JPH11301066A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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Publication number
JPH11301066A
JPH11301066A JP10601298A JP10601298A JPH11301066A JP H11301066 A JPH11301066 A JP H11301066A JP 10601298 A JP10601298 A JP 10601298A JP 10601298 A JP10601298 A JP 10601298A JP H11301066 A JPH11301066 A JP H11301066A
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JP
Japan
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stacker
dedicated
printing
information
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP10601298A
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English (en)
Inventor
Keiichi Fukazawa
啓一 深沢
Kazunori Fukushima
和憲 福島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH11301066A publication Critical patent/JPH11301066A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタのスタッカに積載される出力用紙の
中にはユーザーの機密文書も含まれる場合がある。この
ユーザーの機密文書を専用スタックに納め他人が見るこ
とも、取り出すこともできないようにする。 【解決手段】 印画情報を受けてこれを被記録媒体6に
可視化し出力する印画部105と、被記録媒体6を収納
する複数のスタッカ9、12A、12B、12Cと、上
記印画情報と共に送られる専用IDナンバーに関する情
報に基づいてスタッカを選択するスタッカ選択部110
と、このスタッカ選択部110の信号により駆動されて
被記録媒体6を選択されたスタッカに分配する分配装置
11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプリンタ装置、特
に画像(文字、絵等を含む)情報を紙、フィルム等に可
視化する印画機能を有する被記録媒体分配手段を備えた
プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば、特開昭61−1127
4号公報に示された画像形成装置80を示す断面図であ
る。図において、83はプラテンローラ、84はサーマ
ルヘッド、85は熱転写リボン、86は用紙、87は第
1の案内路、88は第2の案内路、89は第3の振分ゲ
ート、90は排紙トレイ、91は第1のガイド部材、9
2は第2のガイド部材である。
【0003】従来の画像形成装置は上記の様に構成さ
れ、例えば画像形成途中、往復動される用紙が搬送され
る案内路によっては目視が出来たり出来なかったりする
が、画像形成済みの用紙は排紙トレイ上に積載される構
成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画
像形成装置では、画像形成途中に転写する過程を目視不
能にしたとしても、画像形成後の用紙は排紙トレイ上に
積載されるので、誰の目にも曝されることになり、重要
な機密情報の機密保持ができない。また、印刷内容の保
護のために排紙装置から排紙される被印刷用紙を傍で待
ち回収するとしても、印刷枚数の多い場合やプリントス
ピードの遅い装置など印刷に時間を要する場合には、過
大な待ち時間を強いられる問題があった。従って、印刷
内容の完全な機密を保持するためには、各自が専用のプ
リンタ装置を持ったり、専用の部屋にプリンタ装置を設
置したりしなければならないという問題があった。
【0005】この発明は、かかる問題を解決するために
なされたもので、排紙装置からの被印刷用紙を分配装置
により機密度に応じて振り分けできるようにし、一般の
人が特定のスタッカの被印刷用紙を判読あるいは取り出
しできないようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
装置は、印画情報を受けてこれを被記録媒体に可視化し
出力する印画部と、上記被記録媒体を収納する複数のス
タッカと、上記印画情報と共に送られる専用IDナンバ
ーに関する情報に基づいてスタッカを選択するスタッカ
選択部と、このスタッカ選択部の信号により駆動されて
上記被記録媒体を選択されたスタッカに分配する分配手
段とを備えている。
【0007】また、上記構成において、スタッカには、
