、第一軸5
として用いる部材は特に限定しないが、図4に示すよう
に施錠装置Kを組み込んだシリンダホルダHとすること
が好ましい。その理由については後述する。
【0030】また図5に示すように、着座可能状態にあ
るサドルAの自転車Bの車体フレームに対する姿勢を調
節するサドル姿勢調節機構として、主にネジ止め係止手
段である係止部材14とサドル係止部材3及び停止部材
23とを備えている。具体的には、サドル装着部材2と
サドル係止部材3はボルトとナットにより係止部材14
を介して第二軸6を回動の中心として取付られている。
尚、ここで図示しているように、係止部材14のネジ止
めに用いる部材は市販されている一般規格のボルトとネ
ジであっても構わないし、さらに言えばこのボルトとネ
ジを組んだ後、これらを再び分解できないようにしてあ
っても良い。
【0031】又、サドル係止部材3として様々なものが
考えられるが、ここでは連結杆13aが備わったスプリ
ング13を用いている。さらに、ここで図示した係止部
材14の形状はあくまでも一例であるが、この一例で
は、図5に示すように伸延されたスプリング13の一端
である連結杆13aを係止部材14が挟み込むようにな
っており、また係止部材14が第二軸6を中心に回動す
る時、停止部材23と接する程度の形状を有しているこ
とが重要である。これが実現可能な形状であれば、係止
部材14の形状はこの例示には限定されないし、連結杆
13aと係止部材14は溶着されていても良い。また接
することが重要である理由については後述する。
【0032】次に、サドル装着部材2の構造を図6を参
照しつつ簡単に説明すると、基本的には側面視で略コの
字に折り曲げ形成されており、その底部には開口部21
が設けられ、又後述するようにシリンダキー7の一部と
係合する係合凸部22と、板状の停止部材23が設けら
れている。この係合凸部22と板状の停止部材23は一
体形成されているが、例えばこれらを別途作成し、その
後溶着する、等の方法で設けてあってもよい。又、後述
するように本発明に係るサドルロック機構Sを自転車に
利用し、サドルロック機構Sの回動を自転車Bのスタン
ド装置Tと連動させるためにワイヤW等の連結部材を用
いる時、連結部材の一端を連結するためのハンガー部2
4が予め設けられていることが望ましい。
【0033】尚、停止部材23は、作成の容易さを考慮
すればここに図示したように板状であることが好ましい
が、この形状も板状に限定するものではなく、例えば箱
状、棒状としてあっても構わない。
【0034】さらに図3に示すようにサドル支持基板1
とサドル装着部材2の間に第一の付勢手段としてここで
はバネb1が介装されている。このバネb1は、サドル
装着部材2の他端を、サドル支持基板1の他端から離間
する方向に付勢するものであるが、このように付勢可能
な部材であれば、第一の付勢手段をバネb1に限定する
ものではない。
【0035】さらにサドル支持基板1の他端にはサドル
装着部材2の他端と係合するサドル係止レバー11が設
けられており、サドル係止レバー11がサドル装着部材
2の他端に係合した状態でサドル装着部材2の底部に当
接して弾性変形する弾性体として、ラバーゴム12をサ
ドル支持基板1の底面部の上面に設けている。この弾性
体はサドル装着部材2とサドル支持基板1との間に加工
誤差が生じても、着座可能状態にあるこれら2つの部材
の間のがたつきをなくすためのものであり、このがたつ
き解消が可能な部材であれば、この弾性体をラバーゴム
12に限定するものではない。
【0036】又図4に示すようにシリンダホルダHには
施錠装置Kが組み込まれているが、この施錠装置Kは後
述するように、サドル支持基板1に対するサドル装着部
材2の回動角度を一定のものに案内し、又一定角度を保
持するために備えられたものであり、ここではシリンダ
ホルダHに組み込みやすく、又シリンダホルダHに組み
込むことで装置全体をコンパクトに出来る、という点を
考慮してシリンダキー7を採用している。しかしこの目
的を達成できる施錠装置であれば、その形態をシリンダ
キーに限定するものではない。又、図示はしないが、施
錠装置KをシリンダホルダHに組み込まずに別途設ける
ことも考えられる。
【0037】シートポスト4には図2に示すようにその
断面形状の一部に凹部38が設けられていることが望ま
しい。そして、特に図示はしないが、このサドルロック
機構Sを自転車に用いる場合、シートポスト4を挿入す
る部分の断面形状にこの凹部38に応じた凸部を設けて
おけば、この凹凸の組み合わせに適しない断面形状を有
