JPH11301154A - 予約乗物券及び予約乗物システム - Google Patents

予約乗物券及び予約乗物システム

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JPH11301154A
JPH11301154A JP11029598A JP11029598A JPH11301154A JP H11301154 A JPH11301154 A JP H11301154A JP 11029598 A JP11029598 A JP 11029598A JP 11029598 A JP11029598 A JP 11029598A JP H11301154 A JPH11301154 A JP H11301154A
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reservation
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ticket
boarding
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JP11029598A
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English (en)
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Seiji Take
精二 嶽
Yuji Kamata
雄二 鎌田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚で航空券と搭乗券の両方の役割を果たす
とともに、利用者が予約便等を間違えることのなく、携
帯性のよい予約乗物券及び予約乗物システムを提供す
る。 【解決手段】 少なくとも予約情報領域と、搭乗情報領
域とを備える記録部12と、記録部12の情報に基づい
て、予約情報を表示した後に、表示画面を切り替えて、
搭乗情報を表示する表示部13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物を予約して、
利用する際に使用される予約乗物券及び予約乗物システ
ムに関するものであり、特に、飛行機の予約をして搭乗
するときに使用される航空券や搭乗券に好適な予約乗物
券及びその予約乗物券を使用する予約乗物システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飛行機の利用者は、以下のような
手順にしたがって、搭乗便を予約して搭乗していた。 (1)飛行機の利用者は、航空券又は航空回数券を購入
する。 (2)航空券を購入する利用者は、購入時に、搭乗便を
予約するとともに、氏名等の申請をおこなって、搭乗便
等が印字されている航空券を受け取る。 (3)航空回数券を購入した利用者は、後日、搭乗便を
予約する。その際、氏名等の申請をおこなう。予約した
利用者は、予約した搭乗便を忘れないように、メモをと
る。
【0003】(4)搭乗便を予約した利用者は、空港に
行き、チェックインカウンターで、搭乗手続をおこなっ
て、搭乗券を受け取る。 (5)搭乗券を受け取った利用者は、搭乗券に示されて
いる搭乗ゲートから乗り込んで、指定されている席につ
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、前述
した通り、航空券と搭乗券が別々のものであり、同じよ
うなものが2枚必要であった。そのため、券発行コスト
がかさんでいた。また、航空回数券を購入した利用者
は、予約内容を間違えてしまうことがあった。特に、利
用者が当初予定していた便に空席がなくて、他の便を予
約するときなどに、間違えてしまうことが多い。さら
に、従来の航空券は、A5判を二つ折りにした程度の大
きさであるうえ、磁気記録層を有しているので、折り曲
げることができないため、携帯することが不便であっ
た。
【0005】本発明の課題は、1枚で航空券と搭乗券の
両方の役割を果たすとともに、利用者が予約便等を間違
えることのなく、携帯性のよい予約乗物券及び予約乗物
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。前記
課題を解決するために、請求項1の発明は、少なくとも
予約情報領域と、搭乗情報領域とを備える記録部(1
2)と、記録部(12)の情報に基づいて、予約情報を
表示した後に、表示画面を切り替えて、搭乗情報を表示
する表示部(13)とを有する予約乗物券である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の予約
乗物券において、記録部(12)は、さらに所有者の属
性情報領域を備えることを特徴とする予約乗物券であ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の予約乗物券を使用する予約乗物システムであっ