予め専用IDナンバーが設定されているものである。
【0008】また、スタッカ選択部は、空きスタッカの
情報を得て、印画情報と共に送られる専用IDナンバー
を空きスタッカに設定し、このスタッカを選択する信号
を出力するようにしたものである。
【0009】また、スタッカ選択部は、既に使用されて
いるスタッカに設定されている専用IDナンバーと、後
の印画情報と共に送られてくる専用IDナンバーとを照
合し、両者が同一のときは、空きスタッカへの専用ID
ナンバー設定を行わず、既に使用されている上記スタッ
カを選択する信号を出力するようにしたものである。
【0010】また、スタッカは、被記録媒体取り出し口
の扉にロック機構を備え、そのスタッカに設定された専
用IDナンバーと照合できる信号情報によりロック解除
が行われるようにしたものである。
【0011】また、ロック機構は、ロック解除信号を記
憶したICカードにより行われるようにしたものであ
る。
【0012】また、ロック機構は、ロック解除信号を入
力するテンキー入力装置により行われるようにしたもの
である。
【0013】また、ロック機構を有するスタッカの他
に、ロック機構を有しないスタッカを備えたものであ
る。
【0014】また、被記録媒体がスタッカに収容されて
いる時間を計測するタイマ部と、このタイマ部での計測
時間が所定時間を超えたとき、上記被記録媒体そのもの
を破棄するかまたは被記録媒体に記録された情報を消去
する手段を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す概念図で、図において、1A、1
B、1Cは専用IDナンバーを有するユーザーで、それ
ぞれ4ビットの専用IDナンバー#1001、#101
0、#1011を有している。1Dは専用IDナンバー
を有しない一般ユーザーである。3はユーザー1A乃至
1CのいずれかのIDナンバーが記憶されたICカー
ド、4は通信網(LAN)5に接続可能な端末装置であ
る。10は出力側に一般ユーザー用の一般スタッカ9
と、それぞれアドレス#A、#B、#Cを有する複数
(図では3個)の専用スタッカ12a、12b、12c
を備えたプリント部、6は、例えば専用スタッカ12a
に排紙された用紙である。上記スタッカ12a、12
b、12cには予めユーザ1A、1B、1Cに対応する
専用IDナンバー#1001、#1010、#1011
が設定されている。
【0016】プリント部10は、端末装置4からの情報
(信号)を入力する入力部104と、入力部104への
入力信号から画像データを得て画像を用紙6に印画する
印画部105と、入力部104への入力信号から専用I
Dナンバー情報を得て排紙の分配装置11を駆動し、用
紙6の分配先を決定するスタッカ選択部110と、IC
カード3が挿入されICカードを読取るICカード挿入
口101と、スタッカ12a、12b、12cのIDナ
ンバーが設定されたテーブル(図示しない記憶メモリ)
を有し、ICカード3がICカード挿入口101に挿入
されたときにそのIDナンバーを判別し、対応するスタ
ッカ12のロック機構のロックを解除するロック解除部
102と、上記テーブルにIDを登録/変更する設定変
更部103とを有している。
【0017】図2は図1のスタッカ12aの詳細を示す
斜視図であり、13aはスタッカ12aに分配された用
紙6の取出し口の開閉扉、14aは開閉扉13aのロッ
ク機構である。ロック機構14aは図1のロック解除部
102によりロック解除が行われるとき、扉13aの開
閉を可能とする。なお、専用スタッカ12b、12cも
上記12aと同様に構成されているものとする。
【0018】次に動作を図1乃至図4を用いて[印画]
と[用紙取り出し]に分けて説明する。なお、図3は端
末装置4から入力部104に与えられる指令信号のフレ
ーム構成を、図4はIDナンバーとスタッカのアドレス
対応を示す図である。 [印画]ユーザー1Aが端末装置4を通じてプリント部
10に印画指令を発する例について説明する。ユーザー
1Aは、端末装置4を操作し、例えば端末装置4で作成
した文書データの印画指令を発する際に、この文書が専
用スタッカへ出力したい文書か、一般スタッカへ出力し
たい文書かを、端末装置4の画面上(図示しない)で選
択する。専用スタッカへ出力したい文書のとき、図3
(a)の印画データ33とこの印画データ33に続いて
専用IDナンバー(#1001)に関するデータ34と
が1つのフレーム32としてプリント部10の入力部1
04に送られる。
【0019】一方、一般スタッカ9へ出力したい文書の
ときは、図3(b)の印画データ33のみで構成された
1つのフレーム32、または、図3(c)の専用IDナ
ンバーに関するデータ35が実質的にないNULLデー
タ、即ち一般ユーザー1Dデータと同等のデータ形式
で、例えば、NULLデータ35として4ビットのデー
タ“0000”が印画データ33に続いて構成された1
つのフレーム32が、プリント部10に送られる。図3
(b)、(c)のいずれのフレーム形式を採るかは、後
述するプリント部10のソフトウェア構成によるが、こ
の実施の形態1では、以下、後者である図3(c)のフ
レーム構成の場合について説明する。