するシートポストを持ったサドル構造の使用が不可能に
なる。又特に図示はしないが、シートポスト4の断面形
状が凹凸以外でも、例えば三角形や四角形などの様に、
市販されていない形態のものであれば同様の目的を達す
ることが可能である。
【0038】次に、シリンダホルダHに組み込まれてい
るシリンダキー7の構成と動作について、主に図3、図
4及び図7を参照しつつ説明する。
【0039】このシリンダキー7は主にシリンダキー本
体36と、カム体35と、施錠レバー32から構成され
ており、シリンダキー本体36の中心軸上に出力軸36
aがあり、この出力軸36aはカム体35の中心孔35
aと係合している。又、カム体35と係合して、圧縮バ
ネ34の付勢力を利用してシリンダホルダHの外周部か
ら出退する方向にスライド移動する段部32aを有する
施錠レバー32も設けられている。又このカム体35に
はピン35bが植設されており、カム体35のピン35
bは施錠レバー32の段部32aの下面に係合してい
る。
【0040】シリンダホルダHについて説明すると、シ
リンダホルダHの内側の底部には施錠レバー32を昇降
自在にガイドするガイド溝33が形成されている。そし
てシリンダホルダHはサドル支持基板1とサドル装着部
材2の回動軸である第一軸5となっている。
【0041】シリンダホルダHのガイド溝33に圧縮バ
ネ34と施錠レバー32をセットするとともに、その次
にシリンダホルダHにカム体35とシリンダキー本体3
6をセットし、最後にシリンダホルダHとシリンダキー
本体36が脱落しないように蓋37によって閉塞してい
る。
【0042】尚、以上のシリンダホルダHとシリンダキ
ー7、そしてサドル支持基板1とサドル装着部材2の分
解斜視図は図4に示す通りである。
【0043】シリンダホルダHに組み込まれたシリンダ
キー7を操作すると、即ち図4に示すように、シリンダ
キー本体36にキー31を差し込んで回動操作すると、
シリンダキー本体36の出力軸36aが回動してカム体
35が回転するようになっている。カム体35が回転す
ると施錠レバー32が圧縮バネ34の付勢力に抗して上
昇し、施錠レバー32の先端が後退するようになってい
る。
【0044】このように構成される本発明に係るサドル
ロック機構Sの動きについて、主に図3を参照しつつ説
明する。
【0045】まず、サドルAが着座可能状態である時、
即ちサドルAが略水平である時、サドル支持基板1とサ
ドル装着部材2とは、サドル係止レバー11により係止
されている。
【0046】次に、サドルAの状態を着座可能状態から
着座不能状態、即ちサドルAが傾斜又は略垂直である状
態にするには、サドル係止レバー11を操作して、サド
ル支持基板1とサドル装着部材2の係合を解除する。こ
の係合が解除されると、バネb1の付勢力により、サド
ル装着部材2が第一軸5を中心にサドル支持基板1から
離れる方向に自動的に跳ね上がるように回動する。そし
て一定の角度までサドル装着部材2が回動すると、シリ
ンダキー7によってサドルAが着座不能状態にロックさ
れて、再びサドルAを操作することが出来なくなる。
【0047】この時のシリンダキー7の動きは次の通り
である。即ちサドルAを着座可能状態から着座不能状態
へと回動すると、施錠レバー32の先端がシリンダホル
ダH外周部からサドル装着部材2の係合凸部22の回動
経路中へと大きく突出する。従って、シリンダキー7を
開錠せずにサドルAを着座可能状態に戻そうとしても、
サドル装着部材2の係合凸部22が施錠レバー32の先
端に衝突してこれを戻すことが出来ないのである。
【0048】ここで、先述した板状の停止部材23がサ
ドル装着部材2に設けられているので、仮にこの着座不
能状態にあるサドルAに対して、サドルAがロックされ
たままで第二軸6を緩めることでサドル係止部材3を不
正に操作してサドルAの取付角度を着座可能状態に戻そ
うとしても、停止部材23がサドルAが略水平になるこ
とを阻むので、ロックされたサドルAが着座可能状態に
戻されることはない。
【0049】つまり、図5を参照しつつ説明すると、サ
ドルAのロックを解除せず、第二軸6を緩めて係止部材
14ごとスプリング13を回動させようとしても、その
途中で係止部材14と停止部材23が衝突してしまい、
一定の角度以上に係止部材14が回動することが規制さ
れてしまうのである。ここで、仮に停止部材23を設け
ていなければ、図13に示すようにサドル係止部材3
(スプリング13)とサドル装着部材2を係止している
係止部材14を緩めることにより、係止部材14の形