て、予約状況を記録する予約ファイル(40)と、予約
ファイル(40)に記録された予約状況を照合して、記
録部(12)の予約情報領域に予約情報を記録するとと
もに、表示部(13)にその予約情報を目視可能に書き
込む予約端末(50)と、記録部(12)に記録された
予約情報を読み取って、記録部(12)の搭乗情報領域
に搭乗情報を記録するとともに、表示部(13)の表示
画面を書き換えて、その搭乗情報を目視可能に書き込む
受付端末(60)とを有することを特徴とする予約乗物
システムである。
【0009】請求項4の発明は、券識別情報を備える識
別部(14)と、識別部(14)の情報に基づいて、予
約情報を表示した後に、表示画面を切り替えて、搭乗情
報を表示する表示部(13)とを有する予約乗物券であ
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載の予約
乗物券を使用する予約乗物システムであって、少なくと
も、識別部(14)の券識別情報ごとに、予約情報領域
と、搭乗情報領域とを備え、予約状況を記録する予約フ
ァイル(40)と、予約ファイル(40)に記録された
予約状況を照合して、前記券識別情報に対応する予約情
報領域に予約情報を記録するとともに、前記予約乗物券
の表示部(13)にその予約情報を目視可能に書き込む
予約端末(50)と、識別部(14)を読み取って、前
記券識別情報に対応する予約情報領域の予約情報を照合
して、前記券識別情報に対応する搭乗情報領域に搭乗情
報を記録するとともに、前記予約乗物券の表示部(1
3)の表示画面を書き換えて、その搭乗情報を目視可能
に書き込む受付端末(60)とを有することを特徴とす
る予約乗物システムである。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載の予約
乗物券を使用する予約乗物システムであって、予約ファ
イル(40)は、さらに予約乗物券所有者の属性情報領
域を備えることを特徴とする予約乗物システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)本実施形態では、回数券として複数回
使用することができる航空券兼搭乗券である予約乗物券
と、その予約乗物券を使用する予約乗物システムの例を
挙げて説明する。図1は、本発明による予約乗物券の第
1実施形態を示す表面図である。予約乗物券10は、基
材11と、記録部12と、表示部13とを有する。
【0013】基材11は、予約乗物券10の担体となる
基材である。基材11の材料としては、一般に用いられ
ているプラスチック材料(例えば、塩化ビニル、PMM
A、PET、ABS、ポリオレフィン、PET−G、ポ
リカーボネート、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、セルロースプロピオネート、セルロースアセテート
ブチレート等)、アロイ材料、又は紙(例えば、アート
紙、コート紙、合成紙など)などが好適に用いられる。
基材11の大きさは、携帯性の面から、キャッシュカー
ドやテレホンカード程度のものが望ましいが(図1)、
現在通常使用されている航空券の程度の大きさのもので
あってもよい。
【0014】記録部12は、あと何回利用できるか等の
残回数情報、予約乗物券所持者の氏名、連絡先、年齢、
性別等の属性情報、予約番号、搭乗日、発着地、搭乗便
ナンバー、発着時間等の予約情報、座席ナンバー、搭乗
ゲート等の搭乗情報などを記録する部分である。本実施
形態では、記録部12は、ICチップを備えている。
【0015】表示部13は、搭乗便の予約情報(「予約
フライト1月1日111便11:00羽田発」)などを
表示して、予約乗物券10を航空券として利用可能にす
るとともに、搭乗ゲート等の搭乗情報を表示して、予約
乗物券10を搭乗券として利用可能にする表示部であ
る。表示部13は、例えば、液体とフレーク状磁性体微
粒子とを内包したマイクロカプセルを含む磁気記録層で
形成することができる。
【0016】このような磁気記録層は、例えば、以下の
ように形成することができる。すなわち、バインダー中
に、液体とフレーク状磁性体微粒子とを内包したマイク
ロカプセルを分散させて、更にその他の所望の添加剤を
任意に加えて十分に混練して、磁気組成物を製造する。
この磁気組成物を通常のコーティング法又は印刷法で塗
布又は印刷して、磁気記録層を形成する。このような磁
気記録層の膜の厚さは、約50μm〜1mm程度である
ことが好ましい。
【0017】なお、上記のバインダーとしては、マイク
ロカプセルを構成する壁を損傷しないものであれば、い
ずれのものでも使用することができ、例えば、各種の天
然、半合成あるいは合成樹脂などを使用することができ
る。具体的には、ヒドロキエチルセルロース、カルボキ