【0020】プリント部10の入力部104は、端末装
置4から印画指令、即ちフレーム32を受信し、印画デ
ータ33を印画部105へ出力し、IDデータ34また
はNULLデータ35(この実施の形態ではいずれも4
ビットデータ)をスタッカ選択部110へ出力する。印
画部105では、通常と同様に、印画データ33に基づ
いて用紙6に所望の画像を印画する。一方、スタッカ選
択部110は、入力された4ビットデータ(IDデータ
34またはNULLデータ35)に基づいて用紙6を出
力するスタッカを選択する。即ち、図4に示すテーブル
図に従って、スタッカのアドレスを選択する。実施の形
態1の場合、スタッカ12a(アドレス#A)を選択す
る。その後、分配装置11は、スタッカ選択部110の
スタッカ選択信号に応じてスタッカ12aが選択される
ように駆動され、用紙6はスタッカ12aに搬送され、
収納される。
【0021】なお、他のユーザー1Bまたは1Cも、専
用スタッカへの収容を選択したときは、上述と同様にし
て、端末装置4より専用スタッカ12bまたは専用スタ
ッカ12cに用紙6を収納出力させることが可能であ
る。また、ユーザー1A、1B、1Cが専用スタッカを
指定しないとき、および一般ユーザー1Dが印画指令を
出すときには、印画指令をした後、用紙6は一般スタッ
カ9に排出されることになる。
【0022】[用紙取出し]次に専用スタッカ12aに
収納された用紙6の取り出しについて述べる。ユーザー
1Aは、ユーザー1AのICカード3をプリント部10
のICカード挿入口101に挿入する。このとき、ロッ
ク解除部102は、ICカード3の内容を解読し、スタ
ッカ12aのロック機構14aに解除信号を出力し、指
定された専用スタッカ12aのロック機構14aを解除
するので、スタッカの開閉扉13aを開くことができ
る。ここで、ICカード3には、予め印画指令時に入力
した専用IDナンバーと照合できる信号情報が記憶され
ている。専用スタッカ12aの中に収納されている印画
された用紙6をユーザ1Aが取り出した後、スタッカの
開閉扉13aを閉じてICカード3を抜くと、再びロッ
ク機構14aが作動しユーザ1Aはスタッカの開閉扉1
3aを開くことができなくなる。スタッカの開閉扉13
aを開くためには、ICカード3を再度挿入することが
必要となる。
【0023】ところで、上記説明では、この発明をコン
ピュータのプリンタ装置について述べてきたが、FA
X、プロッタ等のように出力用紙を使用するプリンタ装
置にも利用できることは言うまでもない。また、上記説
明では、インタロック解除にICカードを用いたが、暗
証番号をテンキー入力しても同様の効果が得られる。こ
れらのことは、以下の実施の形態においても同様であ
る。
【0024】実施の形態2.実施の形態1では、各スタ
ッカに予め専用IDナンバーを登録している場合につい
て説明したが、専用IDナンバーを有する多数のユーザ
ーに対応できることが望ましい。実施の形態2では、必
ずしも各ユーザーが同時期に専用スタッカを必要として
いない点に着眼し、専用スタッカの数を実施の形態1と
同様にして、専用IDナンバーを有するユーザー数を4
人以上の場合でも対応できるようにしたものについて説
明する。
【0025】図5はこの発明の実施の形態2を示す概念
図である。図において、106はスタッカ選択部111
から受信した選択信号に応じて、ロック解除部102の
図示しない記憶メモリにおけるスタッカのアドレス変更
またはアドレス設定をする設定変更部である。107は
必要に応じてLAN5を介して端末装置4に情報を出力
する出力部である。スタッカ選択部111は、入力部1
04から入力された4ビットのIDデータ34を受け
て、専用スタッカの空情報(専用スタッカに用紙が入っ
ているかいないかの情報)を得るための図示しない専用
スタッカ空メモリにアクセスし、用紙6の入っていない
スタッカアドレス、例えば#Bのスタッカ12bを選択
する。また、全てのスタッカに用紙6が入っている場合
には、出力部107を介して端末装置4に“専用スタッ
カが一杯です”というメッセージを出力する機能を有す
る。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、相
当する部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0026】次に動作を説明する。専用スタッカ12a
に用紙6が入っており、専用スタッカ12b、12cが
空である場合、ユーザー1Aが専用スタッカへ出力した
い文書の印画指令を出力したときの例について説明す
る。ユーザー1Aが印画指令を発すると、図3(a)に
示すフレーム32がプリント部10の入力部104に出
力される。プリント部10の入力部104は、このフレ
ーム32を受信し、印画データ33を印画部105へ出
力し、IDデータ34をスタッカ選択部111へ出力す
る。スタッカ選択部111は、入力部104から入力さ
れた4ビットのIDデータ34(#1001)を受け、
専用スタッカ12の空情報を得るための図示しない専用
スタッカ空メモリにアクセスする。そして、用紙6の入
っていない例えばアドレス#Bのスタッカ12bを選択