状、及びサドル装着部材2とサドル支持基板1のロック
状態とは無関係にサドルAを着座可能状態とすることが
可能となるので、このような事態を防ぐために停止部材
23が設けられているのである。
【0050】又、このような規制を行うためにここでは
係止部材14の形状の一例として図示した形状を用いて
いるのであるが、同様の手順で停止部材23と衝突する
のであれば、必ずしも係止部材14の形状はこの図示さ
れた一例には限定されない。重要なのは、停止部材23
と係止部材14とが必ず衝突することである。又、係止
部材14ではなく、サドル係止部材3(スプリング1
3)の形状を工夫して一端に連結杆13aを設け、この
連結杆13aが停止部材23と衝突するようにしてあっ
ても良いし、サドル係止部材3と連結杆13aが共に停
止部材23と衝突するようにしてあっても良い。さらに
図示はしないが、同様の着想に基づき、今度はサドルの
形状を工夫することにより、サドルの底部自体と停止部
材23とが当接することによりサドルの回動を規制する
ことも考えられる。
【0051】このように着座不能状態にロックされたサ
ドルAを元の着座可能状態に戻すには、シリンダキー7
を操作してサドルAのロック状態を解除し、サドルAを
略水平に戻し、再びサドル装着部材2とサドル支持基板
1をサドル係止レバー11で係止する。
【0052】この時のシリンダキー7の動きは次の通り
である。即ちサドルAを着座不能状態から着座可能状態
に戻すには、前述のキー31操作を行って施錠レバー3
2の先端をサドル装着部材2の係合凸部22と衝突しな
いように後退させ、そしてサドル装着部材2をもとの状
態に戻すのである。
【0053】またこの際、サドル装着部材2とサドル支
持基板1とが強く接触しても、これらの間にはラバーゴ
ム12があるので、これらの部材が痛むことを防ぐ。又
サドル支持基板1とサドル装着部材2との間に加工誤差
が生じていたとしても、ラバーゴム12の存在により、
これらの部材ががたつくことがない。
【0054】尚、先述の通り停止部材23としては図に
示した板状のものをサドル装着部材2に直接設けること
が最も簡単であるので好適である。しかし、ここで図示
はしないが、この方法以外にサドルの取付角度を規制す
るために、例えば第二軸6に第一軸5に設けたものと同
一又は異なった施錠装置を設け、この第二軸6の施錠装
置を操作することによりサドルAを着座不能状態にロッ
ク可能とすることも考えられるし、又規格外のボルトと
ナットを第二軸6に用いれば、特殊な工具無しにはこの
第二軸6を不正に操作することは出来ないのでサドルA
の取付角度の規制に寄与することも考えられる。当然、
これらの手段を様々に組み合わせて利用することも可能
であるし、先のサドル装着部材に設けた停止部材23と
これらを同時に利用することも考えられる。また、もし
第二軸6を全く回動させる必要がないのであれば、サド
ルロック機構Sを組み立てた後、第二軸6を回動不可能
とすべく、例えばこれを溶着することも考えられる。
【0055】以上のように構成された本発明に係るサド
ルロック機構Sによれば、サドルAの座面角度を着座可
能状態から着座不能状態に回動させるには、サドル係止
レバー11を操作するだけで良い。そして、着座不能状
態にあるサドルAはシリンダキー7により固定保持され
ているので、シリンダキー7の操作を行わずには、サド
ルAの取付角度を着座可能状態に戻せない。又停止部材
23により第二軸6まわりを不正に操作してサドルの取
付角度を着座可能状態の角度に戻せなくしてあるので、
このサドルロック機構Sを自転車に備えれば、操作及び
構造の簡潔な盗難防止装置を備えた自転車になる。
【0056】(実施の形態2)そこで次に、このサドル
ロック機構Sを用いた自転車Bについて図面を参照しつ
つ説明するが、ここで示す実施の形態はあくまでも一例
であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるもので
はない。
【0057】図8は本発明に係る自転車Bの一例を示す
概略側面図である。この自転車Bには先述のサドルロッ
ク機構Sが用いられている。又スタンド本体8とスタン
ドロック部材9からなるスタンド装置Tが自転車Bの下
方略中央部に設けられており、このように設けられたス
タンド本体8を立てた状態にすると、自転車Bの前輪と
後輪のいずれか一方若しくは双方が宙に浮いた状態とな
る。又スタンド本体8を立てた状態にするとスタンドロ
ック部材9が作動してスタンド本体8は立った状態にロ
ックされる。この作動状態については後述する。又、こ