シルメチルセルロース、ニトロセルロース、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、(メタ)アクリル
系樹脂、(メタ)アクリルアミド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂などである。
【0018】また、上記の液体とフレーク状磁性体微粒
子とを内包したマイクロカプセルは公知のマイクロカプ
セル化法、例えば、コアセルベーション法で製造するこ
とができる。すなわち、まず、熱可塑性樹脂を液体に溶
解させた媒体を製造して、これにフレーク状磁性体微粒
子を加えて、更にその他の所望の添加剤を加えて十分に
混合して、磁性体微粒子の分散液を製造する。他方、例
えば、ゼラチン、アラビアゴム等のマイクロカプセル壁
を構成するバインダーを純水等に溶解して、マイクロカ
プセルを構成するカプセル化用原液を製造する。このカ
プセル化用原液内に、上記の磁性体微粒子の分散液を攪
拌しながら徐々に加えてカプセル化する方法によって、
製造することができる。このようにして製造されるマイ
クロカプセルの粒径は、例えば、10〜100μm位が
好ましい。
【0019】また、上記の熱可塑性樹脂としては、液体
に溶解して、かつ、透明性が良く、電界、磁界、光、熱
などの作用によってゲル化することのないものを使用す
ることが望ましい。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリビニ
ルブチラール、ポリ酢酸ビニル、アクリル系樹脂、アセ
チルセルロース、エチルセルロース等である。
【0020】上記の液体としては、上記の熱可塑性樹脂
を溶解することができればよく、種々の有機系溶剤を使
用することができる。例えば、疎水性液体、極性を有す
る有機液体等を1種又はそれ以上で使用することができ
る。
【0021】さらに、フレーク状磁性体微粒子として
は、鉄、ニッケル、鉄−ニッケル又は鉄−ニッケル−ク
ロム等のステンレススチール、アルミニウム−コバルト
合金、サマリウム−ゴバルト合金等の磁性粉末を使用す
ることができる。
【0022】なお、上記の磁性粉末の形状は、いわゆる
フレーク形状のものが望ましく、厚さはできるだけ薄
く、厚さと粒径の比が大きいものが好ましい。粒径は、
3〜15μm位が好ましい。粒径が大きすぎると、カプ
セル内に収納することができなくなるからであり、ま
た、粒径が小さすぎると、磁化させたときに、水平方向
と垂直方向での光反射率の差が小さくなるので、記録時
のコントラストが悪くなるため、好ましくない。上記の
磁性粉末の保持力は、通常、500エルステッド以上の
ものを使用することが好ましい。
【0023】本発明においては、マイクロカプセル内に
は、コントラストを向上させるために、染料または顔料
等の着色剤を含有させてもよい。
【0024】図2は、本発明による予約乗物システムの
一実施形態の構成図である。予約乗物システム2は、ホ
ストコンピュータ30と、予約ファイル40と、予約端
末50と、受付端末60とを有している。
【0025】ホストコンピュータ30は、システム全体
を制御するコンピュータであり、システム管理センター
に設置されている。
【0026】予約ファイル40は、予約状況を記録する
ファイルであり、ホストコンピュータ30と通信して、
予約状況の書き換えをおこなう。
【0027】予約端末50は、利用者が、搭乗便を予約
するときに使用する端末であり、予約窓口に設置されて
いる。予約端末50は、ホストコンピュータ30と通信
し、利用者が搭乗を希望している便に空席があるか否か
を照合して、空席があるときは、予約乗物券10の記録
部12に、予約情報を書き込むとともに、表示部13の
表示画面を書き換えて、その予約情報を目視可能に表示
する。
【0028】受付端末60は、利用者が、搭乗手続をす
るときに使用する端末であり、空港チェックインカウン
ターに設置されている。受付端末60は、予約乗物券1
0の記録部12から、予約情報を読み取り、搭乗手続可
能なときは、記録部12に、搭乗情報を書き込むととも
に、表示部13の表示画面を書き換えて、その搭乗情報
を目視可能に表示する。
【0029】(動作方法)ホストコンピュータ30の動
作を中心として、本発明の実施形態にかかる予約乗物シ
ステムの動作を説明する。図3は、本発明の実施形態に
かかる予約乗物システムの予約動作を説明するフローチ
ャートである。
【0030】ステップ(以下、Sとする。)100にお
いて、あらかじめ会員登録が済んでおり、予約乗物券所
有者の氏名等の属性情報や、残回数情報が記録してある
予約乗物券10が予約端末50に挿入されて、予約開始
指示がされたことを判断すると、ホストコンピュータ3
0は、動作を開始する。
【0031】S101において、ホストコンピュータ3
0は、予約端末50に希望する搭乗便等が入力されたか
否かを判断する。