する。一方、全てのスタッカに用紙が入っている場合に
は、出力部107を介して端末装置4に“専用スタッカ
が一杯です”というメッセージを出力する。
【0027】ついで、スタッカ選択部111は、選択し
たスタッカアドレス#Bとそれに対応するユーザー1A
のユーザーID#1001に関する情報を設定変更部1
06に出力する。設定変更部106は、この情報をロッ
ク解除部102の図示しない記憶メモリに記憶させる。
印画部105では、通常と同様に、印画データ33に基
づいて用紙6に所望の画像を印画する。その後、分配装
置11は、スタッカ選択部111のスタッカ選択信号に
応じて、スタッカ12bが選択されるように駆動され、
用紙6はスタッカ12bに搬送され、収納される。
【0028】次に、専用スタッカ12bに収納された用
紙6の取り出しについて述べる。ユーザー1Aは、IC
カード3をICカード挿入口101に挿入する。このと
き、ロック解除部102はICカード3の内容を解読
し、図示しない記憶メモリの記憶内容(この場合、スタ
ッカアドレス#BはユーザーIDナンバー#1001に
対応する)を参照し、スタッカ12bのロック機構に解
除信号を出力する。プリント部10は、指定された専用
スタッカ12bのロック機構を解除し、さらにスタッカ
の用紙取り出し口の扉を開く。従って、専用IDカード
3を挿入した人のみが専用スタッカ12bに収納された
用紙6を取出すことができる。
【0029】なお、上述の実施の形態2では、スタッカ
選択部111は、入力部104から入力された4ビット
データが有ったとき、用紙6が収容されていない空の専
用スタッカを検出し、その空の専用スタッカを選択する
ように構成したが、同一のユーザが連続して専用スタッ
カに入れたい文書を印画したいとき、複数の専用スタッ
カを一人のユーザーが占有することとなり、非効率的で
ある。この点を解消するため、スタッカ選択部111
が、入力部104から入力された4ビットデータが有っ
たとき、ロック解除部102の記憶メモリを参照し、現
在、用紙6が入っている専用スタッカのスタッカアドレ
スに対応するユーザーIDと、今回の印画指令に対応す
るユーザーIDとを照合し、同一ユーザーであると認識
されたときには、上述の既に用紙6が入っている専用ス
タッカを選択する構成とすれば、より効率的となる。
【0030】また、上述の実施の形態2で、実施の形態
1の最後の段落で述べたように、ICカード3およびI
Cカード挿入口101に代えて、プリント部10にテン
キーを設け、テンキー入力によって専用スタッカ12の
ロック解除を行わせるようにしても同様の効果を得るこ
とが可能である。さらに、この場合に、テンキーから入
力する専用IDナンバーは、予め決めておいてもよい
し、スタッカ選択部111がスタッカを選択する毎に、
例えば乱数により設定し、端末装置4の画面に表示させ
る等によりユーザーに伝えると同時に、この設定された
専用IDナンバーを設定変更部106に登録するように
構成してもよい。後者の場合には、専用IDナンバーを
ユーザーが覚えておく必要がないので、専用IDナンバ
ーを忘れることによるトラブルを回避できる。
【0031】実施の形態3.上述の実施の形態1および
実施の形態2ではスタッカとプリント部10が一体のも
のについて説明したが、図6に示すようにプリント部1
7と分配装置付スタッカ部18が別体構成であってもよ
い。図6において、17はプリント部、18は分配装置
付スタッカ部、19は信号線である。その他の構成およ
び動作は実施の形態1および2と同様であるのでその説
明を省略する。このように構成すれば、プリント部、着
脱可能なオプションの分配装置付スタッカ(専用カセッ
ト)とすることが可能である。
【0032】実施の形態4.上述の実施の形態1乃至実
施の形態3では、ユーザー情報に基づいて用紙6を対応
する専用スタッカに分配し、ロック機構を解除して用紙
6を取り出すものについて説明した。本実施の形態4の
プリンタ装置では、さらに、用紙6の取り忘れ等による
機密情報の漏洩を防止できる。
【0033】図7、図8、図9はそれぞれこの発明の実
施の形態4に係る自動シュレッダ付プリンタ装置の概念
図、要部拡大斜視図、および要部断面図である。図にお
いて、17Aは用紙6が収納される用紙カセット、17
Bはカセットユニット、50は用紙6を細かく裁断する
シュレッダ、60は縦形のスタッカ本体である。61は
一般ユーザ用の一般スタッカ、62a、62b、62
c、62dは専用ユーザ用の専用スタッカであり、それ
ぞれ、上述した実施の形態の一般スタッカ9および専用
スタッカ12と同様の機能を有している。なお、図示し
ていないが、ロック機構およびICカード挿入口も備え
ている。64はガイドシャフト、66はステップモー
タ、67は駆動ベルト、68は従動軸、69はスタッカ
本体60と駆動ベルトを固設する固定部、70は用紙6
をシュレッダ50側へ排紙するときに開くストッパ、7
2は開口レバー、73は用紙6を1枚ずつ分離する分離
ローラ、74は排紙口である。その他の構成は上述の実
施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0034】次に動作を説明する。専用スタッカ62a