のスタンド装置Tの位置は必ずしもこの場所に限定され
るものではない。
【0058】スタンド装置Tは図9及び図10に示すよ
うに、チェーンステー70と、チェーンステー70に取
付られた円弧状溝カム41が形成されたスタンドブラケ
ット40と、スタンドブラケット40に軸42で取付ら
れたスタンド本体8と、スタンドブラケット40に軸4
4で取付られた連結レバー43と、その上端が軸45で
連結レバー43に連結されると共に円弧状溝カム41に
ガイドされて上下動するスタンドロック部材9と、スタ
ンドブラケット40とスタンド本体8の間に介装された
第三付勢手段であるバネb3と、スタンドブラケット4
0とスタンドロック部材9との間に介装された第二付勢
手段であるバネb2と、より構成されている。第三付勢
手段であるバネb3はスタンド本体8の跳ね上げの補助
として作用する。ここで、第二付勢手段及び第三付勢手
段としてバネb2,b3を用いているが、必ずしもバネ
に限定されるものではない。
【0059】そしてこのスタンド装置Tは図1に示すよ
うにサドルロック機構Sのサドル装着部材2とワイヤW
によって連結されている。このワイヤWは詳しくは、イ
ンナーケーブルWiとアウターケーブルWoからなり、
サドル装着部材2からシートポスト4の内側と、自転車
フレームのハンガーラグ60の内側を介してスタンド装
置Tへと至っている。ワイヤWのインナーケーブルWi
の一端はサドル装着部材2に予め設けられているハンガ
ー部24に連結しており、インナーケーブルWiの他端
はスタンド装置Tの連結レバー43の一端に連結されて
いる。
【0060】図11に示すように、このスタンド装置T
では、第二付勢手段であるバネb2の付勢力に抗してイ
ンナーケーブルWiを引き上げると、連結レバー43の
一端が上に引き上げられる。すると連結レバー43はス
タンドロック部材9を押し下げる。押し下げられたスタ
ンドロック部材9はスタンド本体8の基端部の背面に当
接して、スタンド本体8は跳ね上げる方向への回動が不
可能な状態となるように構成されている。
【0061】又、図示はしないが、サドルロック機構S
からスタンド装置TへのワイヤWの経路としては、前述
したもの以外にも、例えば立てパイプ46からハンガー
ラグ60の内部を通過させることも可能である。この経
路を採用した場合、より確実にワイヤWの切断を防止で
きる。
【0062】尚、サドル装着部材2が着座不能状態にあ
る場合、伸びたインナーケーブルWiがサドル装着部材
2とサドル支持基板1との間から露出することが考えら
れ、この露出を放置すると、外部からインナーケーブル
Wiを切断されることが考えられるので、このような不
正行為を防止するために、サドル支持基板1にワイヤW
のアウターケーブルWoを取付る際にインナーケーブル
Wiが着座不能状態にあるサドル装着部材2とサドル支
持基板1との隙間から露出しないように、アウターケー
ブルWoの端部を隠すケーブルカバー25をサドル支持
基板1に設けておくとよい。
【0063】尚、サドルAの動きをスタンド装置Tに伝
達することが可能な部材として、ワイヤW以外の連結部
材を用いても構わない。
【0064】以上の本発明に係る自転車Bの利用方法に
ついて、図12を参照しつつ簡単に説明する。
【0065】まず、この自転車Bを駐車する時は、図1
2(a)のようにスタンド本体8を立てる。次に図12
(b)のようにサドル係止レバー11を操作してサドル
Aを着座不能状態へと回動させる。すると、スタンドロ
ック部材9が同時に回動してスタンド本体8をロックす
る。
【0066】着座不能状態とした本発明に係る自転車B
を再び着座可能状態に戻すには、まず図12(c)に示
すようにシリンダキー7にキー31を挿入してこれを開
錠し、次に図12(d)に示すようにサドルAを着座可
能状態に戻すと、同時にスタンドロック部材9によるス
タンド本体8のロック状態が解除され、そして図12
(e)に示すように、サドルAが着座可能状態に戻るこ
とでスタンドロック部材9の解除されたスタンド本体8
を跳ね上げて再び着座可能状態とする。
【0067】本発明に係る自転車Bでは先述の通り、イ
ンナーケーブルWiの一端はサドルロック機構Sに連結
しているので、サドルロック機構Sのサドル係止レバー
11を操作してサドルAを着座不能状態にするとインナ
ーケーブルWiが引き上げられた状態となる。そして先
述の通り、インナーケーブルWiが引き上げられると、
スタンドロック部材9が作用してスタンド本体8がロッ
クされる状態となる。即ち、サドル係止レバー11の操