【0032】S102において、ホストコンピュータ3
0は、予約ファイル40に記録されている予約状況を照
合して、S101で入力された希望搭乗便の空席がある
か否かを判断する。空席があるときは、S103へ進
む。空席がないときは、再度、S101へ戻る。
【0033】S103において、ホストコンピュータ3
0は、予約端末50に、予約情報を予約乗物券10の記
録部12に、書き込ませるとともに、表示部13の表示
画面を書き換えて、その予約情報を目視可能に表示させ
る。
【0034】S104において、ホストコンピュータ3
0は、予約ファイル40に予約情報を記録して、予約状
況を更新する。
【0035】S105において、ホストコンピュータ3
0は、予約端末50に、予約乗物券10を排出させて、
予約動作を終了する。
【0036】図4は、本発明の実施形態にかかる予約乗
物システムの受付動作を説明するフローチャートであ
る。
【0037】S110において、あらかじめ予約情報の
書き込まれている予約乗物券10が受付端末60に挿入
されて、受付指示がされたことを判断すると、ホストコ
ンピュータ30は、動作を開始する。
【0038】S111において、ホストコンピュータ3
0は、受付端末60に、予約乗物券10の記録部12に
書き込まれている予約情報を読み取らせる。
【0039】S112において、ホストコンピュータ3
0は、S111において読み取った予約情報を照合し
て、受付することができるか否かを判断する。受付時間
外であるなどの理由により、受付することができないと
きは、S114へ進む。受付することができるときは、
S113へ進む。
【0040】S113において、ホストコンピュータ3
0は、受付端末60に、搭乗情報を予約乗物券10の記
録部12に、書き込ませるとともに、表示部13の表示
画面を書き換えて、その予約情報を目視可能に表示させ
る。また、この予約乗物券で利用できる残回数を1回分
引く。
【0041】S114において、ホストコンピュータ3
0は、受付端末60に、予約乗物券10を排出させて、
受付動作を終了する。
【0042】(使用方法)図5は、本発明の実施形態に
かかる予約乗物券の使用状態を示す図である。予約乗物
券10及び予約乗物システム2は、以下のように使用す
る。なお、利用者は、あらかじめ、会員登録をしてお
り、氏名、連絡先、年齢、性別等の情報が記録されてい
る予約乗物券10を所有している。また、利用者は、事
前に航空券代金を支払っており、あと何回利用できるか
等の残回数情報が、予約乗物券10に、表示されている
(図5(A))。
【0043】(1)利用者は、予約窓口に行って、予約
端末50に、予約乗物券10を挿入して、予約端末50
を操作して、発着地、搭乗日時、座席クラス等を入力す
る。 (2)(1)で予約端末50を操作した利用者は、予約
が取れたときは、その予約情報が記録された予約乗物券
10を受け取る(図5(B))。予約が取れないとき
は、再度、予約端末50を操作する。
【0044】(3)(2)で予約乗物券10を受け取っ
た利用者は、表示部13に表示されている予約内容を確
認して、空港に行く。 (4)(3)で空港に到着した利用者は、チェックイン
カウンターに行き、受付端末60に、予約乗物券10を
挿入して、搭乗手続をおこなう。 (5)(4)で搭乗手続をおこなった利用者は、搭乗情
報が記録された予約乗物券10を受け取る(図5
(C))
【0045】(6)(5)で予約乗物券10を受け取っ
た利用者は、表示部13に表示されている搭乗情報を確
認して、飛行機に乗り込み、指定されている座席につ
く。
【0046】本実施形態によれば、以下の効果がある。 (1)表示部13は、搭乗便の予約情報などを表示する
とともに、表示画面を切り替えて、搭乗ゲート等の搭乗
情報を表示するので、1枚の予約乗物券10を航空券及
び搭乗券の両方の役割で使用することができる。 (2)表示部13は、搭乗便の予約情報を表示するの
で、利用者は、その予約情報を簡単に確認できるため、
予約内容を間違えることがない。
【0047】(3)記憶部12は、利用者の氏名等の属
性情報を記録することができるので、一旦、入力してお
けば、搭乗便予約のたびに、氏名等の申請する手間を省
くことができる。 (4)記憶部12は、残回数情報を記録することがで
き、この情報は書き換え可能であるので、残回数がゼロ
になったら、再度書き換えて、予約乗物券10を何度で
も繰り返し使用することができる。また、記憶部12
は、残回数情報を記録しないで、1度だけ使用するもの
であってもよい。 (5)予約乗物券10は、その大きさがキャッシュカー
ド程度であるので、携帯性がよい。
【0048】(第2実施形態)図6は、本発明による予
約乗物券の第2実施形態を示す表面図である。なお、以
下に示す各実施形態では、前述した第1実施形態と同様
の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複す