に用紙6が入っており、専用スタッカ62b、62c、
62dは空とし、ユーザー1Aが専用スタッカへ出力し
たい文書の印画指令を出力したときの例について説明す
る。ユーザー1Aが印画指令を発すると、図3(a)に
示すフレーム32がプリント部17に出力される。プリ
ント部17は、このフレーム32を受信し、印画データ
33に応じて印画し、用紙6を排紙口17Cから排紙す
る。同時に、プリント部17は信号線19を介してフレ
ーム32のIDデータ34をスタッカ本体60へ出力す
る。スタッカ選択部は、入力された4ビットのIDデー
タ34#1001を受け、専用スタッカの空情報を得る
ための図示しない専用スタッカ空メモリにアクセスす
る。そして、用紙6の入っていないスタッカアドレス、
例えば#Bのスタッカ62bを選択する。
【0035】その後、スタッカ本体60は、スタッカ選
択信号に応じて、スタッカ62Bが選択されるように駆
動される。すなわち、上記スタッカ選択信号に応じてス
テッピングモータ66が駆動され、プリント部17の排
紙口17Cが専用スタッカ62Bに相対する位置関係と
なるようにスタッカ本体60を駆動ベルト67の動きに
よりガイドシャフト64に沿って水平方向にスライドさ
せる。その後、スタッカ本体60は、専用スタッカ62
Bの上方に設けられた図示しないロック機構を開放す
る。ついで、プリント部17の排紙口17Cから用紙6
がスタッカ62bに搬送され、収納される。用紙6が収
納された後、ロック機構をロックする。ユーザー1A
は、上述の実施の形態と同様にして、ロック機構を解除
し、用紙6を取出すことができる。
【0036】何らかの事情、例えば、単なる用紙6の取
り忘れや用紙6が不要になった等の事情により、所定時
間以上用紙6が専用スタッカに収容されているときに
は、これを、図示しないセンサー付きタイマー部により
検出する。検出後、ストッパー70が開放され、開口レ
バー72が開き、用紙6は分離ローラ73により分離さ
れ1枚づつ排紙口74からシュレッダ50へ排出され細
かく裁断される。従って、ネットワーク環境下で使用さ
れるプリンタ装置の場合、機密書類、社外秘等の文書の
漏洩を防止することが可能である。また、分離ローラ7
3により1枚送りができるので、用紙6のジャムおよび
斜行を防止することができる。
【0037】なお、上述の説明では、用紙6の破棄用と
してシュレッダ50を用いる場合について説明したが、
用紙6そのものを破棄する代わりに文書情報を消去でき
る手段を用いてもよく、例えば、シュレッダ50に代え
て用紙6のトナーを消去するトナー消去装置であっても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ユーザ
ーの端末装置より印画指令と専用IDナンバーを入力す
ることで専用スタッカを占有できるものであるため、ユ
ーザーの印画文書を他人に見られることなく専用スタッ
カに出力でき、他ユーザーから機密事項を守れる。
【0039】また、専用スタッカの空き情報により、空
いているスタッカを専用スタッカとして設定し占有でき
るので、一つのスタッカを専用スタッカとして複数のユ
ーザーで共用でき、しかも機密が保持できる。
【0040】また、使用中のスタッカの専用IDナンバ
ーと同一の専用IDナンバーを持つユーザーはそのスタ
ッカを重ねて利用できるようにすることによりスタッカ
の利用効率を高めることができる。
【0041】また、一般スタッカを備え、一般ユーザは
一般スタッカを利用できるのでプリンタ装置を専用ユー
ザーに独占されることがない。
【0042】また、出力した印画物を専用スタッカから
回収するためには、専用スタッカのロックを解除する照
合信号をICカード、テンキーなどで入力すればよく、
取り出した後は専用スタッカの扉に再びロックが掛かる
ので取扱いが容易である。
【0043】また、専用スタッカに長時間放置されてい
る用紙はシュレッダやトナー消去装置により処理される
ため、一層の機密保持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るプリンタ装置
を示す概念図である。
【図2】 この発明に係る専用スタッカの構造を示す斜
視図である。
【図3】 この発明に係る指令信号のフレーム構成図で
ある。
【図4】 この発明に係るアドレス対応を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るプリンタ装置
を示す概念図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るプリンタ装置
を示す概念図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るプリンタ装置
を示す概念図である。
【図8】 図7の要部を示す拡大斜視図である。
【図9】 図8のスタッカの要部を示す断面図である。
【図10】 従来のプリンタ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D ユーザー、3 ICカード、