作だけで一気にサドルAとスタンド本体8のロックを行
うことが出来るのである。そして、やはり先述の通り、
このサドルロック機構Sであれば、サドルAを一旦着座
不能状態にロックすれば、これをシリンダキー7を用い
る以外の方法ではサドルAのロックを解除できないよう
に構成されており、ひいてはサドルAの回動に連動して
いるスタンド本体8のロックも解除出来ないように構成
されているので、このようにサドルAとスタンド本体8
をロックすることが即ちこの自転車Bを施錠したことに
なる。又スタンド本体8の位置も先述の通りであるの
で、この自転車Bの前輪又は後輪のいずれか一方若しく
は双方が接地していない状態でロックされていることに
なる。
【0068】故に着座不能状態にある本発明に係る自転
車Bを盗もうとしても、まずスタンド本体8を破壊しな
ければ前輪と後輪が接地出来ず、又仮にスタンド本体8
を破壊して前輪と後輪を接地させても、次にサドルAの
座面が傾斜若しくは略垂直である着座不能状態でロック
されているので、サドルAに着座することが出来ない。
即ちこの自転車の運転が出来ない状態でロックされてい
るので、結果として本発明に係る自転車Bを盗むことは
出来ないのである。
【0069】ちなみに、スタンド本体8を破壊した後に
サドルロック機構Sの第二軸6を操作してサドルAを着
座可能な取付角度に不正に変更しようとしても、このサ
ドルロック機構Sは先に説明した通りの構成を有するの
で、この角度変更も不可能となっており、安心できる施
錠装置といえる。
【0070】さらに、スタンド本体8を破壊した後、サ
ドルロック機構S全体を本発明に係る自転車Bから取り
除いて市販品を代用品として利用することも考えられる
が、サドルロック機構Sのシートポスト4の形状を先に
説明した通り予め特殊な形状としておいて、このシート
ポスト4を挿入する部分、即ち立てパイプ46も予めこ
れに応じた特殊な形状としておけば、市販品の代用を防
ぐことが出来る。具体的には、これも先に説明した通
り、シートポスト4の断面形状に凹部41を設けたりす
ることである。
【0071】以上の通り、本発明に係るサドル構造を用
いた自転車であれば、サドル係止レバーを操作する、と
いう極めて簡潔かつ簡単な方法で自転車を駐車した状態
で施錠可能と出来、又、着座不能状態のサドルの状態に
よって「乗れない自転車」という印象をも与えるので、
物理的に、且つ心理的にも自転車の盗難を防止する効果
を得られる自転車とできる。
【0072】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、本発明
は次のような効果を奏する。請求項1記載のサドル構造
によれば、サドルの姿勢の調節範囲を規制するサドル姿
勢調節範囲規制手段を設けているので、予めサドル姿勢
調節機構により調節されたサドルの姿勢を、予め決定さ
れた一定の角度範囲以上に変更することが出来ないの
で、このサドル構造を用いれば、持ち主以外の者がこれ
を盗んで利用することを防ぐ。即ちサドルが不正に操作
されて利用されることがない。また請求項2記載の自転
車によれば、請求項1記載のサドル姿勢調節機構を備え
ているので、盗難されない自転車となり、非常に好適な
ものとなる。
【0073】請求項3に係るサドルロック機構によれ
ば、回動担持手段によってサドルを自転車の車体フレー
ムに対して着座可能な状態と着座不可能な状態との間で
回動自在に担持され、また回動固定保持手段によってサ
ドルを着座不能な状態で回動を固定保持し、サドル姿勢
調節機構は着座可能な状態にあるサドルの自転車の車体
フレームに対する姿勢を調節し、サドル姿勢調節範囲規
制手段はサドルの姿勢の調節範囲を規制するので、この
サドルロック機構によりサドルが着座不可能な状態に固
定保持されるので、やはり持ち主以外の者がこれを盗ん
で利用することを防ぐ。即ちサドルが不正に利用される
ことを防ぎ、盗難防止に寄与する。
【0074】また請求項4記載のサドルロック機構によ
れば、請求項3記載のサドルロック機構において、回動
担持手段によるサドルの回動角度範囲よりも、サドル姿
勢調節範囲規制手段によって規制されたサドル姿勢調節
機構によるサドル調節角度範囲のほうが小さいように設
定されるので、サドルロック時にサドルのみを操作し
て、サドルの姿勢を着座可能な状態にすることを防ぎ、
やはり盗難防止に寄与する。
【0075】そして請求項5記載のサドルロック機構に
よれば、請求項3又は請求項4記載のサドルロック機構
において、サドルを着座可能状態から着座不能状態へと
回動させることで、サドル支持基板に対してサドル装着