る説明を適宜省略する。予約乗物券10は、基材11
と、表示部13と、券を識別するためのバーコードが印
刷された識別部14とを有する。また、本予約乗物券1
0を使用する予約乗物システム2は、ホストコンピュー
タ30と、予約乗物券10の識別部14ごとに情報を記
録する予約ファイル40と、バーコードリーダを備える
予約端末50と、バーコードリーダを備える受付端末6
0とを有している。
【0049】予約ファイル40は、予約乗物券10のバ
ーコードごとに、予約乗物券所有者の属性情報領域と、
予約情報領域と、搭乗情報領域とを備えているファイル
である。
【0050】予約端末50は、利用者が、搭乗便を予約
するときに使用する端末である。予約端末50は、ホス
トコンピュータ30と通信して、利用者が搭乗を希望し
ている便に空席があるか否かを照合して、空席がある時
は、予約ファイル40のうちの、予約乗物券10のバー
コードに対応する予約情報領域に、予約情報を記録す
る。また、それとともに、予約乗物券10の表示部13
にその予約情報を目視可能に書き込む。
【0051】受付端末60は、利用者が、搭乗手続をす
るときに使用する端末である。受付端末60は、予約乗
物券10のバーコードに対応する予約情報を予約ファイ
ル40から読み出して、搭乗手続することが可能なとき
は、表示部13の表示画面を書き換えて、搭乗情報を目
視可能に表示する。
【0052】本実施形態によれば、表示部13は、搭乗
便の予約情報などを表示するとともに、表示画面を切り
替えて、搭乗ゲート等の搭乗情報を表示するので、1枚
の予約乗物券10を航空券及び搭乗券の両方の役割で使
用することができる。また、予約情報等は、予約ファイ
ル40に記録されているので、万一、利用者が、予約乗
物券10を紛失してしまっても、予約情報が不明になる
ことがないので、予約乗物券10を容易に再発行するこ
とができる。
【0053】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、カード表
示部は、書き換え可能な表示部であればよく、例えば、
熱により透明状態と白濁状態とに可逆的に変化させ、か
つ常温で透明状態と白濁状態とに保持することができる
樹脂組成物による感熱記録層を使用してもよい。このよ
うな感熱記録層は、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリテ
ン系共重合体、ポリエステル系樹脂、その他等の熱可塑
性樹脂を結合剤とし、これに炭素数10〜30の飽和も
しくは不飽和脂肪酸、それらのエステル、アミド、又
は、アンモニウム塩等の有機低分子物質を分散させ、更
にその他の所望の添加剤を任意に加えて十分に混練して
なる樹脂組成物を通常のコーティング法又は印刷法で塗
布又は印刷して、前述のような樹脂組成物による膜を形
成することによって製造することができる。
【0054】また、カード表示部は、例えば、ロイコ系
染料を含む感熱記録層を使用してもよい。このような感
熱記録層は、例えば、公知のもの、例えば、電子供与性
呈色性化合物と電子受容性化合物と結合剤とを主成分と
する感熱記録用組成物を通常のコーティング法又は印刷
法で塗布又は印刷して、その感熱記録用組成物による膜
を形成することによって製造することができる。
【0055】さらに、予約乗物券には、通常使用される
磁気カード、すなわち、例えば、ガンマ・ヘマタイト、
二酸化クロム、Fe−Co系合金等を含む磁気層を有す
るカードを使用してもよい。この場合において、磁気層
の記録容量が大きいときは、その磁気層に、属性情報
や、予約情報を記録するとよい。また、磁気層の記録容
量が小さいときは、その磁気層に、券識別情報のみを記
録して、予約情報は、予約ファイルに記録するとよい。
【0056】さらにまた、表示部には、他の情報宣伝広
告情報や、マイレージポイントのようなサービスポイン
ト情報を表示してもよい。
【0057】また、記録部には、残回数情報の代わり
に、残額情報を記録してもよい。
【0058】今回の実施形態では、飛行機の航空券の場
合で説明したが、新幹線やバス等の乗物であっても、同
様に、使用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、表示部は、予約情報を表示した後に、表
示画面を切り替えて搭乗情報を表示するので、1枚の予
約乗物券で、予約券と搭乗券の2通りの役割を果たすこ
とができる。
【0060】請求項2の発明によれば、記録部は、所有
者の属性情報を記録するので、予約のたびに、氏名等を
申請する手間が省ける。
【0061】請求項3の発明によれば、予約乗物券の表
示部に予約情報を目視可能に書き込む予約端末と、その
表示部の表示画面を書き換えて、搭乗情報を目視可能に
書き込む受付端末を有するので、1枚の予約乗物券を予
約券と搭乗券の2通りの役割に使うことができる。