4 端末装置、5 通信網(LAN)、6 用紙、9
一般スタッカ、10 プリント部、11 分配装置、1
2、12a、12b、12c 専用スタッカ、13a
開閉扉、14a ロック機構、17 プリント部、17
A 用紙カセット、17B カセットユニット、17C
排紙口、18 分配装置付スタッカ部、50 シュレ
ッダ、60 スタッカ本体、61 一般スタッカ、62
A、62B、62C、62D 専用スタッカ、64 ガ
イドシャフト、66 ステップモータ、67 駆動ベル
ト、68 従動軸、69 固定部、70 ストッパ、7
2 開口レバー、73 分離ローラ、74 排紙口、1
01 ICカード挿入口、102 ロック解除部、10
3 設定変更部、104 入力部、105 印画部、1
06 設定変更部、107 出力部、110 スタッカ
選択部、111 スタッカ選択部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画情報を受けてこれを被記録媒体に可
    視化し出力する印画部と、上記被記録媒体を収納する複
    数のスタッカと、上記印画情報と共に送られる専用ID
    ナンバーに関する情報に基づいてスタッカを選択するス
    タッカ選択部と、このスタッカ選択部の信号により駆動
    され、上記被記録媒体を選択されたスタッカに分配する
    分配手段とを備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 スタッカには、予め専用IDナンバーが
    設定されていることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ装置。
  3. 【請求項3】 スタッカ選択部は、空きスタッカの情報
    を得て、印画情報と共に送られる専用IDナンバーを空
    きスタッカに設定し、このスタッカを選択する信号を出
    力するようにしたことを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタ装置。
  4. 【請求項4】 スタッカ選択部は、既に使用されている
    スタッカに設定されている専用IDナンバーと、後の印
    画情報と共に送られてくる専用IDナンバーとを照合
    し、両者が同一のときは、空きスタッカへの専用IDナ
    ンバー設定を行わず、既に使用されている上記スタッカ
    を選択する信号を出力するようにしたことを特徴とする
    請求項3記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 スタッカは、記録媒体取り出し口の扉に
    ロック機構を備え、そのスタッカに設定された専用ID
    ナンバーと照合できる信号情報によりロック解除が行わ
    れるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか一項記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 ロック機構は、ロック解除信号を記憶し
    たICカードにより行われることを特徴とする請求項5
    記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 ロック機構は、ロック解除信号を入力す
    るテンキー入力装置により行われることを特徴とする請
    求項5記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 ロック機構を有するスタッカの他に、ロ
    ック機構を有しないスタッカを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載のプリンタ装
    置。
  9. 【請求項9】 被記録媒体がスタッカに収容されている
    時間を計測するタイマ部と、このタイマ部での計測時間
    が所定時間を超えたとき、上記被記録媒体を破棄するか
    または被記録媒体に記録された情報を消去する手段を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    一項記載のプリンタ装置。
JP10601298A 1998-04-16 1998-04-16 プリンタ装置 Pending JPH11301066A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087373A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成装置の印刷方法
JP2010264635A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP2011197900A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Laurel Bank Machines Co Ltd 帳票発行システム

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