部材が回動し、サドル姿勢調節範囲規制手段はサドルと
サドル装着部材との間の取付角度を一定角度内であるよ
うに規制するので、着座不能状態に回動させたサドルの
角度をロックし、又サドルを盗難目的などの悪意に基づ
き不正に操作してサドルの取付角度を一定範囲以上に変
更することが不可能となる。即ち着座不能状態にあるサ
ドルの取付角度を不正に操作出来なくなるので、着座不
能状態にあるサドルの使用を阻む。又、サドルを着座不
能状態に回動させるだけでサドルの使用を阻める、とい
うように、その操作も簡潔であり、利便性にも富む。
【0076】請求項6記載のサドルロック機構によれ
ば、請求項5記載のサドルロック機構において、シリン
ダホルダは軸を兼ね、また付勢手段とサドル係止レバー
を同時に設けているので、サドル係止レバーを操作する
ことで付勢手段がサドルを着座不能状態に容易に回動す
る補助をし、さらに弾性体はサドル支持基板とサドル装
着部材の当接する部分の保護をする。つまり、操作性が
非常に良好なものとなる。さらにこれら2つの部材の加
工誤差を修正し、これらの部材間に生じる可能性のある
がたつきを解消するので、使用者は快適にこれを使用で
き、大変好ましいものになる。
【0077】請求項7記載のサドルロック機構によれ
ば、請求項3から請求項6のいずれかに記載のサドルロ
ック機構において、サドル姿勢調節機構は、ネジ止め係
止手段により係止保持されたサドル保持部材の一部又は
ネジ止め係止手段の一部のいずれか一方若しくは双方
を、前記ネジ止め係止手段によるネジ止め部を中心とし
ての回動を当接停止させる停止部材を有するので、例え
ばネジ止め部を緩めてサドルの取付角度を変更しようと
してもネジ止め係止手段又はサドル保持部材と停止部材
とが当接して、その変更を行えないようにすることが可
能となり、すなわちより確実に盗難防止に寄与するので
ある。
【0078】また請求項8記載のサドルロック機構のよ
うに、請求項7記載のサドルロック機構において、停止
部材の形状を板状、箱状、若しくは棒状のいずれかの形
状とすると、サドル取付角度規制具の作成が簡潔となる
ので、コスト面からも好適なものとなる。
【0079】請求項9記載のサドルロック機構によれ
ば、請求項3記載のサドルロック機構において回動固定
保持機構として施錠装置を用いており、また請求項10
記載のサドルロック機構によれば、請求項6記載のサド
ルロック機構において、シリンダホルダに回動固定保持
機構として施錠装置を用いているが、このように施錠装
置を用いると、確固たるサドルロックが可能となり、ま
た使用に際しても安心感が得られるので好ましい。
【0080】そして請求項11記載のサドルロック機構
では、請求項9又は請求項10記載のサドルロック機構
において、施錠装置としてシリンダーキーを用いている
が、シリンダホルダに施錠装置を組み込んでいるので、
軸と施錠装置の為のスペースを別途用意する必要もな
く、ひいては装置をコンパクトなもの出来るので、好適
である。そして施錠装置をシリンダキーとすることで、
断面積にかかる圧力にも対抗できるので、好適なものと
なる。
【0081】そして請求項12記載の自転車では、請求
項3ないし請求項11のいずれかに記載のサドルロック
機構を備えているので、サドルロック機構が盗難防止装
置として作用し、非常に優れた盗難防止装置を備えた利
便性に富む自転車を具現できる。
【0082】また請求項13に記載の自転車では、請求
項12に記載の自転車において、立てた状態と跳ね上げ
た状態とに回動自在に指示されたスタンド本体と、前記
スタンド本体を立てた状態にロックするスタンドロック
位置と、前記スタンド本体を回動自在にする非スタンド
ロック位置とに移動自在としたスタンドロック部材と、
前記サドルの回動を、前記スタンドロック部材に伝達す
る連結部材と、を有するので、サドルロック機構がサド
ルを着座不能状態にしたときに、この動きに連動したス
タンドロック部材がスタンド本体を立てた状態にロック
するスタンドロック位置に固定保持するので、より確実
な盗難防止装置を備えた自転車とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るサドルロック機構の一実施例を
示した一部を切り欠いた概略側面図である。
【図2】 着座不能状態にある本発明に係るサドルロッ
ク機構の後方斜視図である。
【図3】 サドルロック機構の要部の構造を示す断面図
である。
【図4】 サドルロック機構の要部の分解斜視図であ
る。
【図5】 本発明に係るサドルロック機構におけるサド