【0062】請求項4の発明によれば、表示部は、予約
情報を表示した後に、表示画面を切り替えて搭乗情報を
表示するので、1枚の予約乗物券で、予約券と搭乗券の
2通りの役割を果たすことができる。
【0063】請求項5の発明によれば、予約乗物券の表
示部に予約情報を目視可能に書き込む予約端末と、その
表示部の表示画面を書き換えて、搭乗情報を目視可能に
書き込む受付端末を有するので、1枚の予約乗物券を予
約券と搭乗券の2通りの役割に使うことができる。ま
た、予約ファイルは、予約乗物券の券識別情報ごとに予
約情報等を記録するので、万一、利用者が、予約乗物券
を紛失してしまっても、予約情報が不明になることがな
い。
【0064】請求項6の発明によれば、予約ファイル
は、予約乗物券所有者の属性情報を記録するので、予約
のたびに、氏名等を申請する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による予約乗物券の第1実施形態を示す
表面図である。
【図2】本発明による予約乗物システムの一実施形態の
構成図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる予約乗物システムの
予約動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態にかかる予約乗物システムの
受付動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態にかかる予約乗物券の使用状
態を示す図である。
【図6】本発明による予約乗物券の第2実施形態を示す
表面図である。
【符号の説明】
10 予約乗物券 11 基材 12 記録部 13 表示部 14 識別部 2 予約乗物システム 30 ホストコンピュータ 40 予約ファイル 50 予約端末 60 受付端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、予約情報領域と、搭乗情報
    領域とを備える記録部と、 前記記録部の情報に基づいて、予約情報を表示した後
    に、表示画面を切り替えて、搭乗情報を表示する表示部
    とを有する予約乗物券。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の予約乗物券において、 前記記録部は、さらに所有者の属性情報領域を備えるこ
    とを特徴とする予約乗物券。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の予約乗物
    券を使用する予約乗物システムであって、 予約状況を記録する予約ファイルと、 前記予約ファイルに記録された予約状況を照合して、前
    記記録部の予約情報領域に予約情報を記録するととも
    に、前記表示部にその予約情報を目視可能に書き込む予
    約端末と、 前記記録部に記録された予約情報を読み取って、前記記
    録部の搭乗情報領域に搭乗情報を記録するとともに、前
    記表示部の表示画面を書き換えて、その搭乗情報を目視
    可能に書き込む受付端末とを有することを特徴とする予
    約乗物システム。
  4. 【請求項4】 券識別情報を備える識別部と、 前記識別部の情報に基づいて、予約情報を表示した後
    に、表示画面を切り替えて、搭乗情報を表示する表示部
    とを有する予約乗物券。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の予約乗物券を使用する
    予約乗物システムであって、 少なくとも、前記識別部の券識別情報ごとに、予約情報
    領域と、搭乗情報領域とを備え、予約状況を記録する予
    約ファイルと、 前記予約ファイルに記録された予約状況を照合して、前
    記券識別情報に対応する予約情報領域に予約情報を記録
    するとともに、前記予約乗物券の表示部にその予約情報
    を目視可能に書き込む予約端末と、 前記識別部を読み取って、前記券識別情報に対応する予
    約情報領域の予約情報を照合して、前記券識別情報に対
    応する搭乗情報領域に搭乗情報を記録するとともに、前
    記予約乗物券の表示部の表示画面を書き換えて、その搭
    乗情報を目視可能に書き込む受付端末とを有することを
    特徴とする予約乗物システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の予約乗物券を使用する
    予約乗物システムであって、 前記予約ファイルは、さらに予約乗物券所有者の属性情
    報領域を備えることを特徴とする予約乗物システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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