ルとサドル係止部材と、ネジ止め係止部材である係止部
材との関係を示す側面図である。
【図6】(a)サドル装着部材の平面図である。 (b)サドル装着部材の正面図である。
【図7】(a)シリンダホルダに組み込まれたシリンダ
キーの水平断面図である。 (b)図7(a)中A−A線の断面図である。
【図8】 本発明に係る自転車の一実施例を示す概略側
面図である。
【図9】 スタンド装置の後方斜視図である。
【図10】 スタンド装置の断面図である。
【図11】 (a)着座可能状態のスタンド装置の断面
図である。 (b)着座不能状態のスタンド装置の断面図である。
【図12】 本発明に係る自転車の使用説明図である。
【図13】 従来のスタンド装置におけるサドルとサド
ル係止部材と、ネジ止め係止部材である係止部材との関
係を示す側面図である。
【符号の説明】
S サドル取付装置 A サドル 1 サドル支持基板 2 サドル装着部材 3 サドル係止部材 4 シートポスト 5 第一軸 6 第二軸 H シリンダホルダ K 施錠装置 7 シリンダキー 11 サドル係止レバー 12 ラバーゴム 13 スプリング 13a 連結杆 14 係止部材 b1 バネ(第一付勢手段) 21 開口部 22 係合凸部 23 停止部材 24 ハンガー部 25 ケーブルカバー 31 キー 32 施錠レバー 32a 施錠レバーの段部 33 ガイド溝 34 圧縮バネ 35 カム体 35a カム体の中心孔 35b カム体のピン 36 シリンダキー本体 36a シリンダキー本体の出力軸 37 蓋 38 凹部 B 盗難防止装置付き自転車 T スタンド装置 8 スタンド本体 9 スタンドロック部材 40 スタンドブラケット 41 円弧状溝カム 42 軸 43 連結レバー 44 軸 45 軸 46 立てパイプ b2 バネ(第二付勢手段) b3 バネ(第三付勢手段) W ワイヤ Wi インナーケーブル Wo アウターケーブル 60 ハンガーラグ 70 チェーンステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 武博 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の車体フレームに対するサドルの
    姿勢を調節可能とするサドル姿勢調節機構において、 前記サドル姿勢調節機構による前記サドルの姿勢の調節
    範囲を規制するサドル姿勢調節範囲規制手段を備えたこ
    とを特徴とするサドル姿勢調節機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサドル姿勢調節機構を備
    えたことを特徴とする自転車。
  3. 【請求項3】 自転車のサドルを着座不能状態でロック
    するサドルロック機構であって、 自転車の車体フレームに対してサドルを着座可能状態と
    着座不能状態の間で回動自在に担持する回動担持手段
    と、 前記着座不能状態にある前記サドルを前記着座不能状態
    で前記回動担持手段によるサドルの回動を固定保持する
    回動固定保持手段と、 前記着座可能状態にあるサドルの前記車体フレームに対
    する姿勢を調節するサドル姿勢調節機構とを備え、 前記サドルの姿勢調節範囲を規制するサドル姿勢調節範
    囲規制手段を有することを特徴とする、サドルロック機
    構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサドルロック機構におい
    て、 前記回動担持手段による前記サドルの回動角度範囲より
    も、前記サドル姿勢調節範囲規制手段によって規制され
    た前記サドル姿勢調節機構によるサドル調節角度範囲の
    ほうが小さいことを特徴とする、サドルロック機構。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載のサドルロッ
    ク機構において、 前記回動担持手段は、前記自転車の車体フレームを構成
    する立てパイプに挿入固定されるシートポストの上端に
    その底面部が固定されたサドル支持基板と、前記サドル
    支持基板に、略水平状態とした着座可能状態から、前方
    下方に傾斜した若しくは略垂直下方に向いた着座不能状
    態との間で回動自在に設けられたサドル装着部材とから
    なり、 前記サドル姿勢調節範囲規制手段は、前記サドル装着部
    材に対する前記サドルの取付角度を一定角度内であるよ
    うにするものであることを特徴とするサドルロック機
    構。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のサドルロック機構におい
    て、 前記サドル支持基板の一端に前記サドル装着部材の一端
    を貫通する筒状のシリンダホルダを設け、 前記サドル支持基板と前記サドル装着部材の間に、サド
    ル装着部材の他端側を、サドル支持基板の他端側から離
    間する方向に付勢する付勢手段を介装し、 前記サドル支持基板の他端側に、前記サドル装着部材の
    他端側と係合するサドル係止レバーを設け、 前記サドル支持基板の前記底面部の上面に、前記サドル
    係止レバーがサドル装着部材の他端側に係合した状態で
    サドル装着部材の底部に当接して弾性変形する弾性体を
    設けたことを特徴とするサドルロック機構。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6のいずれかに記載
    のサドルロック機構において、 前記サドルは、サドルを保持するサドル保持部材と、前
    記サドル保持部材と前記サドル装着部材とをネジ止めす
    るネジ止め係止手段により前記サドル装着部材に固着保
    持され、 前記サドル姿勢調節範囲規制手段は、前記ネジ止め係止
    手段により係止保持されたサドル保持部材の一部又はネ
    ジ止め係止手段の一部のいずれか一方若しくは双方を、
    前記ネジ止め係止手段によるネジ止め部を中心としての
    回動を当接停止させる停止部材に当接させることにより
    前記サドル装着部材に対する前記サドルの取付角度を一
    定角度内であるようにするものであることを特徴とす
    る、サドルロック機構。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のサドルロック機構におい
    て、 前記停止部材が板状、箱状、若しくは棒状のいずれかの
    形状である、サドルロック機構。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のサドルロック機構におい
    て、 前記回動固定保持手段として施錠装置を用いてなること
    を特徴とするサドルロック機構。
  10. 【請求項10】 請求項6のサドルロック機構におい
    て、 前記回動固定保持手段である施錠装置を、前記シリンダ
    ホルダに組み込んでなることを特徴とするサドルロック
    機構。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10記載のサドル
    ロック機構において、 少なくとも、前記施錠装置が、 前記シリンダホルダに同軸状に組み込まれ、又キーによ
    る回動操作によりシリンダホルダ奥端側の出力軸が前記
    キーと同軸状に回動するように構成されたシリンダ錠本
    体と、前記シリンダホルダに同軸状に組み込まれ、又前
    記シリンダ錠本体の出力軸に係合して回転駆動されるカ
    ム体と、前記シリンダホルダに組み込まれ、前記カム体
    と係合した状態で、シリンダホルダ外周部から出退する
    方向にスライド移動する施錠レバーとを有しており、 前記施錠装置の施錠レバーは、前記着座可能状態の前記
    サドル装着部材と当接して前記シリンダホルダ外周部内
    にあり、前記サドル装着部材が着座不能状態に回動する
    と、前記シリンダホルダ外周部から突出して前記サドル
    装着部材と係合して施錠されるように構成されてなるこ
    とを特徴とするサドルロック機構。
  12. 【請求項12】 請求項3ないし請求項11のいずれか
    に記載のサドルロック機構を備えたことを特徴とする自
    転車。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の自転車において、 立てた状態と跳ね上げた状態とに回動自在に設けられた
    スタンド本体と、 前記スタンド本体が回動自在である非スタンドロック位
    置から、前記スタンド本体が立てた状態にロックされる
    スタンドロック位置に、スタンド本体をロックさせるス
    タンドロック部材と、 前記サドルの回動を、前記スタンドロック部材に伝達す
    る連結部材と、を有することを特徴とする自転車。
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